JPH1134786A - 側突用エアバッグ装置 - Google Patents
側突用エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH1134786A JPH1134786A JP9192872A JP19287297A JPH1134786A JP H1134786 A JPH1134786 A JP H1134786A JP 9192872 A JP9192872 A JP 9192872A JP 19287297 A JP19287297 A JP 19287297A JP H1134786 A JPH1134786 A JP H1134786A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- airbag
- vehicle
- air bag
- gas inflow
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグの飛び出し方向前方に障害物が存
在したとき、障害物にエアバッグの展開・膨出力が内圧
が高い状態で作用するおそれのない側突用エアバッグ装
置を提供すること。 【解決手段】 インフレータ１６と、該インフレータ１
６から吹き出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設さ
れるエアバッグ１８とを備え、シート車外側部に収納さ
れる側突用エアバッグ装置。エアバッグ１８は、シート
車外側部１２ａとその対向壁との間隙の略車両前方向に
シート１２から飛び出す。エアバッグ１８は、インフレ
ータ取付部４２と、インフレータ取付部４２から先端側
が車両前方向側に伸びる初期ガス流入部４４と、該初期
ガス流入部４４先端から車外側へ折曲されて全体的に車
両後方側へ向いている後期ガス流入部４６とを備え、初
期ガス流入部４４の長さがエアバッグ１８がシート１２
から飛び出し可能なものである。
在したとき、障害物にエアバッグの展開・膨出力が内圧
が高い状態で作用するおそれのない側突用エアバッグ装
置を提供すること。 【解決手段】 インフレータ１６と、該インフレータ１
６から吹き出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設さ
れるエアバッグ１８とを備え、シート車外側部に収納さ
れる側突用エアバッグ装置。エアバッグ１８は、シート
車外側部１２ａとその対向壁との間隙の略車両前方向に
シート１２から飛び出す。エアバッグ１８は、インフレ
ータ取付部４２と、インフレータ取付部４２から先端側
が車両前方向側に伸びる初期ガス流入部４４と、該初期
ガス流入部４４先端から車外側へ折曲されて全体的に車
両後方側へ向いている後期ガス流入部４６とを備え、初
期ガス流入部４４の長さがエアバッグ１８がシート１２
から飛び出し可能なものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに収納・配
設される側突用エアバッグ装置に関する。
設される側突用エアバッグ装置に関する。
【０００２】ここでは、フロントシートの背もたれ部に
装着する場合を例に採るが、シート座部でも同様であ
り、さらには、リアシートでも同様である。
装着する場合を例に採るが、シート座部でも同様であ
り、さらには、リアシートでも同様である。
【０００３】
【従来の技術】昨今、シートのスライド・傾斜位置に関
係なく、最適な位置でエアバッグを作動させ得ることが
可能で、エアバッグ装置の小型化にもつながる等の見地
から、側突用エアバッグ装置１０は、図１に示す如く、
シート１２の背もたれ部１４の車外側部に収納・配設さ
れる傾向にある（特開平４−３５６２４６号、特開平４
−５００５２号、実開昭５８−１３０８５０号、等参
照）。
係なく、最適な位置でエアバッグを作動させ得ることが
可能で、エアバッグ装置の小型化にもつながる等の見地
から、側突用エアバッグ装置１０は、図１に示す如く、
シート１２の背もたれ部１４の車外側部に収納・配設さ
れる傾向にある（特開平４−３５６２４６号、特開平４
−５００５２号、実開昭５８−１３０８５０号、等参
照）。
【０００４】エアバッグ装置１０は、図１〜２でモデル
的に示す如く、インフレータ１６と、該インフレータ１
６から吹出すガスが、ディフューザ１７等を介して流入
可能に折り畳み状態で配設されたエアバッグ１８とを備
え、前記インフレータ１６から吐出するガスにより、エ
アバッグが展開・膨出して、シート車外側部１２ａとそ
