JPH11345194A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH11345194A
JPH11345194A JP10152479A JP15247998A JPH11345194A JP H11345194 A JPH11345194 A JP H11345194A JP 10152479 A JP10152479 A JP 10152479A JP 15247998 A JP15247998 A JP 15247998A JP H11345194 A JPH11345194 A JP H11345194A
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JP
Japan
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mobile phone
program
dsp
voice
external rom
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Application number
JP10152479A
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English (en)
Inventor
Satoru Tomiyama
覚 富山
Hajime Suganuma
元 菅沼
Toshiyuki Okamura
俊幸 岡村
Hideaki Yoshida
秀明 吉田
Yuji Kinoshita
裕司 木下
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 DSP交換なしで音声CODECプログラム
の修正・更新を行えるようにすると共に、バスの負担を
軽減しCPUの好適な動作を維持する。 【解決手段】 外付のROM14A上に本体プログラム
と共に音声CODECプログラム等のアプリケーション
プログラムを格納しておく。所定のイベントが発生した
ときCPU10AがDSP12Bに対し与える指令に応
じ、DSPはROM上のアプリケーションプログラムを
内蔵RAM18AにDMA転送する。DSPは内蔵RA
M上のアプリケーションプログラムを実行する。外付R
OM14A上にアプリケーションプログラムをおき更に
このROM14Aをフラッシュメモリ等書換可能な不揮
発性メモリとしたため、DSP12Bを交換することな
くアプリケーションプログラムを修正・更新できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU、DSP(D
igital Signal Processor)及びROMをバスにて密結合
した構成を有し、DSPにより音声CODEC(coder/d
ecoder)プログラム等のアプリケーションプログラムを
実行する携帯電話機に関する。なお、本願でいうところ
の携帯電話機には、携帯電話機能を有するPCカード等
をも含めることとする。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】携帯電話機は、使用者が
携帯して使用する機器であるため、小型・軽量・省電力
であり携帯に適した構成でなければならない。また、安
価に製造・販売できること、その操作が簡便かつ容易で
あること、便利な機能を数多く有していること、使用に
際して使用者に心理的ストレスを与えないこと、使用者
の嗜好に応じた使い方・カスタマイズが可能であること
等が、携帯電話機の普及を促進する上で重要視されてい
る。
【0003】また、携帯電話機の制御部では、携帯電話
機の各部の制御を司るCPUとは別に、音声CODEC
プログラムのように多数のステップに亘るプログラムや
繰返し演算の多いプログラムを実行する専用のプロセッ
サを設ける、という構成を採用している。例えば、従来
のディジタル携帯電話機の制御部では、図5に示すよう
に、CPU10、DSP12及びROM14をバス16
にて密結合し、携帯電話機の各部の制御に係る本体プロ
グラムを外付のROM14上に、また音声CODECプ
ログラムをDSP12に内蔵されるROM18上に、そ
れぞれ格納している。CPU10は、バス16を介しR
OM14にアクセスして本体プログラムを実行する
(A)。また、DSP12は、内蔵ROM18にアクセ
スして音声CODECプログラムを実行する(B)。
【0004】このようにすることで、CPU10を音声
CODECプログラムの実行から解放することができる
ため、CPU10の負担を軽減することができ、使用者
