JPH1137299A - 往復動部材の密封装置、及び該密封装置を備えた車両用液圧ブレーキ装置 - Google Patents

往復動部材の密封装置、及び該密封装置を備えた車両用液圧ブレーキ装置

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JPH1137299A
JPH1137299A JP9214204A JP21420497A JPH1137299A JP H1137299 A JPH1137299 A JP H1137299A JP 9214204 A JP9214204 A JP 9214204A JP 21420497 A JP21420497 A JP 21420497A JP H1137299 A JPH1137299 A JP H1137299A
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理治 西井
Masahito Hattori
雅仁 服部
Yasuo Konishi
康夫 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復動部材に対する一対のシール部材間の中
間室への蓄圧を確実に防止すると共に、蓄圧防止効果を
適切に維持する密封装置、及びこれを備えた車両用液圧
ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 往復動部材(ピストン12)と本体(シ
リンダボデー1h)との間に保持部材(スリーブ17)
を介装し、これに第1及び第2のシール部材(18a,
18b)を保持する。往復動部材に接する第1のシール
部材と第2のシール部材との間の中間室(Rm)を流体
室(パワー室R1)に連通する連通路(17e,1d)
を形成し、この連通路に、流体室側から中間室側への圧
力伝達を阻止しその逆方向への圧力伝達を許容する一方
向密封手段(第3のシール部材18c)を配設し、高圧
流体導入経路とは異なる蓄圧排出経路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動部材の密封
装置、及び該密封装置を備えた車両用液圧ブレーキ装置
に関し、特に高圧の流体室に一部が露呈する往復動部材
を適切に密封する密封装置と、この密封装置を内蔵する
車両用液圧ブレーキ装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近時の油圧機器、車両用液圧ブレーキ装
置等においては、種々のシール部材を備えた密封装置が
設けられているが、特に往復動部材に対する高圧流体の
シールが重要課題であり、厳しい密封条件が課せられて
いる。このような密封装置に関し、例えば「油圧と空気
圧」誌の第27巻第7号(平成8年11月発行)の第3
0頁乃至第36頁には、「高圧用シリンダシールの動
向」と題し、高圧用のシールが例示されている。同誌で
は往復動用シールの一形態の自己密封型シールとして、
スクイーズタイプシール(両圧用シール)とリップタイ
プシールが例示されており、高圧用シーリングシステム
においては、これらのシールが組み合わされ、図5に示
すものが提案されている。
【0003】図5に示すロッドMに対する高圧用シーリ
ングシステムにおいては、圧力側(図5の左側)に配置
する一次シールとしてスクイーズタイプのOリングS1
と摺動面シールB1から成る組合せシールが設けられ、
一次シールを通過した油膜を密封する二次シールとして
リップタイプのUパッキンS2とバックアップリングB
2が用いられている。そして、一次シールと二次シール
との中間の蓄圧防止に関し、組合せシールの密封性に方
向性をもたせている旨記載されている。
【0004】また、車両用液圧ブレーキ装置においても
種々の密封装置が用いられているが、例えば特開平5−
124505号公報には、図6に示す密封装置が開示さ
れている。図6はハウジングHに対するパワーピストン
Pの支持部を示すものであるが、この部分はパワー圧室
R1に隣接しており高圧に曝されるため、一次シールの
OリングSaと二次シールのカップシールSbが組み合
わされている。そして、パワーピストンPに接するOリ
ングSaとカップシールSbとの間の中間室が連通路A
を介して低圧部のリザーバ(図6では省略)に連通され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記「油圧と空気圧」
