JPH1145037A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジのクリーニング 装置 - Google Patents

画像形成装置及びプロセスカートリッジのクリーニング 装置

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JPH1145037A
JPH1145037A JP9213850A JP21385097A JPH1145037A JP H1145037 A JPH1145037 A JP H1145037A JP 9213850 A JP9213850 A JP 9213850A JP 21385097 A JP21385097 A JP 21385097A JP H1145037 A JPH1145037 A JP H1145037A
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image carrier
contact
charging roller
cleaning
circumferential position
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JP9213850A
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Takeo Shoji
子 武 夫 庄
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Abstract

(57)【要約】 【目的】像担持体と、これに当接する帯電ローラ、クリ
ーニング部材を具備する画像形成装置において、帯電ロ
ーラ両端近傍における像担持体の削れ過ぎを防止してそ
の長寿命化をはかる。 【構成】像担持体表面の、帯電ローラによる削れ過ぎ領
域に相当するクリーニング部材の当接部位におけるクリ
ーニング機能を減退させるようにクリーニン部材を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電複写機、同
プリンタなど静電転写プロセスを利用する画像形成装置
並びに同用のプロセスカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】「図12」はこのような画像形成装置の典
型的な一例を示す要部の概略側断面図であって、以下こ
れについて略述する。該該画像形成装置内には、紙面に
垂直方向に軸線を具備し、図示矢印a方向に回転する円
筒状の像担持体1が配設してある。
【0003】前記像担持体1周辺には、その回転方向に
みて、像担持体表面感光層を一様に帯電させるための一
次帯電手段、この帯電面に画像信号を付与して静電潜像
を形成するための露光手段、形成された潜像にトナーを
付与してトナー像として顕像化する現像手段、このトナ
ー像を転写材に転写する転写部位、像担持体上の残留ト
ナーを除去するクリーニング手段等が配設してある。
【0004】図示の場合、前記像担持体1、前記一次帯
電手段たる帯電ローラ2、現像手段たる現像器5、クリ
ーナ8が一体としてしてハウジング9に装着されてプロ
セスカートリッジ11を構成している。このプロセスカ
ートリッジ11が不図示の画像形成装置本体に対して着
脱自在に装着されるものとし、装置本体に装着された状
態で、像担持体1が、装置本体側に配設されている転写
手段たる転写ローラ10に当接するようになっているも
のとする。
【0005】上記のような装置の作動について略述する
と、帯電ローラ2に電源Sによって帯電バイアスを印加
して、像担持体表面を一様に帯電する。この一様な帯電
面に、不図示の手段によって原稿からの反射光、画像変
調されたレーザビームなどの画像信号12が付与される
ことによって静電潜像が形成される。
【0006】前記静電潜像が、像担持体1の回転走行に
つれて、現像器5が配置された現像部位に達すると、現
像器内のトナーが矢印b方向に回転する現像スリーブ3
に捕捉され、ついでブレード4によってトナー層厚が規
制されて、像担持体上の潜像に付着してトナー像として
顕像化する。
【0007】さらに、像担持体上のトナー像が、転写ロ
ーラ10が像担持体1に対向当接する転写部位に達する
と、このときまでに、該トナー像にタイミングをあわせ
て転写部位に転写材Pが搬送供給され、これとともに転
写ローラに転写バイアスが印加され、よって形成される
電界の作用で、像担持体側のトナー像が転写材Pに転写
される。
【0008】転写を終了した転写材Pは像担持体1から
分離されて装置本体側に配設されている不図示の定着部
位に搬送される。また、転写の際、転写材に転移せず像
担持体1に残った残留トナーは、そのまま進行してクリ
ーナ8に至り、クリーニングブレード6によって像担持
体1からかき落とされ、すくいシート7によってクリー
ナ内のトナー貯溜部に案内されるものとする。
【0009】このような画像形成装置における一次帯電
ローラ2は、「図13」に端部を拡大した断面形状で示
すように、導電性芯金18周囲に弾性導電層19を配置
し、その表面に抵抗層20を形成して構成してある。
「図14」はこの帯電ローラを画像形成装置内の像担持
体1に対設させたところを示す要部側面図であって、図
示のように、芯金18の両端(図にはその一方が示して
ある)が軸受21によって支持されており、該軸受21
に当接するばね22によって帯電ローラ2が像担持体1
に圧接している。帯電バイアスは、前記ばね22ないし
は芯金18に不図示の電源から印加されるものとする。
【0010】ところで、上記のような構成の帯電ローラ
の場合、抵抗層20は通常数十乃至数百μm程度の厚み
にコーティング形成されるが、この場合ローラ端部には
コート材のダレが膨隆状に形成される。
【0011】このため、上記のような帯電ローラを、
「図14」に示すように像担持体に当接させると、端部
の膨隆部位近傍に符号hで示すような数〜数十μm程度
の微小間隙が形成される。このため高圧の帯電バイアス
が印加されると、パッシェンの法則に従ってこの微小間
隙部分で放電が発生する。また、上記のような間隙が存
在しない当接が良好な部分でも、両端部の帯電ローラと
像担持体とが近接している部位では同様の放電が発生す
