JP2005006064A - センター装置及び移動体装置及び情報収集システム - Google Patents

センター装置及び移動体装置及び情報収集システム Download PDF

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覚 牧田
Tsutomu Iwahashi
努 岩橋
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Abstract

【課題】収集する情報に同時性を確保する
【解決手段】センター装置400は、情報を収集するための要求情報と収集する地区を示す地区情報とを含む収集要求情報を生成する収集要求情報生成部(情報生成部417と情報編集部416)と、生成された収集要求情報を無線送信する情報送信部419と、収集要求情報に対する応答情報として収集した情報と収集した情報を検出した位置を示す検出位置情報とを所定のネットワーク230と無線とのいずれか一方により入力する通信部413と情報受信部412と、入力された応答情報の収集地区情報の示す位置を含む地区を求めるとともに、上記応答情報の収集した情報を用いて上記コンテンツ情報を生成して、生成したコンテンツ情報を上記地区情報に対応させる情報加工部421とを備えた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、準天頂衛星などを用いた所定のコンテンツ情報を生成するための元情報の収集に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体装置からのデータ収集システムについては、タクシーやトラック等の動態管理システムがある。また、所定の情報を収集して収集した情報を元に所定のコンテンツ情報を生成して、生成したコンテンツ情報を提供するシステムの一例として「財団法人 道路交通情報通信システムセンター」により提供されている「道路交通情報システム(VICS)」がある。
タクシーやトラック等の動態管理システムの情報収集方式として、移動体装置が自立的に情報をセンターへ通知する方式がある。この方式では、一定周期毎或いはイベント発生毎の送信となるため、トラフィックが膨大になる。また、トラフィックが膨大になることに比例して通信料金がかかる。さらに、収集する情報は異なるタイミングでバラバラに送信されることが考えられ、収集する情報について同時性を確保できない。
また、別の情報収集方式としてセンター側から移動体装置に呼びかけるポーリング方式がある。この方式では、センター側から移動体装置に対して個別に呼び出しを行う。
また、「財団法人 道路交通情報通信システムセンター」の提供する「VICS」のホームページによると、「道路交通情報システム(VICS)」は、
1.道路交通情報を体系的に収集する
2.収集された情報を処理・編集する
3.処理された情報を車載機に伝送する
4.利用者が車載機を使って情報を利用する
上記4つの機能を有している。上記1.の「道路交通情報を体系的に収集する」ことについては、VICSセンターが都道府県警察や道路管理者からの情報を受信して、その受信した情報を元に例えば渋滞情報を作成している。上記した都道府県警察や道路管理者からの情報は、主に幹線道路についての情報である。また渋滞情報は、混雑度を3段階に示すものである。また、車載機への情報の伝送は、高速道路や主要幹線道路に設置されたビーコンから伝送されたり、FM多重放送を利用して伝送している。
【0003】
【非特許文献1】
「財団法人 道路交通情報通信システムセンター」の提供する「VICS」のホームページ、[平成15年5月26日検索]、インターネット<URL:http://www.vics.or.jp/>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
移動体装置が自立的に情報をセンターへ通知する方式では、一定周期毎或いはイベント発生毎の送信となるため、トラフィックが膨大になる。また、トラフィックが膨大になることに比例して通信料金がかかる。さらに、収集する情報は異なるタイミングでバラバラに送信されることが考えられ、収集する情報について同時性の確保が困難である。
また、移動体装置が情報をセンターへ通知する方式としてポーリング方式がある。この方式では、センター側から移動体装置に対して個別に呼び出しを行うため、複数の移動体装置に対して同一の指示を行う場合には移動体装置の数に対応する要求を行うとともに、移動体装置の数に対応する応答を得る必要があるため、移動体装置の数が多い大規模システムの実現は困難である。また、個々の移動体装置が要求を受けるタイミングがずれてしまう。
また、幹線道路の情報を収集して例えば渋滞情報を生成すると、幹線道路以外の道路の混雑状況が確認できない。また、利用者に渋滞情報を伝送する場合に、ビーコンやFM多重放送ではカバーされない地域があり、利用者は情報の提供を受けられないことがあった。
【0005】
そこで、この発明は、以下のことを目的とする。
情報の収集を要求する場合は、複数の移動体装置に対して同時に行うとともに多数の移動体を対象にして行う。
情報の収集を要求する場合のトラフィックを解消する。
応答の同時性を確保する。
応答のトラフィックを解消する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るセンター装置は、コンテンツ情報を生成するための元情報を収集して、収集した元情報を用いてコンテンツ情報を生成するセンター装置において、
上記元情報を収集するための要求情報と上記元情報を収集する対象地区を示す地区情報とを含む収集要求情報を生成する収集要求情報生成部と、
上記収集要求情報生成部により生成された収集要求情報を上記対象地区を含む所定の地区へ無線送信する無線送信部と、
上記無線送信部から送信された収集要求情報に対して元情報を含む応答情報を受信する通信部と、
上記通信部により受信した上記応答情報の元情報を用いて上記コンテンツ情報を生成して、生成したコンテンツ情報を上記地区情報が示す対象地区のコンテンツ情報として記憶するコンテンツ情報生成部と
を備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の情報収集システム全体のイメージを表した図である。
センター装置400は、各地区に対応する地区情報と所定の情報を収集することを要求する要求情報とを有する収集要求情報を送信する。地区情報は、所定の地域を複数の地区(例えば、地区A、地区B、地区C等)に分割し、分割したそれぞれの地区を識別するものである。収集要求情報は、要求情報によって示された情報を地区情報に対応する地区の移動体装置300から収集することを要求するものである。図1では、一例としてA地区情報、B地区情報、C地区情報を示している。
準天頂衛星220は、センター装置400から移動体装置を搭載した多数の車輌を対象に送信される収集要求情報を中継する(S1,リクエスト)。
移動体装置300は、準天頂衛星220により中継されたセンター装置からの収集要求情報を受信する。収集要求情報の地区情報が、自己が存在する地区(例えば、地区A、地区B、地区Cのいずれか)と一致する場合に、要求情報により収集を要求されている情報を車輌に搭載されたセンサーから取得したり、ドライバー等より直接情報を入力して取得して、収集要求情報に対する応答情報を生成する。生成した応答情報はネットワーク230を介してセンター装置400へ送信する(S2,レスポンス、S3,収集)。
センター装置400は、移動体装置より受信した応答情報を元にコンテンツ情報(例えば、渋滞情報)を生成する。生成したコンテンツ情報は、ネットワーク231を介して情報利用側240として接続された顧客へ提供する(S4,情報提供)。準天頂衛星220を利用することにより、広い範囲に向けて、かつ山間部やビルの陰などの電波の届きにくい場所にいる移動体装置を搭載した車輌に向けて収集要求情報を送信することができる。また、移動体装置は、電波の届きにくい場所にいても、収集要求情報を受信できる。
【0008】
図2は、実施の形態1の情報収集システムの構成の一例を表した図である。
情報収集システムは、センター装置400と移動体装置300(ここでは移動体装置300は車輌に搭載されているものとする)とGPS(Global Positioning System)衛星210と準天頂衛星220とを備える。センター装置400は、ネットワーク230を介して移動体装置300を接続する。ネットワーク230は、携帯電話網などの無線網である。さらに、センター装置400は、コンテンツ情報を提供する情報利用側240の一例として情報提供端末240A、情報提供端末240B、……情報提供端末240N(以下、特に複数の情報提供端末を区別しない場合、「情報提供端末240」と記す)と、ネットワーク231を介して接続している。
ネットワーク231は、有線・無線を問わない。また、公衆回線、専用回線、インターネット、LAN(Local Area Network)等、通信網の種類も問わない。
情報利用側240の具体例としては、例えば、交通情報や気象情報を利用する公共機関のセンターや企業のセンターが考えられる。また、個人の自宅のパーソナルコンピュータが考えられる。
【0009】
ここで、準天頂衛星220に関して説明する。
図3は、今後計画されている準天頂衛星に関する技術を示す図である。
図3において、準天頂衛星220は、一例として、赤道面から約45度の傾斜角になるように地上35800km上空を地球の自転に合わせて1日に1周回している。また、準天頂衛星220は、一例として、昇交点赤経(赤道面との交点)において120度ずつ離れるように3機が配置されている。
図4は、今後計画されている準天頂衛星に関する技術を示す図である。
図4においては、地上を固定して考えた場合に、図3における準天頂衛星220の軌跡を示している。図4に示すように、準天頂衛星220は、日本南方上を交点とする「8の字」を描くように周回している。3機の準天頂衛星220は、軌道面を異にするが8時間ずつ交代するように、切れ目なく日本上空に位置している。また、地域を日本で考えた場合、仰角が70度以上の準天頂衛星220が常に存在することになる。切れ目なく日本上空に位置しているため、仰角が70度以上の準天頂衛星220が常に存在し、受信者が地上で準天頂衛星220から電波を受ける際、ビルの谷間でも電波を遮られることがない。
