JPH1145130A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JPH1145130A
JPH1145130A JP9215806A JP21580697A JPH1145130A JP H1145130 A JPH1145130 A JP H1145130A JP 9215806 A JP9215806 A JP 9215806A JP 21580697 A JP21580697 A JP 21580697A JP H1145130 A JPH1145130 A JP H1145130A
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bias voltage
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Abstract

(57)【要約】 [課題] パワーダウンモード中に電力消費を抑えなが
らケーブル接続状態を直ちに検出できるようにし、プラ
グ・アンド・プレイ機能を保証する。 [解決手段] このシステムにおいて、少なくとも一方
のノードたとえばノードAには、パワーダウンモード中
にケーブル接続状態モニタ用またはウェイクアップ用の
バイアス電圧VWUを発生するウェイクアップ・バッファ
24が設けられている。このウェイクアップ・バッファ
24はたとえばP型MOSトランジスタからなり、その
出力端子(ドレイン端子)はオープンドレイン接続方式
でプリント配線を介してポートTPAの片側の信号線た
とえばTPA+ に接続されている。両ノードA,B間に
ケーブル10が接続され、かつノードAのウェイクアッ
プ・バッファ24がオン状態になっていると、その出力
端子よりバイアス電圧VWUがケーブル10の信号線対
[L0+,L0-]を介して相手ノードBのポートTPBへ
伝達され、ノードBのケーブル接続状態検出用のコンパ
レータ22がバイアス電圧VWUを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの装置間で一
対の信号線に所定の共通バイアス電圧を印加しながら差
動方式で両信号線を駆動することによって信号を伝送す
るデータ通信システムに関する。
【0020】
【従来の技術】この種のデータ通信システムの例とし
て、IEEE1394と規定されたインタフェースを挙
げることができる。このIEEE1394は、マルチメ
ディア向けのパソコン用周辺装置インタフェース規格で
あり、同一のネットワーク上で100Mbps,200
Mbps,400Mbpsの3種類のデータ転送速度が
可能であり、周辺装置同士間のデータ転送も可能となっ
ている。
【0030】IEEE1394では、2組の信号線対か
らなるケーブル上でシリアルバスを構築し、DS−Li
nk符号化方式によってデータを伝送する。ここで、D
S−Link符号化方式とは、図11に示すように、送
信側より一系統の信号線上でデータ信号を送ると同時に
もう一つの系統の信号線上でストローブ信号を送り、受
信側で両信号の排他的論理和をとって同期用のクロック
信号を再生する方式である。この方式は、スタートビッ
トやストップビットを用いる一般のシリアル転送フォー
マットと比べて伝送効率が高いうえ、スキュー・マージ
ンが大きいためクロック周波数またはデータ転送速度を
向上できるという利点がある。
【0040】図12に、IEEE1394規格に基づく
従来のデータ通信システムにおけるケーブル周りの要部
の構成を示す。IEEE1394インタフェースを有す
る2つの装置またはノードA,B間には、ケーブル10
の2組の信号線対[L0+,L0-]、[L1+,L1-]がコ
ネクタ12,14を介して着脱可能に接続される。
【0050】各々のノードA,Bには2組のポートTP
A,TPBが備えられ、襷掛け式で自ノードのポートT
PAが相手ノードのポートTPBに電気的に接続され、
自ノードのポートTPBが相手ノードのポートTPAに
電気的に接続される。
【0060】より詳細には、第1の信号線対L0+,L0-
を介してノードAのポートTPAのドライバ16aから
ノードBのポートTPBのレシーバ18bへストローブ
信号が伝送されるとともに、第2の信号線対L1+,L1-
を介してノードAのポートTPBのドライバ(図示せ
ず)からノードBのポートTPAのレシーバ(図示せ
ず)へデータ信号が伝送されるようになっている。
【0070】一方、第2の信号線対L1+,L1-を介して
ノードBのポートTPAのドライバ(図示せず)からノ
ードAのポートTPBのレシーバ(図示せず)へストロ
ーブ信号が伝送されるとともに、第1の信号線対L0+,
L0-を介してノードBのポートTPBのドライバ(図示
せず)からノードAのポートTPAのレシーバ(図示せ
ず)へデータ信号が伝送されるようになっている。
【0080】各ノードA,BのポートTPAでは、アク
ティブな動作状態の下で増幅器20よりDS−Link
符号化方式の差動駆動法に基づく一定電圧値(たとえば
1.8V)を有するコモンモード電圧TPBIASを抵抗R0
,R1 を介してノード内信号線TPA+ ,TPA- に
印加する。ドライバ16aより出力される振幅値がたと
えば200mVの差動信号はこのコモンモード電圧TPBI
ASに重畳してケーブル10の信号線対[L0+,L0-]上
を伝送され、相手ノードのポートTPBで終端抵抗[R
2 ,R3 ,R4 ]を介してレシーバ18bに受信され
る。
【0090】一方、各ノードA,BのポートTPBで
は、コンパレータ22が抵抗R5 ,R6 を介してライン
TPB+ ,TPB- に接続されている。両ノードA,B
間にケーブル10が接続されているときは、ノードAか
らのコモンモード電圧TPBIASがケーブル10の信号線対
[L0+,L0-]を介してノードBのポートTPBに伝達
されることにより、コンパレータ22には比較基準電圧
VS よりも高い入力電圧VCNA が入力され、所定の論理
値たとえば論理値Lのコンパレータ出力CNAが得られ
