JPH11340208A - プラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理方法

Info

Publication number
JPH11340208A
JPH11340208A JP10161308A JP16130898A JPH11340208A JP H11340208 A JPH11340208 A JP H11340208A JP 10161308 A JP10161308 A JP 10161308A JP 16130898 A JP16130898 A JP 16130898A JP H11340208 A JPH11340208 A JP H11340208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
electrostatic chuck
processing chamber
gas
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10161308A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4060941B2 (ja
Inventor
Kazunori Nagahata
和典 長畑
Tatsu Nonaka
龍 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP16130898A priority Critical patent/JP4060941B2/ja
Publication of JPH11340208A publication Critical patent/JPH11340208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060941B2 publication Critical patent/JP4060941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁性の支持部材を採用しても,揺れや跳ね
上がりが生じることなく被処理体を静電チャックからリ
フトアップ可能なプラズマ処理方法を提供する。 【解決手段】 エッチング装置100の処理室102内
には,載置面に静電チャック112を備えた下部電極1
06が配置される。下部電極106には,下部電極10
6の上下動により,載置面に対して相対的に上方または
下方に移動する絶縁性のリフターピン116が内装され
る。処理終了後,静電チャック112内の薄膜112a
への高圧直流電圧の供給を停止することなく,処理室1
02内の圧力雰囲気が100mTorr〜500mTo
rrになるように不活性ガスを導入する。その後,薄膜
112aへの電圧の供給を停止し,下部電極106を降
下させて,静電チャック112により吸着保持されてい
たウェハWをリフターピン116によりリフトアップす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,プラズマ処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」
と称する。)などの被処理面に形成された絶縁膜をエッ
チングしてコンタクトホールを形成する場合には,一般
的にプラズマエッチング装置が使用されている。例え
ば,平行平板型のプラズマエッチング装置を例に挙げて
説明すると,該エッチング装置の処理室内には,ウェハ
を載置するサセプタを兼ねた下部電極が配置されてお
り,さらにこの下部電極の載置面と対向して上部電極が
設けられている。また,下部電極上には,ウェハを吸着
保持するための静電チャックが設けられている。さら
に,下部電極には,処理室内に搬入されたウェハを静電
チャックの所定位置に載置し,かつ静電チャック上のウ
ェハをリフトアップするための複数のリフターピンが内
装されている。また,このリフターピンは,異常放電の
発生防止の観点から絶縁性材料より構成されている。
【0003】ここで,上記エッチング装置でのエッチン
グ処理工程について説明する。まず,リフターピンが下
部電極に対して相対的に上昇した状態で,処理室の外部
から搬入されたウェハをリフターピン上に搭載する。そ
の後,下部電極を上昇させて,該リフターピンを下部電
極に対して相対的に降下させることにより,ウェハを静
電チャック上に載置する。次いで,静電チャックに内装
された電極に高圧直流電圧を印加し,その電極を覆う絶
縁体に生じたクーロン力(静電気力)により,静電チャ
ック上に載置されたウェハを吸着保持する。その後,上
部電極と下部電極に高周波電力を印加して処理室内に導
入された処理ガスを解離させてプラズマを生成し,該プ
ラズマによりウェハにエッチング処理を施す。そして,
所定のエッチング処理が終了した後,上記高周波電力の
供給を停止する。
【0004】また,エッチング処理が終了した後は,ま
ず静電チャック内の電極への高圧直流電圧の供給を停止
する。その後,下部電極を降下させて,上記リフターピ
ンを下部電極に対して相対的に上昇させることにより,
リフターピン上のウェハをリフトアップし,処理済みの
ウェハを処理室外に搬出する。また,該ウェハの搬出後
には,再び未処理のウェハが処理室内に搬出され,上述
