JPH11345583A - イオン源およびそのためのプラズマ電極 - Google Patents

イオン源およびそのためのプラズマ電極

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JPH11345583A
JPH11345583A JP11135575A JP13557599A JPH11345583A JP H11345583 A JPH11345583 A JP H11345583A JP 11135575 A JP11135575 A JP 11135575A JP 13557599 A JP13557599 A JP 13557599A JP H11345583 A JPH11345583 A JP H11345583A
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plasma electrode
plasma
magnet
opening
ion source
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JP11135575A
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Adam Alexander Brailove
アレキサンダー ブライラブ アダム
Matthew Charles Gwinn
チャールズ グイン マスィユー
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Eaton Corp
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Eaton Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J27/00Ion beam tubes
    • H01J27/02Ion sources; Ion guns
    • H01J27/16Ion sources; Ion guns using high-frequency excitation, e.g. microwave excitation
    • H01J27/18Ion sources; Ion guns using high-frequency excitation, e.g. microwave excitation with an applied axial magnetic field
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J27/00Ion beam tubes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気フィルタを有する公知のイオン源に改良を
加えて、高められた磁界を有するイオン源及びそのため
のプラズマ電極を提供すること。 【解決手段】イオン源26は、プラズマ閉じ込め室49と、
この室の壁部分52を形成するプラズマ電極70を含み、プ
ラズマ電極70は、イオンビーム88を閉じ込め室49から排
出させる開口84を有し、かつこの開口を横切って伸びる
磁界94を発生する一組の磁石78,80 を有する。開口は、
軸線に沿って配列された細長いスロットまたは円形開口
である。イオン源26は、さらに、閉じ込め室49に対して
プラズマ電極70を負にバイアスするための電源72を含
む。また、冷却チューブが、プラズマ電極70における磁
石78,80 から熱を逃がすように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にイオン注
入装置のためのイオン源に関し、特に、イオン源用の性
能を向上させる磁界を有するイオン源およびそれに使用
するプラズマ電極に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入は、集積回路やフラットパネ
ルディスプレイ等の製品を大規模生産する際に、シリコ
ンウェハまたはガラス基板等の加工物(workpiece) に不
純物を注入するのに使用される標準的に受け入れられた
技術になってきた。従来のイオン注入装置は、所望のド
ーパント元素をイオン化して、それを加速して規定エネ
ルギのイオンビームを形成できるようにするイオン源を
含む。このイオンビームは加工物の表面に向けられ、加
工物にドーパント元素を注入する。
【0003】一般的に、イオンビームの活性化イオンが
加工物の表面に貫入して、その物質の結晶格子に埋め込
まれることによって、所望の導電率を有する領域を形成
する。このイオン注入処理は、一般的に、残留ガス分子
との衝突によるイオンビームの拡散を防止すると共に、
空気中浮遊粒子によって加工物が汚染される危険性を最
小限に抑える高真空処理室内で実施される。
【0004】従来からのイオン源は、グラファイトで形
