JPH11344739A - ブレ補正装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ補正装置及びブレ補正カメラ

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Publication number
JPH11344739A
JPH11344739A JP10152350A JP15235098A JPH11344739A JP H11344739 A JPH11344739 A JP H11344739A JP 10152350 A JP10152350 A JP 10152350A JP 15235098 A JP15235098 A JP 15235098A JP H11344739 A JPH11344739 A JP H11344739A
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JP
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blur correction
blur
lens
magnets
magnet
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Pending
Application number
JP10152350A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Igarashi
俊孝 五十嵐
Kazutoshi Usui
一利 臼井
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Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
Original Assignee
Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体をコンパクトにすることができるブ
レ補正装置及びブレ補正カメラを提供する。 【解決手段】 ブレ補正レンズ5は、レンズ枠50の内
周部に固定されている。ブレ補正レンズ5は、ボイスコ
イルモータ(VCM)6が発生する電磁力によって、x
y方向に移動してブレを補正する。VCM6は、レンズ
枠50の外周面に沿って固定された4つのコイル60,
61,62,63と、円筒状のヨーク68と、ヨーク6
8の内周面に沿って固定された4つのマグネット64,
65,66,67とからなる。コイル60,61,6
2,63とマグネット64,65,66,67との間に
は、ブレ補正レンズ5の駆動量よりも僅かに大きい空隙
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、ビデオ、
双眼鏡などの光学装置における撮影者の手ブレなどによ
って生ずる像のブレを補正するブレ補正装置及びブレ補
正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平8−6090号公報は、ブレ補正
レンズと、光軸に対して略直交する方向にブレ補正レン
ズを移動可能に支持する4本のワイヤと、ブレ補正レン
ズを駆動するための電磁力を発生するボイスコイルモー
タ(以下、VCMという)とを備えるブレ補正装置を開
示している。VCMは、第1のヨークと、第1のヨーク
と対向して配置されたマグネットと、第1のヨークとマ
グネットとの間に配置され、ブレ補正レンズに取り付け
られたコイルと、マグネットを固定する第2のヨークと
を光軸方向に備えている。VCMは、第1のヨークとマ
グネットとの間に磁界を形成し、コイルに電流が流れる
と、光軸に対して略直交する方向に電磁力を発生して、
ブレ補正レンズをこの方向に駆動する。このVCMは、
光軸に対して直交するx軸方向に、ブレ補正レンズを駆
動するヨー方向駆動用と、このx軸方向と直交するy軸
方向に、ブレ補正レンズを駆動するピッチ方向駆動用と
を1台づつ備えた二次元駆動機構を構成している。ヨー
方向駆動用のVCMは、x軸方向に配置されており、ピ
ッチ方向駆動用のVCMは、y軸方向に配置されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレ補正装置
は、第1のヨークとマグネットとの間を、コイルが移動
するために、第1のヨーク及びマグネットの端部からコ
イルがはみ出すと、駆動力が低下してしまうという問題
点があった。その結果、駆動範囲内においてブレ補正レ
ンズが十分な駆動量を得るためには、VCMを構成する
第1のヨーク及びマグネットなどは、コイルがはみ出さ
ないように、コイルの駆動範囲を考慮して形状や大きさ
を決定する必要があった。このために、第1のヨーク及
びマグネットなどが、x軸方向及びy軸方向に大きくな
って、VCMが大型化し、ブレ補正装置全体をコンパク
トにすることができないという問題点があった。
【0004】本発明の課題は、装置全体をコンパクトに
することができるブレ補正装置及びブレ補正カメラを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定するものではない。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、光軸(I)に対して略直交
する方向に駆動して、ブレを補正するブレ補正光学系
