JPH11346638A - 製麺機 - Google Patents

製麺機

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JPH11346638A
JPH11346638A JP15925498A JP15925498A JPH11346638A JP H11346638 A JPH11346638 A JP H11346638A JP 15925498 A JP15925498 A JP 15925498A JP 15925498 A JP15925498 A JP 15925498A JP H11346638 A JPH11346638 A JP H11346638A
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rolling
noodle
noodles
weight
cutting
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JP15925498A
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Toshihide Ueda
敏秀 上田
Takahiro Inagaki
孝弘 稲垣
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TOMU KK
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TOMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺の重量バラツキを抑制できる製麺機を提供
することを課題とする。 【解決手段】 麺を圧延ギャップGの間に通して圧延す
る圧延装置1を備えてなる製麺機において、圧延装置1
で圧延された麺の重量を測定する測定手段16と、圧延
ギャップGを変化させる可変手段4と、測定手段16の
測定値と予め設定された設定値とを比較して可変手段4
を制御する制御手段7とを備えてなることを解決手段と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん、そば等の
麺を製麺する製麺機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の製麺機は、小麦粉等
の原料を練り上げた後、練り上げた麺を一対の圧延ロー
ラ間の圧延ギャップに通過させることにより圧延して帯
状に形成するものである。また、圧延ローラの下流側に
は、帯状に形成された長尺状の麺を搬送方向に沿って細
く裁断する裁断装置と、裁断された麺を所定長さ毎に幅
方向に切断する切断装置とが備えてられている。
【0003】そして、かかる製麺機によって作られた麺
は、その後、茹で上げられて一玉毎に包装等されて保管
流通される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
製麺機においては、圧延ロール間の圧延ギャップを所望
の値に設定することにより、圧延後の麺の厚みを設定し
ており、例えば、麺の厚みを1mmにする場合には、圧
延ギャップを1mmに設定していた。
【0005】しかるに、実際には、圧延ギャップを1m
mに設定しても、圧延後の麺の厚みは1mm以上になっ
ていることが多い。これは、練り上げられてコシのある
麺が弾性を有し、圧延後に厚み方向に僅かに復元するた
めと考えられる。
【0006】そこで、従来においては、圧延後の麺の復
元量を想定して、予め圧延ギャップを僅かに狭く設定す
るという手法も採られていた。
【0007】しかしながら、かかる手法を用いても、練
り上げられた麺の水分量や圧延ロール手前での麺の厚み
が、季節や日によって、更には時間によっても変化する
ため、圧延後の麺の厚みにバラツキが生じたのである。
【0008】このように、圧延後の麺の厚みにバラツキ
が生じると、最終的に一玉毎に包装されて出荷される商
品においても、個々の商品間における麺の厚みがばらつ
くことになる。
【0009】その一方、裁断装置による一本の麺の幅
や、切断装置による切断長さは、厚みに比してバラツキ
が極めて小さいので、結局、厚みのバラツキは、一玉あ
たりの重量バラツキに直結し、ひいては商品間のバラツ
キになる。例えば、麺の厚みが1mmの商品と、1.1
mmの商品とでは、10%もの重量バラツキが発生する
ことになるのである。
【0010】そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑み
てなされたもので、麺の重量バラツキを抑制できる製麺
機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る製麺機は、
