JPH1144454A - 追焚機能付き給湯装置 - Google Patents

追焚機能付き給湯装置

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JPH1144454A
JPH1144454A JP9212492A JP21249297A JPH1144454A JP H1144454 A JPH1144454 A JP H1144454A JP 9212492 A JP9212492 A JP 9212492A JP 21249297 A JP21249297 A JP 21249297A JP H1144454 A JPH1144454 A JP H1144454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴中に追焚を行う時には、浴槽湯温を早く
上昇させることができる追焚機能付き給湯装置を提供す
る。 【解決手段】 給湯要求と追焚要求があった時には(ス
テップ101,103)、浴槽に人が入っているか否か
を判断する(ステップ104)。入浴中と判断した時に
は、追焚を優先する(ステップ400)。すなわち、必
ず循環ポンプを駆動して追焚を行い、燃焼余力を給湯の
ために費やす。そのため給湯配管系からの出湯量が減じ
られることもある。ステップ104で入浴中でないと判
断した時には、給湯を優先する(ステップ500)。す
なわち、ユーザーの希望に沿った出湯量で、出湯温度が
設定温度になるように給湯制御をする。それでも燃焼余
力があれば、追焚を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追焚機能付き給湯
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一缶二水路型の追焚機能付き給湯装置で
は、共通の熱交換部に給湯配管系と追焚配管系が通って
おり、台所等に給湯する場合も、風呂の追焚をする場合
も、共通の燃焼部を燃焼させて上記熱交換部を加熱す
る。しかし、この給湯と追焚を同時に実行した場合、機
種によっては燃焼部の最大燃焼熱量(以下、最大号数と
称す)が小さいため、給湯と追焚を同時に実行するのに
十分な熱量が得られず、給湯配管系に設けた流量制御弁
を絞って、出湯量を減少させることを余儀なくされる。
【0003】そこで、給湯要求と追焚要求が同時にあっ
た場合には、給湯を優先し追焚を禁止していた。しか
し、これでは、給湯中は追焚が全くできず、給湯終了を
待って追焚を開始するため、追焚要求から完了までに長
時間を要するという問題を有している。
【0004】また、特開平6−185803号公報に記
載の装置では、給湯に必要な給湯要求号数を演算し、こ
の給湯要求号数が所定号数より小さい場合に限って、給
湯と追焚を同時に実行している。このようにして追焚の
機会を増やしている。さらに上記公報では他の態様とし
て、給湯要求号数が所定号数以上の場合には、上記循環
ポンプをデューティ制御して追焚配管系を通過する水量
すなわち循環水量を制限している。そのため、追焚配管
系で消費される号数は循環水量制限により減少し、給湯
と追焚の合計号数を最大号数の範囲内に収めることがで
きる。このようにして、出湯温度,出湯量を確保しつ
つ、循環水量を制限した状態ではあっても追焚も同時に
実行している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したいず
れの追焚機能付き給湯装置でも、給湯と追焚の要求が同
時にあった場合には、基本として給湯を優先させるもの
であり、次の不都合があった。すなわち、ユーザーが入
浴中すなわち浴槽に入っている時に追焚を要求する場合
には、早く浴槽湯温が上昇することを切実に望んでお
り、このような場合でも給湯が優先されて追焚が行われ
ないか不十分にしか行われないと、湯温が遅々として上
昇せず、ユーザーに不快を与えることになる。本発明
は、上記事情に鑑み、入浴中に浴槽湯温をできるだけ早
く上昇させることができる追焚機能付き給湯装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、流量
制御弁を設けた給湯配管系と、循環ポンプを設けた追焚
配管系と、両配管系が通る共通の熱交換部と、この熱交
換部に燃焼熱を供給する燃焼部と、上記流量制御弁,循
環ポンプ,燃焼部を制御する制御手段とを備え、この制
御手段は、追焚要求を受けた時に、循環ポンプを駆動し
ながら燃焼部の燃焼を実行し、給湯要求を受けた時に、