る。
【0100】このように、各ノードA,Bは、コンパレ
ータ22で相手ノードからのコモンモード電圧TPBIASの
有無を検出することにより、ケーブル10が接続されて
いるか否か、および相手ノードがアクティブな動作状態
にあるか否かを判別するようにしている。
【0110】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IEEE1
394インタフェースを組み込む装置の中でも、ディジ
タルカメラのようなバッテリ駆動型のアプリケーション
では、通常、消費電力を抑えるために、データ転送を行
わない間はこの規格のインタフェース回路(デバイス)
をパワーダウンモードに設定している。パワーダウンモ
ードの期間中、デバイス内ではケーブル接続状態検出用
のコンパレータ22を除いてほとんどの回路(特にコモ
ンモード電圧発生用の増幅器20)がシャットダウン状
態に置かれる。
【0120】したがって、ユーザがデータ転送のために
ケーブル10を接続した時に、両ノードA,Bの双方が
パワーダウンモードになっている場合には、どちらから
もケーブル10にコモンモード電圧TPBIASが供給されな
いため、どちらもコモンモード電圧TPBIASを検出するこ
とができず、自動的にアクティブモードに切り替わるこ
とができない。つまり、周辺装置をケーブルでつなぐと
直ちに使える状態にするプラグ・アンド・プレイ機能が
保証できない。
【0130】この問題を回避するために、パワーダウン
モード中も増幅器20を動作させてコモンモード電圧TP
BIASを出力させるようにすると、この増幅器20内で多
くの電力が消費され、ケーブル未接続時の消費電力が増
加してしまう。コモンモード電圧TPBIASは、差動駆動式
のデータ転送を実現するためのバイアス電圧である。こ
のような差動駆動式データ転送用のバイアス電圧を発生
するための増幅器20は、不可避的に相当の電力を消費
する回路構成を有している。
【0140】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、パワーダウンモード中に電力消費を抑えながら
ケーブル接続状態を直ちに検出できるようにしたデータ
通信システムを提供することを目的とする。
【0150】また、本発明は、マルチメディア・システ
ムにおいて効率的かつ確実なプラグ・アンド・プレイ機
能を保証できるようにしたデータ通信システムを提供す
ることを目的とする。
【0160】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1に記載のデータ通信システ
ムは、第1および第2の装置間で少なくとも一対の信号
線が着脱可能に接続され、各々の前記装置は前記一対の
信号線を差動式で駆動することによって信号を相手側の
前記装置に送信し、前記第1の装置には、アクティブモ
ード中に前記一対の信号線に共通に印加するための前記
差動式駆動法に応じた第1のバイアス電圧を発生し、か
つパワーダウンモード中は前記第1のバイアス電圧の発
生を止める第1のバイアス発生手段と、パワーダウンモ
ード中に前記一対の信号線の片方に印加するための前記
差動式駆動法に依存しない第2のバイアス電圧を発生
し、かつアクティブモード中に前記第2のバイアス電圧
の発生を止める第2のバイアス発生手段とが設けられ、
前記第2の装置には、前記信号線上に前記第1または第
2のバイアス電圧が印加されているか否かを検出するた
めのバイアス検出手段が設けられている構成とした。
【0170】また、請求項2に記載のデータ通信システ
ムは、請求項1に記載のシステムにおいて、前記第1お
よび第2の装置間で第1および第2の信号線対が着脱可
能に接続され、前記第1の信号線対について前記第1の
装置に前記第1および第2のバイアス発生手段が設けら
れるとともに前記第2の装置に前記バイアス検出手段が
設けられ、前記第2の信号線対について前記第2の装置
に前記第1のバイアス発生手段が設けられるとともに前
記第1の装置に前記バイアス検出手段が設けられている
構成とした。
【0180】また、請求項3に記載のシステム起動方法
は、請求項2に記載のデータ通信システムにおけるシス
テム起動方法において、前記第1および第2の装置が共
にパワーダウンモード中で、かつ両装置間に前記第1お
よび第2の信号線対が接続されていない時に前記第1の
装置側で前記第2のバイアス発生手段より前記第2のバ
イアス電圧の発生を開始する第1のステップと、前記第
1のステップの後に前記第1および第2の装置間に前記
第1および第2の信号線対が接続される第2のステップ
と、前記第2のステップの後に前記第2の装置で前記バ
イアス検出手段により前記第1の対の信号線を介して前
記第2のバイアス電圧を検出する第3のステップと、前
記第3のステップの直後に前記第2の装置側がアクティ
ブモードになって前記第1のパイアス発生手段より前記
第2の信号線対に対して前記第1のバイアス電圧の発生
を開始する第4のステップと、前記第4のステップの直
後に前記第1の装置側で前記バイアス検出手段により前
記第2の信号線対を介して前記第1のバイアス電圧を検
出する第5のステップと、前記第5のステップの直後に
前記第1の装置側がアクティブモードになる第6のステ
ップと、前記第6のステップの直後に前記第1および第
2の装置間で初期化のためのデータ通信を行う第7のス
テップとを有する方法とした。
【0190】また、請求項4に記載のシステム起動方法
は、請求項2に記載のデータ通信システムにおけるシス
テム起動方法において、前記第1および第2の装置が共
にパワーダウンモード中で、かつ両装置間に前記第1お
よび第2の信号線が接続されている時に前記第1の装置
側で前記第2のバイアス発生手段より前記第2のバイア
ス電圧の発生を開始する第1のステップと、前記第1の
ステップの後に前記第2の装置で前記バイアス検出手段
により前記第1の信号線対を介して前記第2のバイアス
電圧を検出する第2のステップと、前記第2のステップ