誌公報に記載の高圧用シーリングシステムにおいては、
確かに一次シールと二次シールとの中間(室)の蓄圧防
止が企図されているが、摺動面シールB1の断面形状の
変更だけでは、例えば車両用液圧ブレーキ装置に適用し
ても所期の蓄圧防止を実現することは困難である。特
に、摺動面シールB1とロッドMとの間は、一次シール
と二次シールとの間の中間室に対する圧力の導入と排出
の両方に供されることになるので、必然的に適用部位が
制限される。しかも、摺動面シールB1の摩耗によっ
て、密封性に方向性をもたせることが期待できなくな
り、所期の蓄圧防止効果が維持できなくなるおそれもあ
る。
【0006】従って、やはり上記公報に記載の車両用液
圧ブレーキ装置に用いられている密封装置のように、高
圧流体の導入経路とは別に蓄圧排出経路を設けることが
望ましく、一次シールと二次シールとの間の中間室を低
圧部に接続することが必要である。然し乍ら、図6に示
すように連通路Aを介して低圧部に接続するためには、
複雑な加工が必要であり、また直接ハウジングHに加工
する構造では液圧ブレーキ装置の大型化が不可避とな
る。
【0007】そこで、本発明は、往復動部材の密封装置
において、一対のシール部材間の中間室への蓄圧を確実
に防止すると共に、蓄圧防止効果を適切に維持し得るよ
うにすることを課題とする。
【0008】また、本発明は、簡単な構造で、製造が容
易且つ小型化が可能な高圧用の密封装置を備えた車両用
液圧ブレーキ装置を提供することを別の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明は、流体室を郭成する本体と、該本体に対し
往復動可能に支持すると共に、前記流体室に一部が露呈
するように支持する往復動部材と、該往復動部材の往復
動に応じて前記流体室内を少くとも低圧状態と高圧状態
に選択的に調整する圧力調整手段とを備えた装置に対
し、前記往復動部材の前記本体への支持部に、往復動の
軸に沿って所定距離隔てて第1のシール部材及び第2の
シール部材を並設して成る往復動部材の密封装置におい
て、前記往復動部材と前記本体との間に介装する保持部
材であって、前記第1のシール部材及び前記第2のシー
ル部材を保持すると共に、前記往復動部材に接する前記
第1のシール部材と前記第2のシール部材との間の中間
室を前記流体室に連通する連通路を形成する保持部材
と、前記連通路に配設し、前記流体室側から前記中間室
側への圧力伝達を阻止し前記中間室側から前記流体室側
への圧力伝達を許容する一方向密封手段とを備えること
としたものである。
【0010】前記一方向密封手段は、前記連通路に対
し、前記流体室側から前記中間室側への圧力伝達を阻止
し前記中間室側から前記流体室側への圧力伝達を許容す
るように配設したシール部材、例えばカップシールで構
成することができる。あるいは、前記一方向密封手段
を、前記連通路に介装した逆止弁によって構成すること
もできる。
【0011】また、本発明は、シリンダボデー内にマス
タピストンを往復動可能に支持し、該マスタピストンの
前方に圧力室を形成すると共に後方にパワー室を形成
し、ブレーキ操作部材の非操作時にはブレーキ液を貯蔵
するリザーバに前記圧力室及び前記パワー室を連通し、
前記ブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタピスト
ンを前進駆動して前記圧力室からブレーキ液圧を出力す
るマスタシリンダと、前記リザーバ内のブレーキ液を所
定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源
と、前記シリンダボデー内で前記マスタピストンの前方
に往復動可能に支持し前記マスタピストンに連動するよ
うに配置する制御ピストンと、前記補助液圧源の出力パ
ワー液圧を調圧室内に導入し前記制御ピストンの移動に
応じて所定の圧力に調圧する調圧弁手段とを備え、該調
圧弁手段が調圧したブレーキ液圧を前記パワー室に付与
し前記マスタピストンを助勢する車両用液圧ブレーキ装
置において、前記マスタピストンと前記シリンダボデー
との間に介装するスリーブであって、前記マスタピスト
ンの往復動の軸に沿って所定距離隔てて第1のシール部
材及び第2のシール部材を並設して保持すると共に、前
記マスタピストンに接する前記第1のシール部材と前記
