JPH11351887A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JPH11351887A
JPH11351887A JP10164563A JP16456398A JPH11351887A JP H11351887 A JPH11351887 A JP H11351887A JP 10164563 A JP10164563 A JP 10164563A JP 16456398 A JP16456398 A JP 16456398A JP H11351887 A JPH11351887 A JP H11351887A
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JP
Japan
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vehicle
central processor
vehicle navigation
processor
map information
Prior art date
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Pending
Application number
JP10164563A
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English (en)
Inventor
Shigeki Komatsu
茂樹 小松
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP10164563A priority Critical patent/JPH11351887A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クライアント/サーバモデルを模して構築し
たシステムにより、共有データの高度利用を図る。 【構成】 センター装置20は、外部交信用の送受信器
23を備えた中央プロセッサ21及びこの中央プロセッ
サ21がデータを読み書きする中央メモリ22を有す
る。一方また、車載ナビゲーション装置30は、現在地
を特定するGPS受信機34と外部交信用の送受信器3
3とを備えた端末プロセッサ31及び端末プロセッサ3
1がデータを読み書きする端末メモリ32を有する。中
央プロセッサ21と端末プロセッサ31が随時交信して
最新データを共有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント/サ
ーバモデルを模して構築したシステムにより、共有デー
タの高度利用を図るようにしたナビゲーションシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】地図情報を車室内のディスプレイに表示
し、現在地から目的地までの経路誘導に役立てることの
できる車載ナビゲーション装置には、現在地や目的地を
含む地域の地図情報を記憶させた読み出し専用の記憶媒
体であるCD−ROMを用いるものが多い。図6に示す
従来の車載ナビゲーション装置1は、CD−ROM等の
地図情報記憶媒体を地図情報読み取り器2に装着し、ナ
ビゲーション・コントローラとの呼ばれるプロセッサ3
に付属のキーボード4を使ってキー操作し、現在地や目
的地を含む表示地域が指定できるようになっている。表
示指定された地域の地図情報は、地図情報読み取り器2
により地図情報記憶媒体から読み出され、プロセッサ3
が内蔵する描画用メモリ(図示せず)上に展開され、車
両の移動に合わせてスクロールされる地域の地図情報が
ディスプレイ5に画面表示される。車両の現在地は、G
PS受信機6により標定され、現在地表示画面において
画面に表示されるようになっている。7は、プロセッサ
3が随時処理データを読み書きするメモリである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載ナビゲ
ーション装置1は、地図情報記憶媒体が記憶する地図情
報に変更や付加を加えた場合、読み出し専用メモリであ
る地図情報記憶媒体そのものを交換する必要が生ずる
が、仮に定期的に最新の道路地図データをもって更新す
るにしても、CD−ROM等からなる地図情報記憶媒体
の最新版の刊行にはある程度の時間が必要であり、この
ため例えば崖崩れや地震の被害によって復旧工事期間中
は閉鎖された道路、或いは拡幅工事のため交互交通に規
制された道路など、地図情報記憶媒体には記録されてい
ないような一過性の交通障害に関しては、対応できない
場合が多く、最新情報の欠落した地図情報を頼りに日常
的に道路交通を利用する利用者にとっては、予備知識を
もたない交通障害に当惑するなで、経路誘導に支障をき
たすことがあるといった課題を抱えるものであった。
