JPH1139546A - 無人売店システム - Google Patents

無人売店システム

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JPH1139546A
JPH1139546A JP19706397A JP19706397A JPH1139546A JP H1139546 A JPH1139546 A JP H1139546A JP 19706397 A JP19706397 A JP 19706397A JP 19706397 A JP19706397 A JP 19706397A JP H1139546 A JPH1139546 A JP H1139546A
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JP
Japan
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amount
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JP19706397A
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English (en)
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Koji Nishida
廣治 西田
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 売店で取り扱っている商品をキャッシュレス
でいずれの時間帯でも購買することができるとともに、
費用の面で有利な売店を構築することのできる無人売店
システムを提供する。 【解決手段】 商品陳列台に陳列された商品を販売する
無人売店システムであって、商品を識別するための商品
情報が記憶されている第1の記憶媒体から前記商品情報
を読み取りかつ購買者が利用するための商品情報読取手
段と、前記購買者の金銭の額に関する金額情報が記憶さ
れている第2の記憶媒体から前記金額情報を読み取りか
つ前記購買者が利用するための金額情報読取手段と、前
記商品情報読取手段で読み取られた前記商品情報および
前記金額情報読取手段で読み取られた前記金額情報を管
理する制御手段と、監視用カメラと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、商品陳列台に陳
列された商品を販売する無人売店システムに係り、特
に、駅構内や建物内に設置される無人売店システムであ
って、プリペイドカードなどを用いて商品を販売する無
人売店システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、駅構内で商品を販売する
には、自動販売機を設置することのほかに、有人の売店
を設置することによって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動販
売機に提示されていない商品であって、売店でしか取り
扱っていない商品は、売店の営業時間を過ぎた夜間や早
朝などでは、購買することができなかった。また、自動
販売機に提示されている商品であっても、現金の持ち合
わせがなければ購買することができなかった。
【0004】しかし、そうであるからといって、売店の
営業時間を延長してこれに対応するようにした場合に
は、夜間や早朝など人の出入りが少ない時間帯での売上
に対して人件費の支出が割に合わなくなる。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の問題
を解決することを課題としており、売店で取り扱ってい
る商品をキャッシュレスでいずれの時間帯でも購買する
ことができるとともに、費用の面で有利な売店を構築す
ることのできる無人売店システムを提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の無人売店システムは、
商品陳列台に陳列された商品を販売する無人売店システ
ムであって、商品を識別するための商品情報が記憶され
ている第1の記憶媒体から前記商品情報を読み取る商品
情報読取手段と、購買者の金銭の額に関する金額情報が
記憶されている第2の記憶媒体から前記金額情報を読み
取る金額情報読取手段と、前記商品情報読取手段で読み
取られた前記商品情報および前記金額情報読取手段で読
み取られた前記金額情報を管理する制御手段と、監視用
カメラと、を備え、前記商品情報読取手段および前記金
額情報読取手段を前記購買者が利用するように配設し