第2のシール部材との間の中間室を前記パワー室に連通
する連通路を形成するスリーブと、前記連通路に配設
し、前記パワー室側から前記中間室側への圧力伝達を阻
止し前記中間室側から前記パワー室側への圧力伝達を許
容する一方向密封手段とを備えた密封装置を具備したも
のとすることができる。
【0012】この液圧ブレーキ装置においても、前記一
方向密封手段は、前記連通路に対し、前記パワー室側か
ら前記中間室側への圧力伝達を阻止し前記中間室側から
前記流体室側への圧力伝達を許容するように配設したシ
ール部材、例えばカップシールで構成することができ
る。あるいは、前記一方向密封手段を、前記連通路に介
装した逆止弁によって構成することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の液圧ブレーキ装置に
適用する密封装置の一実施形態を示すもので、本発明の
本体たるシリンダボデー1hに流体室たるパワー室R1
が郭成され、往復動部材たるピストン12がシリンダボ
デー1hに対し往復動可能、且つパワー室R1に一部が
露呈するように支持されている。また、圧力調整手段及
び調圧弁手段として、後述するレギュレータ(図1では
省略)が設けられており、ピストン12の往復動に応じ
てパワー室R1が少くとも低圧状態と高圧状態に選択的
に調整されるように構成されている。即ち、ピストン1
2とシリンダボデー1hとの間の連通路1tを介してパ
ワー室R1が高圧のレギュレータ又は後述する低圧のリ
ザーバ(図1では省略)と連通するように構成されてい
る。そして、ピストン12とシリンダボデー1hの間
に、保持部材たるスリーブ17が介装されている。
【0014】スリーブ17は円筒部材で、内側面に2条
の環状溝17a,17bが形成され、外側面に2条の環
状溝17c,17dが形成されている。そして、環状溝
17a,17bには第1のシール部材18a及び第2の
シール部材18bが収容され、これらはピストン12の
往復動の軸(図中、双方向の矢印で表す)に沿って所定
距離隔てて並設されている。そして、ピストン12に接
する第1のシール部材18aと第2のシール部材18b
との間の中間室がパワー室R1に連通するように、スリ
ーブ17の径方向に連通路17eが形成されると共に、
スリーブ17のシリンダボデー1hに対する間隙によっ
て連通路1dが形成されている。第2のシール部材18
bはコ字状断面を有する所謂カップシールであり、前述
のリップシールに相当する。
【0015】更に、一方向密封手段として、本実施形態
では第3のシール部材18cが環状溝17cに収容さ
れ、一端部が連通路1dを塞ぐように配設されている。
この第3のシール部材18cもコ字状断面を有するカッ
プシールで、パワー室R1側から第1のシール部材18
aと第2のシール部材18bとの間の中間室Rm側への
圧力伝達を阻止し、その逆方向の圧力伝達を許容するよ
うに構成されている。尚、図1においては、連通路17
eの後方(第2のシール部材18b側)の環状溝17d
に、第4のシール部材18dが配設されている。また、
第1のシール部材18aとピストン12との間には摺動
面シール18eが配設され、第2のシール部材18bと
スリーブ17との間にはバックアップリング18fが配
設されている。
【0016】而して、図1の実施形態に係る密封装置に
よれば、ピストン12がシリンダボデー1hに対し往復
動し、パワー室R1が高圧状態であるときには第1のシ
ール部材18a及び第2のシール部材18bによって確
実に密封されるが、これらの間の中間室Rmに蓄圧され
る。このとき、パワー室R1側から連通路1dを介した
連通路17e側への圧力伝達は、第3のシール部材18
cによって阻止される。そして、パワー室R1が低圧状
態となると、中間室Rmに蓄圧された高圧流体は連通路
17e及び連通路1dを介してパワー室R1に排出され
る。このとき、第3のシール部材18cはパワー室R1
側への圧力伝達を許容するように構成されているので、
中間室Rmは直ちに減圧される。尚、第4のシール部材
18dはスリーブ17とシリンダボデー1hとの間の間
隙の後方側に対するシールに供されるが、必ずしもこの
位置に設ける必要はなく、またスリーブ17と別体に設
けることとしてもよい。
【0017】以上のように、第3のシール部材18cは
一方向密封手段として機能し、中間室Rmへの蓄圧防止
