JPH11411A - 安全ネット構造 - Google Patents

安全ネット構造

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JPH11411A
JPH11411A JP16789097A JP16789097A JPH11411A JP H11411 A JPH11411 A JP H11411A JP 16789097 A JP16789097 A JP 16789097A JP 16789097 A JP16789097 A JP 16789097A JP H11411 A JPH11411 A JP H11411A
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safety net
center pole
slide bracket
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net structure
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Seiji Saito
精治 斎藤
Seiji Okubo
政治 大久保
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KAWAJU KOJI KK
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KAWAJU KOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速道路の橋桁や橋脚や中高層ビルや鉄塔等に
対する高所作業における作業員の落下を防止する安全ネ
ット構造を使い勝手が良く、又、耐久性が良好で低コス
トで操作が出来るようにする。 【解決手段】センターポール16' にウオームギヤ25
を有するスライドブラケット24を係合させ、プーリー
26とハンドル29との間に紐帯28を介し該スライド
ブラケット24に開閉自在な4本の支持バー19をピン
枢支させ、該支持バー19の先端とセンターポール16
' の頂部との間に安全ネット本体20を張設して開閉自
在にし、センターポール16' をベース12の植立穴3
0に挿脱自在にする。 【効果】手作業による安全ネットの搬入セット,撤去が
自在であり、手動操作により取り扱い性が良く、作業能
率が向上、耐久性も良く、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、高速道路の橋桁等の
高所の施工工事を行うに際してセットする安全ネットの
構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、地勢的に国土が狭隘であ
り、山間林野部が複雑に入り組んだ海岸線に近接してい
る我が国の特殊な地勢条件にあっては各種用途に供され
る平野部の有効利用は限度があり、特に、都市部におい
ては密集する建物等の構築物の集密度が限界に達してお
り、したがって、当該土地の有効利用を図るべく耐火性
や耐震性に優れたビル等の鉄骨構造物の構築が盛んに行
われている。
【0003】而して、図7に示す様に、高速道路等の橋
桁1に対する作業員2による塗装や鉄骨の溶接等の施工
作業は地上数m〜十数mを越すような高さの高所作業を
必要とするものであり、そのため、作業員2の不測の落
下事故や治具等の落下による下部における他の作業員や
施設に対する損傷を防止するべく、橋脚3の両側にベン
ト5,5を設けて施工用の仮設足場4を設けるに、該ベ
ント5,5間に親綱6を張設し、作業員2が該親綱6に
対し腰に巻き付けた命綱7を係合させて仮設足場4に対
する安全ネット8を張設して落下防止を図るような安全
対策が必要とされ、法規制的にも必要とされるようには
なってきている。
【0004】又、図8に示す様に、ベント5,5間に仮
工事用の支持バー9,9を渡設するに、他の仮設用の支
持バー10,10をクランプ11を介し組付け、該支持
バー10に命綱7を係合させて安全を図るようにして所
定の作業を行うようにしているが、近時該種建設工事は
所謂3Kとして好まれざる作業対象とされ、したがっ
て、作業員2は高年齢層や若年層の者が多くなり作業能
率が悪かったり、不慣れな程度が甚だしく、例えば、ク
ランプ11の締め忘れ等が生じ、したがって、命綱7を
介して支持バー10に係合されて作業を行うようにされ
ているが、当該作業中に該支持バー10がクランプ11
を締め忘れて該支持バー10が外れるような場合に、作
業員2が不測の落下事故を起こしたりするような問題が
あった。
【0005】そして、かかる不測の落下事故は橋桁1や
橋脚3に対する作業のみならず、仮設足場4や安全ネッ
ト8の張設施工に際しても生ずる虞があるものであっ
た。
【0006】又、作業員2の落下のみならず、施工作業