【0010】
従って、情報収集システムは、上記に説明した準天頂衛星220の利点を利用して、センター装置400からの収集要求情報が広範囲の地区にいる移動体装置300へ送信できることを実現するものである。さらに、電波の届きにくい場所であっても、移動体装置300によって高い確率で収集要求情報が受信されることを実現するものである。
また、位置精度の高精度化(cm単位)と、位置計算時間の短縮化(数秒以下)のために、準天頂衛星を利用する。準天頂衛星をGPS衛星の一つとして利用し、地上の電子基準点と組み合わせて高精度測位機能を実現する。
なお、以下の説明では、地区識別子は、所定の地域(例えば、収集要求情報を受信できる範囲)を複数に分割し、分割した複数の地区それぞれに割り当てられる識別子である。地区識別子によって、所定の地区を特定する。
地区情報は、地区識別子によって特定される地区に関連する情報であり、地区識別子によって検索することが可能である。
【0011】
図5は、センター装置400の構成の一例を表した図である。
アンテナ411は、準天頂衛星220を介して、収集要求情報を送信する。また、準天頂衛星220を介して移動体装置300からの応答情報を受信する。
情報受信部412は、アンテナ411が受信した応答情報を入力し、情報収集部414へ出力する。情報受信部412は、移動体装置300からの応答情報を無線受信する場合の通信部の一例である。
通信部413は、ネットワーク230を介して、移動体装置300からの応答情報を受信する。また、通信部413は、センター装置400が生成する所定のコンテンツ情報を移動体装置300へ送信する。通信部413が移動体装置300から受信した情報は、情報収集部414へ出力される。通信部413は、移動体装置300からの応答情報をネットワーク230を介して受信する場合の通信部の一例である。
【0012】
情報収集部414は、通信部413及び情報受信部412が受信した応答情報を入力し、収集情報メモリ415へ格納する。情報収集部414は例えば、入力した応答情報を地区別の収集日時別の収集項目別にして収集した値を収集情報メモリ415へ格納する。
収集情報メモリ415は、情報収集部414から出力される応答情報を格納する。格納された情報は、地区情報や収集日時や収集項目によって検索することが可能である。
【0013】
情報編集部416は、移動体装置300から収集する情報の項目を示す項目情報を生成するとともに、情報を収集する地区を指定する地区情報を生成して、地区情報を項目情報に対応させる編集を行う。
情報編集部416が生成する項目情報及び地区情報は、センター装置400が生成するコンテンツ情報の提供先から予め指定されてもいいし、センター装置400独自の指定をしてもかまわない。また、日付や曜日や時間によって指定する内容を変更できる。また、災害時等にスポット的に指定をすることができる。
【0014】
情報生成部417は、情報編集部416が編集した収集要求情報に対して、収集要求情報が受信側からの応答を要求しているものであることを示す応答要求指示情報を付加する。応答要求指示情報は、例えば応答要求コマンドである。センター装置400は、移動体装置300に対して収集要求情報を送信する他に、移動体装置300への通知を目的とする通知情報を送信する場合がある。このため、応答を要求する目的の情報であるか、通知を目的とする情報であるかを移動体装置300に区別させるため、応答要求指示情報を付加する。なお、通知を目的とする情報である場合には、通知指示情報を通知する情報に付加する。
情報編集部416と情報生成部417とにより、収集要求情報生成部を構成する。
送信情報メモリ418は、情報生成部417が生成した収集要求情報を格納する。
送信情報メモリ418は、一例としてリング式のファイルを用いて実現することができる。ヘッダ情報として二つのポインタ(書込みポインタと読込みポインタ)を有する。送信情報メモリ418は、書き込み時に、書込みポインタのアドレスから、送信する予定の収集要求情報を書き込んで、書込みポインタを次に書きこむアドレスに更新する。後述する情報送信部419は、読み込み時に、読込みポインタから収集要求情報を読み出し、読込みポインタを次に読み出しを開始するアドレスへ更新する。このような仕組みによって実現する。
情報送信部419(無線送信部の一例)は、送信情報メモリ418に格納された収集要求情報を取り出して送信する。送信を行う場合、複数の地区向けの収集要求情報を同一の周波数で送信する。或いは、繰り返し同じ収集要求情報を送信する必要がある場合には、収集要求情報を同一の周波数で繰り返し周期的に送信する。また、複数の地区向けの収集要求情報に対してそれぞれ異なる周波数を割り当てて多チャンネル構成で送信する。また、1フレーム中に複数の地区向けの収集要求情報を設定して送信する。
【0015】
入力部426は、コンテンツ情報を利用する情報利用側240からネットワーク231を介してコンテンツ情報を生成するために必要となる情報を入力する。コンテンツ情報を生成するために必要となる情報は、例えば収集する情報の項目、収集する地区、収集する条件、収集するタイミング、作成するコンテンツの種類等を入力する。例えば、情報利用側240がA地区とB地区の平日の24時間の渋滞情報のコンテンツ情報を提供してほしい場合には、収集する情報の項目は「速度値」、収集する地区は「A地区及びB地区」、収集する条件は「速度値<20km」、収集するタイミングは「月曜日から金曜日までの0:00〜11:59まで5分間隔」、作成するコンテンツの種類は「渋滞情報」となる。
或いは、入力部426は、センター装置400が独自に提供するコンテンツ情報の種類毎にコンテンツ情報の作成に必要となる情報を入力する。入力した情報は、顧客情報記憶部427に格納する。例えば、センター装置400が提供するコンテンツ情報の種類が、(1)A地区情報の24時間の渋滞情報、(2)B地区情報の24時間の渋滞情報、(3)A地区情報の6,7月の24時間の雨量情報であったとする。上記の場合、それぞれのコンテンツ情報の生成に必要となる情報は、以下のようになる。
(1)収集する情報の項目は「速度値」、収集する地区は「A地区」、収集する条件は「速度値<20km」、収集するタイミングは「毎日24時間5分間隔」、作成するコンテンツの種類は「渋滞情報」。
(2)収集する情報の項目は「速度値」、収集する地区は「B地区」、収集する条件は「速度値<20km」、収集するタイミングは「毎日24時間5分間隔」、作成するコンテンツの種類は「渋滞情報」。
(3)収集する情報の項目は「ワイパーの速度値」、収集する地区は「A地区」、収集する条件は「ワイパー速度値>0」、収集するタイミングは「6月1日から7月31日の毎日24時間5分間隔」、作成するコンテンツの種類は「雨量情報」。
入力部426は、入力した情報を顧客情報記憶部427へ格納する。
顧客情報記憶部427は、入力部426が入力したコンテンツを生成するために必要となる情報を、顧客毎に記憶する。顧客とは情報利用側240であり、センター装置400から見ると情報利用側240は顧客である。または、生成するコンテンツ情報の種類毎に記憶する。
情報編集部416は、顧客情報記憶部427に記憶された情報を参照して要求情報を作成する。
情報加工部421(コンテンツ情報生成部の一例)は、収集情報メモリ415に記憶された応答情報を用いてコンテンツ情報を生成する。例えば、コンテンツ情報の種類がA地区の渋滞情報である場合は、収集情報メモリ415からA地区の速度値を取得して、加工する。加工の特徴については後で説明を行うが、基本的に従来からの加工方法を用いるものとする。また、生成するコンテンツ情報の種類や、地区や、生成のタイミングは、顧客情報記憶部427より取得するものとする。生成したコンテンツ情報は、加工情報メモリ423に格納する。
加工情報メモリ423は、コンテンツ情報をコンテンツの種類毎に、また、顧客毎に記憶する。従って、情報加工部421は、生成したコンテンツ情報をコンテンツの種類毎に、また、顧客毎に加工情報メモリ423に記憶する。
出力部424(コンテンツ提供部の一例)は、加工情報メモリ423に記憶されたコンテンツ情報を、顧客情報記憶部427に記憶された顧客毎の情報に基づいて、それぞれの顧客に対してネットワーク231を介して提供(送信)する。
対応関係記憶部422は、地区識別子と所定の場所(地点)を対応づけるテーブルである。地区識別子は地区情報の一例である。
図6は、対応関係記憶部422の一例を表す図である。図6に示した対応関係記憶部422では、地区識別子に対応する緯度の範囲と経度の範囲とを格納する例を示している。所定の地区識別子に関して、緯度の項目の「Y以上」に格納されている数値をY1、「Y未満」に格納されている数値をY2、経度の項目の「Z以上」に格納されている数値をZ1、「Z未満」に格納されている数値をZ2とすると、上記所定の地区識別子は、Y1以上Y2未満の緯度と、Z1以上Z2未満の経度となる地点が、上記地区識別子の地区に区分けされていることを意味する。
情報編集部416が地区情報を生成する場合、生成する元の情報は(緯度Y,経度Z)によって指定されるか、或いは直接地区識別子を指定されるものとする。(緯度Y,経度Z)によって指定される場合は,対応関係記憶部422を参照して、(緯度Y,経度Z)に対応する地区識別子を取得して、地区情報とする。直接地区識別子を指定される場合は,指定された地区識別子を地区情報とする。移動体装置300は、対応関係記憶部422と同じ内容の情報を記憶した対応関係記憶部326を備える。同じ内容であることによって、地区識別子に対応する(緯度Y,経度Z)によって示される地域が統一される。
また、情報加工部421は、収集情報メモリ415に記憶されている地区情報が地区識別子である場合、その地区識別子に対応する(緯度Y,経度Z)を対応関係記憶部422から取得する。或いは、情報利用側240に対応関係記憶部422と同様の内容の記憶部をあらかじめ備えるようにすることによって、情報加工部421は、地区識別子を変換せずに、コンテンツ情報を受信した情報利用側240で地区識別子の変換を行ってもかまわない。
地図情報記憶部425は、従来のナビゲーション装置等で使用されている地図情報と同様の或いは、それよりもさらに詳細な地図情報を記憶するものである。
【0016】
