JPH1142930A - 暖房用熱交換器 - Google Patents

暖房用熱交換器

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JPH1142930A
JPH1142930A JP20175297A JP20175297A JPH1142930A JP H1142930 A JPH1142930 A JP H1142930A JP 20175297 A JP20175297 A JP 20175297A JP 20175297 A JP20175297 A JP 20175297A JP H1142930 A JPH1142930 A JP H1142930A
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JP
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wiring member
heat exchanger
electric heating
heating element
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JP20175297A
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Yoshimitsu Inoue
美光 井上
Hajime Ito
肇 伊藤
Tsunesato Takahashi
恒吏 高橋
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房用熱交換器に電気的に絶縁して電気発熱
体を設置するとともに、熱交換器のリサイクルの容易化
および電気発熱体の電気配線の簡略化を図る。 【解決手段】 電気発熱体9を、正極側、負極側電極板
9b、9cと、発熱体素子9aとにより構成するととも
に熱交換用コア部3に対して電気的に絶縁して配置し、
熱交換用コア部3にチューブ5群と直交する方向に締付
け力を作用させる締結部材12、13を装着し、この締
結部材に正極側、負極側配線部材14、15を固着し、
正極側電極板を正極側配線部材に、また、負極側電極板
を負極側配線部材にそれぞれ電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気発熱体を一体化
した暖房用熱交換器に関するもので、車両エンジン(内
燃機関)にて加熱された温水(エンジン冷却水)を熱源
として空気を加熱する車両暖房用熱交換器に用いて好適
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気発熱体を一体化した
熱交換器は、特開昭63−203411号公報、特開平
5−69732号公報において提案されている。この従
来装置によれば、温水(エンジン冷却水)を熱源として
空気を加熱する暖房用熱交換器に電気発熱体を一体化す
ることにより、エンジン始動直後のように温水温度が低
いときには、電気発熱体への通電により、電気発熱体の
発熱により空気を加熱して、暖房効果を高めることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報記
載の従来装置では、発熱体素子と電極板から構成される
電気発熱体に対して暖房用熱交換器のコア部を通して通
電する構成になっているので、電気発熱体への通電時に
は、暖房用熱交換器の金属(アルミニウム)部材に電流
が流れるとともに、金属部材が水に接していて、腐食し
やすい環境にある。その結果、金属部材に電食が発生し
て、チューブ等の薄肉部材に電食部分からの水洩れが発
生しやすいという不具合がある。
【0004】また、特開平5−69732号公報では、
電気発熱体の部分を熱交換器コア部に一体ろう付けする
構成であるので、熱交換器リサイクル時に、異種材質で
ある電気発熱体と熱交換器コア部とを簡単に分離でき
ず、リサイクルが困難となる。本発明は上記点に鑑みて
なされたもので、温水等の熱源流体により空気を加熱す
る暖房用熱交換器に電気発熱体を一体化するものにおい
て、暖房用熱交換器と電気的に絶縁して電気発熱体に簡
潔な構成で通電できるようにすることを目的とする。
【0005】また、本発明は、電気発熱体を一体化した
暖房用熱交換器のリサイクルを容易化することを他の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、熱源流体が流通するチュ
ーブ(5)を多数本並列配置する熱交換用コア部(3)
を有し、この熱交換用コア部(3)の一部の部位に電気
発熱体(9)を設置する暖房用熱交換器において、電気
発熱体(9)に、正極側電極板(9b)および負極側電
極板(9c)と、この両電極板(9b、9c)の間に配
置された発熱体素子(9a)とを備え、両電極板(9
b、9c)を熱交換用コア部(3)に対して電気的に絶
縁して配置し、熱交換用コア部(3)に、チューブ
(5)群と直交する方向に締付け力を作用させる締結部