(5)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持筒(5
0)と、前記ブレ補正光学系を電磁力によって駆動する
駆動部(6)とを含み、前記駆動部は、少なくとも、前
記保持筒の外周部に沿って配置されたコイル(60,6
1,62,63)と、固定筒(10)の内周部に沿って
配置され、磁界を形成するマグネット(64,65,6
6,67;640,650,660,670)とを含
み、前記マグネットは、少なくとも前記ブレ補正光学系
の駆動量だけ、前記コイルと間隔を開けて配置されてい
ることを特徴とするブレ補正装置である。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ブレ補正装置において、前記マグネットは、その内周部
に形成された2つの磁極(N,S)によって、これらの
間に磁界を形成し、前記コイルは、前記磁界の方向に対
して略直交し、かつ、前記光軸に対して略平行する部分
(60a,60b,61a,61b,62a,62b,
63a,63b)を有することを特徴とするブレ補正装
置である。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載のブレ補正装置において、前記コイルは、前
記光軸に対して略直交する仮想軸線(x,y)に巻かれ
た少なくとも2個の円弧状コイルであり、前記マグネッ
トは、前記コイルの前記光軸に対して略平行する部分と
対向して配置された少なくとも3個の円弧状マグネット
であることを特徴とするブレ補正装置である。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記固定筒は、前記マグネットを固定するヨーク
(68;68a,68b,68c,68d;680a,
680b,680c,680d)を備えることを特徴と
するブレ補正装置である。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部
(7,8)を備え、前記位置検出部は、隣接する前記マ
グネット間に形成された間隙部に配置されていることを
特徴とするブレ補正装置である。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記光軸に対して略平行に配置され、一端が固定部
材(10c)に固定され、他端が前記保持筒に固定され
た4本の可撓支持部材(100a,100b,100
c,100d)を備え、前記保持筒は、前記光軸に対し
て略直交する方向に、前記可撓支持部材によって可動自
在に片持ち支持されていることを特徴とするブレ補正装
置である。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6に記載の
ブレ補正装置において、前記可撓支持部材は、隣接する
前記マグネット間に形成された間隙部を通過することを
特徴とするブレ補正装置である。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項6に記載の
ブレ補正装置において、前記可撓支持部材は、前記マグ
ネットに形成された逃げ部(64a,65a,66a,
67a;64b,65b,66b,67b)を通過する
ことを特徴とするブレ補正装置である。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項1から請求
項8までのいずれか1項に記載のブレ補正装置を搭載す
るブレ補正カメラであって、ブレを検出するブレ検出部
(3)と、前記ブレ検出部の出力信号に基づいて、前記
駆動部を駆動制御する制御部(4)とを含むことを特徴
とするブレ補正カメラ(1,2)である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を内蔵する一眼レフカメラについて説明し、このブ
レ補正装置の概要を説明する。図1は、本発明の第1実
施形態に係るブレ補正装置を内蔵する一眼レフカメラの
ブロック図である。なお、図1は、カメラシステムのヨ
ーイング運動を検出して、ブレを補正する場合のブロッ
ク図である。
【0015】(交換レンズ)交換レンズ1は、角速度セ
ンサ3と、ブレ補正CPU4と、ブレ補正レンズ5と、
VCM6と、位置センサ7と、レンズ側CPU9と、固
定筒10と、フィルタ40と、A/D変換器41,42
と、D/A変換器43と、PWMドライバ44と、ブレ
補正開始スイッチ45と、レンズ枠50と、EEPRO
M90と、焦点距離検出部91と、被写体距離検出部9
2などを備えている。
【0016】固定筒10は、ブレ補正レンズ5を含む図
示しない撮影光学系などを収納するレンズ鏡筒である。
固定筒10は、ボディ側マウント部2dと着脱自在に係
合するレンズ側マウント部10dを備えている。また、
固定筒10は、その内周面に、固定部材10a,10b
を取り付けている。
【0017】角速度センサ3は、交換レンズ1及びカメ
ラボディ2に生ずるブレを検出するセンサである。角速
度センサ3は、y軸回りの角速度を検出するヨーイング
検出用のセンサであり、x軸回りの角速度を検出するピ
ッチング検出用のセンサについては、図示を省略する。
角速度センサ3は、例えば、回転により生ずるコリオリ
力を検出する圧電振動式角速度センサである。角速度セ
ンサ3は、検出した角速度信号をフィルタ40に出力す
る。
【0018】フィルタ40は、角速度センサ3の出力信
号から所定の周波数成分を除去するものである。フィル
