JPH11350813A - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH11350813A
JPH11350813A JP15436098A JP15436098A JPH11350813A JP H11350813 A JPH11350813 A JP H11350813A JP 15436098 A JP15436098 A JP 15436098A JP 15436098 A JP15436098 A JP 15436098A JP H11350813 A JPH11350813 A JP H11350813A
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修一 原口
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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    • E05B79/00Mounting or connecting vehicle locks or parts thereof
    • E05B79/10Connections between movable lock parts
    • E05B79/12Connections between movable lock parts using connecting rods

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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が簡単で、しかも軽量化をした、ド
アロック機構付きの自動車のドアを提供する。 【解決手段】 構造を、ドアロック機構26と、ドアロ
ックノブ21と、ドアインナパネル23と、ロッド貫通
穴24と、ロッド貫通穴24から突出させた端部にドア
ロックノブ21を配設したロッド22と、ドアトリム1
0と、ドアロックノブ貫通穴1とする。そして、この自
動車ドア20は、ドアトリム10を、ドアインナパネル
23へ取付ける際、ドアロックノブ21を、ドアトリム
10のドアインナパネル23側に配設された、ドアロッ
クノブ貫通穴1近傍で、かつ、自動車の前後方向と幅方
向の複数のガイドリブ2、3、4、5、6によりドアロ
ックノブ貫通穴1に案内した後、ドアロックノブ21の
一部をドアロックノブ貫通穴1から車室内30に突出さ
せた自動車のドア20構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアロック機構を
ドアロックノブにて遠隔操作する自動車のドア構造に関
するものである。詳しくは、本発明は、ドアトリムをド
アインナパネルの車室内側へ取付ける際、ドアロックノ
ブの一部をドアトリムに配設したドアロックノブ貫通穴
からスムーズに車室内に突出させるようにする自動車の
ドア構造に関するものである。そして、本発明は、自動
車のドアの組立作業の効率化を可能にするとともに、自
動車の軽量化も可能にする自動車のドア構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドアロック機構付き自動車のド
アは、ドアの内部空間に、ドアのロックおよびロック解
除操作を行うためのドアロック機構が配設されている。
そして、このドアロック機構を遠隔操作するためにロッ
ドを配設し、さらに、このロッドを車室内から操作でき
るようにドアロックノブを配設する構造としている。こ
のようにすることで、車室内からドアロックノブによ
り、ドアロック機構を遠隔操作できる構造としている。
このような自動車のドア構造に関して、例えば、特開平
9−177407号公報等が公開されており、この公報
の図1から図5にその構造および形状が詳細に開示され
ている。また、上記公報に開示されている、自動車のド
アのドアトリムのドアインナパネルへの取付けは、以下
の組立作業工程で行われている。まず、ドア内部に配設
したドアロック機構に連動連結するドアロッキングリン
ク(ロッド)を、ドア内部からドアインナパネルに設け
た貫通孔(ロッド貫通穴)を経て車室内へと遊挿させ
る。この時、この貫通孔の内周面に形成した保持手段に
より、ドアロッキングリンクを仮保持して置く。次に、