材(12、13)を装着し、この締結部材(12、1
3)の締付け力により電気発熱体(9)を熱交換用コア
部(3)に保持するとともに、締結部材(12、13)
を電気絶縁材料にて構成し、締結部材(12、13)の
うち、熱交換用コア部(3)と接触しない面に、正極側
配線部材(14)および負極側配線部材(15)を固着
し、正極側電極板(9b)を正極側配線部材(14)
に、また、負極側電極板(9c)を負極側配線部材(1
5)にそれぞれ電気的に接続したことを特徴としてい
る。
【0007】これによると、電気発熱体(9)の電気配
線をアルミニウム等の金属で構成される熱交換用コア部
(3)に対して電気絶縁して構成することができるた
め、電気発熱体(9)への通電時に熱交換用コア部
(3)の金属部材(チューブ等)に電流を流すことな
く、電気発熱体(9)に直接通電できる。その結果、熱
交換用コア部(3)の金属部材が電食により腐食するの
を防止でき、熱交換器の耐食性を確保できる。
【0008】しかも、熱交換用コア部(3)から締結部
材(12、13)を取り外して、締結部材(12、1
3)の締付け力を解放すれば、電気発熱体(9)を容易
に熱交換用コア部(3)から分離できるので、熱交換器
のリサイクル時に、アルミニウム等の金属で構成された
熱交換器部と、これとは異種材質で構成された電気発熱
体(9)部とを容易に分離できる。
【0009】従って、電気発熱体(9)を一体化した熱
交換器であっても、熱交換器のリサイクル性を良好なも
のとすることができる。また、熱交換器使用時に熱源流
体の圧力がチューブ(5)に作用して、熱交換用コア部
(3)が太鼓状に膨らもうとしても、これを締結部材
(12、13)により防止して、正極側電極板(9b)
および負極側電極板(9c)と、発熱体素子(9a)と
の圧接状態を良好に維持して、発熱体素子(9a)の性
能を良好に発揮できる。
【0010】さらに、締結部材(12、13)に正極側
配線部材(14)および負極側配線部材(15)を一体
化して、締結部材(12、13)に電気配線部材の役割
を兼務させているから、電気発熱体(9)の電気配線を
暖房用熱交換器のコア部(3)に対して、少ない部品点
数にて容易に実施できる。また、請求項2記載の発明で
は、両電極板(9b、9c)の周囲を電気絶縁材料から
なる被覆部材(9d)により被覆し、この被覆部材(9
d)により両電極板(9b、9c)と熱交換用コア部
(3)との間を電気的に絶縁することを特徴としてい
る。
【0011】これによると、電気発熱体(9)と熱交換
用コア部(3)との間を被覆部材(9d)により確実に
電気絶縁することができるとともに、被覆部材(9d)
により両電極板(9b、9c)および発熱体素子(9
a)の保護を行うことができる。また、請求項3記載の
発明では、正極側配線部材(14)および負極側配線部
材(15)を締結部材(12、13)の長手方向に延び
る板状部材とし、締結部材(12、13)、正極側配線
部材(14)および負極側配線部材(15)の長手方向
の途中には貫通穴(16、17)を開け、正極側電極板
(9b)および負極側電極板(9c)には、それぞれ爪
状に突出する端子部(9e、9f)を一体成形し、この
端子部(9e、9f)を貫通穴(16、17)に挿通し
て正極側配線部材(14)および負極側配線部材(1
5)に固定することにより、正極側電極板(9b)と正
極側配線部材(14)との間および負極側電極板(9
c)と負極側配線部材(15)との間をそれぞれ電気的
に接続することを特徴としている。
【0012】これによると、正極側電極板(9b)およ
び負極側電極板(9c)に一体成形した爪状の端子部
(9e、9f)を用いて、簡単、かつ確実に、正極側電
極板(9b)と正極側配線部材(14)との間および負
極側電極板(9c)と負極側配線部材(15)との間を
それぞれ電気的に接続できる。また、請求項4記載の発
明では、正極側電極板(9b)および負極側電極板(9
c)のうち、熱交換用コア部(3)への挿入側先端部
に、先細り形状となる鋭角部(9i、9j)を形成した
ことを特徴としている。
【0013】これによると、先細り形状の鋭角部(9
i、9j)の部位から、電気発熱体(9)の両電極板
(9b)、(9c)を熱交換用コア部(3)へ挿入する
ことにより、電気発熱体(9)の挿入を容易に行うこと
ができ、電気発熱体(9)の組付作業性を向上できる。
なお、請求項5に記載のように、正極側配線部材(1
4)および負極側配線部材(15)はそれぞれ別個の締
結部材(12、13)に固着したり、あるいは、請求項
6に記載のように、正極側配線部材(14)および負極
側配線部材(15)をともに共通の締結部材(12)に
固着してもよい。
【0014】また、請求項7に記載の発明では、電気発
熱体(9)を熱交換用コア部(3)に複数設置し、正極
側配線部材(14)および負極側配線部材(15)の少
なくとも一方を、複数の電気発熱体(9)に対応して複
数に分岐し、複数の電気発熱体(9)に独立に通電可能
