JPH11340238A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11340238A
JPH11340238A JP10145295A JP14529598A JPH11340238A JP H11340238 A JPH11340238 A JP H11340238A JP 10145295 A JP10145295 A JP 10145295A JP 14529598 A JP14529598 A JP 14529598A JP H11340238 A JPH11340238 A JP H11340238A
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JP
Japan
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heat treatment
semiconductor device
insulating film
manufacturing
gate insulating
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JP10145295A
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Hiroko Kubo
裕子 久保
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板上にMOSトランジスタのゲート
絶縁膜及びゲート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成工程
の後に急速熱処理を行う製造方法において、急速熱処理
により発生した界面準位を低減し、しきい値電圧のシフ
トを回復させる。 【解決手段】 すべての熱処理工程の後、最終熱処理工
程として、400℃以上の水素雰囲気中で熱処理を30
分以上行う。あるいは600℃以上の窒素雰囲気中で熱
処理を1時間以上行う。あるいは、400〜600℃の
水素雰囲気中で急速熱処理を30〜120秒間行う。好
ましくは、ゲート絶縁膜形成工程後の急速熱処理工程と
最終熱処理工程との間に、電気炉による熱処理工程を更
に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路等の半導
体装置の製造方法に関する。詳しくは、急速熱処理によ
る界面準位の増大、そしてしきい値電圧のシフトを改善
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化・高集積化が
急速に進み、それに伴って半導体装置のゲート絶縁膜で
あるゲート酸化膜は10nm以下に薄膜化されつつあ
る。一方、サーマルバジェット(熱履歴、温度×時間)
の更なる低減や、サリサイドのような新しい半導体製造
プロセスの開発に伴い、急速熱処理(Rapid Thermal Pr
ocess、以下、RTP処理という)が多用されるように
なってきた。しかし、ゲート酸化膜形成後に加えられる
RTP処理がゲート酸化膜及び半導体基板に与える影響
については現在のところ十分検討されているとはいえな
い状況にある。以下に従来の半導体装置の製造方法につ
いて説明する。
【0003】図9に半導体装置の断面構造を示す。図9
において、1はシリコンからなる半導体基板、2は素子
分離絶縁膜、3は半導体基板1の主面上に形成された半
導体装置のゲート絶縁膜、4は半導体装置のゲート絶縁
膜3の上に形成され不純物がドープされた多結晶シリコ
ンからなる電極である。このような構造を有する半導体
装置の製造方法において、ランプ照射等によるRTP処
理を施すことにより、電極の不純物活性化やサリサイド
形成等が従来から行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の半導体装置の製造方法において、RTP処
理を施すことによる弊害として、シリコン酸化膜と基板
との界面における界面準位が増大し、しきい値電圧がシ
フトするという問題を発見した。
【0005】そこで、本発明は、RTP処理により増大
した界面準位を低減させ、しきい値電圧のシフトを抑制
することができる半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の第1の製造方法は、半導体基板上にMOSトランジス
タのゲート絶縁膜及びゲート電極を形成し、ゲート絶縁
膜形成工程の後に急速熱処理を行う半導体装置の製造方
法において、すべての熱処理工程の後、最終熱処理工程
として、400℃以上の水素雰囲気中で熱処理を行うこ
とを特徴とする。これにより、RTP処理により発生し
た界面準位を低減し、しきい値電圧のシフトを回復する
ことができるので、製造歩留りが向上する。最終熱処理
工程における水素雰囲気中での熱処理は、30分以上行
うことが好ましい。
【0007】また、本発明による第2の製造方法は、半
導体基板上にMOSトランジスタのゲート絶縁膜及びゲ
ート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成工程の後に急速熱
処理を行う半導体装置の製造方法において、すべての熱
処理工程の後、最終熱処理工程として、600℃以上の
窒素雰囲気中で熱処理を行うことを特徴とする。最終熱
処理工程における窒素雰囲気中での熱処理は1時間以上
行うことが好ましい。
【0008】また、本発明による第3の製造方法は、半
導体基板上にMOSトランジスタのゲート絶縁膜及びゲ