した工程が繰り返されることにより,順次エッチング処
理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のエッチング装置では,所定のエッチング処理終了
後,静電チャック内の電極に対する高圧直流電圧の供給
を停止しても,静電チャックの絶縁体とウェハに残留電
荷が生じるため,それら静電チャックとウェハとが吸着
した状態が維持される。そして,その状態でウェハをリ
フトアップすると,上記残留吸着の影響により,ウェハ
を静電チャックからスムーズに離すことができず,ウェ
ハが離れる瞬間に該ウェハがリフターピン上で揺れた
り,跳ね上がったりする。このように,ウェハのリフト
アップ時に,ウェハがリフターピン上で動いてしまう
と,リフターピン上での位置が定まらなくなり,搬送不
良を引き起こす原因となる。
【0006】特に,上述したエッチング装置では,絶縁
性のリフターピンを採用しているため,リフターピンと
ウェハとの間での異常放電の発生を防止することができ
る反面,ウェハに生じた残留電荷を該リフターピンを介
してグランドに流すことができず,上記ウェハの揺れや
跳ね上がりを防止することができないという問題があ
る。もちろん,導電性材料から成るリフターピンを採用
すれば,ウェハに生じた残留電荷をリフターピンを介し
てグランドに流すことができ,ウェハの揺れや跳ね上が
りを抑制できるが,上述の如くウェハとリフターピンと
の間で放電が生じて,ウェハが損傷するという問題があ
る。さらに,最近の半導体デバイスには,超高集積化お
よび超多層化した超微細な素子が形成されているため,
上記放電による影響も非常に大きいものとなる。
【0007】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みて成されたものであり,被処理体に生じ
る残留電荷を解消し,絶縁性の支持部材を採用した場合
でも,リフトアップ時に被処理体の揺れや跳ね上がりを
抑制することが可能な,新規かつ改良されたエッチング
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明によれば,請求項1に記載の発明のように,
処理室内に配置された静電チャック上に被処理体を載置
し,静電チャックに対して電力を印加して被処理体を保
持した後,被処理体にプラズマ処理を施すプラズマ処理
方法において,プラズマ処理を施した後,処理室内にガ
スを導入する工程と,静電チャックへの電力の供給を停
止する工程と,被処理体を支持する支持部材を静電チャ
ックに対して相対的に上昇させて,被処理体を静電チャ
ックから分離する工程とを含むことを特徴とするプラズ
マ処理方法が提供される。
【0009】かかる構成によれば,処理終了後,処理室
内に処理ガスとは異なる除電用のガスを導入するため,
静電チャックへの電極の印加を停止した後に被処理体に
残留電荷が生じても,該残留電荷を解消することができ
る。その結果,支持部材を,例えば請求項4に記載の発
明のように,絶縁性材料から構成しても,被処理体のリ
フトアップ時には,被処理体の残留電荷はすでに解消さ
れているため,支持部材上で被処理体が揺れたり,跳ね
上がったりすることを防止でき,被処理体の損傷や搬送
不良の発生を防止することができる。また,静電チャッ
クへの電力の供給を停止する前に,処理室内にガスを導
入するため,処理室内に上記ガスを短時間に導入して
も,静電チャック上の被処理体の位置がずれることがな
い。
【0010】また,例えば請求項2に記載の発明のよう
に,処理室内の圧力雰囲気が実質的に100mTorr
〜500mTorrとなるようにガスを導入すれば,上
述した被処理体の残留電荷を効果的に除電することがで
きると共に,プラズマ処理中の処理室内の圧力雰囲気
は,通常10mTorr〜100mTorr程度である
ため,処理室内へのガスの導入を短時間で完了すること
ができる。その結果,プラズマ処理後に,本発明の如く
処理室内にガスを導入する工程を加えても,スループッ
トの低下を最小限に止めることができる。また,上述の
如く,処理時の処理室内の圧力と,ガス導入時の該圧力
との差が小さいので,新たな処理を行う際の処理室内の
真空引きを短時間で行うことができ,迅速に処理を開始
することができる。
【0011】また,ガスとして,例えば請求項3に記載
の発明のように,不活性ガス,例えばN2や,HeやA
rやKrなどの希ガスや,これらの混合ガスを採用すれ
ば,被処理体の残留電荷を除去することができると共
に,処理室内を汚染することなく,被処理体に連続して
プラズマ処理を施すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかるプラズマ処理方法をエッチング方法
に適用した実施の一形態について,詳細に説明する。
【0013】(1)エッチング装置の構成 まず,図1〜図3を参照しながら,本実施の形態のエッ
チング方法が適用されるエッチング装置100について
説明する。図1に示すエッチング装置100の処理室1
02は,接地された導電性の処理容器104内に形成さ
れている。また,処理室102内には,ウェハWを載置
するサセプタを兼ねた導電性の下部電極106が配置さ
れている。この下部電極106には,昇降軸108を介
して駆動モータM110が接続されており,該駆動モー
