JPH1145036A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置のクリーニング装置

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JPH1145036A
JPH1145036A JP20051797A JP20051797A JPH1145036A JP H1145036 A JPH1145036 A JP H1145036A JP 20051797 A JP20051797 A JP 20051797A JP 20051797 A JP20051797 A JP 20051797A JP H1145036 A JPH1145036 A JP H1145036A
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JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
photosensitive drum
image forming
brush
cleaning brush
Prior art date
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Application number
JP20051797A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Kurita
知一 栗田
Kazuhiro Yoshihara
和宏 吉原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 クリーニングブレードに紙粉等が挟まっ
た場合でも、コピー上の黒筋や汚れ等の発生を防止する
ことができるのは勿論のこと、クリーニングブラシを逆
転させることに伴ってバンデイングやコピー汚れが発生
したり、あるいは像担持体の表面に磨耗や傷等が発生す
るのを確実に防止可能な画像形成装置のクリーニング装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 画像が形成される像担持体の表面に接触
するように配置されたクリーニング用ブレードとクリー
ニング用ブラシとを備えた画像形成装置のクリーニング
装置において、画像形成動作終了時に、前記像担持体を
作像動作中とは逆方向に微小量だけ動作させるように制
御するとともに、当該動作時においてクリーニング用ブ
ラシは回転させないように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やプリンタ等の電子写真方式を応用した画像形成装置に
使用されるクリーニング装置に関し、更に詳しくは転写
後の像担持体上に残留したトナーや紙粉等を除去するク
リーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真複写機やプリン
タ等の電子写真方式を応用した画像形成装置としては、
例えば、図6に示すように、感光体ドラム100上に形
成されたトナー像101を、転写帯電器102によって
感光体ドラム100の表面へと所定のタイミングで搬送
される転写用紙103上に転写するとともに、分離帯電
器104の除電によってトナー像が転写された転写用紙
102を、感光体ドラム100の表面から剥離して定着
処理を行なうように構成されたものがあるが、感光体ド
ラム100の表面に残留したトナーや転写用紙102の
紙粉等を除去するために、クリーニングブラシ105
と、クリーニングブレード106とからなるクリーニン
グ装置が用いられている。なお、図中、107はクリー
ニング装置からトナー等がこぼれるのを防止するための
フィルム状のシール部材を示している。
【0003】しかし、上記クリーニング装置において
は、画像形成動作を繰り返し行っている間に、クリーニ
ングブラシ105で除去しきれなかった紙粉108が、
図7及び図8に示すように、クリーニングブレード10
6の先端に挟まってしまう場合がある。このように、ク
リーニングブレード106の先端に紙粉108が挟まっ
てしまうと、クリーニングブレード106のエッジを変
形させるとともに、クリーニングブレード106の磨耗
を促進し、クリーニングブレード106及び感光体ドラ
ム100の表面にダメージを与え、結果として残留トナ
ーがクリーニングブレード106をすり抜けることによ
るコピー画像の汚れや、感光体ドラム100の表面の傷
によるコピー画像上の黒筋等を発生させるという問題点