による操作に対する応答性の向上等、心理的ストレス軽
減に資することができる。また、加算、乗算、積和演算
等を高速で実行可能なプロセッサであるDSP12を用
いているため、その種の演算を多数回繰返し実行するプ
ログラムである音声CODECプログラムを、高速で実
行することができる。更に、DSP12の内蔵ROM1
8に音声CODECプログラムが格納されているため、
音声CODECプログラムの各ステップ乃至命令をDS
P12にロードする処理に際してバス16が占有される
こともない。
【0005】しかしながら、この構成には問題点があ
る。まず、DSP12は1個の集積回路であり、その内
蔵ROM18としては、通常は、書換が不可能な不揮発
性メモリが用いられる。即ち、一般にDSPはある特定
の処理専用のプロセッサとして用いられるため、その内
蔵メモリを書換不可能なROMとしこのROMにより実
行対象たるプログラムを保存しておくのが一般的であ
る。従って、内蔵ROM18だけを交換することや、内
蔵ROM18上のプログラムを書き換えることは不可能
であるから、修正が必要なバグが音声CODECプログ
ラムから見つかった場合や音声CODECプログラムの
バージョンアップの際に、DSP12を新しいものに交
換する必要がある。これは、交換のための労力と時間を
必要とする。無論、見つかったバグの性質によっては、
ROM18上の音声CODECプログラムをそのままに
しておき(従ってDSP12を交換しないで済ませ)、
CPU10等、他のデバイスの動作を調整する(帳尻を
合わせる)ことで、対処可能であろう。しかし、その場
合にも、帳尻合わせのための作業が必要になる。
【0006】発明者の知見によれば、この問題は、そも
そも、DSP12の内部に設けた書換不可能な不揮発性
メモリ(ROM18)に音声CODECプログラムを格
納していることから、生まれた問題である。従って、音
声CODECプログラムを、DSP12の外部の書換可
能なメモリに格納しておくようにすれば、この問題を解
消できるであろう。また、従来から設けられている外付
のROM14を、音声CODEC用プログラムの格納の
ために、利用できるであろう。図6に、この観点から従
来の回路を変形した例を示す。この変形例では、CPU
10、DSP12A及びROM14Aをバス16にて密
結合し、本体プログラム及び音声CODECプログラム
を外付のROM14A上に格納している。ROM14A
は、フラッシュメモリ等、書換可能な不揮発性メモリと
する。CPU10は、バス16を介しROM14Aにア
クセスして本体プログラムを実行する(A)。また、D
SP12Aも、ROM14Aにアクセスして音声COD
ECプログラムを実行する(C)。このアクセスの際に
は、従来周知のDMA(Direct Memory Access)を用いる
ことができる。
【0007】この変形例においては、フラッシュメモリ
等をROM14Aとして用いこのROM14A上に音声
CODEC用プログラムを格納しているため、音声CO
DECプログラムにバグが見つかった場合や音声COD
ECプログラムをバージョンアップする際にROM14
Aの書換で済み、DSP12Aを交換する必要がない。
反面、DSP12Aが音声CODECプログラムを実行
するには、逐次、プログラムメモリであるROM14A
にアクセスして命令を取り込まねばならない。即ち、音
声CODECプログラムを実行している間はDSP12
Aによってバス16が実質的に占有されてしまうため、
CPU10はバス16を使用できず、携帯電話機の制御
部全体としては、処理速度が下がってしまう。
【0008】
【発明の概要】本発明の目的の一つは、音声CODEC
プログラムを含めDSPにより実行されうる各種のプロ
グラム(本願では「アプリケーションプログラム」と呼
ぶ)にバグが見つかった場合やその更新を行おうとする
際に、DSPを交換することなく当該アプリケーション
プログラムを修正・更新できるようにすることにある。
本発明の目的の他の一つは、制御部全体としてはその処
理速度をほとんど低下させずに、DSPの交換なしでア
プリケーションプログラムを修正・更新できるようにす
ることにある。本発明の目的の他の一つは、より小規模
な回路で従って低重量・低コストで、多機能化に適した
携帯電話機用制御部を提供することにある。
【0009】このような目的を達成すべく、本発明は、
(1)携帯電話機の動作の制御を司るべく本体プログラ
ムを実行するCPU、所定の機能に係るアプリケーショ
ンプログラム(例えば音声CODECプログラム)を実
行するDSP、並びにこれらCPU及びDSPとバスに
て密結合されている外付のROMを備える携帯電話機に