に寄与することができる。特に、連通路17e及び連通
路1dが蓄圧排出経路となり、ピストン12と第1及び
第2のシール部材18a,18bとの間の高圧流体導入
経路とは異なる経路となる。従って、中間室Rmへの蓄
圧を確実に防止することができ、その効果を適切に維持
することができる。
【0018】図2は本発明の他の実施形態に係る密封装
置を示すもので、図1に示す径方向の連通路17eに代
えて、一端がパワー室R1側から第1のシール部材18
aと第2のシール部材18bとの間の中間室Rmに連通
し、他端がパワー室R1に連通する連通路17fが形成
されている。そして、一方向密封手段として、第3のシ
ール部材18cに代えて逆止弁18vがパワー室R1側
に設けられている。この逆止弁18vはボール弁体とス
プリングを有し、パワー室R1側から中間室Rm側への
圧力伝達を阻止し中間室Rm側からパワー室R1側への
圧力伝達を許容するもので、上記の第3のシール部材1
8cと同様に機能する。尚、逆止弁18vのスプリング
は必ずしも必要ではなく、また、逆止弁18vは中間室
Rm側に設けることとしてもよい。而して、本実施形態
においても、逆止弁18vによって確実に中間室Rmへ
の蓄圧防止を行なうことができる。
【0019】図3は本発明の液圧ブレーキ装置の一実施
形態を示すもので、図1の密封装置を備えているが、も
ちろん図2の密封装置を備えたものとしてもよい。本実
施形態のシリンダボデー1h内にはマスタシリンダ部と
調圧弁手段たるレギュレータ部が構成されており、車両
後方側(図3の右側)にブレーキ操作部材たるブレーキ
ペダル2が設けられている。このブレーキペダル2に加
えられた踏力がプッシュロッド3及び入力部材4を介し
てブレーキ作動力として伝えられ、これに応じてマスタ
シリンダ部及びレギュレータ部の出力ブレーキ液圧が車
両前方右側及び左側の車輪FR,FL、並びに後方右側
及び左側の車輪RR,RLのホイールシリンダWfr,W
fl,Wrr,Wrlに出力される(図3では車両右側の前方
及び後方の車輪FR,RR、並びに各車輪に装着された
ホイールシリンダWfr,Wrrのみを示す)。
【0020】シリンダボデー1hには、内径が異なる孔
1a,1b,1c等から成る段付孔が形成されており、
この中にマスタピストン10及び制御ピストン21が収
容され、マスタピストン10と制御ピストン21との間
に圧力室R2が郭成されている。尚、孔1aはこれより
大きい内径を有するパワー室R1に連通している。最も
径が小さい孔1bには制御ピストン21が液密的摺動自
在に嵌合されている。マスタピストン10は二つのピス
トン11及びピストン12から成り、孔1bと、これよ
り大径の孔1aの両者に、夫々ピストン11の両端部が
収容され支持されている。即ち、ピストン11の外面に
は、前方端部に小径のランド部11aが形成されると共
に、軸方向に所定距離隔てて後方側に大径のランド部1
1bが形成されており、前者に環状カップ形状のシール
部材14が配設されて孔1bに液密的摺動自在に嵌合さ
れ、後者は孔1aに摺動自在に嵌合されピストン12に
当接するように配置されている。
【0021】ピストン11のランド部11a側には円筒
状の支持部11sが延出形成され、軸方向に凹部11e
が形成されている。また、ピストン11の径方向に貫通
孔11cが形成されると共に、これに連通する軸方向の
連通孔11dが形成され、凹部11eに開口している。
支持部11sにはリテーナ16が装着され、これに弁体
25が係止されて弁体25の制御ピストン21方向への
移動が規制されている。弁体25の一端にはゴム等の弾
性部材が被着され、連通孔11dに当接してこれを密閉
し得るように構成されている。弁体25の他端側にはロ
ッド25bが一体的に形成され、その前端に係止部25
cが形成されている。また、ピストン11のランド部1
1aの周縁部軸方向には連通孔11fが形成されてい
る。この連通孔11fの前方の圧力室R2側の開口端に
環状のシール部材14が装着されており、これらによっ
て逆止弁が構成されている。従って、給液室R5は連通
孔11c及び連通孔11d、並びに連通孔11fを介し
て圧力室R2に連通し得る。尚、給液室R5は液圧路1
eを介してリザーバ6に連通している。
【0022】更に、ピストン11の後方側にはピストン
12が収容されている。ピストン12は、その前方外面
にランド部12aが形成され、これに環状のシール部材
