JP5313631B2 - 内装部材の取付構造 - Google Patents

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本発明は、車両の内装部材を取付対象に取り付ける構造に関する。
自動車等においては、タッピングねじ等の固定具を用いて樹脂製の内装部材を取付対象に取り付けることが一般に行われている。このような場合、取付作業時には部材の固定に供される部位(固定具や固定孔周辺等)が外部に露出している必要があるが、そのような部位は、取付作業後には意匠性向上等の観点から露出させることが不適切な場合がある。そこで、取付作業後に所定の遮蔽部材を用いて固定具等を遮蔽する技術が存在する。
例えば、自動車用ドアの内面に装着されたドアライニングに対してビス等を用いて取付けられるアームレストの取付構造であって、アームレスト本体が、芯材の表面を表皮材により被覆することにより形成され、アームレスト本体に形成された凹状のプルハンドルの底部には、ビス等が螺挿されるねじ孔と係止孔とが開口されており、その係止孔に、キャップ(遮蔽部材)の底面に突設した係止爪を係止して、プルハンドルの内底面を覆う表皮材をキャップと芯材の間で挟着するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。これによると、取付作業後に車室側に露出させることが不適切な部位(アームレスト本体をドアトリムに固着するビス等や、ドアトリムと擦れて浮き上った表皮材の巻き返し部)がキャップにより覆われるため、それらの露出を防止することができる。
特開2000−301977号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来技術では、アームレスト本体とは別に、ビス等を遮蔽するためのキャップが必要となるため、部品点数が増大し、部品の製造コストや管理コストが増大するという課題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、部品点数を増大させることなく、取付作業後に車室側に露出させることが不適切な部位を簡易な構成により遮蔽可能とする内装部材の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両の内装部材(12)を取付対象(11)に取り付ける構造であって、前記取付対象に固定される内装部材本体と、前記内装部材本体から可撓部を介して延設された蓋体(34)とを備え、前記蓋体は、前記内装部材本体が前記取付対象に固定された後に、前記可撓部(34a)の撓み変形をともなって当該内装部材本体の少なくとも一部を覆う構成とする。
また、第2の発明は、前記蓋体が、前記内装部材本体の少なくとも一部を覆った状態で、当該内装部材本体に係止される係止部(43)を有する構成とすることができる。
また、第3の発明は、前記内装部材本体には、前記蓋体によって覆われる部位に前記固定に供される固定孔(33)が設けられている構成とすることができる。
また、第4の発明は、前記可撓部が、前記蓋体の端部に設けられた樹脂ヒンジである構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、内装部材本体から可撓部を介して蓋体を延設することで、部品点数を増大させることなく、取付作業後に車室側に露出させることが不適切な部位(例えば、内装部材本体の固定に供される部位)を簡易な構成により遮蔽することが可能となる。また、第2の発明によれば、蓋体により内装部材本体の少なくとも一部を覆った状態を安定的に保持することが可能となる。また、第3の発明によれば、取付作業時に露出させることが必要な内装部材本体の固定孔を、取付作業後に簡易な構成により遮蔽することができる。また、第4の発明によれば、 内装部材本体と蓋体との間の可撓部を簡易な構成により形成することができる。この場合、作業者は、樹脂ヒンジを撓み変形させて蓋体を内装部材本体側に変位させるだけでよく、蓋体と内装部材本体との位置合わせ等が省略されて作業負荷が大幅に低減される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。説明にあたり、方向を示す用語「上」、「下」、「左」、「右」等については、特に断り書きのない限り自動車の車体を基準とした方向を示すものとする。
図1は本発明に係る内装部材の取付構造を適用した自動車用ドアの斜視図である。図1に示すように、自動車用ドア1は、その車室側が樹脂製のドアライニング2によって覆われており、このドアライニング2には、乗員の肘掛けとなるアームレスト3や、乗員がドア1を開放する際に操作するインナドアハンドル4等が設けられている。
アームレスト3は、ドアライニング2に設けられたアームレスト取付部(取付対象)11に取り付けられる樹脂製のロアハーフ(内装部材本体)12と、このロアハーフ12の上部に取り付けられる樹脂製のアッパハーフ13とを有する。ロアハーフ12には、乗員がドア1を閉操作する際の把手となる凹状のプルハンドル14が設けられており、このプルハンドル14は、アッパハーフ13の上部に設けられた開口13aから露出している。
図2は図1のドアライニング2に設けられたアームレスト取付部11の構成を示す斜視図であり、図3および図4はそれぞれ図1におけるアームレスト3のロアハーフ12の上面側および下面側を示す斜視図である。