給湯配管系からの出湯温度が設定温度になるように燃焼
部の燃焼を制御するとともに必要に応じて流量制御弁を
絞り制御する給湯装置において、さらに、人が浴槽に入
ったことを検出する入浴検出手段を備え、上記制御手段
は、追焚要求と給湯要求を同時に受けた時に、上記入浴
検出手段で入浴を検出した場合には追焚を優先した制御
を行い、入浴を検出しない場合には給湯を優先した制御
を実行することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の追焚
機能付き給湯装置において、給湯配管系における熱交換
部の下流側と追焚配管系との間には注湯管が接続され、
この注湯管には、注湯弁と、浴槽の水位を検出する圧力
センサが設けられ、この圧力センサが上記入浴検出手段
として提供されることを特徴とする。請求項3の発明
は、請求項1または2に記載の追焚機能付き給湯装置に
おいて、上記制御手段は、上記追焚優先制御において、
上記追焚配管系の循環ポンプの駆動を必須とし、さらに
給湯配管系からの出湯温度が設定温度になるように燃焼
部の燃焼を制御するとともに必要に応じて給湯配管系の
流量制御弁を絞ることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の追焚機能付き給湯装置において、上記制御手
段は、上記給湯優先制御において、上記給湯配管系から
の出湯温度を設定温度にするために燃焼部の燃焼を制御
し、上記循環ポンプの駆動の条件として、流量制御弁が
全開状態を維持していること、および、給湯のための要
求熱量と追焚のための要求熱量との和が燃焼部の最大燃
焼熱量以下であること、を設定したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の追
焚機能付き給湯装置において、上記制御手段は、上記循
環ポンプをデューティ制御することにより、循環量を調
節することができ、上記制御手段は、上記給湯優先制御
において、上記給湯配管系からの出湯温度を設定温度に
するために燃焼部の燃焼を制御し、上記循環ポンプを、
流量制御弁が全開状態であることを条件として駆動し、
上記循環ポンプのデューティ比を、給湯のための要求熱
量と燃焼部の最大燃焼熱量の差に対応した循環量となる
ように制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、給湯と追焚の2
つの機能を有する1缶2水路型のガス給湯装置を示す。
この給湯装置は、一つの缶(図示しない)の下部に共通
のガスバーナ1(燃焼部,熱発生部)を収納し、上部に
共通の熱交換部2を収納することにより、構成されてい
る。缶の底部には、燃焼空気を供給するためのファン
(図示しない)が設けられている。上記バーナ1へガス
を供給する手段は、ガス管3と、このガス管3に設けら
れた主電磁開閉弁4と電磁比例弁5とを有している。バ
ーナ1の近傍には点火機構(図示しない)が配置されて
いる。
【0010】上記熱交換部2は、多数の薄肉のフィンプ
レート2aを有しており、このフィンプレート2aに、
給湯配管系10の受熱管11と追焚配管系20の受熱管
21とが貫通している。
【0011】上記給湯配管系10について詳述する。上
記受熱管11の入口端には、給水管12が接続され、出
口端には給湯管13が接続されている。給湯管13の末
端には給湯栓14が設けられている。バーナ1の燃焼状
態において、給湯配管系10に水が流れると、上記受熱
管11を通る際に加熱され、湯となって給湯栓14から
吐出される。
【0012】上記給湯配管系10の給水管12には、フ
ローセンサFLと温度センサTHINが設けられている。
給湯管13には、流量制御弁GMと温度センサTHOUT
が設けられている。温度センサTHINは、給湯配管系1
0への入水温度を検出するものであり、温度センサTH
OUTは、出湯温度を検出するものである。流量制御弁G
Mは例えばギアモータ駆動式のものであり、2つの位置
センサ(図示しない)により、全開位置と全閉位置を検
出することができる。
【0013】次に、上記追焚配管系20について説明す
る。上記受熱管21の入口端と浴槽6との間には復路管
22が接続され、受熱管21の出口端と浴槽6との間に
は往路管23が接続されている。復路管22には、循環
ポンプ24,温度センサTHHR,流水スイッチ25が設
けられている。温度センサTHHRは、浴槽水温を検出す
るものである。追焚の際には、循環ポンプ24が駆動し
