JPH1144181A - ズリ搬送方法および自走式コンベア - Google Patents

ズリ搬送方法および自走式コンベア

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JPH1144181A
JPH1144181A JP20363097A JP20363097A JPH1144181A JP H1144181 A JPH1144181 A JP H1144181A JP 20363097 A JP20363097 A JP 20363097A JP 20363097 A JP20363097 A JP 20363097A JP H1144181 A JPH1144181 A JP H1144181A
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JP
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conveyor
propelled
belt conveyor
muck
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JP20363097A
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English (en)
Inventor
Shigemi Sato
成美 佐藤
Futoshi Kusumoto
太 楠本
Sumio Yamada
澄雄 山田
Kazutoki Tsuji
和時 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Shimizu Construction Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Shimizu Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Shimizu Construction Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業の容易化を図ることのできるズリ搬送方
法および自走式コンベアを提供することを課題とする。 【解決手段】 自走式ブリッジコンベア25の後端を、
主ベルトコンベア30の走行レール31上で走行可能と
された支持架台27に支持させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル等を構築
するために地山を掘削するに際し切羽で発生するズリ
や、積込位置が刻々と変化する山積みされたズリ等を搬
送するズリ搬送方法および自走式コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネルや地山を掘削するに際
して、切羽面の岩盤を発破、削岩、割岩するなどしたと
きに生じるズリは、ダンプトラック等により搬出してい
る。しかし、ダンプトラックから発生する排気ガス、粉
塵、騒音等は周辺環境や作業環境を悪化させる要因とな
る上、特にトンネル掘削においては、ダンプトラックの
入れ替え時等の際には、その搬送作業を中断しなければ
ならないため搬送作業効率が悪いという問題もある。
【0003】このため、近年では電動のベルトコンベア
の利用が検討されているが、ベルトコンベアを用いるに
は、ズリをベルトコンベア上に搭載して搬送するため
に、ズリをベルトコンベアで搬送できる大きさに破砕す
る必要がある。本発明者らは、このようにズリを破砕し
てベルトコンベアで搬送する技術として、特開平9−0
88485号公報に示すようなズリ破砕装置を既に提案
した。この技術は、単にズリを破砕して搬送するだけで
なく、自走可能な破砕機構の後方に、揺動・旋回自在
で、かつ自走可能な可動コンベアを配置する構成となっ
ている。これにより、ズリの搭載位置が変わったり掘削
の進捗に伴って破砕機構とベルトコンベアとの位置関係
がずれた場合に、可動コンベアを揺動・旋回させること
によってその位置関係を容易に調整できるようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような本発明者らが提案した技術においても、以下の
ような問題が存在する。すなわち、破砕機構とベルトコ
ンベアとの位置関係がずれた場合に、可動コンベアを揺
動・旋回させてその位置関係を調整するには、前端部側
を破砕機構に対応させ、かつ後端部側をベルトコンベア
に対応させなければならず、従来よりは大幅に位置調整
を行うことができるものの、依然として作業の容易化と
いう点で改善の余地が残されている。本発明は、以上の
ような点を考慮してなされたもので、より一層作業の容
易化を図ることのできるズリ搬送方法および自走式コン