図7は、センター装置400から送信される収集要求情報の一例を示した図である。
図7において、(A)は、収集要求情報のフレームを示し、(B)は、一つのフレームのデータ領域120Aの構成の一例を示し、(C)は、複数の地区情報を一サイクルとして、複数のサイクルの情報が収集要求情報として送信される場合を示している。
収集要求情報100は、一つのヘッダ領域の先頭からから次のヘッダ領域の先頭の前までを一つのフレームとする。一つのフレームは、ヘッダ領域110Aとデータ領域120Aから構成される。図7(A)では、複数のフレームを示し、アルファベット(A,B,C・・・…X)を符号につけて複数のフレームそれぞれを区別している。しかしながら、特に区別する必要がない場合、ヘッダ領域110、データ領域120として記す。また、図7(B)で用いる符号も同様にアルファベットを省略することがある。
【0017】
ヘッダ領域110は、フレームの管理情報等(例えば、データ領域120のサイズを含む)を設定する。データ領域120は、送信するデータの内容を設定する。データ領域120は、地区情報の一例である地区識別子121Aと要求内容情報122Aとからなる。要求内容情報122Aは、地区識別子121Aの示す地区の移動体装置300から収集する情報の内容を設定する。
ここでは、一例として、収集要求情報は、複数の地区それぞれの地区情報を順番に並べて一つのサイクルを作成し、一つのサイクルを繰り返し放送する形式をしている。図7(C)に地区A、地区B、地区C、・・・、地区Xからなる一つのサイクルを示し、一つのサイクルが放送信号の中で繰り返されている様子を示している。
【0018】
ここで、図8を用いて、準天頂衛星220が中継する収集要求情報について説明する。図8は、複数に分割された地域ごとに異なるビームの収集要求情報を中継する例を示した図である。準天頂衛星220は、ビーム数に対応するアンテナを備える。準天頂衛星220は、各地域に対応するアンテナを用いて、センター装置400から送信される収集要求情報を受信し、各地域毎の収集要求情報を照射する。このようにして、準天頂衛星220は、センター装置400から送信される収集要求情報を中継する。
図8では、日本国の地域をN個の地域に分割し、各地域に対応するビームの収集要求情報を中継する例を示している。各地域では、地域に対応するビームの収集要求情報を受信することが可能となる。
【0019】
次に、センター装置400の動作について、図5と図9とを用いて説明する。
図9は、センター装置400の動作の一例を示すフローチャート図である。
図9(A)は、収集要求情報を生成して送信する収集要求情報送信処理の動作を示し、図9(B)は、送信した収集要求情報に対する応答情報を受信して所定のコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成処理の動作を示している。なお、収集要求情報送信処理とコンテンツ情報生成処理とは、センター装置400内で並行して実施することが可能であるものとする。収集要求情報送信処理が動作するタイミングとしては定期的に収集要求情報を生成する場合と、予め決められたタイミングで(例えば、渋滞情報のコンテンツ情報を生成する場合には、事故の発生をトリガーする。また、雨量情報のコンテンツ情報を生成する場合には、台風の影響を受ける範囲に入ったことをトリガーとして範囲に含まれる地区を対象に行う。)、収集要求情報を生成する。収集要求情報送信処理は,所定のタイミングで収集要求情報を送信する。動作の説明の前に、顧客情報記憶部427に記憶された内容の一例を図10を用いて説明する。
図10の顧客情報記憶部427には、顧客別に収集情報とコンテンツ情報に関する配信情報とが記憶されている。「顧客」の「一般」には、顧客からの依頼によってコンテンツ情報を生成するのではなく、センター装置400が独自に生成するコンテンツ情報のための収集情報と配信情報とを設定している。「収集情報」には「地区」、「収集日時」、「収集項目」、「収集条件」がある。また、「配信情報」には「地区」、「配信日時」、「配信項目」がある。収集要求情報送信処理では、「収集情報」の「地区」、「収集項目」、「収集条件」に基づいて収集要求情報を生成し、「収集日時」に基づいて収集要求情報を送信する。また、コンテンツ情報生成処理では、「配信情報」の「地区」、「配信日時」、「配信項目」に基づいてコンテンツ情報を生成し、「配信日時」、「配信項目」に基づいてコンテンツ情報の配信を行う。
【0020】
図9(A)の収集要求情報送信処理では、情報編集部416は、顧客情報記憶部427から「収集情報」の「収集日時」を確認して収集要求情報を作成するタイミングの到来しているものを選択する(S31)。例えば、本日の日付及び現在時刻と「収集日時」とを比較して「収集日時」が本日の日付と一致して、かつ、「収集日時」が現在時刻よりも後の時刻のものを選択する。また、「収集日時」に「24時間」と設定されているものや「17:00〜22:00」と時間帯の設定のあるものは、一度収集要求情報を作成したものを流用できるので、S31で選択する場合には、重複して選択しないような制御を行う。制御を行わない場合には、現在時刻が「収集日時」に設定されている時間帯に含まれるか含まれないか判定して、含まれる場合に選択する。
顧客情報記憶部427からの選択を終了すると、情報編集部416は「地区」に設定されている情報を地区情報に相当する地区識別子に変換する。さらに、「収集条件」に設定されている情報に基づいて収集する項目を示す項目情報と収集する場合の条件情報を生成する(S32)。図10のように「地区」に「地区A」のように予め「地区識別子」が設定されている場合は変換は不要である。「地区」に「緯度、経度」が設定されている場合には、図6に一例を示した対応関係記憶部422を参照して「緯度、経度」より対応する地区識別子に変換する。地区識別子及び項目情報、条件情報は、移動体装置300側で理解できるような形式に編集を行う。情報編集部416は、編集した地区識別子と項目情報と条件情報とを情報生成部417に出力する。
情報生成部417は、地区識別子と項目情報と条件情報とを入力して、これらの入力した情報に対して応答を要求するものであることを示す応答要求指示情報を付加する。項目情報と条件情報と応答要求指示情報とが要求内容情報122に相当する。要求内容情報を生成すると、ヘッダ情報を生成する(S33)。生成した要求内容情報と地区識別子とヘッダ情報とを収集要求情報として送信情報メモリ418に記憶する(S34)。
【0021】
図11は、送信情報メモリ418の一例を示した図である。図11の例では、上記したS31の処理で「収集日時」に時間帯が設定されている場合であって現在時刻が設定された時間帯に含まれている場合に収集要求情報を生成して、生成した収集要求情報を記憶するメモリの一例を示すものである。送信情報メモリ418は、管理情報と送信情報とから構成される。管理情報は、アドレスを特定するポインタと、送信する収集要求情報の送信順序を指定する送信順序情報とから構成される。ポインタは、次に読み出す送信情報のアドレス、および、次に書きこむ送信情報のアドレスを示す。ポインタの初期値は、送信情報の先頭のアドレスが設定される。送信情報は、ヘッダ情報と地区識別子と要求内容情報とからなる複数の収集要求情報から構成される。送信順序情報は、例えば事故が発生して早急に渋滞状況を確認する場合や、台風の接近によって雨量を早急に確認する場合などに使用する。つまり、送信順序情報には、早急に情報を収集したい地区の地区識別子を設定しておき、設定した地区識別子の収集要求情報を送信する優先順位を高くするためのものである。このため、特に所定の地区の情報を早急に確認する必要が無い場合には、送信順序情報の設定は行わない。送信順序情報の設定が無い場合は、次に読み出すポインタのアドレスから収集要求情報を取り出す。
また、収集要求情報を生成するタイミングが収集要求情報を送信するタイミングに比べて早い場合(例えば、送信を行う前日に収集要求情報を生成する場合)には、ヘッダ情報の前に送信のタイミングを示す送信タイミング情報を付加する。送信タイミング情報は、S31の処理で顧客情報記憶部427の「送信日時」を基に情報編集部416が生成する。生成された送信タイミング情報は情報生成部417に入力されて、ヘッダ情報や地区識別子や要求内容情報とともに送信情報メモリ418に記憶される。このとき、読み出しポインタは次に読み出すアドレスを指定するので、送信情報メモリ418には送信タイミング情報の示すタイミングの早い順に記憶されることが要求される。このように、送信情報メモリ418のファイル構成は、いろいろなファイル構成が考えられる。このため、図12に示した送信情報メモリ418のファイル構成は一例であり、図12に示した構成に限られるわけではない。
【0022】
情報送信部419は、送信情報メモリ418から収集要求情報を取り出し、図7の(A)に示す形式に収集要求情報を変換して、変換した収集要求情報100をアンテナ411を介して無線送信する。例えば、図11の「ヘッダ情報A,地区情報A,要求内容情報A」を図7のヘッダ領域110Aとデータ領域120Aに設定し、「ヘッダ情報B,地区情報B,要求内容情報B」を図7のヘッダ領域110Bとデータ領域120Bに設定し、「ヘッダ情報C,地区情報C,要求内容情報C」を図7のヘッダ領域110Cとデータ領域120Cに設定する。
【0023】
図7に示した収集要求情報100のデータフォーマットと異なるデータフォーマットの収集要求情報の例を図12に示す。図12(A)は、同一の地区識別子を有する要求情報を一つのフレーム内に有すると共に、移動体装置300に対して情報の通知のみを行うものを同じフレームに設定した例を示す。データ領域120Aには、一つの地区識別子121Aがあり、応答要求指示情報に続いて顧客別に要求情報が複数設定されている。顧客A用要求情報〜顧客D用要求情報は、一つの地区識別子121Aに対応するものである。続いて、通知のみを行うための情報が通知指示情報の後ろに「交通情報」、「気象情報」、「配置情報」の順に設定されている。この「交通情報」、「気象情報」、「配置情報」も、一つの地区識別子121Aに対応するものである。このように移動体装置300に対して応答を要求する要求情報と共に通知のみを行う通知情報を同一のフレーム内に設定することも可能である。