この仮保持されたドアロッキングリンクに対し、トリム
カバー(ドアトリム)に設けた挿通孔(ドアロックノブ
貫通穴)の位置合わせを行いながらこの挿通孔にドアロ
ッキングリンクを挿通する。そして、グロメットを、ト
リムカバーの挿通孔とドアインナパネルの貫通孔を貫い
て取付け、さらにその後、ドアロックノブをドアロッキ
ングリンクに取付けてドアロック機構の自動車のドアへ
の装着が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のドアロック機構
付きの自動車のドアで、車室内からドアロックノブにて
ドアロック機構を遠隔操作する自動車のドアには、組立
作業に手間がかかるネック工程が存在する。それは、ド
アトリムをドアインナパネルの車室内側に取付ける組立
作業工程である。詳細には、ドアトリムをドアインナパ
ネルに取付ける際、ドアトリムは大型自動車部品のた
め、作業者が自分でドアインナパネルのロッド貫通穴か
ら車室内側に突出しているロッドの位置を目視すること
ができない。このため、作業者は、ロッドの端部をドア
トリムに配設されているドアロックノブ貫通穴にカンを
たよりに位置合わせをしてから、ロッドを挿通せざるを
えない。従って、単に作業性が悪いだけでなく、ネック
工程となっている分、コストダウンの阻害要因にもなっ
ている。この課題への対策としては、ドアロックノブ貫
通穴を大きくすればよいことが考えられる。しかし、こ
の対策には、このドアロックノブ貫通穴に装着されるド
アロックノブを太くして、ドアロックノブ貫通穴とドア
ロックノブとの隙間をつめる必要があり、著しく外観が
低下しやすい欠点がある。また、特開平9−17740
7号公報に開示されているように、ロッドの仮保持手段
を設けて、少しでもロッドの位置を固定してドアロック
ノブ貫通穴に挿通しやすくする対策も考えられる。しか
し、この対策は、あくまでも、ロッドがドアインナパネ
ルに対して仮保持されているだけであり、ロッドをドア
トリムのドアロックノブ貫通穴に挿通する作業自体に関
しては、相変わらず作業者のカンによる位置合わせにた
よらざるをえない。このため、この対策も、本発明が解
決しようとしている課題の根本解決策にはならない。
【0004】さらに、ドアロックノブを一番最後にロッ
ドに装着するというこの組立工程には、以下の課題も存
在する。具体的には、通常、ロッドは、材質を線径が比
較的細い鋼材とし、ドアロックノブ装着部は、ドアロッ
クノブを固着する部分にネジ等が切ってあるので、この
部分の表面は鋭いエッジ部が多い形状をしている。この
ため、このロッドをドアロックノブ貫通穴にスムーズに
挿通できない場合、ドアロックノブ装着部がドアトリム
と摺動し、ドアロックノブを固着する部分のネジ等が摩
耗変形して、ドアロックノブの装着に支障をきたすこと
がある。また、逆に、ドアトリムのドアロックノブ貫通
穴周辺部が、ロッドのドアロックノブを固着する部分の
ネジ等の鋭いエッジ部にてキズつけられてしまうことが
ある。そして、このキズが原因で、ドアトリムに、ドア
ロックノブ貫通穴周辺に割れが発生したり、耐久性が低
下したりすることがある。この課題への対策としては、
材質を一般に樹脂等とするドアトリムをドアインナパネ
ルに取付ける前の作業工程にて、同じく材質を一般に樹
脂等とするドアロックノブをロッドに事前に取り付けて
おく作業工程が考えられる。しかし、これを実施するに
は、ドアトリムのドアロックノブ貫通穴にロッドより太
いドアロックノブを挿通する必要がある。このため、こ
の挿通に関して、挿通を容易にする何らかの工夫を実施
しないと、カンにたよる位置合わせだけでは作業性がさ
らに悪化し、さらなるコストアップ要因となりうる。
【0005】そして、ドアインナパネルのロッド貫通穴
は、ロッドを通しやすくすることや、自動車のドアの軽
量化のためにもなるべく大きい穴形状としたい。しか
し、反面、このロッド貫通穴を大きい穴形状とすること
は、ロッドがこのロッド貫通穴の中で自由に動き易くな
るということにもなる。言い換えれば、ロッドが自由に
振れ易くなった分、ドアトリムのドアロックノブ貫通穴
にロッドを位置合わせをして挿通する作業がしにくくな
ることであり、従来通り作業者のカンにたよる作業で
は、作業性が低下し易いということになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、構造を、ドアロック機構と、ドアロックノ
