JPH11345374A - 輸送車の施解錠システム及び施解錠方法 - Google Patents

輸送車の施解錠システム及び施解錠方法

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JPH11345374A
JPH11345374A JP15128798A JP15128798A JPH11345374A JP H11345374 A JPH11345374 A JP H11345374A JP 15128798 A JP15128798 A JP 15128798A JP 15128798 A JP15128798 A JP 15128798A JP H11345374 A JPH11345374 A JP H11345374A
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transport vehicle
locking
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Osamu Yamamoto
修 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送車の走行中の盗難を防止する。 【解決手段】 位置確認装置10を通じて輸送車の走行
位置を確認し、この走行位置を情報センター20に送信
する。情報センター20では、輸送車が走行目的地に到
着した時点で初めてパスワード等のIDを発行し、施解
錠制御部30においてIDを登録し、IDの入力により
解錠が可能な状態とする。同時にIDを荷受人に連絡す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現金、宝物また
は貴金属等の貴重品の輸送に使用される輸送車の施解錠
システム及び施解錠方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現金、
宝物または貴金属等の貴重品をコンテナトラック等の輸
送車で輸送する場合、盗難対策が最も重要であることは
いうまでもない。ここで、過去の現金輸送車等における
盗難事件を鑑みると、輸送車の盗難が行われるのは主と
して一般の路上が多く、輸送元(走行開始地点)及び輸
送先(走行目的地)のいずれからも離間した地点で行わ
れるのが常である。
【0003】このような事件の問題点としては、コンテ
ナを開け閉めする必要のある走行開始地点及び走行目的
地と、コンテナを開け閉めする必要のない一般路上と
で、輸送車の解錠が同等の容易度で実行可能であること
が考えられる。したがって、これらのいずれの地点であ
るかを判断して輸送車の解錠の可否を変更できれば、盗
難の可能性は飛躍的に低減される。
【0004】そこで、この発明の課題は、輸送車の存在
位置によってコンテナの解錠の可否を変更できる輸送車
の施解錠システム及び施解錠方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、輸送車における荷役コンテナ
の施解錠を行う輸送車の施解錠システムであって、道路
地図上における輸送車の存在位置を確認して所定の情報
センターに無線送信する位置確認装置と、前記情報セン
ターから無線通信により与えられた識別符号を記憶する
記憶装置と、荷受人が認識している識別符号を入力する
入力操作部と、前記入力操作部で入力された識別符号と
前記記憶装置内に記憶された識別符号とを照合する照合
部と、前記照合部での照合の結果、両識別符号が一致し
ていた場合にのみ荷役コンテナの施解錠機構を解錠する
解錠指示部とを備えるものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、輸送車の走行開
始時に前記施解錠機構を施錠し、前記情報センターにお
いて、前記位置確認装置から無線送信された輸送車の存
在位置に基づいて、当該輸送車が所望の走行目的地に到
着した時点で、前記識別符号を発行して当該識別符号を
前記輸送車に無線通信で送信し、前記記憶装置内に記憶
するとともに、当該識別符号を荷受人に連絡し、前記荷
受人が認識している識別符号を前記入力操作部に入力
し、前記入力操作部で入力された識別符号と前記記憶装
置内に記憶された識別符号とを前記照合部で照合し、前
