JPH1140643A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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Publication number
JPH1140643A
JPH1140643A JP19581497A JP19581497A JPH1140643A JP H1140643 A JPH1140643 A JP H1140643A JP 19581497 A JP19581497 A JP 19581497A JP 19581497 A JP19581497 A JP 19581497A JP H1140643 A JPH1140643 A JP H1140643A
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JP
Japan
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processing unit
processing
substrate
space
processing units
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Application number
JP19581497A
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English (en)
Inventor
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理ユニットのメンテナンス性を損なうことな
く、スペースの有効利用を実現する。 【解決手段】搬送ロボットTRが収容された搬送室TC
を取り囲むように、複数の処理ユニットPU1〜PU6
が配置され、クラスタ配置型基板処理装置が構成されて
いる。複数の処理ユニットPU1〜PU6は、上方また
は下方にメンテナンスのための空間が確保され、かつ、
一部が重なり合うように、隣接するもの同士が段違いに
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用ガラス基板などの各種被処理基板に対
して処理を施すための基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】半導
体装置の製造工程では、半導体ウエハ(以下単に「ウエ
ハ」という。)の表面に薄膜のパターンを形成したり、
ウエハの表面を洗浄したりするための基板処理装置が用
いられる。たとえば、ウエハを1枚ずつ洗浄するための
枚葉式洗浄処理装置の平面構成(レイアウト)の一例
は、図9に示されている。
【0003】この装置は、いわゆる順次搬送型の装置で
あり、処理液(薬液または純水)を用いた処理を順次ウ
エハに施すための複数の処理ユニット1,2,3が直線
状に配列されている。複数の処理ユニット1,2,3の
列の一端には、未処理のウエハを収容したロードカセッ
トが載置されるローダユニット5が配置されており、こ
の処理ユニット列の他端には、処理済みのウエハを収容
するためのアンロードカセットが載置されるアンローダ
ユニット6が配置されている。処理ユニット1,2,3
の列に沿うように薬液供給系4が設けられており、この
薬液供給系4から、各処理ユニット1,2,3に必要な
処理液が供給されるようになっている。ユニット相互間
におけるウエハの受け渡しのために、処理ユニット1,
2,3の前後には、それぞれ、搬送ロボット8が配置さ
れている。
【0004】この順次搬送型の構成では、上記のとお
り、各ユニット1,2,3,5,6間に搬送ロボット8
を配置する必要があるので、装置スペースが大きく、ま
た、製造コストが高いという問題がある。しかも、処理
ユニット1,2,3のメンテナンスは、正面(薬液供給
系4とは反対側)および上方からしか行えないから、メ
ンテナンス性が必ずしも良いとは言えない。さらには、
装置の正面側にメンテナンス作業のための空間を確保し
ておく必要があるから、順次搬送型の装置を複数台設置
しようとすると、大きなスペースが必要になり、クリー
ンルーム内のスペースを有効に利用することができなく
なる。
【0005】これらの問題を解決した他の装置構成例
は、図10に示されている。この装置は、クラスタ配置
型などと呼ばれ、搬送ロボット(図示せず)を収容した
搬送室10を中心に、複数の処理ユニット11,12,
13,14,15が放射状に配置されており、各処理ユ
ニット11,12,13,14,15に関連して、薬液