【0004】また、この種の車載ナビゲーション装置
は、個人所有の車両に限らず、営業用車両にも多く搭載
さるようになってきており、地域に関する詳細な地図情
報を営業活動に活かしたり、宅配業務を効率化させるな
どの試みがなされている。この種の営業活動に必要な地
図情報は、一般の道路地図情報に独自の営業ルートを書
き込んで編集したりする場合が多く、営業情報を書き込
んだ地図情報を全営業車両が共有できるよう、地図情報
の編集が可能な編集装置を所内に設置する営業所も増え
つつある。
【0005】こうした営業所の多くは、車載ナビゲーシ
ョン装置を搭載した営業用車両を、無線通信装置を介し
て営業所内に設置されたセンター装置に接続し、時々刻
々と変化する個別営業用車両の活動状況を中央にて集中
管理するシステムを導入しているが、営業用車両に搭載
された無線通信装置は車載ナビゲーション装置とは無関
係であり、このためセンター装置からの定期的な呼び掛
けに応答する営業用車両が、現在地を無線で応答報知
し、これを受信したセンター装置側でオペレータが個々
の車載ナビゲーション装置ごとに現在地を手動入力して
いた。このため、営業用車両の数が少ない場合は問題な
いが、一定数を越える営業用車両を対象としたときに、
現在地把握にも限界が生じてしまい、効率的なシステム
運用を望めなくなるといった課題があった。また、営業
地域内にある幹線道路が事故渋滞を引き起こしていて、
他の営業用車両に対してもその旨の連絡するか、或いは
別の迂回ルートの選択を緊急通報したいような場合で
も、センター装置における情報処理がオペレータの手動
操作に依存するために、短時間で素早く周知徹底できな
い等の課題を抱えるものであった。
【0006】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、クライアント/サーバモデルを模して構築したシス
テムにより、共有データの高度利用を図ることを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外部交信用の通信手段を備えた中央プロ
セッサ及び該中央プロセッサがデータを読み書きする中
央メモリを有するセンター装置と、現在地を特定する現
在地特定手段と外部交信用の通信手段とを備えた端末プ
ロセッサ及び該端末プロセッサがデータを読み書きする
端末メモリを有する車載ナビゲーション装置とを含み、
前記中央プロセッサと前記端末プロセッサが随時交信し
て最新データを共有することを特徴とするものである。
【0008】また、前記中央プロセッサは、地図情報記
憶媒体が記憶する地図情報を読み取る地図情報読み取り
器が接続してあり、前記端末プロセッサは、前記中央プ
ロセッサを経由して転送された前記地図情報を画面表示
するディスプレイが接続してあることを特徴とするもの
である。また、前記中央メモリは、複数の車載ナビゲー
ション装置から送信される固有情報を各別に保持するこ
とを特徴とするものである。また、前記中央プロセッサ
は、複数の車載ナビゲーション装置が収集した固有情報
を統計処理し、処理結果を前記各車載ナビゲーション装
置に転送することを特徴とするものである。また、前記
中央プロセッサは、前記車載ナビゲーション装置から転
送される現在地情報を誤差補正する誤差補正手段が接続
してあり、該誤差補正手段により補正された現在地情報
を前記車載ナビゲーション装置に転送することを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図5を参照して説明する。図1ないし図5は、それ
ぞれ本発明のナビゲーションシステムの第1ないし第5
実施形態を示す概略ブロック構成図である。
【0010】図1に示すナビゲーションシステム11
は、センター装置20を中心に複数の車載ナビゲーショ
ン装置30を周辺配置した構成をなすものであり、サー
バに相当するセンター装置20とクライアントに相当す
る車載ナビゲーション装置30とをクライアント/サー
バモデルに当てはめて構成してある。センター装置20
は、外部交信用の通信手段として送受信器23を備えた
中央プロセッサ21及びこの中央プロセッサ20がデー
タを読み書きする中央メモリ22を有する。24は、地
図情報記憶媒体から地図情報を読み取る地図情報読み取
り器であり、中央プロセッサ21に接続されている。一
方また、車載ナビゲーション装置30は、外部交信用の
通信手段である送受信器33を備えた端末プロセッサ3
1及びこの端末プロセッサ31がデータを読み書きする
端末メモリ32を有する。また、端末プロセッサ31に
は、現在地を特定する現在地特定手段としてGPS受信
機34が接続してある外、キーボード35やディスプレ
イ36或いは音声入力用のマイクロフォン37や音声出
力用のスピーカ38等が接続してある。ディスプレイ3
6は、中央プロセッサ21を経由して転送された地図情
報を画面表示する。