の車外側対向壁（センタピラー２０及びドア壁２２）と
の間隙の車両前方向への延長空間に向けて飛び出すよう
にされた基本構成を備えている。
的に示す如く、インフレータ１６と、該インフレータ１
６から吹出すガスが、ディフューザ１７等を介して流入
可能に折り畳み状態で配設されたエアバッグ１８とを備
え、前記インフレータ１６から吐出するガスにより、エ
アバッグが展開・膨出して、シート車外側部１２ａとそ
の車外側対向壁（センタピラー２０及びドア壁２２）と
の間隙の車両前方向への延長空間に向けて飛び出すよう
にされた基本構成を備えている。
【０００５】なお、上記エアバッグ装置１０は、バッグ
カバー体、通常、開閉蓋２４ａを車外側に備えたバッグ
ケース２４でユニット化した状態で、図示を省略する
が、ブラケット２６等にねじ止め等の手段で取り付け
る。バッグケース２４は、エアバッグ１８の折畳み状態
を維持してシート１２への取り付けを容易とするととも
に、エアバッグ折り畳みからシート取り付けまでの間に
エアバッグの隙間に異物が侵入するのを防止するためで
ある。更に、エアバッグ装置１０のバッグ飛び出し口３
０は、シートパッド３２を覆うシート表皮３４で閉じら
れ、エアバッグ１８が飛び出し可能に、縫い目等で脆弱
部位３４ａが形成されている。
カバー体、通常、開閉蓋２４ａを車外側に備えたバッグ
ケース２４でユニット化した状態で、図示を省略する
が、ブラケット２６等にねじ止め等の手段で取り付け
る。バッグケース２４は、エアバッグ１８の折畳み状態
を維持してシート１２への取り付けを容易とするととも
に、エアバッグ折り畳みからシート取り付けまでの間に
エアバッグの隙間に異物が侵入するのを防止するためで
ある。更に、エアバッグ装置１０のバッグ飛び出し口３
０は、シートパッド３２を覆うシート表皮３４で閉じら
れ、エアバッグ１８が飛び出し可能に、縫い目等で脆弱
部位３４ａが形成されている。
【０００６】そして、エアバッグ１８は、例えば、図２
に示す如く、いわゆるカクタス折り（エアバッグの展開
速度が早い。）で、先端が前方を向いてバッグケース２
４内に収納されており、エアバッグ装置１０が作動する
と、インフレータ１６から噴出したガスは、ディフュー
ザ１７を介して、エアバッグ１８内に流入する。する
と、エアバッグ１８は、エア流入に伴い、展開・膨出し
て、バッグケース２４の開閉蓋２４ａを開とする共に、
シート表皮３４の脆弱部位３４ａを突き破って、シート
１２側部とその車外側対向壁（センタピラー２０及びド
ア壁２２）との間隙の車両前方向への延長空間に向けて
飛び出す
に示す如く、いわゆるカクタス折り（エアバッグの展開
速度が早い。）で、先端が前方を向いてバッグケース２
４内に収納されており、エアバッグ装置１０が作動する
と、インフレータ１６から噴出したガスは、ディフュー
ザ１７を介して、エアバッグ１８内に流入する。する
と、エアバッグ１８は、エア流入に伴い、展開・膨出し
て、バッグケース２４の開閉蓋２４ａを開とする共に、
シート表皮３４の脆弱部位３４ａを突き破って、シート
１２側部とその車外側対向壁（センタピラー２０及びド
ア壁２２）との間隙の車両前方向への延長空間に向けて
飛び出す
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のエ
アバッグ装置１０の場合、エアバッグ１８の飛び出し方
向前方に、即ち、シート車外側部１２ａとその対向壁
（センターピラー２０及びドア壁２２）との間隙及びそ
の車両前方向への延長空間に、図２に示す如く、障害物
３６が存在した場合、該障害物３６にエアバッグ１８が
接した状態でエアバッグ１８が膨出・展開しようとす
る。このため、内圧が最大付近になった状態で、障害物
にエアバッグの展開・膨出力が作用する結果となる。
アバッグ装置１０の場合、エアバッグ１８の飛び出し方
向前方に、即ち、シート車外側部１２ａとその対向壁
（センターピラー２０及びドア壁２２）との間隙及びそ
の車両前方向への延長空間に、図２に示す如く、障害物
３６が存在した場合、該障害物３６にエアバッグ１８が
接した状態でエアバッグ１８が膨出・展開しようとす
る。このため、内圧が最大付近になった状態で、障害物
にエアバッグの展開・膨出力が作用する結果となる。
【０００８】本発明は、上記にかんがみて、エアバッグ
の飛び出し方向前方に障害物が存在したとき、障害物に
エアバッグの展開・膨出力が内圧が高い状態で作用する
おそれのない側突用エアバッグ装置を提供することを目
的とする。
の飛び出し方向前方に障害物が存在したとき、障害物に