タ40は、高域周波数帯域に含まれるノイズ成分及びD
C成分をカットする。フィルタ40は、所定の周波数成
分を除去した後の角速度信号を、A/D変換器41に出
力する。
【0019】A/D変換器41は、フィルタ40が出力
するアナログ信号をディジタル信号に変換するものであ
る。A/D変換器41は、フィルタ40が出力する角速
度信号をディジタル信号に変換して、ブレ補正CPU4
に出力する。
【0020】ブレ補正CPU4は、ブレ補正レンズ5を
目標位置に駆動するための目標位置情報を演算したり、
VCM6を駆動制御したりする中央処理部である。ブレ
補正CPU4は、A/D変換器41,42が出力するデ
ィジタル信号を取り込み、レンズ側CPU9が出力する
焦点距離情報や被写体距離情報などに基づいて、目標位
置情報を演算する。ブレ補正CPU4は、演算した目標
位置情報をD/A変換器43に出力する。ブレ補正CP
U4には、レンズ側CPU9と、A/D変換器41,4
2と、D/A変換器43と、ブレ補正装置を起動すると
きに撮影者が操作するブレ補正開始スイッチ45とが接
続されている。ブレ補正CPU4は、交換レンズ1とカ
メラボディ2との間に設けられたレンズ接点12を通じ
て、メインCPU11に接続されており、メインCPU
11との間で通信が可能である。
【0021】レンズ側CPU9は、焦点距離検出部91
が出力するパルス信号に基づいて焦点距離を演算した
り、被写体距離検出部92が出力するパルス信号に基づ
いて被写体距離を演算したりする中央処理部である。レ
ンズ側CPU9は、焦点距離や被写体距離などに関する
情報を、ブレ補正CPU4に出力する。レンズ側CPU
9には、EEPROM90と、焦点距離検出部91と、
被写体距離検出部92とが接続されている。
【0022】EEPROM90は、交換レンズ1に関す
る種々の固有情報であるレンズデータや、焦点距離と被
写体距離との組み合わせに対応する撮影倍率や、被写体
距離検出部92が出力するパルス信号を必要な物理量に
変換するための係数などを格納するものである。
【0023】被写体距離検出部92は、被写体までの距
離を検出するためのエンコーダなどである。被写体距離
検出部92は、撮影光学系の位置を検出し、その位置に
応じたパルス信号をレンズ側CPU9に出力する。
【0024】焦点距離検出部91は、焦点距離を検出す
るズームエンコーダなどである。焦点距離検出部91
は、焦点距離値に応じたパルス信号をレンズ側CPU9
に出力する。
【0025】D/A変換器43は、ブレ補正CPU4が
出力するディジタル信号をアナログ信号に変換するもの
である。D/A変換器43は、ブレ補正CPU4が出力
する目標位置情報をアナログ信号に変換して、PWMド
ライバ44に出力する。
【0026】PWMドライバ44は、入力した駆動信号
(駆動電圧)に応じて、VCM6に電力を供給するもの
である。PWMドライバ44は、電流増幅を行って、V
CM6のコイル60,62に駆動電流を流す。
【0027】VCM6は、電磁力を発生して、x軸方向
及びy軸方向にブレ補正レンズ5を駆動するモータであ
る。VCM6は、PWMドライバ44が出力する駆動信
号に基づいて、ブレ補正レンズ5をx軸方向に駆動す
る。
【0028】位置センサ7は、ブレ補正レンズ5の位置
を検出するものである。位置センサ7は、ブレ補正レン
ズ5のx軸方向の位置を検出するセンサであり、ブレ補
正レンズ5のy軸方向の位置を検出するセンサについて
は、図示を省略する。位置センサ7は、ブレ補正レンズ
5の位置に関する位置検出信号を、A/D変換器42を
介してブレ補正CPU4にフィードバックする。
【0029】A/D変換器42は、位置センサ7が出力
するアナログ信号をディジタル信号に変換するものであ
る。A/D変換器42は、受光素子(PSD)73が出
力する位置検出信号をディジタル信号に変換して、ブレ
補正CPU4に出力する。
【0030】ブレ補正レンズ5は、撮影光路を変更して
ブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ5は、撮
影光学系の少なくとも一部を構成し、単レンズ又は複数
枚のレンズからなるレンズ群である。ブレ補正レンズ5
は、撮影光学系の光軸Iに対して直交する平面内(図中
xy平面内)で駆動してブレを補正する。ブレ補正レン
ズ5は、例えば、鋼球やワイヤなどの図示しない支持部
材によって、xy平面内で移動自在に支持されている。
【0031】レンズ枠50は、ブレ補正レンズ5を保持
する円筒状の部材である。レンズ枠50の内周部には、
ブレ補正レンズ5が嵌め込まれて固定されており、レン
ズ枠50の外周部には、コイル60,62などが固定さ
れている。
【0032】(カメラボディ)カメラボディ2は、ボデ
ィ側マウント部2dと、メインCPU11と、フィルム
13と、フィルム13を巻き上げるスプールモータ14
と、シャッタ150を駆動するシャッタ駆動部15と、
レリーズスイッチ110などを備えている。
【0033】メインCPU11は、カメラシステム全体
を制御する中央処理部である。メインCPU11は、レ
リーズスイッチ110のON動作に基づいて、ブレ補正
開始をブレ補正CPU4に指示したり、レリーズスイッ
チ110のOFF動作に基づいて、ブレ補正停止をブレ
補正CPU4に指示したり、スプールモータ14やシャ
ッタ駆動部15などを駆動制御したりする。メインCP
U11には、スプールモータ14と、シャッタ駆動部1