12bが装着されて孔1aに液密的摺動自在に嵌合され
ており、シール部材12bによってパワー室R1と給液
室R5が分離されている。また、ピストン12の後方に
は凹部12cが形成されており、この凹部12cに入力
部材4が収容され、前方で当接部材5と螺合されてい
る。ピストン12は、その前方端面がピストン11の後
方端面に対向し、入力部材4及び当接部材5を介してブ
レーキペダル2からの押圧力がピストン11に伝達され
るように構成されている。ピストン12の本体部はスリ
ーブ17によって前述のように支持されている。即ち、
図4にピストン12及びパワー室R1部分を拡大して示
すように、図1の構成をそのまま包含しているので、説
明は省略する。尚、ピストン11とピストン12は一体
で形成することとしてもよい。
【0023】次に、シリンダボデー1hの前方部分に
は、レギュレータ部が形成されており、これに補助液圧
源40が接続され、その出力パワー液圧が適宜制御され
て出力される。補助液圧源40は電動モータ42によっ
て駆動される液圧ポンプ43を備え、入力側がリザーバ
6に接続され出力側がアキュムレータ44に接続され、
このアキュムレータ44から液圧路1pを介して連通孔
31dにパワー液圧が供給されるように構成されてい
る。孔1c内に収容される制御ピストン21には、軸方
向に所定距離を隔てて一対のランド部21a,21bが
形成されているが、前方のランド部21aにのみ環状の
シール部材24が装着され、後方のランド部21bは連
通している。従って、シール部材24によって、圧力室
R2と後述のレギュレータ室R3が分離されており、シ
ール部材24と、ピストン11のランド部11aに装着
されたシール部材14との間に圧力室R2が郭成されて
いる。
【0024】図3に明らかように、制御ピストン21に
は、径方向に貫通すると共に、軸方向に延び後端で開口
する貫通孔21cが形成されている。前方のランド部2
1aの後端に位置し径方向に延在するように係止ピン2
8がシリンダボデー1hに固定されており、これによっ
て制御ピストン21の前進は許容されるが、後退(マス
タピストン10方向への移動)は規制される。制御ピス
トン21の貫通孔21cは軸方向にも延び、これを囲繞
するように円筒状の支持部21sが一体的に延出形成さ
れており、この中に弁体25の係止部25cが収容され
ている。支持部21sにはリテーナ26が装着され、こ
のリテーナ26に係止部25cが係止され、弁体25の
マスタピストン10方向への移動が規制されている。ま
た、制御ピストン21の、リテーナ26と反対方向の軸
方向端部には凹部が形成されており、この凹部に後述す
るスプール32の先端部が保持されている。
【0025】孔1bに連通する段付の孔1c内には、円
筒状のスリーブ31及び36が嵌着されており、スリー
ブ31と制御ピストン21との間に調圧室たるレギュレ
ータ室R3が形成されている。スリーブ31,32の外
周には複数の環状溝が形成されており、夫々に環状のシ
ール部材が嵌合されている。これらの隣接するシール部
材間にはスリーブ31の径方向に連通孔31d,31f
が形成され、スリーブ36の径方向に連通孔36b,3
6cが形成されている。スリーブ31の中空部内にはス
プール32が摺動自在に収容されており、スプール32
の前進移動により連通孔31fの開口部が遮蔽されるよ
うに配設されている。
【0026】スリーブ31の軸方向には、一端が連通孔
31fに連通し、他端がレギュレータ室R3に連通する
連通孔31eが形成されており、連通孔31fが開口し
ているときにはレギュレータ室R3が連通孔31e,3
1fを介して液圧路1sに連通し得るように構成されて
いる。連通孔31dは、液圧路1pを介して補助液圧源
40に連通接続されているが、図3の位置ではスプール
32の外周面によって遮蔽されている。更に、連通孔3
1dの後方のスリーブ31の内周面に環状の溝31cが
形成されている。尚、連通孔36b,36cは夫々液圧
路1q,1rに連通接続されている。
【0027】スプール32の前端にはプランジャ35が
軸方向に突出するように嵌着されており、スプール32
の後端はレギュレータ室R3内に位置し、制御ピストン
21に係止されている。即ち、制御ピストン21の前方
の凹部内にリテーナ33が支承され、これとスリーブ3
1との間にスプリング34が張架され、スプール32が
