JPH1141792A - 温度保護回路 - Google Patents
温度保護回路Info
- Publication number
- JPH1141792A JPH1141792A JP9207359A JP20735997A JPH1141792A JP H1141792 A JPH1141792 A JP H1141792A JP 9207359 A JP9207359 A JP 9207359A JP 20735997 A JP20735997 A JP 20735997A JP H1141792 A JPH1141792 A JP H1141792A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- bipolar transistor
- schottky barrier
- barrier diode
- power supply
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 価格の安いショットキーバリアダイオードを
用い、部品点数が少なく、かつ、簡単な回路で、電源装
置に用いられるメイン素子の温度保護を計り得る温度保
護回路を提供すること。 【解決手段】 電源装置10に用いられるメイン素子の
温度保護回路において、この回路中に、設定温度を超え
ると、ショートモードで破壊するショットキーバリアダ
イオードD1を配設させた。
用い、部品点数が少なく、かつ、簡単な回路で、電源装
置に用いられるメイン素子の温度保護を計り得る温度保
護回路を提供すること。 【解決手段】 電源装置10に用いられるメイン素子の
温度保護回路において、この回路中に、設定温度を超え
ると、ショートモードで破壊するショットキーバリアダ
イオードD1を配設させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に用いら
れるメイン素子(バイポーラ・トランジスタ、MOSF
ETなど)の温度保護回路に関するものである。
れるメイン素子(バイポーラ・トランジスタ、MOSF
ETなど)の温度保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電源装置に用いられているメイン
素子の温度保護回路は、サーミスタや温度ヒューズを用
いた回路より構成されている。このメイン素子の保護温
度は、メイン素子の接合部温度が150℃であることか
ら、通常、125℃で保護をしている。
素子の温度保護回路は、サーミスタや温度ヒューズを用
いた回路より構成されている。このメイン素子の保護温
度は、メイン素子の接合部温度が150℃であることか
ら、通常、125℃で保護をしている。
【0003】図2に、サーミスタを用いた例を示す(サ
ーミスタは、メイン素子と密着させて実装する)。サー
ミスタTH1に25℃時、100KΩとなるものを用い
た場合〔例えば、石塚電子(株)製の104GT〕、1
25℃では、2.7KΩとなるので、抵抗R1=R3=
100KΩ、抵抗R2=2.7KΩとすれば、増幅器Z
1の出力は、メイン素子の温度が125℃以下では、高
く(HIGH)なり、125℃を超えると、低く(LO
W)なる。
ーミスタは、メイン素子と密着させて実装する)。サー
ミスタTH1に25℃時、100KΩとなるものを用い
た場合〔例えば、石塚電子(株)製の104GT〕、1
25℃では、2.7KΩとなるので、抵抗R1=R3=
100KΩ、抵抗R2=2.7KΩとすれば、増幅器Z
1の出力は、メイン素子の温度が125℃以下では、高
く(HIGH)なり、125℃を超えると、低く(LO
W)なる。
【0004】すなわち、125℃以下では、バイポーラ
・トランジスタQ2がオン(ON)し、バイポーラトラ
ンジスタQ1がオン(ON)することにより入力を供給
する。一方、125℃を超えると、バイポーラ・トラン
ジスタQ2がオフ(OFF)し、バイポーラ・トランジ
スタQ1がオフ(OFF)することにより入力を遮断す
る。図3は、温度ヒューズを用いた例を示す(温度ヒュ
ーズは、メイン素子と密着させて実装する)。温度ヒュ
ーズF1に125℃で切断するものを用いることによ
り、メイン素子が125℃を超えた場合には、入力を遮
断する。
・トランジスタQ2がオン(ON)し、バイポーラトラ
ンジスタQ1がオン(ON)することにより入力を供給
する。一方、125℃を超えると、バイポーラ・トラン
ジスタQ2がオフ(OFF)し、バイポーラ・トランジ
スタQ1がオフ(OFF)することにより入力を遮断す
る。図3は、温度ヒューズを用いた例を示す(温度ヒュ
ーズは、メイン素子と密着させて実装する)。温度ヒュ
ーズF1に125℃で切断するものを用いることによ
り、メイン素子が125℃を超えた場合には、入力を遮
断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のサーミスタ
を用いたものは、価格が高いことや部品点数が多くなる
などの問題があり、温度ヒューズを用いたものは、価格
が高いことやハンダ付けの時の温度で切断してしまうな
どの問題があった。本発明は、これらの問題を解消すべ
くなされたものであり、価格が安く、部品点数が少な
く、かつ、簡単な回路で、電源装置に用いられるメイン
素子の温度保護を計り得る温度保護回路を提供すること
にある。
を用いたものは、価格が高いことや部品点数が多くなる
などの問題があり、温度ヒューズを用いたものは、価格
が高いことやハンダ付けの時の温度で切断してしまうな