があった。
【0004】そこで、かかるクリーニング装置に回収さ
れた紙粉108によるクリーニングブレード106のダ
メージに起因するコピー画像の汚れや、コピー画像上の
黒筋等の発生を防止する手段として、特開平4−274
476号公報に開示されているように、画像形成動作終
了時にその動作中とは逆方向に感光体ドラム等の像担持
体を逆転させ、クリーニングブレード106のエッジに
挟まった紙粉108を除去し、クリーニングブラシ10
5によって除去するようにした技術が、既に提案されて
おり、又同様のことが実際に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平4−274476号公報に係る画像
形成装置のクリーニング装置において提案されている技
術と同様の手段を、クリーニングブレード106とクリ
ーニングブラシ105により構成されるクリーニング装
置において採用すると、次のような問題点を生じる。感
光体ドラム100とクリーニングブラシ105は、通
常、連動して回転駆動するように構成されているため、
感光体ドラム100を逆転させるとクリーニングブラシ
105も同時に逆転することになる。そして、上記クリ
ーニング装置においては、画像形成終了時に、画像形成
時とは逆方向に感光体ドラム100を回転させ、クリー
ニングブレード106のエッジに挟まった紙粉108を
除去し、そのままの状態で感光体ドラム100及びクリ
ーニングブラシ105を停止させると、図9(a)
(b)に示すように、画像形成時とは逆方向にクリーニ
ングブラシ105のブラシ繊維が倒れたまま放置される
ことになる。そのため、クリーニングブラシ105の感
光体ドラム100と接触して停止した部分のブラシ繊維
のみが、通常の回転方向と逆方向に湾曲した状態と成
る。
【0006】このように、クリーニングブラシ105の
一部のブラシ繊維のみが逆方向に湾曲した状態となる
と、次の画像形成時に、図9(b)に示すように、この
通常の回転方向と逆方向に湾曲したブラシ繊維の部分
が、感光体ドラム100の表面に接触すると、他の部分
とは接触状態が異なるため、感光体ドラム100の回転
に対して微小な振動を与えることになる。その結果、変
形したクリーニングブラシ105は、図10に示すよう
に、次の画像形成時にブラシの回転ピッチに等しいピッ
チのバンデイング(帯状の濃淡部分)を生じさせ、画像
欠陥の原因となるという問題点が生じていた。このバン
デイングと呼ばれる画像欠陥は、レーザービーム等によ
ってドット状に画像露光を行う場合に、特に顕著に現れ
る。
【0007】また、上記特開平4−274476号公報
に開示されているように、クリーニングブラシ105を
逆転させると、図11に示すように、ブラシ105に近
接して配置され、回収トナーがクリーニング装置から漏
れることを防止するためのフィルムシール107をブラ
シ内側へ巻き込む危険性もあり、この場合には回収トナ
ー等がフィルムシール107から漏れ、コピー汚れを発
生させるという問題点が生じる。
【0008】さらに、上記特開平4−274476号公
報に開示されているように、クリーニングブラシ105
を逆転させると、図12に示すように、フィルムシール
107がブラシ105の内側に巻き込まれたまま放置さ
れる危険性があるため、フィルムシール107の先端部
が変形して彎曲したり折れ曲がったりし、クリーニング
ブラシ105が正転する画像形成時には、図13に示す
ように、フィルムシール107の先端部が変形した状態
で感光体ドラム100の表面に接触する。そのため、フ
ィルムシール107の先端部が変形すると、このフィル
ムシール107先端の変形部に回収されたトナー等が溜
まり、フィルムシール107の先端部が不規則的な状態
で感光体ドラム100の表面に接触することになり、感
光体ドラム100の磨耗を加速させるとともに、感光体
ドラム100の表面に傷を発生させ、画質欠陥の原因と
なるという問題点もあった。
【0009】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、クリーニングブレードに紙粉等が挟まった
場合でも、コピー上の黒筋や汚れ等の発生を防止するこ
とができるのは勿論のこと、クリーニングブラシを逆転
させることに伴ってバンデイングやコピー汚れが発生し
たり、あるいは像担持体の表面に磨耗や傷等が発生する
のを確実に防止可能な画像形成装置のクリーニング装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、画像が形成される像担持体の表面に接