ブと、ドアインナパネルと、このドアインナパネルに配
設されたロッド貫通穴と、このロッド貫通穴から突出さ
せた一方の端部にドアロックノブを配設するとともに他
方の端部をドアロック機構に連結したロッドと、ドアト
リムと、このドアトリムに配設されたドアロックノブ貫
通穴とからなる自動車のドアとする。そして、この自動
車ドアは、ドアトリムを、ドアインナパネルの車室内側
に取付ける際、ドアロックノブを、ドアロックノブ貫通
穴近傍で、ドアトリムのドアインナパネル側に配設され
た、自動車の前後方向と幅方向の複数のガイドリブによ
りドアロックノブ貫通穴に案内した後、このドアロック
ノブの一部をドアロックノブ貫通穴から車室内に突出さ
せる自動車のドア構造とするものである。
【0007】さらに、本発明は、ロッド貫通穴の最小径
寸法は、ドアロックノブの最大径寸法より大きく設定し
た自動車のドア構造とするものである。なお、本発明が
対象とする自動車のドア構造は、ドアロックノブにより
ドアロック機構を遠隔操作する自動車のドアである。一
般的に、自動車にはドアが複数箇所に配設されている
が、ドアロックノブによりドアロック機構を遠隔操作す
る自動車のドアであれば、車種、自動車におけるドアの
配設位置、形状等により、本発明の適用の制限を受ける
ことはない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1から図4に本発明の実施例を
示す。図1は、本発明のドア構造を適用した自動車の一
部を示す斜視図、図2は、図1における矢印A方向から
見たF部について、ドアトリムをドアインナパネルへ取
付けている途中の状態を示す図、図3は、図2における
断面BーB図である。そして、図4は、図2に示すドア
トリムを、ドアインナパネルへ取付けている途中の状態
を矢印C方向から見た斜視図である。
【0009】図1は、自動車の右側前部を示している斜
視図である。自動車のドア20は、ドアロック機構26
と、ドアロックノブ21と、ドアインナパネル23と、
このドアインナパネル23に配設されたロッド貫通穴2
4を備える。そして、このロッド貫通穴24から突出さ
せた一方の端部にドアロックノブ21を配設するととも
に、他方の端部をドアロック機構26に連結したロッド
22と、ドアトリム10と、このドアトリム10に配設
されたドアロックノブ貫通穴1とを備えている。また、
この自動車のドア20の車両前方側には、フロントフー
ド33、ヘッドライト31、フロントバンパー32等が
配設されている。
【0010】図2において、ドアトリム10をドアイン
ナパネル23へ取付ける状態を説明する前に、このF部
に示されている本発明の自動車のドア20の構造を説明
する。ドアインナパネル23にはロッド貫通穴24が配
設されており、このロッド貫通穴24からはロッド22
の端部が車室内30に突出している。そして、このロッ
ド22の端部には、ドアロックノブ21が固着される
(図1参照)。本実施例においては、この固着手段につ
いての具体的な図示は省略するが、ロッド22の端部に
ネジを切り、このネジにてドアロックノブ21を固着し
てある。また、ロッド貫通穴24は、図2では長方形形
状としているが、基本的に任意の形状でよい。同様にド
アロックノブ21の形状についても、図2では略円柱形
状としているが、基本的に外観を重視したデザイン優先
の任意の形状でよい。ただし、ロッド貫通穴24の最小
径寸法Dは、ドアロックノブ21の最大径寸法Eより大
きくし設定してある。この理由としては、ロッド22の
端部を、単にロッド貫通穴24に通し易くするだけでは
なく、ロッドの端部にあらかじめドアロックノブ21を
固着した後、このロッド貫通穴24にロッド22を貫通
させる組付け作業工程も可能にするためである。こうす
れば、ロッド22の端部に切られているドアロックノブ
固着手段であるネジ等のエッジ部が、このロッド貫通穴
24にひっかかることがないので作業性が向上する。同
時に、ネジ等のエッジ部をロッド貫通穴24にて摩耗変
形させることもない。さらに、従来よりロッド貫通穴2
4を大きく設定しているので、自動車のドアの軽量化に
も貢献できる。なお、このロッド貫通穴24が大きいの
で、ロッド22およびドアロックノブ21は、図2に示
すロッド22’、ドアロックノブ21’の位置まで大き
く変位可能となっている。