としたことを特徴としている。これによれば、複数の電
気発熱体(9)の通電数を制御して、電気発熱体(9)
による暖房能力を制御することができる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明を適用した車両暖房用熱
交換器Hの第1実施形態を示すもので、この熱交換器H
は、温水入口側タンク1と、温水出口側タンク2と、こ
の両タンク1、2の間に設けられた熱交換用コア部3と
を有している。
【0017】温水入口側タンク1の長手方向の一端部に
は図示しない車両エンジンからのエンジン冷却水、すな
わち温水(熱源流体)が流入する入口パイプ4が設けら
れている。同様に、温水出口側タンク2の長手方向の一
端部(図1の上端部)には出口パイプ(図1の左側上部
破断のため図示せず)が設けられており、この出口パイ
プから温水を外部へ流出させ、エンジン側に還流させ
る。
【0018】なお、本例の熱交換器Hは左右対称形であ
るので、温水入口側タンク1と温水出口側タンク2とを
左右逆転してもよい。各タンク1、2はそれぞれタンク
本体部1a、2aと、このタンク本体部1a、2aの開
口端面を閉じるシートメタル1b、2bとからなり、図
1の上下方向が長手方向となる周知のタンク構造であ
る。そして、シートメタル1b、2bには偏平状のチュ
ーブ挿入穴(図示せず)が多数個、図1の上下方向に並
んで形成されている。
【0019】熱交換用コア部3は暖房用空気の流れ方向
(図1の矢印a方向)に対して平行な偏平状に形成され
た偏平チューブ5を多数個図1の上下方向に並列配置し
ている。なお、図1に示す偏平チューブ5は、偏平断面
の中央部にチューブ内通路を2分割する接合部を有する
形状であり、この偏平チューブ5を暖房用空気の流れ方
向aに対して1列のみ配置しているが、偏平チューブ5
を暖房用空気の流れ方向aに対して複数列配置してもよ
い。
【0020】そして、この多数個の偏平チューブ5相互
の間に波形状に成形されたコルゲートフィン(フィン部
材)6を配置し接合している。このコルゲートフィン6
には周知のごとく暖房用空気の流れ方向aに対して所定
角度で斜めに多数のルーバ7が切り起こし成形されてお
り、このルーバ7の形成によりフィン熱伝達率を向上さ
せている。
【0021】偏平チューブ5の両端開口部はシートメタ
ル1b、2bのチューブ挿入穴内にそれぞれ挿通され、
接合される。また、コア部3の最外側(図1の上下両端
部)のコルゲートフィン6のさらに外側にはサイドプレ
ート8a、8bが配設され、このサイドプレート8a、
8bは最外側のコルゲートフィン6およびタンク1、2
に接合される。
【0022】そして、熱交換用コア部3のうち、電気発
熱体9が設置される部位では、図2に示すように、隣接
するコルゲートフィン7の折り曲げ頂部に、それぞれ偏
平チューブ6の長手方向に延びる平板状の金属製保持板
10、11を接合するとともに、この2枚の金属製保持
板10、11の間に所定間隔(L=電気発熱体9の厚
み)を設定して、この2枚の保持板10、11の間に電
気発熱体9を組み付ける構造となっている。なお、2枚
の保持板10、11の長さは、図1において熱交換用コ
ア部3の幅(図1左右方向の寸法)と略同一にしてあ
る。
【0023】本例における熱交換器では、上記各構成部
品1〜8bおよび2枚の保持板10、11のすべてがア
ルミニュウム(アルミニュウム合金も含む)にて成形さ
れており、これらのアルミニュウム製の構成部品1〜8
bおよび保持板10、11は後述するようにろう付けに
て接合され、熱交換器が組立られる。ところで、熱交換
用コア部3の一部の部位に、偏平チューブ5の代わり
に、電気発熱体9を設置しているため、2枚の金属製保
持板10、11の板厚と電気発熱体9の厚さLとを含む
全体の厚さが偏平チューブ5の厚さ(例えば、1mm)
と同一となるように設定してある。
【0024】図1の例では、熱交換用コア部3の3箇所
(斜線部)に電気発熱体9を等間隔で設置している。こ
の電気発熱体9は図2に示すように、板状の発熱体素子
9aと、この発熱体素子9aの表裏両面に配置された細
長の平板状の電極板9b、9cとからなる3層のサンド
ウイッチ構造になっている。上記両電極板9b、9cは
例えば銅等の導電金属材から成形されており、この両電
極板9b、9cの長手方向の寸法(図1の左右方向の寸
法)は保持板10、11と略同一である。発熱体素子9
aは両電極板9b、9cの長手方向において複数個、並
列配置されており、発熱体素子9aと両電極板9b、9
cの間は互いに圧接することにより、両者間の電気的導
通を得るようにしてある。上記電極板9bは正極側電極
板であり、また、上記電極板9cは負極側電極板であ
る。
【0025】また、発熱体素子9aは所定の設定温度
(例えば、90°C付近)T0 にて抵抗値が急増する正
の抵抗温度特性を有する抵抗体材料(例えば、チタン酸
バリウム)からなるPTCヒータ素子である。そして、
この電極板9b、9cの周囲を全周にわたって電気的絶
