JPH1144883A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH1144883A
JPH1144883A JP9215473A JP21547397A JPH1144883A JP H1144883 A JPH1144883 A JP H1144883A JP 9215473 A JP9215473 A JP 9215473A JP 21547397 A JP21547397 A JP 21547397A JP H1144883 A JPH1144883 A JP H1144883A
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JP
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light emitting
light
emitting layer
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JP9215473A
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Hiroshi Kurosawa
比呂史 黒沢
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型構造化を達成でき、しかも明状態および
暗状態の両方の状態においても良好なコントラストが得
られる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶セル12の前に前偏光板13を配置
し、液晶セル12の後方に有機EL発光層29を前透明
電極28と後反射電極とで挟んでなるバックライト9を
配置する。有機EL発光層29は、2,5−ジノニルオキ
シ−p−フェニレンビニレン重合体で形成されている。
この有機EL発光層29は、所定方向に向けてラビング
処理が施されることにより1軸配向されており、偏光性
および1軸発光性をもつ。このため、液晶セル12の後
方に別途偏光板を配置する必要がなく、液晶表示装置の
薄型化を達成することができると共に、反射型および透
過型として用いることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置に
関し、さらに詳しくは、透過型および反射型の両方の機
能を備えた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄型軽量化が可能であ
るため、種々の電子機器の表示装置として使用されてい
る。近年では、情報化が個人のレベルまで浸透し始めて
おり、携帯用パソコン(ノート型パソコン)や、携帯情
報端末などが普及している。このような電子機器は、携
帯用であるため電力消費を極力抑える必要がある。この
ため、携帯用電子機器では、バックライトを無くしてこ
れに必要とされる電力を削減した、反射型の液晶表示装
置が用いられている。しかし、このような液晶表示装置
は、外光が明るい昼間(明状態)においては良好なコン
トラストを得ることができるが、暗い場所や夜間(暗状
態)では表示を見ることができない。一方、バックライ
トを備えた透過型の液晶表示装置においては、暗状態で
バックライトの輝度で充分なコントラストを得ることが
できるのに対し、明状態ではバックライトの輝度では良
好なコントラストを得ることができない。そこで、図1
2に示すような、反射型表示機能と透過型表示機能とを
備えた液晶表示装置が開発されている。この液晶表示装
置は、同図に示すように、液晶セル1の前方に前偏光板
2、液晶セル1の後方に後偏光板3を備え、後偏光板3
の後方に半透過半反射板(ハーフミラー)4が配置さ
れ、さらにこの半透過半反射板4の後方にバックライト
5(ランプ6と導光板7などで構成される)が配置され
ている。半透過半反射板4は、入射する光の一部を透過
し、残りの光を反射する機能を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た液晶表示装置では、半透過半反射板4やバックライト
5がいずれも厚い構造であるため、薄型構造化を阻む要
素となっていた。また、上記した液晶表示装置では、図
12に示すように、外光Aを起源とする入射光A1の一
部(A3)が半透過半反射板4を透過してしまうため、
反射光A2の光量が減少してしまい良好なコントラスト
をとれないという問題がある。一方、暗状態で用いるバ
ックライト3を起源とする照明光Bは、半透過半反射板
4を通過することにより、光量が大幅に減少して照明光