エアバッグの展開・膨出力が内圧が高い状態で作用する
おそれのない側突用エアバッグ装置を提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の側突用エアバッ
グ装置は、上記課題を下記構成により解決するものであ
る。
グ装置は、上記課題を下記構成により解決するものであ
る。
【００１０】インフレータと、該インフレータから吹き
出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設されたエアバ
ッグとを備えるとともに、該エアバッグがシート車外側
部とその対向壁との間隙の車両前方向の延長空間に向け
てシートから飛び出すようにされた構成であって、シー
ト車外側部に収納される側突用のエアバッグ装置におい
て、エアバッグは、インフレータ取付部と、インフレー
タ取付部から先端側が車両前方向側に伸びる初期ガス流
入部と、該初期ガス流入部から車外側へ折曲され全体的
に車両後方側へ向いている後期ガス流入部とを備え、初
期ガス流入部の長さが少なくともエアバッグがシートか
ら飛び出し可能な長さであることを特徴とする。
出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設されたエアバ
ッグとを備えるとともに、該エアバッグがシート車外側
部とその対向壁との間隙の車両前方向の延長空間に向け
てシートから飛び出すようにされた構成であって、シー
ト車外側部に収納される側突用のエアバッグ装置におい
て、エアバッグは、インフレータ取付部と、インフレー
タ取付部から先端側が車両前方向側に伸びる初期ガス流
入部と、該初期ガス流入部から車外側へ折曲され全体的
に車両後方側へ向いている後期ガス流入部とを備え、初
期ガス流入部の長さが少なくともエアバッグがシートか
ら飛び出し可能な長さであることを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、主
として図３〜４に基づいて詳細に説明をする。前述例と
同一部分については、同一図符号を付すとともに、それ
らの説明の全部または一部を省略する。
として図３〜４に基づいて詳細に説明をする。前述例と
同一部分については、同一図符号を付すとともに、それ
らの説明の全部または一部を省略する。
【００１２】(1) 本実施形態の側突用エアバッグ装置
は、基本的には、インフレータ１６と、該インフレータ
１６から吹き出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設
されるエアバッグ１８とを備えるとともに、エアバッグ
１８がシート車外側部１２ａとその対向壁との間隙の車
両前方向への延長空間に向けてシートから飛び出すよう
にされた構成であって、シート車外側部１２ａに収納さ
れるものである。ここまでは、前述例と同じである。な
お、インフレータ１６のガス吹き出し方向は、通常、デ
ィフューザ１７等にガイドされて、車外側に若干それて
略車両前方向を向いている。
は、基本的には、インフレータ１６と、該インフレータ
１６から吹き出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設
されるエアバッグ１８とを備えるとともに、エアバッグ
１８がシート車外側部１２ａとその対向壁との間隙の車
両前方向への延長空間に向けてシートから飛び出すよう
にされた構成であって、シート車外側部１２ａに収納さ
れるものである。ここまでは、前述例と同じである。な
お、インフレータ１６のガス吹き出し方向は、通常、デ
ィフューザ１７等にガイドされて、車外側に若干それて
略車両前方向を向いている。
【００１３】(2) 次に、上記側突用のエアバッグ装置に
おいて、エアバッグ１８は、インフレータ取付部４２
と、インフレータ取付部４２から先端側が車両前方向側
に伸びる初期ガス流入部４４と、該初期ガス流入部４４
先端から車外側へ折曲されて全体的に車両後方側へ向い
ている後期ガス流入部４６とを備え、初期ガス流入部４
４の長さがエアバッグ１８がシート１２から少なくとも
飛び出し可能な長さである。
おいて、エアバッグ１８は、インフレータ取付部４２
と、インフレータ取付部４２から先端側が車両前方向側
に伸びる初期ガス流入部４４と、該初期ガス流入部４４
先端から車外側へ折曲されて全体的に車両後方側へ向い
ている後期ガス流入部４６とを備え、初期ガス流入部４
４の長さがエアバッグ１８がシート１２から少なくとも
飛び出し可能な長さである。