の直後に前記第2の装置側がアクティブモードになって
前記第1のバイアス発生手段より前記第2の信号線対に
対して前記第1のバイアス電圧の発生を開始する第3の
ステップと、前記第3のステップの直後に前記第1の装
置側で前記バイアス検出手段により前記第2の信号線対
を介して前記第1のバイアス電圧を検出する第4のステ
ップと、前記第4のステップの直後に前記第1の装置側
がアクティブモードになる第5のステップと、前記第5
のステップの直後に前記第1および第2の装置間で初期
化のためのデータ通信を行う第6のステップとを有する
方法とした。
【0200】また、請求項5に記載のデータ通信システ
ムは、請求項1に記載のシステムにおいて、前記第1お
よび第2の装置間で第1および第2の信号線対が着脱可
能に接続され、前記第1の信号線対について前記第1の
装置に前記第1および第2のバイアス発生手段が設けら
れるとともに前記第2の装置に前記バイアス検出手段が
設けられ、前記第2の信号線対について前記第2の装置
に前記第1および第2のバイアス発生手段が設けられる
とともに前記第1の装置に前記バイアス検出手段が設け
られる構成とした。
【0210】また、請求項6に記載のシステム起動方法
は、請求項5に記載のデータ通信システムにおけるシス
テム起動方法において、前記第1および第2の装置が共
にパワーダウンモード中で、かつ両装置間に前記第1お
よび第2の信号線が接続されていない時に前記第1の装
置側で前記第2のバイアス発生手段より前記第2のバイ
アス電圧の発生を開始する第1のステップと、前記第1
のステップの後に前記第1および第2の装置間に前記第
1および第2の信号線対が接続される第2のステップ
と、前記第2のステップの後に前記第2の装置側で前記
バイアス検出手段により前記第1の信号線対を介して前
記第2のバイアス電圧を検出するとともに前記第1の装
置側で前記バイアス検出手段により前記第2の信号線対
を介して前記第2のバイアス電圧を検出する第3のステ
ップと、前記第3のステップの直後に前記第1および第
2の装置がそれぞれアクティブモードになる第4のステ
ップと、前記第4のステップの直後に前記第1および第
2の装置間で初期化のためのデータ通信を行う第5のス
テップとを有する方法とした。
【0220】また、請求項7に記載のシステム起動方法
は、請求項5に記載のデータ通信システムにおけるシス
テム起動方法において、前記第1および第2の装置が共
にパワーダウンモード中で、かつ両装置間に前記第1お
よび第2の信号線対が接続されている時に両装置側でそ
れぞれ前記第2のバイアス発生手段より前記第2のバイ
アス電圧の発生を開始する第1のステップと、前記第1
のステップの直後に前記第2の装置側で前記バイアス検
出手段により前記第1の信号線対を介して前記第2のバ
イアス電圧を検出するとともに前記第1の装置側で前記
バイアス検出手段により前記第2の信号線対を介して前
記第2のバイアス電圧を検出する第2のステップと、前
記第2のステップの直後に前記第1および第2の装置が
それぞれアクティブモードになる第3のステップと、前
記第3のステップの直後に前記第1および第2の装置間
で初期化のためのデータ通信を行う第4のステップとを
有する方法とした。
【0230】また、請求項8に記載のデータ通信システ
ムは、請求項1または5に記載のシステムにおいて、前
記第2のバイアス発生手段が、前記第2のバイアス電圧
に対応した電源電圧を供給する電源電圧端子に電気的に
接続されたソース端子と、前記片側の信号線に電気的に
接続されるドレイン端子とを有するMOSトランジスタ
と、前記MOSトランジスタのゲート端子に電気的に接
続され、パワーダウンモード中は前記MOSトランジス
タをオンにし、アクティブモード中は前記MOSトラン
ジスタをオフにする制御手段とを含む構成とした。
【0240】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
発明の実施例を説明する。
【0250】図1に、本発明の一実施例によるデータ通
信システムにおけるケーブル周りの要部の構成を示す。
この実施例のシステムは、IEEE1394規格に適合
するものであり、従来システム(図12)と共通する構
成・機能を有する部分には同一の符号を付している。
【0260】このシステムにおいて、従来システムと相
違する主要な点は、少なくとも一方のノード(装置また
は機器)たとえばノードAより、パワーダウンモード中
にケーブル接続状態モニタ用またはウェイクアップ用の
バイアス電圧VWUが出力されることである。このバイア
ス電圧VWUを発生するために、ノードAにはウェイクア
ップ・バッファ24が設けられる。
【0270】このウェイクアップ・バッファ24はたと
えばP型MOSトランジスタからなり、その出力端子
(ドレイン端子)はオープンドレイン接続方式でプリン
ト配線を介してポートTPAの片側の信号線たとえばT
PA+ に接続されている。
【0280】両ノードA,B間にケーブル10が接続さ
れ、かつノードAのウェイクアップ・バッファ24がオ
ン状態になっていると、その出力端子よりバイアス電圧
VWUがケーブル10の信号線対[L0+,L0-]を介して
相手ノードBのポートTPBへ伝達され、ノードBのケ
ーブル接続状態検出用のコンパレータ22がバイアス電
圧VWUを検出するようになっている。
【0290】図2に、ウェイクアップ・バッファ24が
オン状態になっている時の電流および電位分布を等価回
路で示す。なお、この等価回路では、ケーブル10[L
0+,L0-]の抵抗を無視している。また、パワーダウン
モード中なので、増幅器20はシャットダウン状態にあ
り、その出力(TPBIAS)はハイインピーダンスになって
いる。
【0300】ウェイクアップ・バッファ24を構成する
P型MOSトランジスタのソース端子にはたとえば3V
の電源電圧Vccが供給され、ゲート端子には制御部から
のウェイクアップ制御信号WAK- が与えられる。ウェ
イクアップ制御信号WAK-が論理値L(たとえば0.