触するように配置されたクリーニング用ブレードとクリ
ーニング用ブラシとを備えた画像形成装置のクリーニン
グ装置において、画像形成動作終了時に、前記像担持体
を作像動作中とは逆方向に微小量だけ動作させるように
制御するとともに、当該動作時においてクリーニング用
ブラシは回転させないように構成したことを特徴とする
画像形成装置のクリーニング装置である。
【0011】また、請求項2に記載された発明は、前記
像担持体を逆転させる量は、少なくとも当該像担持体の
クリーニング用ブレードが当接していた位置が、クリー
ニング用ブラシと当接する位置まで移動する量であるこ
とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のクリーニ
ング装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0013】図1はこの発明に係るクリーニング装置を
適用した画像形成装置の一実施の形態を示すものであ
る。
【0014】図1において、1は像担持体としての感光
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1として
は、例えば、有機系の光導電性物質を用いた感光体が用
いられ、当該感光体ドラム1は、図示しない駆動手段に
よって矢印方向Aに沿って所定の回転速度で駆動される
ようになっている。この感光体ドラム1の表面は、スコ
ロトロン等からなる一次帯電器2によって所定の電位に
均一に帯電される。その後、上記感光体ドラム1の表面
には、画像情報に基づいて画像露光を行う図示しないR
OS(Raster Output Scanner )等からなる画像露光
手段によって、画像情報に応じてレーザー光LBが走査
露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム1
上に形成された静電潜像は、図示しない現像器の現像ロ
ール3によって現像され、トナー像となる。さらに、上
記感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像は、転写
補助帯電器4による帯電を受けて補助帯電された後、図
示しない給紙カセットから搬送ロール5及びレジストロ
ール6を介して、感光体ドラム1の表面へと所定のタイ
ミングで搬送される転写用紙7上に、転写帯電器8の帯
電によって転写される。上記の如くトナー像が転写され
た転写用紙7は、剥離帯電器9によって除電されて、感
光体ドラム1の表面から剥離され、搬送ベルト10を介
して図示しない定着器へと搬送され、この定着器によっ
てトナー像が熱及び圧力によって転写用紙7上に定着さ
れ、装置の外部に設けられた図示しない排出トレイ上に
排出される。
【0015】ところで、上記の如くトナー像が転写用紙
7上に転写された後の感光体ドラム1は、クリーニング
装置11によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の
画像形成工程に備えるようになっている。
【0016】このクリーニング装置11は、図1に示す
ように、当該クリーニング装置のハウンジング12の内
部に通常は矢印方向Aに沿って回転可能に配設されたク
リーニングブラシ13と、当該クリーニング装置のハウ
ンジング12の外部に、クリーニングブラシ13よりも
下流側に取り付けられたウレタンゴム等からなるクリー
ニングブレード14とを備えている。これらのクリーニ
ングブラシ13及びクリーニングブレード14は、感光
体ドラム1の表面に所定の圧接力で接触するように、感
光体ドラム1を除去した状態では、感光体ドラム1の表
面側に所定の長さだけ突出するように配置されており、
当該クリーニングブラシ13及びクリーニングブレード
14の先端部分は、通常、感光体ドラム1の表面に当接
することにより、彎曲した状態に変形している。
【0017】また、上記クリーニング装置のハウンジン
グ12には、クリーニングブラシ13よりも感光体ドラ
ム1の回転方向上流側の入口部に、クリーニングブラシ
13等によって除去された回収トナー等が外部に漏れる
のを防止するためのフィルム状のシール部材15が設け
られている。このフィルムシール15は、感光体ドラム
1の回転中および停止中に、クリーニング装置11の内
部に回収されたトナー等が下面よりコピー上または機内
に落下することを防ぐために設けられており、感光体ド
ラム1の表面とは適度に面接触するように取り付けら
れ、クリーニングブラシ13と近接した位置に配置され