【００１４】ここでは、カクタス折りによりエアバッグ
１８に上記構成を形成する場合を例に採り説明する。
１８に上記構成を形成する場合を例に採り説明する。
【００１５】本実施形態のカクタス折りは、図４に示す
如く、調製する。
如く、調製する。
【００１６】元部側を縫製４０して筒状のインフレータ
取付部４２を形成するとともに、元部側から先端側に向
かって初期ガス流入部４４及び後期ガス流入部４６を形
成する。後期ガス流入部４６に、第一山折り線ｍ１、第
一谷折り線ｖ１、第二山折り線ｍ２、第二谷折り線ｖ２
を付ける（図４(a) ）。そして、第一・第二山折り線ｍ
１、ｍ２の両側部分をへこませながら、予備山折りを行
う（図４(b) ）。更に、第一・第二谷折り線ｖ１、ｖ２
に沿って内側に押し込み谷折りを完成して後期ガス流入
部４６の折畳みを完成する。（図４(c) ）。続いて、後
期ガス流入部４６を初期ガス流入部４４との境界部から
外側へ折曲げて反転重合させる（図４(d) ）。
取付部４２を形成するとともに、元部側から先端側に向
かって初期ガス流入部４４及び後期ガス流入部４６を形
成する。後期ガス流入部４６に、第一山折り線ｍ１、第
一谷折り線ｖ１、第二山折り線ｍ２、第二谷折り線ｖ２
を付ける（図４(a) ）。そして、第一・第二山折り線ｍ
１、ｍ２の両側部分をへこませながら、予備山折りを行
う（図４(b) ）。更に、第一・第二谷折り線ｖ１、ｖ２
に沿って内側に押し込み谷折りを完成して後期ガス流入
部４６の折畳みを完成する。（図４(c) ）。続いて、後
期ガス流入部４６を初期ガス流入部４４との境界部から
外側へ折曲げて反転重合させる（図４(d) ）。
【００１７】そして初期ガス流入部４４の長さは、エア
バッグ１８がシート１２から飛び出し可能な長さであ
る。即ち、エアバッグ１８の展開・膨出（インフレーシ
ョン）の初期段階（通常、インフレータ作動後、４〜５
ｍｓ後）で、シート１２（シート表皮３４）から飛び出
したとき、後期ガス流入部４６、即ち折畳み部の全部ま
たは一部が車両後方側に向いて残存しているような長さ
を有するものとする。例えば、バッグケースの全長Ｌが
８０mmの場合、折り畳み前のバッグ長約４００mmとし、
折り畳み後バッグ長７５mmで、初期ガス流入部４４の長
さ８０mm前後とし、後期ガス流入部４６の長さ約７０mm
とする。
バッグ１８がシート１２から飛び出し可能な長さであ
る。即ち、エアバッグ１８の展開・膨出（インフレーシ
ョン）の初期段階（通常、インフレータ作動後、４〜５
ｍｓ後）で、シート１２（シート表皮３４）から飛び出
したとき、後期ガス流入部４６、即ち折畳み部の全部ま
たは一部が車両後方側に向いて残存しているような長さ
を有するものとする。例えば、バッグケースの全長Ｌが
８０mmの場合、折り畳み前のバッグ長約４００mmとし、
折り畳み後バッグ長７５mmで、初期ガス流入部４４の長
さ８０mm前後とし、後期ガス流入部４６の長さ約７０mm
とする。
【００１８】こうして、折り畳んだエアバッグ１８のイ
ンフレータ取付部４２に、ディフューザ１７が一体化さ
れたインフレータ１６を挿入組み付け後、バッグケース
２４に収納する。そして、前述の同様にして、シート１
２にセットして、シート表皮３４でカバーをする。
ンフレータ取付部４２に、ディフューザ１７が一体化さ
れたインフレータ１６を挿入組み付け後、バッグケース
２４に収納する。そして、前述の同様にして、シート１
２にセットして、シート表皮３４でカバーをする。
【００１９】この状態でエアバッグ装置が作動して、エ
アバッグ１８は、バッグケース２４の開閉扉２４ａを開
き、同時にシート表皮３４の脆弱部位を突き破り、バッ
グ飛び出し口３０から飛び出す。このとき、初期ガス流
入部４４にはガスは流入しているが、後期ガス流入部４
６には、ガスはほとんど流入しておらず、エアバッグ１
８の内圧は小さい。従って、一旦、初期ガス流入部４４
の障害物３６に衝突しても、その衝突圧は小さい。そし
て、後期ガス流入部４６がその先端が車両後方へ向いて
いるとともに折り畳み状態が略維持されているため、瞬
時にエアバッグ１８内のガスが車両後方に逃げる。この
ため、後期ガス流入部４６は、二点鎖線で示す如く、後
方へ向かって展開膨張する。従って、エアバッグ１８の
内圧が高い状態で、障害物３６に展開・膨出力が作用す
ることはない。
アバッグ１８は、バッグケース２４の開閉扉２４ａを開
き、同時にシート表皮３４の脆弱部位を突き破り、バッ
グ飛び出し口３０から飛び出す。このとき、初期ガス流
入部４４にはガスは流入しているが、後期ガス流入部４