B1になる。すなわち、バックライト5からの光を効率
よく表示に用いることができない。このため、暗状態に
おいて、良好なコントラストを得るにはバックライト5
の発光性能を上げることが要求され、消費電力が増加
し、特に携帯用液晶表示装置において、連続表示時間が
短くなるという問題を避けることができない。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、薄型
構造化を達成でき、しかも明状態および暗状態の両方の
状態においても良好なコントラストが得られる液晶表示
装置得るにはどのような手段を講じればよいかという点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液晶表示装置であって、前透明基板と後透明基板とが相
対向するように配置され、前記両透明基板間に液晶が封
止されると共に、前記前透明基板側に前偏光板が配置さ
れ、前記後透明基板側に偏光性および1軸発光性を備え
るバックライトが配置されたことを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明では、バックライトが
偏光性および1軸発光性を有するため、後透明基板の後
方に別途偏光板を必要としない。このため、バックライ
トの薄型化、延いては液晶表示装置の薄型化を達成する
ことが可能となる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置であって、前記バックライトは、光透過性を
有する前電極と、光反射性を有する後電極との間に有機
EL発光層が介在されてなることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明では、有機EL発光層
を用いることにより、極めて薄いバックライトを実現す
ることができる。また、前電極が光透過性を有し、後電
極が光反射性を有するため、有機EL発光層を偏光板と
して用いることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の液
晶表示装置であって、前記有機EL発光層は、主鎖にπ
共役結合を有する高分子材料でなり、かつ所定方向に1
軸配向処理が施されていることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明では、主鎖にπ共役結
合を有する高分子材料でなる有機EL発光層とすること
により、1軸配向処理で偏光性および1軸発光性を有す
る膜を形成することが可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示装置であって、高分子材料は、チオフェン、3−
n−ヘキシルチオフェンなどのアルキルチオフェン、ベ
ンゼン、フェニレンビニレン、チェニレンビニレン、ピ
ロール、フラン、アニリン、フルオレン、カルバゾール
などの導電性有機材料、およびこれらの誘導体、および
スチレン、アリルベンゼンなどのアレーン、およびその
誘導体、およびこれらの金属錯体のうち、いずれかを重
合してなることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載の液晶表示装置であって、前記液晶
は、反強誘電性液晶であることを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明では、反強誘電性液晶
を用いることで、前偏光板や有機EL発光層の透過軸に
対して所定角度を持たせて液晶分子の配列方向を設定す
ることが可能になり、液晶セル側とバックライト側との
相対的な回転移動しなくても、反射型、透過型いずれも
同じネガポジ表示が可能となり、操作性を向上させるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶表示装置
の詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。 (実施形態1)図1は、本発明に係る液晶表示装置の実
施形態1を示す断面説明図である。同図中11は液晶表
示装置であり、主に、TN(ツイステッドネマティッ
ク)モードに設定された液晶セル12と前偏光板13と
偏光作用を備えるバックライト9とから構成されてい
る。
【0015】液晶セル12は、相対向する前透明基板1
4と後透明基板15との間に液晶16が封止されて大略
構成されている。まず、後透明基板15側の構成を説明
すると、例えばガラスでなる後透明基板15の前面に所
定の配列をなすように画素電極17がITO(indium t
in oxide)で形成されている。また、画素電極17は、