ることを免れない。
【0012】従って、像担持体と帯電ローラとを当接さ
せた場合、像担持体は、前記のような微小間隙部位と両
端部位とに生ずる放電に曝されることになるので、この
部分において特性の劣化を招来し、この部分が他の部分
よりも削れ易くなる。
【0013】このような問題を回避すべく、抵抗層20
を形成後に、ダレの形成されている両端部分をカットし
て、「図15」に示すように構成したダレのない形状の
帯電ローラを用いると、このローラでは両側面に抵抗層
が存在しないので、特に導電層としてスポンジのような
柔軟な材料を用いた場合、これが変形して外側に膨隆傾
向となりこの部分が像担持体と微小間隙を形成して、こ
の部分に「図16」に符号iで示すように集中的に放電
が発生する。従って、このような構成においても図示着
色部位に像担持体の削れ易くなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】本発明はこのような事態に対処すべくなさ
れたものであって、帯電ローラの両端近傍部分が当接す
る像担持体側の円周方向部位において、クリーニング部
材が像担持体に与える影響を可及的に小さくして像担持
体表面の局部的な削れを防止し、長期にわたって良好な
画像形成を行い得るような画像形成装置乃至は同用のプ
ロセスカートリッジのクリーニング装置を提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための技術手段】上記の目的を達成す
るため、本発明は、像担持体と、これに当接しながら帯
電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転
写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像
形成装置において、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接
する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部
材の当接圧を、前記円周方向位置以外における当接圧よ
りも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置のク
リーニング装置(1)、または、少なくとも像担持体
と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電
ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリー
ニング部材とを備えた画像形成装置本体に着脱自在のプ
ロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラの両端近
傍が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリー
ニング部材の当接圧を、前記円周方向位置以外における
当接圧よりも小さくしてなることを特徴とするプロセス
カートリッジのクリーニング装置(2)、または、上記
(1)または(2)のものにおいて、クリーニング部材
がクリーニングブレードであることを特徴とするクリー
ニング装置(3)、または、上記(3)のものにおい
て、クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さ
くする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が
当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の厚み
をその他の部位の厚みよりも薄くしてなることを特徴と
するクリーニング装置(4)、または、上記(3)のも
のにおいて、クリーニングブレードの像担持体への当接
圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両
端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部
位の自由長をその他の部位の自由長よりも長くしてなる
ことを特徴とするクリーニング装置(5)、または、上
記(3)のものにおいて、クリーニングブレードの像担
持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯
電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置
に相当する部位の表面粗さを大きくしてなることを特徴
とするクリーニング装置(6)、または、像担持体と、
これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ロー
ラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニン
グ部材とを備えた画像形成装置において、前記帯電ロー
ラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧
接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記
円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面
の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像
形成装置のクリーニング装置(7)、または、少なくと
も像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加
される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去
するクリーニング部材とを備えた画像形成装置本体に着
脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ロー
ラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧
接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記