た。
【0007】購買者が商品陳列台に陳列されている商品
を購買しようとするときには、所望の商品に付されてい
る第1の記憶媒体を商品情報読取手段で読み取らせると
ともに、自己所有の第2の記憶媒体を金額情報読取手段
で読み取らせるようにする。
【0008】そうすると、商品情報読取手段で、第1の
記憶媒体からその商品を識別するための商品情報が読み
取られるとともに、金額情報読取手段で、第2の記憶媒
体から購買者が有する金銭の額に関する金額情報が読み
取られる。そして、制御手段で、読み取られた商品情報
および金額情報が管理される。
【0009】つまり、制御手段では、例えば、購買者が
有する金銭の額があらかじめ記憶されるようになってい
るものとすると、読み取られた商品情報に基づいて商品
の価格が取得されるとともに、読み取られた金額情報に
基づいて購買者が有する金銭の額が取得され、購買者が
有する金銭の額から商品の価格が減算され、減算された
新たな金銭の額に関する金額情報が記憶される。
【0010】一方、購買者以外の者が商品陳列台に陳列
されている商品を不正に取得するのを防止するために、
監視カメラで、人、商品、商品情報読取手段または金額
情報読取手段などが監視される。
【0011】また一方、例えば、第2の記憶媒体にプリ
ペイドカードなどの記憶媒体を用いるようにした場合に
は、上記無人売店システムに、金額情報を第2の記憶媒
体に書き込む金額情報書込手段を設け、制御手段では、
読み取られた商品情報に基づいて商品の価格を取得する
とともに、読み取られた金額情報に基づいて購買者が有
する金銭の額を取得し、購買者が有する金銭の額から商
品の価格を減算し、減算された新たな金銭の額に関する
金額情報を、金額情報書込手段で書き込むように構成し
てもよい。
【0012】また、例えば、購買者所有の第2の記憶媒
体に記憶されている金額情報により得られる金銭の額
や、購入しようとする所望の商品の価格などを、購買者
に対して視覚的に分からせるように、上記無人売店シス
テムに、それらの情報を表示する表示手段を設けるよう
に構成してもよい。
【0013】また、例えば、第2の記憶媒体には、安価
に製造できることから通常磁気カードを用いることが想
定される。しかし、磁気カードは、その記憶情報が比較
的容易に複製、改ざんされる可能性がある。そこで、記
憶されている金額情報の複製、改ざんを困難にするた
め、第2の記憶媒体には、IC(Integrated Circuit)
カードを用いるようにするのが好ましい。
【0014】なお、この請求項1記載の発明において、
商品情報とは、商品を識別するための情報であって、バ
ーコードなどの商品管理番号、商品の価格、または商品
の名称などを含むものである。
【0015】また、この請求項1記載の発明において、
金額情報とは、購買者が所有する金銭の額を特定するた
めに必要な情報であって、上記のように記憶された購買
者の金銭の額を引き出すための購買者固有のID、また
はプリペイドカードなどに記憶されるプリペイド情報な
どを含むものである。
【0016】さらに、この請求項1記載の発明におい
て、第1および第2の記憶媒体とは、RAM、ROM、
FD、コンパクトディスク、ハードディスク、光磁気デ
ィスク、紙等の記憶媒体であって、電子的、磁気的、光
学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュ
ータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶
媒体を含むものである。
【0017】また、本発明に係る請求項2記載の無人売
店システムは、請求項1記載の無人売店システムにおい
て、建物内に設置される売店に適用した。この請求項2
記載の発明において、建物内に設置される売店とは、例
えば、企業内、市庁舎内または学校内に設けられるよう
な売店をいうものである。
【0018】さらに、本発明に係る請求項3記載の無人
売店システムは、請求項1記載の無人売店システムにお
いて、駅構内に設置される売店に適用した。さらに、本
発明に係る請求項4記載の無人売店システムは、請求項
3記載の無人売店システムにおいて、前記第2の記憶媒
体は、プリペイド方式による乗車券と兼用可能になって
いる記憶媒体である。
【0019】このような構成であれば、プリペイド情報
が記憶される第2の記憶媒体が、駅構内に設置された本
発明に係る無人売店システムで利用されるとともに、乗
車券としても利用される。
【0020】さらに、本発明に係る請求項5記載の無人
売店システムは、請求項1、2、3または4記載の無人
売店システムにおいて、前記購買者による金銭の支払い