ベアを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ズリを後方へ搬送するため、最前部に配備したズリ積込
み手段でズリをその後方のズリ破砕装置に積み込み、該
ズリ破砕装置でズリを破砕した後、これを後方の自走式
コンベアに移載し、該自走式コンベアではズリを後方に
搬送して、これを該自走式コンベアの後端が移動自在に
連係されたベルトコンベアに受け渡し、しかる後には前
記ズリを該ベルトコンベアで最後部まで搬送していくこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載のズ
リ搬送方法であって、ズリの搭載位置が前進または後退
したりするとき等には、前記自走式コンベアを自走させ
て、その後端を前記ベルトコンベアに連係させたままの
状態で前進または後退させることを特徴とするズリ搬送
方法。している。
【0007】請求項3に係る発明は、自走式コンベアで
あって、該自走式コンベアは、自走可能な走行台車上に
旋回可能に搭載されるとともに、その後端部が支持架台
上に連係されて支持され、該支持架台が前記自走式コン
ベアの後方に設置されるベルトコンベア上に沿って移動
可能とされていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るズリ搬送方法
および自走式コンベアの実施の形態の一例を、図1ない
し図5を参照して説明する。ここでは本発明に係るズリ
搬送方法および自走式コンベアを、例えばトンネルの掘
削ズリの搬送に用いる場合を例に挙げる。図1は本発明
のズリ搬送方法に用いる搬送装置の前部の構成を示す平
面図、図2は同部分の側面図、図3は図2に後続する部
分の側面図、図4(a)は同装置におけるスライドセン
トル通過部分の構成を示す側面図、図4(b)は同部分
の横断面図、図5は同装置における坑口側の構成を示す
側面図である。
【0009】このズリ搬送装置は、図1に示すトンネル
1の切羽(最前部)2で発生した最前部のズリを後方へ
搬送するもので、トンネル1の切羽2に対して配備され
たズリ積込み機(ズリ積込み手段)11と、ズリ積込み
機11に後続して配備された自走式クラッシャー装置
(ズリ破砕装置)13と、自走式クラッシャー装置13
に後続して配備された自走式ブリッジコンベア(自走式
コンベア)25と、図2に示す自走式ブリッジコンベア
25の位置から、図5に示すように最後部となる坑口
(最後部)100まで一体的に延ばされた主ベルトコン
ベア(ベルトコンベア)30とから構成されている。な
お、最前部の切羽2の付近には、小型の補助ズリ積込み
機12も配備されている。
【0010】図1、図2に示すように、ズリ積込み機1
1は、走行台車11b上に積込み用のチェーンコンベア
11aを有しており、切羽2で発生したズリを後方高所
に運び、自走式クラッシャー装置13上に落下させる。
【0011】自走式クラッシャー装置13は、クローラ
ータイプの走行機構20と、固定ジャッキ21とを有
し、任意の位置に自走させて固定することができる。走
行機構20は、エンジンまたはモータの両方で駆動でき
るようになっている。
【0012】この自走式クラッシャー装置13は、前部
に振動グリズリフィーダ14を備えており、ズリ積込み
機11から落下して来るズリをここで受け取る。振動グ
リズリフィーダ14に投入されたズリのうち、小さいも
のは、そのままふるい落とされて、下方に配置したベル
トコンベア15に乗る。大きいものは、振動グリズリフ
ィーダ14から、後部に配備されたエプロンフィーダ1
6に乗り移り、横型ジョークラッシャー17に送り込ま
れ、小さく破砕される。この横型ジョークラッシャー1
7は、縦方向の回転軸(図示なし)を有して、水平方向
に作動してズリを挟み込む二枚一対のジョー17a,1
7aを備えたものである。そして、破砕されたズリは、
前記下方に配したベルトコンベア15上で、小さいズリ
と一緒になり、自走式クラッシャー装置13の後端部に
て自走式ブリッジコンベア25の前端に乗り移る。
【0013】通常のジョークラッシャーは縦型のジョー
を持つため機械の高さが高くなり、トンネル内等の狭い
空間には入れられないが、この横型ジョークラッシャー
17は、二枚一対のジョー17a,17aを横置きにし
て高さを小さくしてある(2m程度)ので、トンネル内
にさえ入れることができる。そして、横置きにしたた
め、材料の供給をエプロンフィーダ16により強制的に
行っている。
【0014】発生したズリの全てをクラッシング(破
砕)すると、破砕時間もかかり無駄であるが、この自走
式クラッシャー装置13では、クラッシングの前段階で
振動グリズリフィーダ14によりズリの大小を選別し、
所定の大きさ以上のズリだけを破砕するようにし、所定
以下のズリは振動グリズリフィーダ14を通過させて、
そのまま下部のベルトコンベア15に落とすようにして
いるので、破砕時間も短縮され、効率がよい。