また、同一の地区に対する要求情報や、通知情報は、一つのフレーム内に設定してまとめることが可能である。
図12(B)は、同一の地区識別子を持つ要求情報を一つのフレームにまとめて設定した例である。
図12(C)は、一つの地区識別子に対応する地区に向けて通知情報を送信するための例である。データ領域120A〜120Xはそれぞれサイズが異なるが、このようにサイズの異なるフレームを図7(A)のようにそれぞれのフレームをつなげて収集要求情報100とすることができる。各フレームの長さは、各フレームの先頭に付与されているヘッダ領域110にそのフレームの長さが設定されている。このため、各フレームの長さは異なっていても構わない。
図12(A)や(B)のように同一の地区識別子に対応する要求情報を一つのフレームにまとめる場合には、送信情報メモリ418のファイル形式を先に説明した図11とは異なる形式にする必要がある。ここでは、具体的なファイル形式について説明は省略する。
【0024】
以上のように、センター装置400が生成する収集要求情報は、情報送信部419が送信する収集要求情報の1つフレームに同一の地区識別子について複数の要求情報を設定したり、異なる地区識別子それぞれについて要求情報を1つ或いは複数設定することが可能であることを特徴とする。また、1つのフレームに応答を要求することを目的とする要求情報と通知することを目的とする通知情報とをいっしょに設定できることを特徴とする。
【0025】
情報送信部419からは、1フレーム毎に無線送信が行われるため、1フレーム中に設定された1つ以上の地区識別子に対応する地区の移動体装置300には収集要求情報が同報送信される。従って、移動体装置300は同じタイミングで、つまり、他の移動体装置と同時に収集要求情報を受信出来る効果がある。この結果、センター装置400が移動体装置300から送信される応答情報に同時性を確保することが出来る効果がある。
【0026】
また、地区を指定して収集要求情報を送信するため、複数の移動体装置300に対して個々に収集要求情報を送信することと比較して、送信におけるトラフィックを解消できる効果がある。
【0027】
また、収集要求情報には条件情報を設定して条件を満足するものだけに応答を行うことを限定できるため、収集情報を絞り込むことができ、移動体装置300から送信される応答情報のトラフィックを解消できる効果がある。
【0028】
次に、応答情報を受信してコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成処理を説明する。
図9(B)がコンテンツ情報生成処理のフローチャートである。
図9において、通信部413は、ネットワーク230を介して移動体装置300から収集要求情報に対する応答情報を受信する(S36)。ここで、応答情報を受信するのは情報受信部412でもかまわない。通信部413は、携帯電話網であるネットワーク230を介して受信する。一方情報受信部412は、準天頂衛星220に中継された応答情報を無線によりアンテナ411を介して受信する。通信部413は、受信した応答情報を情報収集部414に出力し、情報収集部414は応答情報を収集情報メモリ415に記憶する(S37)。ここで、応答情報のフォーマットの一例と、収集情報メモリ415に記憶する応答情報の形式の一例を説明する。
図13は、応答情報のフォーマットの一例を示す図である。図13(A)において、応答情報130は、ヘッダ情報131と、応答情報の送信元である移動体装置が応答情報を送信した位置を確認できる位置確認情報としての地区識別子133と、センター装置400が必要とする移動体装置300側の収集情報134とを有する。位置確認情報は、移動体装置の位置を示す位置情報でもかまわない。収集情報134の詳細を図13(B)に示す。図13(B)によると、収集情報134は、移動体装置300が収集した情報が何であるかを示す収集項目情報134Aと、収集した値である収集値情報134Bと、送信元の移動体装置300を特定する送信者情報134Cと、移動体装置300の位置を示す送信者位置情報134Dと、送信の開始日時を示す送信日時情報134Eとを有する。送信者位置情報134Dは、地区識別子133に設定された位置確認情報が地区識別子であるときに設定が行われ、地区識別子133に設定された位置確認情報が送信元の位置情報であるときは設定が行われないものとする。また、生成するコンテンツ情報の種類や内容によって必要となる情報が異なるので,応答情報が有する情報は図13に示す限りではない。
【0029】
図14は、収集情報メモリ415が記憶する応答情報の一例を示す図である。図14において、収集情報メモリ415には地区別の収集日時別に「収集項目」、「収集地」、「送信者」、「送信者位置」とが記憶される。応答情報の有する情報との対応は、「地区」には地区識別子133に設定された位置判定情報によって判定される地区識別子が記憶される。地区識別子133に設定された地区識別子がそのまま設定される場合と、地区識別子133に設定された送信元の位置情報を元にして対応関係記憶部422を参照して決定した地区識別子を設定する場合とがある。「収集日時」は、送信日時情報134Eを設定する。「収集項目」には収集項目情報134Aを設定する。「収集値」には、収集値情報134Bを設定する。「送信者」には、送信者情報134Cを設定する。「送信者位置」には、送信者位置情報134Dを設定する場合と、地区識別子133に設定されている情報を設定する場合とがある。収集情報メモリ415は、コンテンツ情報を収集するときに使用する情報を記憶するものであるため、コンテンツ情報の生成を容易に行うことができるようなフォーマットにすることが望ましい。図14に一例を示した収集情報メモリ415のフォーマットはこの限りではない。
【0030】
S38では、情報加工部421は、顧客情報記憶部427を参照して、生成するコンテンツ情報の種類を決定し、決定した種類のコンテンツ情報を生成するために必要な元情報を収集情報メモリ415より取得する。例えば、コンテンツ情報の種類が渋滞状況を示すものである場合には、図14より「収集項目」が「速度」である収集値を元情報として取得する。また、コンテンツ情報は、地区別に生成するため、顧客情報記憶部427よりどの地区についてコンテンツ情報を生成するのかを判断する情報も取得する。図10の顧客情報記憶部427には「配信情報」があり、この配信情報がコンテンツ情報を生成する場合に必要となる情報である。コンテンツ情報の種類は、「配信項目」を参照して決定できる。
また、コンテンツ情報を生成する地区の判定については「地区」を参照して決定できる。
また、コンテンツ情報の種類としては、他には雨量状況がある。雨量状況のコンテンツ情報を生成する場合には、収集情報メモリ415より「収集項目」が「ワイパー」である収集値を取得する。「ワイパー」は、車輌のワイパーの動作状況を示す値であり、その値が「強」である場合には、単位時間あたりの降水量が多いことが考えられる。例えば、「強」である場合は、降水量を50mm/時間と設定してコンテンツ情報を加工する。以上がコンテンツ情報の加工処理S38の処理である。情報加工部421は、加工したコンテンツ情報を加工情報メモリ423に記憶する(S39)。加工情報メモリ423に記憶される情報のフォーマットの一例を図15に示す。図15において、加工情報メモリ423にはコンテンツ情報の種類である「提供情報項目」別の「地区」別の「日時」別にコンテンツ情報が「詳細提供情報」に記憶されている。加工情報メモリ423に記憶する情報の内容は、顧客が必要とするコンテンツ情報の内容によって異なる。また、センター装置400が独自に提供するコンテンツ情報の内容によっても異なる。また、センター装置400が情報利用側240へどのように提供をするかによっても異なる。このため、図15に一例を示した加工情報メモリ423の内容はこの限りではない。
出力部424は、所定のタイミングで加工情報メモリ423からコンテンツ情報を取り出してネットワーク231を介して情報利用側240へコンテンツ情報を提供する(S40)。このとき出力部424は顧客情報記憶部427を参照して、どのコンテンツ情報をどの顧客がどのタイミングで必要としているのかを確認し、顧客別に必要とするタイミングに合わせて自動的にコンテンツ情報を顧客へ提供する。あるいは、顧客からのコンテンツ情報の提供を要求する情報が入力された場合に(入力は入力部426が行うものとする)、要求されているコンテンツ情報を加工情報メモリ423より取り出して提供を行っても構わない。また、加工情報メモリ423をインターネットからアクセス可能な環境へデータベースとして提供し、インターネットに接続できる環境であればいつでもどこからでもコンテンツ情報のアクセスができるようにしても構わない。
また、通信部413が加工情報メモリ423よりコンテンツ情報を取得して取得したコンテンツ情報をネットワーク230を介して移動体装置300へ提供しても構わない。この時、コンテンツ情報を送信する移動体装置300を識別する宛先は、例えば、収集情報メモリ415に記憶されている応答情報の「送信者」を用いる。
また、情報送信部419あるいは情報編集部416が加工情報メモリ423を参照してコンテンツ情報を取得し、収集要求情報を送信するタイミングで通知情報としてアンテナ411を介して情報送信部419からコンテンツ情報を無線送信しても構わない。情報送信部419から送信すると、対象とする地区の移動体装置300をそれぞれ1つずつ指定することなく同報送信することができる。
【0031】
センター装置400が移動体装置300より受信する応答情報は、同時性が確保されている。このため、生成するコンテンツ情報は、同時性の高いコンテンツ情報となる。従来は移動体装置からの応答は、移動体装置毎にバラバラに送信されていたので、同時性が低く、これらの同時性の低い応答情報を用いて生成するコンテンツ情報は同時性の低いコンテンツ情報となっていた。しかし、この実施の形態のセンター装置を用いることによって、従来のものに比べて同時性の高いコンテンツ情報を生成することが可能となる効果がある。
また、コンテンツ情報を提供する利用者側よりコンテンツ情報を生成するために必要となる情報を指示する顧客情報を入力するので、提供するコンテンツ情報を真に顧客が希望するものにすることができる。また、顧客用のコンテンツ情報を提供できるので、顧客別に質の高いサービスを提供できる。
【0032】
実施の形態2.