成し得る1つのプラズマ閉じ込め室からなり、この室
は、イオン化可能なガスをプラズマ内に導くための入口
開口と、プラズマが引き出されてイオンビームを形成す
るための出口開口とを有する。プラズマは、加工物にイ
オン注入する好ましいイオンと共に、イオン注入に好ま
しくないイオン及びイオン化処理の副産物であるイオン
をも含んでいる。さらに、プラズマは、エネルギーを変
化させる電子を含んでいる。
【0005】このようなイオン化ガスは、ホスフィン
(PH3 )である。ホスフィンが高エネルギー源、例え
ば、高エネルギー電子または無線周波帯(RF)のエネ
ルギーにさらされると、ホスフィンは、加工物をドーピ
ングするために正に荷電した燐イオン(P+)と水素イ
オンを形成するように分離することができる。一般的
に、プラズマ室内に導かれて高エネルギー源にさらされ
て、燐イオンと水素イオンの両方を生じる。燐イオンと
水素イオンは、出口開口を通ってイオンビーム内に引き
出される。
【0006】イオンビーム内の水素イオンまたは高エネ
ルギー電子が、加工物の表面に向かう径路に見い出され
るならば、これらは、所望のイオンと共にイオン注入さ
れ得る。水素イオンの十分な電流密度または高エネルギ
ー電子があると、これらのイオン及び電子は、加工物の
望ましくない温度上昇を生じさせ、半導体基板の表面上
で、加工物の領域をマスクするのに使用するフォトレジ
ストを損傷する。
【0007】イオンビーム内に含まれる望ましくないイ
オン及び高エネルギー電子の数を減少させるために、イ
オン源内に磁石を設けて、イオン化したプラズマを分離
することが知られている。この磁石は、望ましくないイ
オン及び高エネルギーの電子を出口開口から離れたイオ
ン源室の一部に閉込め、かつ望ましいイオンと低エネル
ギーの電子を出口開口に近いイオン源室の一部に閉込め
る。
【0008】このような磁石配列は、本明細書に参考と
して包含され、本発明の譲受人に属する継続米国特許出
願番号第09/014,472号に開示されている。ま
た、イオン源室内に設けた磁石構造の他の例は、ロイン
グ(Leung) 等に付与された米国特許第4,447,73
2号、及第4,486,665号に示されている。ロイ
ングらの参考文献は、互いに平行に配置された複数の長
手方向に伸びた磁石からなる磁気フィルタを示してい
る。上記特許’665号は、プラズマ・グリッドアセン
ブリを有する負のイオン源を示す。このプラズマ・グリ
ッドアセンブリは、複数の離間した導電性グリッド部材
をイオン引き出しゾーンに隣接して配置してある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、磁気フィルタを有する公知のイオン源に改良を
加えて、高められた磁界を有するイオン源及びそのため
のプラズマ電極を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は各請求項に記載の構成を有する。本発明の
イオン源は、プラズマ閉じ込め室の平らな壁部分を形成
するプラズマ電極を備え、かつプラズマ電極の開口に対
して配置した少なくとも1つの第1磁石と対向磁石を有
しており、これらの磁石は、開口を横切る磁界を形成す
る。この磁界は、プラズマ閉じ込め室内でのプラズマの
閉じ込めを向上させ、イオンビームからの高エネルギー
電子を濾過する。
【0011】本発明の他の構成によれば、イオン源は、
イオンビームがプラズマ閉じ込め室から出るための少な
くとも1つの開口を備えるプラズマ電極を有し、かつ少
なくとも1つの第1磁石と対向磁石を有している。第1
磁石は、プラズマ電極に連結され、かつプラズマ電極内
の開口のエッジに沿って1つの磁極が形成されるように
配置されている。対向磁石は、プラズマ電極に連結さ
れ、かつプラズマ電極における開口の対向するエッジに
沿って1つの対向磁極が形成されるように配置される。
第1磁石と対向磁石は、イオンビームが通過するプラズ
マ電極内の開口を横切る磁界を発生する。
【0012】本発明の別の構成によれば、向上したイオ
ンビーム性能は、移動可能かつ置き換え可能なプラズマ
電極によって達成される。このプラズマ電極は、イオン
ビームがプラズマ閉じ込め室から出るための少なくとも
1つの開口を含み、かつ少なくとも1つの第1磁石と対
向磁石を含んでいる。第1磁石と対向磁石は、開口を横
切る磁界を発生させるように、プラズマ電極の開口のエ
ッジに対して配置される。
【0013】本発明の他の特徴によれば、プラズマ閉じ
込め室に対してプラズマ電極を負にバイアスするための
電源と、プラズマ電極を電気的に絶縁するための絶縁体
を含んでいる。プラズマ電極の開口は、軸線に沿って整
列した細長いスロットまたは円形開口として作られてい
る。円形開口の列の場合、第1磁石及び対向磁石は、磁
界が軸線に対して角度θをなすように円形開口に対して
位置決められており、前記角度θは、0°より大きく9
0°より小さいことを特徴とする。さらに、本発明は、