に使用する治具の落下事故による不測のトラブル等も起
こり易いという問題があった。
【0007】而して、かかる施工上の安全性の問題は高
速道路等の橋桁1や橋脚3に対する施工時の問題ばかり
でなく、近時構築される中高層ビルや鉄塔等の施工に際
しても生ずるものであった。
【0008】これに対処するに、出願人の先願発明であ
る特開平8−257153号公報に示されているような
可搬式の安全ネット13が図8に示す様に開発され、橋
桁1に対する施工に対しベント5,5間のベース12の
所定部位にホイール14,14を有する台車15にセン
ターポール16を植設させておき、該センターポール1
6の所定部位にウオームギヤを内装するスライドブラケ
ット17を外装させ、該スライドブラケット17から各
ベント5間に設けられた支持バー19,19に安全ネッ
ト本体20を張設しておき、センターポール16の下部
に設けられた操作パネル21の図示しないボタンを操作
することにより、駆動機構22を介しスライドブラケッ
ト17のウオームギヤを作動させて該スライドブラケッ
ト17を所定に昇降させて油圧シリンダー22等によ
り、各支持バー19の開角度を調整して該安全ネット1
3の搬入撤去時は安全ネット本体20を小角度に縮少し
てセンターポール16に沿わせて折りたたみ姿勢状態に
し、施工作業にあっては開角を広げて安全ネット本体2
0をチューリップ状に開き、作業員2や治具の落下に対
して安全対策を講じるようにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該種先
行技術に基づく安全ネット13の構造にあっては安全ネ
ット本体20を張設する支持バー19の開角度の調節を
スライドブラケット17により操作パネル21を介して
行うと共に、油圧シリンダー22を介して操作せねばな
らず、機能的には優れてはいるものの機構的に複雑であ
り、管理制御は勿論のこと、所定のメンテナンスにも煩
瑣な手間を要し、イニシャルコストは勿論のこと、メン
テナンスコストも高くつくというデメリットがあり、
又、取り扱いが繁雑で作業能率上好ましくないという欠
点があり、又、保守,管理,点検,整備等が煩瑣になる
難点もあった。
【0010】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく高速道路の橋桁や橋脚、或いは、中高層ビルや鉄
塔等の構築物に対する作業員による高所作業の安全性を
図る安全ネットの問題点を解決すべき技術的課題とし、
構造が簡単でコスト的にも安くつき、操作や保守,点
検,整備が簡易であり、セットや撤去もスムーズに行
え、しかも、作業員や治具等に対する落下防止の安全性
が確実に図れるようにして建設産業における安全対策技
術利用分野に益する優れた安全ネット構造を提供せんと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、高速道路の橋桁や橋脚や中高層
ビルや鉄塔等に対する所定の高所作業を作業員が行うに
際し、当該作業員や治具の不測の落下を確実に防止する
ことが出来、又、当該作業部位に搬入撤去が極めて容易
であり、しかも、操作が簡易で耐久性も良好で安全ネッ
トとしての機能も確実に図れるようにして実用性の高い
簡易安全ネットを構成するに、当該所定の構築体の壁面
に対しその旋回動自在に枢支した複数本の支持バーをセ
ンターポールにスライドブラケットを介し枢支し、そし
て、該支持バー間に安全ネット本体を所定に張設し、ハ
ンドル等の手動装置によりスライドブラケットが所定に
昇降され、且つ、当該センターポールがその基端部を下
部のベースに植立された植立穴に挿脱自在にされ、且
つ、植立穴に植立されたセンターポールに対し補助アー
ムが設けられて植設状態を確実に維持することが出来る
ようにし、又、センターポールは位置調節ジョイントに
より長さ調整自在にされ、又、各支持バーも伸縮自在に
され、該支持バー間に張設する安全ネット本体はセンタ
ーポールに対し直角姿勢よりも大きな開角度にはならな
いように調整されるようにした技術的手段を講じたもの
である。
【0012】
【作用】而して、当該安全ネットを所定の構築体のセン
ターポールに対する支持バーに沿う状態に折りたたんだ
状態にし、したがって、安全ネット本体も同じ姿勢にさ
れ所定部位に搬入されたセンターポールをしてベースに
形成された植立穴に挿入し、補助アーム等を介し植立姿
勢状態が確実にされるようにされ、そして、所定の施工
に際してはセンターポールの下部に設けられたハンドル
を手動操作により回転させ、該ハンドルとブラケットを
介し一体的に該センターポールに嵌装されたスライドブ
ラケットのウオームギヤをして回転させ、該スライドブ
ラケットに基端部をピン枢支されて旋回動拡開自在にさ
れた支持バー間にはセンターポールとの間に所定の金属
製等の安全ネット本体が張設され、したがって、ハンド