ート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成工程の後に急速熱
処理を行う半導体装置の製造方法において、すべての熱
処理工程の後、最終熱処理工程として、400〜600
℃の水素雰囲気中で急速熱処理を行うことを特徴とす
る。最終熱処理工程における水素雰囲気中で急速熱処理
は、30〜120秒間行うことが好ましい。
【0009】上記の各製造方法において、ゲート絶縁膜
形成工程後の急速熱処理工程と最終熱処理工程との間
に、電気炉による熱処理工程を更に備えていることが好
ましい。電気炉による熱処理工程により、RTP処理で
発生した界面準位をある程度低減した後、最終熱処理工
程で界面準位をほぼ完全に無くすることができる。これ
によって、しきい値電圧のシフトがほぼ完全に回復す
る。
【0010】また、最終熱処理工程の熱処理を水素雰囲
気中で行う場合、水素分圧が30〜100%の範囲内に
あることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施形態1)本発明の実施形態1に係る半導体装置の
製造方法を図1(a)〜(d)に示す。これらの図は、
熱処理に関する各工程における半導体装置の断面を示し
ている。熱処理前の状態を示す図1(a)において、1
1はシリコンからなる半導体基板、12はシリコン酸化
膜からなる素子分離絶縁膜、13は半導体基板11の主
面上に形成された半導体装置のゲート絶縁膜、14は半
導体装置のゲート絶縁膜13の上に形成され不純物をド
ープされた多結晶シリコンからなる電極である。
【0012】つぎに、図1(b)の工程では、ゲート絶
縁膜14の上からランプ加熱によりRTP処理(例えば
RTA(急速アニール))を少なくとも1回行う。アニ
ール温度は600〜950℃に設定している。アニール
温度が高いと、しきい値のシフトが大きくなり好ましく
ないので、上記温度範囲に設定する。この処理により電
極の不純物活性化やサリサイド形成等が行われる。反
面、ゲート絶縁膜と基板との界面の界面準位密度が増加
し、MOSトランジスタのしきい値電圧が100mV程
度シフトし、これは10%程度のずれに相当する。この
現象は、電気炉によるアニールを実施した後にRTP処
理(例えばRTA処理)した場合も同様に観察されるこ
とから、RTP処理が加えられることにより必然的に発
生するものと考えられる。
【0013】そこで、RTP処理後に、図1(c)の工
程で電気炉による熱処理(アニール)を1回以上実施す
る。これにより、発生した界面準位が低減し、しきい値
電圧のシフトも回復する。
【0014】図1(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後、最終熱処理工程とし
て、400〜600℃の温度範囲で電気炉による400
℃以上の電気炉による水素雰囲気中での熱処理(水素シ
ンター)を実施する。この処理により、RTP処理で発
生した界面準位はほぼ完全に消滅し、しきい値電圧のシ
フトもほぼ完全に回復する。
【0015】以上のように、本実施形態の製造方法によ
れば、RTP処理の後に電気炉による熱処理工程を1回
以上備え、更に、すべての熱処理工程の最後に最終熱処
理として400℃以上の電気炉による水素雰囲気中での
熱処理工程を備えることにより、RTP処理によって発
生した界面準位をほぼ完全に消滅でき、しきい値電圧の
シフトを回復することができる。
【0016】(実施形態2)つぎに、本発明の実施形態
2に係る半導体装置の製造方法を図2(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
2(a)における半導体装置の構造は実施形態2と同じ
である。図2(b)の急速熱処理工程、及び図2(c)
の電気炉による熱処理工程についても、実施形態1と同
じである。
【0017】図2(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では水素雰囲気中での熱処理を30分以
上行う。熱処理温度は実施形態1と同じく400℃以上
である。RTP処理後の電気炉による水素雰囲気中での
熱処理温度が400℃の場合、10分程度の熱処理時間
ではしきい値電圧の完全な回復には十分でなく、30分
以上の熱処理時間をかければしきい値電圧がほぼ完全に
回復することがわかった。
【0018】以上のように、本実施形態によれば、最終
熱処理工程における水素雰囲気中での熱処理を30分以
上行うことにより、RTP処理後に発生した界面準位が
ほぼ完全に消滅し、しきい値電圧のシフトがほぼ完全に
回復する。
【0019】(実施形態3)つぎに、本発明の実施形態
3に係る半導体装置の製造方法を図3(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
3(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図3(b)の急速熱処理工程、及び図3
(c)の電気炉による熱処理工程についても、既述の実
施形態と同じである。
【0020】図3(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では、既述の実施形態における400℃
以上の水素雰囲気中での熱処理に代えて、600℃以上
の窒素雰囲気中での熱処理を行う。窒素雰囲気中での熱
処理の場合は、400℃程度の温度では界面準位の低減
効果があまり得られないが、600℃以上になると界面