記照合部での照合の結果、両識別符号が一致していた場
合にのみ荷役コンテナの施解錠機構を解錠指示部で解錠
するものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、輸送車の走行開
始時に前記施解錠機構を施錠し、所定の情報センターに
おいて、所定の位置確認装置に基づいて得られた輸送車
の存在位置に基づいて、当該輸送車が所望の走行目的地
に到着したかどうかを判断し、前記情報センターからの
遠隔操作により前記施解錠機構を自動的に解錠するよう
にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る輸送車の施解錠システムを示す図である。この施
解錠システムが適用される輸送車は、コンテナトラック
等の収納室内に種々の貨物が収納された荷役コンテナC
を収納して輸送するものであって、道路地図上における
施錠された輸送車がその存在位置を位置確認装置10で
自己確認した後、その位置情報を所定の情報センター2
0に送信し、情報センター20側で解錠の可否を決定す
るようになっており、輸送車が輸送先の地点に到着した
旨を情報センター20側で判断した場合には、その時点
で初めて解錠のためのパスワード(ID:識別符号)を
位置確認装置10に発行し、これに基づいて輸送車側の
荷役コンテナCの施解錠制御部30にパスワードを登録
し、かかるパスワードを施解錠制御部30に入力したと
きにのみ荷役コンテナCの施解錠機構35が解錠される
ようにするとともに、併せて、電話、ファクシミリ装置
またはその他の通信手段で輸送先の担当者(荷受人)に
のみパスワードを開示するようにしたものである。
【0009】位置確認装置10は、具体的には、輸送車
内に搭載されたカーナビゲーション装置が使用される。
即ち、この位置確認装置10は、図2の如く、輸送車の
タイヤ付近に設置された車速センサ(図示せず)からの
車速パルス及び地磁気センサ(図示せず)からの地磁気
による方角により地図を自律航法制御部1でトレースす
るとともに、GPS衛星から伝送されるGPS信号をア
ンテナ2を通じてGPS受信機3が受信し、このGPS
信号に含まれた情報を利用してGPS制御部4により走
行位置の確認を行い、自律航法制御部1でのトレースに
おいて位置ずれが発生したときにGPS制御部4で位置
補正(マップマッチング)を行うようになっている。
【0010】自律航法制御部1及びGPS制御部4で得
られた情報は、運転席周りに設置された画像編集部6で
画像編集されてカラー液晶モニター等の専用の表示装置
5に表示される。すなわち、画像編集部6では、光ディ
スク装置(CD−ROM)等の記憶装置7から得た地図
情報に対して、自律航法制御部1及びGPS制御部4で
判断された輸送車の走行位置(存在位置)等をカラー表
示する。
【0011】この際、輸送車の走行目的地(輸送先地
点)を、十字釦やジョイスティック等の多方向スイッチ
を有する目的地入力部8で地図上に登録しておき、走行
位置から目的地までの推奨ルート(最適経路)をルート
検索部9で検索し、表示装置5に表示された地図上に推
奨ルートを表示する。
【0012】そして、上記走行目的地(輸送先地点)に
至る輸送車の走行位置を、携帯電話等を利用した通信装
置11を通じて情報センター20に逐一報告するように
なっている。ここで、輸送車の位置確認装置10のと情
報センター20との間の通信は、図面では省略している
が、一般公衆回線を介在したインターネット等の所定の
通信網によりデータの送受信を行うようになっている。
【0013】また、通信装置11は、情報センター20
からパスワードを与えられたときには、このパスワード
を施解錠制御部30に送信するようにする。この場合、
パスワードを輸送車側で表示することはせず、輸送車の
運転手等にはパスワードの開示が行われないようになっ
ている。
【0014】情報センター20は、図3の如く、上記し
たインターネット等の所定の通信網に接続されたコンピ
ューテングシステムが使用されている。尚、図1及び図
2では、図示の簡便のため、インターネット等の所定の
通信網は省略している。この情報センター20では、輸
送車側の位置確認装置10から送信されてきた走行位置
の情報を所定の表示装置21に表示し、これに基づい
て、作業員の判断により上記パスワードを発行するかど
うかを決定し、輸送車の走行位置が輸送先地点に到達し