て、浴槽6の水が復路管22,受熱管21,往路管23
を経て循環され、受熱管21を通る際に加熱される。
【0014】上記給湯配管系10の給湯管13と、追焚
配管系20の復路管22との間には、浴槽6への湯張り
のための注湯管30が接続されており、この注湯管30
には電磁開閉弁からなる注湯弁31と圧力センサ32
(入浴検出手段)が設けられている。湯張り時には、注
湯弁31が開いて給湯管13からの湯が注湯管30から
追焚配管系20を経て浴槽6に供給される。
【0015】さらに、給湯装置は、制御ユニット50
(制御手段)とリモートコントローラ60とを備えてい
る。この制御ユニット50は、マイクロプロセッサを内
蔵し、ガス供給手段の主電磁開閉弁4,電磁比例弁5
と、点火機構と、ファンと、流量制御弁GMと、循環ポ
ンプ24と、注湯弁31を制御するものである。この制
御ユニット50には、種々の検出手段からの検出信号が
入力される。検出手段としては、前述した温度センサT
IN,THOUT,THHRや、フローセンサFL,流水ス
イッチ25がある。リモートコントローラ60は、運転
スイッチ,風呂自動運転スイッチ,追焚スイッチ,温度
設定部,表示部(いずれも図示せず)を備えており、こ
れらスイッチのオン,オフ情報,設定温度情報を制御ユ
ニット50に出力する。
【0016】上記構成の1缶2水路型給湯装置の作用を
給湯,追焚の制御を中心に説明する。制御ユニット50
は、図2のメインルーチンを実行する。このメインルー
チンは、運転スイッチオンにより開始されるものであ
る。まず、追焚要求があるか否かを判断する(ステップ
101)。この追焚要求は、追焚スイッチのオンによっ
て発動されたり、風呂自動運転スイッチオンに応答した
湯張り後の定期的追焚のために発動されるものである。
【0017】上記ステップ101で否定判断された時に
は、給湯要求があるか否かを判断する(ステップ10
2)。この給湯要求は、給湯栓14が開いて給湯配管系
10の給水管12,受熱管11,給湯管13の順に水が
流れ、給水管12に設けられたフローセンサFLでの検
出流量が閾流量を越えている時に発動されるものであ
る。このステップ102で否定判断した時にはステップ
101に戻る。このように、ステップ101,102を
繰り返して、追焚要求,給湯要求を待つ。
【0018】ステップ102で肯定判断した時、すなわ
ち追焚要求がなく、給湯要求のみあったと判断した時に
は、サブルーチン200に進み、ここで給湯単独制御を
実行してステップ101に戻る。この給湯単独制御のサ
ブルーチン200では、図3に示すように、バーナ1で
の燃焼を制御する(ステップ201)。詳述すると、フ
ローセンサFLで検出された流量と、温度センサTHIN
で検出された入水温度と、リモートコントローラ60で
設定された設定温度に基づいてフィードフォワード制御
成分を演算し、温度センサTHOUTで検出された出湯温
度と上記設定温度に基づいてフィードバック制御成分を
演算する。そして、このフィードフォワード制御成分に
フィードバック制御成分を加算した制御値に基づいて、
電磁比例弁5の開度を制御し、ガス量を制御する。これ
により、出湯温度を設定温度にすることができる。次の
ステップ202では、流量制御弁GMを制御する。この
流量制御弁GMは基本的には全開位置にあるが、設定温
度が高く給湯栓14の開度が大きい場合には、バーナ1
の最大燃焼能力(比例弁5が最大限開いた状態での燃焼
熱量)をオーバーすることがある。この場合には、出湯
温度が設定温度に達しない状態になるので、この状態を
解消するため流量制御弁GMの開度を小さくして流量を
絞るのである。
【0019】上記ステップ101で肯定判断した時に
は、ステップ103で給湯要求があるか否かを判断す
る。ここで否定判断した時、すなわち、給湯要求がなく
追焚要求のみあると判断した時には、サブルーチン30
0に進み、ここで追焚単独制御を実行してステップ10
1に戻る。この追焚単独制御のサブルーチン300で
は、図4に示すように、循環ポンプ24を駆動すること
により、浴槽6の水を追焚配管系20を介して循環させ
る(ステップ301)。また、供給ガス量が一定になる
ように、比例弁5の開度を制御する(ステップ30
2)。
【0020】上記追焚単独制御時の供給ガス量は、最大
燃焼能力に対応する最大供給ガス量より少なく、例えば
1/4程度である。なお、この燃焼制御において、給湯
配管系10の受熱管11のベンド部に設けられた温度セ
ンサの検出温度が第1閾温度を越えた時に燃焼を一時停
止し、第2閾温度(第1閾温度より若干低い温度)を下