実施の形態2では、移動体装置300について説明を行う。
図16は、移動体装置300の構成の一例を表した図である。
アンテナ311は、移動体装置300の外部に設置され、GPS衛星210から照射されるGPS信号を受信する。
GPS信号受信部312は、アンテナ311が受信したGPS信号を入力する。
位置測位部313は、GPS信号受信部312が受信したGPS信号を用いて、移動体装置300の位置を特定する位置情報を算出する。位置情報の算出については、ここでは詳細な説明は省略する。また、位置情報の算出にあたっては、精度の高い位置情報を取得するために、補正信号を用いるが、この点に関しても説明を省略する。なお、GPS信号及び補正信号を、準天頂衛星220を介して受信することによって、位置情報の精度を向上させることができる。
【0033】
アンテナ321は、移動体装置300の外部に設置され、センター装置400が無線送信して準天頂衛星220が中継する収集要求情報を受信する。
無線受信部322は、アンテナ321が受信した収集要求情報を入力する。
情報選択部323(地区比較部の一例)は、無線受信部322が受信した収集要求情報を受信し、収集要求情報の有する地区識別子を用いて情報を選択するとともに、応答要求指示情報と通知指示情報とのいずれが収集要求情報に含まれているかによって情報を選択する。
出力部324は、情報選択部323が選択した情報が、移動体装置300の利用者への表示を必要とする場合に、その情報を表示装置325へ出力する。
地図情報記憶部350は、カーナビゲーションシステムで使用しているような地図情報を記憶する。地図情報上に情報選択部323が選択した情報をマッピングして表示する必要がある場合には、出力部324は地図情報記憶部350よりマッピングする地図情報を取得して、取得した地図情報に情報選択部323が選択した情報をマッピングして表示装置325へ出力する。
【0034】
表示装置325(表示部の一例)は、出力部324が出力した情報を表示する装置である。表示装置325の一例として、モニタ、液晶画面等、情報(静止画、動画、テキスト情報、イメージ情報等)を表示できる装置であればよい。
対応関係記憶部326は、図5のセンター装置400の備える対応関係記憶部422と同じである。
【0035】
地区判定部327は、緯度と経度とを含む位置情報を位置測位部313より入力し、入力した位置情報に対応する地区識別子を、対応関係記憶部326を用いて判定する。
センサー装置344は、移動体装置300の外部に設置され、速度センサー345によって例えば移動体装置300を搭載している車両の速度を検出したり、ワイパーセンサー346によって車両のワイパーの動作状態を検出したり、ライトセンサー347によって車両のライトの光度を検出する。センサーの種類は移動体装置300を搭載しているものによって異なる。また、別のセンサーが備えられることもある。
検出装置340(検出部の一例)は、センサー装置344からセンサー値を入力する。センサー値の入力は一定の周期で繰り返し行うものとする。速度検出器341は、速度センサー345から速度のセンサー値を入力する。ワイパー検出器342は、ワイパーセンサー346からワイパーのセンサー値を入力する。ライト検出器343は、ライトセンサー347からライトのセンサー値を入力する。
入力部328は、条件判定部351からの指示を受けて、検出装置340から指示されたセンサー値を入力して条件判定部351に出力する。
条件判定部351は、情報選択部323で応答要求指示情報が収集要求情報に含まれているとき、収集要求情報の要求内容情報に含まれている項目情報についてセンサー値を検出装置340より入力することを入力部328に指示する。入力部328よりセンサー値が出力されるとそれを入力して、応答情報生成部352に出力する。この時、条件情報が要求内容情報に設定されいると、入力したセンサー値と条件情報に設定されている条件とを比較して、センサー値が条件を満足する場合だけセンサー値を応答情報生成部352に出力する。
応答情報生成部352は、センサー値を用いて応答情報を生成して、応答情報を通信部353へ出力する。ここでは生成する応答情報として図13の応答情報130を生成する。センター装置400で生成するコンテンツ情報の種類や内容によって、応答情報の内容は決められるものとする。
入力装置329(項目応答部の一例)は、ユーザが情報を入力するための装置であり、例えば、キーボード、テンキー等のキー、マウス等、ユーザが入力する情報を入力部328へ伝達できる装置であればよい。
通信部353は、応答情報をネットワーク230を介して送信する。さらに、コンテンツ情報をセンター装置よりネットワーク230を介して入力する。
応答信号送信部354は、応答情報を応答情報生成部352より入力して、アンテナ321を介して無線送信する。
【0036】
次に、動作について説明する。
まず、移動体装置300の動作を、図16と図17とを用いて説明する。
図17は、移動体装置300の動作の一例を示すフローチャート図である。
移動体装置300は、電源(図16には示していない)がONになると、無線受信部322は、準天頂衛星220から照射される収集要求情報を受信することを開始する(図17には示していない)。また、自己の位置の測位を開始する。すなわち、GPS信号受信部312は、アンテナ311を介してGPS衛星210からGPS信号を受信する(S11)。位置測位部313は、GPS信号受信部312が受信したGPS信号を用いて測位し、自己の位置情報を取得する(S12)。ここでは、測位の詳細な説明は省略する。
位置測位部313は、取得した位置情報を地区判定部327へ出力する(S13)。
【0037】
地区判定部327は、入力した位置情報を用いて位置情報が含まれる地区識別子を対応関係記憶部326を参照して取得する(S14)。位置情報は緯度情報と経度情報とを有しているため、緯度情報と経度情報とを用いて対応関係記憶部326から地区識別子を取得できる。取得した地区識別子を情報選択部323へ出力する。アンテナ321を介して無線受信部322により受信された収集要求情報が情報選択部323へ出力される。情報選択部323は、周期的に収集要求情報の受信を確認する(S15)。情報選択部323は、収集要求情報の地区識別子と地区判定部327から入力した地区識別子とが一致するかしないかを判定する(S16)。一致しない場合は、その収集要求情報を破棄する。一致する場合は、さらに、収集要求情報に応答要求指示情報と通知指示情報とのどちらが設定されているか確認する(S17)。応答要求指示情報が設定されている場合は、応答情報の生成処理を行う。通知指示情報が設定されている場合には、通知情報を表示する処理を行う。両方が設定されている場合には、通知を行うS22〜の処理へ分岐し、応答が要求されている情報はS18〜の処理へ分岐して、2つの処理を並行して行う。
応答情報を生成する処理では、まず始めに、条件判定部351が情報選択部323より収集要求情報を入力する。収集要求情報に含まれている項目情報の示す項目のセンサー値を入力部328に対して入力するよう指示を行う。入力部328は指示された項目に該当する検出器よりセンサー値を取得し、取得したセンサー値を条件判定部351へ出力する。例えば、項目情報が「速度」である場合は、入力部328は速度検出器341より速度センサー値を入力して条件判定部351へ渡す(S18)。さらに条件判定部351は、収集要求情報に条件情報が設定されている場合には取得したセンサー値が条件を満足するかしないかを判定する(S19)。例えば、条件情報に「速度<20km」と設定されている場合には、取得した速度センサー値が20kmである場合は条件を満足しないので処理を終了する。20kmよりもセンサー値が小さい場合には、条件判定部351は収集要求情報とセンサー値とを応答情報生成部352に対して出力する。応答情報生成部352は入力したセンサー値と収集要求情報を用いて応答情報を生成する(S20)。応答情報のフォーマットは、例えば、図13に示すフォーマットであると説明をした。図13のフォーマットの応答情報を作成する場合には、応答情報生成部352は地区識別子133に収集要求情報の地区識別子を設定する。また、収集項目情報134Aには収集要求情報の収集項目を設定する。収集値情報134Bには取得したセンサー値を設定する。送信者情報134Cには予め移動体装置300に固有の情報が割当てられてメモリに格納されている移動体装置300を識別するための情報を設定する。送信者位置情報134Dには、位置測位部313によって測位された位置情報を設定する。或いは、地区識別子133に地区識別子を設定すれば、送信者位置情報134Dには情報を設定しなくても構わない。送信日時情報134Eには、応答情報を生成した日時、あるいはセンサー値を検出した日時を設定する。応答情報生成部352は、生成した応答情報を通信部353へ出力し、通信部353は入力した応答情報をネットワーク230を介してセンター装置400へ送信する(S21)。応答情報は、通信部353から送信する他に応答信号送信部354(通信部の一例)からアンテナ321を介して無線送信を行っても構わない。