それぞれの近傍に配置、形成された薄膜トランジスタ
(以下、TFTという)18に接続されている。なお、
図1においては、ゲートライン、ドレインラインおよび
ソース電極などの図示を省略している。TFT18は、
パッシベーション膜19で覆われ、これらの画素電極1
7やTFT18などを覆うように表示領域全体に後配向
膜20が形成されている。
【0016】前透明基板14側の構成は、ガラスでなる
前透明基板14の後面にブラックマスク21が画素領域
を囲むようなパターンに形成されている。また、画素領
域に対応する位置には、所定の色配列をなすようにそれ
ぞれカラーフィルタ層22が配置されている。さらに、
ブラックマスク21およびカラーフィルタ層22を覆う
ように表示領域全体に保護膜23が形成されている。そ
して、保護膜23の後面側にはITOでなる共通電極2
4が表示領域全体に形成され、共通電極24の後面側に
は前配向膜25が表示領域全体に形成されている。この
ような構成の前透明基板14側と後透明基板15側と
は、前配向膜25と後配向膜20とが向き合った状態
で、シール材26が表示領域を囲むように両配向膜間に
介在されて貼り合わされている。さらに、前透明基板1
4と後透明基板15とシール材26とで形成される空隙
には、液晶16が封止されている。
【0017】このような構成の液晶セル12の前透明基
板14の前面には、前偏光板13が配置されている。ま
た、後透明基板15の後方には、バックライト9が配置
されている。バックライト9は、ガラスでなるEL基板
27の後面に、液晶セル12の表示領域と略同一面積お
よび同一形状の前透明電極28、有機EL発光層29、
後反射電極30が順次形成されてなる。本実施形態で
は、前透明電極28が例えばITOなどの透明電極材料
で形成され、後反射電極30が光反射性を有する金属材
料で形成されている。
【0018】そして、本実施形態では、バックライト9
の有機EL発光層29が、下記の構造式で表される2,5
−ジノニルオキシ−p−フェニレンビニレン重合体で形
成されている。この有機EL発光層29は、所定方向に
向けてラビング処理が施されることにより1軸配向され
ている。
【化1】
【0019】図2を用いて有機EL発光層29の光学的
特性を説明する。図2は、この有機EL発光層29にお
けるラビング方向の吸光度Apとラビング方向に垂直な
方向の吸光度Avを示すグラフである。このグラフか
ら、ラビング方向に平行な方向の振動面を有する光は有
機EL発光層29に吸収され、ラビング方向に垂直な方
向の振動面の光は有機EL発光層29での吸収が低く
い。すなわち、ラビング方向に垂直な方向の振動面の光
は、有機EL発光層29を透過する。このように、有機
EL発光層29には1軸偏光作用がある。
【0020】また、本実施形態におけるバックライト9
の前透明電極28と後反射電極30との間に電界を印加
した場合の有機EL発光層29の電界発光強度は、図3
にのグラフに示す通りである。同図中、Epはラビング
方向に平行な方向の発光強度(輝度)であり、Evはラ
ビング方向に垂直な方向の発光強度を示している。すな
わち、有機EL発光層29からラビング方向に平行な方
向の振動面を有する光の発光量は大きく、ラビング方向
に垂直な方向の振動面の光は有機EL発光層29からの
発光量が小さい。このように、有機EL発光層29は、
1軸発光作用を有する。
【0021】本実施形態の液晶表示装置11を反射型と
して用いる場合は、前偏光板13の透過軸と、液晶セル
12の前後配向膜25、20のラビング方向(前後透明
基板のそれぞれの近傍における液晶分子配向方向)と、
有機EL発光層29の透過軸と、の相対的な関係が図4
に示す関係になるようにすればよい。同図中、13aは
前偏光板13の透過軸、25aは前配向膜25のラビン
グ方向、20aは後配向膜20のラビング方向、29a
は有機EL発光層29の透過軸、29bは有機EL発光
層29のラビング方向を示している。
【0022】また、図5は本実施形態の液晶表示装置1
1を透過型として用いる場合の前偏光板13の透過軸
と、液晶セル12の前後配向膜25、20のラビング方
向(前後透明基板のそれぞれの近傍における液晶分子配
向方向)と、有機EL発光層29の発光軸29cと、の
相対的な関係を示している。このように、本実施形態の
液晶表示装置11を透過型として用いる場合、発光軸2
9cがラビング方向29b又は29’と同一であるた
め、反射型と透過型のネガポジ表示を統一する場合、図
4に示したように反射型として用いる場合と比較してバ
ックライト9を90度回転した状態にする必要がある。
このため、液晶セル12とバックライト9とは、互いに