に応じて、前記第2の記憶媒体に記憶されている前記金
額情報に、前記購買者から支払われた金銭の額に関する
前記金額情報を加算する金額情報加算手段を備える。
【0021】このような構成であれば、購買者が所望の
商品を購買するにあたって、第2の記憶媒体に記憶され
ている金額情報から得られる金銭の額が不足するような
場合には、購買者が所定の金銭を支払うものとすると、
金額情報加算手段で、支払った金銭の額が読み取られる
とともに、第2の記憶媒体から金額情報が読み取られ
る。そして、読み取られた金額情報に基づいて購買者が
有する金銭の額が取得され、購買者が有する金銭の額に
支払った金銭の額が加算され、加算された新たな金銭の
額に関する金額情報が第2の記憶媒体に書き込まれる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る無人売
店システムによる実施の形態を示すブロック図である。
【0023】この実施の形態は、本発明に係る無人売店
システムを、図1に示すように、駅構内のプラットホー
ムに設置される売店に適用したものである。この無人売
店システムは、商品を陳列するため台である商品陳列台
1と、商品陳列台1に陳列されている商品のバーコード
およびプリペイド情報が記憶されているICカードから
プリペイド情報を読み取ってそれらの情報を管理する価
格読取支払装置2と、ICカードで商品が購買可能な自
動販売機3と、防犯監視用カメラ4と、で構成されてお
り、価格読取支払装置2と自動販売機3とは、データを
伝送するためのデータ伝送路5で接続されている。
【0024】価格読取支払装置2は、図2に示すよう
に、商品陳列台1に陳列されている商品のバーコードを
読み取るバーコード読取装置2aと、ICにプリペイド
情報が記憶されているICカードに対してプリペイド情
報の読み取りおよび書き込みを行うICカード読取/書
込装置2bと、データの入力およびデータの表示が可能
なヒューマンインターフェースとしてのタッチパネル2
cと、バーコード読取装置2a、ICカード読取/書込
装置2bおよびタッチパネル2cとのデータの入出力を
行うインターフェース部2dと、データの読み出しおよ
び書き込みが可能な主記憶装置2eと、演算およびシス
テム全体を制御する演算処理装置2fと、で構成されて
おり、インターフェース部2d、主記憶装置2eおよび
演算処理装置2fは、データを伝送するための信号線で
あるバスで相互に接続されている。なお、ここで利用さ
れるICカードは、プリペイド方式による乗車券と兼用
可能となっている。
【0025】自動販売機3は、図3に示すように、商品
を蓄積して購買者が所定の金銭の額を支払ったものと判
定されたときに商品を提供する商品提供装置3aと、I
Cカード読取/書込装置2bと同一機能を有するICカ
ード読取/書込装置3bと、タッチパネル2cと同一機
能を有するタッチパネル3cと、インターフェース部2
dと同一機能を有するインターフェース部3dと、主記
憶装置2eと同一機能を有する主記憶装置3eと、演算
処理装置2fと同一機能を有する演算処理装置3fと、
で構成されており、インターフェース部3d、主記憶装
置3eおよび演算処理装置3fおよびは、データを伝送
するための信号線であるバスで相互に接続されている。
【0026】主記憶装置2e,3eは、所定領域にあら
かじめ演算処理装置2f,3fの制御プログラム等を格
納しているROMと、ROMから読み込んだデータや演
算処理装置2f,3fの演算過程で必要な演算結果を格
納するRAMと、で構成されている。
【0027】演算処理装置2fは、マイクロプロセスユ
ニットMPU等からなり、主記憶装置2eのROMの所
定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、
図4のフローチャートに示す処理を実行するようになっ
ている。
【0028】つまり、演算処理装置2fでは、次のよう
にして処理を実行する。まず、図4に示すように、ステ
ップS1に移行して、バーコード読取装置2aにより商
品に付されているバーコードを読み取り、ステップS2
に移行して、読み取ったバーコードに基づいて主記憶装
置2eのROMに格納されている商品の価格を主記憶装
置2eのRAMに読み込み、ステップS3に移行して、
ICカード読取/書込装置2bによりプリペイド情報が
記憶されているICカードからプリペイド情報を読み取
る。
【0029】次いで、ステップS4に移行して、読み込
んだ商品の名称、その価格および読み取ったプリペイド
情報をタッチパネル2cに表示し、ステップS5に移行
して、購買者に対して商品を購買するか否かをタッチパ