プラズマ電極に連結された磁石から熱を逃がすための冷
却チューブを更に含むことができ、この冷却チューブ
は、磁石に隣接して取付けられるか、または磁石を取り
囲むことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、フラットディスプレイパネルP
等の大面積の基板にイオン注入するためのイオン注入装
置10を示す。
【0015】このイオン注入装置10は、一対のパネル
カセット12,14、ロードロック組立体16、ロード
ロック組立体とパネルカセット間でパネルを移送するロ
ボットまたはエンドエフェクタ18、プロセス室22を
与えるプロセス室ハウジング20、およびイオン源26
を与えるイオン源ハウジング24とを含んでいる。パネ
ルPは、プロセス室22内でイオン源から出てプロセス
ハウジング20内の開口28を通過するイオンビームに
よって順次直列に処理される。絶縁性ブッシュ30は、
プロセス室ハウジング20とイオン源ハウジング24と
を互いに電気的に絶縁する。
【0016】パネルPは、以下のように、注入装置10
によって処理される。エンドエフェクタ18はカセット
から処理すべきパネルを180°回転させて取り除く。
そして、取り除かれたパネルをロードロック組立体16
内の所定位置に移動する。ロードロック組立体16は、
複数のパネルを複数の位置に載置することができる。プ
ロセス室22には、エンドエフェクタ18と同様の構造
であるピックアーム32を含む移送アセンブリが設けら
れている。
【0017】ピックアーム32は、同じ位置からパネル
を取り除くので、ロードロック組立体は、ピックアーム
に関して複数の蓄積位置のいずれかに包含された、選択
パネルを位置付けるために垂直方向に移動可能である。
この目的のために、モータ34は、リードスクリュー3
6を駆動してロードロック組立体を垂直方向に移動す
る。ロードロック組立体には、リニア軸受38が設けら
れ、固定の円筒軸40に沿ってスライドし、プロセス室
ハウジング20に対してロードロック組立体16を適切
な位置に位置決める。
【0018】破線42は、ピックアーム32がロードロ
ック組立体において最も低い位置からパネルを移動する
とき、ロードロック組立体16があると想像される最上
の垂直位置を示している。スライド用の真空シール装置
(図示略)がロードロック組立体16とプロセス室ハウ
ジング20の間に設けられ、ロードロック組立体16の
垂直移動の間、両装置内の真空状態を維持する。
【0019】ピックアーム32は、水平位置(即ち、パ
ネルがカセット12,14内にあるとき、及びパネルが
エンドエフェクタ18によって取り扱われるときと同一
の相対位置)において、パネルPをロードロック組立体
16から移動する。このとき、ピックアーム32は、図
1の破線によって示すように、矢印44の方向にパネル
を水平位置から垂直位置P2に向けて移動する。転換ア
センブリは、図1において、左から右に向けてイオン源
によって発生しさらに開口28から放出されるイオンビ
ームの通路を横切って、垂直方向に位置決めされたパネ
ルを走査方向に移動する。
【0020】イオン源はリボンビームを出力する。ここ
で用いられる「リボンビーム」とは、ここでは、長手方
向軸線に沿って伸びる長さ寸法と、この長手方向軸線に
直交する軸線に沿って伸び、長さよりもかなり小さい寸
法の幅を有する細長いイオンビームを意味する。またこ
こで用いられる「直交する」とは、ほぼ垂直を意味す
る。
【0021】リボンビームは、大きな表面積の加工物を
イオン注入するのに効果的であることが知られており、
その理由は、リボンビームは、このリボンビームが少な
くとも1方向の寸法を越える長さを有している限り、加
工物の全表面積をイオン注入するのに単一の一方向通路
にだけビームが通過すればよいからである。
【0022】図1の装置において、リボンビームは、処
理される平坦状のパネルの最も短い寸法を越える長さを
有する。このようなリボンビームを図1のイオン注入装
置に使用すると、いくつかの利点が与えられ、さらに、
単一走査によって完全な注入を得ることができる。
【0023】例えば、このリボンビームイオン源によっ
て、同一システム内で同一のイオン源を使用して異なる
大きさのパネルサイズを処理することができ、また、選
択されたイオンビーム電流に応じてパネルの走査速度を
制御することにより均一な注入量を得ることができる。
【0024】図2は、図1に示すイオン源26の斜視図
である。このイオン源26は、プラズマを保持するため
のプラズマ閉じ込め室49を形成する一組の壁を含んで
いる。プラズマ閉じ込め室49は、図2に示すように、
並列配置された形式で構成できる。また、この代わり
に、プラズマ閉じ込め室49は、バケットのように形作
ることもできる。
【0025】並列配置の閉じ込め室49は、図2に示す
ように、後壁50、前壁52、側壁54,56,58,
60(図示略)を有している。閉じ込め室49の壁は、