【0011】ところで、車載ナビゲーション装置30に
は、地図情報読み取り器が備わっていないため、地図情
報の取り込みはセンター装置20との交信により行う必
要がある。そこで、車載ナビゲーション装置30のディ
スプレイ36に自車位置と地図を表示する場合、車室内
でキーボード35を操作してコマンド入力する。このコ
マンドは端末メモリ32に保存された後、送受信器33
を介してセンター装置20の送受信器23へと送信され
る。送受信器23を介してコマンドを受信した中央プロ
セッサ21は、これを車載ナビゲーション装置30に固
有の情報として中央メモリ22に保存する。
【0012】こうして車載ナビゲーション装置30から
センター装置20に伝送されたコマンドは中央プロセッ
サ21により解析され、解析結果に従って中央プロセッ
サ21がコマンド内容に応じた処理を実行する。例え
ば、地図表示を命ずるコマンドが送信された場合、中央
プロセッサ21はコマンド解析によって得られた縮尺と
表示範囲に対応した地図情報を地図情報読み取り器24
を介して地図情報記憶媒体から読み取る。このときに読
み取られた縮尺と表示範囲に対応する地図情報は、車載
ナビゲーション装置30に固有の情報としてセンター装
置20内の中央メモリ22に保存される。さらに、当該
地図情報は中央プロセッサ21によりディスプレイ36
のための描画命令列へと変換され、変換された描画命令
列が送受信器23から車載ナビゲーション装置30へと
伝送される。車載ナビゲーション装置30内の端末プロ
セッサ31は、受信した描画命令列に基づいてディスプ
レイ36に地図を表示する。
【0013】一方また、自車位置の表示に関しても、上
記と同様の手順に従って行われる。まず、GPS受信機
34が取得した位置情報が、端末プロセッサ31により
端末メモリ32に保存された後、送受信器33からセン
ター装置20に向けて送信される。送信された位置情報
は、センター装置20の送受信器23により受信されて
中央プロセッサ21に供給される。中央プロセッサ21
は、当該位置情報を固有情報として中央メモリ22に保
存する。なお、当該位置情報は車載ナビゲーション装置
30内の端末プロセッサ31によって実際の表示座標に
変換済みであるため、この表示座標が車載ナビゲーショ
ン装置30の固有情報として中央メモリ22に保存され
る。さらに、この表示座標と固有情報から取り出した自
車位置の表示パターンが、センター装置20内の中央プ
ロセッサ21により描画命令列に変換される。
【0014】中央プロセッサ21により変換された描画
命令列は、センター装置20の送受信器23から送信さ
れ、車載ナビゲーション装置30の送受信器33を経由
して端末プロセッサ31へと伝送される。端末プロセッ
サ31は当該描画命令列をディスプレイ36に供給する
ため、画面表示された地図に重ねて自車位置が表示され
る。本実施形態では、車載ナビゲーション装置30内の
端末プロセッサ31は入出力処理だけを行い、センター
装置20内の中央プロセッサ21が、それ以外のナビゲ
ーションに関する一切の処理を行なうため、車載ナビゲ
ーション装置30側での装備負担と処理負担が従来に比
して軽減される。
【0015】また、センター装置20内の中央プロセッ
サ21に処理能力の高いものを採用することで、従来は
例えば車載ナビゲーション装置内のプロセッサで行なっ
ていた音声合成処理や音声認識処理或いはインターネッ
トブラウザー機能による閲覧など、計算量が多いか多量
のメモリ容量を必要とする処理を、センター装置20内
のプロセッサ21に代行させることができ、これにより
品質の高い音声合成や音声認識、或いはより高速のイン
ターネットブラウザー処理が実現できる。また、センタ
ー装置20の中央プロセッサ21のソフトウェア又は地
図データベースをバージョンアップすれば、ナビゲーシ
ョン機能や地図情報を一括してバージョンアップできる
ため、バージョンアップに伴う設備更新コストを必要最
小限に抑制することができる。一方また、車載ナビゲー
ション装置20内の端末プロセッサ31はセンター装置
20内の中央プロセッサ21に比べ要求能力を抑えるこ
とができるので、車載ナビゲーション装置30の製造コ
ストをさらに一段と引き下げることもできる。また、セ
ンター装置20側で車載ナビゲーション装置20の固有
情報を保持していることから、例えばセンター装置20
に表示手段としてディスプレイ(図示せず)を付加する
ことで、車載ナビゲーション装置30を搭載した車両の
現在地を表示することができる。また、こうすること
で、万が一車載ナビゲーション装置30を搭載した車両
が事故を起こした場合でも、事故を起こすまでの位置情
報をセンター装置20側で知ることができ、その情報か
ら車両の事故解析も可能である。
【0016】次に、本発明の第2実施態様について、図
2を参照して説明する。図2に示すナビゲーションシス
テム41は、図1に示したセンター装置20から地図情