ネル2を介して求め、購買する要求があるときには、ス
テップS6に移行するが、購買しない要求があるときに
は、一連の処理を終了する。このとき、読み取ったプリ
ペイド情報により得られる金銭の額が商品の価格に相当
しない場合には、これを理由としてその商品が購買でき
ない旨をタッチパネル2cに表示するとともに、一連の
処理を終了する。
【0030】ステップS6では、読み取ったプリペイド
情報から価格に対応したプリペイド情報を減算し、ステ
ップS7に移行して、減算値およびプリペイド情報の残
高をタッチパネル2cに表示し、ステップS8に移行し
て、ICカード読取/書込装置2bにより減算したプリ
ペイド情報をICカードに書き込み、ステップS9に移
行して、商品の売上を集計し、一連の処理を終了する。
【0031】一方、演算処理装置3fは、マイクロプロ
セスユニットMPU等からなり、主記憶装置3eのRO
Mの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動
させ、図5のフローチャートに示す処理を実行するよう
になっている。
【0032】つまり、演算処理装置3fでは、次のよう
にして処理を実行する。まず、図5に示すように、ステ
ップS11に移行して、ICカード読取/書込装置3b
によりICカードからプリペイド情報を読み取り、ステ
ップS12に移行して、商品提供装置3aに提示されて
いるいずれかの商品のうち、読み取ったプリペイド情報
により得られる金銭の額が価格に相当している商品、す
なわち購買可能な商品、それらの価格、名称および読み
取ったプリペイド情報などをタッチパネル3cに表示す
る。このとき、読み取ったプリペイド情報により得られ
る金銭の額が価格に相当している商品が一つも存在しな
い場合には、タッチパネル3cにその旨を表示し、一連
の処理を終了する。
【0033】次いで、ステップS13に移行して、購買
者がタッチパネル3cを介して指定する商品を読み込
み、ステップS14に移行して、購買者に対して商品を
購買するか否かをタッチパネル3を介して求め、購買す
る要求があるときには、ステップS15に移行するが、
購買しない要求があるときには、一連の処理を終了す
る。
【0034】ステップS15では、商品提供装置3aに
より購買者に対して指定された商品を提供し、ステップ
S16に移行して、読み取ったプリペイド情報から価格
に対応したプリペイド情報を減算し、ステップS17に
移行して、減算値およびプリペイド情報の残高をタッチ
パネル3cに表示する。
【0035】次いで、ステップS18に移行して、IC
カード読取/書込装置3bにより減算したプリペイド情
報をICカードに書き込み、ステップS19に移行し
て、商品の売上を集計するとともに、それをデータ伝送
路5を介して価格読取支払装置2に送信し、一連の処理
を終了する。
【0036】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
始めに、購買者が商品陳列台1に陳列されているいずれ
かの商品を購買しようとする場合について説明する。
【0037】まず、商品を購買しようとする購買者は、
バーコード読取装置2aを利用し、所望の商品に付され
ているバーコードを読み取らせる。これとともに、IC
カード読取/書込装置2bを利用し、プリペイド情報が
記憶されている自己所有のICカードを読み取らせる。
【0038】そうすると、ステップS1からS4を経
て、商品のバーコードおよびICカードのプリペイド情
報が読み取られ、読み取られたバーコードから商品の価
格が読み込まれ、それらがタッチパネル2cに表示され
る。このとき、購買者が所望の商品を購買する要求をタ
ッチパネル2cを介して入力するものとすると、読み取
ったプリペイド情報により得られる金銭の額が商品の価
格に相当するか否かが判定され、相当すると判定された
ときには、その商品が購買された旨、減算値およびプリ
ペイド情報の残高等がタッチパネル2cに表示されると
ともに、読み取ったプリペイド情報から価格に対応した
プリペイド情報が減算されたものがICカードに書き込
まれる。
【0039】一方、購買者がバーコードとICカードを
読み取らせたのちに、タッチパネル2cに表示された価
格を見て、商品の購買を止めようとするには、ステップ
S5において、タッチパネル2cを介して商品を購買す
るか否かが求められたときに、購買しない要求をタッチ
パネル2cを介して入力すればよい。そうすると、IC
カードは、そのプリペイド情報が書き換えられることな
く、購買者に返還される。ただし、この場合において
は、購買者は、商品を元の商品陳列台1に戻す必要があ