5と、レリーズスイッチ110とが接続されている。
【0034】レリーズスイッチ110は、図示しないレ
リーズボタンの半押し動作を検出して、一連の撮影準備
動作を開始させるとともに、レリーズボタンの全押し動
作を検出して、スプールモータ14やシャッタ駆動部1
5などを駆動させて撮影動作を開始させるスイッチであ
る。
【0035】図2は、図1に示すII−II線で切断し
た状態を示す断面図である。図3は、図2のIII部分
を拡大して示す断面図である。VCM6は、図2に示す
ように、コイル60,61,62,63と、マグネット
64,65,66,67と、ヨーク68とによって磁気
回路を構成し、ブレ補正レンズ5の径方向にこれらの部
材を配置したモータである。VCM6は、コイル60、
マグネット64,67及びヨーク68と、コイル61、
マグネット64,65及びヨーク68と、コイル62、
マグネット65,66及びヨーク68と、コイル63、
マグネット66,67及びヨーク68とからなる合計4
組のモータを構成している。VCM6は、コイル60,
62に電流が流れると、x軸方向(ヨー方向)の電磁力
を発生し、コイル61,63に電流が流れると、y軸方
向(ピッチ方向)の電磁力を発生する。
【0036】コイル60,61,62,63は、ブレ補
正レンズ5を駆動するための駆動電流が流れる導線を巻
いたものである。コイル60,61,62,63は、図
2に示すように、レンズ枠50の外周面に沿って固定可
能なように、光軸Iに対して垂直方向の断面が円弧状で
ある。コイル60,61,62,63は、光軸Iを中心
として90度間隔で配置されており、コイル60,62
は、y軸方向に配置されており、コイル61,63は、
x軸方向に配置されている。コイル60,62は、y軸
を中心として巻かれており、光軸Iに対して平行な平行
導線部分60a,60b,62a,62bが形成されて
いる。コイル61,63は、x軸を中心として巻かれて
おり、光軸Iに対して平行な平行導線部分61a,61
b,63a,63bが形成されている。
【0037】マグネット64,65,66,67は、N
極とS極との間で磁界を形成する永久磁石である。マグ
ネット64,65,66,67は、図2に示すように、
ヨーク68の内周面に沿って固定可能なように、光軸I
に対して垂直方向の断面が円弧状である。マグネット6
4,65,66,67は、x軸及びy軸に対して45度
傾いた軸線上に、光軸Iを中心として90度間隔で配置
されている。マグネット64は、平行導線部分60b,
61aと対向し、マグネット65は、平行導線部分61
b,62aと対向し、マグネット66は、平行導線部分
62b,63aと対向し、マグネット67は、平行導線
部分63b,60aと対向している。
【0038】マグネット64,65,66,67は、そ
れぞれN極とS極の2つの磁極を内周面に形成(2極に
分極着磁)しており、図3に示すように、N極からS極
に向かって、平行導線部分60b,61aと直交する磁
力線(図中破線)を形成している。マグネット64,6
5,66,67は、ブレ補正レンズ5が駆動可能なよう
に、ブレ補正レンズ5の移動量よりも僅かに大きな空隙
を、コイル60,61,62,63との間に形成してい
る。
【0039】ヨーク68は、マグネット64,65,6
6,67とともに磁界を形成する部材である。ヨーク6
8は、図2に示すように、円筒状の部材であり、その内
周部にマグネット64,65,66,67を固定してい
る。ヨーク68は、固定筒10の内周部に嵌め込まれて
固定されている。
【0040】位置センサ7,8は、ブレ補正レンズ5の
位置を検出するためのセンサである。位置センサ7は、
ブレ補正レンズ5のx軸方向の位置を検出し、位置セン
サ8は、ブレ補正レンズ5のy軸方向の位置を検出す
る。位置センサ7は、図2に示すように、隣り合うマグ
ネット64とマグネット65との間の空隙に配置されて
おり、位置センサ8は、隣り合うマグネット64とマグ
ネット67との間の空隙に配置されている。なお、位置
検出センサ7,8は、いずれも同一構造であり、以下で
は、位置センサ7について説明し、位置センサ8側の部
材は、図1においてかっこを付して説明を省略する。
【0041】位置センサ7は、図1に示すように、固定
部材10aに取り付けられた発光素子(IRED)70
と、固定部材10bに取り付けられた受光素子(PS
D)73と、発光素子70と受光素子73との間に配置
され、レンズ枠50の外周部から突出して形成された板
状の遮光部71と、この遮光部71に形成されたスリッ
ト72とから構成されている。発光素子70から出射し
た光は、スリット72を通過し、受光素子73に達す
る。ブレ補正レンズ5が遮光部71とともに移動する
と、スリット72を通過して受光素子73に達する光の
位置(光スポット)も移動する。光の位置が変化する
と、受光素子73の出力信号が変化するために、ブレ補
正レンズ5のx軸方向の位置を、この出力信号の変化に
基づいて検出することができる。
【0042】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を説明する。図2に示すように、紙面に
対して手前側から奥側に向けて、PWMドライバ44が
平行導線部分60b,62aに駆動電流を流すと、平行
導線部分60a,62bには、紙面に対して奥側から手
前側に向けて駆動電流が流れる。図3に示すように、コ
イル60、マグネット64,67及びヨーク68は、1