供給系11a,12a,13a,14a,15aが設け
られている。搬送室10にはさらに、ローダ・アンロー
ダユニット16が結合されており、ロードカセット16
Aから未処理のウエハが搬送ロボットに受け渡され、ま
た、処理済みのウエハがアンロードカセット16Bに収
容されるようになっている。
【0006】この構成では、各搬送ロボットは中央に1
つ備えられているのみであるので、装置スペースが比較
的小さく、しかも、製造コストが高くなったりすること
もない。また、各処理ユニット11,12,13,1
4,15に対するメンテナンスは、上方および側方2面
の計3方向から行うことができるからメンテナンス性も
優れている。
【0007】しかし、このクラスタ配置型の装置では、
隣接する処理ユニットの間に平面視において扇形の無駄
なスペースが生じるので、スペース効率の点では不十分
である。そこで、この発明の目的は、上述の技術的課題
を解決し、メンテナンス性を損なうことなく、スペース
の有効利用を図ることができる基板処理装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板に対
して処理を施す第1処理ユニットと、この第1処理ユニ
ットの上方に空間を確保しつつこの第1処理ユニットの
上方に少なくとも一部が重なるように配置され、基板に
対して処理を施す第2処理ユニットとを含む複数の処理
ユニットを備えたことを特徴とする基板処理装置であ
る。
【0009】この構成によれば、第1処理ユニットの上
方には空間が確保されているので、この空間から第1処
理ユニットのメンテナンスを行うことができる。また、
第2の処理ユニットは、第1処理ユニットの上方に一部
が重なるように配置されているため、第1処理ユニット
と第2処理ユニットとは、平面視において比較的小さな
スペースに配置することができる。そのため、装置の省
スペース化が実現され、クリーンルーム内などのような
限られたスペースを有効に利用することが可能になる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記複数の処理ユ
ニットが、上記第2処理ユニットの下方に空間を確保し
つつこの第2処理ユニットの下方に少なくとも一部が重
なるように配置され、基板に対して処理を施す第3処理
ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
基板処理装置である。この構成によれば、第2処理ユニ
ットの下方に空間が確保されているので、この空間か
ら、第2処理ユニットに対する下方からのメンテナンス
を行うことができる。また、第3処理ユニットは、第2
処理ユニットの下方に少なくとも一部が重なるように配
置されているので、第2処理ユニットと第3処理ユニッ
トとは、平面視において比較的小さなスペースに配置す
ることができ、これにより、スペースの有効利用を図る
ことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記第1処理ユニ
ットと上記第3処理ユニットとは、これらの間の側方に
空間を確保するように所定距離だけ離れて配置されてい
ることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置であ
る。この構成によれば、第2処理ユニットに対して下方
に配置されることになる第1および第3処理ユニット
は、これらの間の側方に空間を確保して配置されている
ので、この空間から、第1処理ユニットおよび第3処理
ユニットに対する側方からのメンテナンスを行うことが
できる。したがって、側方からのメンテナンス性を確保
しつつ、装置の省スペース化を実現できる。
【0012】請求項4記載の発明は、上記複数の処理ユ
ニットに対して基板を搬入または搬出するための搬送機
構をさらに備え、上記搬送機構は、基板を保持する基板
保持手段と、この基板保持手段を昇降させる昇降手段
と、この基板保持手段を上記複数の処理ユニットに対し
て進退させる進退手段と、この基板保持手段を上記複数
の処理ユニットの各々の正面に対向するように移動させ
る移動手段とを含むことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0013】この構成により、複数の処理ユニットに対
して基板を搬入または搬出することができる。一方、上
記のように第1処理ユニットおよび第2処理ユニットな
どは、重なり合って配置されているので、搬送機構の移
動距離が短くてすむ。したがって、搬送機構への負担を
軽減できる。請求項5記載の発明は、上記複数の処理ユ
ニットは、上記搬送機構を取り囲むように配置されてお