ルの回動によりスライドブラケットを介し、各支持バー
が開角度を調整され、安全ネット本体が所定角度に張設
状態にされ全ては手動操作により簡易に行われ、操作が
簡単であり、搬入撤去等も容易に行われ、しかも、安全
ネットとしての機能は確実に図られるようにしたもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を実施例の態様として図1〜図5に基づい
て説明すれば以下の通りである。
【0014】尚、図6以下と同一態様部分は同一符号を
用いて説明するものとする。
【0015】図1に示す実施例において、13' はこの
出願の発明の要旨の中心を成す簡易安全ネットであり、
当該実施例の態様では図6に示す様に、高速道路の橋桁
1と橋脚3に対する各施工に際してベント5,5間に搬
入して所定にセット出来る態様である。
【0016】そして、16' は所定径の軽量アルミ製の
所定長さの断面円形のセンターポールであり、その所定
部位には軸方向所定長さに亘ってラック状のウオームギ
ヤ23が螺刻されており、該ウオームギヤ23に係合す
るウオームギヤ25を有するスライドブラケット24が
係合され、該スライドブラケット24には当該実施例に
おいては周方向90°ずつの支持バー19が伸縮自在な
サブ支持バー19''を有してその基端部をピン20''を
介し先端にはベント4に対するローラー32'を有して
おり、各支持バー19間には該センターポール16' の
上端にフック20' を介して係合された金属製の安全ネ
ット本体20が彎曲自在に張設されており、したがっ
て、図5の(ヘ)に示す様に、各支持バー19の他には
同形の形状で安全ネット本体20が当該作業領域をカバ
ー出来るように張設されていることになる。
【0017】而して、該スライドブラケット24には図
示しないベベルギヤを介しプーリー26が設けられてお
り、該スライドブラケット24にブラケット27を介し
一体的に昇降自在に設けられた昇降装置としての手動式
のハンドル29にベルト27を介し該ハンドル29の手
動操作による回転をスライドブラケット24に伝達し、
センターポール16' のウオームギヤ23との係合を介
し該スライドブラケット24を所定ストローク昇降自在
にされている。
【0018】したがって、支持バー19はその先端のベ
ント5に対するガイドローラー32' とセンターポール
16' の頂部のフック20' との間に張設されている安
全ネット本体20の関係で該スライドブラケット24の
所定ストロークの昇降に随伴して所定角度開閉自在にさ
れている。
【0019】尚、安全ネット本体20の張設状態は該支
持バー19がセンターポール16'に対し直角に、即
ち、水平角度以上に開かないように張設されている。
【0020】又、スライドブラケット24はウオームギ
ヤ23との係合により容易には下降しないようにされて
いる。
【0021】そして、この出願の発明の主要の構成の1
つであるセンターポール16' の下部はベース12に設
けられた植立穴30に植立状態に挿入することが出来る
ようにされ、回り止めとしてのリブ30' が周方向所定
間隔を介して軸方向に沿って設けられると共に、該リブ
30' の上部にはフック31が設けられてベース12に
対するセンターポール16' の植立姿勢を維持すること
が出来るようにされている。
【0022】尚、該センターポール16' の植立姿勢を
維持するべく、フランジ31の上部には周方向所定間隔
で設けられた複数本の補助アーム32,32…がピン3
3を介し所定角度以上には広がらないようにされて開閉
自在に枢支されており、ベース12に対し該補助アーム
32がセンターポール16' の植立姿勢を安定に保持す
ることが出来るようにされている。
【0023】尚、ベース12は図4の(イ),(ロ)に
示す様に、ブロック状のものにしてブロックベース12
' に植立穴30を形成するようにすることも可能であ
る。
【0024】上述構成において、高速道路等の桁、或い
は、橋脚3に対する外装や溶接,ボルト締め等の諸施工
を行うに際してベント5,5間に図4の(イ)に示す様
に、ハンドル29を介し各支持バー19をセンターポー
ル16' に対し閉じ姿勢に、即ち、安全ネット本体20
も折りたたみ姿勢にして搬入し、ベース12の植立穴3
0内に該センターポール16' のリブ30' を介し挿入
して植立する。
【0025】そして、フランジ31、及び、各補助アー
ム32を拡開することにより、当該植立姿勢を維持す
る。
【0026】この際、該安全ネット13' のベント5,
5の所定部位に搬入するに際しては、センターポール1
6' 、及び、他の支持バー19やスライドブラケット2
4等の部材が軽量アルミ製であるために、全体重量は軽
く搬入セットするに人力で行っても何ら困難性はない。
【0027】次に、ベース12に植立したセンターポー
ル16' に対しハンドル29を手動操作により回転させ