タM110の作動により,同図中の往復矢印の如く,下
部電極106を上下動自在に移動させることができる。
【0014】また,下部電極106上には,ウェハWを
吸着保持するための静電チャック112が設けられてい
る。この静電チャック112は,図2に示すように,電
極を構成する導電性の薄膜112aを絶縁性材料,例え
ばポリイミド系樹脂112bで挟持した構成を有してお
り,その薄膜112aに高圧直流電源114から高圧直
流電圧を印加するとクーロン力が生じ,このクーロン力
によって静電チャック112上に載置されたウェハWが
吸着保持される。
【0015】また,下部電極106には,図2に示すよ
うに,ウェハWの支持部材としての複数本のリフターピ
ン116が内装されている。このリフターピン116
は,絶縁性材料,例えばポリイミドやセラミックスから
構成されているため,処理時にリフターピン116とウ
ェハWとの間や,リフターピン116間で異常放電が生
じることを防止できる。その結果,ウェハWに形成され
た各種素子の損傷を防止することができるため,歩留り
の向上を図ることができる。さらに,リフターピン11
6の周辺に形成されている各種部材の損傷も防止するこ
とができるため,エッチング装置100の寿命の延長を
図ることができる。また,リフターピン116は,図示
の例では,所定位置に固定されており,下部電極106
の上下動により,リフターピン116上に搭載されたウ
ェハWを静電チャック112上に載置したり,または静
電チャック112上のウェハWをリフトアップすること
ができるように構成されている。
【0016】また,静電チャック112上のウェハWの
周囲には,例えばシリコンから成る内側部材118a
と,例えば石英から成る外側部材118bから構成され
るフォーカスリング118が配置されている。さらに,
下部電極106の周囲には,多数の貫通孔120aを備
えた絶縁性のバッフル板120が取り付けられている。
また,下部電極106には,整合器122を介してバイ
アス用高周波電力を出力する高周波電源124が接続さ
れている。
【0017】また,図1に示すように,下部電極106
の載置面と対向して,上部電極126が配置されてい
る。さらに,図示の例では,上部電極126の上部に
は,冷媒循環路128aを備えた冷却プレート128が
配置されており,この冷却プレート128と上部電極1
26は,絶縁支持部材130によって処理容器104に
固定されている。また,上部電極126の下部電極10
6側周縁部には,例えば石英製のシールドリング132
が取り付けられている。さらに,このシールドリング1
32の上端部と,処理室102の天井壁との間には,フ
ッ素系樹脂から成る絶縁リング134が設けられてい
る。また,上部電極126には,図示の例では,冷却プ
レート128と,整合器136を介してプラズマ生成用
高周波電力を出力する高周波電源138が接続されてい
る。
【0018】また,冷却プレート128内には,拡散孔
140aを備えた拡散部材140が内装されている。こ
の拡散部材140には,ガス供給管142が接続されて
おり,さらにそのガス供給管142には,バルブ144
を介して分岐管146,148が接続されている。ま
た,分岐管146には,バルブ150と流量調整バルブ
(マスフローコントローラ)MFC152を介して処理
ガス,例えばCF4を供給するガス供給源154が接続
されている。さらに,分岐管148には,バルブ156
と流量調整バルブMFC158を介して,本実施の形態
にかかる不活性ガス,例えばN2ガスを供給するガス供
給源160が接続されている。もちろん,ガス供給源1
60から供給されるN2ガスは,処理ガスの添加ガス
や,処理室102内のパージガスとしても使用すること
ができる。
【0019】また,上部電極126には,多数のガス吐
出孔126aが形成されており,このガス吐出孔126
aを介して,上述した拡散部材140内の拡散孔140
aと,処理室102内が連通している。従って,ガス供
給源154,160から供給される各ガスを,ガス吐出
孔126aから処理室102内に均一に吐出することが
できる。
【0020】また,図1に示すように,処理容器104
内の下方には,真空ポンプなどの真空引き機構P162
と連通する排気管164が接続されている。従って,真
空引き機構P162の作動により,バッフル板120の
貫通孔120aを介して,処理室102内を,例えば1
0mTorr程度の減圧度にまで真空引きすることがで
きる。さらに,図示の例では,処理容器104の内壁面
に,バッフル板120と排気管164との間の排気経路
内の圧力雰囲気を検出するセンサ166が設けられてい
る。また,上述した駆動モータM110と,高圧直流電
源114と,高周波電源124,138と,バルブ15
0,156と,流量調整バルブ152,158と,真空
引き機構P162と,センサ166は,それぞれコント
ローラC168に接続されている。従って,コントロー
ラC168は,センサ166により検出された圧力情報
や予め設定された条件などに基づいて,上記各機構を適
宜制御するように構成されている。
【0021】また,図1に示す例では,処理室102の
内部側壁面にロードロック室170内と連通するゲート
バルブ172が接続されている。該ロードロック室17