0V)になっている時に、このP型MOSトランジスタ
24はオンになる。
【0310】一方、IEEE1394にしたがいTPBIAS
用のバイアス抵抗[R0 ,R1 ]、ケーブル終端抵抗
[R2 ,R3 ,R4 ]およびコンパレータ入力抵抗[R
5 ,R6 ]はそれぞれ規定の抵抗値を有している。すな
わち、[R0 ,R1 ]は[55Ω,55Ω]、[R2 ,
R3 ,R4 ]は[55Ω,55Ω,5kΩ]、[R5 ,
R6 ]は[7kΩ,7kΩ]に選ばれている。また、コ
ンパレータ22に与えられる比較基準電圧Vs も規格で
0.8Vに設定されている。
【0320】したがって、オン状態のトランジスタ24
の抵抗つまりオン抵抗をたとえば10kΩに選ぶと、そ
のドレイン電圧(バイアス電圧)VWUが1.005V、
ドレイン電流Iが200μAになり、相手ノードBにお
けるコンパレータ22の入力電圧VCNA は基準値Vs
(0.8V)よりも十分に高い値(約1.002V)に
なる。これによって、コモンモード電圧TPBIASが検出さ
れるときと同様に、コンパレータ22の出力CNAが論
理値Lとなり、ケーブル10が接続されているというモ
ニタ情報が得られる。
【0340】このように、パワーダウンモード中でも、
一方のノードAのウェイクアップ・バッファ24がアク
ティブ状態でポートTPAに所要のバイアス電圧VWUを
供給することにより、両ノードA,B間にケーブル10
が接続されれば、該バイアス電圧VWUがケーブル10を
介して相手ノードBのポートTPBに伝達されてケーブ
ル接続状態検出用コンパレータ22で検出される。これ
によって、ノードBはケーブル10が接続されているこ
とを認識できる。
【0350】後述するように、ノードBにウェイクアッ
プ・バッファ24が設けられていなくても、上記のよう
なノードAからのウェイクアップ用バイアス電圧VWUに
応動してノードBはアクティブな動作状態に切り替わ
り、ノードB側の増幅器20よりコモンモード電圧TPBI
ASを出力することができる。そして、このノードBから
のコモンモード電圧TPBIASがケーブル10を介してノー
ドAに伝達されることにより、ノードAも自己のコンパ
レータ22によってケーブル10が接続されていること
を認識し、アクティブ動作状態に切り替わることができ
る。すなわち、パワーダウンモード中でも、ケーブル1
0が接続されたなら、両ノードA,Bが速やかにアクテ
ィブな動作状態に切り替わるようになっており、プラグ
・アンド・プレイ機能が保証されている。
【0360】本実施例によれば、ウェイクアップ・バッ
ファ24がアクティブ状態になっている間、ケーブル1
0が接続されていない場合には、電源電圧端子Vccとグ
ランドとの間で電流パスが形成されないため、電力の消
費はない。なお、この時のウェイクアップ・バッファ2
4の出力電圧またはバイアス電圧VWUは電源電圧Vcc
(3V)にほぼ等しい電圧値になっている。
【0370】ケーブル10が接続されると、図2に示す
ように、電源電圧端子Vccとグランド間で各部に電流パ
スが形成され、各抵抗である程度の電力が消費される。
しかし、ウェイクアップ・バッファ24の出力電圧(バ
イアス電圧)VWUは、コモンモード電圧TPBIASとは異な
り、データ伝送の規格(差動駆動方式)には拘束され
ず、相手ノードBのコンパレータ22に検出可能な最低
限の電圧値で足りる。このため、単位時間当たりの電力
消費量が少ない。しかも、上記のように、ケーブル10
が接続された直後に、両ノードA,Bが自動的かつ速や
かにパワーダウンモードからアクティブモードに切り替
わるので、ウェイクアップ機能に伴う消費電力は時間的
にも非常に少ない。
【0380】また、通常のデータ転送時には、ウェイク
アップ・バッファ24がシャットダウンされるため、本
来のIEEE1394規格には何の影響も与えなくて済
む。
【0390】図3に、本実施例におけるノードA内のイ
ンタフェース部の構成を示す。このインタフェース部
は、フィジカル・レイヤ(物理層またはPHY)30、
リンク・レイヤ(リンク層またはLINK)32および
マイクロプロセッサ(CPU)34の3個のチップから
構成される。これらのチップのうち、フィジカル・レイ
ヤ30およびリンク・レイヤ32がIEEE規格のイン
タフェース回路(デバイス)である。
【0400】ウェイクアップ・バッファ24は、フィジ
カル・レイヤ30内に設けられ、CPU34よりウェイ
クアップ制御信号WAK- を受け取る。また、コモンモ
ード電圧TPBIASを発生するための増幅器20も、フィジ
カル・レイヤ30内に設けられ、CPU34よりパワー
ダウン信号PWD- を受け取る。
【0410】フィジカル・レイヤ30内には、IEEE
1394規格にしたがい、2つの差動式トランシーバ
[16a,16b]、[18a,18b]と、ケーブル
接続状態検出用コンパレータ22および制御ロジック3
6も設けられている。相手ノードBでも、IEEE13
94規格にしたがい同様のコモンモード電圧発生用増幅
器20、2つの差動式トランシーバ[16a,16
b]、[18a,18b]、ケーブル接続状態検出用コ
ンパレータ22および制御ロジック36が設けられてい
る。もちろん、ノードBも、本実施例によるウェイクア
ップ・バッファ24を有していてよい。
【0420】ノードAの両トランシーバ[16a,16
b]、[18a,18b]は、ケーブル10を介して襷
掛けでノードBの両トランシーバ[16a,16b]、
[18a,18b]と電気的に接続される。
【0430】つまり、両ノードA,B間にケーブル10
が接続されると、ノードAのポートTPAのトランシー
バ[16a,16b]は第1の信号線対[L0+,L0-]
を介してノードBのポートTPBのトランシーバ[18
a,18b]と電気的に接続され、ノードAのポートT
PBのトランシーバ[18a,18b]は第2の信号線
対[L1+,L1-]を介してノードBのポートTPAのト
ランシーバ[16a,16b]と電気的に接続される。
【0440】そして、データ通信時には、第1の信号線
対L0+,L0-を介してノードAのポートTPAのドライ
バ16aからノードBのポートTPBのレシーバ18b
へストローブ信号がシリアル伝送されるとともに、第2