麺を圧延ギャップGの間に通して圧延する圧延装置1を
備えてなる製麺機において、圧延装置1で圧延された麺
の重量を測定する測定手段16と、圧延ギャップGを変
化させる可変手段4と、測定手段16の測定値と予め設
定された設定値とを比較して可変手段4を制御する制御
手段7とを備えてなることを特徴とするものである。
【0012】本発明に係る製麺機にあっては、測定手段
16が圧延装置1で圧延された麺の重量を測定する。そ
して、この測定値が制御手段7へと送られ、制御手段7
において測定値と予め設定された設定値との比較が行わ
れる。
【0013】かかる比較の結果、仮に、測定値が設定値
よりも大きい場合には、制御手段7が可変手段4を作動
させて圧延ギャップGを狭くして圧延後の麺の厚みを薄
くする。逆に、測定値が設定値よりも小さい場合には圧
延ギャップGを広げて麺の厚みを厚くする。
【0014】このように、測定手段16が圧延後の麺の
重量を逐次測定し、この測定結果が制御手段7を介して
可変手段4にフィードバックされるので、圧延段階で麺
の厚みを調整できる。
【0015】尚、本発明における「圧延された麺」は、
圧延によって帯状になった麺帯、該麺帯が長手方向に裁
断された麺線及び該麺線の束、麺帯や麺線が所定長さに
切断されたもの、一玉毎に区分けされた麺の玉等の全て
を意図するものであり、圧延装置1で圧延された圧延後
の麺の全ての状態を包含するものである。更に、圧延装
置1が上流側から下流側へと多段に形成されている場合
おいては、その途中段階の麺、即ち、上流側の圧延装置
1に圧延された麺をも含まれる。
【0016】また、上記課題を解決するために、請求項
4記載のように、麺を圧延ギャップGの間に通して圧延
する圧延装置1と、圧延装置1で圧延された麺を所定長
さ毎に切断する切断装置10とを備えてなる製麺機にお
いて、圧延装置1で圧延された麺の厚み又は重量を測定
する測定手段16,21と、圧延ギャップG又は麺の切
断長さを変化させる可変手段と、測定手段16,21の
測定値と予め設定された設定値とを比較して可変手段を
制御する制御手段7とを備えることも可能である。
【0017】即ち、該製麺機において、例えば、圧延後
の麺の厚みを測定する測定手段21を用いる場合には、
厚みの測定値が制御手段7へ送られ、厚みに関する設定
値と比較され、その比較結果に基づいて可変手段が制御
されることとなる。かかる場合、バラツキが生じやすく
圧延後の麺の重量バラツキへの影響度合いの大きい麺の
厚みを測定し、その測定結果をフィードバックすること
で、圧延後の麺の重量バラツキを抑制することができ
る。
【0018】また、該可変手段が例えば麺の切断長さを
変化させるよう構成されてなる場合には、制御手段7が
麺の送り速度や切断装置10の切断間隔等を制御するこ
とにより、切断装置10によって切断される麺の切断長
さが調整される。従って、圧延後の麺の重量のバラツキ
は、麺の切断長さの調整によって吸収されることとな
る。
【0019】尚、該請求項4記載の製麺機では、測定手
段16,21と可変手段とを各々一種類ずつ組み合わせ
た計四通りの他、測定手段16,21と可変手段のうち
の一方を二種類とする組み合わせや、両手段を共に二種
類用いることも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1及び図2を参酌しつつ説明する。1は練り上げら
れた長尺状の麺W1を圧延ギャップGの間に通して圧延
することにより麺W1を帯状の麺帯W2に成形するため
の圧延装置である。該圧延装置1は、麺W1を表面側と
裏面側とから圧延する一対の圧延ローラ2,3で構成さ
れ、両圧延ローラ2,3の外周面の間の隙間が圧延ギャ
ップGとなる。
【0021】また、該圧延ローラ2,3は、ギャップ調
整可能になっている。即ち、一方の圧延ローラ2は固定
され、他方の圧延ローラ3は可動自在に構成されてな
り、可動側の圧延ローラ3を固定側の圧延ローラ2に向
かって接離させて、両圧延ローラ2,3のローラ軸2
a,3a間の距離を変化させることで圧延ギャップGを
調整できるようになっている。
【0022】4は圧延ギャップGを変化させるための可
変手段としてのロールギャップ調整器である。該ロール
ギャップ調整器4は、先端が可動側の圧延ローラ3のロ
ーラ軸3aに取り付けられた調整バー5を有してなり、
調整器本体6に設けられた駆動部(図示せず)で調整バ
ー5を調整器本体6に対して出退させることで可動側の
圧延ローラ3のローラ軸3aを移動できるようになって
いる。また、調整器本体6内には、ロールギャップ調整
器4を制御するための制御手段としてのコントロール部
7が組み込まれている。
【0023】8は前記圧延装置1で圧延された長尺状の