り、上記搬送機構の移動手段は、上記基板保持手段を回
転移動させる回転移動手段であることを特徴とする請求
項4記載の基板処理装置である。
【0014】この構成によれば、複数の処理ユニットが
搬送機構を取り囲むように配置されている(クラスタ型
配置)ので、搬送機構の移動スペースが少なくてよいう
え、さらなる省スペース化を図ることができる。また、
このような配置では、たとえば、上記第1処理ユニット
と第3処理ユニットとの間に扇形のスペースが生じる場
合があるが、このスペースの上方に第2処理ユニットを
配置することにより、この第2処理ユニットの下方の扇
形のスペースをメンテナンスのための空間として利用し
つつ、装置の省スペース化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の第1の実施形態に係る基板処理装置の構成を示す
平面図であり、図2は、その斜視図である。この基板処
理装置は、基板としてのウエハWに対して、1枚ずつ洗
浄処理を施すための枚葉処理型洗浄装置である。この装
置は、中央に搬送ロボットTR(搬送機構)を収容した
筒状の搬送室TCを有し、この搬送室TCを取り囲むよ
うに複数(この実施形態では6個)の処理ユニットPU
1,PU2,PU3,PU4,PU5,PU6(以下総
称するときには「処理ユニットPU」という。)および
ローダ・アンローダユニットLUが放射状に配置された
クラスタ配置型の基本構成を有している。複数の処理ユ
ニットPU1〜PU6のそれぞれに関連して処理液供給
ボックスSB1,SB2,SB3,SB4,SB5,S
B6が配置されており、これらは集合配管群35を介し
て処理ユニットPU1〜PU6にそれぞれ接続されてい
る。また、ローダ・アンローダユニットLUには、未処
理のウエハWが収容されたロードカセットLCと、処理
済みのウエハWが収容されるアンロードカセットUCと
が配置されている。
【0016】複数の処理ユニットPU1〜PU6は、搬
送室TCを取り囲むように配置されているが、その高さ
は一定ではなく、1つおきの処理ユニットPU1,PU
3,PU5は、比較的高い位置で搬送室TCに結合され
ており、他の1つおきの処理ユニットPU2,PU4,
PU6は、比較的低い位置において搬送室TCに結合さ
れている。すなわち、複数の処理ユニットPU1〜PU
6は、隣接するもの同士が異なる高さに位置するように
段違いに配置されている。換言すれば、隣接する処理ユ
ニットPUの間の扇形の空きスペースの上方または下方
に処理ユニットPUが位置するように、各処理ユニット
PUの配置が定められている。
【0017】たとえば、処理ユニットPU2を第1処理
ユニットとみなすと、処理ユニットPU3は、第1処理
ユニット(PU2)の上方に空間を確保しつつこの第1
処理ユニット(PU2)の上方に一部が重なるように配
置された第2処理ユニットとみなすことができる。ま
た、処理ユニットPU4は、第2処理ユニット(PU
3)の下方に空間を確保しつつこの第2処理ユニット
(PU3)の下方に一部が重なるように配置された第3
処理ユニットとみなすことができる。この場合、第2処
理ユニット(PU3)と第3処理ユニット(PU4)と
は、これらの側方に空間を確保するように所定距離だけ
離隔して配置されていると言える。
【0018】図1の平面図から理解されるように、隣接
する処理ユニットPUは、平面視において、重なり合っ
た部分と重なり合わない部分とを有している。すなわ
ち、隣接する処理ユニットPUを平面視において一部重
なり合うように配置することによって、スペース効率の
向上が図られている。同時に、隣接する処理ユニットP
Uを平面視において重なり合わない部分を有するように
段違いに配置することによって、処理ユニットPUの上
方または下方にメンテナンス空間を確保している。この
実施形態では、処理ユニットPUは、平面視において矩
形の外形を有するように構成されており、この矩形の角
部において隣接する処理ユニットPU同士が重なり合っ
ており、矩形の中央領域に設けられた上面メンテナンス
パネル41の領域においては、隣接する処理ユニットP
U同士が重なり合わないようになっている。
【0019】なお、隣接する処理ユニットPU同士は、
重なり合った部分同士が、上下方向において接触してい
てもよいし接触していなくてもよい。図3は、処理ユニ
ットPUの内部構成を説明するための透視斜視図であ
る。処理ユニットPUは、直方体形状の処理チャンバ2
1を有しており、この処理チャンバ21の搬送室TC
(図1および図2参照)に対向する正面側壁には、搬送
室TC内の搬送ロボットTRとの間でウエハWの受け渡