の信号線対L1+,L1-を介してノードAのポートTPB
のドライバ18aからノードBのポートTPAのレシー
バ16bへデータ信号がシリアル伝送される。
【0450】一方、第2の信号線対L1+,L1-を介して
ノードBのポートTPBのドライバ18aからノードA
のポートTPAのレシーバ16bへデータ信号がシリア
ル伝送されるとともに、第1の信号線対L0+,L1-を介
してノードBのポートTPAのドライバ16aからノー
ドAのポートTPBのレシーバ18bへストローブ信号
がシリアル伝送される。
【0460】増幅器20は、CPU34からのパワーダ
ウン信号PWD- が論理値Hレベルのときにアクティブ
状態となって、差動式ライン駆動のためのコモンモード
電圧TPBIAS(1.8V)を出力する。この増幅器20か
らのコモンモード電圧TPBIASは、バイアス抵抗R0 ,R
1 を介してポートTPAの信号線TPA+ ,TPA-に
印加される。上記したように、ケーブル10が接続され
ているときは、ノードA側からのコモンモード電圧TPBI
ASはケーブル10の信号線対[L0+, L0-]を介して相
手ノードBのポートTPBに伝達され、ケーブル接続状
態検出用のコンパレータ22によって検出される。
【0470】パワーダウン信号PWD- が論理値Lレベ
ルになると、増幅器20はシャットダウン状態となり、
消費電力を発生しない。
【0480】ノードAのコンパレータ22は、相手ノー
ドBよりケーブル10の信号線対[L1+, L1-]を介し
てポートTPBに送られてきたコモンモード電圧TPBIAS
を検出する。また、相手ノードBにもウェイクアップ・
バッファ24が設けられている場合、ノードAのコンパ
レータ22は、ノードBよりケーブル10の信号線対
[L1+, L1-]を介してポートTPBに送られてきたウ
ェイクアップ用バイアス電圧VWUをも検出することにな
る。コンパレータ22の出力信号CNAはCPU34に
与えられる。
【0490】コンパレータ22は、CPU34からのパ
ワーダウン信号PWD- とは無関係に、当該ノードに電
源が入っている限り継続的に動作する。また、コンパレ
ータ22に対する比較基準電圧VS も、当該ノードに電
源が入っている限り図示しない基準電圧発生器より継続
的に与えられる。
【0500】フィジカル・レイヤ30内の制御ロジック
36は、両トランシーバ[16a,16b],[18
a,18b]におけるドライバ/レシーバの切替制御、
送信データの符号化処理、受信データの復調処理等を行
うほか、後述するバス初期化のためのロジックやバス・
アービトレーションのためのロジック等を有している。
【0510】制御ロジック36は、CPU34からのパ
ワーダウン信号PWD- が論理値Hレベルのときにアク
ティブな動作状態となり、パワーダウン信号PWD-
論理値Lレベルのときはパワーダウン状態またはシャッ
トダウン状態となる。制御ロジック36がシャットダウ
ン状態にある間は、両トランシーバ[16a,16
b],[18a,18b]もシャットダウン状態に置か
れる。
【0520】リンク・レイヤ32は、フィジカル・レイ
ヤ30とCPU34との間に介在するインタフェースで
あり、データ転送モードの制御、パケット処理、CRC
(巡回冗長検査)生成・検査処理等を行う。リンク・レ
イヤ32とフィジカル・レイヤ30の制御ロジック36
との間では、割込み信号LREQ、制御信号CTL 、2ビット
・データdata等がやりとりされる。リンク・レイヤ32
とCPU34との間では、アドレス信号ADDR、各種制御
信号(チップ選択信号CS- 、書込み/読出し制御信号
WR- 等)、割込み信号INT-および8ビット・データDA
TA等がやりとりされる。
【0530】次に、図4〜図8につき本実施例のシステ
ムにおいて両ノードA,Bがパワーダウンモードからバ
ス全体を起動させるまでのシーケンスを説明する。ま
た、図9には、比較例として、従来システムにおいて問
題となる場合を示す。なお、これらの図において、記号
*は当該遷移状態が発生したことを示す。
【0540】先ず、従来システムでは、本発明によるウ
ェイクアップ・バッファ24に相当するものがない。し
たがって、図9に示すように、両ノードA,Bがパワー
ダウンモードになっている最中に、ケーブル10が接続
されても(ステート4)、両ノードA,Bのどちらもそ
のことに気付かず、プラグ・アンド・プレイ機能が働か
ない。
【0550】これに対して、本実施例では、以下に説明
するように、両ノードA,Bがパワーダウンモード中に
あっても、ケーブル10が接続された時は、直ちに両ノ
ードがアクティブノードに切り替わり、プラグ・アンド
・プレイ機能が働くようになっている。しかも、消費電
力の増大を招くことなく実現できる。
【0560】本実施例において、図4の例は、ウェイク
アップ・バッファ24が一方のノードAにのみ設けられ
ており、他方のノードBには設けられていない場合であ
る。
【0570】図4において、初期状態では、ケーブル1
0が接続されておらず、かつ両ノードA,Bがパワーダ
ウンモードになっている(ステート1)。もっとも、上
記したように、パワーダウンモード中でも、各ノード
A,Bにおいてフィジカル・レイヤ30内のケーブル接
続状態検出用のコンパレータ22はアクティブ状態にあ
り、CPU34はコンパレータ22の出力CNAの状態
または論理値を監視している。
【0580】次に、ノードAのCPU34は、フィジカ
ル・レイヤ30に対してウェイクアップ制御信号WAK
- をアクティブ(論理値L)にする(ステート2)。た
とえば、ノードAでデータ転送のための何らかのボタン
操作が行われた時に、このウェイクアップ制御が実行さ
れてよい。
【0590】これにより、ノードA内では、CPU34
からのウェイクアップ制御信号WAK- に応動してフィ
ジカル・レイヤ30のウェイクアップ・バッファ24が
オン状態になり、ウェイクアップ用のバイアス電圧Vwu
を発生する(ステート3)。しかし、未だケーブル10
が接続されていないため、ウェイクアップ・バッファ2
4の出力(オープンコレクタ出力)はハイインピーダン
ス状態になっている。したがって、このステート3の期
間がいくら長く続いても、電力の消費はほとんどない。