0内には,ロードロック室170内のウェハWを処理室
102内に搬入し,また処理室102内のウェハWをロ
ードロック室170へ搬出する搬送アームなどの搬送機
構174が配置されている。
【0022】(2)エッチング処理工程 次に,図4に示すタイミングチャートを参照しながら,
本実施の形態にかかるエッチング処理工程について説明
する。なお,同図中の線a〜線gは,それぞれ次のタイ
ミング等を表している。 線a:上部電極126への高周波電力の供給タイミング 線b:下部電極106への高周波電力の供給タイミング 線c:処理室102内への処理ガス(CF4)の供給タ
イミング 線d:処理室102内への不活性ガス(N2)の供給タ
イミング 線e:処理室102内の減圧雰囲気の変化 線f:リフターピン116の昇降タイミング 線g:静電チャック112への高圧直流電圧の供給タイ
ミング また,同図には,静電チャック112上へのウェハWの
載置時のリフターピン116の昇降タイミング等は,省
略されている。
【0023】(A)処理室内へのウェハの搬入〜エッチ
ング処理工程 始めに,図1に示す処理室102内へのウェハWの搬入
から,該ウェハWにエッチング処理を施すまでの各工程
について説明する。まず,ゲートバルブ172を開放し
た後,ロードロック室170内の搬送機構174上で保
持されたウェハWを,その搬送機構174の作動によ
り,処理室102内に搬入する。この際,下部電極10
6は,所定の処理位置よりも相対的に下方の搬送位置に
配置されているため,図3に示すように,リフターピン
116が静電チャック112の上面に対して相対的に上
方に突き出た状態となる。従って,上記搬送機構174
の作動により処理室102内に搬入されたウェハWは,
同図に示すように,リフターピン116上に受け渡され
る。その後,搬送機構174は,処理室102内から退
避して,ゲートバルブ172が閉じられる。
【0024】また,リフターピン116上にウェハWが
搭載されると,下部電極106は,駆動モータM110
の作動により,上記搬送位置よりも相対的に上方の処理
位置にまで上昇する。従って,この下部電極106の上
昇により,ウェハWを搭載するリフターピン116は,
静電チャック112の上面に対して相対的に降下し,図
2に示すように,ウェハWが静電チャック112上に載
置される。その後,図4に示すように,静電チャック1
12の薄膜112aに対して高圧直流電源114から高
圧直流電圧,例えば1.5kV〜2.0kVの電圧を印
加すると,ウェハWが静電チャック112の載置面に吸
着保持される。
【0025】同時に,図1に示す真空引き機構P162
の作動により処理室102内を真空引きすると共に,ガ
ス供給源154から供給されるCF4を処理室102内
に導入し,処理室102内の圧力雰囲気を例えば20m
Torrに設定,維持する。この後,図4に示すよう
に,上部電極126に対して例えば周波数が27.12
MHzで,パワーが2kWの高周波電力を印加すると共
に,下部電極106に対して例えば周波数が800kH
zで,パワーが1kWの高周波電力を印加することによ
り,処理室102内に高密度プラズマを生成する。そし
て,このプラズマにより,ウェハWにエッチング処理を
施し,ウェハWのSiO2膜層に所定のコンタクトホー
ルを形成する。
【0026】(B)エッチング処理の終了〜ウェハWの
搬出工程 次に,エッチング処理終了後からウェハWの搬出に至る
までの各工程について説明する。上述の如く,ウェハW
に所定のエッチング処理を施した後,図4に示すよう
に,上部電極126と下部電極106への各高周波電力
の供給を停止すると共に,処理室102への処理ガスの
供給も停止する。この際,本実施の形態では,同図に示
すように,静電チャック112の薄膜112aへの高圧
直流電圧の供給は,そのまま続けられる。従って,エッ
チング処理の終了と同時に,薄膜112aへの電力供給
を停止するのとは異なり,この段階では,ウェハWに残
留電荷が帯電することがない。さらに,ウェハWが静電
チャック112によって保持されているので,次工程で
処理室102内にN2を導入し,処理室102内の減圧
雰囲気を上昇させた場合でも,ウェハWの位置がずれる
ことがない。
【0027】また,図4に示すように,上記上部電極1
26と下部電極106への電力の供給および処理ガスの
供給の停止と同時に,処理室102内にガス供給源16
0から本実施の形態にかかるN2を導入する。この際,
処理室102内の減圧雰囲気をセンサ166によって検
出し,その処理室102内の減圧雰囲気が実質的に10
0mTorr〜500mTorr,好ましくは100m
Torr〜200mTorrになるように,コントロー
ラC168によってN2の供給量や排気量を調整する。
【0028】次いで,上記N2の導入によって処理室1
02内が所定の減圧雰囲気になってから所定時間経過
後,静電チャック112の薄膜112aへの電力供給を
停止する。この際,処理室102内には,すでに本実施
の形態にかかる不活性ガスとしてのN2が所定状態で拡
散しているため,上記薄膜112aへの電力供給を停止
により生じたウェハWの残留電荷を迅速かつ確実に除去
することができる。すなわち,薄膜112aには,通
常,正の電荷が印加されているため,該電力の供給を停
止した後には,ウェハWに負の残留電荷が生じるが,発