アルミニウムまたは他の適当な材料、例えば、ステンレ
ス鋼から作ることができる。一方、グラファイト、ある
いは他の適当な材料がこれらの壁の内部を覆うのに用い
られる。
【0026】後壁50は、ガス入口62とエキサイタ(e
xcitor) 64を有する。入口は、ガス源(図示略)から
閉じ込め室49へガスを排出するのに使用される。エキ
サイタ64は、放出したガスイオン化し、イオン源26
内にプラズマを作り始める。エキサイタ64は、タング
ステンフィラメントから形成することができ、このフィ
ラメントを適当な温度に熱して熱イオン放出による電子
を放出する。エキサイタによって発生した放出電子は、
排出されたガスと相互作用し、イオン化し、プラズマを
プラズマ室内に形成する。このエキサイタは、また、他
の高エネルギー源、例えば、無線周波信号を放出するこ
とによって電子をイオン化するRFアンテナから形成す
ることができる。
【0027】イオン源26は、プラズマをプラズマ閉じ
込め室49の中央に向ける一組の棒磁石66を含む。こ
の棒磁石66は、サマリウムコバルト構造から作られ、
一般的に側壁54,56,58,60の外側の溝に固定
される。これらの棒磁石は、好ましくは、組立体として
配置され、磁石の磁極が交互にかつハウジング内でマル
チ−カプス(multi cusped)形の磁界を形成する。
【0028】図2において更に例示するように、棒磁石
66は、各磁石のN極とS極が磁石の長さ方向に沿って
分極化されるように極性付けられる。従って、隣接する
磁石66のN極からS極に向かう磁力線は、マルチ−カ
プス形磁界を形成し、閉じ込め室の中心に向けてプラズ
マを集中させる。
【0029】イオン源26は、また、プラズマ電極70
を含み、この電極は、プラズマ閉じ込め室49の前壁5
2の平面壁部分を形成する。絶縁体74は、前壁52と
側壁54,56,58,60の間に配置され、前壁とプ
ラズマ電極構造をプラズマ閉じ込め室の残りの部分(例
えば、側壁54,56,58,60)から絶縁する。プ
ラズマ電極70は、イオンビームをハウジングから放出
できるように少なくとも1つの開口84を含む。プラズ
マ電極70は、さらに、プラズマ電極70に連結され、
かつこの電極に設けた開口84のエッジに沿う1つの磁
極が形成されるように配置する第1磁石を含んでいる。
また、対向磁石80が、プラズマ電極70に連結され、
かつこの電極に設けた開口84の対向エッジに沿う1つ
の対向磁極が形成されるように配置されている。第1磁
石78と対向磁石80は、イオンビームが通過するプラ
ズマ電極70内の開口84を横切る磁界94を形成す
る。この磁界94は、一般的に100ガウスを越える磁
界の強さを有する。
【0030】プラズマ閉じ込め室49の外側に配置され
た引出し電極76は、従来公知のように、開口84を通
してプラズマを引き出す。この引出されたプラズマは、
ターゲット表面に向かって条件付けされかつ配置されて
いるイオンビーム88を形成する。
【0031】作動中において、イオン源ガスは、ガス入
口62を通じて導かれる。イオン源ガスは、例えば、水
素で希釈することができるホスフィン(PH3 )であ
る。この結果、生じるホスフィンのプラズマは、PH n+
イオン及びP+ イオンを含む。このPHn+イオン及びP
+ イオンに加えて、プラズマ室49内で起こるイオン化
プロセスは、水素イオンと高エネルギーの電子を発生す
る。この高エネルギーと水素イオンは、パネルに対して
不要な加熱及びそれに伴うパネルの損傷を生じさせるの
で、ターゲット加工物へのイオン注入に対して時々好ま
しくないものとなる。
【0032】第1磁石78と対向磁石80によって発生
した磁界(磁力線)94は、プラズマ電極での磁気フィ
ルタを形成し、イオンビーム88内に存在する高エネル
ギー電子を減少させ、その結果、加工物に衝突する高エ
ネルギー電子を減少させる。特に、第1電極78と対向
磁石80は、開口84を覆う比較的強い磁界を形成し、
この磁界は、比較的高速度で開口84から離れる高エネ
ルギー電子を弱める。
【0033】しかし、イオンや低エネルギー電子等の低
速度の粒子は、一般的に磁界94を通過することができ
る。磁界94は、また、プラズマ閉じ込め室49内にプ
ラズマを閉じ込めることを向上させる。プラズマの閉じ
込めを向上させることによって、この磁界は、イオンビ
ーム88において増加したビーム電流を供給する。好ま
しくは、磁石78,80は、各磁石のN極とS極が、
(端部と端部が磁化されるのではなく)磁石の長さ方向
に沿って並ぶように磁化されている。これらの磁石は、
互いに磁極が対向するように同一方向に磁化されてい
る。このように、磁力線94は、隣接配置された磁石の
対向磁極間に伸びている。磁力線は、プラズマを閉じ込
め、さらにイオンビーム88から高エネルギー電子を電
位的に減じるフィルタとして機能する。
【0034】本発明の他の面では、プラズマ電極70
は、少なくとも複数の開口(例えば、2つまたはそれ以