90度回転した状態で重なり合う形状、例えば正方形、
円形などに予め設定しておく必要がある。また、本実施
形態においては、液晶セル12とバックライト9とが透
過型としての状態に回転されたときに、バックライト9
の前透明電極28と後反射電極30との間に電界を印加
し、透過型としての状態から反射型としての状態へ回転
操作されたときに、電界の印加を停止するスイッチ手段
を備える構成としてもよい。さらに、図5に示すような
関係を満足するように液晶セル12とバックライト9と
を固定してもよく、この場合は液晶表示装置11を透過
型としてのみ用いることができる。また、反射型と透過
型のネガポジ表示を逆にする場合は、バックライト9を
回転させる必要はない。
【0023】次に、本実施形態の液晶表示装置11の作
用・動作について説明する。液晶表示装置11を反射型
として用いる場合には、バックライト9をオフ状態にし
ておく。また、前偏光板13の透過軸と、液晶セル12
の前後配向膜25、20のラビング方向(前後透明基板
のそれぞれの近傍における液晶分子配向方向)と、有機
EL発光層29の透過軸と、の相対的な関係が図4に示
すような状態となるように設定する。まず、画素電極1
7と共通電極24との間に電界が印加されていない場
合、外光が前偏光板13に入射すると、前偏光板13を
通過した直線偏光は液晶16に沿って旋光し、前偏光板
13の透過軸13aから90度ずれた位相となり、バッ
クライト9の有機EL発光層29の透過軸29aの方向
と一致する。このため、有機EL発光層29に入射した
直線偏光は、後反射電極30で反射され、有機EL発光
層29や、液晶セル12を通過し、前偏光板13から出
射される。このとき、所定のカラーフィルタ層22を通
過することにより、出射光の波長域を設定することがで
きる。また、画素電極17と共通電極24との間に電界
が印加されている場合には、前偏光板14から入射した
直線偏光が有機EL発光層29の透過軸を透過できず、
光の通過が遮蔽される。
【0024】また、本実施形態の液晶表示装置11を透
過型として用いる場合には、前偏光板13の透過軸と、
液晶セル12の前後配向膜25、20のラビング方向
(前後透明基板のそれぞれの近傍における液晶分子配向
方向)と、有機EL発光層29の発光軸29cと、の相
対的な関係を図5に示すような状態に設定すると共に、
バックライト9をオン状態にする。この場合、発光光源
としての有機EL発光層29自体が1軸偏光された発光
を行うため、液晶セル12の後方には別途偏光板を要し
ない。この液晶表示装置11を透過型として用いる場合
においても、画素電極17と共通電極24との間に電界
が印加されていない状態で光を透過させることができ
る。
【0025】上記したように、本実施形態においては、
有機EL発光層29が1軸偏光作用を有するため、別途
偏光板を配置する必要がなく、液晶表示装置11全体を
薄型にすることができる。特に、有機EL発光層29は
極めて薄い膜厚で発光機能を発揮するため、バックライ
ト9の薄型化を達成することができる。そして、一般に
低い光透過率の偏光板を1枚設ければいいだけなので、
透過型の時の印加電圧に対する輝度効率が高い。なお、
本実施形態においては、バックライト9をEL基板27
に設けたが、後透明基板15に直接設ける構成としても
よい。
【0026】(実施形態2)図6は、本発明に係る液晶
表示装置の実施形態2を示す断面説明図である。本実施
形態の液晶表示装置において上記した実施形態1の液晶
表示装置11と同一部分には、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0027】まず、本実施形態の液晶表示装置11にお
いては、液晶表示モードが電界制御複屈折(ECB)モ
ードを適用しており、これに伴って液晶16の種類も適
宜選択されている。前配向膜25と後配向膜20との間
には、所定方向に初期配向された液晶16が介在され、
液晶16の分子は、配向膜25、20の上における配向
方向を配向膜25、20で規制され、これら配向膜2
5、20に対し僅かなプレチルト角で傾斜した状態で、
一方の基板から他方の基板側に向かって75°±10°
のツイスト角で所定の方向にツイスト配向している。
【0028】そして、この液晶表示装置11において
は、液晶16の屈折率異方性△nと液晶層厚dとの積で
ある△ndの値と、前偏光板13および有機EL発光層
29の透過軸の向きを、入射光が白色光であるときの出
射光の色が、液晶セル12の両基板14、15の電極2
4、17間に印加する電圧に応じて、少なくとも赤、
緑、青、黒、白に変化するように設定している。