制御ピストン21に当接するように付勢されている。こ
の制御ピストン21の初期位置(後退位置)において
は、連通孔31fの開口部はスプール32によって遮蔽
されておらず、レギュレータ室R3はスリーブ31の連
通孔31e,31f、そして液圧路1sを介してリザー
バ6に連通し、大気圧のブレーキ液が充填されている。
また、スプール32の外周面には、その後退位置でスリ
ーブ31の後端を中心とする軸方向の所定範囲に亘って
環状の溝32bが形成される共に、その前方に所定距離
隔ててスリーブ31の溝31cと対向する位置に環状の
溝32cが形成されている。
【0028】而して、レギュレータ室R3内は図3の位
置では、スリーブ31の連通孔31e,31f、そして
液圧路1sを介してリザーバ6に連通しており、大気圧
となっているが、制御ピストン21の前進移動に伴って
スプール32が前方に移動すると、スリーブ31の連通
孔31fが遮断され、代わって連通孔31dがスプール
32の溝32cと対向すると共に、溝31cと溝32b
が対向し、従って補助液圧源40と連通する。これによ
り、補助液圧源40のパワー液圧がレギュレータ室R3
内に供給されて昇圧する。
【0029】一方、スリーブ36の中空部は段付孔形状
に形成され、その小径孔部分に伝達部材37が軸方向に
摺動自在に収容され、その後端がプランジャ35の先端
と対向するように配置されている。更に、スリーブ36
の大径孔部分に例えばゴム製の弾性部材38が嵌着され
ており、これに伝達部材37の先端が当接するように配
置されている。尚、本実施形態では、伝達部材37の先
端に円錐台形状の当接部材(符号省略)が設けられてい
るが、伝達部材37の先端を同形状に形成することとし
てもよい。そして、スリーブ36の中空部の先端にはプ
ラグ39が嵌着され、このプラグ39と弾性部材38と
の間にレギュレータ室R4が形成されている。
【0030】レギュレータ室R4は連通孔36b及び液
圧路1qを介してレギュレータ室R3に連通接続される
と共に、連通孔36c及び液圧路1rを介してパワー室
R1に連通接続されている。また、圧力室R2は液圧路
1nを介してホイールシリンダWfrに連通接続され、パ
ワー室R1は液圧路1kを介してホイールシリンダWrr
に連通接続されている。
【0031】次に、上記の構成になる液圧ブレーキ装置
の全体作動を説明する。図3及び図4はブレーキペダル
2の非操作時の状態を示すもので、パワー室R1は液圧
路1r、レギュレータ室R4、液圧路1q、レギュレー
タ室R3、連通孔31e,31f、そして液圧路1sを
介してリザーバ6に連通しており、大気圧に等しい低圧
状態にある。この状態から、ブレーキペダル2が操作さ
れ、プッシュロッド3、伝達部材4及び当接部材5を介
してピストン11,12が前方(図3の左方)に押圧さ
れると、ピストン11に弁体25が当接し、弁体25の
弾性部材によって連通孔11dが閉塞され、圧力室R2
と給液室R5との連通が遮断され密閉状態となる。この
ように、圧力室R2と給液室R5との連通が遮断された
状態で、ピストン11,12がブレーキペダル2の操作
力によって駆動されると、ピストン11はスプリング1
9を介して図3の状態に保持されているので、これらは
一体となって前進する。
【0032】従って、制御ピストン21に支持されたス
プール32によって連通孔31fが閉塞され、リザーバ
6との連通が遮断される。同時に、補助液圧源40から
のパワー液圧が液圧路1pから、連通孔31d、環状の
溝31c,32c、そして溝32bを介してレギュレー
タ室R3に流入し、レギュレータ液圧として液圧路1q
を介してレギュレータ室R4に供給され、更に液圧路1
rを介してパワー室R1に供給される。これによって、
パワー室R1が高圧状態となり、ピストン11,12が
助勢されて前進し、圧力室R2内が更に圧縮され、液圧
路1nからマスタシリンダ液圧がホイールシリンダWfr
に出力されると共に、液圧路1kを介してレギュレータ
液圧がホイールシリンダWrrに出力される。
【0033】この間、レギュレータ室R3内のレギュレ
ータ液圧によって制御ピストン21に付与される力が、
圧力室R2内のマスタシリンダ液圧によって制御ピスト
ン21に付与される力より大であれば、制御ピストン2
1が後方に移動し、連通孔31fが開口しリザーバ6と
連通するのでレギュレータ室R3内が減圧される。制御
ピストン21に付与される力の関係が上記と逆になる