上の開口)を含む。プラズマ電極は、第1,第2の開口
84,86を含み、これら両方の開口によって、イオン
ビームをハウジングから排出させることができる。第1
開口84は、第1イオンビーム88を形成し、第2開口
は第2イオンビーム90を形成する。第1イオンビーム
88と第2イオンビーム90は、一般的に、イオン注入
を行う加工物の表面でまたはその前に重なり合う。
【0035】図2に示すように、2つまたはそれ以上の
開口を有するプラズマ電極は、2つまたはそれ以上の磁
石を含み、プラズマに対する強い閉じ込め磁界を形成す
る。例えば、第1磁石78は、開口84のエッジに沿う
S極を与えるように配置され、また、対向磁石80は、
開口84の対向エッジに沿うN極を与えるように配置さ
れる。さらに、対向磁石80は、開口86のエッジに沿
うS極を与えるように配置され、第2磁石82は、開口
86の対向エッジに沿うN極を与えるように配置され
る。
【0036】この配置は、開口84を横切る第1磁界9
4を生じ、また、第2開口86を横切る第2磁界96を
生じる。磁界94,96は、開口84,86を渡って伸
びるマルチ−カプス形磁界を形成し、この磁界は、プラ
ズマの閉じ込めを向上させ、イオンビーム88,90内
に侵入する高エネルギー電子の数を減少させる。
【0037】図2は、イオン源26を示し、このイオン
源は、プラズマ電極70とプラズマ閉じ込め室49の他
の部分との間を電気的に接続する電源72を有してい
る。電源72は、プラズマ電極70と閉じ込め室49の
他の部分都の間の電気的なバイアスを作り出す。絶縁体
74は、プラズマ電極70をプラズマ閉じ込め室49の
大部分から絶縁し、電気バイアスを作り出すことができ
る。一般的に、電源72は、プラズマ閉じ込め室の側壁
に対してプラズマ電極をわずかに負のバイアスにする。
このバイアスは、約4ボルトである。プラズマ電極のわ
ずかに負となったバイアス電圧は、開口84,86を通
ってプラズマ室から離れる負のイオンを抑制する働きが
ある。
【0038】図3は、図2の3−3線に沿って見たイオ
ン源26の断面図を示す。特に、図3は、プラズマ電極
70の例示的な断面図を示す。この図におけるプラズマ
電極70は、互いにほぼ平行に配置した複数のスロット
形状の開口を含む。例えば、開口84’は、軸線100
の長さ方向に沿って細長く伸び、開口86’は、軸線1
00に平行な軸線102の長さ方向に沿って細長く伸び
ている。開口84’,86’は、スロット形状で、断面
がリボンビーム形状のイオンビームを形成する。一般的
に、軸線100に沿うスロット84’の長さは、直交す
る軸線に沿って測った幅に対して少なくとも50倍の大
きさである。図示の磁石78,80,82は、細長い形
状である。各磁石は、スロット開口84’,86’の細
長いエッジに沿う1つの磁極を有する。
【0039】図3に示すプラズマ電極70は、プラズマ
電極内の偶数個の開口を含んでいる。偶数個の開口は、
奇数個の開口内に生じたイオンビームと比較してより均
一なイオンビームを供給する。
【0040】図4は、断面図(図2の4−4線に沿って
見た場合のように)で見た別のプラズマ電極70’の実
施形態である。プラズマ電極70’は、イオン流が通過
する複数の円形開口104a,104b,104c,1
04dを含んでいる。開口104a〜104dは、軸線
100に沿って直線上に並んでいる。プラズマ電極は、
イオン流が通過する第2の円形開口106a,106
b,106c,106dを有することができる。第2組
の円形開口106a〜106dも軸線100に平行な軸
線102に沿って直線上に並んでいる。
【0041】複数の開口104a〜104dは、軸線1
00に沿って所定の距離だけ離れている。それぞれの開
口によって形成されるイオンビームが加工物の表面でま
たはそれ以前に重なり合う。こうして、イオンビームを
形成する開口104a〜104dは、細長い開口84’
によって形成されるイオンビームと同等の包絡線を有す
る。同様に、開口106a〜106dも軸線102に沿
ってある距離だけ離れており、そして、加工物の表面で
またはそれ以前に重なり合うイオンビームを形成し、さ
らに、開口86’によって形成されたイオンビームに近
い包絡線を有する累積的なイオンビームを発生する。
【0042】図4は、また、第1組の磁石108a,1
08b,108c,108dを有するプラズマ電極7
0’を示し、これらの磁石は、それぞれ、開口104a
〜104dのエッジに沿うN極を形成するように配置さ
れている。第2組の磁石110a,110b,110
c,110dは、それぞれ、開口104a〜104dの
対向するエッジに沿うS極を形成するように配置されて
いる。磁石110a〜110dは、それぞれ、開口10
6a,106b,106c,106dのエッジに沿うN
極を形成するように配置されている。更に、第3組の磁
石112a,112b,112c,112dが、それぞ
れ、開口106a〜106dのエッジに沿うS極を形成
するように配置されている。