おいて、(2)上記外付のROMが、上記本体プログラ
ム及び上記アプリケーションプログラムが予め格納され
ている書換可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメ
モリ)であり、(3)上記DSPが、RAMを内蔵して
おり、(4)上記DSPが、上記機能を起動するのに先
立ち上記外付のROMから当該DSPの内蔵RAMへと
上記バスを介し上記アプリケーションプログラムを一括
してDMA転送し、上記機能を起動及び提供する際には
上記RAMにアクセスすることを特徴とする。
【0010】ここで、アプリケーションプログラムが音
声CODECプログラムでありまた外付のROM14A
がフラッシュメモリである場合を例として本発明の構成
を示すと、図1のようになる。この構成においては、C
PU10A、DSP12B及びROM14Aをバス16
にて密結合し、本体プログラム及び音声CODECプロ
グラムを外付のROM14A上に格納している。CPU
10Aは、バス16を介しROM14Aにアクセスして
本体プログラムを実行する(A)。また、DSP12B
は内蔵メモリとしてRAM18Aを有しており、音声C
ODECプログラムを実行するのに先だって、まずRO
M14Aから内蔵RAM18Aへと音声CODECプロ
グラムを一括してDMA転送し(D)、実行の際には、
内蔵RAM18Aにアクセスする(C)。
【0011】従って、図1に示した構成によれば、RO
M14Aの書換のみで即ちDSP12Bを交換すること
なしに、アプリケーションプログラムのバグを訂正しま
たアプリケーションプログラムを更新することができ
る。また、実行に先立ちアプリケーションプログラムを
外付のROM14AからDSP12B内のRAM18A
にDMA転送するようにしているため、DSP12B
は、アプリケーションプログラム実行の際にその内蔵R
AM18Aにアクセスすればよい。即ち、ROM14A
にアクセスする必要がなくバス16を占有しないため、
CPU10Aによるバス使用の妨げにならず、制御部全
体としてはその処理速度がほとんど下がらない。
【0012】また、図1に示した構成を利用して、部品
点数を増やすことなく、携帯電話機を多機能化すること
ができる。より具体的には、アプリケーションプログラ
ムを、携帯電話機にて互いに異なる状況下で提供する複
数の機能それぞれに対応して合計複数個、外付のROM
14A上に予め格納しておく。発生したイベントがこれ
ら複数の機能のうちいずれかを起動すべきであることを
示すイベントであるとき、CPU10Aが、“その機能
に対応するアプリケーションプログラムを外付のROM
14Aからロードせよ”と、DSP12Bに指令する。
DSP12Bは、ロードせよと指令されたアプリケーシ
ョンプログラムを、外付のROM14Aからその内蔵R
AM18Aへと、DMA転送する。このようにすれば、
必要な時点で必要な機能を起動できる。従って、本発明
においては、互いに異なる状況下で使用する機能であれ
ば(即ち同時に起動することがない機能であれば)、多
岐多様な機能を1個のDSP12Bにて実行できる。ま
た、各機能毎乃至は各アプリケーションプログラム毎に
DSPを設ける必要がないため、制御部の装置構成が簡
素なもので済み、携帯電話機の大きさ、重量、部品コス
ト等が抑制され、また回路基板上でのプリント配線の引
き回しも容易になる。更に、複数のアプリケーションプ
ログラムを搭載しているにもかかわらずDSP12Bの
内蔵メモリはアプリケーションプログラム1個分相当の
容量で済む。なお、本体プログラムに加えアプリケーシ
ョンプログラムを格納する必要があるため、従来技術に
おけるROM14に比べROM14Aの方が大きな記憶
容量を必要とすることとなり、従ってその分は制御部の
サイズ、重量、コスト等も大きくなることがあるが、D
SPを複数個設けること等によるサイズ等の増加に比
べ、その程度は小さい。
【0013】また、外付のROM14Aに格納されDS
P12Bの内蔵RAM18AにDMA転送されるアプリ
ケーションプログラムの例としては、携帯電話機の送受
話音声信号に符号化処理/復号処理を施すための音声C
ODECプログラム、携帯電話機の入力音声信号から当
該携帯電話機に対する指令を認識するための音声認識プ
ログラム、着信音として出力すべき音響信号を合成する
ための音源プログラム、携帯電話機の送受信信号を通信
に適する形式とデータ端末機器での処理に適する形式と
の間で相互変換(変復調等)するためのモデム/ターミ
ナルプログラム等がある。また、これらのアプリケーシ
ョンプログラムのロード及び起動につながるイベントと
