JPH11343321A - 滑水性表面を形成し得るポリマー組成物 - Google Patents

滑水性表面を形成し得るポリマー組成物

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JPH11343321A
JPH11343321A JP15046398A JP15046398A JPH11343321A JP H11343321 A JPH11343321 A JP H11343321A JP 15046398 A JP15046398 A JP 15046398A JP 15046398 A JP15046398 A JP 15046398A JP H11343321 A JPH11343321 A JP H11343321A
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JP
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group
polymer composition
meth
acrylate
water
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JP15046398A
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English (en)
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Fumio Yamashita
文男 山下
Yoshiyuki Yugawa
嘉之 湯川
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体表面に撥水性を付与すると同時に、付着
水滴を物体表面から容易に滑落除去することのできる被
覆材料を提供すること。 【解決手段】 (A)(a)式 【化12】 式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表わし、R2
は炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、R3は水
素原子又はメチル基を表わし、nは4〜430の数であ
る、及び/又は式 【化13】 式中、R4及びR7は同一又は異なって水素原子又はメチ
ル基を表わし、R5及びR6は同一又は異なって炭素数1
〜6の二価の炭化水素基を表わし、nは4〜430の数
である、で示されるシロキサンマクロモノマー1〜40
重量%、(b)環状エーテル基を有する重合性モノマ
ー、及び必要により(c)これらと共重合可能な他の不
飽和モノマーの共重合により得られる環状エーテル基含
有シロキサンポリマー、及び(B)硬化触媒からなるこ
とを特徴とする滑水性表面を形成し得るポリマー組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に濡れにくく、
しかも付着水滴が容易に滑落することのできる超疎水性
表面を形成し得るポリマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来から、物体表面を濡れ
にくくする、すなわち、物体表面に撥水性を付与するた
めに、物体表面を例えばシリコン系化合物又は樹脂、フ
ッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの疎水性材料で
被覆することが行なわれている。このようにして表面疎
水化処理が施された物体表面に水が付着すると、水は弾
かれて球状の水滴となり、大きい水滴は自重により落下
するが、小さい水滴は物体表面に強く付着したままであ
り、付着表面を垂直に傾けても落下しないという現象が
しばしばみられる。このような場合には、付着水滴を拭
き取るなどの機械的方法で強制的に除去しない限り、水
滴のない乾いた表面を得ることができない。
【0003】そのため、物体表面の疎水性をできるだけ
高くして水との接触角を増加させることによって、付着
水滴をできるだけ球体に近づけて物体表面から転がり落
とすための高疎水性材料の開発研究が種々行なわれてい
る。さらに、表面粗面化やせん毛状突起を表面に形成す
る物理的な方法も検討されている。しかしながら、水と
の接触角を大きくするためにこれまでに提案されている
材料は硬度や強度などの機械的性質が劣っていたり、特
殊な物質でその生産が困難である等の問題がある。ま
た、表面粗面化やせん毛状突起の形成のような物理的方
法では、物体表面を一度擦ればその効果が薄れるなどの
問題がある。
【0004】従って、物体表面に撥水性を付与すると同
時に、付着水滴を物体表面から容易に滑落除去すること
ができ、更に滑水持続性を有する被覆材料の開発が強く
望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決し、物体表面に撥水性を付与すると同時
に、付着水滴を物体表面から容易に滑落除去することが
でき、更に滑水持続性を有する被覆材料を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題点を解決し、物体表面に撥水性を付与すると同時に、
付着水滴を物体表面から容易に滑落除去することがで
き、更に滑水持続性を有する材料を開発すべく鋭意検討
を重ねてきた。
【0007】その結果、特定の環状エーテル基含有シロ
キサンポリマーを硬化触媒を用いて架橋硬化させること
によって形成される皮膜が上記の目的に合致するもので
あることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】かくして、本発明によれば、(A)(a)
【0009】
【化3】
【0010】式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基