ているときにのみパスワードを発行し、このパスワード
を位置確認装置10に送信するようにする。また、パス
ワードを発行したら、電話、ファクシミリ装置または電
子データの送信ソフトウェアプログラム等を用いて、輸
送先の担当者(荷受人)にのみパスワードを送信する。
尚、情報センター20においては、施解錠制御部30
は、輸送車の収納室内に収納される荷役コンテナCに設
置されており、輸送車の位置確認装置10との間の信号
の送受信は、プラグを介して接続/切断自在とされたワ
イヤケーブルを通じて行われるものである。この施解錠
制御部30は、図4の如く、位置確認装置10からのパ
スワードが受信入力されるパスワード受信部31と、パ
スワード受信部31で受信入力されたパスワードを記憶
する記憶装置32(メモリ)と、貨物の積み降ろし時に
輸送先の担当者(荷受人)により照合のためにパスワー
ドが手入力されるテンキー入力装置等の入力操作部33
と、入力操作部33で手入力されたパスワードを記憶装
置32内に記憶されたパスワードに対して照合判断する
照合部34と、照合部34による照合の結果、入力操作
部33で手入力されたパスワードが記憶装置32内に記
憶されたパスワードと同一であったときにのみ荷役コン
テナCの施解錠機構35を解錠する解錠指示部36とを
備えている。
【0015】ここで、荷役コンテナCは、例えば内部に
ワイヤーロープやケブラー繊維等の強化処理がなされた
アルミニウム等の金属製の強固な筺体が使用されるもの
で、その扉部に施解錠機構35が設置される。また、荷
役コンテナCの壁面には、その壁面の破砕を検知するた
めのシートセンサー(図示せず)が敷設されており、シ
ートセンサーが破損を検知した場合には、荷役コンテナ
Cに設けられたブザー等の音声吹鳴手段を吹鳴させると
共に、施解錠制御部30を通じて位置確認装置10に警
告信号を出力し、通信装置11を通じて情報センター2
0へ伝達されるようになっている。
【0016】なお、自律航法制御部1、GPS制御部
4、画像編集部6、ルート検索部9及び施解錠制御部3
0は、それぞれ、ROMおよびRAM等が接続された一
般的なCPUを有する制御回路において所定のソフトウ
ェアプログラムによって動作する機能要素である。
【0017】上記構成の輸送車の施解錠システムの動作
を図5のフローチャートに沿って説明する。
【0018】まず、ステップS01において、輸送元
(走行開始地点)で荷物を荷役コンテナC内に収納した
後、施解錠機構35の施錠を行い、この荷役コンテナC
を輸送車の収納室に収納する。また、位置確認装置10
としてのカーナビゲーションシステムにおいては、輸送
車の走行目的地(輸送先地点)を、十字釦やジョイステ
ィック等の多方向スイッチを有する目的地入力部8で地
図上に登録しておき、走行位置から目的地までの推奨ル
ート(最適経路)をルート検索部9で検索しておく。
【0019】次に、そのまま輸送車を走行させて、荷物
の発送を行う(ステップS02)。この時点では、施解
錠制御部30において施解錠機構35の解錠を行うため
のパスワードは発行されておらず、いかなる手段を用い
てしても荷役コンテナC内の荷物を取り出すことはでき
ない状態となっている。
【0020】また、輸送車の走行中にあっては、位置確
認装置10としてのカーナビゲーションシステムにおい
て、車速センサ(図示せず)からの車速パルス及び地磁
気センサ(図示せず)からの地磁気による方角により地
図を自律航法制御部1でトレースするとともに、GPS
衛星から伝送されるGPS信号をアンテナ2を通じてG
PS受信機3が受信し、このGPS信号に含まれた情報
を利用してGPS制御部4により走行位置の確認を行
い、自律航法制御部1でのトレースにおいて位置ずれが
発生したときにGPS制御部4で位置補正(マップマッ
チング)を行う。自律航法制御部1及びGPS制御部4
で得られた情報は、運転席周りに設置された画像編集部
6で画像編集されてカラー液晶モニター等の専用の表示
装置5に表示される。すなわち、画像編集部6では、光
ディスク装置(CD−ROM)等の記憶装置7から得た
地図情報に対して、自律航法制御部1及びGPS制御部
4で判断された輸送車の走行位置(存在位置)等をカラ
ー表示する。
【0021】この際、走行位置から上述の目的地までの
推奨ルート(最適経路)をルート検索部9で検索し、表