ることにより、ベルト27、プーリー26を介し図示し
ないベベルギヤによりスライドブラケット24がウオー
ムギヤ23,25を介し所定ストローク昇降し、それに
より各支持バー19が図4の(ロ)に示す様に拡開して
いく。
【0028】そして、当該図4の(ハ)に示す様に、安
全ネット本体20の張設状態とつり合う角度に、即ち、
水平位置に近く拡開し、安全ネット本体20の図5の
(ヘ)に示す様に、当該施工領域の空間を安全ネット本
体20によりカバー状態にする。
【0029】尚、図4の(ハ)においてはベース12に
当該図4の(イ),(ロ)に示すブロック状ではなく基
礎部分を示すものである。
【0030】この間、ハンドル29によるスライドブラ
ケット24に対する昇降作用を付与してもセンターポー
ル16' は植立穴30に対し、リブ30' 、及び、フラ
ンジ31を介しその植立姿勢は安定して保たれ、又、各
支持バー19の先端のガイドローラー32' がベントの
側面に当接してガイドされるために、該センターポール
16' の植立姿勢は安定した状態を維持する。
【0031】尚、ベルト28はチェーン等の紐帯にする
ことは設計変更の範囲内である。
【0032】而して、念のためにセンターポール16'
の植立穴30に対する植立姿勢の安定状態を保持するた
めに、図5の(ホ)に示す様に、該センターポール16
' の側面にフック33を弾圧スプリング34を介しベー
ス12,12' に設けたフック孔に手動により係合離脱
自在にすることが出来、又、センターポール16' の長
さが相当長さ必要な場合には、該図5の(ニ)に示す様
に、ターンバックルタイプのジョイント35,35を所
定段数設けて該センターポール16' の長さを伸縮自在
に調整することが出来るものである。
【0033】又、支持バー19についても安全ネット本
体20の張設エリアを広くしたい場合には、図2に示す
様に、該支持バー19を長短の長さの支持バー19' ,
19''とし、ターンバックル式のジョイント19''' で
連結して伸縮自在にし、該ジョイント19''' の長い支
持バー19' の内部に弾圧スプリング34を介装して緩
み止め,抜け止めを図るようにすることが出来るもので
あるる尚、該ジョイント19''' のターンバックルのネ
ジはオネジ35がメネジ34' に対し、両端では逆方向
に形成されているものである。
【0034】かかる支持バー19の長さを伸縮自在にす
ることに対し安全ネット本体20の張設状態はセンター
ポール16' の頂部のフック20' に対する該安全ネッ
ト本体20の係合を適宜に調節すれば良い。
【0035】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、安全
ネット本体は金属製のものに限らず、充分な強度を有す
る合成樹脂製のもの等を代用する等も可能である等種々
の態様が採用可能である。
【0036】又、昇降装置はハンドルの変わりに手動式
ジャッキ等にする可能である。
【0037】そして、支持バー19が全開姿勢の場合に
は安全ネット本体20が全領域に亘って水平姿勢にさ
れ、不測にして作業者や治具が施工現場から落下したよ
うな場合には、該安全ネット本体20で受け止め、又、
該安全ネット本体20は金属製であるために、作業者や
治具等が該安全ネット本体20に落下した場合に該安全
ネット本体が突き破られるような虞は全くない。
【0038】そして、当該施工が完了した場合にはハン
ドル29を介しスライドブラケットを加工させて支持バ
ー19を該センターポール16' に沿って図4の(イ)
の状態に縮少して折りたたみ、センターポール16' を
ベース12,12' の植立穴30から引き抜いて撤去
し、次の施工部位に移動し植立穴30については図示し
ないヒンジ付の蓋体を開閉自在にして次の施工現場のメ
ンテナンス施工等に再びセンターポール16' を植立さ
せるように使用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に安全ネット本体がセンターポールのスライドブラケッ
トに開閉自在に枢支された支持バー間に安全ネット本体
を張設されており、該スライドブラケットがハンドル等
の昇降装置により、センターポールに該スライドブラケ
ットがスライドして昇降自在にされていることにより、
又、該センターポールがベースの植立穴に対し挿脱自在
にされていることにより、該安全ネットの搬入セットや
撤去も人手作業により簡便に行われるのみならず、安全
ネット本体の支持バーを介しての拡開縮少開閉も手動操
作により行えるために極めて簡易に全ての作業が行わ
れ、しかも、センターポールは勿論のこと、支持バーや
スライドブラケットも軽量アルミ製にされていること等
の設計態様により軽量で持ち運びが簡単であり、使い勝
手が良く、作業能率も極めて良いということから、作業
性が向上するという優れた効果が奏される。