しを行うための通路部22が結合されている。
【0020】この通路部22の一端は搬送室TCに結合
されている。この通路部22の途中部には、エアシリン
ダ23によってゲート板部材24を昇降させる構成のゲ
ートバルブ25が配置されている。このゲートバルブ2
5は、ゲート板部材24によって通路部22を開閉し、
ウエハWが通路部22を通して搬送されるとき以外は、
搬送室TCと処理ユニットPUの内部空間とを気密に遮
断する。
【0021】通路部22は、処理チャンバ21の内部空
間に至り、この処理チャンバ21内に収容されている処
理カップ31の側面からその内部空間と連通している。
処理カップ31は、ほぼ円筒状に構成されており、内部
には、ウエハWを水平に保持して鉛直軸線まわりに回転
させるためのスピンチャック32が備えられている。ス
ピンチャック32の近傍には、スピンチャック32に保
持されたウエハWの表面に薬液や純水を供給するための
ノズル33,34が配置されている。
【0022】処理チャンバ21の下面からは、処理液供
給管や排気管を含む集合配管群35が引き出されてい
る。処理チャンバ21の上面、背面、下面および両側面
には、それぞれ、上面メンテナンスパネル41、背面メ
ンテナンスパネル42、下面メンテナンスパネル43、
および側面メンテナンスパネル44,45がそれぞれ設
けられている。これらのメンテナンスパネル41〜45
は、止めねじ48によって処理チャンバ21の取り付け
られており、必要時には、メンテナンス作業者によって
取り外すことができるようになっている。処理チャンバ
21には、メンテナンスパネル41〜45に対応する各
位置にたとえばメンテナンスパネルより一回り小さな矩
形のメンテナンス用窓(図示せず)が形成されており、
このメンテナンス用窓を介して、処理カップの31の内
外の各部に対して、メンテナンスのためのアクセスを行
えるようになっている。
【0023】図4は、搬送室TC内の搬送ロボットTR
の構成を説明するための平面図である。搬送ロボットT
Rは、ウエハWを保持するためのハンド65(基板保持
手段)を、鉛直方向に延びた筒状の搬送室TC内を上下
に移動させることができ、鉛直方向に沿う回動軸線50
まわりに回動させることができ、かつ、回動軸線50に
対して近接/離反する方向に進退させることができるよ
うに構成されている。具体的には、搬送ロボットTR
は、基台51と、この基台51を昇降させるための昇降
駆動部52(昇降手段)と、基台51を回動軸線50ま
わりに回動させるための回転駆動部53(回転移動手
段)と、基台51上に設けられたフロッグレッグ型の進
退機構54と、この進退機構54に駆動力を与える進退
駆動部55とを有している。上記進退機構54および進
退駆動部55が、進退手段に相当する。
【0024】進退機構54は、基台51に立設された軸
56に各一端が回動自在に取り付けられた一対の脚部6
1,62を有している。この一対の脚部61,62の各
他端は、ハンド65に回動自在に取り付けられている。
脚部61,62は、いずれも、その中間部付近に関節部
61a,62aを有している。一対の脚部61,62の
軸56に連結された部位を互いに開脚/閉脚することに
より、関節部61a,62aが屈伸し、これに伴って、
ハンド65が矢印67方向に沿って進退する。
【0025】上記の構成によって、搬送ロボットTR
は、昇降、回転および進退移動により、任意の処理ユニ
ットPUの正面にハンド65を対向させることができ、
このハンド65を通路部22を介して処理ユニットPU
の内部に入り込ませることにより、処理ユニットPUへ
ウエハWを搬入したり、処理ユニットPUからウエハW
を搬出したりすることができる。同様に、搬送ロボット
TRは、ローダ・アンローダユニットLUのロードカセ
ットLCまたはアンロードカセットUCにハンド65を
対向させることができ、ハンド65をカセットLC,U
Cに入り込ませることにより、未処理のウエハWをロー
ドカセットLCから取り出したり、処理済みのウエハW
をアンロードカセットに収容したりすることができる。
【0026】以上のようにこの実施形態によれば、各処
理ユニットPUの上方、下方、側方および後方には、メ
ンテナンスのための空間が確保されているので、良好な
作業性でメンテナンスを行うことができる。しかも、隣
接する処理ユニットPUは、一部が重なり合うように上
下に段違いに配置されているので、スペースを効率的に
利用して、多数の処理ユニットPUを搬送室TCに結合
することができる。特に、この実施形態のようなクラス
タ配置型の装置において、前述した扇形の無駄なスペー
スの上方の空間を有効に利用できる。これにより、クリ