【0600】その後、両ノードA,B間にケーブル10
が接続される(ステート4)。そうすると、ノードAの
ウェイクアップ・バッファ24からのバイアス電圧VWU
がケーブル10の信号線対[L0+,L0-]を介して相手
ノードBのポートTPBへ伝達され、ノードBのコンパ
レータ22がバイアス電圧VWUまたはVCNA を検出する
(ステート5)。
【0610】次いで、ノードB内では、CPU34がコ
ンパレータ22の出力(論理値LのCNA)を認識する
(ステート6)。これによって、ノードBは起動シーケ
ンスに入り、CPU34がフィジカル・レイヤ30およ
びリンク・レイヤ32をアクティブ状態に切り替える
(ステート7)。すなわち、フィジカル・レイヤ30に
対してはパワーダウン信号PWD- を非アクティブ(論
理値H)に切り替え、リンク・レイヤ32に対しては所
定の制御信号たとえばチップ選択信号CS- をアクティ
ブ(論理値L)にする。
【0620】これにより、ノードB内では、3つのチッ
プ30,32,34が全てアクティブな動作状態になり
(ステート8)、フィジカル・レイヤ30の増幅器20
よりコモンモード電圧TPBIASが発生される。
【0630】ノードBからのコモンモード電圧TPBIAS
は、ケーブル10の信号線対[L1+,L1-]を介してノ
ードAのポートTPBに伝えられ、ノードAのコンパレ
ータ22にバイアス電圧VCNA として検出される(ステ
ート9)。
【0640】次いで、ノードA内では、CPU34がコ
ンパレータ22の出力(論理値LのCNA)を認識する
(ステート10)。これによって、ノードAも起動シー
ケンスに入り、CPU34がフィジカル・レイヤ30お
よびリンク・レイヤ32をアクティブ状態に切り替える
(ステート11)。
【0650】この際、フィジカル・レイヤ30に対して
は、パワーダウン信号PWD- が非アクティブ(論理値
H)に切り替わるのと同時に(入れ代わりに)、ウェイ
クアップ信号WAK- が非アクティブ(論理値H)に切
り替わる。これによって、ウェイクアップ・バッファ2
4はオフ状態になる。
【0660】こうして、両ノードA,B間でケーブル1
0が接続され、かつ各ノードのインタフェース部がオン
状態になったことで、バス・リセットが行われ、それぞ
れのフィジカル・レイヤ30,30の間でIEEE13
94規格に基づいた所定の手順でバス初期化が実行され
る(ステート12)。
【0670】このように、この例では、ノードBにウェ
イクアップ・バッファ24が設けられていなくても、ケ
ーブル10が接続された時点で、ノードAからのウェイ
クアップ用バイアス電圧VWUに応動してノードBがパワ
ーダウンモードからアクティブモードに切り替わること
ができる。そして、このアクティブ状態になったノード
Bの起動シーケンスを利用することで、ノードAもパワ
ーダウンモードからアクティブモードに切り替わること
ができ、バス全体の起動が速やかに行われる。
【0680】図5の例は、ケーブル10が最初から接続
されている場合であり、他の条件は図4の例と同じであ
る。この場合は、ノードAでウェイクアップ・バッファ
24が作動するや否や、そのウェイクアップ用バイアス
電圧VWUがケーブル10を介して相手ノードBに伝達さ
れ、ノードBのコンパレータ22に検出される。したが
って、ノードAでウェイクアップを開始してからノード
Bがそれに気付くまでの待ち時間(ステート4)が実質
的に省かれる。それ以外の動作は図4の例と同じであ
る。
【0690】図6の例は、両ノードA,Bの双方にウェ
イクアップ・バッファ24が設けられている場合であ
る。この場合は、パワーダウンモード中に両ノードA,
Bがそれぞれのウェイクアップ・バッファ24をオン状
態にする(ステート2,3)。この間、ケーブル10が
未接続でも、各ノードでウェイクアップ・バッファ24
が電力を消費することはない。そして、ケーブル10が
接続されると(ステート4)、両ノードA,Bは互いに
相手ノードからのバイアス電圧VWUを検出して(ステー
ト5,6)、同時または並列的にアクティブ状態に切り
替わり(ステート7,8)、直ちにバス初期化を開始す
ることができる(ステート12)。
【0700】なお、最初からケーブル10が接続されて
いる場合で、両ノードA,Bがほぼ同時にそれぞれのウ
ェイクアップ・バッファ24をオンにしたときは、ケー
ブル接続までの待機時間(ステート3)が省かれる。そ
れ以外は、図6と同様の動作が行われる。また、パワー
ダウンモード中に両ノードA,Bの一方が先にウェイク
アップ・バッファ24をオンにしたときは、図4または
図5と同様の動作が行われる。
【0710】図7は、上記した図4の例でノードBに他
のノードCが別のケーブルを介して接続されている場合
である。ノードAの動作は、図7では省略しているが、
図4と同じである。
【0720】この場合、ノードBは、IEEE1394
対応の2つのポート#1,#2を有し、ポート#1でノ
ードAと接続され、ポート#2でノードBC接続され
る。各ポート#1,#2には個別のフィジカル・レイヤ
30が充てられ、各フィジカル・レイヤ30は独立して
動作する。しかし、いずれかのポート(図7では#1)
が他のノード(A)とつながると、全てのポート(#
1,#2)で一斉にバス初期化が行われる(ステート1
2)。
【0730】IEEE1394規格では、デイジチェー
ン方式またはノード分岐方式により同一のネットワーク
上に多数のノードを接続することが可能であり、いずれ
かのノードでケーブルの抜き差しが行われる度にバス・
リセットないしバス初期化が行われ、新たなネットワー
ク・トポロジが構築される。
【0740】図8に、IEEE1394におけるネット
ワーク・トポロジの一例を示す。図8において、ケーブ
ル接続されたポート#を1本しか持たないノードA,
D,Eは、それぞれがネットワークの端にあるノード
(リーフ)であることを認識し、その接続先つまり親
(parent)であるノードB,Cに対して問い合わせを行
う。そうすると、ノードB,Cは、その問い合わせを受
けた自己のポート#1,(#2,#3)で親子関係を確
認すると同時に、それ以外にケーブル接続されている他
のポート#2,#1から接続先のノード(C,B)に対