【0043】開口104a〜104dに対する磁石10
8a〜108d及び110a〜110dの方向は、開口
104a〜104dを横切って伸びる一組の磁力線を形
成する。磁石110a〜110d及び112a〜112
dの方向は、開口106a〜106dの組を横切って伸
びる磁力線の第2組を形成する。これらの磁力線は、開
口の列の延長線上にほぼ直交する方向(即ち、軸線10
0及び102に対して直交する)に設けた開口を横切っ
て伸びている。さらに、これらの磁力線は、プラズマの
閉じ込めを向上させ、またイオンビームに侵入する高エ
ネルギー電子の数を減少する。
【0044】図5において、別のプラズマ電極70”の
断面図を示す。このプラズマ電極70”軸線100に沿
って伸びる第1組の円形開口104a〜104dと、軸
線102に沿って伸びる第2組の円形開口106a〜1
06dを含む。プラズマ電極は、一組の磁石120a,
120b,120c,120dを含み、この磁石は、開
口104a〜104dを横切って伸び、かつ開口106
a〜106dを横切って伸びる磁力線を発生する。図4
との比較において、図5に示す磁力線は、開口の列の延
長線上にほぼ平行な方向(即ち、軸線100及び102
に平行な)に開口を横切って伸びる。
【0045】図6において、さらに別のプラズマ電極7
0”’の断面図が示されている。このプラズマ電極は、
軸線100に沿って伸びる第1組の円形開口104a〜
104dと、軸線102に沿って伸びる第2組の円形開
口106a〜106dとを含む。プラズマ電極は、ま
た、一組の磁石121a,121b,121c,121
dを含み、これらの磁石は、開口104a〜104dを
横切って伸びかつ開口106a〜106dを横切って伸
びる磁力線を発生する。図6に示す磁力線は、軸線10
0(または軸線100にほぼ平行な配置された軸線10
2)に対してほぼ角度θをなす方向にある開口を横切っ
て伸びている。
【0046】図4ないし図6は、磁力線が、プラズマ電
極の開口の直線列に対して所定の角度をなして方向付け
ることができることを示している。従来の技術で引用し
た米国特許出願第09/014472号で論じたよう
に、イオンビームにおける電流密度の均一化を向上させ
るために、プラズマ電極の開口の直線配列に対して所定
の角度で磁力線を配置させることが好ましい。
【0047】したがって、本発明の一面においても、磁
界は、軸線100に対して角度θをなすように方向付け
られており、このθは、0°よりも大きく90°よりも
小さい角度であり、即ち、磁力線は、軸線100に対し
て直交または平行な線のいずれでもない。
【0048】図7は、図2のプラズマ電極の更に詳細を
示す。このプラズマ電極は、開口84の相対向する側の
回りに配置された磁石78,80を含む。これらの磁石
は、プラズマ電極70の一部分に含まれる。磁石78
は、プラズマ電極70の内面から金属ヨーク板124a
によって分離され、また、磁石80は、プラズマ電極の
別の内面から第2の金属ヨーク板124bによって分離
されている。これらの金属ヨーク板124a,124b
は、例えば、スチール等の金属から形成することができ
る。
【0049】ここに示したプラズマ電極は、磁石78に
隣接して取付けられる冷却チューブ122a,122b
と、磁石80に隣接して取付けられる冷却チューブ12
2c,122dとを含んでいる。冷却チューブ122
a,122bは、磁石78からを逃がし、また、冷却チ
ューブ122c,122dは、磁石80から熱を逃が
す。冷却チューブ122a〜122dは、磁石78,8
0から熱を逃がすために、例えば、水のような適当な冷
却流体を充填することができる。
【0050】図8は、本発明に従う、参照符号71で表
す別のプラズマ電極を示している。このプラズマ電極7
1は、第1,第2イオンビーム88,90を形成するた
めに第1開口84と第2開口86を含む。プラズマ電極
は、また、開口84,86を横切る磁界を形成するよう
に配置された磁石78,80,82を含む。これらの磁
石78,80,82は、N極とS極が磁石の長さ方向に
沿って並ぶように磁化される。
【0051】しかし、磁石78,80,82の配列は、
図2に示した配列とは異なっている。磁石78,80,
82は、図2に示す同一の磁石の配列に対して、図面を
貫く軸線の回りに90°回転している。これらの磁石
は、磁力線130,132,134,136を生じる。
例えば、磁力線130は、磁石78のN極から磁石80
のS極に伸び、磁力線132は、磁石80のN極から磁
石78のS極に向かって伸びている。また、磁力線13
4は、磁石82のN極から磁石80のS極に伸び、磁力
線136は、磁石80のN極から磁石82のS極に伸び
ている。これらの磁力線130〜134は、プラズマ室
49にプラズマを閉じ込める働きをし、イオンビーム8
8,90に侵入する高エネルギー電子の数を減少させ
る。
【0052】図8は、冷却チューブ126a,126