縁材料からなる被覆部材9dにより被覆してある。そし
て、この被覆部材9dが保持板10、11に圧接するよ
うにして、2枚の保持板10、11の間に電気発熱体9
が組み付けられる。ここで、被覆部材9dは保持板1
0、11と両電極板9b、9cとの間の電気的な絶縁作
用を果たすと同時に、発熱体素子9aの熱を保持板1
0、11に伝導する役割を果たすため、保持板10、1
1と両電極板9b、9cとの間の被覆部材9dの厚さは
例えば、25μ〜100μ程度の薄膜状にして、良好な
熱伝導作用を確保している。被覆部材9dの具体的材質
としては高耐熱性の樹脂(例えば、ポリイミド樹脂等)
が好ましい。
【0026】また、両電極板9b、9cの短辺方向の一
端部すなわち、熱交換用コア部3への挿入側先端部には
鋭角部9i、9j(図2、図3、図5参照)を形成し、
この鋭角部9i、9jにより両電極板9b、9c間の間
隔が先細り状となるようにしてある。これにより、熱交
換用コア部3への電気発熱体9の挿入が容易となる。一
方、熱交換用コア部3には、多数本の偏平チューブ5群
と直交する方向に締付け力を作用させる締結部材12、
13を装着して、この締結部材12、13の締付け力に
より電気発熱体9を熱交換用コア部3の2枚の保持板1
0、11の間に保持するとともに、発熱体素子9aと両
電極板9b、9cとを圧接して、この両者9a、9b、
9c間の電気的導通を得ている。
【0027】この締結部材12、13についてさらに具
体的に説明すると、締結部材12、13は電気絶縁材、
具体的にはナイロンのような強度の高い樹脂により構成
されるものであって、図1の例では熱交換用コア部3の
空気出口側の面において偏平チューブ5群と直交する方
向に延びるように配置される。締結部材12、13の両
端部には折り曲げ形状からなる引掛け部12a、13a
が形成されており、この引掛け部12a、13aを上下
のサイドプレート8a、8bの長手方向の途中部位に形
成された係止溝部8c、8dに引掛けて、上下のサイド
プレート8a、8bの間に装着する。この締結部材1
2、13の装着により、電気発熱体9を2枚の保持板1
0、11の間に圧接保持させる締付け力を熱交換用コア
部3に対して作用させる。
【0028】この締結部材12、13は各電気発熱体9
の電極板9b、9cを外部制御回路に電気接続するため
の電気配線部材としての役割を兼務しているので、次
に、この電気配線部材としての構成を具体的に説明す
る。図3〜図5に示すように、締結部材12のうち、熱
交換用コア部3と接触しない面に正極側配線部材14を
固着し、また、締結部材13のうち、熱交換用コア部3
と接触しない面に負極側配線部材15を固着している。
この両配線部材14、15は銅、黄銅等の導電金属材か
らなり、締結部材12、13を樹脂にて成形する際に、
インサート成形にて両配線部材14、15を締結部材1
2、13に一体に固着することができる。
【0029】ここで、両配線部材14、15の固着手段
として、インサート成形を採用せずに、締結部材12、
13に予め係止突起(図示せず)を一体成形してお
き、,この係止突起(図示せず)を両配線部材14、1
5に設けた係止穴に挿通し係止することにより、両配線
部材14、15を締結部材12、13に一体に固着して
もよい。
【0030】一方、電気発熱体9の正極側電極板9bお
よび負極側電極板9cには締結部材12、13側へ爪状
に突出する端子部9e、9fが一体成形してあり、両電
極板9b、9cのうち、この端子部9e、9fの成形部
位の周囲には締結部材12、13が嵌合する凹状溝9
g、9hが形成してある。また、締結部材12、13お
よび配線部材14、15には端子部9e、9fを挿通で
きる貫通穴16、17が開けてある。
【0031】締結部材12、13を両電極板9b、9c
に対して直交する方向に配置して、締結部材12、13
の貫通穴16、17に端子部9e、9fを挿通しなが
ら、締結部材12、13を両電極板9b、9cの凹状溝
9g、9hに嵌合する。その後に、端子部9e、9fの
先端部を直角状に折り曲げて配線部材14、15の表面
上に圧接することにより、端子部9e、9fを配線部材
14、15にそれぞれ電気接続できる。
【0032】さらに、正極側配線部材14および負極側
配線部材15にはそれぞれ電気リード線18、19が溶
接、半田付け等の手段で電気接続され、この電気リード
線18、19は図示しない外部制御回路に電気接続さ
れ、この外部制御回路を介して車載電源から各電気発熱
体9に通電されるようになっている。次に、上記した暖
房用熱交換器の製造方法を説明すると、まず、最初に図
1に示す熱交換器構成を組み付けるコア組付工程を行
う。すなわち、熱交換用コア部3のチューブ5とコルゲ
ートフィン6を交互に積層するとともに、熱交換用コア
部3のうち、電気発熱体9が設置される部位(図1の3
箇所の部位)では、隣接するコルゲートフィン6の折り
曲げ頂部の間に、チューブ5の長手方向に延びる2枚の
保持板10、11を所定間隔を開けて配置する。この2