【0015】なお、振動グリズリフィーダ15、横型ク
ラッシャー17、ベルトコンベア16、エプロンフィー
ダ16の駆動は常時行うので電動式である。
【0016】自走式ブリッジコンベア25は、発破時に
約30〜50m後方に退避でき、搬送作業時に元の位置
に戻せるように、図1、図2に示すごとく、前部がクロ
ーラータイプの走行台車26の旋回台28上に搭載され
ている。そして、旋回台28を回すことにより、水平方
向に振れるようになっている。また、高さ調整用ジャッ
キ29により高さ調節ができるようになっている。
【0017】この自走式ブリッジコンベア25は、自走
式クラッシャー装置13から主ベルトコンベア30に、
ズリをうまく乗り継がせるためのものであり、後端が、
主ベルトコンベア30の前端部に設けたウォーキングフ
レーム35上に乗っている。この後端支持部には、ウォ
ーキングフレーム35に設けた走行レール31上を前後
方向に走行し得る車輪付きの支持架台27が設けられて
いる。走行レール31は、主ベルトコンベア30の前端
から所定の範囲に敷設されており、自走式ブリッジコン
ベア25の後退時に、その後端を確実に支えられるよう
になっている。図3において、符号Lで示す範囲が、発
破時に支持架台27が移動する範囲であり、その範囲よ
りさらに後方位置にはストッパ34が設けられている。
【0018】主ベルトコンベア30は、1本のベルト3
2で最後部の坑外まで連続しており、ズリを一気に坑外
へ搬送できるようになっている。主ベルトコンベア30
の前部には、該前部の位置を前進させる前進機構として
ウォーキング装置36が設けられている。ウォーキング
装置36は、ウォーキングフレーム35と、ウォーキン
グブーツ38と、昇降用油圧ジャッキ40と、前後進用
油圧ジャッキ41とから構成されている。
【0019】ウォーキング装置36は、前側ウォーキン
グ装置36A及び後側ウォーキング装置36Bに分割さ
れており、前側ウォーキング装置36Aと後側ウォーキ
ング装置36Bは、上下動誤差吸収フレーム35Cを介
して連結されている。ウォーキングフレーム35は、前
側ウォーキング装置36A及び後側ウォーキング装置3
6Bに対応して、前側ウォーキングフレーム35A及び
後側ウォーキングフレーム35Bに分割されている。上
下動誤差吸収フレーム35Cは、これら前側ウォーキン
グフレーム35A及び後側ウォーキングフレーム35B
の上下動の誤差を吸収するものである。
【0020】ウォーキングブーツ38は、ガイドシュー
37を介してウォーキングフレーム35A、35Bに前
後方向スライド自在に2個ずつ支持されている。前後の
ウォーキングブーツ38は連結棒42で連結されてい
る。前後進用油圧ジャッキ(ウォーキングブーツ駆動機
構)41は、これらウォーキングブーツ38を前後方向
に移動させるものであり、昇降用油圧ジャッキ40は、
各ウォーキングフレーム35A、35Bの前後に配備さ
れている。
【0021】ウォーキング装置36を前進させる場合、
まず、昇降用油圧ジャッキ40によりウォーキングフレ
ーム35A、35Bを持ち上げて、ウォーキングブーツ
38を床面から浮かせる。次にその状態で、前後進用油
圧ジャッキ41を駆動することにより、浮いた状態のウ
ォーキングブーツ38を前に移動させる。前側に移動さ
せたら、昇降用油圧ジャッキ40によりウォーキングフ
レーム35A、35Bを下げて、ウォーキングブーツ3
8を床面に着地させる。次いで、前後進用油圧ジャッキ
41を反対向きに駆動することで、反力によってウォー
キングフレーム35A、35Bを前進させる。その際、
ウォーキングブーツ38は床面に突っ張っている。1回
のストローク以上に前進させる場合は、上の操作の繰り
返しにより必要量だけ前進させる。
【0022】坑口まで繋がる主ベルトコンベア30は、
途中、図4(a)、(b)に示すように、トンネル1内
に配備されたスライドセントル50を通過する。この通
過部分においては、主ベルトコンベア30の搬送ベルト
32Aが、スライドセントル50の脚部50aの途中に
設けた筒形フレーム58内に貫通させられて、筒形フレ
ーム58内に配備されたキャリアローラ59により支持
されている。
【0023】また、この区間では、ベルト幅分の水平ス
ペースをセントル50内に設けるのが難しいので、リタ
ーンベルト32Bを、水平ではなく、垂直に保持するこ
とにより、スペース確保を行っている。この場合、リタ
ーンベルト32Bを水平から垂直へ移行する区間S1、
及び垂直から水平に移行する区間S2が必要であるか
ら、その区間では矯正ローラ47によりベルト32Bの
方向転換を行っている。このようにすることにより、通
常とあまり変わりなくスライドセントル50の使用が可
能となる。
【0024】また、坑口100まで繋がる主ベルトコン
ベア30は、途中、図5に示すようにインバート掘削部