円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面
の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像
形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジのクリ
ーニング装置(8)、または、上記(7)または(8)
のものにおいて、クリーニングブレードと像担持体との
摩擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ロー
ラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当
する部位に、低摩擦係数の材料をコーティングまたは接
着してなることを特徴とするクリーニング装置(9)、
または、上記(7)または(8)のものにおいて、クリ
ーニングブレードと像担持体との摩擦係数を小さくする
手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接す
る像担持体の円周方向位置には、その他の円周方向位置
よりも潤滑性の高い潤滑剤を塗布することを特徴とする
クリーニング装置(10)、または、上記(1)または
(2)のものにおいて、クリーニング部材がファーブラ
シであることを特徴とするクリーニング装置(11)、
または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの
像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラ
シの、帯電ローラ両端近傍が当接する像担持体の円周方
向位置に相当する部位の植毛密度をその他の部位の植毛
密度よりも小さくすることを特徴とするクリーニング装
置(12)、または、上記(11)のものにおいて、フ
ァーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、
該ファーブラシの、帯電ローラ両端近傍が当接する像担
持体の円周方向位置に相当する部位のファーの太さをそ
の他の部位のファーよりも細くしてなることを特徴とす
るクリーニング装置(13)、または、上記(11)の
ものにおいて、ファーブラシの像担持体への当接圧を小
さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端
近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位
のファーの長さをその他の部位のファーの長さより短く
してなることを特徴とするクリーニング装置(14)、
または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの
像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラ
シの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周
方向位置に相当する部位のファーの各先端に球状処理を
ほどこしてなることを特徴とするクリーニング装置であ
る。
【0016】このように構成することによって、像担持
体表面を軸線方向にみて一様に摩耗させることが出来、
その長寿命化に寄与する。
【0017】
【実施例】「図1」は本発明を説明するための要部の説
明図であって、図示符号1は像担持体、符号2は帯電ロ
ーラ、同6はクリーニングブレードである。前述のよう
に像担持体が削れ易くなる部分は図示点線で示すように
帯電ローラ2の両端近傍部分である。
【0018】従って、この装置においては、クリーニン
グブレード6の像担持体への当接エッジの、点線ではさ
まれる部分の像担持体への当接圧を小さくなるようにし
てある。
【0019】「図2」、「図3」はこの場合のクリーニ
ングブレードの側断面図を示している。クリーニングブ
レード6は、金属等の剛性材料からなる支持部材13に
一体成型によって取り付け構成されており、像担持体へ
の当接エッジは全体として「図2」に示すように端縁の
厚みがdとなっている。
【0020】このようなブレード6の端縁のうち、前記
点線ではさまれる部分に対応する部分の厚みeを前記の
厚みdよりも薄く形成してある。図示のブレードでは、
先端縁の薄肉部を支持部材13に近い部分まで全体とし
て薄肉に形成してある。
【0021】上記のような、ブレード端縁の薄肉に形成
する範囲(長手方向にみて)について検討する。前述の
ような構成の帯電ローラにおいて、抵抗層20の両端近
傍に生ずるダレ部分の盛り上がりは、例えば抵抗層20
の厚みが100μm程度であれば、長手方向1〜2mm
の巾でピーク部で数百μmとなる。この場合、盛り上が
り量にもよるが、前述の微小間隙hは3mm程度の巾で
生ずる。
【0022】従って、前記のような当接圧を小さくする
部分の巾は、像担持体1に対する帯電ローラ2、クリー
ニングブレード6の加工、取付誤差、及び長手方向の動
きを考慮すると、上記のような微小間隙h巾が3mm程
度の場合でも、この間隙巾の両側に約5mm程度とっ
て、全体として13mm程度の薄肉部を形成する必要が
ある。さらに、13mmの巾で当接圧を小さくするに
は、実際上は、ブレード端縁でより長い範囲でブレード
厚を薄くする必要がある。
【0023】また、前述の、帯電ローラ端部を切断して
ダレ部分を削除した形式のローラでは、ばね圧や導電層
によって放電領域巾がことなるが、放電領域巾は1mm
程度乃至はこれ以下であるのが普通で、薄肉部は約11
mm程度に固定的に定めることができる。勿論この場合
にも、この薄肉部を形成するためには、さらにブレード
エッジ方向長さをこれよりも長く取る必要がある。
【0024】このように、像担持体の削れ易い部位に対
するクリーニングブレードの当接圧を選択的に低くする
ことによって、ブレードエッジ全長にわたって像担持体
の摩耗量を均一化でき、結果として像担持体の寿命を長
くするのに有効である。なお、接着タイプのクリーニン
グブレードにおいても同様の作用効果が得られるが、ブ
レードの成型方法として遠心成型では局部的な厚みの調
整が困難であるので、前述のような一体成型したクリー
ニングブレードが適当である。
【0025】「図4」及び「図5」は他の実施例を示す