ーンルーム内の空間の有効利用を図ることができる。
【0027】図5は、上記基板処理装置による処理フロ
ーの一例を説明するための平面図である。たとえば、6
つの処理ユニットPUのうちの1つおきの処理ユニット
PU1,PU3,PU5は、薬液としてバッファドフッ
酸(BHF)を用い、この薬液をウエハWの表面に供給
しつつ薬液洗浄処理を行う薬液処理ユニット(MTC)
とされる。一方、他の1つのおきの処理ユニットPU
2,PU4,PU6は、薬液処理後のウエハWの表面に
付着している薬液を純水により洗い流し、さらに、ウエ
ハWを高速に回転させて水切り乾燥させる水洗・乾燥処
理ユニット(DTC)とされる。
【0028】搬送ロボットTRは、ロードカセットLC
から未処理のウエハWを1枚取り出し、このウエハWを
薬液処理ユニットPU1,PU3,PU5のいずれか1
つに搬入する。ウエハWが搬入された薬液処理ユニット
では、薬液を用いた洗浄が行われる。この薬液洗浄処理
が終了すると、搬送ロボットTRは、その薬液処理ユニ
ットからウエハWを受け取り、このウエハWを水洗・乾
燥処理ユニットPU2,PU4,PU6のいずれかに搬
入する。ウエハWが搬入された水洗・乾燥処理ユニット
では、上記のようにして水洗処理および水切り乾燥処理
が行われる。その後、搬送ロボットTRは、乾燥された
ウエハWを取り出して、アンロードカセットUCに収容
する。
【0029】図6は、上記基板処理装置の処理フローの
他の例を説明するための簡略化した平面図である。この
例では、処理ユニットPU1,PU4は、バッファドフ
ッ酸(BHF)を薬液として用い、この薬液をウエハW
の表面に供給して洗浄処理を行う薬液処理ユニット(M
TC)とされている。また、処理ユニットPU2,PU
5は、SC−1(アンモニア過水(NH4OH+H22
+H2O)の一種)を薬液として用い、この薬液をウエ
ハWの表面に供給して洗浄処理を行う薬液処理ユニット
(MTC)とされている。さらに、処理ユニットPU
3,PU6は、薬液処理後のウエハWの表面に付着して
いる薬液を純水により洗い流し、さらに、ウエハWを高
速に回転させて乾燥させる水洗・乾燥処理ユニット(D
TC)とされている。
【0030】ウエハWには、次の(1) または(2) の順序
で、バッファドフッ酸による薬液洗浄処理、SC−1に
よる薬液洗浄処理、ならびに水洗および乾燥処理が施さ
れる。 薬液処理(BHF)→薬液処理(SC−1)→水洗・乾燥処理 ・・・・・・ (1) 薬液処理(SC−1)→薬液処理(BHF)→水洗・乾燥処理 ・・・・・・ (2) たとえば、上記(1) の順序でウエハWを処理する際に
は、搬送ロボットTRは、ロードカセットLCから未処
理のウエハWを1枚取り出し、それを薬液処理ユニット
PU1またはPU4に搬入する。この薬液処理ユニット
PU1またはPU4による処理が施された後のウエハW
は搬送ロボットTRによって取り出され、薬液処理ユニ
ットPU2またはPU5に搬入される。この薬液処理ユ
ニットPU2またはPU5での処理が施された後のウエ
ハWは、搬送ロボットTRによって、水洗・乾燥処理ユ
ニットPU3またはPU6に搬入される。この水洗・乾
燥処理ユニットPU3またはPU6での処理が施された
後のウエハWは、搬送ロボットTRによって取り出さ
れ、アンロードカセットUCに収容される。
【0031】上記(2) の順序でウエハWを処理する場合
には、ウエハWは、最初に薬液処理ユニットPU2また
はPU5に搬入されて処理され、その後、薬液処理ユニ
ットPU1またはPU3に搬入されて処理され、そし
て、その後、水洗・乾燥処理ユニットPU3またはPU
6に搬入されて処理されることになる。図7は、この発
明の第2の実施形態に係る基板処理装置の構成を示す正
面図であり、図8は、その平面図である。この基板処理
装置は、ウエハや液晶表示装置用ガラス基板などの基板
を保持して直線搬送路71に沿って矢印Gの方向に往復
直線移動することができる搬送ロボット70(搬送機
構)を備えている。そして、直線搬送路71の一方側に
沿って、直方体形状の複数の処理ユニットU1,U2,
U3,U5,・・・・・・(以下総称するときには「処理ユニ
ットU」という。)が配列されている。ただし、隣接す
る処理ユニットU同士は、平面視において一部が重なり
合い、かつ、各処理ユニットUの上方または下方にメン
テナンス空間が確保されるように互いの位置関係が定め
られている。
【0032】たとえば、処理ユニットU3の直線搬送路
71の長手方向に関する一端部付近の下面には、処理ユ
ニットU2の直線搬送路71の長手方向に関する一端部
付近の上面が接触している。また、処理ユニットU3の