回った時に燃焼を再開させ、これを繰り返すことによ
り、給湯配管系10の受熱管11に滞留した湯の沸騰を
防止するようにしてもよいことは勿論である。
【0021】そして、温度センサTHHRで検出された浴
槽6の湯温がユーザー設定温度に達しているか否かを判
断する(ステップ303)。ここで肯定判断した時に
は、循環ポンプ24の駆動を停止させ(ステップ30
4)、追焚要求を解除して(ステップ305)、追焚を
終了し、ステップ101に戻る。ステップ303で否定
判断した時には、ステップ304,305をパスしてス
テップ101に戻る。
【0022】上記ステップ101,103で肯定判断し
た時、すなわち追焚要求と給湯要求の両方があった時に
は、ステップ104に進み、ここで人が浴槽6に入って
いて入浴状態にあるか否かを判断する。これは、注湯管
30に設けた圧力センサ32で検出される浴槽水位に基
づいて行われる。すなわち、この浴槽水位が所定高さを
越えて上昇した時には、浴槽6に人が入ったとして予め
記憶しておき、この判断の基礎とするのである。
【0023】ここで肯定判断した時には、サブルーチン
400に進み、追焚優先制御を実行する。詳述すると、
図5に示すように、無条件で循環ポンプ24を駆動する
(ステップ401)。次に、バーナ1への供給ガス量を
制御する(ステップ402)。この供給ガス量の制御
は、給湯配管系10からの出湯温度が給湯設定温度にな
るように、前述した給湯単独制御と同様のフィードフォ
ワード制御成分とフィードバック制御成分とを加算した
制御値に基づいて、ガス量を制御する。次のステップ4
03では、前述した給湯単独制御と同様に流量制御弁G
Mを制御する。追焚を実行しながら給湯を行う際には、
給湯によって消費される熱量は制約を受けるので、最大
能力で燃焼が行われても(比例弁5の開度が最大になっ
ても)、出湯温度を給湯設定温度にできないことが多く
なる。この場合には、流量制御弁GMの開度を絞って、
出湯量を減じるのである。
【0024】上記のように、給湯配管系10からの出湯
量を減らしてでも追焚を優先するので、浴槽6の湯を早
く追焚設定温度にすることができ、入浴中のユーザーに
苛立ちや不快感を与えるのを防止することができる。次
に、ステップ404〜406を実行してステップ101
に戻る。このステップ404〜406は、前述した追焚
単独制御でのステップ303〜305と同様であるの
で、説明を省略する。
【0025】図2のステップ104で否定判断した時、
すなわち、追焚要求と給湯要求の両方を受けたが、入浴
中でないと判断した時には、サブルーチン500に進
み、給湯優先制御を実行する。すなわち、基本的に給湯
制御を優先しつつ、可能な限り給湯と追焚を同時に実行
できるようにする。
【0026】詳述すると、図6に示すように、流量制御
弁GMが全開か否かを、位置センサでの検出信号に基づ
き判断する(ステップ501)。ここで肯定判断した
時、すなわち流量制御弁GMが全開であり、追焚を実行
できる余地が一応あると判断した時には、給湯要求号数
を演算する(ステップ502)。給湯要求号数Q(給湯
要求熱量)の演算について説明する。例えば、フローセ
ンサFLで検出された出湯量Wと、温度センサTHIN
検出された入水温度TINと、給湯設定温度Tsに基づい
て、次式から給湯要求号数Qを演算する。 Q=W・(TsーTIN) なお、給湯単独実行中に追焚要求を受けてこのステップ
502を実行する場合には、検出出湯温度が給湯設定温
度になるように制御される比例弁5の開度から給湯要求
号数Qを求めてもよい。
【0027】次のステップ503では、給湯要求号数Q
と追焚要求号数(追焚要求熱量)の和が、最大号数以下
か否かを判断する。この実施形態では、追焚要求号数と
して、所定の号数を用いるが、循環ポンプ24の駆動に
よる所定の循環量と、浴槽水温と、上記入水温度TIN
設定温度TSと出湯量に基づいて、給湯側と追焚側での
熱量分配比を演算し、この分配比に基づいて上記追焚要
求号数を求めてもよい。
【0028】上記ステップ503で肯定判断した時に
は、追焚を実行しても、流量制御弁GMを全開にしてユ
ーザーが所望する出湯量(給湯栓14の開度で決められ
る出湯量)で給湯を行うことができることを意味するの
で、循環ポンプ24を駆動して追焚を実行する(ステッ
プ504)。次に、ステップ505,506,507を
実行する。これらステップ505〜507は、前述した
追焚単独制御でのステップ303〜305と同様である
ので、説明を省略する。