組のVCMを構成しており、平行導線部分60bを流れ
る駆動電流は、マグネット64が形成する磁界の向きに
対して直角に横切っている。同様に、図2に示す平行導
線部分60a,62a,62bを流れる駆動電流も、マ
グネット67,65,66が形成する磁界の向きに対し
て直角に横切っている。
【0043】このために、フレミングの左手の法則によ
って、図3に示す平行導線部分60bには、磁界の向き
と駆動電流の向きに対して直交するx軸方向に、電磁力
(図中矢印)が発生する。同様に、図2に示す平行導線
部分62aにも、x軸方向に電磁力が発生する。マグネ
ット65,66,67は、マグネット64と同じ向きに
分極着磁されており、光軸Iを中心として等間隔で4ヶ
所に配置されている。平行導線部分60a,62bは、
駆動電流の流れる方向が平行導線部分60bと逆向きに
なり、これらの駆動電流が横切る磁界の方向も平行導線
部分60bと逆向きになる。このために、図2に示す平
行導線部分60a,62bにも、x軸方向に電磁力が発
生し、4組のVCMは、全て同じ方向に電磁力を発生す
る。その結果、ブレ補正レンズ5は、4組のVCMが発
生する電磁力の合力によって図中左方向に駆動し、ヨー
イングにより生ずるブレを補正する。
【0044】ブレ補正レンズ5を逆方向に駆動するとき
には、PWMドライバ44は、図2に示す向きと逆向き
の駆動電流を、コイル60,62に流す。その結果、図
3に示す平行導線部分60bには、図中矢印方向とは逆
方向に電磁力が発生し、平行導線部分60a,62a,
62bにも、同じ向きの電磁力が発生する。ブレ補正レ
ンズ5は、図中右方向に駆動してブレを補正する。
【0045】一方、ブレ補正レンズ5をy軸方向に駆動
するときには、コイル61,63に駆動電流が流れる。
平行導線部分61a,61b,63a,63bを流れる
駆動電流は、マグネット64,65,66,67が形成
する磁界の向きに対して直角に横切っている。このため
に、4組のVCMは、フレミングの左手の法則によって
y軸方向に電磁力を発生し、ブレ補正レンズ5は、図中
上方向に駆動して、ピッチングにより生ずるブレを補正
する。逆向きの駆動電流がコイル61,63に流れる
と、ブレ補正レンズ5は、図中下方向に駆動してブレを
補正する。
【0046】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
は、以下に記載するような効果を有する。 (1) 本発明の第1実施形態は、レンズ枠50の外周
面に沿ってコイル60,61,62,63を固定し、ヨ
ーク68の内周面に沿ってマグネット64,65,6
6,67を固定して、ブレ補正レンズ5の駆動量よりも
僅かに大きな空隙をこれらの部材の間に形成している。
その結果、コイル60,61,62,63及びマグネッ
ト64,65,66,67を、ブレ補正レンズ5の駆動
方向に対向して配置しているために、コイル60,6
1,62,63が磁界の内側で常に移動して、強い電磁
力を得ることができる。このために、磁界の外側にコイ
ルがはみ出して、電磁力が低下してしまうという従来の
ブレ補正装置の問題点を解決することができる。
【0047】(2) 本発明の第1実施形態は、レンズ
枠50の外周面に沿うように、コイル60,61,6
2,63を円弧状に形成しており、ヨーク68の内周面
に沿うように、マグネット64,65,66,67を円
弧状に形成している。このために、従来のブレ補正装置
のように、ブレ補正レンズの駆動量を考慮して、例え
ば、コイルの平行導線部分を長くしたり、マグネットの
形状を大きくしたりする必要がない。その結果、従来の
ブレ補正装置に比べて、ブレ補正レンズ5の径方向の大
きさが小さくなって、ブレ補正装置の小型化を図ること
ができる。
【0048】(3) 本発明の第1実施形態は、コイル
60,61,62,63をレンズ枠50の外周面に、光
軸Iを中心に90度間隔で固定している。また、本発明
の第1実施形態は、近接する平行導線部分60a,60
b,61a,61b,62a,62b,63a,63b
と対向して、マグネット64,65,66,67を光軸
Iを中心に90度間隔で配置している。例えば、ブレ補
正レンズ5が図2に示す左方向に駆動すると、平行導線
部分60b,62aは、それぞれマグネット64,65
に接近するために、平行導線部分60b,62aに作用
する電磁力が増加する。一方、平行導線部分60a,6
2bは、それぞれマグネット67,66から離間するた
めに、平行導線部分60a,62bに作用する電磁力が
低下する。しかし、図2に示すように、VCM6は、コ
イル60,61,62,63及びマグネット64,6
5,66,67を互い違いに等間隔で配置しているため
に、4組のVCMが発生する電磁力の合力は、常に略一
定である。その結果、VCM6は、ブレ補正レンズ5が
駆動範囲内のいずれに位置していても、略同一の電磁力
を常に発生することができる。
【0049】(4) 本発明の第1実施形態は、マグネ
ット64とマグネット65との間に形成した空隙に位置
センサ7を配置し、マグネット64とマグネット67と
の間に形成した空隙に位置センサ8を配置している。こ
のために、小型化に限界のある位置センサ7,8を、隣
り合うマグネット67,64,65の間に配置して、ブ
レ補正装置の小型化をより一層図ることができる。
【0050】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態に係るブレ補正装置を内蔵する一眼レフカメラの