６には、ガスはほとんど流入しておらず、エアバッグ１
８の内圧は小さい。従って、一旦、初期ガス流入部４４
の障害物３６に衝突しても、その衝突圧は小さい。そし
て、後期ガス流入部４６がその先端が車両後方へ向いて
いるとともに折り畳み状態が略維持されているため、瞬
時にエアバッグ１８内のガスが車両後方に逃げる。この
ため、後期ガス流入部４６は、二点鎖線で示す如く、後
方へ向かって展開膨張する。従って、エアバッグ１８の
内圧が高い状態で、障害物３６に展開・膨出力が作用す
ることはない。
【００２０】逆に、障害物３６が存在しないときは、初
期ガス流入部４４に入ったガスは、そのまま、後期ガス
流入部４６を車両前方へ反転させて、車両前方に向かう
ため、通常通り、エアバッグ１８は、シート車外側部１
２ａと対向壁２０、２２との間隙前方の延長空間に展開
・膨出して、乗員の保護作用を奏する。
期ガス流入部４４に入ったガスは、そのまま、後期ガス
流入部４６を車両前方へ反転させて、車両前方に向かう
ため、通常通り、エアバッグ１８は、シート車外側部１
２ａと対向壁２０、２２との間隙前方の延長空間に展開
・膨出して、乗員の保護作用を奏する。
【００２１】なお、本発明は、エアバッグ１８をカクタ
ス折りした場合を例に採り説明をしたが、エアバッグの
折り方は限定されず、本発明は、図５に示す如く、蛇腹
折りでも、図６に示す如く、ロール巻き折り等にも適用
可能である。図５〜６における図符号は、図４と共通さ
せ、それらの説明は省略する。
ス折りした場合を例に採り説明をしたが、エアバッグの
折り方は限定されず、本発明は、図５に示す如く、蛇腹
折りでも、図６に示す如く、ロール巻き折り等にも適用
可能である。図５〜６における図符号は、図４と共通さ
せ、それらの説明は省略する。
【００２２】また、図例では、折畳み部は後期ガス流入
部のみに形成したが、初期ガス流入部にも、本発明の要
件を満たす限り、折り畳み部が存在しても勿論よい。
部のみに形成したが、初期ガス流入部にも、本発明の要
件を満たす限り、折り畳み部が存在しても勿論よい。
【００２３】
【発明の作用・効果】本発明の側突用エアバッグ装置
は、上記の如く、エアバッグは、インフレータ取付部
と、インフレータ取付部から先端側が車両前方向側に伸
びる初期ガス流入部と、該初期ガス流入部から車外側へ
折曲されて全体的に車両後方側へ向いている後期ガス流
入部とを備え、初期ガス流入部の長さが少なくともエア
バッグがシートから飛び出し可能な長さを備えている構
成により、下記のような作用効果を奏する。
は、上記の如く、エアバッグは、インフレータ取付部
と、インフレータ取付部から先端側が車両前方向側に伸
びる初期ガス流入部と、該初期ガス流入部から車外側へ
折曲されて全体的に車両後方側へ向いている後期ガス流
入部とを備え、初期ガス流入部の長さが少なくともエア
バッグがシートから飛び出し可能な長さを備えている構
成により、下記のような作用効果を奏する。
【００２４】エアバッグの飛び出し方向前方に障害物が
存在したとき、シート車外側部と対向壁面との間隙の車
両前方向に障害物が存在するときは、後期ガス流入部の
車両前方向へ反転が阻害され、流入ガスの流れが車両後
方向へ案内され、後期ガス流入部は車両後方向へ展開・
膨出する。
存在したとき、シート車外側部と対向壁面との間隙の車
両前方向に障害物が存在するときは、後期ガス流入部の
車両前方向へ反転が阻害され、流入ガスの流れが車両後
方向へ案内され、後期ガス流入部は車両後方向へ展開・
膨出する。
【００２５】従って、後期ガス流入部にガスが充満した
エアバッグ内圧が高い状態で、障害物にエアバッグが衝
突することがない。
エアバッグ内圧が高い状態で、障害物にエアバッグが衝
突することがない。
【図１】本発明の側突用エアバッグ装置ユニットを適用
するシートの概略側面図
するシートの概略側面図
【図２】従来における図１のＡ−Ａ線部位概略部分断面
図
図
【図３】本発明の一実施形態における図１のＡ−Ａ線部
位概略部分断面図
位概略部分断面図
【図４】図２の実施形態に適用するエアバッグの折り畳
み順序を概略的に平面図と側面図の対で示す説明図
み順序を概略的に平面図と側面図の対で示す説明図
【図５】本発明の他の実施形態における図１のＡ−Ａ線
部位概略部分断面図
部位概略部分断面図
【図６】本発明のさらに他の実施形態における図１のＡ
−Ａ線部位概略部分断面図
−Ａ線部位概略部分断面図