しては、使用者による電源投入操作、使用者からの手動
操作による指令、使用者からの音声による指令、他の携
帯電話機等からの基地局を介した又は直接の着信等があ
る。
【0014】まず、携帯電話機に電源が投入されたとき
には、CPU10Aが、“予め使用者により指定されて
いるアプリケーションプログラムをROM14Aからロ
ードせよ”と、DSP12Bに指令する。電源投入時に
ロードすべきアプリケーションプログラムに関し使用者
による指令が行われていないのであれば、CPU10A
は、電源投入に応じ、“デフォルト設定されているアプ
リケーションプログラムを上記外付のROMからロード
せよ”とDSP12Bに指令する。また、電源投入時に
ロードするアプリケーションプログラムの例としては、
音声CODECプログラム及びモデム/ターミナルプロ
グラムがある。携帯電話機を主に音声通話に使用すると
の設定が使用者から先だって与えられているのであれ
ば、CPU10Aは、電源投入に応じて“音声CODE
CプログラムをROM14Aからロードせよ”とDSP
12Bに指令し、主にデータ通信に使用するとの設定が
使用者から先だって与えられているのであれば、CPU
10Aは、電源投入に応じて“モデム/ターミナルプロ
グラムをROM14Aからロードせよ”とDSP12B
に指令する。現状では、自分の携帯電話機を主に音声通
話に使用するという使用者の方が、主にデータ通信に使
用するという使用者よりも多いから、電源投入時にロー
ドするアプリケーションプログラムのデフォルト設定
は、音声CODECプログラムとするのが好ましい。
【0015】また、携帯電話機に対し使用者が手動操作
により指令を与えたときには、CPU10Aは、“その
指令に対応するアプリケーションプログラムをROM1
4Aからロードせよ”とDSP12Bに指令する。手動
操作に応じてロードするのが好ましい又はそのようにし
てもよいアプリケーションプログラムの例としては、音
声CODECプログラム、音声認識プログラム、音源プ
ログラム、モデム/ターミナルプログラム等がある。更
に、音声認識プログラムがRAM18A上に存する状態
であれば、携帯電話機に対し使用者が音声により指令を
与えたときにDSP12Bがこの音声認識プログラムの
実行により指令を認識できるため、CPU10Aはこの
指令に対応するアプリケーションプログラムをROM1
4AからロードせよとDSP12Bに指令する。音声に
よる指令に応じてロードするのが好ましい又はそのよう
にしてもよいアプリケーションプログラムの例として
は、音声CODECプログラム、音源プログラム、モデ
ム/ターミナルプログラム等がある。更に、他の携帯電
話機等からの着信があったときには、CPU10Aは、
音源プログラム等のアプリケーションプログラムをRO
M14AからロードせよとDSP12Bに指令する。
【0016】なお、本発明は、携帯電話機用制御装置、
音声CODEC起動方法、アプリケーションプログラム
選択ロード方法等としても表現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、図1に示した構成と
対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0018】図2に、本発明を適用できる携帯電話機の
概略構成を示す。図中、操作部20は使用者により操作
される部材でありキーパッド等から構成されている。使
用者が操作部20の操作等により電話番号を入力する
と、制御部22は、無線部24を制御しアンテナ26か
ら無線による呼を発する。この呼は、図示しない基地局
或いは他の携帯電話機により受信される。逆に、基地局
或いは他の携帯電話機から無線送信された呼はアンテナ
26にて受信され無線部24による増幅その他の処理を
経た上で制御部22に供給される。制御部22はこれに
応じて着信音を発生させスピーカ28又は図示しないブ
ザーからこの着信音を音響出力させる。また、音声によ
る通話の際には、マイク30にて取り込まれた話者音声
が制御部22における符号化等の処理を経た上で無線部
24によりアンテナ26から無線送信され、アンテナ2
6にて受信され無線部24による処理を経た音声信号が
制御部22による復号等の処理を経た上でスピーカ28
から音声出力される。データ通信の際には、外部のデー
タ端末機器との接続ポートであるデータ入出力部32等
から入力された信号が制御部22や無線部24による処
理を経てアンテナ26から無線送信され、アンテナ26
にて受信され無線部24や制御部22による処理を経た
信号がデータ入出力部32等からデータとして出力され