ブロック図である。図5は、図4のV−V線で切断した
状態を示す断面図である。以下では、図1〜図3に示し
た部材と同一の部材は、同一の番号を付して説明し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0051】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置
は、ブレ補正レンズ5の支持機構とその配置に関する他
の実施形態である。レンズ枠50は、図5に示すよう
に、その外周面に、光軸Iを中心に90度間隔を開け
て、位置センサ7,8と対向する位置に固定部51,5
2を突出して形成している。
【0052】固定筒10は、その内周面に、4つの円弧
状のヨーク68a,68b,68c,68dを固定して
おり、ヨーク68a,68b,68c,68dは、マグ
ネット64,65,66,67と大きさが略同じであ
る。また、固定筒10は、その内周面に、光軸Iを中心
に90度間隔を開けて、4つの固定部材10cを取り付
けている。
【0053】位置検出センサ7は、ヨーク68a及びマ
グネット64とヨーク68b及びマグネット65との間
の空隙に配置されており、位置センサ8は、ヨーク68
a及びマグネット64とヨーク68d及びマグネット6
7との間の空隙に配置されている。また、固定部51
は、ヨーク68b及びマグネット65とヨーク68c及
びマグネット66との間の空隙に配置されており、固定
部52は、ヨーク68c及びマグネット66とヨーク6
8d及びマグネット67との間の空隙に配置されてい
る。
【0054】ワイヤ100a,100b,100c,1
00dは、ブレ補正レンズ5及びレンズ枠50などを、
光軸Iに対して直交する方向に移動自在に支持する可撓
性の部材である。ワイヤ100a,100b,100
c,100dは、図4に示すように、4本とも同じ長さ
であって、いずれも光軸Iに対して平行に配置されてい
る。また、ワイヤ100a,100b,100c,10
0dは、図5に示すように、ヨーク68a,68b,6
8c,68d及びマグネット64,65,66,67の
空隙を通過して、光軸Iを中心に90度間隔で配置され
ている。ワイヤ100a,100b,100c,100
dは、図4に示すように、一端を固定部材10cに固定
し、図5に示すように、ワイヤ100a,100bの他
端を遮光部81,71に固定し、ワイヤ100c,10
0dの他端を固定部51,52に固定している。ワイヤ
100a,100b,100c,100dは、図4に示
すように、固定部材10cに対してレンズ枠50を片持
ち支持しており、レンズ枠50及び固定部材10cとと
もにリンク機構を構成している。ワイヤ100a,10
0b,100c,100dは、VCM6が電磁力を発生
すると撓み、ブレ補正レンズ5は、光軸Iに対して平行
な平面(xy平面)内で移動する。
【0055】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態の効果に加えて、以下に記載するよう
な効果を有する。 (1) 本発明の第2実施形態は、ヨーク68a,68
b,68c,68d及びマグネット64,65,66,
67によって空隙を形成している。このために、ワイヤ
100a,100b,100c,100dを通すための
空間として、これらの空隙を有効に利用することができ
る。
【0056】(2) 本発明の第2実施形態は、ヨーク
68a,68b,68c,68dが、マグネット64,
65,66,67と略同じ大きさであって円弧状に形成
されている。このために、本発明の第1実施形態に係る
ブレ補正装置に比べて、ヨーク68a,68b,68
c,68d及びマグネット64,65,66,67が形
成する空隙をより一層大きくすることができる。その結
果、ワイヤ100a,100b,100c,100dや
位置センサ7,8などを、この空隙に配置することがで
きるために、ブレ補正装置の小型化をより一層図ること
ができる。
【0057】(第3実施形態)図6は、本発明の第3実
施形態に係るブレ補正装置の断面図である。本発明の第
3実施形態に係るブレ補正装置は、第2実施形態と異な
り、マグネット64,65,66,67に形成した切欠
部64a,65a,66a,67aに、ワイヤ100
a,100b,100c,100dを通した他の実施形
態である。
【0058】切欠部64a,65a,66a,67a
は、マグネット64,65,66,67の内周面に、ワ
イヤ100a,100b,100c,100dを避ける
ように形成した溝である。切欠部64a,65a,66
a,67aは、図6に示すように、マグネット64,6
5,66,67の内周面を、光軸Iに対して平行に削り
取って形成した部分である。切欠部64aは、平行導線
部分60b,61aとの間に空隙を形成しており、この
空隙に光軸Iと平行なワイヤ100aが通過している。
同様に、切欠部65aは、平行導線部分61b,62a
との間に、切欠部66aは、平行導線部分62b,63
aとの間に、切欠部67aは、平行導線部分63b,6
0aとの間に、それぞれ空隙を形成している。切欠部6
4a,65a,66a,67aは、ブレ補正レンズ5が
移動してワイヤ100a,100b,100c,100
dが撓んだときに、ワイヤ100a,100b,100
c,100dと接触しない程度の大きさに、それぞれ形
成されている。
【0059】固定部54,55,56,57は、ワイヤ