【0040】又、構造も電動式や油圧式等の各機構を用
いなくて済むことから、その製造組付は勿論のこと、保
守点検,整備に至るまでイニシャルコストは勿論のこ
と、ランニングコストも安く、しかも、耐久性が良好で
あるという優れた効果が奏される。
【0041】又、センターポールが植立穴に対する係合
部位に手動式のフックを装備していることにより、該植
立穴に対するセンターポールの補助アームが折りたたみ
自在にしてあることと相俟って該センターポールの植立
穴に対する植立状態が安定して維持出来るという安全性
確保により一層の効果が与えられる利点がある。
【0042】又、センターポールが位置調節自在なジョ
イントを介していることにより、ベースから施工領域ま
での高さが長短がある場合にも、予めセンターポールの
長さを調整自在にすることが出来るという優れた効果が
奏される。
【0043】又、支持バーがターンバックル式のジョイ
ントを介して伸縮自在にされていることにより、該支持
バー間に張設する安全ネット本体の張設領域を施工現場
下部空間の大小に応じて調整自在にすることが出来ると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の全体概略模式部分
断面側面図である。
【図2】支持バーの伸縮性のある態様の実施例の縦断側
面図である。
【図3】同ターンバックル式のジョイントの部分縦断側
面図である。
【図4】(イ)は安全ネットの折りたたみ姿勢状態の部
分断面側面図であり、(ロ)は安全ネットの拡開中途の
部分断面側面図であり、(ハ)は拡開終期の部分断面側
面図である。
【図5】(ニ)はセンターポールの伸縮ジョイントの模
式側面図であり、(ホ)はセンターポールの植立穴に対
するフックの取り合い部分断面側面図であり、(ヘ)安
全ネット本体の全開状態の底面図である。
【図6】道路橋の施工状態の概略横断面図である。
【図7】ベント間における作業員の墜落状態説明斜視図
である。
【図8】従来技術に基づく安全ネット構造の概略側面図
である。
【符号の説明】
16' センターポール 24 スライドブラケット 19 支持バー 20 安全ネット本体 29 昇降装置 12,12' ベース 30 植立穴 28 紐帯 23,25 ウオームギヤ 33' フック 32 補助アーム 35 位置調節ジョイント

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターポールにスライドブラケットが嵌
    装され、該スライドブラケットに基端を枢支された複数
    本の支持バー間に安全ネット本体が張設され該スライド
    ブラケットの昇降装置がセンターポールに配設されてい
    る安全ネット構造において、該昇降装置が手動式の構造
    にされてスライドブラケットに連係され、而して上記セ
    ンターポールの基端部がベースに形成された植立穴に挿
    脱自在にされていることを特徴とする安全ネット構造。
  2. 【請求項2】上記手動式の昇降装置がハンドルにされ、
    該ハンドルに紐帯を介して上記スライドブラケットの支
    持バーの開閉機構に連係されていることを特徴とする請
    求項1記載の安全ネット構造。
  3. 【請求項3】上記開閉機構が上記センターポールのスラ
    イドブラケットのウオームギヤにされていることを特徴
    とする請求項1記載の安全ネット構造。
  4. 【請求項4】上記センターポールが前記植立穴に対する
    係合離脱自在な手動式のフックを装備していることを特
    徴とする請求項1記載の安全ネット構造。
  5. 【請求項5】上記安全ネット本体が金属製の安全ネット
    にされていることを特徴とする請求項1記載の安全ネッ
    ト構造。
  6. 【請求項6】上記安全ネット本体の支持バー間に対する
    張設状態が該支持バーに対して水平レベル以下の開角状
    態にならないようにされていることを特徴とする請求項
    1記載の安全ネット構造。
  7. 【請求項7】上記センターポールの上記植立穴に位置す
    る近傍部分に補助アームが折りたたみ自在に配設されて
    いることを特徴とする請求項1記載の安全ネット構造。
  8. 【請求項8】上記センターポールが位置調節ジョイント
    を介して長さ調整自在にされていることを特徴とする請
    求項1記載の安全ネット構造。
  9. 【請求項9】上記センターポールが軽量アルミ製にされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の安全ネット構
    造。
  10. 【請求項10】上記支持バーが伸縮自在にされているこ
    とを特徴とする請求項1記載の安全ネット構造。
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