ている。さらに、上記クリーニング装置のハウンジング
12には、クリーニングブラシ13の奥側に、回収され
たトナー等を図示しない回収ボックスへと搬送するオー
ガ等からなる回収トナー搬送手段16が配設されてい
る。
【0018】ところで、この実施の形態に係るクリーニ
ング装置では、画像形成動作終了時に、像担持体を作像
動作中とは逆方向に微小量だけ動作させるように制御す
るととに、当該動作時においてクリーニング用のブラシ
は回転させないように構成したものである。
【0019】また、前記像担持体を逆転させる量は、少
なくとも当該像担持体のクリーニング用ブレードが当接
していた位置が、クリーニング用ブラシと当接する位置
まで移動する量に設定される。
【0020】すなわち、上記の如く構成される画像形成
装置において、感光体ドラム1は、通常の画像形成動作
時には、図1に示すように、図示しない駆動手段によっ
て矢印方向Aに沿って所定の回転速度で駆動されるよう
になっているが、当該感光体ドラム1は、駆動手段を通
常の画像形成時とは逆方向に回転駆動させることによ
り、作像動作中とは逆方向Bに所定量だけ動作可能とな
っている。
【0021】また、上記クリーニング装置11のクリー
ニングブラシ13は、通常、感光体ドラム1を回転駆動
する駆動手段からギアまたはベルトを介して駆動力が伝
達されることにより、矢印方向Aに沿って所定の回転速
度で駆動されるようになっている。
【0022】この実施の形態では、クリーニングブラシ
13を回転駆動するため、このクリーニングブラシ13
の回転軸20には、図2に示すように、感光体ドラム1
を回転駆動する駆動手段から駆動力が伝達されるギア2
1が取り付けられている。そして、上記クリーニングブ
ラシ13の回転軸20とギア21との連結部には、ギア
21の内面に所定の中心角度に渡って扇形状に形成され
た凹部22が設けられているとともに、クリーニングブ
ラシ13の回転軸20には、ギア21の内面に形成され
た凹部22と係合するピン23が突設されている。その
ため、上記クリーニングブラシ13は、通常の回転方向
である矢印方向Aに回転する場合には、ギア21の凹部
22の端面が回転軸20に突設けられたピン23と直ち
に係合して、感光体ドラム1を回転駆動する駆動手段か
らギアを介して駆動力が伝達され、矢印方向Aに回転駆
動されるようになっている。これに対して、上記クリー
ニングブラシ13は、通常の回転方向である矢印方向A
と逆方向Bに回転する場合には、回転軸20に突設けら
れたピン23がギア21の凹部22の角度だけ回転した
ときにはじめて、ギア21の凹部22の端面と係合する
ため、感光体ドラム1を逆転させた場合でも、ギアの凹
部の中心角に対応した角度だけは、逆方向Bに回転しな
いように構成されている。
【0023】図3は上記の如く構成される画像形成装置
の制御回路を示すブロック図である。
【0024】図3において、30はCPUであり、この
CPU30は、図示しないROMに記憶されたプログラ
ムやRAMに記憶されたデータ等に基づいて、画像形成
動作を制御するものである。31は感光体ドラム1やク
リーニングブラシ13等を回転駆動するメインモータ、
32はこのメインモータ31をCPU30の指令に基づ
いて回転駆動するメインモータ駆動回路である。33は
上記メインモータ31の回転軸に装着され、メインモー
タの回転状態を検出するメインモータエンコーダであ
る。
【0025】以上の構成において、この実施の形態に係
る画像形成装置のクリーニング装置では、次のようにし
て、クリーニングブレードに紙粉等が挟まった場合で
も、コピー上の黒筋や汚れ等の発生を防止することがで
きるのは勿論のこと、クリーニングブラシを逆転させる
ことに伴ってバンデイングやコピー汚れが発生したり、
あるいは像担持体の表面に磨耗や傷等が発生するのを確
実に防止可能となっている。
【0026】すなわち、上記の如く構成される画像形成
装置では、図1及び図4に示すように、コピー動作を開
始すると(ステップ1)、感光体ドラム1を正方向であ
るA方向に沿って回転駆動し(ステップ2)、この感光
体ドラム1上に形成されたトナー像を転写用紙7上に転
写した後、当該感光体ドラム1上に残留したトナーや、
当該感光体ドラム1上に付着した転写用紙7の繊維であ
る紙粉等を除去するため、クリーニング装置11が設け
られている。このクリーニング装置11では、感光体ド
ラム1の表面に圧接しながら、当該感光体ドラム1の回
転方向Aと同じ方向Aに所定の回転速度で回転するクリ
ーニングブラシ13によって、残留トナーや紙粉等を除