100a,100b,100c,100dの端部を固定
するための部分である。固定部54,55,56,57
は、光軸Iを中心に90度間隔を開けて、レンズ枠50
の外周面から突出して形成されている。
【0060】本発明の第3実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態及び第2実施形態の効果に加えて、以
下に記載するような効果を有する。本発明の第3実施形
態は、マグネット64,65,66,67に形成した切
欠部64a,65a,66a,67aに、それぞれワイ
ヤ100a,100b,100c,100dを通してい
る。その結果、隣り合うマグネット65,66,67の
間に、第2実施形態に比べて大きな空隙を形成すること
ができるために、AFモータや絞りレバーなどをこれら
の空隙に配置することができる。
【0061】(第4実施形態)図7は、本発明の第4実
施形態に係るブレ補正装置の断面図である。本発明の第
4実施形態に係るブレ補正装置は、第2実施形態及び第
3実施形態と異なり、マグネット64,65,66,6
7に形成した貫通孔64b,65b,66b,67b
に、それぞれワイヤ100a,100b,100c,1
00dを通した他の実施形態である。
【0062】貫通孔64b,65b,66b,67b
は、それぞれワイヤ100a,100b,100c,1
00dを通すために、マグネット64,65,66,6
7に形成した孔である。貫通孔64b,65b,66
b,67bは、図7に示すように、マグネット64,6
5,66,67を貫通して、光軸Iに対して平行に形成
した孔である。貫通孔64b,65b,66b,67b
は、ブレ補正レンズ5が移動してワイヤ100a,10
0b,100c,100dが撓んだときに、内周面がワ
イヤ100a,100b,100c,100dと接触し
ないような大きさに、内径が形成されている。本発明の
第4実施形態に係るブレ補正装置は、第1実施形態〜第
3実施形態の効果と同様の効果を有する。
【0063】(第5実施形態)図8は、本発明の第5実
施形態に係るブレ補正装置の断面図である。本発明の第
5実施形態に係るブレ補正装置は、第1実施形態〜第4
実施形態と異なり、マグネット640,650,66
0,670及びヨーク680a,680b,680c,
680dを板状にした他の実施形態である。
【0064】固定筒10は、その内周面に、光軸Iを中
心として90度間隔を開けて、平坦なヨーク受け部10
1a,101b,101c,101dを形成している。
ヨーク680a,680b,680c,680dは、そ
れぞれヨーク受け部101a,101b,101c,1
01dに固定されている。マグネット640,650,
660,670は、それぞれヨーク680a,680
b,680c,680dに固定されている。
【0065】本発明の第5実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態〜第4実施形態の効果に加えて、以下
に記載するような効果を有する。 (1) 本発明の第5実施形態は、ヨーク680a,6
80b,680c,680d及びマグネット640,6
50,660,670を円弧状に形成する必要がないた
めに、ブレ補正装置を安価に製造することができる。
【0066】(2) 本発明の第5実施形態は、平坦な
ヨーク受け部101a,101b,101c,101d
を固定筒10の内周面に形成している。このために、ヨ
ーク680a,680b,680c,680dの固定位
置を正確に決めて、これらの部材を容易に固定筒10に
固定することができる。
【0067】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、VCM6を構成するコイ
ル60,61,62,63及びマグネット64,65,
66,67などの部材を、それぞれ4個で構成している
が、これに限定するものではない。例えば、図2に示す
コイル62,63及びマグネット66を省略し、2個の
コイル60,61及び3個のマグネット64,65,6
7によってVCM6を構成しても、ブレ補正レンズ5を
駆動することができる。
【0068】(2) 本発明の実施形態は、ヨーク6
8,68a,68b,68c,68d,680a,68
0b,680c,680dを省略し、コイル60,6
1,62,63及びマグネット64,65,66,6
7,640,650,660,670のみによって、V
CM6を構成してもよい。
【0069】(3) 本発明の実施形態は、円弧状又は
板状のマグネット64,65,66,67,640,6
50,660,670を例に挙げて説明したが、円筒状
又は帯状のマグネットであってもよい。
【0070】(4) 本発明の実施形態は、コイル6
0,61,62,63をレンズ枠50の外周面に設けた
場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものでは
ない。例えば、コイル60,61,62,63を固定筒
10の内周面に設け、マグネット64,65,66,6
7,640,650,660,670及びヨーク68,
68a,68b,68c,68d,680a,680
b,680c,680dをレンズ枠50に設けてもよ
い。この場合には、コイルの配線を容易に行うことがで
きる。また、レンズ枠50自体をヨークにしてもよい。
【0071】(5) 本発明の実施形態は、一眼レフカ
メラの交換レンズ1にブレ補正装置を搭載した例を挙げ
て説明したが、カメラボディ2や中間アダプタ、レンズ