明者らの知見によれば,処理室102内に上述の如く減
圧雰囲気が100mTorr〜500mTorrとなる
ように不活性ガスを導入すれば,上記ウェハWの負の残
留電荷がその不活性ガス中に放出され,または不活性ガ
ス中の正の電荷を帯びたガス分子と反応して中和される
ことが見出されている。その結果,後述するウェハWの
リフトアップ時には,ウェハWの残留電荷を実質的に除
去することができる。
【0029】次いで,図4に示すように,図1中の駆動
モータM110の作動により,下部電極106を上述し
た処理位置から搬送位置にまで降下させて,リフターピ
ン116を静電チャック112の吸着面に対して相対的
に上方に突き出させることにより,静電チャック112
上に載置されていたウェハWをリフトアップする。この
際,ウェハWに生じる残留電荷は,上述の如くすでに除
去されているため,本実施の形態の如くリフターピン1
16が絶縁性材料から構成されていても,ウェハWがリ
フターピン116上で揺れたり跳ね上がったりすること
を抑制することができ,ウェハWを静電チャック112
からスムーズに離すことができる。
【0030】また,同時に,図1に示すゲートバルブ1
72が開放され,ロードロック室170内の搬送機構1
74が処理室102内に侵入した後,該搬送機構174
によりリフターピン116上に搭載された処理済みのウ
ェハWが処理室102内からロードロック室170内に
搬出される。この際,本実施の形態にかかるエッチング
方法では,上述の如く不活性ガス導入後の処理室102
内の減圧雰囲気が実質的に100mTorr〜500m
Torrに設定されるため,通常のロードロック室17
0内の減圧雰囲気と実質的に同一であり,特に処理室1
02内の減圧雰囲気を変化させなくても,ゲートバルブ
172を開放することができる。その結果,ウェハWの
残留電荷を除去した後に,迅速に処理済みのウェハWを
ロードロック室170内に搬出することができる。さら
に,処理室102内の減圧雰囲気が上記100mTor
r〜500mTorr程度に設定されているので,未処
理のウェハWを処理室102内に搬入した後の真空引き
を迅速に行うことができる。その結果,スループットの
低下を最小限に止めることができる。
【0031】本実施の形態にかかるエッチング方法は,
以上のように構成されており,処理室102内に不活性
ガスを導入してウェハWに生じた残留電荷を除去した後
に,ウェハWを静電チャック112から離し,リフトア
ップするので,そのリフトアップ時にウェハWと静電チ
ャック112との間での残留吸着の発生を抑制すること
ができる。その結果,リフターピン116が絶縁性材料
から構成され,ウェハWの残留電荷を逃がす電気的な経
路が形成されていなくても,ウェハWのリフトアップ時
にウェハWが揺れたり,跳ね上がったりすることを防止
できるため,処理済みのウェハWを確実に搬出すること
ができる。また,不活性ガス導入時の処理室102内の
圧力雰囲気は,100mTorr〜500mTorrに
設定されるので,処理室102内への不活性ガスの導入
を短時間で行うことができると共に,ゲートバルブ17
2の開放や,未処理のウェハWが処理室102内に搬入
された後の処理室102内の真空引きを迅速に行うこと
ができ,スループットが実質的に低下することがない。
【0032】
【実施例】次に,上記エッチング装置100でのリフト
アップ時のウェハWの揺れと,処理室102内の圧力雰
囲気との関係についての実施例を説明する。まず,ウェ
ハWの揺れ判定の測定条件について説明すると,ウェハ
Wは,8インチのシリコン基板上に1μmのSiO2
層が形成されたものを使用し,このウェハWに対して上
記実施の形態で説明した条件で2分間エッチング処理を
施した。また,エッチング装置100の設定条件は,N
2導入時の処理室102内の圧力のみを50mTorr
と,100mTorrと,300mTorrと,500
mTorrの各圧力雰囲気に変化させ,その他の条件
は,上記実施の形態と略同一に設定した。また,ウェハ
Wの揺れの判定は,目視して行い,上記各圧力条件下
で,それぞれ3回行った。
【0033】その結果,次の表に示す関係を得た。
【0034】
【表1】
【0035】すなわち,処理室102内の圧力雰囲気を
50mTorrに設定した場合には,ウェハWの搬出に
支障が出る明らかな揺れが認められたが,同圧力雰囲気
を100mTorr,300mTorr,500mTo
rrのいずれかに設定した場合には,ウェハWの搬出に
影響しない軽度の揺れしか認められなかった。従って,
処理室102内の圧力雰囲気を,本実施例の如く100
mTorr〜500mTorrの範囲内に設定すれば,
ウェハWの残留電荷を解消し,リフトアップ時のウェハ
Wの揺れや跳ね上がりの発生を抑制することができる。
【0036】以上,本発明の好適な実施の形態および実
施例について,添付図面を参照しながら説明したが,本
発明はかかる構成に限定されるものではない。特許請求
の範囲に記載された技術的思想の範疇において,当業者
であれば,各種の変更例および修正例に想到し得るもの
であり,それら変更例および修正例についても本発明の
技術的範囲に属するものと了解される。
【0037】例えば,上記実施の形態において,上部電
極と下部電極に供給する高周波電力を,図4に示すよう