直線搬送路71の長手方向に関する他端部付近の下面に
は、処理ユニットU4の直線搬送路71の長手方向に関
する一端部付近の上面が接触している。そして、処理ユ
ニットU4の直線方向の長手方向に関する他端部付近の
上面は、処理ユニットU5の直線搬送路71の長手方向
に関する一端部付近の下面に接触している。このように
して、複数の処理ユニットUは、平面視においては、直
線搬送路71の一方側に沿って直線的に配列されている
が、隣接するもの同士の高さが互い違いになるように段
違いに配置されている。
【0033】これにより、処理ユニットUの上方または
下方の空間が他の処理ユニットUによって占められてい
ないので、処理ユニットUに対するメンテナンスを良好
に行える。また、同じ高さに配置されている処理ユニッ
トUは、所定距離だけ離隔されており、各処理ユニット
Uの側方に空間が確保されている。したがって、処理ユ
ニットUに対する側方からのメンテナンスも良好に行え
る。もちろん、処理ユニットUの背面側には、いずれの
処理ユニットも配置されていないので、背面側からのメ
ンテナンスも可能である。
【0034】しかも、全ての処理ユニットUを同じ高さ
に配置する場合に比較して、隣接する処理ユニットU同
士が一部重なり合っているため、基板処理装置の全長を
短くすることができる。これにより、装置の占有スペー
スを小さくすることができるので、クリーンルーム内の
空間を有効に利用できる。搬送ロボット70は、複数の
処理ユニットUに対して任意の順序でアクセスして、基
板の搬入または搬出を行うことができるように構成され
ている。具体的には、搬送ロボット70は、直線搬送路
71に沿って往復直線移動するための図示しないボール
ネジ駆動機構などの直線駆動機構(移動手段)と、基板
を保持するハンド72(基板保持手段)と、ハンド72
を昇降させるための図示しないボールネジ駆動機構など
の昇降駆動機構(昇降手段)と、ハンド72を処理ユニ
ットUの内部空間に対して進退させるための図示しない
スライダ機構などのハンド進退駆動機構(進退手段)と
を有している。また、必要に応じて、ハンド72を鉛直
軸線まわりに回動させるための図示しない回動機構が備
えられていてもよい。この構成により、ハンド72を任
意の処理ユニットUの正面に対向させ、そのアクセス開
口80から処理ユニットUの内部に入り込ませ、この処
理ユニットUに対して基板を搬入または搬出することが
できる。
【0035】このように1つの搬送ロボット70が複数
の処理ユニットUに対して基板の搬入/搬出を行い、処
理ユニットU間での基板の移動を行うことができるの
で、処理ユニットの間にそれぞれ搬送ロボットが配置さ
れる順次搬送型基板処理装置に比較して、装置の占有ス
ペースを小さくすることができる。これによっても、ク
リーンルーム内の空間の有効利用が図られる。
【0036】この発明の2つの実施形態について説明し
たが、この発明は他の形態で実施することも可能であ
る。たとえば、上記2つの実施形態では、或る1つの処
理ユニットに注目すると、この処理ユニットの両側に配
置される処理ユニットはほぼ同じ高さ(注目している処
理ユニットよりも高い位置または低い位置)に配置され
ているが、たとえば、或る1つの処理ユニットの一方側
にはその処理ユニットよりも高い位置に別の処理ユニッ
トを配置し、当該注目している処理ユニットの他方側に
はその処理ユニットよりも低い位置にさらに別の処理ユ
ニットを配置するようにしてもよい。すなわち、複数の
処理ユニットを階段状に配置してもよい。
【0037】また、上記第1の実施形態においては、搬
送室TCと複数の処理ユニットPUとは等距離に配置さ
れているが、複数の処理ユニットPUと搬送室TCとは
必ずしも等距離に配置する必要はなく、必要に応じて異
なる長さの通路部によって、搬送室と複数の処理ユニッ
トPUとを結合するようにしてもよい。むろん、その場
合には、最も遠い処理ユニットPUに対してウエハWの
搬入/搬出を行うことができる搬送ロボットが適用され
る必要がある。
【0038】さらに、上記第2の実施形態においては、
処理ユニットUの側方にもメンテナンス空間を確保する
ために、ほぼ同じ高さで隣接している処理ユニット(た
とえば、処理ユニットU1とU3、処理ユニットU2と
U4など)は間隔を開けて配置されているが、側方から
のメンテナンスが重要でない場合には、ほぼ同じ高さで
隣接している処理ユニットの側面同士を接触させて配置
してもよい。このようにすれば、一定のスペース内にさ
らに多くの処理ユニットUを配置することができる。同
様な変形は、上記第1の実施形態に対しても可能であ
る。
【0039】また、上記の実施形態においては、隣接す