る。なお、図中符号34で表されているのはLCD等の
デバイスから構成されている表示部28であり、その画
面上には通話相手の電話番号、無線信号の受信状態その
他の情報が表示される。符号36及び38で表されてい
るのは、それぞれ、マイク30からの音声信号をアナロ
グからディジタルに変換するA/D変換器及び制御部2
2からの音声信号をディジタルからアナログに変換する
D/A変換器である。
【0019】図3に、本発明の一実施形態における制御
部22の構成を示す。この実施形態では、CPU10
A、DSP12B、ROM14A、RAM40、無線部
コントローラ42及びI/O44がバス16により密結
合されている。RAM40はボイスメッセージ等を記録
しておくためのメモリである。無線部コントローラ42
はCPU10Aの制御の下に無線部24の動作を制御す
る。I/O44は操作部20、表示部34、データ入出
力部32等との接続のためのインタフェースである。更
に、DSP12BはA/D変換器36やD/A変換器3
8に接続されており、その内部にはRAM18Aが設け
られている。このRAM18Aは、先に図1を用いて説
明したように、外付のROM(フラッシュメモリ)14
Aから、いずれかのアプリケーションプログラムをDM
A転送にてロードしておくためのメモリであり、DSP
12BはこのRAM18A上のアプリケーションプログ
ラムを実行する。従って、アプリケーションプログラム
の実行に際しては、ROM14AからRAM18Aへの
アプリケーションプログラムのDMA転送を実行に先立
って1回実行するのみでよく、アプリケーションプログ
ラムを実行する間DSP18Bによりバス16が占有さ
れ続けることはない。
【0020】ROM14Aには、本体プログラムに加
え、アプリケーションプログラムとして、音声CODE
Cプログラム、音声認識プログラム、MIDI音源プロ
グラム及びモデム/ターミナルプログラムが格納されて
いる。音声CODECプログラムは、マイク30及びス
ピーカ28に係る音声信号の符号化及び復号を行うため
のプログラムであり、音声通話の際に実行する必要があ
る。音声認識プログラムは、マイク30からA/D変換
器36を介して入力される音声信号等から、携帯電話機
特にその制御部22に対する指令を抽出・認識するため
のプログラムであり、このプログラムを実行することに
より使用者が音声で指令を与えることができ操作部20
の(複雑な)操作を行わないで済む。MIDI(Music I
nstrumentDigital Interface)音源プログラムは、着信
音を発生させるためのプログラムである。数ある音源の
中でもMIDI音源を用いているのは、音質の良い着信
音(メロディ)を提供するため及び市場に流通している
多種多様なMIDIシーケンスを利用できるようにする
ためである。モデム/ターミナルプログラムは、データ
入出力部32にデータ端末機器を接続してデータ通信を
行う際に、当該データ通信に係る信号の変復調その他を
行うプログラムである。
【0021】このように、多種多様なアプリケーション
プログラムを搭載することによって、携帯電話機を多機
能化できる。但し、本発明の特徴は、厳密には、携帯電
話機の多機能化そのものではなく、バグ訂正をDSP交
換なしで実行できかつサイズ・重量・コストの増大をさ
ほど伴わないで携帯電話機を多機能化できるという特質
を有する構成、特にDSP12Bの内蔵メモリのRAM
化、外付ROM14AからRAM18Aへのアプリケー
ションプログラムのDMA転送、RAM18Aへのアク
セスによるアプリケーションプログラムの実行等にあ
る。
【0022】CPU10Aは、図3に示すように、所定
のイベントが発生したときこのイベントに対応するアプ
リケーションプログラムをロードせよとDSP12Bに
指令する。この指令を受けると、DSP12Bは、RO
M14AからRAM18Aへのアプリケーションプログ
ラムのDMA転送を実行する。このDMA転送の対象と
なるのは、ROM14Aに格納されている一般に複数の
アプリケーションプログラムのうち、発生したイベント
に対応するものである。DSP12Bは、その内蔵RA
M18A上のアプリケーションプログラムを実行する。
【0023】
【表1】 表1に、CPU10Aにて発生し乃至は検出されるイベ
ントと、このイベントに応じROM14AからRAM1
8AへDMA転送されDSP12Bにより実行されるア
プリケーションプログラムとの対応関係を示す。この表
に示されているイベントのうち「電源投入(デフォル
ト)」及び「電源投入(データ通信専用設定時)」は、
操作部20を構成する電源ボタン・電源スイッチ等を使