枚の保持板10、11の所定間隔を保持するために、こ
の2枚の保持板10、11の間に、この所定間隔の板厚
を持ったダミー板(図示せず)を挿入する。
【0033】このダミー板は後述の一体ろう付けの工程
に対する耐熱性を有し、かつアルミニュウムろう付けさ
れない特性を持った材質(例えば、カーボン等)で形成
しておく。この組付工程で、タンク1、2、入口パイプ
4、出口パイプ、およびサイドプレート8a、8bも組
み付けることはもちろんである。次に、上記のごとくし
て、組み付けた熱交換器組付体の組付状態を図示しない
適宜の治具により保持して、ろう付け炉内に搬入し、ろ
う付け工程を行う。すなわち、ろう付け炉内で熱交換器
組付体をろう付け温度(600°C程度)に加熱して、
熱交換器各部材のアルミニウムクラッド材のろう材を溶
融し、熱交換器組付体の各部材間を一体ろう付けする。
【0034】ろう付け終了後に、熱交換器組付体をろう
付け炉から搬出し、常温まで熱交換器組付体の温度が低
下した後に、電気発熱体9の組付工程を行う。すなわ
ち、電気発熱体9はそれ単独で、熱交換器組付体とは別
に、板状の発熱体素子9aの表裏両面を平板状の電極板
9b、9cにより挟み込んで3層のサンドウイッチ構造
とし、電極板9b、9cの周囲を全周にわたって被覆部
材9dにより被覆しておく。
【0035】そして、熱交換器組付体の熱交換用コア部
3における3箇所の2枚の保持板10、11の間に挿入
されているダミー板を取り出し、2枚の保持板10、1
1の間に形成される所定間隔の空間に、被覆部材9dが
保持板10、11に圧接するようにして、電気発熱体9
を2枚の保持板10、11の間に組み付ける。このと
き、平板状の電極板9b、9cの挿入側の先端に形成し
た鋭角部9i、9jにより、両電極板9b、9cの挿入
側先端の間隔を先細状に狭くしているので、電気発熱体
9を2枚の保持板10、11の間に容易に挿入すること
ができる。
【0036】この組付の後に、締結部材12、13の装
着を行うのであるが、その際には、まず、締結部材1
2、13の貫通穴16、17に端子部9e、9fを挿通
しながら、締結部材12、13を両電極板9b、9cの
凹状溝16、17に嵌合するとともに、締結部材12、
13の両端の引掛け部12a、13aを上下のサイドプ
レート8a、8bの係止溝部8c、8dに引掛けて、上
下のサイドプレート8a、8bの間に締結部材12、1
3を装着する。
【0037】この締結部材12、13の装着により、熱
交換用コア部3に対して締付け力が作用するので、電気
発熱体9の発熱体素子9aと電極板9b、9cとが圧接
して、この両者間が電気的に接続される。また、締結部
材12、13を両電極板9b、9cの凹状溝16、17
に嵌合することにより、締結部材12、13と両電極板
9b、9cとの間に図3の矢印C方向のガタが発生する
のを防止して、締結部材12、13と両電極板9b、9
cとを強固に固定できる。
【0038】次に、端子部9e、9fの先端部を直角状
に折り曲げて配線部材14、15の表面上に圧接するこ
とにより、端子部9e、9fを配線部材14、15にそ
れぞれ電気接続できる。なお、リード線18、19と配
線部材14、15との電気接続は、締結部材12、13
単体の状態で予め行っておいてもよい。あるいは締結部
材12、13を熱交換器に装着した後に行ってもよい。
【0039】また、図1では、熱交換用コア部3の空気
出口側の面のみに、締結部材12、13を装着している
が、熱交換用コア部3の空気入口側の面にも締結部材1
2、13を装着すれば、締結部材12、13による締付
け力が電気発熱体9に対して全体的に均一に作用させる
ことができる。但し、その場合に、コア部空気入口側に
配設される締結部材12、13は締結作用のみでよく、
電気配線機能は不要であるから、配線部材14、15を
一体化する必要はない。
【0040】次に、上記構成において作動を説明する。
車室の暖房を行うときには、図示しない空調用送風機が
作動して、暖房用熱交換器のコア部3の偏平チューブ5
とコルゲートフィン6との間の空隙部に矢印aのように
暖房用空気が通過する。一方、車両用エンジンのウォー
タポンプ(図示せず)の作動によりエンジンからの温水
(熱源流体)が入口パイプ4より温水入口側タンク1内
に流入する。
【0041】そして、温水は、入口側タンク1にて多数
本の偏平チューブ5に分配され、この偏平チューブ5を
並列に流れる間にコルゲートフィン6を介して暖房用空
気に放熱する。多数本の偏平チューブ5を通過した温水
は、温水出口側タンク2に流入し、ここで集合され、出
口パイプ(図示せず)から温水は熱交換器外部へ流出
し、エンジン側に還流する。
【0042】一方、暖房時において、エンジンからの温
水の温度が設定温度(例えば、80°C)より低いとき
は、外部制御回路から両リード線18、19の間に車載
電源から電圧を加える。これにより、配線部材14、1
5、電極板9b、9cを介して発熱体素子9aが通電さ
れ発熱する。発熱体素子9aの発熱は電極板9b、9