麺帯W2を搬送方向に沿って細く裁断するための裁断装
置である。該裁断装置8は、麺帯W2の表面側と裏面側
に各々設けられた切刃付きローラ9,9で構成されてな
り、該切刃付きローラ9,9の回転により麺帯W2を裁
断して細い麺線の束W3にするものである。
【0024】10は裁断装置8で裁断された麺線W3を
所定長さ毎に幅方向に沿って切断する切断装置である。
該切断装置10は、一定速度で回転するカッタ11と、
カッタ11の先端が当接する位置に配された受けプレー
ト12とから構成されてなる。そして、カッタ11が一
回転するごとに麺線の束W3を幅方向に一度に切断する
ようになっている。
【0025】13は切断装置10の下流に配されて、切
断装置10によって切断された麺線W4(4玉分の麺
線)を搬送するための搬送用コンベアである。該搬送用
コンベア13は、上流側の第一コンベア14と下流側の
第二コンベア15とから構成され、両コンベア14,1
5は搬送方向に沿って所定間隔離間して配されてなる。
【0026】16は両コンベア14,15の間に設けら
れて切断装置10で切断された麺線W4の重量を測定す
るための測定手段としての重量測定器である。該重量測
定器16は、図2に示す如く、第一コンベア14によっ
て下流に搬送されてきた所定長さの麺線W4を、4玉分
全て載置できる載置面17を有してなる。該載置面17
は、両コンベア14,15の載置面14a,15aと略
面一になる高さに設定され、且つ、載置された麺線の束
W4を搬送方向に自動送りできるようになっている。そ
して、切断された麺線W4が載置面17上に載った際
に、4玉分の重量を測定し、測定値を信号ケーブル18
を介してロールギャップ調整器4の調整器本体6内のコ
ントロール部7に送るようになっている。
【0027】該コントロール部7のメモリには、予め所
望の麺線W4の重量(4玉分)が設定値として記憶され
ている。そして、該設定値と重量測定器16から送られ
てきた測定値とを逐一比較し、比較結果に基づいてロー
ルギャップ調整器4の駆動部を制御して調整バー5の移
動方向と移動量とを制御する構成となっている。
【0028】19は下流側の第二コンベア15の下流側
に配された麺線シュートである。
【0029】次に以上の構成からなる製麺機の使用状態
について説明する。まず、圧延ギャップGを予め所望の
値(例えば、麺線W4の厚みを1mmにしたい場合には
該ギャップGを1mmに設定しておく)に設定した状態
で製麺機を作動させる。
【0030】そして、練り上げられた麺W1が圧延ロー
ラ2,3の圧延ギャップG間を通過することで帯状に形
成された麺帯W2となる。該麺帯W2は、裁断装置8に
よって細く裁断されて下流の切断装置10へと向かう。
【0031】裁断装置8によって裁断されて麺線の束W
3となると、カッタ11の先端が一回転毎に受けプレー
ト12に当接することで、4玉分の麺線の束W3を所定
間隔毎に幅方向に沿って切断する。
【0032】切断されて所定長さになった麺線の束W4
は、下方の第一コンベア14の載置面14a上に落下
し、載置されて下流の重量測定器16の載置面17へと
搬送されていく。
【0033】該所定長さの麺線の束W4が重量測定器1
6の載置面17上に載置されると、重量測定器16が麺
線W4の載置を検知して、その重量を測定する。
【0034】そして、この測定値は、信号ケーブル18
を介してコントロール部7へ送られ、コントロール部7
にて設定値と比較される。
【0035】仮に、測定値が設定値よりも大きい場合、
即ち、所定長さの麺線の束W4の重量が設定値よりも重
い場合には、麺線W4の厚み(麺帯W2の厚み)が厚い
と判断され、コントロール部7が駆動部を制御して調整
バー5を前進させ、両ロール軸2a,3a間の距離を狭
めて圧延ギャップGを狭くする。従って、圧延段階での
麺W2の厚みが僅かに薄くなって、麺線の束W4の重量
が僅かに軽くなって設定値と一致する。また、測定値が
設定値よりも小さい場合には、麺線W4の厚みが薄いと
判断して圧延ギャップGを広げる。
【0036】このようにして、重量測定器16が、搬送
されてくる所定長さに切断された麺線の束W4を自動的
に且つ連続的に測定し、この測定結果がコントロール部
7を介してロールギャップ調整器4に順次フィードバッ
クされるので、圧延段階での麺W2の圧延厚みが自動的
に調整される。従って、圧延ロール2,3に送られてく
る麺W1の状態が時間等によって変化しても、圧延後の
麺W2の厚みを一定の値に保つことができる結果、麺線
シュート19に送られる麺線の束W4、即ち、その後一
玉毎に包装される麺W4の重量を常に一定値に維持する
ことができ、重量バラツキ、商品バラツキを極めて小さ
くすることができるのである。
【0037】特に、圧延後の麺W4の重量を直接測定す