去するとともに、当該クリーニングブラシ13によって
除去しきれなかった残留トナーや紙粉等を、クリーニン
グブラシ13の下流側に配設され、感光体ドラム1の表
面に圧接するクリーニングブレード14によって掻き取
ることにより、除去するようになっている。
【0027】ところで、上記クリーニング装置11にお
いては、画像形成動作を繰り返し行っている間に、クリ
ーニングブラシ13で除去しきれなかった紙粉が、図7
及び図8に示すように、クリーニングブレード14の先
端に挟まってしまう場合がある。このように、クリーニ
ングブレード14の先端に紙粉が挟まってしまうと、ク
リーニングブレード14のエッジを変形させるととも
に、クリーニングブレード14の磨耗を促進し、クリー
ニングブレード14及び感光体ドラム1の表面にダメー
ジを与え、結果として残留トナーがクリーニングブレー
ド14をすり抜けることによるコピー画像の汚れや、感
光体ドラム1の表面の傷によるコピー画像上の黒筋等を
発生させる原因となる。
【0028】そこで、この実施の形態では、図4に示す
ように、コピー動作が終了したときに、コピー動作終了
信号を検知すると(ステップ3)、感光体ドラム1の正
転を停止させ(ステップ4)、感光体ドラム1を通常の
画像形成動作時とは逆方向に微小量(感光体ドラム1表
面の移動量にして3〜10mm程度)だけ回転させた後
(ステップ5)、当該感光体ドラム1の逆転動作を停止
させる(ステップ6)。
【0029】こうすることによって、クリーニングブレ
ード14の先端に挟まった紙粉は、感光体ドラム1の逆
転時に、当該感光体ドラム1の表面に付着した状態で移
動するため、クリーニングブレード14の先端から確実
に除去される。また、上記感光体ドラム1が逆転する量
は、少なくともクリーニングブレード14からクリーニ
ングブラシ13までの距離に相当する量に設定されてい
るため、クリーニングブレード14の先端から除去され
た紙粉は、クリーニングブラシ13の位置まで移動し、
次の画像形成時に回転駆動されるクリーニングブラシ1
3によって感光体ドラム1の表面から確実に除去され
る。
【0030】また、上記実施の形態では、図2に示すよ
うに、感光体ドラム1を逆転させる際に、クリーニング
ブラシ13は停止したままの状態となるように構成され
ているので、感光体ドラム1を逆転させてもクリーニン
グブラシ13は逆転することがないので、クリーニング
ブラシ13のブラシ繊維が通常の回転方向とは逆方向に
倒れたままの状態で放置されることがない。そのため、
クリーニングブラシ13のブラシ繊維の一部が、感光体
ドラム1を逆転させることによって通常の回転方向とは
逆方向に彎曲した状態となることがないので、クリーニ
ングブラシ13が感光体ドラム1の表面に不均一に接触
することによるバンデイング(帯状の濃淡部分)の発生
を確実に防止することができる。
【0031】このように、上記実施の形態によれば、感
光体ドラム1を逆転させてブレード14のエッジに挟ま
った紙粉を除去する際に、クリーニングブラシ13を含
むクリーニング装置11において、クリーニングブラシ
13を逆転させた場合に、ブラシ13の繊維が逆方向B
に毛倒れしたまま放置されることによるブラシピッチで
のバイデイングの悪化、ブラシ14と極く近接して設け
られるフィルムシール15の巻き込みによるトナーこぼ
れや、フィルムシール15の変形によっておこるドラム
傷を防止することができる。バンデイングについては、
デジタル処理により画像を作成するプロセスにおいて特
に有効であるといえる。また、クリーニングブレード1
4と感光体ドラム1の当接部に溜まった異物をブラシ1
3の当接部まで移動させることで、クリーニングブラシ
13の動作時にその異物を除去することができる。
【0032】実施の形態2 図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
ると、この実施の形態2では、感光体ドラムを逆転する
際に、クリーニングブラシが逆転するのを確実に防止す
るように構成されている。
【0033】すなわち、この実施の形態2では、図5に
示すように、クリーニングブラシ13の回転軸30の端
部にブレーキ用のデイスク40が取り付けられており、
このブレーキ用のデイスク40を所定のタイミングでソ
レノイド41によって駆動されるブレーキパッド42で
挟持することにより、クリーニングブラシ13が逆転す
るのを確実に防止するようになっている。このように構
成することにより、クリーニングブラシ13のブラシ繊