してさらに問い合わせを行う。こうして順次親子関係が
決まっていく。
【0750】この例では、ノードB,Cが互いに問い合
わせを出し合う。この場合は、両ノードB,C間でルー
トを決定するためのやりとりが所定の手順で行われる。
その結果、図8の例では、ノードBがルートとなり、ノ
ードCがブランチになる。ルート(ノードB)は、ネッ
トワークの中心となり、バス・アービトレーションの判
定等を行う。
【0760】以上好適な実施例について説明したが、本
発明の技術思想の範囲内で種々の変形・変更が可能であ
る。
【0770】たとえば、上記した実施例では、ウェイク
アップ・バッファ24の出力端子をデバイス(フィジカ
ル・レイヤ30)の外のプリント基板上でポートTPA
+ に接続した。しかし、この配線は一例であり、たとえ
ば図10に示すように、デバイスの内部で配線を行って
もよい。また、ウェイクアップ・バッファ24の出力端
子を他方のポートTPA- に接続しても同様の作用効果
が得られる。ウェイクアップ・バッファ24の構成も種
々の変形が可能であり、たとえばユニポーラ・トランジ
スタで構成することもできる。
【0780】また、他の回路要素も種々の変形が可能で
ある。たとえば、上記実施例では、コモンモード電圧発
生用の増幅器20は個別の回路として構成されている。
しかし、この増幅器20と同等の機能を有する増幅回路
をドライバ16a,18aに内蔵させることも可能であ
る。
【0790】上記した実施例はIEEE1394規格に
適合するシステムに係るものであったが、本発明の一適
用例であり、本発明はコモンモード電圧を必要とする任
意の差動駆動式データ通信システムに適用可能である。
【0800】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パワーダウンモード中に電力消費を抑えながらケーブル
接続状態を直ちに検出することが可能である。したがっ
て、マルチメディア・システムにおいて効率的かつ確実
なプラグ・アンド・プレイ機能を保証することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータ通信システムに
おけるケーブル周りの要部の構成を示す回路図である。
【図2】実施例のシステムでウエイクアップ・バッファ
がオン状態になっている時の電流および電位分布を等価
回路で示す回路図である。
【図3】実施例におけるノード内のインタフェース部の
構成を示すブロック図である。
【図4】実施例において2つのノードがパワーダウンモ
ードからバス全体を起動させるまでのシーケンスの一例
を示す図である。
【図5】実施例において2つのノードがパワーダウンモ
ードからバス全体を起動させるまでのシーケンスの別の
例を示す図である。
【図6】実施例において2つのノードがパワーダウンモ
ードからバス全体を起動させるまでのシーケンスの別の
例を示す図である。
【図7】図4の例において一方のノードに第3のノード
が接続されている場合のシーケンスを例を示す図であ
る。
【図8】IEEE1394規格におけるネットワーク・
トポロジの一例を示すブロック図である。
【図9】実施例におけるシーケンスの比較例として従来
システムにおいて問題となる場合を示す図である。
【図10】実施例におけるウェイクアップ・バッファの
出力の配線の変形例を示す要部の回路図である。
【図11】IEEE1394規格で採用するDS−Li
nk符号化方式を説明するための信号波形図である。
【図12】IEEE1394規格にしたがう従来のデー
タ通信システムにおけるケーブル周りの要部の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
A,B ノード 10 ケーブル 16a,18a ドライバ 16b,18b レシーバ 20 コモンモード電圧発生用増幅器 22 ケーブル接続状態検出用コンパレータ 24 ウェイクアップ・バッファ 30 フィジカル・レイヤ 32 リンク・レイヤ 34 CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の装置間で少なくとも一
    対の信号線が着脱可能に接続され、 各々の前記装置は前記一対の信号線を差動式で駆動する
    ことによって信号を相手側の前記装置に送信し、 前記第1の装置には、アクティブモード中に前記一対の
    信号線に共通に印加するための前記差動式駆動法に応じ
    た第1のバイアス電圧を発生し、かつパワーダウンモー
    ド中は前記第1のバイアス電圧の発生を止める第1のバ
    イアス発生手段と、パワーダウンモード中に前記一対の
    信号線の片方に印加するための前記差動式駆動法に依存
    しない第2のバイアス電圧を発生し、かつアクティブモ
    ード中に前記第2のバイアス電圧の発生を止める第2の
    バイアス発生手段とが設けられ、 前記第2の装置には、前記信号線上に前記第1または第
    2のバイアス電圧が印加されているか否かを検出するた
    めのバイアス検出手段が設けられているデータ通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の装置間で第1およ
    び第2の信号線対が着脱可能に接続され、前記第1の信
    号線対について前記第1の装置に前記第1および第2の
    バイアス発生手段が設けられるとともに前記第2の装置
    に前記バイアス検出手段が設けられ、前記第2の信号線
    対について前記第2の装置に前記第1のバイアス発生手
    段が設けられるとともに前記第1の装置に前記バイアス
    検出手段が設けられている請求項1に記載のデータ通信
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ通信システムに
    おけるシステム起動方法において、 前記第1および第2の装置が共にパワーダウンモード中
    で、かつ両装置間に前記第1および第2の信号線対が接
    続されていない時に前記第1の装置側で前記第2のバイ
    アス発生手段より前記第2のバイアス電圧の発生を開始
    する第1のステップと、 前記第1のステップの後に前記第1および第2の装置間