と、制御ピストン21が前方に移動し、連通孔31fが
遮断され、代わってレギュレータ室R3が連通孔31d
等を介して補助液圧源40と連通するので、レギュレー
タ室R3内が増圧される。このような制御ピストン21
の移動に伴うスプール32の移動の繰り返しによって、
制御ピストン21に付与されるレギュレータ液圧による
力と、マスタシリンダ液圧による力とが等しくなるよう
に制御される。そして、レギュレータ室R4内のレギュ
レータ液圧による力が弾性部材38及び伝達部材37を
介してプランジャ35に伝達されるまでは、マスタシリ
ンダ液圧に略比例したレギュレータ液圧が出力され、第
1のブレーキ液圧特性が得られる。
【0034】更にレギュレータ液圧が増圧され、レギュ
レータ室R4に供給されるレギュレータ液圧によって弾
性部材38の中央部が後方に変位し、伝達部材37がプ
ランジャ35に当接してスプール32が後方に押圧され
ると、連通孔31fの開口面積が増大する。これによ
り、レギュレータ室R3内のレギュレータ液圧が減圧さ
れ、マスタシリンダ液圧に略比例するが第1のブレーキ
液圧特性の増圧勾配より緩やかな増圧勾配を有する第2
のブレーキ液圧特性が得られる。
【0035】上述の作動において、パワー室R1が低圧
状態となると、図1に示すように中間室Rmに蓄圧され
たレギュレータ液圧は連通路17e及び連通路1dを介
してパワー室R1に排出され、更に液圧路1r、レギュ
レータ室R4、液圧路1q、レギュレータ室R3、連通
孔31e,31f、そして液圧路1sを介してリザーバ
6に排出される。このとき、第3のシール部材18cは
パワー室R1側への圧力伝達を許容するように構成され
ており、中間室Rmは直ちに減圧されるので、中間室R
mへの蓄圧を確実に防止することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の往復動部
材の密封装置によれば、往復動部材と本体との間に保持
部材が介装され、これに往復動部材に接する第1及び第
2のシール部材が保持されると共に、保持部材によって
第1のシール部材と第2のシール部材との間の中間室が
流体室に連通する連通路が形成され、この連通路に、流
体室側から中間室側への圧力伝達を阻止しその逆方向へ
の圧力伝達を許容する一方向密封手段が配設されている
ので、その連通路が蓄圧排出経路となり、往復動部材と
シール部材との間の高圧流体導入経路とは異なる経路と
なる。而して、中間室への蓄圧を確実に防止すると共
に、蓄圧防止効果を適切に維持することができる。しか
も、複雑な加工を必要とすることはなく、容易に製造す
ることができる。
【0037】また、本発明の車両用液圧ブレーキ装置に
おいては、上記の密封装置を備え、蓄圧排出経路は連通
路となり、マスタピストンと第1及び第2のシール部材
との間の高圧流体導入経路とは異なる経路となるので、
中間室への蓄圧を確実に防止すると共に、蓄圧防止効果
を適切に維持することができる。しかも、この連通路は
スリーブに形成されるので、密封装置を簡単な構造で、
容易に製造することができ、従って液圧ブレーキ装置の
小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の往復動部材の密封装置の一実施形態の
断面図である。
【図2】本発明の往復動部材の密封装置の他の実施形態
の断面図である。
【図3】本発明の車両用液圧ブレーキ装置の一実施形態
の断面図である。
【図4】本発明の車両用液圧ブレーキ装置の一実施形態
の後方部分を拡大して示す断面図である。
【図5】従来の往復動部材の密封装置の断面図である。
【図6】従来の車両用液圧ブレーキ装置における密封装
置部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1h シリンダボデー 1e,1p,1q,1r,1s,1k,1n 液圧路 1d 連通路 2 ブレーキペダル 6 リザーバ 10 マスタピストン 11 ピストン 12 ピストン 17 スリーブ 17a,17b,17c,17d 環状溝 17e 連通路 18a 第1のシール部材 18b 第2のシール部材 18c 第3のシール部材 18d 第4のシール部材 18v 逆止弁 21 制御ピストン 32 スプール 40 補助液圧源 R1 パワー室 R2 圧力室 R3,R4 レギュレータ室 R5 給液室 Rm 中間室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体室を郭成する本体と、該本体に対し