【0038】
通知指示であった場合の処理を説明する。情報選択部323はS17で通知指示であった場合、収集要求情報を出力部324へ出力する。出力部324は通知指示情報に続けて設定されている情報を表示装置325より表示する。このとき、通知された情報に地図情報をマッピングする場合には、地図情報記憶部350より地図情報を入力して地図情報と通知情報とをマッピングする(S22)。
出力部324は、地図情報にマッピングした通知情報を表示装置325に表示する(S23)。
【0039】
S18では、条件判定部351は入力部328を介してセンサー値を検出装置340より取得していた。しかし、センサー値を収集する他に移動体装置300を利用する利用者の作業状況を収集する場合や、タクシーが移動体装置300を搭載している場合などにタクシーの空車状況等を収集情報として収集する場合がある。このような場合には、表示装置325より利用者に対して収集したい情報の入力を促すメッセージを表示し、入力装置329から利用者が所定の情報を入力することを待ち、所定の情報を入力された入力装置329が入力情報を条件判定部351へ出力する。例えば、宅配便のトラックが移動体装置300を搭載している場合に作業状況を収集する要求情報であると表示装置325から運転者に対して作業情報の入力を促すメッセージが表示される。運転者は、現在の作業を入力装置329より入力する。入力された作業状況は、条件判定部351へ入力されて応答情報生成部352へ出力される。収集値情報に入力装置329より入力された入力情報が設定されて応答情報が生成され、通信部353あるいは応答信号送信部354よりセンター装置400へ応答情報が送信される。
【0040】
通信部353が通知を目的とする情報をネットワーク230を介して受信した場合は、S22からの処理を行う。
【0041】
移動体装置300は、上記したように動作する。本システムでは収集情報を増やすために、移動体装置300は全車両に搭載されていることが望ましいが、例えば交通流のモニタには、搭載率がある程度であれば十分にその機能を満足することを、以下に図18を用いて説明を行う。
【0042】
移動体装置300からセンター装置400へ応答情報を送信する場合の応答率について図18を用いて説明する。
図18は、移動体装置の車両への搭載率と収集間隔に対する、交通流のモニタ度合い(リンク旅行推定時間)の関係を示したグラフ例を示す図である。
図18では、縦軸にリンク速度推定誤差率(以下、誤差率と称する)を示し、横軸にプローブカー率を示し、通信周期を5分おきと1分おきとの2つについて比較できるように図示している。プローブカー率とは、所定の地区、例えば地区Aにある全車両のうち移動体装置300を搭載している車両の率を示している。グラフ上左から右へ搭載率が高くなっている。誤差率は、移動体装置300からセンター装置400へ応答情報が到着しない誤差率を示している。グラフ上、上から下へ誤差率が低くなっている。つまり、下へ向かって到着率が高くなる。図18によるとプローブカー率が10%である時、通信周期が5分の場合の誤差率は約25%であり、通信周期が1分の場合の誤差率は約20%である。これは、プローブカー率が10%である時、通信周期が5分の場合の到着率は約75%(100%−25%)であり、通信周期が1分の場合の到着率は約80%(100%−20%)であることを示す。プローブカー率が100%である時、通信周期が5分の場合の到着率は約80%であり、通信周期が1分の場合の到着率は約90%である。例えば、センター装置400でコンテンツ情報として渋滞情報を生成するとすると、調査する地区の10%の車両に移動体装置300が搭載されていると通信周期を1分とすると、75%〜80%の率で応答情報を収集できる。従って、この応答情報に基づいて作成されたコンテンツ情報は信頼性の高い渋滞情報であると考えられる。さらに、調査する地区の100%の車両に移動体装置300が搭載されていると通信周期を1分とすると、80%〜90%の率で応答情報を収集できる。従って、この応答情報に基づいて作成されたコンテンツ情報はさらに信頼性の高い渋滞情報であると考えられる。
【0043】
次に、センター装置400から移動体装置300へコンテンツ情報が通知され、移動体装置300が受信したコンテンツ情報を表示装置325へ表示する例を説明する。
図19は、コンテンツ情報を表示装置に表示した例を示す図であり、(A)は渋滞を示す交通情報のコンテンツ情報を表示した例、(B)は雨量を示す気象情報のコンテンツ情報を表示した例、(C)は警備員等の配置情報のコンテンツ情報を示した例である。センター装置400では移動体装置300より同時性をある応答情報を受信できるので、同時性のある応答情報を元に作成されたコンテンツ情報は、信頼性が高いと考えられる。また、移動体装置300は収集要求情報を受信して直ちに応答情報を返し、センター装置400は応答情報を受信すると直ちにコンテンツ情報を生成し、移動体装置300へ直ちに生成したコンテンツ情報を配信する。このため、移動体装置300はリアルタイム性の高いコンテンツ情報を取得でき、今現在の状態に近いコンテンツ情報を確認できる効果がある。
また、移動体装置300の位置を準天頂衛星を使用して測位しているため、測位精度が高く、例えば図19(A)の交通情報の表示では、5kmと3kmの渋滞の分かれ目を詳細に確認できる。図19(A)によると、十字路を直進する道路と左折して直進する道路に合流する道路とはそれぞれ3kmの渋滞であり、合流した後の直進道路は5kmの渋滞となっている。また、図19(B)の例では50mm/時間の雨量の地域と10mm/時間の雨量の地域との分かれ目を詳細に確認できる。また、図19(C)の例では、警備員が10以上配置されている地点と、5人以下の配置点とを詳細に確認できる。
【0044】
以上のように、実施の形態2では、移動体装置300は、地区情報を有する収集要求情報をセンター装置400より受信して、自己の位置が上記地区情報の示す地区に含まれている場合に、要求されている収集情報を取得して、取得した収集情報を応答情報に含めてセンター装置400へ送信する。このように、収集要求情報が地区情報を有しているため、個々の移動体装置を指定する情報が収集要求情報に含まれていなくても、移動体装置300は処理すべき収集要求情報であるか否かを判断できる。
また、収集情報に対して条件情報が設定されているため、条件を満足する場合に応答を行うので、不要な応答を行うことを避けることができ、トラフィックの発生を防止できる。また、通信料金を抑えられる。
また、移動体装置300は、準天頂衛星からの情報を元に自己の位置を測位している。このため、例えば、移動体装置を搭載する車両が主要な幹線道路ではなく地元以外の人が知らないような裏道を走行していても、自己の位置を正確にセンター装置へ応答できる。また、山道やビル陰等の電波の届きにくい位置に移動体装置があっても、自己の位置を測位してセンター装置へ応答できる。また、応答はネットワークを介しても準天頂衛星を介しても送信できるため、いずれかの通信状態が悪い場合、または、一方が通信不可になった場合にはもう一方の通信手段によって応答できる。
また、センター装置が作成した同時性の高い、かつ、リアルタイム性の高いコンテンツ情報を受信して表示するので、表示されたコンテンツ情報を用いて、例えば、渋滞の回避を行ったり、人員の配置位置の変更を行ったり、雨降りに対する対処を行ったり、コンテンツ情報を利用した対応の結果について高い効果を望むことができる。
また、コンテンツ情報は、ネットワークを介して、或いは、準天頂衛星を介して受信できるので、いずれかの通信手段が使用不可になった場合であっても、他方の通信手段を利用して受信できる。
また、収集を要求されている情報を手入力や画面タッチ入力やペン入力等の入力動作によって入力できるので、機械的に取得できない情報の収集を要求されている場合であっても、対応できる。また、機械的に情報を収集する手段が使用できなくなった場合には、自動入力に代って入力動作によって対処できる。
【0045】
実施の形態3.