【0029】上記ステップ503で否定判断した時、す
なわち、追焚を実行できる余地がなく、追焚をすれば、
流量制御弁GMを絞って出湯量を減じることを余儀なく
されると判断した時には、循環ポンプ24の駆動を停止
し、または停止状態を維持し(ステップ508)、ステ
ップ504〜507をパスする。
【0030】ステップ507,508のいずれかを実行
した後、給湯配管系10からの出湯温度を設定温度にす
るためのガス量制御を行う(ステップ509)。給湯単
独制御または追焚単独制御から給湯,追焚制御となった
時には、供給ガス量は一気に増大するはずである。次
に、流量制御弁GMを制御して(ステップ510)、ス
テップ101に戻る。流量制御弁GMは、循環ポンプ2
4が停止していて(ステップ508参照)、給湯でのみ
燃焼熱が消費される場合には、給湯単独制御であるか
ら、全開の場合もあるし、絞られている場合もある。し
かし、循環ポンプ24を駆動していて(ステップ504
参照)、給湯と追焚の両方が実行されている場合には、
流量制御弁GMは全開のまま維持されるはずである。ユ
ーザーが給湯栓14をさらに開いた時には、給湯,追焚
の両者を制御している状態でも、一時的に流量制御弁G
Mが絞られる可能性もある。しかし、この場合には、短
時間で再びステップ501に戻り、ここで否定判断して
循環ポンプ24を停止することにより追焚を停止するの
で(ステップ508)、給湯要求熱量が最大燃焼熱量を
オーバーしない限り、出湯量をユーザーの希望に合わせ
ることができる。
【0031】上記ステップ503,504の代わりに、
上記循環ポンプ24をデューティ制御することにより、
循環量を調節しながら追焚を行ってもよい。詳述する
と、ステップ501で流量制御弁GMが全開であると判
断した時には、一応追焚をする余地があると判断する。
そして、ステップ502で演算された給湯号数と最大号
数の差(すなわち追焚で消費可能な燃焼熱量)から、上
記循環ポンプ24のデューティ比を演算し、このデュー
ティ比に基づいて循環ポンプ24を駆動し、追焚側の循
環量を制御する。このようにして、給湯に支障を与える
ことなく(すなわち流量制御弁GMを全開に維持したま
ま)、追焚を実行する機会を増やすことができる。な
お、浴槽湯温をも考慮し、給湯と追焚の熱量分配比を正
確に演算して上記デューティ比を決定してもよい。
【0032】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の態様が可能である。例えば、給湯要求と追焚要求があ
った時に、入浴中でなければ、追焚を無条件で禁じた給
湯優先制御を行ってもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、給湯要求と追
焚要求があった時に、入浴中であれば、追焚を優先する
ことにより、浴槽湯温を早く上昇させることができ、入
浴中のユーザーに不快感や苛立ちを与えずにすむ。ま
た、入浴中でなければ、追焚の緊急性が薄れるので、給
湯を優先することにより、給湯をユーザーの希望にした
がって実行することができる。請求項2の発明によれ
ば、注湯管に設けられた圧力センサを入浴検出手段とし
て用いるので、簡単な構成で入浴を検出できる。請求項
3の発明によれば、追焚優先制御において、給湯配管系
からの出湯量を減じてでも、必ず循環ポンプを駆動して
追焚を実行するので、浴槽湯温の上昇をより一層確実に
早めることができる。請求項4,5の発明によれば、給
湯優先制御でも、追焚の余地があれば追焚を実行するこ
とにより、浴槽湯温の上昇を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる追焚機能付き給湯
装置の概略構成図である。
【図2】同給湯装置の制御ユニットで実行されるメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】同制御ユニットで実行される給湯単独制御のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】同制御ユニットで実行される追焚単独制御のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】同制御ユニットで実行される追焚優先制御のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】同制御ユニットで実行される給湯優先制御のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 バーナ(燃焼部) 2 熱交換部 6 浴槽 10 給湯配管系 20 追焚配管系 24 循環ポンプ 30 注湯管 31 注湯弁 32 圧力センサ(入浴検出手段) 50 制御手段 GM 流量制御弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量制御弁を設けた給湯配管系と、循環ポ