る。
【0040】また一方、読み取ったプリペイド情報によ
り得られる金銭の額が商品の価格に相当しないと判定さ
れたときには、その商品が購買できない旨がタッチパネ
ル2cに表示されるとともに、ICカードは、そのプリ
ペイド情報が書き換えられることなく、購買者に返還さ
れる。ただし、この場合においても、購買者は、商品を
元の商品陳列台1に戻す必要がある。
【0041】また一方、購買者以外の者が商品陳列台1
に陳列されている商品を不正に取得するのを防止するた
めに、防犯監視用カメラ4により、人、商品、バーコー
ド読取装置2aおよびICカード読取/書込装置2bが
常時撮影される。そして、その撮影状況が駅の事務所な
どに設置されているモニタに表示され、時刻とともにビ
デオテープに記録される。
【0042】その次に、購買者が自動販売機3の商品提
供装置3aに提示されているいずれかの商品を購買しよ
うとする場合について説明する。まず、購買者は、IC
カード読取/書込装置3bを利用し、プリペイド情報が
記憶されている自己所有のICカードを読み取らせる。
【0043】そうすると、ステップS11からS13を
経て、ICカードのプリペイド情報が読み取られ、提示
されている商品のうち読み取ったプリペイド情報により
得られる金銭の額が価格に相当している商品、その価
格、名称および読み取ったプリペイド情報がタッチパネ
ル3cに表示されるとともに、読み取ったプリペイド情
報により得られる金銭の額が価格に相当している商品が
存在する場合には、そのうちのいずれの商品を購買する
かが求められる。このとき、購買者が所望の商品の指定
をタッチパネル3cを介して入力するものとすると、そ
の商品が購買された旨、減算値およびプリペイド情報の
残高等がタッチパネル3cに表示されるとともに、読み
取ったプリペイド情報から価格に対応したプリペイド情
報が減算されたものがICカードに書き込まれる。
【0044】一方、購買者がICカードを読み取らせた
のちに、タッチパネル3cに表示された価格を見て、商
品の購買を止めようとするには、ステップS14におい
て、タッチパネル3cを介して商品を購買するか否かが
求められたときに、購買しない要求をタッチパネル3c
を介して入力すればよい。そうすると、ICカードは、
そのプリペイド情報が書き換えられることなく、購買者
に返還される。
【0045】また一方、読み取ったプリペイド情報によ
り得られる金銭の額が価格に相当している商品が一つも
存在しない場合には、いずれの商品も購買できない旨が
タッチパネル3cに表示されるとともに、ICカード
は、そのプリペイド情報が書き換えられることなく、購
買者に返還される。
【0046】このようにして、通常売店で販売されるよ
うな商品を商品陳列台1に陳列し、購買者がそれら商品
を購買しようとするときには、バーコード読取装置2a
およびICカード読取/書込装置2bを利用し、プリペ
イド情報が記憶されているICカードによりそれら商品
の購買を可能としたから、商品陳列台1に陳列されてい
るそれらの商品をキャッシュレスでいずれの時間帯でも
購買することができるとともに、費用の面で有利な売店
を構築することができる。
【0047】特に、上記無人売店を駅構内に設けるよう
にしたから、従来は営業時間内でしか売店で販売するこ
とのできなかった商品も、始発から終電までに至る時間
帯において、駅利用者に提供することができる。
【0048】また、プリペイド情報を記憶する媒体にI
Cカードを用いるようにしたから、磁気カードに比して
プリペイド情報の複製、改ざんがされにくく、経営者側
で安全に運用することができる。
【0049】さらに、上記無人売店で利用するICカー
ドを、プリペイド方式による乗車券と兼用できるように
したから、ICカードの利便性をより向上することがで
きる。
【0050】さらに、商品の価格やプリペイド情報を表
示するタッチパネル2c,3cを設けるようにしたか
ら、表示される情報に基づいて購買者が商品を購買する
か否かを決定することができ、使い勝手がよい。
【0051】さらに、商品の購買に現金ではなくプリペ
イド情報が記憶されたICカードを用いるようにしたか
ら、商品を購買することによりお釣りがでることがな
く、短時間に多くの購買者の要求を処理することができ
る。
【0052】さらに、上記無人売店で利用するのと同一
のICカードにより自動販売機3を利用可能にしたか
ら、ICカードがあれば現金の持ち合わせがなくとも、
自動販売機3に提示されている商品を購買することがで
きる。
【0053】さらに、価格読取支払装置2と自動販売機
3とをデータ伝送路5で接続し、自動販売機3で集計し