c、被覆部材9d、保持板10、11を経て、両側のコ
ルゲートフィン6に伝導されて、このコルゲートフィン
6から暖房用空気に放熱される。従って、温水の低温時
でも暖房空気を速やかに加熱して即効暖房を行うことが
できる。
【0043】なお、電気発熱体9の発熱体素子9aは所
定の設定温度T0 にて抵抗値が急増する正の抵抗温度特
性を有するPTC素子であるから、周知のごとく、その
発熱温度を設定温度T0 に自己制御する自己温度制御機
能を備えている。また、熱交換器使用時には、偏平チュ
ーブ5内を流通する温水の圧力によりコア部3が太鼓状
に膨張しようとするが、締結部材12、13の装着によ
りこのコア部3の膨張を確実に防止できるので、発熱体
素子9aと電極板9b、9cとの圧接状態を良好に維持
でき、発熱体素子9aと電極板9b、9cとの間の接触
抵抗を僅少にして、発熱体素子9aの性能を良好に発揮
できる。
【0044】しかも、締結部材12、13に配線部材1
4、15を一体化して、締結部材12、13に電気配線
機能を兼務させているから、電気発熱体9の電気配線構
成を簡略化できる。また、電気発熱体9の電気配線構成
を熱交換用コア部3から電気絶縁して行うことができる
から、電気発熱体9の通電時にアルミニウム製の熱交換
器Hに電流が流れることがなく、従って、アルミニウム
製の熱交換器Hの各部材が電食により腐食するのを防止
てきる。
【0045】また、車両用空調装置においては、暖房用
熱交換器の空気流れ上流側に冷房用熱交換器(蒸発器)
が配置され、この冷房用熱交換器が発生する凝縮水が空
気流れとともに暖房用熱交換器側へ飛散する場合がある
が、本実施形態のように、配線部材14、15を一体化
した締結部材12、13を暖房用熱交換器の空気出口側
の面に装着することにより、締結部材12、13の配線
部材14、15部分に凝縮水が付着するのを防止でき
る。
【0046】また、波形状を有する複雑な形状からなる
コルゲートフィン6に、予め保持板10、11を接合し
ておき、この保持板10、11の平板形状に沿って電気
発熱体9の組付を行うから、電気発熱体9の組付時にコ
ルゲートフィン6の波形状をつぶすことがない。従っ
て、電気発熱体9をコルゲートフィン6の間に配置する
構成であっても、コルゲートフィン6の波形状を維持し
伝熱性能を確保できる。
【0047】また、暖房用熱交換器のリサイクルに際し
ては、締結部材12、13を取り外して、電気発熱体9
に作用する締付け力を解放すれば、電気発熱体9部分を
容易に熱交換器から分離できる。従って、アルミニウム
からなる熱交換器と、アルミニウム以外の異種材質を含
む電気発熱体9部分とをそれぞれ別個に区分してリサイ
クルすることを容易に達成できる。
【0048】(第2実施形態)図6は第2実施形態であ
り、第1実施形態では、2本の締結部材12、13を用
いて、一方の締結部材12に正極側配線部材14を固着
し、他方の締結部材13に負極側配線部材15を固着し
ているが、第2実施形態では1本の締結部材12に正極
側配線部材14および負極側配線部材15の両方を固着
している。
【0049】すなわち、第2実施形態では1本の締結部
材12の幅を広くして、締結部材12の幅方向中央に長
手方向に延びる帯状仕切り壁12bを一体成形し、この
帯状仕切り壁12bの左右両側に正極側配線部材14お
よび負極側配線部材15を電気的に絶縁して固着してい
る。そして、電気発熱体9の正極側電極板9bと正極側
配線部材14との間、および負極側電極板9cと負極側
配線部材15との間は、第1実施形態と同様に、それぞ
れ両電極板9b、9cに一体成形した端子部9e、9f
を用いて電気的に接続している。
【0050】第2実施形態によれば、以上の構成により
1本の締結部材12に一体化した正極側配線部材14お
よび負極側配線部材15を用いて、電気発熱体9の電気
配線を行うことができる。 (第3実施形態)図7は第3実施形態であり、熱交換用
コア部3に配設される複数(例えば、3個)の電気発熱
体9への通電を個別に制御できるようにして、電気発熱
体9の発熱による暖房能力を制御できるようにしたもの
である。
【0051】このために、第3実施形態では、2本の締
結部材12、13のうち、一方の締結部材12の幅を広
くして、この幅広の締結部材12に、正極側配線部材と
して、電気発熱体9の設置数と同数(本例では、3個)
の正極側配線部材14a、14b、14cを電気的に独
立して並列形成し、これら正極側配線部材14a、14
b、14cの長さをそれぞれ接続対象の電気発熱体9の
設置場所に対応した長さに設定している。
【0052】そして、この3個の正極側配線部材14
a、14b、14cの一端側にそれぞれ、3個の電気発
熱体9の正極側電極板9bを電気的に独立に接続すると
ともに、他端側に、3個の正極側リード線18a、18
b、18cを電気的に独立に接続している。なお、負極
側の電気配線は第1実施形態と同じである。第3実施形
態によると、3個の正極側リード線18a、18b、1
8cへの電源供給を図示しない外部制御回路にて独立に