b,126cのそれぞれに配置された磁石78,80,
82を示す。冷却チューブ126a,126b,126
cは、中空で、磁石78,80,82の各表面上を冷却
流体が流れる通路を与える。冷却チューブは、銅製で作
られ、適当な冷却流体、例えば、水を充填することがで
き、磁石から熱を逃がす。冷却流体は、チューブを介し
て供給され、プラズマ電極71に衝突するプラズマ粒子
によって熱せられる磁石を冷却するのに役立つ。
【0053】以上の記載から明らかなように、本発明が
上述した目的を十分に達成できることがわかる。上記の
構成または添付する図面に示された内容は、例示的なも
のであり、かつ限定を意味するものあるので、上記構成
において、本発明の請求の範囲から逸脱しない変更が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたイオン源を含むイオ
ン注入装置の斜視図である。
【図2】本発明に従うイオン源を一部断面で示した斜視
図である。
【図3】図2の線3−3に沿って見た、プラズマ電極の
断面図である。
【図4】別のプラズマ電極の構造を示す断面図である。
【図5】図2のイオン源に使用することができるプラズ
マ電極の上面図である。
【図6】本発明に従って使用される別のプラズマ電極構
造を示す上面図である。
【図7】図2のプラズマ電極の詳細を示す拡大断面図で
ある。
【図8】図2のプラズマ電極の他の面を説明するための
別の断面図である。
【符号の説明】
10 イオン注入装置 16 ロードロック組立体 20 プロセス室ハウジング 22 プロセス室 26 イオン源 49 プラズマ閉じ込め室 52 前壁 70 プラズマ電極 72 電源 74 絶縁体 78,80,82 磁石 84,86 開口 88,90 イオンビーム 94,96 磁界 122a,122b,122c,122d 冷却チュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 マスィユー チャールズ グイン アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01970 サレムボードマン ストリート 6

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマが発生しかつ壁部分(52)を形成す
    るプラズマ電極(70)を含んでいるプラズマ閉込め室(49)
    を有するイオン源(26)であって、 前記プラズマ電極(70)は、イオンビーム(88)が前記プラ
    ズマ閉じ込め室(49)から出るための少なくとも1つの開
    口(84)を有しており、前記イオン源が、 前記プラズマ電極(70)に連結され、前記プラズマ電極(7
    0)内の開口(84)のエッジに沿って1つの磁極が形成され
    るように配置した第1磁石(78)と、 前記プラズマ電極(70)に連結され、かつイオンビーム(8
    8)が通過する前記プラズマ電極(70)内の開口(84)を横切
    る磁界が発生するように、前記プラズマ電極(70)におけ
    る開口(84)の対向するエッジに沿って1つの対向磁極が
    形成されるように配置された対向磁石(80)とを備えてい
    ることを特徴とするイオン源。
  2. 【請求項2】プラズマ電極(70)をプラズマ閉じ込め室(4
    9)の他の部分から電気的に絶縁する絶縁体(74)と、 前記プラズマ閉じ込め室(49)の他の部分とプラズマ電極
    (70)の間を電気的に接続し、前記プラズマ閉じ込め室(4
    9)の他の部分に対して前記プラズマ電極(70)を負にバイ
    アスする電源(72)とを更に備えていることを特徴とする
    請求項1記載のイオン源。
  3. 【請求項3】開口を横切る磁界(94)は、100ガウスよ
    りも大きいことを特徴とする請求項1記載のイオン源。
  4. 【請求項4】プラズマ電極(70)の開口(84)は、1つのス
    ロットであることを特徴とする請求項1記載のイオン
    源。
  5. 【請求項5】スロットの長さは、その幅に対して少なく
    とも50倍の大きさであることを特徴とする請求項4記
    載のイオン源。
  6. 【請求項6】プラズマ電極(70)は、互いに平行に整列し
    た複数のスロット(84,86) を含んでいることを特徴とす
    る請求項4記載のイオン源。
  7. 【請求項7】プラズマ電極(70)に偶数個のスロットを含
    み、各スロットは、他のスロットに対して平行に配列さ
    れていることを特徴とする請求項6記載のイオン源。
  8. 【請求項8】第1磁石(78)と対向磁石(80)は、長く伸
    び、かつ共に、プラズマ電極(70)内のスロットの長さ方
    向に沿って伸びていることを特徴とする請求項4記載の
    イオン源。
  9. 【請求項9】プラズマ電極(70)は、軸線(100) に沿って