クリーニングブレードの正面図であって、支持部材13
にブレード6が取着されているところを示している。
「図4」に示すものでは、支持部材13の、前記「図
1」にハッチングで示した部位に相当する部分のブレー
ド6の自由長fを、その他の部分の自由長さgよりも長
くとってある。
【0026】このように構成することによって、前記ハ
ッチング部、即ち、像担持体の削れ易い部分へのクリー
ニングブレードの当接圧を低下させることができること
は直ちに理解できるところであろう。このものにあって
も、必要な当接圧低減区域よりも自由長さの長いf部分
巾をひろくとる必要があることは勿論である。
【0027】「図5」は当接圧低減区域よりも内側部分
を一様にカットして自由長さ部fを形成してある。この
ような構成によっても上記実施例のものと同様の作用が
得られることは容易に理解できるところであろう。ま
た、このものは支持部材の構成が簡単でブレードの成型
が容易で、当接圧軽減区域の設定も上記実施例のもの程
精密に設定必要がない。さらに、クリーニングブレード
としては接着タイプ、一体成型タイプ何れにも適合でき
る。
【0028】「図6」さらに他の実施例を示すクリーニ
ングブレード正面図である。このものにあっては、支持
部材13に取着されたブレード6の、前記「図1」のハ
ッチング部位に対応する部分に、摩擦係数の小さい、例
えばPTFEなどでできたテープ14を貼着するか、コ
ーティングをほどこしてある。テープ乃至コーティング
の厚みは、非貼着部との境界のクリーニング性を考慮し
て20μm以下とするのが望ましく、近来のトナーの小
径化傾向からみると10μm以下とするのが好適であ
る。
【0029】このような構成によって、像担持体の削れ
易い部位におけるクリーニングブレードの当接圧を実質
的に低下させることができるので、その長寿命化に有効
である。また、このものでは、前述のブレードを薄肉化
する場合に比して、必要最小限のブレードエッジ方向長
さ部分のみ、例えば前述の薄肉部巾13mm、11m
m、に加工することができるので正確な削れ軽減巾の制
御が可能となる。
【0030】「図7」は、さらにまた他の実施例を示す
クリーニングブレードの正面図である。このものにおい
ては、ブレードエッジに潤滑剤として、例えばフツ化黒
鉛を塗布し、さらに像担持体の削れ易い部位に対応する
ブレードエッジ部には、これよりも潤滑性能のすぐれた
シリコン樹脂微粒子15を塗布してある。なお、潤滑材
は上記のものに限定されるものではなく、符号15で示
す部位の潤滑性がその他の部位のそれよりも優れたもの
であればよい。
【0031】このような構成とすることによって、像担
持体の削れ過ぎの防止とともにブレードめくれの発生の
防止にも有効である。
【0032】「図8」は、また他の実施例を示すクリー
ニングブレードの正面図である。このものにあっては、
像担持体のけずれ易い部位に対応するブレード6のエッ
ジ部分の表面を粗面17に形成して摩擦力を低下させる
ようにしてある。
【0033】表面粗さからみると、像担持体の削れ易い
部位以外の部分におけるブレードの当接表面は、十点平
均粗さ(Rz )で云って殆どゼロであり、この装置にあ
っては、削れ易い像担持体表面部位に対向するブレード
エッジの当接表面の粗さは、Rz =1〜3μm程度の粗
面に形成してある。
【0034】このような粗面に形成することによって、
ブレードエッジの該粗面部分の、像担持体表面に対する
摺擦作用が減退して像担持体の過大な削れを緩和し、そ
の長寿命化を図ることができる。
【0035】表面粗さは上記の程度が適当で、これより
粗さを大きくすると、ブレードに達したトナーのすり抜
けが発生し、これより小さくすると摺擦を緩和する作用
がなくなる。上記のような程度に粗面を形成し、当接圧
を線圧20〜40g/cmに設定して良好な削れ防止作
用が得られることを確認した。
【0036】この実施例装置は、クリーニングブレード
を支持部材と一体成型によって形成する場合に好適であ
る。これによれば、成型時に、成型用の型内の所定位置
に予め型面を粗に形成して材料を注入することによっ
て、特段の後処理の必要なく粗面位置を正確に設定でき
る。
【0037】「図9」はクリーニング部材としてファー
ブラシを用いた場合の構成を示す正面図である。ファー
ブラシ25は軸23にファー24を植毛して、これをク
リーニング装置内に、ファーが像担持体に当接するよう
に配設して回転させ、像担持体上の残留トナーをかき落
とすように構成してある。
【0038】このようなクリーニング部材おいて、図示
のものは、像担持体の削れ易い部位に相当するクリーニ
ング部材25側のファー、図示矢印k、mに相当する部
分の植毛密度を小さくしてある。
【0039】ファーブラシによる像担持体の削れはほぼ
像担持体との接触回数と接触面積に比例するから、上記
のように構成することによって、像担持体の削れ易い部
位に.おけるファーブラシによる摺擦作用を減退させ、
像担持体の特定部分の削れ過ぎを緩和してその長寿命化
をはかることができる。
【0040】上記の場合はファーブラシの特定部分の植
毛密度を小さく構成したが、要は、像担持体の特定部分
に対向する部位のファーの像担持体に対する当たりを弱
めれば良いわけであるから、前記範囲k、m部分の植毛
の太さを他の部分のファーよりも細くしても同様の作用
効果が得られる。
【0041】「図10」に示す実施例においては、基本
的に「図9」に示すものと同様の構成を具有するファー
ブラシにおいて、符号k、mに相当する部位のファーの
自由長部分の長さを他の部分の長さよりも短くしてあ
る。このような構成によっても所定部位の像担持体への
接触圧の低下が可能であることは直ちに理解できるとこ
ろであろう。
【0042】「図11」に示す実施例にあっては、基本
的に「図9」に示すものと同様の構成のファーブラシに
おいて、符号k、mで示す部位のファーの先端に球状処
理をほどこして構成して像担持体表面を損傷しにくくな
るようにしてある。また、図示はしないが、符号k、m
部位のファーを他の部分のファーよりも摩擦係数の小さ
い材料で構成することも可能である。このような仕方で
も像担持体の削れ過ぎの防止、その長寿命化に効果があ
る。また、以上の手段を2種以上、一つのブラシに適用