を表わし、R2は炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表
わし、R3は水素原子又はメチル基を表わし、nは4〜
430の数である、及び/又は式
【0011】
【化4】
【0012】式中、R4及びR7は同一又は異なって水素
原子又はメチル基を表わし、R5及びR6は同一又は異な
って炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、nは4
〜430の数である、で示されるシロキサンマクロモノ
マー1〜40重量%、(b)環状エーテル基を有する重
合性モノマー、及び必要により(c)これらと共重合可
能な他の不飽和モノマーの共重合により得られる環状エ
ーテル基含有シロキサンポリマー、及び(B)硬化触媒
からなることを特徴とする滑水性表面を形成し得るポリ
マー組成物が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のポリマー組成物に
ついて更に詳細に説明する。
【0014】シロキサンマクロモノマー(a) 本発明において、環状エーテル基含有シロキサンポリマ
ー(A)の製造に使用されるシロキサンマクロモノマー
(a)は、架橋塗膜表面に撥水性を付与するものであ
り、下記式
【0015】
【化5】
【0016】(ここで、R1は炭素数1〜10のアルキ
ル基を表わし、R2は炭素数1〜6の二価の炭化水素基
を表わし、R3は水素原子又はメチル基を表わし、ま
た、nはジメチルシロキサン単位の平均重合度を意味
し、4〜430、好ましくは6〜100の範囲内の数で
ある。)及び/又は下記式
【0017】
【化6】
【0018】(ここで、R4及びR7は同一又は異なって
水素原子又はメチル基を表わし、R5及びR6は同一又は
異なって炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、ま
た、nはジメチルシロキサン単位の平均重合度を意味
し、4〜430、好ましくは6〜100の範囲内の数で
ある。)で示されるものである。
【0019】シロキサンマクロモノマー(a)は、一般
に300〜30,000、好ましくは500〜20,0
00の範囲内の数平均分子量を有することができる。
【0020】環状エーテル基を有する重合性モノマー
(b) 本発明において、環状エーテル基含有シロキサンポリマ
ー(A)の製造に使用される環状エーテル基を有する重
合性モノマー(b)は、架橋剤との架橋官能基としての
役割と滑水性を与える役割とを併せ持つものであり、具
体的には、例えば、エポキシ基、オキセタン基等を挙げ
ることができる。
【0021】エポキシ基含有重合性モノマーとしては、
例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリ
シジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテ
ル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)ア
クリレート、2−(1,2−エポキシ−4,7−メタノ
ペルヒドロインデン−5(6)−イル)オキシエチル
(メタ)アクリレート、5,6−エポキシ−4,7−メ
タノペルヒドロインデン−2−イル−(メタ)アクリレ
ート、1,2−エポキシ−4,7−メタノペルヒドロイ
ンデン−5−イル−(メタ)アクリレート、2,3−エ
ポキシシクロペンテニル(メタ)アクリレート、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル化ポリカプロラクトン
(メタ)アクリレート、アクリル酸またはメタクリル酸
とジシクロペンタジエンジオキサイド、ビス(2,3−
エポキシシクロペンチル)エーテル、エポキシシクロヘ
キセンカルボン酸エチレングリコールジエステル、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス(4,5−エポキシ−2−メチルシクロヘキシ
ルメチル)アジペート、エチレングリコール−ビス
(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
ト)、3´,4´−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキ
シレート、1,2,5,6−ジエポキシ−4,7−メタ
ノペルヒドロインデン、1,2−エチレンジオキシ−ビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキシルメタン)等の等量
反応生成物等を挙げることができる。
【0022】オキセタン基含有重合性モノマーとして
は、例えば下記式
【0023】
【化7】
【0024】(式中、R8は水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロアル
キル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、フリル
基、またはチェニル基を示す。)で表わされる3−ヒド
ロキシメチルオキセタン化合物を、上記式中の水酸基と
相補的に反応するが、しかしオキセタン基とは実質的に
反応しない相補性官能基、例えば、イソシアネート基、
低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、低
級アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル)等を一緒に有し且つ他端にラ
ジカル重合性不飽和基、例えばアクロイル基、メタクロ
イル基、ビニル基を有する不飽和化合物と反応させるこ
とにより得ることができる。
【0025】上記式の化合物、例えば3−エチル−3−
ヒドロキシメチルオキセタンは、トリメチロールプロパ