報読み取り器24を削除し、車載ナビゲーション装置側
に地図情報読み取り器42を設けたものである。ここ
で、車載ナビゲーション装置30のキーボード35を操
作してユーザが指示したコマンドは、端末メモリ32に
保存された後、送受信器33からセンター装置20側の
送受信器23に伝送される。伝送されたコマンドは、車
載ナビゲーション装置30の固有情報としてセンター装
置20の中央メモリ22に保存される。
【0017】センター装置20側へ伝送されたコマンド
は、中央プロセッサ21により解析され、解析結果に応
じた処理が中央プロセッサ21により行われる。例え
ば、地図表示に関するコマンドであった場合、中央プロ
セッサ21はコマンド解析によって得られた縮尺と表示
範囲に関する情報を取得し、これらの情報を車載ナビゲ
ーション装置30に固有の情報として中央メモリ22に
格納するとともに、送受信器23,33を経由して車載
ナビゲーション装置30へと転送する。車載ナビゲーシ
ョン装置30内の端末プロセッサ31は当該縮尺と当該
表示範囲の表示に必要な地図情報を、地図情報読み取り
器42から得る。地図情報読み取り器42から読み出さ
れた地図情報は、端末プロセッサ31が描画命令列に変
換してディスプレイ36に表示する。
【0018】自車位置の表示に関しては、中央プロセッ
サ21が固有情報から自車位置を表わす表示パターンを
取り出し、送受信器23,33を経由して端末プロセッ
サ31に伝送し、端末メモリ32に保存する。端末プロ
セッサ31はGPS受信機34から自車位置に関する位
置情報を取得し、GPS受信機34の出力を実際の表示
座標に変換する。当該表示座標と端末メモリ32に保存
され表示パターンは、端末プロセッサ31によりディス
プレイ36のための描画命令列に変換され、画面に表示
された地図上に自車位置が重ねて表示される。
【0019】次に、本発明の第3実施形態を図3を参照
して説明する。同図に示すナビゲーションシステム51
は、複数の車載ナビゲーション装置30の固有情報を、
センター装置20内の中央メモリ22に個別に格納でき
るよう構成したものである。複数の車載ナビゲーション
装置30とセンター装置20の間の動作は、第1実施形
態に示したナビゲーションシステム11と同様であるた
め、ここでは固有情報の受け渡しについてだけ説明す
る。
【0020】ここでは、2台の車載ナビゲーション装置
30,30どうしが互いに相手方の自車位置を表示する
場合を例にとって説明いる。まず、中央プロセッサ21
が一方の車載ナビゲーション装置30の固有情報から位
置情報を取り出し、これを位置情報F1とする。同様に
また、中央プロセッサ21は他方の車載ナビゲーション
装置の固有情報から位置情報を取り出し、これを位置情
報F2とする。さらに、中央プロセッサ21は、一方の
車載ナビゲーション装置30の固有情報から縮尺と地図
表示範囲を取り出し、他方の車両の位置情報を一方の車
載ナビゲーション装置30の表示座標に変換する。ここ
で変換された表示座標と他方の車載ナビゲーション装置
30の位置を表わす表示パターンは、中央プロセッサ2
1によりディスプレイ36のための描画命令列に変換さ
れる。かくして、当該描画命令列が送受信器23,33
を経由して一方の車載ナビゲーション装置30に伝送さ
れる。一方の車載ナビゲーション装置30内の端末プロ
セッサ31は、当該描画命令列をディスプレイ36に供
給し、地図上に自車位置と併せ他方の車両位置を表示す
る。
【0021】同様にまた、他方の車載ナビゲーション装
置30も、車室内のディスプレイ36に自車位置と一方
の車両位置を表示することができる。かくして、センタ
ー装置20を媒介にして結ばれた2台の車両は、離れた
位置にいながら互いに相手方の現在地を自車のディスプ
レイ36に表示することができる。なお、車両は2台に
限定する必要はなく、3台以上の車両に関しても同様の
ことが可能であり、システムに帰属する全車両が他の車
両の現在地を自車のディスプレイ36上で確認したり、
互いの位置情報を受け渡すことで、車間距離を求めて表
示することも可能である。また、本例では、位置情報の
受け渡しを行う場合を例にとったが、同様の手順で車載
ナビゲーション装置30どうしで固有情報を受け渡せる
ことも容易に理解できる。これにより、高速の車車間通
信も可能にもなる。
【0022】次に、本発明の第4実施形態を図4を参照
して説明する。同図に示すナビゲーションシステム61
は、特定ルートの利用頻度を統計処理により求める点に
特徴がある。センター装置20内の中央プロセッサ21
は、各車載ナビゲーション装置30の固有情報から、そ
れぞれの車載ナビゲーション装置30に関係する「誘導
中のルートを表わす道路」を識別するID列(ID1,
ID2,ID3)を3セット分取り出す。次に、中央プ
ロセッサ21は、当該ID全てを中央メモリ22に保存
し、ID番号順にソートする。その後、同じIDのもの