る構成であるため、所望の厚みに対する厚み誤差が麺W
4の測定面積分、積み重なって測定されることになる。
従って、麺W4の厚みを測定する構成に比べて、測定誤
差が小さく高精度にフィードバック制御することができ
るのである。
【0038】尚、本実施形態では、切断された麺線の束
W4を、幅方向全体に亘って測定するように構成されて
なるが、重量測定器16の載置面17の幅方向の長さを
上記よりも短くするなどして、送られてくる麺線の束W
4のうちの幅方向の一部を測定するようにしてもよい。
例えば、一玉分の麺線の束W4の重量を測定することも
可能である。但し、上記の如く切断された麺線の束W4
を幅方向全体(麺帯W2の幅に相当)に亘ってを測定す
ることにより、幅方向に平均化して測定することができ
るという利点がある。
【0039】また、上記実施形態では、切断装置10で
切断された麺線の束W4の重量を測定するよう、重量測
定器16を切断装置10の下流側に配置してなるが、重
量測定器16の配置箇所はこれに限定されるものではな
い。
【0040】即ち、例えば、図3に示す如く、切断装置
10を搬送用コンベア13の下流側に設置して、切断前
の長尺状の麺線W3を重量測定器16にて連続測定する
よう構成してもよい。かかる場合には、重量測定器16
の載置面17上を通過する部分の麺線W3の重量を連続
的に測定する、つまり、所定長さあたりの麺線W3の重
量を連続的に測定するのである。そして、コントロール
部7にも測定値が連続信号として送られ、該測定値に基
づいて連続的に圧延ギャップGのギャップ調整を行うの
で、リアルタイムなフィードバック制御が可能になっ
て、より一層きめ細かなギャップ調整の結果、切断装置
10に送られる麺線W3の厚みの維持、つまり麺線W3
の重量の均一化を図ることができるのである。
【0041】従って、切断装置10にて所定長さに切断
された麺線の束W4の一玉あたりの重量も均一になり、
重量バラツキが抑制できるのである。
【0042】尚、図3に示す実施形態において、裁断装
置8を第二コンベア15と切断装置10との間に設置し
てもよく、かかる場合には、重量測定器16は、圧延後
の麺帯W2の重量を連続測定することになる。
【0043】このように、重量測定器16は、麺帯W
2、裁断後の麺線W3、及び、切断後の所定長さの麺線
W4のうち何れの重量を測定するよう構成することがで
きる。
【0044】また、切断装置10によって所定長さに切
断された麺線の束W4から、一部を抜き取って、別に設
置された重量測定器16に移し替えて重量測定するよう
に構成してもよい。
【0045】即ち、図4のように、切断装置10の下流
側(下方側)に回転自在な取出板20を配置して、測定
する際に、取出板20を自動的に回転させ、取出板20
上に麺線W4を載せつつ隣に設置された重量測定器16
の載置面17上に滑り落として重量を測定してもよい。
かかる場合、重量測定器16の載置面17は、載置され
た麺線W4を自動送りしない構成でも構わない。
【0046】但し、上記実施形態の如く、重量測定器1
6を搬送ライン中に配置して、搬送されてくる麺線の束
W4や麺帯W2等を搬送中に自動的に重量測定するよう
にすることが好ましく、これにより、麺線W4の搬送が
途切れることなく連続的に測定することができるという
利点がある。
【0047】尚、上記実施形態では、圧延後の麺W2,
W3,W4の重量を直接測定する構成について説明した
が、圧延後の麺W2,W3,W4の厚みを測定する測定
手段を用いてもよい。
【0048】厚みを測定する測定手段の一例としては、
図5のようにレーザーセンサ等の非接触センサ21,2
1を用いることができ、レーザーセンサによる測定位置
としては、圧延装置1と裁断装置8との間等、圧延装置
1の下流側であれば何れの位置でもよい。
【0049】このように、圧延後の麺W2,W2,W3
の厚みを測定し、また、コントロール部7にも厚みの設
定値を記憶させておくことにより、測定値と設定値の比
較結果に基づいて圧延ギャップGを変化させて、圧延後
の麺線W4の重量に大きく影響を与える麺帯W2の厚み
を一定に維持することができる。その結果、圧延後の麺
線W4の重量バラツキを抑制することが可能となる。
【0050】但し、厚み測定は、一般に麺帯W2や麺線
W3,W4の幅方向の一点を連続測定するものであるた
め、幅方向に沿って測定手段を複数配置して各測定ポイ
ントにおける測定値を平均化することが望ましく、これ
により、幅方向に麺W2,W3,W4の厚みがばらつい
ている場合にも対応しうる。
【0051】また、上記実施形態では、圧延後の麺W
2,W3,W4の重量を一定に維持するために、圧延ギ
ャップGを変化させる可変手段を用いたが、切断装置1
0による切断長さを変化させる構成を採用することも可
能である。