ンを炭酸ジエチルと反応させて水酸基含有環状カーボネ
ートを製造し、ついで脱炭酸することによって製造する
ことができる。
【0026】また上記式の化合物と反応せしめられる上
記不飽和化合物としては、例えば(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソシ
アネートエチル、m−イソプロペニル−α,α−ジメチ
ルベンジルイソシアネート、メチルビニルエーテル、エ
チルビニルエーテル等を挙げることができる。
【0027】他の不飽和モノマー(c) 上記のシロキサンマクロモノマー(a)及び環状エーテ
ル基含有重合性モノマー(b)と必要により共重合せし
められる他の不飽和モノマー(c)としては、架橋反応
を妨げないものなら特に制限はなく使用することがで
き、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸または
メタクリル酸の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエス
テル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリブチレングリコールなどのポリエーテルポリ
オールと(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸と
のモノエステル;ヒドロキシアルキルビニルエーテル、
アリルアルコール、(メタ)アクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステル、(ポリ)アルキレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等とラクトン類(例えば、ε−カ
プロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクト
ン)との付加物;ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエ
ーテルポリオールと2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートなどの水酸基含有不飽和モノマーとのモノエー
テル;α,β−不飽和カルボン酸と、カージュラE10
(シェル化学社製)やα−オレフィンエポキシドのよう
なモノエポキシ化合物との付加物;グリシジル(メタ)
アクリレートと酢酸、プロピオン酸、p−t−ブチル安
息香酸、脂肪酸類のような一塩基酸との付加物;無水マ
レイン酸や無水イタコン酸のごとき酸無水基含有不飽和
化合物と、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールなどのグリコール類との
モノエステル化物またはジエステル化物;ヒドロキシエ
チルビニルエーテルのごときヒドロキシアルキルビニル
エーテル類;アリルアルコ−ル等で示される水酸基含有
不飽和モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−カルボキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、5−カルボキシペンチル(メ
タ)アクリレート等のカルボキシル基含有不飽和モノマ
ー;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アク
リル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t
−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オ
クチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)
アクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸又はメタクリ
ル酸の炭素数1〜18のアルキルエステル又はシクロア
ルキルエステル;(メタ)アクリル酸メトキシブチル、
(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル
酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭
素数2〜18のアルコキシアルキルエステル;エチルビ
ニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロ
ピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、t−ブチ
ルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘキシル
ビニルエーテル、オクチルビニルエーテル等の鎖状アル
キルビニルエーテル類;シクロペンチルビニルエーテ
ル、シクロヘキシルビニルエーテル等のシクロアルキル
ビニルエーテル類;フェニルビニルエーテル、トリビニ
ルフェニルエーテル等のアリールビニルエーテル類;ベ
ンジルビニルエーテル、フェネチルビニルエーテル等の
アラルキルビニルエーテル類;アリルグリシジルエーテ
ル、アリルエチルエーテル等のアリルエーテル類;酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、乳酸ビニル、酪酸ビニ
ル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、イソカプロン
酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ベオ
バモノマ−(シェル化学社製)等のビニルエステル;酢
酸イソプロペニル、プロピオン酸イソプロペニル等のプ
ロペニルエステル;エチレン、プロピレン、ブチレン、