１０ 側突用エアバッグ装置 １２ シート １２ａ シート車外側部 １６ インフレータ １８ エアバッグ ２０ センターピラー（シート車外側部との対向壁） ２２ ドア壁（シート車外側部との対向壁） ２４ バッグケース ３６ 障害物 ４２ エアバッグのインフレータ取付部 ４４ 初期ガス流入部 ４６ 後期ガス流入部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年７月２４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項２
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (2)
- 【請求項１】 インフレータと、該インフレータから吹
き出すガスが流入可能に折り畳み状態で配設されたエア
バッグとを備えるとともに、該エアバッグがシート車外
側部とその対向壁との間隙の車両前方向の延長空間に向
けてシートから飛び出すようにされた構成であって、シ
ート車外側部に収納される側突用エアバッグ装置におい
て、 前記エアバッグは、インフレータ取付部と、該インフレ
ータ取付部から先端側が車両前方向側に伸びる初期ガス
流入部と、該初期ガス流入部から車外側へ折曲されて全
体的に車両後方側へ向いている後期ガス流入部とを備
え、前記初期ガス流入部の長さが少なくとも前記エアバ
ッグがシートから飛び出し可能な長さであることを特徴
とする側突用エアバッグ装置。 - 【請求項２】 前記折り畳みの形態がカクタス折りであ
ることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9192872A JPH1134786A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 側突用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9192872A JPH1134786A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 側突用エアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134786A true JPH1134786A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16298385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9192872A Withdrawn JPH1134786A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 側突用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1134786A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002100690A1 (en) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Side airbag device |
| JP2007314075A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
| JP2010264861A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Toyota Boshoku Corp | サイドエアバック装置を備えた車両用シート |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP9192872A patent/JPH1134786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002100690A1 (en) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Side airbag device |
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| JP2010264861A (ja) * | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Toyota Boshoku Corp | サイドエアバック装置を備えた車両用シート |
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