制御することにより、3個の電気発熱体9の通電本数
(発熱量)を変更できる。従って、電気発熱体9による
暖房能力を例えば、温水温度とか暖房負荷等に応じて制
御できる。
【0053】(第4実施形態)図8は第4実施形態であ
り、上記第3実施形態による暖房用熱交換器Hを車両用
空調装置の空調ケース20内への収容状態を示してい
る。図8の車両用空調装置の構成自体は公知であるの
で、その概要を簡単に説明すると、空調ケース20の空
気上流端部に空気入口21が開口しており、この空気入
口21には図示しない送風機ユニットからの送風空気が
流入する。
【0054】この送風空気は冷房用熱交換器22にて冷
却、除湿され、この冷房用熱交換器22を通過した空気
はエアミックスドア23により暖房用熱交換器Hを通過
する空気(温風)と、バイパス通路24を通過する空気
(冷風)とに分流する。そして、暖房用熱交換器Hの下
流側の温風通路25を通過した温風bと、バイパス通路
24からの冷風cとが空気混合室26にて混合して所定
温度になった後に、デフロスタ開口部27、フェイス開
口部28、およひフット開口部29、30のいずれか1
つまたは複数の開口部を通過して車室内へ空気が吹き出
される。
【0055】車室内への吹出モードの切替は、上記開口
部27〜30を吹出モードドア31〜33により開閉す
ることにより行うことができる。ところで、第4実施形
態では暖房用熱交換器Hは、その温水入口側タンク1が
下方、温水出口側タンク2が上方となるようにして、空
調ケース20内に配設されており、そして、これらのタ
ンク1、2にはそれぞれ電気絶縁材料(樹脂)で成形さ
れた電気配設用カバー34、35が脱着可能に装着して
ある。そして、このカバー34、35のうち、上部の温
水出口側タンク2に装着されるカバー34の外表面には
3個の凹状溝34aが形成してあり、この凹状溝34a
内には第3実施形態における3個の正極側リード線18
a、18b、18cと電気接続された配線部材34bが
配設してある。
【0056】一方、下部の温水入口側タンク1に装着さ
れるカバー35の外表面には1個の凹状溝35aが形成
してあり、この凹状溝35a内には第3実施形態におけ
る1個の負極側リード線19と電気接続された配線部材
35bが配設してある。また、空調ケース20の側面に
は、電気配設用カバー34、35を装着した暖房用熱交
換器Hに対応した形状の開口部(図示せず)が熱交換器
設置部位に設けてあり、この開口部を通して、暖房用熱
交換器Hを電気配設用カバー34、35と一体にして空
調ケース20内に組付けることができる。従って、電気
配設用カバー34、35の配線部材34b、35bは上
記開口部を通して空調ケース20の外部へ取り出すこと
ができる。
【0057】第4実施形態によると、暖房用熱交換器H
を上記開口部を通して空調ケース20内に組付けるだけ
で、電気発熱体9の配線部材34b、35bを空調ケー
ス20の外部へ取り出すことができる。従って、電気発
熱体9の電気配線作業を別途行う必要がなく、暖房用熱
交換器Hを通常の暖房用熱交換器と同様の操作にて簡単
に組付できる。
【0058】(他の実施形態)なお、上記の実施形態で
は、車両暖房用熱交換器について説明したが、本発明は
車両用に限定されることなく、種々な用途の暖房用熱交
換器に広く適用可能である。また、電気発熱体9の設置
形態(設置場所、設置本数等)を図1、図7の形態に限
らず、暖房用熱交換器の仕様の変化に対応して種々変更
し得ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す暖房用熱交換器の
一部破断斜視図である。
【図2】第1実施形態における電気発熱体設置部の拡大
斜視図である。
【図3】第1実施形態の電気発熱体と締結部材との組付
構造を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】図3のB−B矢視断面図である。
【図6】第2実施形態の電気発熱体と締結部材との組付
構造を示す斜視図である。
【図7】第3実施形態を示す暖房用熱交換器の一部破断
斜視図である。
【図8】第4実施形態を示す車両用空調ユニットの断面
図である。
【符号の説明】
1、2…タンク、3…熱交換用コア部、5…偏平チュー
ブ、6…コルゲートフィン、9…電気発熱体、9a…発
熱体素子、9b、9c…電極板、9d…被覆部材、9
e、9f…端子部、10、11…保持板、12、13…
締結部材、14、15…配線部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源流体が流通するチューブ(5)を多
    数本並列配置する熱交換用コア部(3)を有し、 この熱交換用コア部(3)の一部の部位に電気発熱体
    (9)を設置する暖房用熱交換器において、 前記電気発熱体(9)は、正極側電極板(9b)および
    負極側電極板(9c)と、この両電極板(9b、9c)