塩化ビニル等のオレフィン系化合物;スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、α−クロルスチレン等
のビニル芳香族化合物;ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシ
エトキシ)シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトオキシシ
ラン、β−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリエトキシシラン等の加水分解性アルコキシシリル基
含有モノマー;ジアリルフタレート、ジアリルイソフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルテトラ
ブロムフタレート、ペンタエリスリト−ルジアリルエー
テル、アリルグリシジルエーテル等のアリルモノマー;
パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パー
フルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレ−ト、パー
フルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート等のパー
フルオロアルキル(メタ)アクリレート;エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアク
リレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセ
リントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシイソシアヌレートトリ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、グリセ
ロールアリロキシジ(メタ)アクリレート、1,1,1
−トリス(ヒドロキシメチル)エタンジ(メタ)アクリ
レート、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタ
ントリ(メタ)アクリレート、トリアリルイソシアヌレ
ート、トリアリルトリメリテート、ジアリルテレフタレ
ート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、
ペンタエリスリトルジアリルエ−テル、ジビニルベンゼ
ン等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類
等を挙げることができる。
【0028】環状エーテル基含有シロキサンポリマー
(A) 本発明において、環状エーテル基含有シロキサンポリマ
ー(A)は、上記のシロキサンマクロモノマー(a)、
環状エーテル基含有重合性モノマー(b)及び必要によ
りこれらと共重合可能な他の不飽和モノマー(c)の共
重合により得ることができる。
【0029】シロキサンマクロモノマー、環状エーテル
基含有重合性モノマー及び必要によりこれらと共重合可
能な他の不飽和モノマーの共重合割合は、得られる環状
エーテル基含有シロキサンポリマー(A)に望まれる物
性等に応じて広い範囲にわたって変えることができる
が、上記モノマーの合計量を基準にして、一般には次の
範囲内とすることが望ましい。
【0030】シロキサンマクロモノマー(a):1〜4
0重量%、特に3〜25重量%環状エーテル基含有重合
性モノマー(b):10〜99重量%、特に12〜70
重量% 他の不飽和モノマー(c):0〜89重量%、特に5〜
85重量% 上記のモノマーの共重合は、通常、有機溶媒中で、モノ
マーの合計量100重量部あたり約0.01〜約10重
量部の重合開始剤の存在下に、約−20℃〜約160℃
の温度で、常圧で又は場合により約30kg/cm2
までの加圧下に反応させることにより行なうことができ
る。
【0031】かくして得られる環状エーテル基含有シロ
キサンポリマー(A)は、一般に1,000〜100,
000、好ましくは3,000〜50,000の範囲内
の数平均分子量を有することができる。
【0032】硬化触媒(B) 本発明において、上記環状エーテル基含有シロキサンポ
リマー(A)を架橋硬化させるための硬化触媒(B)と
して、カチオン重合性触媒または、シラノールまたは珪
素原子に直接結合した加水分解性基を有する珪素化合物
とアルミキレート化合物の複合触媒が用いる。
【0033】上記のカチオン重合性触媒としては、必要
とされる架橋温度と目的とする組成物の貯蔵安定性のバ
ランスのとれた組成物を得るために適宜選択され、例え
ば、四級アンモニウム塩型化合物であるN,N−ジメチ
ル−N−ベンジルアニリニウム六フッ化アンチモン、
N,N−ジメチル−N−ベンジルアニリニウム四フッ化
ホウ素、N,N−ジメチル−N−ベンジルピリジニウム
六フッ化アンチモン、N,N−ジメチル−N−(4−メ
トキシベンジル)ピリジニウム六フッ化アンチモン、
N,N−ジメチル−N−(4−メトキシベンジル)トル
イジニウム六フッ化アンチモン等;スルホニウム塩型化
合物であるトリフェニルスルホニウム四フッ化ホウ素、
トリフェニルスルホニウム六フッ化アンチモン等;ホス
ホニウム塩型化合物であるエチルトリフェニルホスホニ
ウム六フッ化アンチモン、テトラブチルホスホニウム六
フッ化アンチモン等;ヨードニウム塩型化合物であるジ
フェニルヨードニウム六フッ化ヒ素などを挙げることが
できる。カチオン重合触媒の配合量は特に制限されない
が、一般には環状エーテル基含有シロキサンポリマー
(A)100重量部あたり0.05〜10重量部が適し
ている。
【0034】またシラノールまたは珪素原子に直接結合
した加水分解性基を有する珪素化合物とアルミキレート
化合物の複合触媒のうち、シラノールまたは珪素原子に
直接結合した加水分解性基を有する珪素化合物として