    往復動可能に支持すると共に、前記流体室に一部が露呈
    するように支持する往復動部材と、該往復動部材の往復
    動に応じて前記流体室内を少くとも低圧状態と高圧状態
    に選択的に調整する圧力調整手段とを備えた装置に対
    し、前記往復動部材の前記本体への支持部に、往復動の
    軸に沿って所定距離隔てて第1のシール部材及び第2の
    シール部材を並設して成る往復動部材の密封装置におい
    て、前記往復動部材と前記本体との間に介装する保持部
    材であって、前記第1のシール部材及び前記第2のシー
    ル部材を保持すると共に、前記往復動部材に接する前記
    第1のシール部材と前記第2のシール部材との間の中間
    室を前記流体室に連通する連通路を形成する保持部材
    と、前記連通路に配設し、前記流体室側から前記中間室
    側への圧力伝達を阻止し前記中間室側から前記流体室側
    への圧力伝達を許容する一方向密封手段とを備えたこと
    を特徴とする往復動部材の密封装置。
  2. 【請求項2】 前記一方向密封手段が、前記連通路に対
    し、前記流体室側から前記中間室側への圧力伝達を阻止
    し前記中間室側から前記流体室側への圧力伝達を許容す
    るように配設したシール部材であることを特徴とする請
    求項1記載の往復動部材の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記一方向密封手段が、前記連通路に介
    装した逆止弁であることを特徴とする請求項1記載の往
    復動部材の密封装置。
  4. 【請求項4】 シリンダボデー内にマスタピストンを往
    復動可能に支持し、該マスタピストンの前方に圧力室を
    形成すると共に後方にパワー室を形成し、ブレーキ操作
    部材の非操作時にはブレーキ液を貯蔵するリザーバに前
    記圧力室及び前記パワー室を連通し、前記ブレーキ操作
    部材の操作に応じて前記マスタピストンを前進駆動して
    前記圧力室からブレーキ液圧を出力するマスタシリンダ
    と、前記リザーバ内のブレーキ液を所定の圧力に昇圧し
    てパワー液圧を出力する補助液圧源と、前記シリンダボ
    デー内で前記マスタピストンの前方に往復動可能に支持
    し前記マスタピストンに連動するように配置する制御ピ
    ストンと、前記補助液圧源の出力パワー液圧を調圧室内
    に導入し前記制御ピストンの移動に応じて所定の圧力に
    調圧する調圧弁手段とを備え、該調圧弁手段が調圧した
    ブレーキ液圧を前記パワー室に付与し前記マスタピスト
    ンを助勢する車両用液圧ブレーキ装置において、前記マ
    スタピストンと前記シリンダボデーとの間に介装するス
    リーブであって、前記マスタピストンの往復動の軸に沿
    って所定距離隔てて第1のシール部材及び第2のシール
    部材を並設して保持すると共に、前記マスタピストンに
    接する前記第1のシール部材と前記第2のシール部材と
    の間の中間室を前記パワー室に連通する連通路を形成す
    るスリーブと、前記連通路に配設し、前記パワー室側か
    ら前記中間室側への圧力伝達を阻止し前記中間室側から
    前記パワー室側への圧力伝達を許容する一方向密封手段
    とを備えた密封装置を具備したことを特徴とする車両用
    液圧ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 前記一方向密封手段が、前記連通路に対
    し、前記パワー室側から前記中間室側への圧力伝達を阻
    止し前記中間室側から前記流体室側への圧力伝達を許容
    するように配設したシール部材であることを特徴とする
    請求項4記載の車両用液圧ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 前記一方向密封手段が、前記連通路に介
    装した逆止弁であることを特徴とする請求項5記載の車
    両用液圧ブレーキ装置。
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