た売上情報を価格読取支払装置2で集計するようにした
から、商品を売上を一か所で集中管理することができ
る。例えば、さらに各駅に設けられている価格読取支払
装置2で集計された売上情報を情報管理センターに送信
するようにすれば、どの駅でどの商品が不足しているか
を即時に把握することができ、購買者の需要にすばやく
対応することができる。
【0054】なお、上記実施の形態においては、ICカ
ードに記憶されているプリペイド情報により得られる金
銭の額を増額するような構成にしなかったが、これに限
らず、ICカードのプリペイド情報により得られる金銭
の額を増額するような構成にしてもよい。
【0055】このような場合においては、価格読取支払
装置2または自動販売機3に、さらに、請求項5記載の
金額情報加算手段として、紙幣などの金銭を回収し、か
つ、その額を読み取る金額読取装置を設け、金額読取装
置で読み取られた金銭の額を、一方のICカード読取/
書込装置2b,3bで読み取られたプリペイド情報によ
り得られる金銭の額に加算し、加算された新たな金銭の
額に対応するプリペイド情報を、ICカード読取/書込
装置2b,3bによりICカードに書き込むようにすれ
ばよい。
【0056】このような構成であれば、従来のようにプ
リペイド情報が失われても、金銭を新たに追加すること
によりプリペイド情報を加算することができるから、そ
のカードを有効に利用することができ、使い勝手がよ
い。
【0057】また、上記実施の形態においては、無人売
店を駅構内に設置するように構成したが、これに限ら
ず、例えば、企業内、市庁舎内または学校内のような建
物内に設置するように構成してもよい。
【0058】さらに、上記実施の形態においては、プリ
ペイドカードを利用して商品の購買を可能とするように
構成したが、これに限らず、例えば、その他にクレジッ
トカードやキャッシュカードなども利用できるように、
購買者が所有する金銭の額を管理する金額管理センター
と無人売店とをネットワークで接続するようにし、商品
を購買したときに、購買者の口座等から商品の価格に応
じた金銭の額を差し引くようにして商品の購買を可能と
する構成にしてもよい。
【0059】さらに、上記実施の形態においては、無人
売店を価格読取支払装置2と自動販売機3とで構成した
が、これに限らず、例えば、図6に示すように、無人売
店を電子モールサーバを有するネットワークと接続する
ように構成してもよい。
【0060】この場合においては、無人売店の他に、購
買者が所有する金銭の額を管理する金額管理装置6と、
商品を管理する電子モールサーバ7と、購買者固有のI
Dを記憶したICカードからIDを読み取るICカード
読取装置を備えかつ商品管理サーバにアクセス可能なク
ライアント8a,8bと、をネットワークで接続し、電
子モールサーバ7は、購買者から電子モールサーバ7で
管理されている商品の購買要求があったときに、ICカ
ード読取装置で読み取られた購買者固有のIDに基づい
て、金額管理装置6で管理されている購買者が所有する
金銭の額から商品の価格に対応した金銭の額を減算する
ように構成すればよい。
【0061】このような構成であれば、同一のICカー
ドにより、電子モールサーバで管理されている商品も購
買することもできるし、商品陳列台1に陳列されている
商品や自動販売機3に提示されている商品までも購買す
ることができる。
【0062】さらに、上記実施の形態において、演算処
理装置2f,3fで図4および図5のフローチャートに
示す処理を実行するにあたってはいずれも、主記憶装置
2e,3eのROMにあらかじめ格納されているプログ
ラムを実行する場合について説明したが、これに限ら
ず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶
媒体から、そのプログラムを主記憶装置2e,3eのR
AMに読み込んで実行するようにしてもよい。
【0063】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM、
FD、コンパクトディスク、ハードディスク、光磁気デ
ィスクまたは紙等の記憶媒体であって、電子的、磁気
的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コ
ンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆ
る記憶媒体を含むものである。
【0064】さらに、上記実施の形態において、演算処
理装置2f,3fで実行する図4および図5のフローチ
ャートに示す処理はいずれも、ソフトウェアで構成した
場合について説明したが、これに代えて、比較回路、演