どの問題があった。本発明は、これらの問題を解消すべ
くなされたものであり、価格が安く、部品点数が少な
く、かつ、簡単な回路で、電源装置に用いられるメイン
素子の温度保護を計り得る温度保護回路を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し得る
本発明の温度保護回路は、電源装置に用いられるメイン
素子の温度保護回路中に、設定温度を超えると、ショー
トモードで破壊するショットキーバリアダイオード(D
1)を配設させている。このように、電源装置に用いら
れるメイン素子の温度保護回路中に、設定温度を超える
と、ショートモードで破壊するショットキーバリアダイ
オード(D1)を配設させると、ショットキーバリアダ
イオード(D1)の接合部温度が125℃を超えると、
ショートモードで破壊し、温度保護回路への電力の入力
を遮断する。
本発明の温度保護回路は、電源装置に用いられるメイン
素子の温度保護回路中に、設定温度を超えると、ショー
トモードで破壊するショットキーバリアダイオード(D
1)を配設させている。このように、電源装置に用いら
れるメイン素子の温度保護回路中に、設定温度を超える
と、ショートモードで破壊するショットキーバリアダイ
オード(D1)を配設させると、ショットキーバリアダ
イオード(D1)の接合部温度が125℃を超えると、
ショートモードで破壊し、温度保護回路への電力の入力
を遮断する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、抵抗R7およびシ
ョットキーバリアダイオードD1は、互いに、直列に接
続されているが、これらの器材R7,D1は、電源装置
10に対して並列に接続されている。すなわち、ショッ
トキーバリアダイオードD1に接続していない方の抵抗
R7の接続端23は、電源装置10に接続している一方
の配線21に接続し、抵抗R7に接続していない方のシ
ョットキーバリアダイオードD1の接続端24は、電源
装置10に接続している他の一方の配線22に接続して
いる。
形態を説明する。図1に示すように、抵抗R7およびシ
ョットキーバリアダイオードD1は、互いに、直列に接
続されているが、これらの器材R7,D1は、電源装置
10に対して並列に接続されている。すなわち、ショッ
トキーバリアダイオードD1に接続していない方の抵抗
R7の接続端23は、電源装置10に接続している一方
の配線21に接続し、抵抗R7に接続していない方のシ
ョットキーバリアダイオードD1の接続端24は、電源
装置10に接続している他の一方の配線22に接続して
いる。
【0008】さらに、抵抗R7の接続端23と電源装置
10との間には、電源装置10に対してバイポーラ・ト
ランジスタQ3が直列に接続されている。そして、この
バイポーラ・トランジスタQ3のベースBに抵抗R6を
介してバイポーラ・トランジスタQ4のコレクタCが接
続されている。このバイポーラ・トランジスタQ4は、
そのベースBが、抵抗R7とショットキーバリアダイオ
ードD1との間に接続し、エミッタEが上記配線22に
接続している。上記のショットキーバリアダイオードD
1は、電源装置10のメイン素子と密着させて実装され
ている。
10との間には、電源装置10に対してバイポーラ・ト
ランジスタQ3が直列に接続されている。そして、この
バイポーラ・トランジスタQ3のベースBに抵抗R6を
介してバイポーラ・トランジスタQ4のコレクタCが接
続されている。このバイポーラ・トランジスタQ4は、
そのベースBが、抵抗R7とショットキーバリアダイオ
ードD1との間に接続し、エミッタEが上記配線22に
接続している。上記のショットキーバリアダイオードD
1は、電源装置10のメイン素子と密着させて実装され
ている。
【0009】しかして、メイン素子が125℃以下で
は、ショットキーバリアダイオードD1は、正常なの
で、バイポーラ・トランジスタQ4がオン(ON)し、
バイポーラ・トランジスタQ3がオン(ON)すること
により入力を供給する。メイン素子が125℃を超える
と、ショットキーバリアダイオードD1がショートする
ため、バイポーラ・トランジスタQ4がオフ(OFF)
し、バイポーラ・トランジスタQ3がオフ(OFF)す
ることにより入力を遮断する。
は、ショットキーバリアダイオードD1は、正常なの
で、バイポーラ・トランジスタQ4がオン(ON)し、
バイポーラ・トランジスタQ3がオン(ON)すること
により入力を供給する。メイン素子が125℃を超える
と、ショットキーバリアダイオードD1がショートする
ため、バイポーラ・トランジスタQ4がオフ(OFF)
し、バイポーラ・トランジスタQ3がオフ(OFF)す
ることにより入力を遮断する。
【0010】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、サーミ
スタを用いた従来の温度保護回路に比べて部品点数がほ
ぼ半減する。その結果、回路も非常に簡単なものにな
る。そして、回路が簡単になったことと、安価なショッ
トキーバリアダイオードを用いることとが相まって価格
の安い温度保護回路を提供することができる。
スタを用いた従来の温度保護回路に比べて部品点数がほ
ぼ半減する。その結果、回路も非常に簡単なものにな
る。そして、回路が簡単になったことと、安価なショッ
トキーバリアダイオードを用いることとが相まって価格
の安い温度保護回路を提供することができる。
【図1】ショットキーバリアダイオードを用いた本発明