図2に示すように、アームレスト取付部11は、ロアハーフ12を載置可能なようにドアライニング2の本体から車室側に突設されており、ロアハーフ12の取り付けに用いられる複数の係止爪21および複数の係止孔22を有している。また、アームレスト取付部11の中央の縦壁11aには、ロアハーフ12をタッピングねじ41(図5参照)により締結するための固定孔23が設けられている。
図4に示すように、ロアハーフ12の下面側には、アームレスト取付部11の係止爪21および係止孔22とそれぞれ係合する複数の係止片31および係止爪32が設けられている。また、図3にも示すように、ロアハーフ12の中央に設けられたプルハンドル14は、略方形をなす底壁の周縁から4つの側壁が上方に延設されることで、概ね立方体の上面が開放された容器状を呈している。プルハンドル14の右側(外側)の側壁14aには、アームレスト取付部11の固定孔23に対応する位置に固定孔33が設けられている。
また、プルハンドル14には、側壁14aから上方に蓋体34が延設されている。蓋体34は、ロアハーフ12と一体成型され、可撓性を有するヒンジ部(樹脂ヒンジ)34aを介してプルハンドル14の側壁14aの上縁に連なる。
アームレスト取付部11に対してアームレスト3を取り付ける際には、作業者は、アームレスト取付部11の係止爪21、係止孔22と、ロアハーフ12の係止片31、係止爪32とがそれぞれ係合させた後、重ね合わせた固定孔23および固定孔33に対してタッピングねじ(固定具)41をねじ込む。このとき、プルハンドル14は、アームレスト取付部11の中央の開口24(図2参照)に挿入された状態となる。その後、作業者は、図5に矢印および2点鎖線で示すように、蓋体34を車室中央側に横倒させる。このとき、蓋体34は、ヒンジ部34aの撓み変形をともなって下方に折り込まれ、最終的に、側壁14aの固定孔33およびその周辺(即ち、固定に供される部位)を覆うようして側壁14aに設けられた溝部42に収容される(図1参照)。また、蓋体34は、一方(車室側)の面から突設された前後一対の係止爪43が、側壁14aに設けられた一対の係止孔44にそれぞれ係止される。
なお、詳細な説明は省略するが、アッパハーフ13は、上述のタッピングねじ41による締結を除き、アームレスト取付部11に対するロアハーフ12の取り付けと同様の形態で、ロアハーフ12およびアームレスト取付部11に対して取り付けられる。
このように、ロアハーフ12と一体成型した蓋体34を用いる簡易な構成により、部品点数を増大させることなく、アームレスト取付部11に対するロアハーフ12の取付作業後に車室側に露出させることが不適切な部位を遮蔽することができる。アームレスト3のプルハンドル14は、乗員側に引き寄せられる方向に力を受けるため、上述のようなタッピングねじ41による固定が不可欠であり、本発明は、側壁14aにおける固定孔33(タッピングねじ41)およびその周辺の係止孔44を遮蔽するのに特に有効である。
また、蓋体34の下方縁部に可撓性のヒンジ部34aを設ける構成としたため、作業者は、ヒンジ部34aを撓み変形させて蓋体34を車室側に折り込むだけでよく、位置合わせ等が省略されて作業負荷が大幅に低減される。また、ヒンジ部34aは、蓋体34における他の部位よりも厚みを小さく設定することで良好な可撓性が付与される。また、折り込まれた蓋体34は、その係止爪43が側壁14aの係止孔44に係止されるため、側壁14aを覆った状態が安定的に保持される。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。蓋体は、少なくとも内装部材本体から可撓部を介して延設された構成であればよく、その形状や配置は種々の変更が可能である。また、本発明に係る取付構造は、上記アームレストに限らず任意の内装部材に適用可能である。
本発明を適用したアームレストを備えた自動車用ドアの斜視図 図1のアームレスト取付部の構成を示す斜視図 アームレストのロアハーフの上面側を示す斜視図 アームレストのロアハーフの下面側を示す斜視図 蓋体によりアームレストの一部を遮蔽する方法を示す斜視図
符号の説明
1 自動車用ドア
2 ドアライニング
3 アームレスト
11 アームレスト取付部(取付対象)
12 ロアハーフ(内装部材本体)
13 アッパハーフ
14 プルハンドル
33 固定孔
34 蓋体
34a ヒンジ部(可撓部)
41 タッピングねじ
43 係止爪
44 係止孔

Claims (1)

  1. 車両の内装部材を取付対象に取り付ける構造であって、
    前記取付対象に固定され、上面が開放された凹状部を有する内装部材本体と、
    前記凹状部における車両外側の側壁から上方へ樹脂ヒンジを介して延設された蓋体と
    を備え、
    前記側壁には、前記固定に供される固定孔が設けられ
    前記蓋体は、前記内装部材本体が前記取付対象に固定された後に、前記樹脂ヒンジの撓み変形をともなって前記側壁における前記固定孔を覆うように前記凹状部内に折り込まれると共に、当該折り込まれた状態で前記側壁に係止される係止部を有することを特徴とする内装部材の取付構造。
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