【0029】図7は、上記した液晶表示装置11に液晶
分子の配向状態と、前偏光板13と有機EL発光層29
の透過軸の向きを液晶表示装置11の表面側から見た図
であり、この実施形態では、液晶セル12の△ndの値
を800nm〜1100nmに設定すると共に、前偏光
板13、有機EL発光層29はそれぞれの透過軸13
a、29aを次のような向きにして配置されている。
【0030】すなわち、図7に示すように、液晶セル1
2の後配向膜20近傍における液晶分子配向方向(後配
向膜20のラビング方向)20aは、液晶セル12の横
軸Sに対して右回りに52.5°±5°の方向、前配向
膜25の近傍における液晶分子配向方向(前配向膜25
のラビング方向)25aは、横軸Sに対して左回りに5
2.5±5°の方向にあり、液晶分子は、そのツイスト
方向を破線矢印で示したように、後配向膜20から前配
向膜25に向かって右回りに75°±10°のツイスト
角でツイスト配向している。
【0031】そして、液晶セル12の後配向膜20近傍
の液晶分子配向方向20aを0°の方向とすると、液晶
セル12の後方の有機EL発光層29の透過軸29a
は、前記液晶分子のツイスト方向を逆方向に52.5°
±3°の方向にあり、液晶セル12の前透明基板14側
に配置した前偏光板13の透過軸13aは、前記ツイス
ト方向と逆方向に47.5°±3°の方向にある。
【0032】本実施形態の液晶表示装置11は、液晶セ
ル12の液晶層の複屈折作用と対をなす前偏光板13と
有機EL発光層29の偏光作用とを利用して光を着色す
るもので、この液晶表示装置11においては、前偏光板
13を透過して入射した直線偏光が、液晶セル12を通
る過程でその液晶層の複屈折作用により偏光状態を変え
られ、各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる楕円偏光と
なって有機EL発光層29へ入射し、この有機EL発光
層29を透過した光が、その光を構成する各波長光の光
強度の比に応じた色の着色光になり、この着色光が後反
射電極30で反射され、有機EL発光層29と液晶セル
12と前偏光板13とを順に透過して液晶表示装置11
の表面側に出射する。
【0033】なお、後反射電極30で反射された光は、
表面側に出射する過程で、液晶セル12の液晶層により
入射時とは逆の経路で複屈折作用を受け、入射時とほぼ
同じ直線偏光となって前偏光板13に入射するため、前
偏光板13を透過して出射する光は、後反射電極30で
反射された光とほとんど変わらない着色光である。
【0034】そして、液晶セル12の液晶層の複屈折作
用は、この液晶層への印加電圧に応じた液晶分子の配向
状態の変化によって変化し、それにともなって有機EL
発光層29に入射する光の偏光状態が変化するため、こ
の有機EL発光層29を透過する各波長光の光強度に応
じて光の着色が変化する。
【0035】すなわち、液晶セル12の共通電極24と
画素電極17との間に電圧を印加すると、液晶分子がツ
イスト配向状態を保ちつつ立ち上がり配向し、この液晶
分子の立ち上がり角が大きくなるにつれて液晶層の複屈
折作用が小さくなるが、液晶セル12の液晶層の複屈折
作用が変化すると、液晶セル12を透過して有機EL発
光層29に入射する光の偏光状態が変化するため、この
有機EL発光層29を透過する各波長光の光強度の比に
応じて比にの着色が変化し、その光が後反射電極30で
反射されて液晶セル12の表面側に出射する。
【0036】以上、本実施形態の液晶表示装置11を反
射型として用いる場合について説明したが、透過型とし
て用いることも可能である。反射型と透過型のネガポジ
表示を統一する場合、有機EL発光層29の発光軸は、
図7における透過軸29aと同方向になるようにバック
ライト9を回転移動させる必要がある。なお、本実施形
態の液晶表示装置11では、EL基板27にバックライ
ト9を設けたが、図8に示すように後透明基板15へ直
接バックライト9を設ける構成としてもよい。また、反
射型と透過型のネガポジ表示を逆にする場合は、バック
ライト9を回転させる必要はない。
【0037】本実施形態の液晶表示装置11において
は、上記した実施形態1の作用・効果に加えて、カラー
フィルタ層が存在しないため、光の透過率を向上させる
ことができる。
【0038】(実施形態3)図9は、本発明に係る液晶
表示装置の実施形態3の透過軸、発光軸および液晶の配
向方向の関係を示す説明図である。なお、本実施形態の
液晶表示装置の構造は、上記した実施形態2の液晶表示
装置11と略同様であるため、同一部分には同一の符号
を付して説明する。以下、本実施形態における上記実施