示装置5に表示された地図上に推奨ルートを表示する。
そして、上記走行目的地(輸送先地点)に至る輸送車の
走行位置を、携帯電話等を利用した通信装置11を通じ
て情報センター20に逐一報告する。
【0022】情報センター20側では、ステップS03
において、表示装置21に表示された道路地図上で輸送
車の走行位置を確認し、長時間の停止や目的地へ向かう
経路から大きく外れる等の異常な事態が発生していない
かどうかを監視する。そして、異常事態が発生したら
(ステップS04)、情報センター20において警報を
発生する(ステップS05)とともに、警備会社に連絡
をして適切な処理を行う(ステップS06)。
【0023】一方、異常事態が発生せず、輸送車が走行
目的地(輸送先地点)に到着した場合は、ステップS0
7において、電話連絡などの通信手段により着荷の確認
を行う。未着であれば、ステップS03〜S07の処理
を繰り返す。尚、情報センター20での着荷の判断につ
いては、到着予定時間に照らして総合的に判断されるも
のである。
【0024】ステップS07において着荷の確認が肯定
的に行われたときは、解錠許諾者(即ち荷受人)が誰で
あるかを情報センター20側で照会し(ステップS0
8)する。そして、情報センター20側では、この時点
で初めてパスワードを発行し、位置確認装置10の通信
装置11に無線で送信する。
【0025】位置確認装置10においては、通信装置1
1で受信したパスワードが自動的に施解錠制御部30に
送信される。施解錠制御部30においては、パスワード
受信部31でパスワードを受信した後、一旦記憶装置3
2内に記憶される。これにより、施解錠制御部30内に
パスワードが登録されたことになる(ステップS0
9)。尚、パスワードの公開は、輸送車の運転車には通
知されない。
【0026】次に、電話またはファクシミリ装置等の所
定の通信手段を通じて、情報センター20側で発行され
たパスワードを解錠許諾者(即ち荷受人)に公開する
(ステップS10)。しかる後、解錠許諾者は、パスワ
ードを施解錠制御部30の入力操作部33に入力する。
入力操作部33では、入力されたパスワードを照合部3
4に送信する。照合部34では、入力操作部33から与
えられたパスワードを、ステップS09で記憶装置32
内に登録されたパスワードと照合し、両パスワードが合
致していれば、解錠指示部36に信号を与え、解錠指示
部36の指示により施解錠機構35の解錠が行われる
(ステップS11)。
【0027】このような作業は、例えば図6のように、
輸送車だけでなく、搬送経路中に空輸を含むような場合
にも適用される。即ち、荷役コンテナCを搭載した輸送
車がA空港41aに到着して荷役コンテナCを航空会社
に預けた後、この荷役コンテナCを空輸でB空港41b
に運び、このB空港41bから最終目的地へ輸送車で荷
役コンテナCを輸送する場合、出発地点からA空港41
aまでとB空港41bから最終目的地までの2つの路上
経路について、それぞれ、位置確認装置10を通じて輸
送車の走行位置を確認し、この輸送車が最終目的地に到
着した時点で初めて情報センター20側でパスワードを
発行するようにすればよい。
【0028】以上のように、位置確認装置10を通じて
輸送車の走行位置を確認し、この輸送車が走行目的地に
到着した時点で初めて情報センター20側でパスワード
を発行し、このパスワードがなければ荷役コンテナCの
解錠ができないようにしているので、輸送車の走行中に
盗難があっても、犯人が荷役コンテナCを解錠すること
は極めて困難となる。したがって、荷役コンテナCの内
部に収納された荷役の盗難を防止できる。
【0029】図7は、他の実施の形態に係る動作を示す
フローチャートである。この輸送車の施解錠システムで
は、輸送車の主電源装置のスイッチング切替を行うスイ
ッチ部を切り替えることで輸送車の走行を停止する機能
を備えており、情報センター20の制御に基づいていつ
でも輸送車の走行が自動的に停止されるようになってい
る。即ち、図1において、情報センター20から解錠の
指令信号が与えられると、位置確認装置10がこれを受
信した後、これが施解錠制御部30に伝達され、荷役コ
ンテナCの解錠が自動的に行われるようになっている。
尚、図1では、施解錠制御部30の解錠が情報センター
20側からの指令に基づいてのみ行われるように示して