準位の低減効果が十分に得られることがわかった。
【0021】以上のように、本実施形態によれば、最終
熱処理を600℃以上の窒素雰囲気中で行うことによ
り、RTP処理後に発生した界面準位がほぼ完全に消滅
し、しきい値電圧のシフトが回復する。
【0022】(実施形態4)つぎに、本発明の実施形態
4に係る半導体装置の製造方法を図4(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
4(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図4(b)の急速熱処理工程、及び図4
(c)の電気炉による熱処理工程についても、既述の実
施形態と同じである。
【0023】図4(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では窒素雰囲気中での熱処理を1時間以
上行う。熱処理温度は実施形態3と同じく600℃以上
である。600℃で1時間以上、窒素雰囲気中での熱処
理を行うと、界面準位は激減しMOSトランジスタのし
きい値電圧のシフトもほぼ完全に回復することがわかっ
た。
【0024】以上のように、本実施形態によれば、最終
熱処理である600℃以上の窒素中での熱処理時間を1
時間以上行うことにより、RTP処理後に発生した界面
準位がほぼ完全に消滅し、しきい値電圧のシフトが回復
する。
【0025】(実施形態5)つぎに、本発明の実施形態
5に係る半導体装置の製造方法を図5(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
5(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図5(b)の急速熱処理工程、及び図5
(c)の電気炉による熱処理工程についても、既述の実
施形態と同じである。
【0026】図5(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では400℃〜600℃の水素雰囲気中
での急速熱処理(RTP)を行う。RTPであっても水
素雰囲気中での熱処理であれば、水素による界面準位の
ターミネート効果で、界面準位を低減することができ
る。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、最終
熱処理として400℃〜600℃の水素雰囲気中での急
速熱処理を行うことにより、RTP処理後に発生した界
面準位がほぼ完全に消滅し、しきい値電圧のシフトが回
復する。
【0028】(実施形態6)つぎに、本発明の実施形態
6に係る半導体装置の製造方法を図6(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
6(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図6(b)の急速熱処理工程、及び図6
(c)の電気炉による熱処理工程についても、既述の実
施形態と同じである。
【0029】図6(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では400℃〜600℃の水素雰囲気中
での急速熱処理を30〜120秒間行う。急速熱処理
(RTP)はその処理自体が界面準位を発生させる要因
となるので、処理時間が長すぎると界面準位を増大させ
ることになる。一方、処理時間が短すぎると水素が界面
に十分供給されず、水素ターミネートの効果が十分に発
揮されない。400℃〜600℃の水素雰囲気中でのR
TP処理により界面準位を消滅させるのに適当な処理時
間として、30〜120秒が好ましいことがわかった。
【0030】以上のように本実施形態によれば、最終熱
処理工程における400℃〜600℃の水素雰囲気中で
の急速熱処理を30〜120秒間行うことにより、RT
P処理後に発生した界面準位がほぼ完全に消滅し、しき
い値電圧のシフトが回復する。
【0031】(実施形態7)つぎに、本発明の実施形態
7に係る半導体装置の製造方法を図7(a)〜(c)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
7(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図7(b)の急速熱処理工程についても、
既述の実施形態と同じである。
【0032】本実施形態の製造方法は、既述の実施形態
と異なり、図7(b)の急速熱処理工程の後、電気炉に
よる熱処理工程を経ずに、図7(c)の最終工程が実施
される。つまり、MOSトランジスタの形成後、第1の
層間絶縁膜15を形成し、この層間絶縁幕15にコンタ
クトホール16を形成する。そして、コンタクトホール
16に埋め込んだ配線とMOSトランジスタのソース1
7及びドレイン18とを電気的に接続する。配線の上に
更に第2の層間絶縁膜19を形成して集積回路が完成す
る。この後、最終熱処理工程が行われる。この場合、電
気炉による熱処理工程での界面準位低減効果は得られな
いが、最終熱処理工程で熱処理が実施されることにより
界面準位が低減し、しきい値電圧のシフトが回復する。
最終熱処理工程における熱処理は、既述の実施形態で説
明した水素又は窒素雰囲気中でのいずれの熱処理でも良
い。
【0033】以上のように、本実施形態によれば、急速
熱処理後、最終熱処理工程として水素又は窒素雰囲気中
での熱処理を行うことにより、急速熱処理で発生した界
面準位が消滅し、しきい値電圧のシフトが回復する。