用者がオン操作したことを表している。「通話開始」と
は、使用者が通話開始を制御部22に指令したことを表
している。「録音開始」とは、使用者がメッセージの録
音即ちRAM40への書込を制御部22に指令したこと
を表している。「音声発呼」とは、使用者が制御部22
に対し音声での発呼を指令したことを表している。な
お、ここでいう“音声での発呼”とは、使用者が口にし
マイク30から入力された発呼先の電話番号又はこれに
対応付けられている名称・氏名を認識して呼を発するこ
とである。また、「電話帳使用」とは、電話帳への情報
の登録、電話帳に登録されている情報の修正、電話帳を
参照した結果に基づく発呼等を行う旨、使用者が制御部
22に指令したことを表している。なお、ここでいう電
話帳は、ROM14A等により提供される記憶空間に格
納されている簡易型のデータベースであり、発呼先の名
称・氏名とその電話番号とを対応付けている。更に、
「着信(着信音使用)」とは、基地局を介して又は直接
に他の携帯電話機等から着信があったこと即ち着信音を
発生させる必要が生じたことを表している。ここで“着
信音使用”との限定を付しているのは、例えば着信時に
図示しないバイブレータを動作させるよう設定されてい
る場合にはMIDI音源を使用する必要がないためであ
る。そして、「データ通信開始」とは、データ入出力部
32等にデータ端末機器が接続されたことを、表してい
る。
【0024】これらのイベントは、操作部20を構成す
るボタンやスイッチのうち特定のもの又は特定の組合せ
を使用者が操作したとき、発生する。但し、音声認識プ
ログラムがDSP12B内のRAM18Aにロード済で
ありDSP12Bにて音声による指令を認識可能である
ときには、操作部20の操作に代えて音声での指令に応
じ、上述の各種のイベントを発生させることもできる。
また、「着信(着信音使用)」なるイベントは、無線部
コントローラ42からの信号に応じて、発生する。但
し、使用者が着信音を随時再生・聴取できるよう、操作
部20の操作や音声認識を通じて、音源プログラムのロ
ードに係るイベントを発生させるようにしてもよい。
【0025】更に、表1の中で「電源投入(デフォル
ト)」が音声CODECプログラムに、また「電源投入
(データ通信専用設定時)」がモデム/ターミナルプロ
グラムに、それぞれ対応付けられているのは、使用者が
操作部20の操作によって予め「データ通信専用」との
設定を制御部22に与えていた場合には電源投入時にモ
デム/ターミナルプログラムがロードされ、「音声通話
専用」との設定を与えていた場合には電源投入時に音声
CODECプログラムがロードされ、使用者が「データ
通信専用」とも「音声通話専用」とも設定していない場
合には電源投入時に音声CODECプログラムがロード
されることを、表している。
【0026】このように、本実施形態によれば、音声C
ODECプログラムをはじめとするアプリケーションプ
ログラムをフラッシュメモリである外付のROM14A
に格納しているため、バグ発見時やアプリケーションプ
ログラムの更新時等にDSP12Bの交換等を行う必要
がなく、従ってその手間や費用を軽減できる。更に、所
定のイベントが発生したときにアプリケーションプログ
ラムをROM14AからRAM18AへとDMA転送し
DSP12BがRAM18A上のアプリケーションプロ
グラムを実行するようにしているため、アプリケーショ
ンプログラムをDSP12B内に常駐させていないにも
かかわらず、DSP12Bによるバス16の占有が頻繁
に生じたり長時間に亘ったりすることもない。また、D
SP12Bの内蔵RAM18Aへのアプリケーションプ
ログラムのDMA転送は、そのアプリケーションプログ
ラムを実行するのに先立ちCPU10Aがバス16を使
用していないときに行えばよい。即ち、電源投入直後の
立ち上げ時間、間欠受信のインターバル等を有効利用で
きる。更に、複数のアプリケーションプログラムを搭載
することにより外付のROM14Aの必要記憶容量が増
大するとはいうものの、DSP12Bの個数が1個で済
むから、アプリケーションプログラム毎にDSP乃至専
用ICを設ける構成に比べ、小型・軽量・低コストとな
り、また、DSP12Bの内蔵メモリ(RAM18A)
の記憶容量が大まかにはアプリケーションプログラム1
個分でよいから、DSP内蔵ROM上に全てのアプリケ
ーションプログラムを格納しておく構成に比べ、小型・
軽量・低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的な着想を説明するための回路