にかかる温度保護回路である。
にかかる温度保護回路である。
【図2】サーミスタを用いた従来の温度保護回路であ
る。
る。
【図3】温度ヒューズを用いた従来の温度保護回路であ
る。
る。
10 電源装置 D1 ショットキーバリアダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】 電源装置に用いられるメイン素子の温度
保護回路において、この回路中に、設定温度を超える
と、ショートモードで破壊するショットキーバリアダイ
オード(D1)を配設させたことを特徴とする温度保護
回路。 - 【請求項2】 電源装置(10)に対して抵抗(R7)
およびショットキーバリアダイオード(D1)が並列に
接続され、電源装置(10)の一方の配線(22)に接
続する抵抗(R7)の接続端(23)と電源装置(1
0)との間には、電源装置(10)に対してバイポーラ
・トランジスタ(Q3)が直列に接続され、このバイポ
ーラ・トランジスタ(Q3)のベース(B)に抵抗(R
6)を介してバイポーラ・トランジスタ(Q4)のコレ
クタ(C)が接続され、さらに、バイポーラ・トランジ
スタ(Q4)は、そのベース(B)が抵抗(R7)とシ
ョットキーバリアダイオード(D1)との間に接続し、
バイポーラ・トランジスタ(Q4)のエミッタ(E)が
電源装置(10)の他の一方の配線(22)に接続して
いる請求項1記載の温度保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9207359A JPH1141792A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 温度保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9207359A JPH1141792A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 温度保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1141792A true JPH1141792A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16538435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9207359A Pending JPH1141792A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 温度保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1141792A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006033970A1 (de) * | 2006-07-22 | 2008-01-24 | Braun Gmbh | Temperaturschutzschaltung zum Schutz eines elektronischen Bauelements vor Übertemperatur |
JP2018517600A (ja) * | 2015-04-29 | 2018-07-05 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 電子制御装置を監視する方法および自動車用の制御装置 |
CN112234057A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-15 | 芜湖启源微电子科技合伙企业(有限合伙) | 一种带有保护结构的SiC MOSFET器件 |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP9207359A patent/JPH1141792A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006033970A1 (de) * | 2006-07-22 | 2008-01-24 | Braun Gmbh | Temperaturschutzschaltung zum Schutz eines elektronischen Bauelements vor Übertemperatur |
JP2018517600A (ja) * | 2015-04-29 | 2018-07-05 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 電子制御装置を監視する方法および自動車用の制御装置 |
US10691117B2 (en) | 2015-04-29 | 2020-06-23 | Vitesco Technologies GmbH | Method for monitoring an electronic control unit and control unit for a motor vehicle |
CN112234057A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-15 | 芜湖启源微电子科技合伙企业(有限合伙) | 一种带有保护结构的SiC MOSFET器件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021022 |