70を通過する。その際に主ベルトコンベア30のキャ
リアローラは、少なくともこの区間では、トンネル1の
側壁から延ばしたブラケット44により支持させてお
り、これにより、掘削機71によるインバート掘削部7
0の掘削作業を可能にしている。
【0025】主ベルトコンベア30の後端部(坑口10
0付近)には、余裕ベルト32Cを貯留し且つ図3のウ
ォーキング装置36の前進に合わせて余裕ベルト32C
を繰り出すためのベルトストレージ装置(ベルト延伸緊
張装置)80が設けられている。ベルト32は、駆動プ
ーリ90を先端にして搬送側からリターン側に反転す
る。ベルトストレージ装置80はリターン側に配設され
ている。
【0026】ベルトストレージ装置80は、固定フレー
ム82と可動フレーム83間に貯留スペース81を確保
し、貯留スペース81に100〜200m程度の余裕ベ
ルト32Cを蓄えたものである。余裕ベルト32Cは、
多数のプーリ84を用いて幾重にも往復させることで貯
留スペース81に収められており、可動フレーム83を
緊張用ウインチ87で動かすことにより、張力を加減し
ながら、リターンベルト32Bとして繰り出される。
【0027】なお、緊張用ウインチ87は、主ベルトコ
ンベア30のウォーキング装置36に設けた前後進用油
圧ジャッキ41の張り出しに応じて駆動される。即ち、
ベルト32の張力が図示しないセンサで検出されてお
り、その検出値に応じて、緊張用ウインチ87が緩み側
に駆動され、ベルト32が順次繰り出されて行く。これ
により、主ベルトコンベア30の延伸が行われる。
【0028】100〜200mの余裕ベルト32Cを貯
留しておくと、ベルト32の繰り出しにより、約2週
間、主ベルトコンベア30の延伸に対応できる。そこ
で、余裕ベルト32Cが少なくなってきたら、余裕ベル
ト32Cを全部繰り出してしまう前に、新たに予備とし
て置かれているベルトを中間に継ぎ足し、新たにトンネ
ル進行に合わせて繰り出せるようにしておく。
【0029】次に一連の作用を述べる。発破等により切
羽2で生じたズリを搬送する場合は、図示のように、前
端にズリ積込み機11を配備し、その後方に自走式クラ
ッシャー装置13を配備し、さらにその後方に自走式ブ
リッジコンベア25を配備する。そして、ズリを自走式
クラッシャー装置13、自走式ブリッジコンベア25を
経て主ベルトコンベア30に乗せる。主ベルトコンベア
30に乗せられたズリは、ベルト32が坑口100まで
連続して延びているので、一気に坑口100まで運ばれ
る。
【0030】掘進に応じて搬送装置を前進させる場合、
自走式クラッシャー装置13及び自走式ブリッジコンベ
ア25については、そのまま自走により前進させる。ま
た、主ベルトコンベア30については、ウォーキングブ
ーツ38の操作により前部を前進させ、ベルトストレー
ジ装置80によってベルト32を繰り出すことで、全長
を延伸させる。
【0031】また、発破時には、ズリ積込み機11、自
走式クラッシャー装置13、自走式ブリッジコンベア2
5を所定の位置まで後退させる。これにより、切羽2か
ら離れた位置にある主ベルトコンベア30はもちろん、
ズリ積込み機11、自走式クラッシャー装置13、自走
式ブリッジコンベア25も、発破による飛石の影響を受
けないようにすることができる。
【0032】そして、自走式ブリッジコンベア25の後
端が、主ベルトコンベア30の走行レール31上を走行
可能とされた支持架台27に支持されているので、上記
のようにして、掘進に応じた搬送装置の前進時や発破時
に自走式ブリッジコンベア25を前進または後退させる
に際しては、その後端を確実に支えることができる。
【0033】なお、上記実施の形態では、本発明に係る
ズリ搬送方法および自走式コンベアを、例えばトンネル
の掘削ズリの搬送に用いる構成としたが、これ以外に、
ズリの積込位置が刻々と変化する場合等、他の場合にも
本発明を適用することにより、上記と同様の効果を得る
ことが可能である。その場合、ズリ搬送装置を、上記実
施の形態では徐々に前進させて延長していく構成とした
が、これとは逆に、徐々に後退させて縮めていく構成と
しても良い。これ以外にも、本発明に係る主旨を逸脱し
ない範囲内であれば、他のいかなる構成を採用しても良
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
に係るズリ搬送方法によれば、発破等により生じたズリ
をズリ破砕装置で破砕し、これを自走式コンベアを介し
てベルトコンベアに移載して後方に搬送していくので、
作業の効率向上が図れる。また、ズリ破砕装置とベルト
コンベアの間に自走式コンベアを配備したので、ベルト
コンベアと切羽等との距離を大きく保つことができ、発
破時の影響からベルトコンベアを保護することができ
る。しかも、確実にズリをベルトコンベアに乗り継がせ
ることができる。この場合、ズリ破砕装置及び自走式コ