【0034】(実施形態8)つぎに、本発明の実施形態
8に係る半導体装置の製造方法を図8(a)〜(d)に
示す。これらの図は、熱処理に関する各工程における半
導体装置の断面を示している。熱処理前の状態を示す図
8(a)における半導体装置の構造は既述の実施形態と
同じである。図8(c)の急速熱処理工程、及び図8
(c)の電気炉による熱処理工程についても、既述の実
施形態1〜6と同じである。
【0035】図8(d)に示すように、MOSトランジ
スタの形成後、第1の層間絶縁膜15を形成し、この層
間絶縁幕15にコンタクトホール16を形成する。そし
て、コンタクトホール16に埋め込んだ配線とMOSト
ランジスタのソース17及びドレイン18とを電気的に
接続する。配線の上に更に第2の層間絶縁膜19を形成
して集積回路が完成する。この後の最終熱処理工程とし
て、本実施形態では、水素分圧が30〜100%の水素
雰囲気中で熱処理を行う。実施形態1及び2と同様に4
00℃以上で30分以上の熱処理を行うことが好まし
い。水素分圧が高い方が好ましい(100%の水素分圧
が最も好ましい)が、30%以上の水素分圧であれば水
素ターミネート効果が得られる。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、最
終熱処理工程において水素分圧が30〜100%の水素
雰囲気中で熱処理を行うことにより、RTP処理後に発
生した界面準位がほぼ完全に消滅し、しきい値電圧のシ
フトが回復する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法によれば、ゲート絶縁膜形成工程後の急速
熱処理によって増大した界面準位を低減させ、しきい値
電圧のシフトを抑制することができる。これにより、半
導体装置の製造歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図4】本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図5】本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図6】本発明の第6の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図7】本発明の第7の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図8】本発明の第8の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す図
【図9】半導体装置の断面図
【符号の説明】
11 半導体基板 12 素子分離絶縁膜 13 ゲート絶縁膜 14 電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にMOSトランジスタのゲ
    ート絶縁膜及びゲート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成
    工程の後に600〜950℃雰囲気中での急速熱処理を
    行う半導体装置の製造方法において、すべての熱処理工
    程の後、最終熱処理工程として、400℃以上の水素雰
    囲気中で熱処理を行うことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記水素雰囲気中での熱処理を30分以
    上行う請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上にMOSトランジスタのゲ
    ート絶縁膜及びゲート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成
    工程の後に600〜950℃雰囲気中での急速熱処理を
    行う半導体装置の製造方法において、すべての熱処理工
    程の後、最終熱処理工程として、600℃以上の窒素雰
    囲気中で熱処理を行うことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記窒素雰囲気中での熱処理を1時間以
    上行う請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にMOSトランジスタのゲ
    ート絶縁膜及びゲート電極を形成し、ゲート絶縁膜形成
    工程の後に600〜950℃雰囲気中での急速熱処理を
    行う半導体装置の製造方法において、すべての熱処理工
    程の後、最終熱処理工程として、400〜600℃の水
    素雰囲気中で急速熱処理を行うことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記急速熱処理を30〜120秒間行う
    請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート絶縁膜形成工程後の急速熱処
    理工程と前記最終熱処理工程との間に、電気炉による熱
    処理工程を更に備えている請求項1〜6のいずれか1項
    記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記最終熱処理工程における水素雰囲気
    の水素分圧が30〜100%の範囲内にある請求項1,
    2,5,6又は7記載の半導体装置の製造方法。
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