は、例えばジフェニルシランジオールのようなシラノー
ル基を有する化合物または、水の存在下で加水分解して
珪素原子に直接結合したヒドロキシ基であるシラノール
基を生成する加水分解性基を有する化合物であり、例え
ば、Si(OR)4(Rは同一または異なって水素原子
または炭素数1〜13のアルキル基を示す)で表わされ
る珪素モノマー;珪素モノマーの低縮合物であり、例え
ば、「コルコートES40」(コルコート社製、テトラ
エチルシリケートの平均5量体)等が挙げられる。上記
シラノールまたは珪素原子に直接結合した加水分解性基
を有する珪素化合物の配合量は特に制限されないが、一
般には環状エーテル基含有シロキサンポリマー(A)1
00重量部に対して0.1〜50重量部が適している。
【0035】アルミキレート化合物は、例えば、トリス
(エチルアセトアセテート)アルミニウム、トリス(イ
ソプロピルアセトアセテート)アルミニウム、イソプリ
ポキシビス(エチルアセトアセテート)アルミニウム等
を挙げることができる。アルミニウムキレート化合物
は、環状エーテル基含有シロキサンポリマー(A)とシ
ラノールまたは珪素原子に直接結合した加水分解性基を
有する珪素化合物の合計100重量部あたり0.01〜
30重量部が適している。
【0036】本発明に従うポリマー組成物 本発明のポリマー組成物は、以上に述べた環状エーテル
基含有シロキサンポリマー(A)及び硬化触媒(B)
に、適宜有機溶剤を追加して混合することにより調整す
ることができる。
【0037】本発明のポリマー組成物には、必要により
さらに、例えば、着色顔料、体質顔料、防錆顔料等の通
常塗料に用いられるそれ自体既知の添加剤等を添加する
ことができる。その際、本発明のポリマー組成物の架橋
反応を阻害する物質の添加は避けなければならない。本
発明のポリマー組成物の架橋反応を阻害する物質として
は、例えば、塩基性物質が挙げられ、顔料等を添加する
際には該顔料の表面処理剤等を考慮する必要がある。
【0038】かくして得られる本発明のポリマー組成物
は、例えば、適当な型枠内に注入するか、適当な基体表
面に塗布して皮膜を形成した後、架橋硬化させることに
より、滑水性に優れた表面を有する成形物(ここで、成
形物は、基体上に被覆された皮膜の形態の成形物も包含
するものである)を得ることができる。
【0039】本発明のポリマー組成物は、特に、被覆用
組成物として、ガラス(例えば、車輛のフロントガラ
ス、ウインドウガラス、窓ガラス、カガミなど)、金属
(例えば、自動車、車輛、アルミフィン、通路標識板、
マイクロウエーブアンテナ、大型水導管パイプ、信号機
など)、プラスチック(施設園芸ハウス展張用フィルム
又はシート、人口臓器、便器、洗面器など)、無機材
(便器、浴槽、瓦など)、木材等の基材の表面に適用す
るのに有用である。
【0040】これら基材への本発明のポリマー組成物の
塗布は、例えば、スプレー塗装、ハケ塗り、ローラー塗
装、ロールコート塗装、浸漬塗装、カーテンフローコー
ター塗装などのそれ自体既知の方法で行なうことができ
る。また、塗布された皮膜の厚さは、被塗物の用途等に
応じて変えることができるが、一般的には、硬化後の膜
厚で1〜100μm、特に10〜50μm程度が好適で
ある。
【0041】本発明のポリマー組成物の架橋硬化の条件
は、該組成物の調製に用いられた水酸基含有シロキサン
ポリマー(A)及び架橋剤成分(B)の種類等に応じて
決定されるが、通常、常温ないし約300℃、好ましく
は80〜250℃の温度で約0.5〜約40分間の条件
を用いることができる。
【0042】このようにして本発明のポリマー組成物を
用いて形成される成形物の表面は滑水性に優れており、
例えば、従来のフッ素化エチレン系樹脂で被覆した物体
表面は水滴化した水の接触角は約108°であるが、質
量10mgの水滴を付着させた皮膜を90°に傾けても
水滴は停止したままであって自重によって落下しない
が、本発明のポリマー組成物から形成された皮膜は、水
滴の接触角が約100°であり、該皮膜に付着させた質
量10mgの水滴は、皮膜を水平面から40°以内の角
度で傾けただけで自重によって滑り始めて落下するとい
う優れた滑水性を示す。また、本発明のポリマー組成物
から形成された皮膜は、水中に3日間浸漬した後におい
ても、該皮膜に付着させた質量10mgの水滴は、皮膜
を水平面から50°以内の角度で傾けただけで自重によ
って滑り始めて落下するという優れた滑水持続性を示
す。
【0043】かくして、本発明のポリマー組成物は、水
滴の付着をきらう物体又はその表面処理剤として極めて
有用である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、物体表面に撥水性を付
与すると同時に、付着水滴を物体表面から容易に滑落除
去することのできる被覆材料が提供される。
【0045】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。以下、単に「部」および「%」とあるのは、そ
れぞれ「重量部」、「重量%」を意味する。
【0046】製造例1 温度計、還流冷却器、撹拌機及び滴下装置を備えた4つ
口フラスコにキシレン53.8部及びメチルイソブチル
ケトン28部を仕込み、撹拌下で加熱し、115℃に保
った。次に、115℃の温度で表1記載の単量体及び重
合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル4.2部か
らなる混合物を3時間かけて滴下した。滴下終了後、1
15℃で2時間熟成し、固形分濃度55%、数平均分子
量14,000のエポキシ基含有シロキサンポリマー
(A−1)の溶液を得た。
【0047】製造例2〜7 下記表1に示すモノマー組成を用いる以外、製造例1と
同様にして環状エーテル基含有シロキサンポリマー(A
−2)〜(A−5)及び比較用ポリマー(A−6)〜