ンベアを、発破時に後方に退避させることができるの
で、発破による飛石の影響から機器を守ることができ
る。さらに、自走式コンベアの後端はベルトコンベアの
前部の所定範囲に移動自在に連係しているので、自走式
コンベアの位置が移動した場合でも、その後端は常にベ
ルトコンベア上に位置するので、移動をより容易に行う
ことができ、またズリの乗り継ぎにも無理がなくなる。
また、トンネルの掘進に際しては、ズリ破砕装置や自走
式コンベアをそのまま自走により前進させることができ
るので、容易に掘進やズリ搭載位置の変化に追従させる
ことができる。従って、ベルトコンベアを採用する際の
問題を全て解消することができ、ベルトコンベアでズリ
の搬送を行うことにより、ダンプトラックによる搬送と
比べて、トンネル内の作業環境の改善を図ることがで
き、また連続搬送により搬送効率の向上が図れる。
【0035】請求項3に係る自走式コンベアによれば、
ベルトコンベア上を移動自在とされた支持架台に支持さ
れているので、掘進に応じた搬送装置の前進時や発破時
に、自走式コンベアを前進または後退させるときには、
その後端を確実に支えることができる。これにより、自
走式コンベアの移動をより容易に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るズリ搬送方法に用いるズリ搬送
装置の前部の構成を示す平面図である。
【図2】 同装置の前部の構成を示す側面図である。
【図3】 図2に後続する部分の側面図である。
【図4】 (a)は同装置におけるスライドセントル通
過部分の構成を示す側面図、(b)は同部分の横断面図
である。
【図5】 同装置における坑口側の構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2 切羽(最前部) 11 ズリ積込み機(ズリ積込み手段) 13 自走式クラッシャー装置(ズリ破砕装置) 25 自走式ブリッジコンベア(自走式コンベア) 26 走行台車 27 支持架台 30 主ベルトコンベア(ベルトコンベア) 100 坑口(最後部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 澄雄 福岡県大牟田市旭町2丁目28番地 株式会 社三井三池製作所三池事業所内 (72)発明者 辻 和時 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 株式会社三井三池製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズリを後方へ搬送するため、最前部に配
    備したズリ積込み手段でズリをその後方のズリ破砕装置
    に積み込み、 該ズリ破砕装置でズリを破砕した後、これを後方の自走
    式コンベアに移載し、 該自走式コンベアではズリを後方に搬送して、これを該
    自走式コンベアの後端が移動自在に連係されたベルトコ
    ンベアに受け渡し、しかる後には前記ズリを該ベルトコ
    ンベアで最後部まで搬送していくことを特徴とするズリ
    搬送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズリ搬送方法であって、
    ズリの搭載位置が前進または後退したりするとき等に
    は、前記自走式コンベアを自走させて、その後端を前記
    ベルトコンベアに連係させたままの状態で前進または後
    退させることを特徴とするズリ搬送方法。
  3. 【請求項3】 自走式コンベアであって、該自走式コン
    ベアは、自走可能な走行台車上に旋回可能に搭載される
    とともに、その後端部が支持架台上に連係されて支持さ
    れ、該支持架台が前記自走式コンベアの後方に設置され
    るベルトコンベア上に沿って移動可能とされていること
    を特徴とする自走式コンベア。
JP20363097A 1997-07-29 1997-07-29 ズリ搬送方法および自走式コンベア Pending JPH1144181A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169514A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社奥村組 発破方式を用いたトンネルの掘削工事により生じた掘削材の運搬方法および運搬装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169514A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社奥村組 発破方式を用いたトンネルの掘削工事により生じた掘削材の運搬方法および運搬装置

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