に,エッチング処理終了後に処理時の電力から急激に停
止した構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構
成に限定されるものではなく,例えば図5に示すよう
に,上記高周波電力を処理時の電力から段階的に低下さ
せた後,その供給を停止する構成を採用しても,本発明
を実施することができる。また,例えば,上部電極また
は下部電極に供給する高周波電力のみを,上述の如く段
階的に低下させる構成を採用しても,本発明を実施する
ことができる。
【0038】また,上記実施の形態において,上部電極
と下部電極にそれぞれ高周波電力を印加するエッチング
装置を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限
定されるものではなく,上部電極または下部電極のみに
高周波電力を印加するプラズマ処理装置にも本発明を適
用することができる。さらに,処理室内に磁界を形成さ
せる磁石を備えたプラズマ処理装置にも,本発明を適用
することができる。また,本発明は,上述したエッチン
グ装置に限られず,例えばアッシング装置や,スパッタ
リング装置や,CVD装置などの各種プラズマ処理装置
にも適用することができる。さらに,被処理体として
は,被処理面にSiO2膜層が形成されたウェハのみな
らず,各種材料膜層が形成されたウェハや,LCD用ガ
ラス基板も採用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば,絶縁性材料から成る支
持部材を採用しても,所定の処理プロセスの終了後に揺
れや跳ね上がを生じさせることなくスムーズに静電チャ
ック上から被処理体を持ち上げることができる。その結
果,支持部材上の被処理体の配置位置を,常時所定位置
に位置決めすることができるので,被処理体の搬出を円
滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なエッチング装置を示す概略
的な断面図である。
【図2】図1に示すエッチング装置の上部電極付近を表
す概略的な要部拡大断面図であり,ウェハを静電チャッ
ク上に吸着した状態を示している。
【図3】図1に示すエッチング装置の上部電極付近を表
す概略的な要部拡大断面図であり,ウェハを静電チャッ
ク上からリフトアップした状態を示している。
【図4】図1に示すエッチング装置に適用されるエッチ
ング方法のタイミングチャートを表す概略的な説明図で
ある。
【図5】図1に示すエッチング装置に適用される他のエ
ッチング方法のタイミングチャートを表す概略的な説明
図である。
【符号の説明】
100 エッチング装置 102 処理室 106 下部電極 112 静電チャック 116 リフターピン 124,138 高周波電源 126 上部電極 126a ガス吐出孔 144,150,156 バルブ 152,158 流量調整バルブ 154,160 ガス供給源 162 真空引き機構 174 搬送機構 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C23C 14/34 C23C 14/34 S 16/50 16/50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内に配置された静電チャック上に
    被処理体を載置し,前記静電チャックに対して電力を印
    加して前記被処理体を保持した後,前記被処理体にプラ
    ズマ処理を施すプラズマ処理方法において:前記プラズ
    マ処理を施した後,前記処理室内にガスを導入する工程
    と;前記静電チャックへの前記電力の供給を停止する工
    程と;前記被処理体を支持する支持部材を前記静電チャ
    ックに対して相対的に上昇させて,前記被処理体を前記
    静電チャックから分離する工程と;を含むことを特徴と
    する,プラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記処理室内にガスを導入する工程は,
    前記ガスにより前記処理室内の圧力雰囲気を実質的に1
    00mTorr〜500mTorrにする工程であるこ
    とを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスは,不活性ガスであることを特
    徴とする,請求項1または2のいずれかに記載のプラズ
    マ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は,絶縁性材料から構成さ
    れることを特徴とする,請求項1,2または3のいずれ
    かに記載のプラズマ処理方法。
JP16130898A 1998-05-26 1998-05-26 プラズマ処理方法 Expired - Lifetime JP4060941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16130898A JP4060941B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 プラズマ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16130898A JP4060941B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 プラズマ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11340208A true JPH11340208A (ja) 1999-12-10