形態2と異なる部分について説明する。この液晶表示装
置11は、液晶16として反強誘電性液晶を封止した液
晶セル12の、前方に前偏光板13、後方にバックライ
ト9を配置した構成である。なお、バックライト9の構
成部材は、上記した実施形態1および実施形態2と同様
である。
【0039】本実施形態においては、前配向膜25と後
配向膜20とが互いに対向する面に、図示しないが、ス
メクティック層構造をなす反強誘電性液晶のスメクティ
ック層構造の法線の方向を規制するための配向処理が施
されている。
【0040】ここで、図10に示すモデル図を用いて反
強誘電性液晶の分子配列状態について説明する。10は
液晶分子、10a、10bは液晶分子10の自発分極の
向きを示している。同図に示すように、反強誘電性液晶
は、スメクティック層構造の法線Lに対しあるチルト角
θ(例えば22.5°)で傾いた方向に液晶分子が配列
する性質をもっており、その分子配列状態いは、以下に
説明する3つの安定状態がある。
【0041】第1の安定状態は、液晶層に一方向の極性
の強い電界が印加されたときの状態であり、このとき
は、液晶分子の自発分極が印加電界と作用して、図10
(a)のように、全ての液晶分子がスメクティック層構
造の法線Lに対し一方向に上記チルト角θで一様に配列
する。
【0042】第2の安定状態は、液晶層に逆方向の極性
の強い電界が印加されたときの状態であり、このとき
は、液晶分子の自発分極が逆方向電界と作用して液晶分
子が反転し、図10(c)のように、全ての液晶分子が
スメクティック層構造の法線Lに対し上記第1の安定状
態とは逆方向に上記チルト角で一様に配列する。
【0043】第3の安定状態は、無電界時または弱い電
界が印加されたときの状態であり、この状態では、図1
0(b)のように、液晶分子がスメクティック層構造の
法線Lに対し同じチルト角θで交互に逆向きに配列(各
層ごとに互い違いの向きで配列)する。したがって、無
電界または弱い電界が印加された状態における液晶層全
体での液晶分子の平均的な配列方向はスメクティック層
構造の法線L方向にある。
【0044】本実施形態では、図9に示すように、液晶
16に一方向に極性の強い電界(Ea)が印加されたと
き(第1の安定状態)に法線Lに対して−θの角度をな
す第1の配列方向16aが前偏光板13の透過軸13a
とほぼ平行をなすように設定されている。また、液晶1
6の第1の安定状態と逆方向に極性の強い電界(Ec)
が印加されたとき(第2の安定状態)に法線Lに対して
+θの角度をなす第2の配列方向16cが配列方向16
a(透過軸13a)に対して2θ(例えば45°)をな
すように設定されている。さらに、液晶16が無電界時
または弱い電界(Eb)が印加されたときの状態(第3
の安定状態)の平均的な配列方向である第3の配列方向
16bが法線Lと同方向になるように設定されている。
なお、前配向膜25、後配向膜20の配向処理は、液晶
16が上記した第1〜第3の配列方向を取り得るように
所定方向に配向処理が施されている。また、バックライ
ト9を構成する有機EL発光層29の透過軸29aは前
偏光板13の透過軸13aと平行をなすように設定さ
れ、発光軸29cは前偏光板13の透過軸13aと垂直
をなす方向となる。
【0045】以上、本実施形態に特有の構成について説
明したが、他の構成は上記した実施形態2と同様であ
る。
【0046】本実施形態の液晶表示装置を反射型として
用いる場合は、バックライト9の電源をオフ状態にして
用いる。前偏光板13を透過する直線偏光は、液晶16
が第1の配列方向16aをとる第1の安定状態にあると
きに一番透過し易くなる。そして、液晶セル12を透過
した直線偏光は、有機EL発光層29の透過軸29aを
透過して後反射電極30で反射されて透過軸29a、液
晶セル12、前偏光板13を透過して前方に出射され
る。また、液晶16が第3の配列方向16bをとる第3
の安定状態にあるときは、第1の安定状態より透過しに
くい状態となる。さらに、液晶16が第2の配列方向1
6cをとる第2の安定状態にあるときは、第3の安定状
態より光の透過が困難になる。このように、液晶16に
印加する電界を制御することにより液晶表示装置の階調
表示を行うことが可能になる。
【0047】また、本実施形態の液晶表示装置を透過型
として用いる場合は、バックライト9をオン状態にして
用いる。ここで、有機EL発光層29の発光軸29cで
あるため、バックライト9から発生された1軸発光は、
液晶16の配列方向が第2の配列方向16cであるとき
に液晶16中を透過し易くなる。また、液晶16の配列
方向が第3の配列方向16bのときは、第2の配列方向
のときより透過しにくくなる。さらに、第1の配列方向