(A−7)の溶液を得た。得られたポリマーの特数値を
表1に併せて示す。
【0048】表1において、 (注1)「サイラプレーンFM−7711」:チッソ
(株)社製、メタクリル基含有シロキサンマクロモノマ
ー、商品名、分子量約1,000、構造式
【0049】
【化8】
【0050】(注2)「サイラプレーンFM−772
1」:チッソ(株)社製、メタクリル基含有シロキサン
マクロモノマー、商品名、分子量約5,000、構造式
【0051】
【化9】
【0052】(注3)「サイラプレーンFM−772
5」:チッソ(株)社製、メタクリル基含有シロキサン
マクロモノマー、商品名、分子量約10,000、構造
【0053】
【化10】
【0054】(注4)「サイラプレーンFM−072
1」:チッソ(株)社製、メタクリル基含有シロキサン
マクロモノマー、商品名、分子量約5,000、構造式
【0055】
【化11】
【0056】
【表1】
【0057】実施例1〜12及び比較例1〜4 下記表2に示す配合(固形分)により環状エーテル基含
有シロキサンポリマー(A)と硬化触媒(B)を混合し
て撹拌し、ポリマー組成物を得た。
【0058】表2において、 (注5)「SI−100」:三新化学(株)社製、商品
名、アンチモン系カチオン重合触媒。
【0059】(注6)「CI−2946」:日本曹達
(株)社製、商品名、アンチモン系カチオン重合触媒。
【0060】(注7)「アルミキレートA」:川研ファ
インケミカル(株)社製、商品名、アルミニウムトリス
アセチルアセトナート。
【0061】(注8)「SX−11」:信越化学工業
(株)社製、商品名、ジフェニルシランジオール。
【0062】上記実施例1〜12及び比較例1〜4で得
られたポリマー組成物を10番のバーコーターを用いて
ガラス板上に塗布し、表2に示す架橋塗膜作成条件下に
加熱することによって硬化皮膜を得た。硬化皮膜のツー
コン硬度、及び作成直後の皮膜及び水中で3日間浸漬し
た後の皮膜について、以下に示す方法により接触角及び
滑落角を測定した。その結果も併せて表2に示す。
【0063】ツーコン硬度:塗板を20℃の恒温室に4
時間放置後、アメリカンチェイン・アンド・ケーブルカ
ンパニー社製のTUKONマイクロハードネステスター
にて測定した。数値が大きくなるにしたがって硬質にな
る。
【0064】接触角:協和界面科学(株)社製のCA−
X型接触角計を用い、23℃、65%RHの雰囲気下
に、約10mgの脱イオン水をマイクロシリンジを用い
て皮膜の上に滴下して、皮膜と水滴端部の接線とからな
る角度を液滴の滴下から1分以内に測定した。
【0065】滑落角:協和界面科学(株)社製のCA−
X型接触角計を用い、23℃、65%RHの雰囲気下
に、約10mgの脱イオン水をマイクロシリンジを用い
て皮膜の上に滴下し、ガラス板をゆっくりと傾けてゆ
き、水滴が滑りを開始する角度を滑落角とした。
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)式 【化1】 式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表わし、R2
    は炭素数1〜6の二価の炭化水素基を表わし、R3は水
    素原子又はメチル基を表わし、nは4〜430の数であ
    る、及び/又は式 【化2】 式中、R4及びR7は同一又は異なって水素原子又はメチ
    ル基を表わし、R5及びR6は同一又は異なって炭素数1
    〜6の二価の炭化水素基を表わし、nは4〜430の数
    である、で示されるシロキサンマクロモノマー1〜40
    重量%、(b)環状エーテル基を有する重合性モノマ
    ー、及び必要により(c)これらと共重合可能な他の不
    飽和モノマーの共重合により得られる環状エーテル基含
    有シロキサンポリマー、及び(B)硬化触媒からなるこ
    とを特徴とする滑水性表面を形成し得るポリマー組成
    物。
  2. 【請求項2】 モノマー(b)の環状エーテル基がエポ
    キシ基である請求項1記載のポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 モノマー(b)の環状エーテル基がオキ
    セタン基である請求項1記載のポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 硬化触媒(B)がカチオン重合触媒であ
    る請求項1記載のポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 硬化触媒(B)が、シラノール基又は珪
    素原子に直接結合した加水分解性基を有する珪素化合物
    とアルミキレート化合物の複合触媒である請求項1記載
    のポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 質量10mgの表面付着水滴が自重によ
    り水平面から傾き角40°以下で滑りを開始するような
    皮膜を形成し得るものである請求項1記載のポリマー組
    成物。
  7. 【請求項7】 水中に3日間浸漬した後においても、質
    量10mgの表面付着水滴が自重により水平面から傾き
    角50°以下で滑りを開始するような皮膜を形成し得る
    ものである請求項1記載のポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のポリマー組成物からなる
    被覆用組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のポリマー組成物から形成
    された表面が滑水性の成型物。
  10. 【請求項10】 皮膜の形態にある請求項1記載の成型
    物。
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