    整列した複数の円形開口(104a 〜 104d)を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項4記載のイオン源。
  10. 【請求項10】第1磁石(78)と対向磁石(80)は、磁界(9
    4)が軸線(100) に対して角度θをなすように前記円形開
    口に対して位置決められており、前記角度θは、0°よ
    り大きく90°より小さいことを特徴とする請求項9記
    載のイオン源。
  11. 【請求項11】プラズマ電極(70)に設けられ、前記第1
    開口(84)との間に対向磁石(80)が配置されるように位置
    決められる第2開口(86)と、 前記プラズマ電極(70)に連結され、かつ対向磁石(80)と
    第2磁石(82)が前記プラズマ電極(70)の第2開口を横切
    る第2磁界(96)を形成するように、前記第2開口(86)の
    エッジに沿って1つの磁極が現れるように配置した第2
    磁石(82)とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の
    イオン源。
  12. 【請求項12】第1磁石から熱を逃がすために、前記第
    1磁石に隣接して取付けられた冷却チューブ(122a)を更
    に含むことを特徴とする請求項1記載のイオン源。
  13. 【請求項13】第1磁石(78)は、冷却流体を充填した中
    空の冷却チューブ(122a)内に配置され、更に、この冷却
    チューブは、プラズマ電極(70)に取付けられていること
    を特徴とする請求項1記載のイオン源。
  14. 【請求項14】第1磁石(78)とプラズマ電極(70)の内部
    表面との間に配置された磁気ヨーク(124a)を更に含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のイオン源。
  15. 【請求項15】プラズマが発生するプラズマ閉込め室(4
    9)を有するイオン源に使用するプラズマ電極(70)であっ
    て、 このプラズマ電極(70)は、前記プラズマ閉込め室(49)の
    壁部分(52)を形成し、かつイオンビーム(88)が前記プラ
    ズマ閉じ込め室(49)から出るための少なくとも1つの開
    口(84)を有しており、さらに、 前記プラズマ電極(70)に連結され、前記プラズマ電極(7
    0)内の開口(84)のエッジに沿って1つの磁極が形成され
    るように配置した第1磁石(78)と、 前記プラズマ電極(70)に連結され、かつイオンビーム(8
    8)が通過する前記プラズマ電極(70)内の開口(84)を横切
    る磁界が発生するように、前記プラズマ電極(70)におけ
    る開口(84)の対向するエッジに沿って1つの対向磁極が
    形成されるように配置された対向磁石(80)とを備えてい
    ることを特徴とするプラズマ電極。
  16. 【請求項16】プラズマ電極(70)の開口(84)は、1つの
    スロットであることを特徴とする請求項15記載のプラ
    ズマ電極。
  17. 【請求項17】スロットの長さは、その幅に対して少な
    くとも50倍の大きさであることを特徴とする請求項1
    6記載のプラズマ電極。
  18. 【請求項18】プラズマ電極(70)は、互いに平行に整列
    した複数のスロット(84,86) を含んでいることを特徴と
    する請求項16記載のプラズマ電極。
  19. 【請求項19】プラズマ電極(70)に偶数個のスロットを
    含み、各スロットは、他のスロットに対して平行に配列
    されていることを特徴とする請求項18記載のプラズマ
    電極。
  20. 【請求項20】第1磁石(78)と対向磁石(80)は、長く伸
    び、かつ共に、プラズマ電極(70)内のスロットの長さ方
    向に沿って伸びていることを特徴とする請求項16記載
    のプラズマ電極。
  21. 【請求項21】プラズマ電極(70)は、直線上に配列した
    複数の円形開口(104a 〜 104d)を含んでいることを特徴
    とする請求項15記載のプラズマ電極。
  22. 【請求項22】プラズマ電極(70)に設けられ、前記第1
    開口(84)との間に対向磁石(80)が配置されるように位置
    決められる第2開口(86)と、前記プラズマ電極(70)に連
    結され、かつ対向磁石(80)と第2磁石(82)が前記プラズ
    マ電極(70)の第2開口を横切る第2磁界(96)を形成する
    ように、前記第2開口(86)のエッジに沿って1つの磁極
    が現れるように配置した第2磁石(82)とを更に含むこと
    を特徴とする請求項15記載のプラズマ電極。
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