が幾つあるかカウントすることにより、ID番号に対す
る使用頻度を求めることができる。この使用頻度を中央
メモリ22内に確保した統計データメモリ22aに保存
する。
【0023】上記使用頻度は道路別に集計されているた
め、中央プロセッサ21が地図情報を取得して、各車載
ナビゲーション装置30のディスプレイ36に表示する
ための描画命令列に変換する際に、対応した道路の描画
色を使用頻度によって変えることで、車載ナビゲーショ
ン装置30側での地図表示が、使用頻度によって色を変
えた道路をもって表示できる。これにより、車載ナビゲ
ーション装置30が多数存在する場合、道路の表示色を
変えるなどの手段で道路の渋滞予想が可能となる。ま
た、同様な手法で目的地の頻度を求めることにより、目
的地の混雑予想も可能となる。
【0024】次に、本発明の第5実施形態を、図5を参
照して説明する。同図に示すナビゲーションシステム7
1は、センター装置20内の中央プロセッサ21が車載
ナビゲーション装置30から位置情報を取得した際に、
GPS受信機34からの位置補正情報と当該位置情報を
一般にD(Differential)−GPSとして知られている
位置補正アルゴリズムにより位置情報を補正する点に特
徴がある。具体的には、中央プロセッサ21には、車載
ナビゲーション装置30から転送される現在地情報を誤
差補正する誤差補正手段としてFM多重受信機25が接
続してあり、このFM多重受信機25が受信した位置補
正情報を用いて中央プロセッサ21が位置情報を補正で
きるようにしてある。中央プロセッサ21により補正さ
れた位置情報は、各車載ナビゲーション装置30に転送
され、表示座標の変換の際に利用される。これにより、
各車載ナビゲーション装置30のディスプレイ36に
は、精度の高い自車位置を表示することができる。ちな
みに、D−GPSは、相対測位方式システムと呼ばれる
ものであり、正確に位置が判っている基準点において、
基準点の位置とGPS受信機の測位結果とを比較し、G
PS信号に含まれる誤差成分を検出し、基準点を中心と
する半径100〜200Km以内のでは位置測定誤差が
ほぼ同一であることを利用し、同一誤差圏内にあるGP
S受信機に対しFM多重電波等により基地局から位置補
正情報を提供することで、現在地標定誤差を数m以内に
抑えるシステムである。本第5実施形態では、センター
装置20が基地局からのFM多重電波を中継する働きを
するため、送受信器33を搭載した車載ナビゲーション
装置30であれば、FM多重受信機を装備せずともセン
ター装置20から送られてくる位置補正情報を受信し、
高精度の現在地標定が可能である。
【0025】なお、センター装置20は、位置補正情報
に代えてラジオ放送信号やTV信号を個々の車載ナビゲ
ーション装置30へと配信することもでき、そうするこ
とで、ラジオ受信機やTV受信機などの放送受信手段を
装備していない車載ナビゲーション装置30において
も、ラジオ放送やテレビジョン放送を視聴して楽しむこ
とが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部交信用の通信手段を備えた中央プロセッサ及び該中
央プロセッサがデータを読み書きする中央メモリを有す
るセンター装置と、現在地を特定する現在地特定手段と
外部交信用の通信手段とを備えた端末プロセッサ及び該
端末プロセッサがデータを読み書きする端末メモリを有
する車載ナビゲーション装置とを含み、中央プロセッサ
と端末プロセッサが随時交信して最新データを共有する
構成としたから、中央プロセッサを有するセンター装置
を中心に周辺配置された複数の車載ナビゲーション装置
が、センター装置を中継して相互にデータを交換した
り、或いはまた個々の車載ナビゲーション装置が別々に
保存していたデータをセンター装置が統括処理し、処理
結果を同報転送することで、全ての車載ナビゲーション
装置が最新のデータを共有することができ、混雑/渋滞
予想、他車位置の表示、前方車両との距離の計測、FM
多重受信機などの付加的なハードウェア不要のD−GP
SなどGPS位置補正、BS/CS受信機などの付加的
なハードウェア不要の放送サービスが、容易に実現でき
る等の優れた効果を奏する。
【0027】また、中央プロセッサに、地図情報記憶媒
体が記憶する地図情報を読み取る地図情報読み取り器が
接続し、端末プロセッサに、中央プロセッサを経由して
転送された地図情報を画面表示するディスプレイが接続
したので、地図情報の読み取りは全てセンター装置側で
行い、読み取り結果を個々の車載ナビゲーション装置に
転送してディスプレイに表示することで、従来の車載ナ
ビゲーション装置に不可欠であった地図情報読み取り器
を不要とし、表示手段と入力手段に限定した装備負担に
よりコスト低減が可能である等の効果を奏する。
【0028】また、中央メモリは、複数の車載ナビゲー