いるが、併せて荷受人からの無線通信機による遠隔操作
によっても自由に解錠できるようになっている。
【0030】即ち、図7中のステップS01において、
輸送元(走行開始地点)で荷物を荷役コンテナC内に収
納した後、施解錠機構35の施錠を行い、この荷役コン
テナCを輸送車の収納室に収納する。また、位置確認装
置10において走行目的地を入力しておく。そして、輸
送車を走行させて荷物の発送を行う(ステップS0
2)。この間、位置確認装置10において、輸送車の走
行位置を常時確認し、通信装置11を通じて情報センタ
ー20に逐一報告する。
【0031】情報センター20側では、ステップS03
において、表示装置21に表示された道路地図上で輸送
車の走行位置を確認し、長時間の停止や目的地へ向かう
経路から大きく外れる等の異常な事態が発生していない
かどうかを監視する。そして、異常事態が発生したら
(ステップS04)、情報センター20において警報を
発する(ステップS05)とともに、警備会社に連絡を
して適切な処理を行う(ステップS06)。
【0032】そして、情報センター20では、位置確認
装置10側に輸送車の走行停止を指令する信号を送信す
る。そして、位置確認装置10では、これに基づいて輸
送車の主電源装置のスイッチング切替を行うスイッチ部
をオフに切替、輸送車の走行を自動的に停止する(ステ
ップS06A)。
【0033】一方、異常事態が発生せず、輸送車が走行
目的地(輸送先地点)に到着した場合は、ステップS0
7において、電話連絡などの通信手段により着荷の確認
を行う。未着であれば、ステップS03〜S07の処理
を繰り返す。
【0034】ステップS07において着荷の確認が肯定
的に行われたときは、解錠許諾者(即ち荷受人)が誰で
あるかを情報センター20側で照会し(ステップS0
8)、情報センター20側からの遠隔操作により位置確
認装置10を介して施解錠制御部30に解錠指示信号を
与え、これに基づいて施解錠制御部30は施解錠機構3
5の解錠を自動的に行う。この際、荷受人の遠隔操作に
より施解錠機構35の解錠を併せて行うようにしてお
く。これにより、情報センター20側との無線通信が届
きにくい場所などにおいても、荷受人の操作により確実
に解錠できることになる。
【0035】尚、上記実施の形態では、位置確認装置1
0としてカーナビゲーションを使用していたが、輸送車
または荷役コンテナに搭載したPHSから常時信号を発
信し続け、PHS通信網を介して信号を受信するように
してもよい。この場合、一般にPHS通信網のどの地点
からの発信であるかを情報センター20側に送信するこ
とで、情報センター20側では輸送車の走行位置を容易
に判断できる。したがって、複雑なカーナビゲーション
システムを使用しなくても輸送車の走行位置を一定の精
度で判断できる。
【0036】また、上記実施の形態において、解錠のた
めのID(識別符号)としてパスワードを発行するよう
にしていたが、これ以外に、例えば荷受人が所持してい
る所定のICカードのカード登録番号を伝送し、入力操
作部33としてのカードリーダでICカードの照合を行
うようにしてもよい。あるいは、荷受人の指紋や角膜を
予め情報センター20に登録しておき、着荷時点で指紋
や角膜の画像情報を通信装置11を通じて施解錠制御部
30の記憶装置32内に記憶し、照合部34において指
紋や角膜の照合時に一般的なパターンマッチングの照合
を行うようにしても良い。
【0037】さらに、上記実施の形態において、位置確
認装置10と施解錠制御部30の間をワイヤケーブルで
接続するようにしていたが、この間の信号の送受信は無
線で行ってもよい。
【0038】また、情報センター20と位置確認装置1
0(通信装置11)との間の通信は、一般電話回線を使
用せず、例えば衛生通信を行って実施してもよい。
【0039】さらに、上記実施の形態では、荷役コンテ
ナCを輸送車の収納室内に別体のものとして搭載してい
たが、輸送車に一体不可分に固設されたものであっても
よい。
【0040】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3に記載の発明に
よれば、位置確認装置を通じて輸送車の走行位置を確認
し、この輸送車が走行目的地に到着した時点で初めて荷
役コンテナの解錠が可能となるので、輸送車の走行中に