【0052】かかる切断長さを変化させる手段として
は、例えば、カッタ11の回転速度を変化させる等、切
断装置10の切断間隔を変化させる手段を採用すること
ができる。また、圧延ロール2,3の回転速度を変化さ
せる等、麺W1の送り速度を変化させる手段も採用しう
る。
【0053】このように、麺線W3の切断長さを調整す
ることにより、麺線W4の重量バラツキを抑制すること
ができるのである。特に、圧延後の麺帯W2の厚みが圧
延前の麺W1の状態等に左右されやすい要素であるのに
対して、切断装置10による切断長さは安定させやすい
要素であるため、圧延段階の厚みバラツキを切断長さで
高精度に調整吸収できるという利点がある。
【0054】尚、圧延装置1等の各装置の形態も特に限
定するものではない。即ち、例えば、圧延装置1にあっ
ては、固定側にプレートを用いたものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る製麺機にあ
っては、圧延後の麺の重量の測定値に基づいて圧延ギャ
ップを広狭させ、圧延段階で麺の厚みを調整することに
より、圧延前の麺の状態が変化しても、圧延後の麺の重
量を常に設定値に維持することができる。従って、一玉
あたりの麺の重量バラツキを従来に比して格段に少なく
することができ、商品間のバラツキも抑制できるという
効果を奏する。
【0056】また、麺の重量自体を直接測定する構成で
あるため、測定誤差が小さく、より一層確実に麺の重量
バラツキを抑制することができるのである。
【0057】また、請求項4記載の製麺機にあっては、
圧延後の麺の重量自体を直接測定したり、バラツキが生
じやすく麺の重量バラツキへの影響度合いが大きい圧延
後の麺の厚みを測定したりすると共に、その測定結果に
基づいて圧延段階の麺の厚みや麺の切断長さを調整する
ことによって、圧延後の麺の重量バラツキを抑制するこ
とができる。従って、一玉あたりの麺の重量バラツキを
従来に比して格段に少なくすることができ、商品間のバ
ラツキも抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における製麺機を示す要部
正面図。
【図2】同要部斜視図。
【図3】他実施形態における製麺機を示す要部正面図。
【図4】他実施形態における製麺機を示す要部正面図。
【図5】他実施形態における製麺機を示す要部正面図。
【符号の説明】
1…圧延装置、4…ロールギャップ調整器(可変手
段)、7…コントロール部(制御手段)、8…裁断装
置、10…切断装置、16…重量測定器(測定手段)、
17…載置面、21…非接触センサ(測定手段)、G…
圧延ギャップ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺を圧延ギャップ(G)の間に通して圧
    延する圧延装置(1)を備えてなる製麺機において、圧
    延装置(1)で圧延された麺の重量を測定する測定手段
    (16)と、圧延ギャップ(G)を変化させる可変手段
    (4)と、測定手段(16)の測定値と予め設定された
    設定値とを比較して可変手段(4)を制御する制御手段
    (7)とを備えてなることを特徴とする製麺機。
  2. 【請求項2】 前記圧延装置(1)で圧延された長尺状
    の麺を搬送方向に沿って裁断する裁断装置(8)と、裁
    断装置(8)で裁断された麺を所定長さ毎に切断する切
    断装置(10)とを備え、前記測定手段(16)は、切
    断装置(10)で切断された麺の重量を測定するよう構
    成されてなる請求項1記載の製麺機。
  3. 【請求項3】 前記測定手段(16)は、前記圧延装置
    (1)で圧延された長尺状の麺が載置される載置面(1
    7)を有し且つ、載置面(17)上を通過する部分の麺
    の重量を連続的に測定するよう構成されてなる請求項1
    記載の製麺機。
  4. 【請求項4】 麺を圧延ギャップ(G)の間に通して圧
    延する圧延装置(1)と、圧延装置(1)で圧延された
    麺を所定長さ毎に切断する切断装置(10)とを備えて
    なる製麺機において、圧延装置(1)で圧延された麺の
    厚み又は重量を測定する測定手段(16,21)と、圧
    延ギャップ(G)又は麺の切断長さを変化させる可変手
    段と、測定手段(16,21)の測定値と予め設定され
    た設定値とを比較して可変手段を制御する制御手段
    (7)とを備えてなることを特徴とする製麺機。
JP15925498A 1998-06-08 1998-06-08 製麺機 Pending JPH11346638A (ja)

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