することも勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体とこれに当接する帯電ローラと像担持体に当接
するクリーニング部材とをそなえた画像形成装置におい
て、帯電ローラの端部近傍部分が接触する像担持体上の
円周方向部分に当接する、クリーニング部材の像担持体
への当接圧を他の部分への当接圧よりも小さくしたり、
乃至は摩擦を小さくしたから、像担持体表面の削れ量を
全体として均一化できるので、像担持体の長寿命化に顕
著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の、像担持体と帯電ローラとク
リーニングブレードとの関係配置を示す説明図
【図2】 本発明の実施例を示すクリーニングブレード
の通常に厚みをそなえた部分の側面図
【図3】 同上薄肉部の側面図
【図4】 本発明の他の実施例を示すクリーニングブレ
ードの正面図
【図5】 また他の実施例を示すクリーニングブレード
の正面図
【図6】 さらにまた、他の実施例を示すクリーニング
ブレードの正面図
【図7】 またさらに他の実施例を示すクリーニングブ
レードの正面図
【図8】 さらに他の実施例を示すクリーニングブレー
ドの正面図
【図9】 また他の実施例を示すファーブラシの正面図
【図10】 さらに他の実施例を示すファーブラシの正
面図
【図11】 またさらに他の実施例を示すファーブラシ
の正面図
【図12】 本発明を適用するに適した画像形成装置の
プロセスカートリッジの概略側断面図
【図13】 帯電ローラの構成を示す一部の拡大断面図
【図14】 同上帯電ローラを像担持体に対設配置した
ところを示す側面図
【図15】 他の構成の帯電ローラの構成を示す一部の
拡大断面図
【図16】 同上帯電ローラを像担持体に対設配置した
ところを示す側面図
【符号の説明】
1 像担持体 2 帯電ローラ 6 クリーニングブレード 13 支持部材 14 低摩擦係数テープまたはコーティング
層 15 低摩擦部材 16 潤滑剤 17 低摩擦部材 18 芯金 19 導電層 20 抵抗層 21 軸受 22 ばね h 微小間隙

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、これに当接しながら帯電バイ
    アスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残ト
    ナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装
    置において、 前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周
    方向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記
    円周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなる
    ことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】少なくとも像担持体と、これに当接しなが
    ら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上
    の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた
    画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジに
    おいて、 前記帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方
    向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記円
    周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなるこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジのクリーニング装
    置。
  3. 【請求項3】クリーニング部材がクリーニングブレード
    であることを特徴とする「請求項1」または「請求項
    2」記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】クリーニングブレードの像担持体への当接
    圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両
    端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部
    位の厚みをその他の部位の厚みよりも薄くしてなること
    を特徴とする「請求項3」記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】クリーニングブレードの像担持体への当接
    圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両
    端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部
    位の自由長をその他の部位の自由長よりも長くしてなる
    ことを特徴とする「請求項3」記載のクリーニング装
    置。
  6. 【請求項6】クリーニングブレードの像担持体への当接
    圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両
    端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部
    位の表面粗さをその他の部位の表面粗さより大きくして
    なることを特徴とする「請求項3」記載のクリーニング
    装置。
  7. 【請求項7】像担持体と、これに当接しながら帯電バイ
    アスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残ト
    ナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装