JP4060941B2 JP4060941B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=15732644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16130898A Expired - Lifetime JP4060941B2 (ja) 1998-05-26 1998-05-26 プラズマ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4060941B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252213A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法
JP2002353206A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
JP2003188145A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
WO2003085715A1 (fr) * 2002-04-11 2003-10-16 Tokyo Electron Limited Procede permettant de supprimer le chargement en electricite d'un composant dans la chambre a vide d'un systeme de traitement au plasma et systeme de traitement au plasma
CN1296977C (zh) * 2001-12-04 2007-01-24 安内华株式会社 绝缘膜刻蚀装置
WO2007083795A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Tokyo Electron Limited プラズマ処理装置
JP2012204769A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Panasonic Corp ドライエッチング装置
US8925351B2 (en) 2006-01-20 2015-01-06 Tokyo Electron Limited Manufacturing method of top plate of plasma processing apparatus
KR20180001495A (ko) 2016-06-27 2018-01-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 승강 기구, 기판 탑재대 및 기판 처리 장치
WO2018042755A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社日本製鋼所 原子層成長装置および原子層成長方法
CN109312460A (zh) * 2016-08-31 2019-02-05 株式会社日本制钢所 等离子体原子层生长装置及原子层生长方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252213A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法
JP2002353206A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
CN1296977C (zh) * 2001-12-04 2007-01-24 安内华株式会社 绝缘膜刻蚀装置
JP2003188145A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
US7592261B2 (en) 2002-04-11 2009-09-22 Tokyo Electron Limited Method for suppressing charging of component in vacuum processing chamber of plasma processing system and plasma processing system
WO2003085715A1 (fr) * 2002-04-11 2003-10-16 Tokyo Electron Limited Procede permettant de supprimer le chargement en electricite d'un composant dans la chambre a vide d'un systeme de traitement au plasma et systeme de traitement au plasma