    に前記第1および第2の信号線対が接続される第2のス
    テップと、 前記第2のステップの後に前記第2の装置側で前記バイ
    アス検出手段により前記第1の対の信号線を介して前記
    第2のバイアス電圧を検出する第3のステップと、 前記第3のステップの直後に前記第2の装置側がアクテ
    ィブモードになって前記第1のバイアス電圧発生手段よ
    り前記第2の信号線対に対して前記第1のバイアス電圧
    の発生を開始する第4のステップと、 前記第4のステップの直後に前記第1の装置側で前記バ
    イアス検出手段により前記第2の信号線対を介して前記
    第1のバイアス電圧を検出する第5のステップと、 前記第5のステップの直後に前記第1の装置側がアクテ
    ィブモードになる第6のステップと、 前記第6のステップの直後に前記第1および第2の装置
    間で初期化のためのデータ通信を行う第7のステップと
    を有するシステム起動方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデータ通信システムに
    おけるシステム起動方法において、 前記第1および第2の装置が共にパワーダウンモード中
    で、かつ両装置間に前記第1および第2の信号線が接続
    されている時に前記第1の装置側で前記第2のバイアス
    発生手段より前記第2のバイアス電圧の発生を開始する
    第1のステップと、 前記第1のステップの後に前記第2の装置で前記バイア
    ス検出手段により前記第1の信号線対を介して前記第2
    のバイアス電圧を検出する第2のステップと、 前記第2のステップの直後に前記第2の装置側がアクテ
    ィブモードになって前記第1のバイアス電圧発生手段よ
    り前記第2の信号線対に対して前記第1のバイアス電圧
    の発生を開始する第3のステップと、 前記第3のステップの直後に前記第1の装置側で前記バ
    イアス検出手段により前記第2の信号線対を介して前記
    第1のバイアス電圧を検出する第4のステップと、 前記第4のステップの直後に前記第1の装置側がアクテ
    ィブモードになる第5のステップと、 前記第5のステップの直後に前記第1および第2の装置
    間で初期化のためのデータ通信を行う第6のステップと
    を有するシステム起動方法。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の装置間で第1およ
    び第2の信号線対が着脱可能に接続され、前記第1の信
    号線対について前記第1の装置に前記第1および第2の
    バイアス発生手段が設けられるとともに前記第2の装置
    に前記バイアス検出手段が設けられ、前記第2の信号線
    対について前記第2の装置に前記第1および第2のバイ
    アス発生手段が設けられるとともに前記第1の装置に前
    記バイアス検出手段が設けられる請求項1に記載のデー
    タ通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ通信システムに
    おけるシステム起動方法において、 前記第1および第2の装置が共にパワーダウンモード中
    で、かつ両装置間に前記第1および第2の信号線が接続
    されていない時に前記第1の装置側で前記第2のバイア
    ス発生手段より前記第2のバイアス電圧の発生を開始す
    る第1のステップと、 前記第1のステップの後に前記第1および第2の装置間
    に前記第1および第2の信号線対が接続される第2のス
    テップと、 前記第2のステップの後に前記第2の装置側で前記バイ
    アス検出手段により前記第1の信号線対を介して前記第
    2のバイアス電圧を検出するとともに前記第1の装置側
    で前記バイアス検出手段により前記第2の信号線対を介
    して前記第2のバイアス電圧を検出する第3のステップ
    と、 前記第3のステップの直後に前記第1および第2の装置
    がそれぞれアクティブモードになる第4のステップと、 前記第4のステップの直後に前記第1および第2の装置
    間で初期化のためのデータ通信を行う第5のステップと
    を有するシステム起動方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のデータ通信システムに
    おけるシステム起動方法において、 前記第1および第2の装置が共にパワーダウンモード中
    で、かつ両装置間に前記第1および第2の信号線対が接
    続されている時に両装置側でそれぞれ前記第2のバイア
    ス発生手段より前記第2のバイアス電圧の発生を開始す
    る第1のステップと、 前記第1のステップの直後に前記第2の装置側で前記バ
    イアス検出手段により前記第1の信号線対を介して前記
    第2のバイアス電圧を検出するとともに前記第1の装置
    側で前記バイアス検出手段により前記第2の信号線対を
    介して前記第2のバイアス電圧を検出する第2のステッ
    プと、 前記第2のステップの直後に前記第1および第2の装置
    がそれぞれアクティブモードになる第3のステップと、 前記第3のステップの直後に前記第1および第2の装置
    間で初期化のためのデータ通信を行う第4のステップと
    を有するシステム起動方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のバイアス発生手段が、前記第
    2のバイアス電圧に対応した電源電圧を供給する電源電
    圧端子に電気的に接続されたソース端子と、前記片側の
    信号線に電気的に接続されるドレイン端子とを有するM
    OSトランジスタと、前記MOSトランジスタのゲート
    端子に電気的に接続され、パワーダウンモード中は前記
    MOSトランジスタをオンにし、アクティブモード中は
    前記MOSトランジスタをオフにする制御手段とを含む
    請求項1または5に記載のデータ通信システム。
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