    置において、 前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周
    方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦
    係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部
    材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特
    徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】少なくとも像担持体と、これに当接しなが
    ら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上
    の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた
    画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジに
    おいて、 前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周
    方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦
    係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部
    材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特
    徴とする画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカート
    リッジのクリーニング装置。
  9. 【請求項9】クリーニングブレードと像担持体との摩擦
    係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの
    両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する
    部位に、低摩擦係数の材料をコーティングまたは接着し
    てなることを特徴とする「請求項7」または「請求項
    8」記載のクリーニング装置。
  10. 【請求項10】クリーニングブレードと像担持体との摩
    擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラ
    の両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置には、そ
    の他の円周方向位置よりも潤滑性の高い潤滑剤を塗布す
    ることを特徴とする「請求項7」または「請求項8」記
    載のクリーニング装置。
  11. 【請求項11】クリーニング部材がファーブラシである
    ことを特徴とする「請求項1」または「請求項2」記載
    のクリーニング装置。
  12. 【請求項12】ファーブラシの像担持体への当接圧を小
    さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラ両端近
    傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の
    植毛密度をその他の部位の植毛密度よりも小さくするこ
    とを特徴とする「請求項11」記載のクリーニング装
    置。
  13. 【請求項13】ファーブラシの像担持体への当接圧を小
    さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端
    近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位
    のファーの太さをその他の部位のファーの太さより細く
    してなることを特徴とする「請求項11」記載のクリー
    ニング装置。
  14. 【請求項14】ファーブラシの像担持体への当接圧を小
    さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端
    近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位
    のファーの長さをその他の部位のファーの長さより短く
    してなることを特徴とする「請求項11」記載のクリー
    ニング装置。
  15. 【請求項15】ファーブラシの像担持体への当接圧を小
    さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端
    近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位
    のファーの各先端に球状処理をほどこしてなることを特
    徴とする「請求項11」記載のクリーニング装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047653A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sharp Corp 画像形成装置
JP2007033856A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
JP2007171531A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 複数の接触帯電器を用いた画像形成装置
JP2008185720A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、帯電器および像保持体ユニット
JP2014182362A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 清掃部材、転写装置、中間転写装置及び画像形成装置

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