WO2007083795A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Tokyo Electron Limited プラズマ処理装置
US8925351B2 (en) 2006-01-20 2015-01-06 Tokyo Electron Limited Manufacturing method of top plate of plasma processing apparatus
JP2012204769A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Panasonic Corp ドライエッチング装置
KR20180001495A (ko) 2016-06-27 2018-01-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 승강 기구, 기판 탑재대 및 기판 처리 장치
WO2018042755A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社日本製鋼所 原子層成長装置および原子層成長方法
CN109312459A (zh) * 2016-08-31 2019-02-05 株式会社日本制钢所 原子层生长装置及原子层生长方法
CN109312460A (zh) * 2016-08-31 2019-02-05 株式会社日本制钢所 等离子体原子层生长装置及原子层生长方法
CN109312459B (zh) * 2016-08-31 2020-12-18 株式会社日本制钢所 原子层生长装置及原子层生长方法
US10889893B2 (en) 2016-08-31 2021-01-12 The Japan Steel Works, Ltd. Atomic layer deposition apparatus and atomic layer deposition method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4060941B2 (ja) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10115614B2 (en) Transfer chamber and method for preventing adhesion of particle
JP4394778B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
US5997962A (en) Plasma process utilizing an electrostatic chuck
KR100735935B1 (ko) 기판 처리 방법, 기판 처리 시스템 및 기판 처리 프로그램
KR101125430B1 (ko) 피처리물의 디척킹과 함께 반응 챔버 내부 및 정전 척의 드라이 클리닝을 실행하는 플라즈마 반응기의 피처리물 디척킹 장치 및 방법
JP2879887B2 (ja) プラズマ処理方法
US20080242086A1 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
JP2019176031A (ja) プラズマ処理装置、及び被処理体の搬送方法
JP4060941B2 (ja) プラズマ処理方法
JP4322484B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP4642809B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2869384B2 (ja) プラズマ処理方法
JP3162272B2 (ja) プラズマ処理方法
US10847495B2 (en) Bonding system and bonding method
KR102500726B1 (ko) 표면 개질 방법, 컴퓨터 기억 매체, 표면 개질 장치 및 접합 시스템
KR100319468B1 (ko) 플라즈마 처리 방법
JP3118497B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2003163206A (ja) プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及びマルチチャンバシステム
JP5497091B2 (ja) 基板処理方法
JP2002367967A (ja) プラズマ処理方法及びその装置
JPH09129611A (ja) エッチング方法
KR102653253B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
US20070281447A1 (en) Method of loading and/or unloading wafer in semiconductor manufacturing apparatus
KR20090071953A (ko) 반도체 웨이퍼의 정전척 및 이를 이용한 웨이퍼 고정방법
JP2001298013A (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term