センター装置400が送信する収集要求情報の送信タイミングについて説明する。
図20は、収集要求情報のフォーマットの一例を示す図である。図20のように、収集要求情報は、地区別に生成され、センター装置400から送信するときは、異なる地区の収集要求情報を1つのフレームに混在して送信する。また、1つのフレーム中には、同一の地区であって、収集を要求する情報が異なる収集要求情報が混在してもかまわない。また、1つのフレーム中には、収集を要求する情報が同じであって、地区が異なる収集要求情報が混在してもかまわない。
また、同一の地区であって、収集を要求する情報が異なる場合には、図12のように1つの地区に対して複数の要求内容情報を付加したフォーマットでもかまわない。
また、図12のように、応答を要求する情報と通知を行う情報とが1フレーム中に混在してもかまわない。
センター装置400の情報送信部419は、1フレームに含まれた収集要求情報を同報送信する。
【0046】
図21は、周期的に収集要求情報を送信する例と、多チャンネルで収集要求情報を送信する例を示す図である。
始めに、周期的に収集要求情報を送信する具体例を説明する。
例えば、カーライフサポート(カーライフサポートの一例として、運転者の安全を情報の入力によって通知するものがある)のように、移動体装置300を搭載している車両からの応答が必要となるものには、収集要求情報を周期的に繰り返し送信して、確実に応答をもらう。一方、渋滞情報のように同時性が有効なもので、応答は全体の数%でよいといったものについては、周期的に送信するのではなく一回の送信でかまわない。
次に、多チャネルで収集要求情報を送信する具体例を説明する。
目的別(例えば、交通渋滞のコンテンツ情報を作成することを目的にする収集要求情報と、気象情報のコンテンツ情報を作成することを目的にする収集要求情報とがあった場合)に別々の周波数を割り当てて送信する。目的が異なる場合にはフレームをかえても対応できる。
センター装置400の情報送信部419は、多チャンネルで送信する場合であっても、複数の通信手段を有して、各チャネルごとに同じタイミングで送信する(同報)ことを可能にする構成であるものとする。或いは、複数の通信手段を有することができない場合には、チャネル別にタイミングをずらして送信する。
【0047】
また、図21に示す地区識別子は、大、中、小の階層を有している。例えば、「A地区」が「ア地区、イ地区、ウ地区」により構成され、上記「ア地区」が「た地区、ち地区、つ地区」に構成されているような、地区を階層で管理している場合に使用する。地区識別子を階層化することによって、情報を収集する地区が「ア地区、イ地区、ウ地区」であるとき、「ア地区、イ地区、ウ地区」をそれぞれ別々に設定することなく、「A地区」と1つ設定すればよい。
【0048】
以上のように、この実施の形態では、目的にあわせて収集要求情報を周期的に送信したり、或いは、目的別に周波数を割り当てて送信する。このため、目的にあった応答情報の通知が行われる。
また、地区情報が複数であっても、それぞれの地区情報の収集要求情報は、同報で送信されるので、応答情報に同時性を確保できる。
また、地区情報が1つであって、1つの地区情報に対して収集要求情報が複数(この場合の収集要求情報はそれぞれ異なるものとする)設定されていても、収集要求情報は同報によって送信されるので、応答情報に同時性を確保できる。このため、異なる収集要求情報に何らかの関係があると考えられる場合には、それぞれの収集要求情報に対する応答情報を比較して、その関係を確かめることができる。例えば、渋滞と雨量とに何らかの関係が考えられるような場合には、渋滞情報と雨量情報とを比較して両者の関係を確認できる。
【0049】
実施の形態4.
この実施の形態では、認証手段を移動体装置300に備える場合を説明する。
例えば、複数の異なるタクシー会社の所有するタクシーにそれぞれ移動体装置300が搭載されている環境を想定する。このような環境において、センター装置400から空車情報を収集することを目的とする収集要求情報を送信するが、すべてのタクシー会社のタクシーを対象にするのではなく、例えば、A,B,C,D会社のうちA会社とB会社との有するタクシーを対象にしたい場合があるとする。この場合、タクシー会社を区別する手段を設けていないと、C会社とD会社のタクシーが収集要求情報を受信して処理をおこなってしまう。そのため、移動体装置300に認証手段を設けて、センター装置400は収集要求情報に会社を判断する電子署名を付加する。移動体装置300は、受信した収集要求情報の電子署名を検証する。署名検証が失敗した場合には、その収集要求情報は破棄する。署名検証が成功した場合に、その収集要求情報を処理する。
【0050】
実施の形態5.
上記した実施の形態では、図6に示したように緯度情報と経度情報とに対応させて地区識別子を設定していた。しかし、例えば、東名高速道路全体の交通情報(全体でなくても、複数の地区をまたがる範囲であればよい)のコンテンツ情報を生成するような場合では、情報を収集する地区を緯度情報と経度情報とからでは判断できない。そこで、例えば、高速道路を所定の距離毎に区切り複数の区切り点によって高速道路が構成されているように考える。そして、複数の区切り点毎に緯度情報と経度情報とを対応させる。さらに、高速道路を識別する高速道路識別子を設定して、高速道路識別子によって特定される高速道路を構成する区切り点の緯度情報と経度情報とを高速道路識別子にリンクさせる。この高速道路識別子は地区識別子に相当するもとして、収集要求情報の地区情報に設定できる。
【0051】
実施の形態6.
この実施の形態では、情報加工部421について説明する。
生成するコンテンツ情報の種類が渋滞情報である場合に応答情報として送信される情報は、少なくとも速度値と応答情報を生成した位置を示す位置情報である。位置情報は、応答情報を送信してきた車両が道路を走行中であるのか、停止しているのかを判定する場合に使用する。例えば、速度値が0km/時間であると、渋滞で車両が止まっているのか、或いは、真に停止をしているのか速度値だけでは判断ができない。位置情報の示す位置が道路であるのか、駐車場であるのか、路肩であるのかを、位置情報を用いて地図情報記憶部から判定する。この判定結果によって、応答情報を送信してきた車両が道路を走行中であるのか、停止しているのかを判定することが可能となる。そして、真に停止している車両は、渋滞情報のコンテンツ情報を生成する元情報から除く。
【0052】
以上の実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。これらのプログラムは、例えば、C言語により作成することができる。
また、実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、ROM(Read Only Memory)に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上記各実施の形態を実施させるプログラムは、記録媒体に記録される。記録媒体は、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いても構わない。
上記プログラムは、コンピュータにロードされ、プロセッサの制御に基づいて実行される。
また、地区情報を送る手段として準天頂衛星を用いた場合について説明したが、本発明では、放送手段として地上波ディジタル放送、あるいは、静止衛星など、他の手段であってもよい。
【0053】
【発明の効果】
地区を指定して収集要求情報を送信するため、複数の移動体装置に対して個々に収集要求情報を送信することと比較して、送信におけるトラフィックを解消できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の情報収集システム全体のイメージを表した図。
【図2】実施の形態1の情報収集システムの構成の一例を表した図。
【図3】今後計画されている準天頂衛星に関する技術を示す図。
【図4】今後計画されている準天頂衛星に関する技術を示す図。
【図5】センター装置400の構成の一例を表した図。
【図6】対応関係記憶部の一例を表す図。
【図7】センター装置400から送信される収集要求情報の一例を表した図。
【図8】センター装置400から送信されて準天頂衛星が中継して同報する収集要求情報の一例を示した図。
【図9】実施の形態1のセンター装置400の動作の一例を示すフローチャート図。
【図10】顧客情報記憶部427の一例を表す図。
【図11】送信情報メモリ418の一例を示した図。
【図12】収集要求情報の一例を示した図。
【図13】応答情報の一例を示した図。
【図14】収集情報メモリ415の一例を表す図。
【図15】加工情報メモリ423の一例を表す図。
【図16】移動体装置300の構成の一例を表した図。
【図17】移動体装置300の動作の一例を示すフローチャート図。
【図18】移動体装置の車両への搭載率と収集間隔に対する、交通流のモニタ度合い(リンク旅行推定時間)の関係を示したグラフ例を示す図である。
【図19】移動体装置300の表示装置325に表示される情報の一例を表した図。
【図20】センター装置400から送信される収集要求情報の一例を示した図。
【図21】センター装置400から送信される収集要求情報の一例を示した図。
【符号の説明】