維の一部が、感光体ドラム1を逆転させることによって
通常の回転方向とは逆方向に彎曲した状態となることが
ないので、クリーニングブラシ13が感光体ドラム1の
表面に不均一に接触することによるバンデイング(帯状
の濃淡部分)の発生を一層確実に防止することができ
る。
【0034】なお、ブレーキ用のデイスク40やソレノ
イド41等の代わりに、通常の電磁クラッチやワンウエ
イクラッチ等をクリーニングブラシ13の回転軸30に
取り付け、クリーニングブラシ13が逆転するのを確実
に防止するように構成しても良い。
【0035】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同一であるので、その説明を省略する。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、クリー
ニングブレードに紙粉等が挟まった場合でも、コピー上
の黒筋や汚れ等の発生を防止することができるのは勿論
のこと、クリーニングブラシを逆転させることに伴って
バンデイングやコピー汚れが発生したり、あるいは像担
持体の表面に磨耗や傷等が発生するのを確実に防止可能
な画像形成装置のクリーニング装置を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係るクリーニング装置を適
用した画像形成装置の一実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】 図2はクリーニングブラシ駆動部の説明図で
ある。
【図3】 図3はメインモータの駆動制御回路を示すブ
ロック図である。
【図4】 図4は画像形成動作開始から終了までの動作
を説明するフローチャートである。
【図5】 図5はブラシ逆転防止機構の実施の形態2の
説明図である。
【図6】 図6は従来の画像形成装置を示す構成図であ
る。
【図7】 図7はクリーニングブレードの先端部を示す
説明図である。
【図8】 図8はクリーニングブレードの先端部を示す
斜視図である。
【図9】 図9(a)(b)はクリーニングブラシの毛
倒れの状態をそれぞれ示す説明図である。
【図10】 図10はクリーニングブラシの毛倒れによ
るバンデイングの状態を示す説明図である。
【図11】 図11はフィルムシールの位置を示す説明
図である。
【図12】 図12はクリーニングブラシの逆転による
フィルムシールの巻き込みを示す説明図である。
【図13】 図13はフィルムシールの変形による感光
体ドラム表面との接触状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1、100:感光体ドラム、2:一次帯電器、3:現像
ロール、4:転写補助帯電器、5:搬送ロール、6:レ
ジストロール、7、103:転写用紙、8、102:転
写帯電器、9、104:剥離帯電器、10:搬送ベル
ト、11:クリーニング装置、12:ハウジング、1
3、105:クリーニングブラシ、14、106:クリ
ーニングブレード、15、107:フィルムシール、1
6:回収トナー搬送手段、20:クリーニングブラシ回
転軸、21:ブラシ駆動ギア、22:ギア内面凹部、2
3:ピン、40:デイスク、41:ソレノイド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成される像担持体の表面に接触
    するように配置されたクリーニング用ブレードとクリー
    ニング用ブラシとを備えた画像形成装置のクリーニング
    装置において、画像形成動作終了時に、前記像担持体を
    作像動作中とは逆方向に微小量だけ動作させるように制
    御するとともに、当該動作時においてクリーニング用ブ
    ラシは回転させないように構成したことを特徴とする画
    像形成装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体を逆転させる量は、少なく
    とも当該像担持体のクリーニング用ブレードが当接して
    いた位置が、クリーニング用ブラシと当接する位置まで
    移動する量であることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置のクリーニング装置。
JP20051797A 1997-07-25 1997-07-25 画像形成装置のクリーニング装置 Pending JPH1145036A (ja)

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