    の間に配置された発熱体素子(9a)とを備えており、 前記両電極板(9b、9c)は前記熱交換用コア部
    (3)に対して電気的に絶縁して配置されており、 前記熱交換用コア部(3)に、前記多数本のチューブ
    (5)群と直交する方向に締付け力を作用させる締結部
    材(12、13)を装着し、この締結部材(12、1
    3)の締付け力により前記電気発熱体(9)を前記熱交
    換用コア部(3)に保持するとともに、 前記締結部材(12、13)を電気絶縁材料にて構成
    し、 前記締結部材(12、13)のうち、前記熱交換用コア
    部(3)と接触しない面に、正極側配線部材(14)お
    よび負極側配線部材(15)を固着し、 前記正極側電極板(9b)を前記正極側配線部材(1
    4)に、また、前記負極側電極板(9c)を前記負極側
    配線部材(15)にそれぞれ電気的に接続したことを特
    徴とする暖房用熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記両電極板(9b、9c)の周囲を電
    気絶縁材料からなる被覆部材(9d)により被覆し、 この被覆部材(9d)により前記両電極板(9b、9
    c)と前記熱交換用コア部(3)との間を電気的に絶縁
    することを特徴とする請求項1に記載の暖房用熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 前記正極側配線部材(14)および前記
    負極側配線部材(15)は、前記締結部材(12、1
    3)の長手方向に延びる板状部材であり、 前記締結部材(12、13)、前記正極側配線部材(1
    4)および前記負極側配線部材(15)の長手方向の途
    中には貫通穴(16、17)が開けてあり、 前記正極側電極板(9b)および前記負極側電極板(9
    c)には、それぞれ爪状に突出する端子部(9e、9
    f)を一体成形し、 この端子部(9e、9f)を前記貫通穴(16、17)
    に挿通して前記正極側配線部材(14)および前記負極
    側配線部材(15)に固定することにより、前記正極側
    電極板(9b)と前記正極側配線部材(14)との間お
    よび前記負極側電極板(9c)と前記負極側配線部材
    (15)との間をそれぞれ電気的に接続することを特徴
    とする請求項1または2に記載の暖房用熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記正極側電極板(9b)および前記負
    極側電極板(9c)のうち、前記熱交換用コア部(3)
    への挿入側先端部に、先細り形状となる鋭角部(9i、
    9j)を形成したことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の暖房用熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記正極側配線部材(14)および前記
    負極側配線部材(15)がそれぞれ別個の前記締結部材
    (12、13)に固着されていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1つに記載の暖房用熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記正極側配線部材(14)および前記
    負極側配線部材(15)がともに共通の前記締結部材
    (12、13)に固着されていることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1つに記載の暖房用熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記電気発熱体(9)は前記熱交換用コ
    ア部(3)に複数設置されており、 前記正極側配線部材(14)および前記負極側配線部材
    (15)の少なくとも一方を、前記複数の電気発熱体
    (9)に対応して複数に分岐し、前記複数の電気発熱体
    (9)に独立に通電可能としたことを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれか1つに記載の暖房用熱交換器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030078178A (ko) * 2002-03-28 2003-10-08 위니아만도 주식회사 자동차용 히터코어의 보조발열장치
KR100933208B1 (ko) 2003-04-14 2009-12-21 한라공조주식회사 보조히터 고정장치
WO2013180335A1 (ko) * 2012-05-29 2013-12-05 (주)센도리 고효율 열교환장치 및 그 제조방법

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