16aのときは、第3の配列方向16bのときよりも透
過しにくくなり、暗い表示となる。このように、液晶表
示装置を透過型として用いる場合においても、階調表示
を行うことが可能となる。なお、透過型として用いる場
合には、液晶16中の光透過率が低いため、バックライ
ト9の出力を高めにすることが必要となる。
【0048】本実施形態の液晶表示装置では、反強誘電
性液晶を用いたため、有機EL発光層29の発光軸、透
過軸の方向に起因してバックライト9側と液晶セル12
側とを相対的に回転移動する必要がなく、電界の状態を
制御するだけでよいため、透過型と反射型との切り換え
操作が容易となる。また、本実施形態においても、有機
EL発光層29が極めて薄くてよいため、バックライト
9の薄型化を達成することができる。
【0049】(実施形態4)図11は、本発明に係る液
晶表示装置の実施形態4の透過軸、発光軸および液晶の
配向方向の関係を示す説明図である。なお、本実施形態
では、上記した実施形態3に対して液晶16の配列方向
の設定のみが異なるものであるため、液晶16の配列方
向の説明して、他の構成の説明は省略する。
【0050】本実施形態では、スメクティック層構造の
法線Lと同方向である第3の配列方向16bが前偏光板
13の透過軸13aと垂直をなすように設定されてい
る。また、第1の配列方向16aが第3の配列方向16
bに対して−θの角度をなすように設定されている。さ
らに、第2の配列方向16cが第3の配列方向16bに
対して+θの角度をなすように設定されている。
【0051】本実施形態の液晶表示装置を反射型として
用いる場合は、外光が前偏光板13の透過軸13aを透
過して直線偏光され、この直線偏光は液晶16が第1の
配列方向16aまたは第2の配列方向16cに制御され
ているときに旋光されて液晶セル12を透過し、有機E
L発光層29の透過軸29aを透過して後反射電極30
で反射される。この反射光は、有機EL発光層29、液
晶セル12、前偏光板13を透過して前方へ出射され明
状態の表示となる。また、液晶16が第3の配列方向1
6bのときは、前偏光板13の透過軸13aと垂直とな
るため、液晶16で光が遮蔽されるため暗状態の表示と
なる。
【0052】また、本実施形態の液晶表示装置を透過型
として用いる場合は、バックライト9をオン状態にして
用いる。有機EL発光層29から出射された1軸発光
(発光軸は29c)は、液晶16が第1の配列方向16
aまたは第2の配列方向16cをとるように制御されて
いる場合、旋光されて液晶セル12、前偏光板13を透
過して前方に出射され明状態の表示となる。一方、液晶
16が第3の配列方向16bに制御されている場合、有
機EL発光層29からの発光は液晶16を透過して前偏
光板13に至るが透過軸13aと垂直をなすため、前偏
光板13で吸収されて、前偏光板13より前方へ出射さ
れることがなく、暗状態の表示となる。本実施形態にお
いては、反射型、透過型いずれも同じネガポジ表示がで
きる。
【0053】本実施形態においても、透過型と反射型と
を切り換えて用いる場合に、上記した実施形態3と同様
にバックライト9と液晶セル12とを相対的に回転移動
させる必要がなく、操作が容易になるという利点があ
る。そして、一般に低い光透過率の偏光板を1枚設けれ
ばいいだけなので、透過型の時の印加電圧に対する輝度
効率が高い。
【0054】以上、実施形態1〜実施形態4について説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく構
成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例えば、
上記した各実施形態では、バックライト9の有機EL発
光層29が2,5−ジノニルオキシ−p−フェニレンビニ
レン重合体で構成したが、チオフェン、3−n−ヘキシ
ルチオフェンなどのアルキルチオフェン、ベンゼン、フ
ェニレンビニレン、チェニレンビニレン、ピロール、フ
ラン、アニリン、フルオレン、カルバゾールなどの導電
性有機材料、およびこれらの誘導体、スチレン、アリル
ベンゼンなどのアレーン、およびその誘導体、およびこ
れらの金属錯体、のうち、いずれかを重合してなる材料
を用いることができる。また、本実施形態においては、
有機EL発光層29のみを用いたが、電子輸送層や正孔
輸送層などを備える構成としても勿論よい。
【0055】また、本実施形態においては、有機EL発
光層29の配向処理としてラビング処理を行ったが、配
向性を具備させる処理であればこれに限定されるもので