一体型カメラにブレ補正装置を搭載した場合について
も、本発明を適用することができる。また、本発明は、
スチルカメラに限定するものではなく、ディジタルカメ
ラやビデオカメラなどの撮影装置、双眼鏡や望遠鏡など
の光学機器などについても適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、光軸に対して略直交する方向に駆動する保持筒の
外周部に沿って、コイルが配置されており、かつ、固定
筒の内周部に沿ってマグネットが配置されており、マグ
ネットは、少なくともブレ補正光学系の駆動量だけ、コ
イルと間隔を開けて配置されているので、装置全体の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を内蔵する一眼レフカメラのブロック図である。
【図2】図1に示すII−II線で切断した状態を示す
断面図である。
【図3】図2のIII部分を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置を内
蔵する一眼レフカメラのブロック図である。
【図5】図4のV−V線で切断した状態を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施形態に係るブレ補正装置の断
面図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係るブレ補正装置の断
面図である。
【図8】本発明の第5実施形態に係るブレ補正装置の断
面図である。
【符号の説明】 1 交換レンズ 2 カメラボディ 3 角速度センサ 4 ブレ補正CPU 5 ブレ補正レンズ 6 ボイスコイルモータ(VCM) 7,8 位置センサ 10 固定筒 10c 固定部材 50 レンズ枠 60,61,62,63 コイル 60a,60b,61a,61b,62a,62b,6
3a,63b 平行導線部分 64,65,66,67,640,650,660,6
70 マグネット 64a,65a,66a,67a 切欠部 64b,65b,66b,67b 貫通孔 68,68a,68b,68c,68d,680a,6
80b,680c,680d ヨーク 100a,100b,100c,100d ワイヤ I 光軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に対して略直交する方向に駆動し
    て、ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を保持する保持筒と、 前記ブレ補正光学系を電磁力によって駆動する駆動部と
    を含み、 前記駆動部は、少なくとも、 前記保持筒の外周部に沿って配置されたコイルと、 固定筒の内周部に沿って配置され、磁界を形成するマグ
    ネットとを含み、 前記マグネットは、少なくとも前記ブレ補正光学系の駆
    動量だけ、前記コイルと間隔を開けて配置されているこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記マグネットは、その内周部に形成された2つの磁極
    によって、これらの間に磁界を形成し、 前記コイルは、前記磁界の方向に対して略直交し、か
    つ、前記光軸に対して略平行する部分を有すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記コイルは、前記光軸に対して略直交する仮想軸線に
    巻かれた少なくとも2個の円弧状コイルであり、 前記マグネットは、前記コイルの前記光軸に対して略平
    行する部分と対向して配置された少なくとも3個の円弧
    状マグネットであること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記固定筒は、前記マグネットを固定するヨークを備え
    ること、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部を備
    え、 前記位置検出部は、隣接する前記マグネット間に形成さ
    れた間隙部に配置されていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記光軸に対して略平行に配置され、一端が固定部材に
    固定され、他端が前記保持筒に固定された4本の可撓支
    持部材を備え、 前記保持筒は、前記光軸に対して略直交する方向に、前
    記可撓支持部材によって可動自在に片持ち支持されてい
    ること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記可撓支持部材は、隣接する前記マグネット間に形成
    された間隙部を通過すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記可撓支持部材は、前記マグネットに形成された逃げ
    部を通過すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置を搭載するブレ補正カメラであ
    って、 ブレを検出するブレ検出部と、 前記ブレ検出部の出力信号に基づいて、前記駆動部を駆
    動制御する制御部と、 を含むことを特徴とするブレ補正カメラ。
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