【0011】一方、ドアトリム10には、図2、図3に
示すように、ドアロックノブ21が貫通するドアロック
ノブ貫通穴1が配設されている。そしてドアロックノブ
貫通穴1のドアインナパネル側には、このドアロックノ
ブ貫通穴1の近傍で、かつ、自動車の前後方向と幅方向
に複数のガイドリブ2、3、4、5、6が、ドアロック
ノブ貫通穴1に向けて配設されている。特に、ガイドリ
ブ2、3は、ドアロックノブ21の自動車の前後方向の
動きを規制してドアロックノブ貫通穴1にドアロックノ
ブ21を確実に案内できるように、ドアロックノブ貫通
穴1に向けてその間隔が狭くなるように配設されてい
る。そして、このガイドリブ2、3の間には、さらに、
ドアロックノブ21の自動車の幅方向の動きを規制して
ドアロックノブ貫通穴1にドアロックノブ21を確実に
案内できるように、ガイドリブ4、5、6がドアロック
ノブ貫通穴1に向けて互いの間隔が狭くなるように配設
されている。なお、このガイドリブ4、5、6は、ガイ
ドリブ2、3より根元からのリブ高さを低く設定して配
設されている。こうすることで、ドアロックノブ21の
挙動は、ガイドリブ2、3、にて自動車の前後方向が規
制され、ガイドリブ4、5、6にて自動車の幅方向が規
制されている。なお、上記ガイドリブ2、3は、ドアロ
ックノブ21をドアロックノブ貫通穴1に向けて案内す
るものであり、その形状は任意のものを採用することが
できる。
【0012】それでは、以下に、ドアトリム10をドア
インナパネル23へ取付ける際のドアロックノブ21の
挙動を中心に、ドアトリム10のドアインナパネル23
への取付けを説明する。ドアトリム10のドアインナパ
ネル23への取付けは、ドアトリム10を、ドアロック
ノブ21の上方からドアインナパネル23に覆いかぶせ
るようにして取付けられる。この際、ドアロックノブ2
1は、自動車の前後方向の動きを、ガイドリブ2、3の
面2a、と面3aにより、ドアロックノブ貫通穴1に向
けてほぼ矢印G、G’に示す軌跡をたどりながら案内さ
れる。そして、ドアロックノブ21は、自動車の幅方向
の動きについては、ガイドリブ4、5、6の縁4b、縁
5b、縁6bにより、図3に示すように、ドアロックノ
ブ貫通穴1に向けてほぼ矢印Hに示す軌跡をたどりなが
ら案内される。なお、この自動車の幅方向の動きについ
ては、インナウエザストリップ25にても規制される。
このようにして、ドアロックノブ21は、その一部を車
室内30に突出させた状態で自動車のドアに配設され
る。従って、作業者は、ドアロックノブ21に対して、
カンをたよりにドアロックノブ貫通穴1を位置合わせす
る必要がなくなり、容易に、ドアトリム10をドアイン
ナパネル23に取付けることが可能になる。このため、
ロッド貫通穴24が大きく、ロッド22およびドアロッ
クノブ21が、図2に示すように、ロッド22’、ドア
ロックノブ21’の位置まで大きく変位したとしても、
ドアトリム10のドアインナパネル23への取付けにつ
いては、その影響は全く受けない。なお、図4は、図2
に示すドアトリムを、ドアインナパネルに取付けている
途中の状態を矢印C方向から見た斜視図である。
【0013】ところで、ドアトリム10をドアインナパ
ネル23へ取付ける際、ドアロックノブ21があらかじ
めロッド22の端部に固着されているメリットについ
て、ドアトリム10とロッド22を中心に説明する。ま
ず、ロッド22については、単にドアロックノブ貫通穴
1に通し易くなるだけでなく、ロッド22の端部に切ら
れているドアロックノブ21の固着手段であるネジ等の
エッジ部を、このドアロックノブ貫通穴1にひっかける
ことが防止できる。これにより、単に作業性が向上する
だけでなく、このエッジ部によりドアロックノブ貫通穴
1がキズつけられ、このキズが原因となって発生するド
アトリム10の耐久性の低下を防止することができる。
また、逆に、ネジ等のエッジ部が、ドアロックノブ貫通
穴1にて摩耗変形することに起因する、ドアロックノブ
21のロッド22への固着不良も防止することができ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、従来は、ドアトリムを
ドアインナパネルへ取付ける際、作業者は、ドアトリム
に配設されているドアロックノブ貫通穴に、カンをたよ
りにロッドの端部を位置合わせしてからロッドを挿通せ
ざるをえなかったが、この作業を、カンにたよらない作