はない。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、薄型構造化を達成でき、しかも明状態およ
び暗状態の両方の状態においても良好なコントラストが
得られる液晶表示装置を実現するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の実施形態1の断面
説明図。
【図2】実施形態1の有機EL発光層の光透過特性を表
すグラフ。
【図3】実施形態1の有機EL発光層の1軸発光性を表
すグラフ。
【図4】実施形態1の液晶表示装置を反射型として用い
る場合の、前偏光板13の透過軸と、液晶セル12の前
後配向膜25、20のラビング方向と、有機EL発光層
29の透過軸と、の相対的な関係を示す説明図。
【図5】実施形態1の液晶表示装置を透過型として用い
る場合の、前偏光板13の透過軸と、液晶セル12の前
後配向膜25、20のラビング方向と、有機EL発光層
29の透過軸と、の相対的な関係を示す説明図。
【図6】本発明に係る液晶表示装置の実施形態2を示す
断面説明図。
【図7】実施形態2における、液晶分子の配向状態と前
偏光板13と有機EL発光層29の透過軸の向きを液晶
表示装置11の表面側から見た説明図。
【図8】実施形態2の変形例を示す断面説明図。
【図9】本発明に係る液晶表示装置の実施形態3の透過
軸、発光軸および液晶の配向方向の関係を示す説明図。
【図10】反強誘電性液晶の各状態の配列方向を示すモ
デル図。
【図11】本発明に係る液晶表示装置の実施形態4の透
過軸、発光軸および液晶の配向方向の関係を示す説明
図。
【図12】従来の液晶表示装置を示す要部断面図。
【符号の説明】
9 バックライト 11 液晶表示装置 12 液晶セル 13 前偏光板 13a 透過軸 14 前透明基板 15 後透明基板 16 液晶 20 後配向膜 20a 液晶分子配向方向 25 前配向膜 25a 液晶分子配向方向 28 前透明電極 29 有機EL発光層 29a 透過軸 29c 発光軸 30 後反射電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前透明基板と後透明基板とが相対向する
    ように配置され、前記両透明基板間に液晶が封止される
    と共に、前記前透明基板側に前偏光板が配置され、前記
    後透明基板側に偏光性および1軸発光性を備えるバック
    ライトが配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記バックライトは、光透過性を有する
    前電極と、光反射性を有する後電極との間に有機EL発
    光層が介在されてなることを特徴とする請求項1記載の
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記有機EL発光層は、主鎖にπ共役結
    合を有する高分子材料でなり、かつ所定方向に1軸配向
    処理が施されていることを特徴とする請求項2記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記高分子材料は、 チオフェン、3−n−ヘキシルチオフェンなどのアルキ
    ルチオフェン、 ベンゼン、フェニレンビニレン、チェニレンビニレン、
    ピロール、フラン、アニリン、フルオレン、カルバゾー
    ルなどの導電性有機材料、およびこれらの誘導体、 スチレン、アリルベンゼンなどのアレーン、およびその
    誘導体、およびこれらの金属錯体、 のうち、いずれかを重合してなることを特徴とする請求
    項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶は、反強誘電性液晶であること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液
    晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166301A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Seiko Epson Corp バックライト内蔵型液晶表示装置及びその製造方法
KR20020074871A (ko) * 2001-03-22 2002-10-04 삼성전자 주식회사 인공광원을 이용한 반사형 액정표시 어셈블리
KR100495700B1 (ko) * 2002-08-30 2005-06-14 최종선 편광 유기 전기 발광 소자의 제조 방법

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