図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】 この実施形態における制御部の構成を示す回
路図である。
【図4】 この実施形態におけるアプリケーションプロ
グラムのロード手順を示すタイミングチャートである。
【図5】 一従来技術に係る携帯電話機用制御部の構成
を説明するための回路図である。
【図6】 この従来技術を改良した構成を説明するため
の回路図である。
【符号の説明】
10A CPU、12B DSP、14A ROM、1
8A RAM、22制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 秀明 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 木下 裕司 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機の動作の制御を司るべく本体
    プログラムを実行するCPU、所定の機能に係るアプリ
    ケーションプログラムを実行するDSP、並びにこれら
    CPU及びDSPとバスにて密結合されている外付のR
    OMを備える携帯電話機において、 上記外付のROMが、上記本体プログラム及び上記アプ
    リケーションプログラムが予め格納されている書換可能
    な不揮発性メモリであり、 上記DSPが、RAMを内蔵しており、 上記DSPが、上記機能を起動するのに先立ち上記外付
    のROMから当該DSPの内蔵RAMへと上記バスを介
    し上記アプリケーションプログラムを一括してDMA転
    送し、上記機能を起動及び提供する際には上記RAMに
    アクセスすることを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯電話機において、 上記アプリケーションプログラムが、互いに異なる状況
    下で提供すべき複数の機能それぞれに対応して合計複数
    個、上記外付のROM上に予め格納されており、 発生したイベントが上記複数の機能のうちいずれかを起
    動すべきであることを示すイベントであるとき、上記C
    PUが、その機能に対応するアプリケーションプログラ
    ムを上記外付のROMからロードせよと上記DSPに指
    令し、 上記DSPが、ロードせよと指令されたアプリケーショ
    ンプログラムを上記外付のROMから上記RAMへとD
    MA転送することを特徴とする携帯電話機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の携帯電話機において、 上記携帯電話機に電源が投入されたときに、上記CPU
    が、予め使用者により指定されているアプリケーション
    プログラムを上記外付のROMからロードせよと上記D
    SPに指令することを特徴とする携帯電話機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の携帯電話機において、 電源投入時に上記外付のROMからロードすべきアプリ
    ケーションプログラムに関し使用者から明示の指定が与
    えられていない状態で上記携帯電話機に電源が投入され
    たときに、上記CPUが、デフォルト設定されているア
    プリケーションプログラムを上記外付のROMからロー
    ドせよと上記DSPに指令することを特徴とする携帯電
    話機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の携帯電話機において、 上記複数個のアプリケーションプログラムが、上記携帯
    電話機の送受話音声信号に符号化処理/復号処理を施す
    ための音声CODECプログラム及び上記携帯電話機の
    送受信信号を通信に適する形式とデータ端末機器での処
    理に適する形式との間で相互変換するためのモデム/タ
    ーミナルプログラムを含み、 上記携帯電話機を主に音声通話に使用するとの設定が使
    用者から先だって与えられている状態で携帯電話機に電
    源が投入されたときに、上記CPUが、上記音声COD
    ECプログラムを上記外付のROMからロードせよと上
    記DSPに指令し、 上記携帯電話機を主にデータ通信に使用するとの設定が
    使用者から先だって与えられている状態で携帯電話機に
    電源が投入されたときに、上記CPUが、上記モデム/
    ターミナルプログラムを上記外付のROMからロードせ
    よと上記DSPに指令することを特徴とする携帯電話