る処理ユニット同士は一部のみが重なり合っているが、
たとえば、大きな処理ユニットに小さな処理ユニットを
隣接させる場合には、大きな処理ユニットの上方または
下方に十分な空間が確保される限りにおいて、小さな処
理ユニットの全部が大きな処理ユニットと重なり合うよ
うにその上方または下方に当該小さな処理ユニットを配
置してもよい。
【0040】また、上記の実施形態においては、処理ユ
ニットPU,Uは、直方体形状の処理チャンバで取り囲
まれるように形成されているが、この処理チャンバの形
状はこれに限定されず、必要内蔵物を収容できるもので
あれば、ほぼ円筒形状や球状でもよい。また、上記第1
の実施形態では、ウエハWを洗浄する洗浄装置を例にと
って説明したが、この発明は、洗浄処理以外の処理を行
う基板処理装置、たとえば基板に対して熱処理、レジス
ト塗布処理、または現像処理等を施す基板処理装置に対
しても適用することができる。
【0041】さらに、上記第1の実施形態の装置は、液
晶表示装置用ガラス基板のようなウエハ以外の被処理基
板の処理を行う構成に容易に変形することができる。そ
の他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の
設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る基板処理装置
の構成を示す平面図である。
【図2】上記第1の実施形態の基板処理装置の斜視図で
ある。
【図3】処理ユニットの構成例を示す透視斜視図であ
る。
【図4】搬送ロボットの構成を拡大して示す平面図であ
る。
【図5】処理フローの一例を説明するための平面図であ
る。
【図6】処理フローの他の例を説明するための平面図で
ある。
【図7】この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置
の構成を示す簡略化した正面図である。
【図8】上記第2の実施形態の基板処理装置の構成を簡
略化して示す平面図である。
【図9】従来の順次搬送型の基板処理装置の構成を簡略
化して示す平面図である。
【図10】従来のクラスタ型配置の基板処理装置の構成
を示す平面図である。
【符号の説明】
PU1,PU2,PU3,PU4,PU5,PU6
処理ユニット TC 搬送室 TR 搬送ロボット 52 昇降駆動部 53 回転駆動部 54 進退機構 55 進退駆動部 65 ハンド U1,U2,U3,U4,U5 処理ユニット 70 搬送ロボット 72 ハンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に対して処理を施す第1処理ユニット
    と、この第1処理ユニットの上方に空間を確保しつつこ
    の第1処理ユニットの上方に少なくとも一部が重なるよ
    うに配置され、基板に対して処理を施す第2処理ユニッ
    トとを含む複数の処理ユニットを備えたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記複数の処理ユニットは、 上記第2処理ユニットの下方に空間を確保しつつこの第
    2処理ユニットの下方に少なくとも一部が重なるように
    配置され、基板に対して処理を施す第3処理ユニットを
    さらに含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記第1処理ユニットと上記第3処理ユニ
    ットとは、これらの間の側方に空間を確保するように所
    定距離だけ離れて配置されていることを特徴とする請求
    項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記複数の処理ユニットに対して基板を搬
    入または搬出するための搬送機構をさらに備え、 上記搬送機構は、 基板を保持する基板保持手段と、 この基板保持手段を昇降させる昇降手段と、 この基板保持手段を上記複数の処理ユニットに対して進
    退させる進退手段と、 この基板保持手段を上記複数の処理ユニットの各々の正
    面に対向するように移動させる移動手段とを含むことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】上記複数の処理ユニットは、上記搬送機構
    を取り囲むように配置されており、 上記搬送機構の移動手段は、上記基板保持手段を回転移
    動させる回転移動手段であることを特徴とする請求項4
    記載の基板処理装置。
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