盗難があっても、犯人が荷役コンテナを解錠することは
極めて困難となり、故に荷役コンテナ内に収納された荷
役の盗難を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る輸送車の施解
錠システムの概略を示す図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る輸送車の施解
錠システムを示すブロック図である。
【図3】情報センターの外観を示す図である。
【図4】施解錠制御部及び施解錠機構を示すブロック図
である。
【図5】この発明の一の実施の形態に係る輸送車の施解
錠システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】空輸を含む輸送車経路を示す図である。
【図7】この発明の他の実施の形態に係る輸送車の施解
錠システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 10 位置確認装置 11 通信装置 20 情報センター 21 表示装置 30 施解錠制御部 31 パスワード受信部 32 記憶装置 33 入力操作部 34 照合部 35 施解錠機構 36 解錠指示部 C 荷役コンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05B 49/00 E05B 49/00 K H04Q 7/38 H04B 7/26 109S

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送車における荷役コンテナの施解錠を
    行う輸送車の施解錠システムであって、 道路地図上における輸送車の存在位置を確認して所定の
    情報センターに無線送信する位置確認装置と、 前記情報センターから無線通信により与えられた識別符
    号を記憶する記憶装置と、 荷受人が認識している識別符号を入力する入力操作部
    と、 前記入力操作部で入力された識別符号と前記記憶装置内
    に記憶された識別符号とを照合する照合部と、 前記照合部での照合の結果、両識別符号が一致していた
    場合にのみ荷役コンテナの施解錠機構を解錠する解錠指
    示部とを備える輸送車の施解錠システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の施解錠システムを使用
    した輸送車の施解錠方法であって、 輸送車の走行開始時に前記施解錠機構を施錠し、 前記情報センターにおいて、前記位置確認装置から無線
    送信された輸送車の存在位置に基づいて、当該輸送車が
    所望の走行目的地に到着した時点で、前記識別符号を発
    行して当該識別符号を前記輸送車に無線通信で送信し、
    前記記憶装置内に記憶するとともに、当該識別符号を荷
    受人に連絡し、 前記荷受人が認識している識別符号を前記入力操作部に
    入力し、 前記入力操作部で入力された識別符号と前記記憶装置内
    に記憶された識別符号とを前記照合部で照合し、 前記照合部での照合の結果、両識別符号が一致していた
    場合にのみ荷役コンテナの施解錠機構を解錠指示部で解
    錠することを特徴とする輸送車の施解錠方法。
  3. 【請求項3】 輸送車における荷役コンテナの施解錠を
    行う輸送車の施解錠方法であって、 輸送車の走行開始時に前記施解錠機構を施錠し、 所定の情報センターにおいて、所定の位置確認装置に基
    づいて得られた輸送車の存在位置に基づいて、当該輸送
    車が所望の走行目的地に到着したかどうかを判断し、 前記情報センターからの遠隔操作により前記施解錠機構
    を自動的に解錠するようにしたことを特徴とする輸送車
    の施解錠方法。
JP15128798A 1998-06-01 1998-06-01 輸送車の施解錠システム及び施解錠方法 Pending JPH11345374A (ja)

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Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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