ション装置から送信される固有情報を各別に保持する構
成としたから、個々の車載ナビゲーション装置の現況な
らびに過去の動作状況をセンター装置側で逐一正確に管
理することができ、車載ナビゲーション装置を搭載した
全車両の効率的な運行管理が一局集中的に可能である等
の効果を奏する。
【0029】また、中央プロセッサは、複数の車載ナビ
ゲーション装置が収集した固有情報を統計処理し、処理
結果を各車載ナビゲーション装置に転送するようにした
から、例えばセンター装置側で管轄する車両が頻繁に利
用する道路についての情報を固有情報として集計し、利
用頻度別に色分け表示して各各車載ナビゲーション装置
に転送することにより、営業先への効率的な道路利用に
役立つ道路データを推奨したり、或いは時間帯によって
異なる道路混雑状況を統計処理し、時間帯に合わせて各
車載ナビゲーション装置に報知したりすることが可能で
ある等の効果を奏する。
【0030】また、本発明は、中央プロセッサに、車載
ナビゲーション装置から転送される現在地情報を誤差補
正する誤差補正手段が接続してあり、誤差補正手段によ
り補正された現在地情報を車載ナビゲーション装置に転
送するようにしたから、個々の車両にFM多重受信機な
どの付加的なハードウェアを装備せずとも、センター装
置に設置したFM多重受信機により現在地情報の補正に
必要な誤差補正情報を取得し、これを各車載ナビゲーシ
ョン装置に転送することで、D−GPS等のGPS位置
補正が容易に可能であり、車載ナビゲーション装置の装
備負担を軽減することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーションシステムの第1実施形
態を示す概略ブロック構成図である。
【図2】本発明のナビゲーションシステムの第2実施形
態を示す概略ブロック構成図である。
【図3】本発明のナビゲーションシステムの第3実施形
態を示す概略ブロック構成図である。
【図4】本発明のナビゲーションシステムの第4実施形
態を示す概略ブロック構成図である。
【図5】本発明のナビゲーションシステムの第5実施形
態を示す概略ブロック構成図である。
【図6】従来のナビゲーションシステムの一例を示す概
略ブロック構成図である。
【符号の説明】
11,41,51,61,71 ナビゲーションシステ
ム 20 センター装置 21 中央プロセッサ 22 中央メモリ 23 送受信器 24,42 地図情報読み取り器 30 車載ナビゲーション装置 31 端末プロセッサ 32 端末メモリ 33 GPS受信機 35 キーボード 36 ディスプレイ 37 マイクロフォン 38 スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部交信用の通信手段を備えた中央プロ
    セッサ及び該中央プロセッサがデータを読み書きする中
    央メモリを有するセンター装置と、現在地を特定する現
    在地特定手段と外部交信用の通信手段とを備えた端末プ
    ロセッサ及び該端末プロセッサがデータを読み書きする
    端末メモリを有する車載ナビゲーション装置とを含み、
    前記中央プロセッサと前記端末プロセッサが随時交信し
    て最新データを共有することを特徴とするナビゲーショ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 前記中央プロセッサは、地図情報記憶媒
    体が記憶する地図情報を読み取る地図情報読み取り器が
    接続してあり、前記端末プロセッサは、前記中央プロセ
    ッサを経由して転送された前記地図情報を画面表示する
    ディスプレイが接続してあることを特徴とする請求項1
    記載のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記中央メモリは、複数の車載ナビゲー
    ション装置から送信される固有情報を各別に保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記中央プロセッサは、複数の車載ナビ
    ゲーション装置が収集した固有情報を統計処理し、処理
    結果を前記各車載ナビゲーション装置に転送することを
    特徴とするナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記中央プロセッサは、前記車載ナビゲ
    ーション装置から転送される現在地情報を誤差補正する
    誤差補正手段が接続してあり、該誤差補正手段により補
    正された現在地情報を前記車載ナビゲーション装置に転
    送することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション
    システム。
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