    機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の携帯電話機において、 電源投入時に上記外付のROMからロードすべきアプリ
    ケーションプログラムに関し使用者から明示の指定が与
    えられていない状態で上記携帯電話機に電源が投入され
    たときに、上記CPUが、上記音声CODECプログラ
    ムを上記外付のROMからロードせよと上記DSPに指
    令することを特徴とする携帯電話機。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の携帯電話機において、 上記携帯電話機に対し使用者が手動操作により指令を与
    えたときに、上記CPUが、その指令に対応するアプリ
    ケーションプログラムを上記外付のROMからロードせ
    よと上記DSPに指令することを特徴とする携帯電話
    機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の携帯電話機において、 上記複数個のアプリケーションプログラムが、上記携帯
    電話機の送受話音声信号に符号化処理/復号処理を施す
    ための音声CODECプログラム、上記携帯電話機の入
    力音声信号から当該携帯電話機に対する指令を認識する
    ための音声認識プログラム、着信音として出力すべき音
    響信号を合成するための音源プログラム、並びに上記携
    帯電話機の送受信信号を通信に適する形式とデータ端末
    機器での処理に適する形式との間で相互変換するための
    モデム/ターミナルプログラムのうち少なくともいずれ
    かを含むことを特徴とする携帯電話機。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の携帯電話機において、 上記携帯電話機の入力音声信号から当該携帯電話機に対
    する指令を認識するための音声認識プログラムが上記R
    AM上に存する状態で上記携帯電話機に対し使用者が音
    声により指令を与えたときに、上記DSPが上記音声認
    識プログラムの実行によりこの指令を認識し、 上記CPUが、上記DSPにより認識される指令に対応
    するアプリケーションプログラムを上記外付のROMか
    らロードせよと上記DSPに指令することを特徴とする
    携帯電話機。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の携帯電話機において、 上記複数個のアプリケーションプログラムが、上記携帯
    電話機の送受話音声信号に符号化処理/復号処理を施す
    ための音声CODECプログラム、着信音として出力す
    べき音響信号を合成するための音源プログラム、並びに
    上記携帯電話機の送受信信号を通信に適する形式とデー
    タ端末機器での処理に適する形式との間で相互変換する
    ためのモデム/ターミナルプログラムのうち少なくとも
    いずれかを含むことを特徴とする携帯電話機。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の携帯電話機において、 上記複数個のアプリケーションプログラムのうち一つ
    が、着信音として出力すべき音響信号を合成するための
    音源プログラムであり、 着信があったときに、上記CPUが、上記音源プログラ
    ムを上記外付のROMからロードせよと上記DSPに指
    令することを特徴とする携帯電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6414620B1 (en) 2000-11-28 2002-07-02 Sharp Kabushiki Kaisha Sound processing system
US6810444B2 (en) 2002-09-26 2004-10-26 Renesas Technology Corp. Memory system allowing fast operation of processor while using flash memory incapable of random access
JP2005215994A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Mitsubishi Electric Corp 携帯電話端末のマルチメディア処理装置

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