算回路、論理回路等の電子回路を組み合わせるように構
成してもよい。
【0065】さて、上記実施の形態において、バーコー
ド読取装置2aは、請求項1記載の商品情報読取手段に
対応し、ICカード読取/書込装置2b,3bは、請求
項1記載の金額情報読取手段に対応し、演算処理装置2
f,3fおよび主記憶装置2e,3eは、請求項1記載
の制御装置に対応している。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無人
売店システムによれば、商品陳列台に陳列されているそ
れらの商品をキャッシュレスでいずれの時間帯でも購買
することができるとともに、費用の面で有利な売店を構
築することができるという効果が得られる。
【0067】また、本発明に係る請求項3記載の無人売
店システムによれば、従来は営業時間内でしか売店で販
売することのできなかった商品も、始発から終電までに
至る時間帯において、駅利用者に提供することができる
という効果も得られる。
【0068】さらに、本発明に係る請求項4記載の無人
売店システムによれば、第2の記憶媒体を、乗車券とし
ても購買券としても利用することができ、利便性をより
向上することができるという効果も得られる。
【0069】さらに、本発明に係る請求項5記載の無人
売店システムによれば、従来のように第2の記憶媒体に
記憶されているプリペイド情報が失われても、金銭を新
たに追加することによりそのプリペイド情報を加算する
ことができるから、第2の記憶媒体を有効に利用するこ
とができ、利便性をより向上することができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】価格読み取支払装置2の構成を示すブロック図
である。
【図3】自動販売機3の構成を示すブロック図である。
【図4】価格読み取支払装置2の演算処理装置2fで実
行される処理を示すフローチャートである。
【図5】自動販売機3の演算処理装置3fで実行される
処理を示すフローチャートである。
【図6】電子モールサーバを利用した場合の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 商品陳列台 2 価格読取支払装置 3 自動販売機 4 防犯監視用カメラ 5 データ伝送路 2a バーコード読取装置 3a 商品提供装置 2b,3b ICカード読取/書込装置 2c,3c タッチパネル 2d,3d インターフェース部 2e,3e 主記憶装置 2f,3f 演算処理装置 6 金額管理装置 7 電子モールサーバ 8a,8b クライアント

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品陳列台に陳列された商品を販売する
    無人売店システムであって、 商品を識別するための商品情報が記憶されている第1の
    記憶媒体から前記商品情報を読み取る商品情報読取手段
    と、購買者の金銭の額に関する金額情報が記憶されてい
    る第2の記憶媒体から前記金額情報を読み取る金額情報
    読取手段と、前記商品情報読取手段で読み取られた前記
    商品情報及び前記金額情報読取手段で読み取られた前記
    金額情報を管理する制御手段と、監視用カメラと、を備
    え、前記商品情報読取手段及び前記金額情報読取手段を
    前記購買者が利用するように配設したことを特徴とする
    無人売店システム。
  2. 【請求項2】 建物内に設置される売店に適用したこと
    を特徴とする請求項1記載の無人売店システム。
  3. 【請求項3】 駅構内に設置される売店に適用したこと
    を特徴とする請求項1記載の無人売店システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の記憶媒体は、プリペイド方式
    による乗車券と兼用可能になっている記憶媒体であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の無人売店システム。
  5. 【請求項5】 前記購買者による金銭の支払いに応じ
    て、前記第2の記憶媒体に記憶されている前記金額情報
    に、前記購買者から支払われた金銭の額に関する前記金
    額情報を加算する金額情報加算手段を備えることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4記載の無人売店システ
    ム。
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