    ンプを設けた追焚配管系と、両配管系が通る共通の熱交
    換部と、この熱交換部に燃焼熱を供給する燃焼部と、上
    記流量制御弁,循環ポンプ,燃焼部を制御する制御手段
    とを備え、この制御手段は、追焚要求を受けた時に、循
    環ポンプを駆動しながら燃焼部の燃焼を実行し、給湯要
    求を受けた時に、給湯配管系からの出湯温度が設定温度
    になるように燃焼部の燃焼を制御するとともに必要に応
    じて流量制御弁を絞り制御する給湯装置において、 さらに、人が浴槽に入ったことを検出する入浴検出手段
    を備え、上記制御手段は、追焚要求と給湯要求を同時に
    受けた時に、上記入浴検出手段で入浴を検出した場合に
    は追焚を優先した制御を行い、入浴を検出しない場合に
    は給湯を優先した制御を実行することを特徴とする追焚
    機能付き給湯装置。
  2. 【請求項2】給湯配管系における熱交換部の下流側と追
    焚配管系との間には注湯管が接続され、この注湯管に
    は、注湯弁と、浴槽の水位を検出する圧力センサが設け
    られ、この圧力センサが上記入浴検出手段として提供さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の追焚機能付き給
    湯装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記追焚優先制御におい
    て、上記追焚配管系の循環ポンプの駆動を必須とし、さ
    らに給湯配管系からの出湯温度が設定温度になるように
    燃焼部の燃焼を制御するとともに必要に応じて給湯配管
    系の流量制御弁を絞ることを特徴とする請求項1または
    2に記載の追焚機能付き給湯装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記給湯優先制御におい
    て、上記給湯配管系からの出湯温度を設定温度にするた
    めに燃焼部の燃焼を制御し、上記循環ポンプの駆動の条
    件として、流量制御弁が全開状態を維持していること、
    および、給湯のための要求熱量と追焚のための要求熱量
    との和が燃焼部の最大燃焼熱量以下であること、を設定
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    追焚機能付き給湯装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、上記循環ポンプをデュー
    ティ制御することにより、循環量を調節することがで
    き、 上記制御手段は、上記給湯優先制御において、上記給湯
    配管系からの出湯温度を設定温度にするために燃焼部の
    燃焼を制御し、上記循環ポンプを、流量制御弁が全開状
    態であることを条件として駆動し、上記循環ポンプのデ
    ューティ比を、給湯のための要求熱量と燃焼部の最大燃
    焼熱量の差に対応した循環量となるように制御すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の追焚機能
    付き給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008128505A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Corona Corp 給湯風呂装置
US20160047558A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 Rinnai Corporation Hot water supply and heating system
JP2019168170A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社ノーリツ 暖房熱源装置

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