100 収集要求情報、110 ヘッダ領域、110A ヘッダ領域、120データ領域、120A データ領域、121 地区識別子、121A 地区識別子、122 要求内容情報、122A 要求内容情報、130 応答情報、131 ヘッダ情報、132 データ部、133 地区識別子、134 収集情報、134A 収集項目情報、134B 収集値情報、134C 送信者情報、134D 送信者位置情報、134E 送信日時情報、210 GPS衛星、220 準天頂衛星、230,231 ネットワーク、240 情報利用側、240A 情報提供端末、240B 情報提供端末、240N 情報提供端末、300移動体装置、311 アンテナ、312 GPS信号受信部、313 位置測位部、321 アンテナ、322 無線受信部、323 情報選択部、324 出力部、325 表示装置、326 対応関係記憶部、327 地区判定部、328 入力部、329 入力装置、340 検出装置、341 速度検出器、342 ワイパー検出器、343 ライト検出器、344 センサー装置、345速度センサー、346 ワイパーセンサー、347 ライトセンサー、350地図情報記憶部、351 条件判定部、352 応答情報生成部、353 通信部、354 応答信号送信部、400 センター装置、411 アンテナ、412 情報受信部、413 通信部、414 情報収集部、415 収集情報メモリ、416 情報編集部、417 情報生成部、418 送信情報メモリ、419 情報送信部、421 情報加工部、422 対応関係記憶部、423 加工情報メモリ、424 出力部、425 地図情報記憶部、426 入力部、427 顧客情報記憶部。

Claims (17)

  1. コンテンツ情報を生成するための元情報を収集して、収集した元情報を用いてコンテンツ情報を生成するセンター装置において、
    上記元情報を収集するための要求情報と上記元情報を収集する対象地区を示す地区情報とを含む収集要求情報を生成する収集要求情報生成部と、
    上記収集要求情報生成部により生成された収集要求情報を上記対象地区を含む所定の地区へ無線送信する無線送信部と、
    上記無線送信部から送信された収集要求情報に対して元情報を含む応答情報を受信する通信部と、
    上記通信部により受信した上記応答情報の元情報を用いて上記コンテンツ情報を生成して、生成したコンテンツ情報を上記地区情報が示す対象地区のコンテンツ情報として記憶するコンテンツ情報生成部と
    を備えたことを特徴とするセンター装置。
  2. 上記要求情報は、上記元情報の項目を示す項目情報と元情報を収集する場合の条件情報とを有し、
    上記通信部は、上記条件情報を満足する応答情報を受信することを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  3. 上記無線送信部は、上記地区情報がそれぞれ異なり上記要求情報がそれぞれ同一である複数の上記収集要求情報を同報送信することを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  4. 上記無線送信部は、上記地区情報がそれぞれ同一であり上記要求情報がそれぞれ異なる複数の上記収集要求情報を同報送信することを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  5. 上記無線送信部は、複数の上記収集要求情報に対してそれぞれ異なるチャネルを割り当てて、上記複数の収集要求情報を同報送信することを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  6. 上記無線送信部は、上記コンテンツ情報生成部により生成された上記コンテンツ情報を上記収集要求情報とともに同報送信することを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  7. 上記応答情報は、応答情報の発信者を識別する発信元情報を含み、
    上記通信部は、上記コンテンツ情報生成部により生成された上記コンテンツ情報を上記発信元情報により識別される発信者へ送信する
    ことを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  8. 上記センター装置は、上記コンテンツ情報の種類を示すコンテンツ種類情報とコンテンツ情報を生成する地区を示すコンテンツ地区情報とを入力する入力部を備え、
    上記収集要求情報生成部は、上記入力部により入力されたコンテンツ種類情報に基づいて上記項目情報と上記条件情報を生成し、上記コンテンツ地区情報に基づいて上記地区情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載のセンター装置。
  9. 上記センター装置は、上記コンテンツ情報生成部により生成されたコンテンツ情報を上記所定のネットワークとは別のネットワークを介して提供するコンテンツ提供部を備えたことを特徴とする請求項1記載のセンター装置。
  10. 以下の要素を備えることを特徴とする移動体装置
    (a)所定の地区を示す地区情報と収集する情報の項目を示す項目情報とを少なくとも有する収集要求情報を無線受信する無線受信部、
    (b)自己の位置を測位して位置情報を求める位置測位部、
    (c)上記位置測位部により求められた位置情報を含む地区を判定して地区判定情報を出力する地区判定部、
    (d)上記地区判定部により出力された地区判定情報と上記無線受信部により受信された収集要求情報の地区情報とを比較して一致するか一致しないかのいずれか一方の結果情報を通知する地区比較部、
    (e)外部より所定のセンサー値を検出する検出部、
    (f)上記地区比較部により通知された結果情報が一致することを示す場合に、上記検出部により検出された所定のセンサー値から上記収集要求情報の項目情報の示す項目のセンサー値を入力する入力部、
    (g)上記入力部により入力されたセンサー値を有する応答情報を生成する応答情報生成部、
    (h)上記応答情報生成部により生成された応答情報を所定のネットワークと無線とのいずれか一方によって送信する通信部。
  11. 上記応答情報生成部は、上記要求情報を生成した位置を判定するため、上記位置情報と上記地区情報のいずれか一方を上記応答情報に含めることを特徴とする請求項10記載の移動体装置。
  12. 上記収集要求情報は、収集する情報の条件を示す条件情報を有し、
    上記移動体装置は、上記入力部により入力されたセンサー値と上記条件情報とを比較して、条件を満足する場合に上記センサー値を上記応答情報生成部に出力する条件判定部を備え、
    上記応答情報生成部は、上記条件判定部により上記センサー値が出力された場合に上記応答情報を生成する
    ことを特徴とする請求項10記載の移動体装置。
  13. 上記無線受信部は、所定のコンテンツ情報と上記コンテンツ情報に対応する地区情報とを無線受信し、
    上記地区比較部は、上記地区判定部により出力された地区判定情報と上記無線受信部により受信された上記コンテンツ情報に対応する地区情報とを比較して一致するか一致しないかのいずれか一方の結果情報を通知し、
    上記移動体装置は、上記地区比較部より結果情報を受け取り、上記結果情報が上記一致することを示している場合は、上記コンテンツ情報を入力して表示する表示部を備えた
    ことを特徴とする請求項10記載の移動体装置。
  14. 上記通信部は、所定のコンテンツ情報と上記コンテンツ情報を上記所定のネットワークを介して受信し、
    上記移動体装置は、上記コンテンツ情報を入力して表示する表示部を備えた
    ことを特徴とする請求項10記載の移動体装置。
  15. 上記移動体装置は、上記収集要求情報の項目情報の示す項目に対する項目応答情報を入力する項目応答部を備え、
    上記入力部は、上記項目応答部により入力された項目応答情報を入力し、
    上記応答情報生成部は、入力部により入力された項目応答情報と上記収集要求情報の地区情報とを有する応答情報を生成する
    ことを特徴とする請求項10記載の移動体装置。
  16. 所定のコンテンツ情報を生成するための元情報の収集を要求する収集要求情報を無線送信するセンター装置と、
    上記センター装置が無線送信した収集要求情報を無線受信する移動体装置とを備えた情報収集システムであって、
    上記センター装置は、
    上記元情報を収集するための要求情報に上記元情報を収集する対象の地区を示す地区情報を対応させて収集要求情報を生成する収集要求情報生成部と、
    上記収集要求情報生成部により生成された収集要求情報を無線送信する無線送信部と、
    上記無線送信部から送信された収集要求情報に対する応答情報として上記元情報と上記収集要求情報の地区情報とを所定のネットワークと無線とのいずれか一方により入力する通信部と、
    上記通信部により入力された応答情報の位置情報により示される位置を含む地区の地区情報を求めるとともに、上記応答情報の元情報を用いて上記コンテンツ情報を生成して、生成したコンテンツ情報を上記地区情報に対応させるコンテンツ情報生成部と
    を備え、
    上記移動体装置は、
    上記センター装置の無線送信部より無線送信され、上記衛星により中継された収集要求情報を無線受信する無線受信部と、
    自己の位置を測位して位置情報を求める位置測位部と、
    上記位置測位部により求められた位置情報を含む地区を判定して地区判定情報を出力する地区判定部と、
    上記地区判定部により出力された地区判定情報と上記無線受信部により受信された収集要求情報の地区情報とを比較して一致するか一致しないかのいずれか一方の結果情報を通知する地区比較部と、
    外部より所定のセンサー値を検出する検出部と、
    上記地区比較部により通知された結果情報が一致することを示す場合に、上記検出部により検出された所定のセンスされた値から上記収集要求情報の項目情報の示す項目のセンサー値を入力する入力部と、
    上記入力部により入力されたセンサー値と上記収集要求情報の地区情報とを有する応答情報を生成する応答情報生成部と、
    上記応答情報生成部により生成された応答情報を所定のネットワークと無線とのいずれか一方によって送信する通信部と
    を備えたことを特徴とする情報収集システム。
  17. 上記情報収集システムは、上記センター装置から無線送信された収集要求情報を無線受信して、無線受信した収集要求情報を中継する所定の衛星を備えたことを特徴とする請求項16記載の情報収集システム。
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