業とすることができる。従って、この組付け作業は、単
に、作業性が悪いだけでなく、ネック工程と考えられて
コストダウンの阻害要因になることも多かったが、本発
明により、作業性が向上し、しかもコストダウンが実現
可能となった。
【0015】また、本発明によれば、ドアロックノブを
あらかじめロッドに固着してから、ロッドをドアロック
ノブ貫通穴に挿通する組立作業工程としている。このた
め、この組立作業工程がスムーズとなるだけでなく、ロ
ッドのドアロックノブ固着部がドアトリムと摺動し、ド
アロックノブを固着する部分のネジ等が摩耗変形するこ
とがなくなる。このため、ロッドへのドアロックノブの
固着に支障が発生することを防止できる。また、逆に、
ドアトリムのドアロックノブ貫通穴周辺部が、ロッドの
ドアロックノブを固着する部分のネジ等の鋭いエッジ部
にてキズつけられてしまうこともなくなる。従って、こ
のキズが原因で、ドアトリムのドアロックノブ貫通穴周
辺に割れが発生したり、ドアトリムの耐久性が低下した
りすることを防止できる。
【0016】さらに、本発明によれば、ドアインナパネ
ルのロッド貫通穴を大きな穴形状とすることができる。
このため、単にロッドが通しやすくなり、作業性が向上
するばかりでなく、自動車のドア自体の軽量化も可能と
なる。ひいては自動車の軽量化も可能となる。また、こ
のドアインナパネルのロッド貫通穴を大きな穴形状にす
ることができるということは、ドアトリムに配設される
ドアロックノブ貫通穴について、ロッド貫通穴に対して
多少位置精度が低下しても、ドアトリムのドアインナパ
ネルへの取付けには支障が発生することがない。従っ
て、ドアトリム製造時、ドアロックノブ貫通穴の管理等
をゆるくすることができるので、不良品の発生を低下す
ることが可能となる。
【0017】そのうえ、本発明によれば、ドアトリムの
ドアロックノブ貫通穴周辺に配設されるガイドリブは、
ドアトリムと一体に形成が可能で、ガイドリブの配設の
ための余分な工数を必要とすることがない。従って、こ
のガイドリブの配設に関するコストアップがなく、しか
も、ドアロックノブ貫通穴周辺のドアトリムの剛性を上
げることも可能となる。このため、運転者等がドアロッ
クノブを手荒く操作しても、ドアトリムの耐久性に問題
が発生することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドア構造を適用した自動車の一部を示
す斜視図。
【図2】図1における矢印A方向から見たF部の拡大図
であり、ドアトリムをドアインナパネルへ取付けている
途中の状態を示す図。
【図3】図2における断面B−B図。
【図4】図2に示すドアトリムを、ドアインナパネルへ
取付けている途中の状態を矢印C方向から見た斜視図。
【符号の説明】
1 ドアロックノブ貫通穴 2 ガイドリブ 3 ガイドリブ 4 ガイドリブ 5 ガイドリブ 6 ガイドリブ 10 ドアトリム 20 自動車のドア 21 ドアロックノブ 22 ロッド 23 ドアインナパネル 24 ロッド貫通穴 26 ドアロック機構 30 車室内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロック機構と、ドアロックノブと、
    ドアインナパネルと、該ドアインナパネルに配設された
    ロッド貫通穴と、該ロッド貫通穴から突出させた一方の
    端部に前記ドアロックノブを配設するとともに他方の端
    部を前記ドアロック機構に連結したロッドと、ドアトリ
    ムと、該ドアトリムに配設された前記ドアロックノブ貫
    通穴とからなる自動車のドア構造であって、前記ドアト
    リムを、前記ドアインナパネルの車室内側へ取付ける
    際、前記ドアロックノブを、前記ドアロックノブ貫通穴
    近傍で、前記ドアトリムの前記ドアインナパネル側に配
    設された、ガイド部材により前記ドアロックノブ貫通穴
    に案内した後、該ドアロックノブの一部を前記ドアロッ
    クノブ貫通穴から車室内に突出させたことを特徴とする
    自動車のドア構造。
  2. 【請求項2】 前記ロッド貫通穴の最小径寸法は、前記
    ドアロックノブの最大径寸法より大きく設定したことを
    特徴とする請求項1記載の自動車のドア構造。
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