JPH11339672A - 画像表示装置の製造方法 - Google Patents

画像表示装置の製造方法

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JPH11339672A
JPH11339672A JP10148600A JP14860098A JPH11339672A JP H11339672 A JPH11339672 A JP H11339672A JP 10148600 A JP10148600 A JP 10148600A JP 14860098 A JP14860098 A JP 14860098A JP H11339672 A JPH11339672 A JP H11339672A
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JP
Japan
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layer
substrate
electrodes
electrode
transparent
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Application number
JP10148600A
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English (en)
Inventor
Hideo Yamanaka
英雄 山中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上への電極形成に伴う不都合を改善し
た、画像表示装置の製造方法の提供が望まれている。 【解決手段】 画像表示装置を形成する基板31の電極
28を、電解メッキ法、又は無電解メッキ法、又は無電
解メッキ法と電解メッキ法とによりエッチングレスで形
成する画像表示装置の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC型プラズマデ
ィスプレイパネルやプラズマアドレス型液晶ディスプレ
イ等の画像表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AC型プラズマディスプレイパネル(P
DP)やプラズマアドレス型液晶ディスプレイ(PAL
C)等の画像表示装置のうち、例えばAC型カラープラ
ズマディスプレイパネルとしては、図10に示すように
対をなす放電用の透明電極(放電用電極)1a、1bを
有した前面基板2と、情報を書き込むためのデータ電極
3を有した背面基板4とを対向させ、貼合封着して構成
する3電極構造の面放電型のものが現在のところ一般的
である。
【0003】このAC型カラープラズマディスプレイパ
ネルにおいて前面基板2には、透明ガラス基板5の内面
に前述した対をなす放電用の透明電極1a、1b…が並
列した状態で多数対ストライプ状に形成され、さらにこ
れら対のそれぞれの間にブラックマスク6…がやはり並
列した状態でストライプ状に形成されている。透明電極
1a、1bの上(内面側)には、その長さ方向に沿って
該透明電極1a、1bの側端部にそれぞれバス電極7が
形成されている。バス電極7は、これが形成された透明
電極1a(1b)の配線抵抗を下げるために形成された
ものである。
【0004】そして、これら透明電極1a、1b…、ブ
ラックマスク6…、バス電極7…を覆って透明の誘電体
層8が形成されており、さらに該誘電体層8を覆ってM
gOからなる保護膜9が形成されている。ここで、誘電
体層8は放電電流を制限するもので、コンデンサのた
め、放電をすると自動的に放電を停止する機能をもった
ものである。また、このような機能を発揮するべく、誘
電体層8は高い透過率と高い絶縁耐圧とを有したものと
なっている。保護膜9は、放電の電圧を下げ、寿命を延
ばす役割を果たすように機能するものである。
【0005】一方、背面基板4には、透明ガラス基板1
0の内面に前述したデータ電極3…が並列した状態でス
トライプ状に形成されており、さらにこれらデータ電極
3…を覆って誘電体材料からなる白色グレーズ11が形
成されている。この白色グレーズ11上には、バリアリ
ブ12…が並列した状態でストライプ状に形成され、さ
らにこれらバリアリブ12、12間には、該バリアリブ
12の側面および前記白色グレーズ11上を覆った状態
に蛍光体13が設けられている。また、バリアリブ12
の上面には黒リブトップ14が設けられている。
【0006】なお、バリアリブ12は前記データ電極3
…の、隣り合うデータ電極3、3間の直上位置となるよ
うに配置されている。また、蛍光体13については、
赤、緑、青の3色のものが繰り返し配列した状態に形成
配置されている。そして、このような構成からなる前面
基板2と背面基板4とが、前記透明電極1a、1bとデ
ータ電極3とが直交するように対向させられ、前述した
ように貼合され封着されることにより、AC型カラープ
ラズマディスプレイパネルが形成されているのである。
【0007】このような構成のAC型カラープラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、その前面基板を形成するに
は、通常、透明ガラス基板5として高歪み点ガラスまた
はソーダライムガラスを用意し、これにスパッタでIT
Oを成膜し、さらにウェットエッチングでパターニング
して0.2〜0.4μm程度の透明電極1a、1b…を
形成する。
【0008】次に、透明電極1a、1b…上にCr/C
u/Crからなる3層のスパッタ膜を形成し、さらにこ
れをエッチングによりパターニングしてバス電極7を形
成する。ここで、Cr/Cu/Crの3層からなる電極
構造は、導電率の高いCuと透明ガラス基板5との密着
性改善のために、Cuの下層にCr膜を設け、また、C
uと低融点鉛ガラスからなる誘電体層8とが反応してし
まうのを防止するため、Cuの上層にCr膜を設けてい
る。なお、このバス電極7としては、可視光の取り出し
をできるだけ妨げることがないように細く形成する必要
がある。
【0009】次いで、これら透明電極1a、1b…、ブ
ラックマスク6…、バス電極7…を覆って例えば透明の
低融点鉛ガラスをスクリーン印刷し、続いてこれを乾燥
しさらに焼成して、厚さ30μm程度の誘電体層8を形
成する。その後、この誘電体層8上にMgOを0.5〜
1.0μm程度の厚さに蒸着し、保護膜9を形成する。
【0010】また、背面基板4を形成するには、通常、
透明ガラス基板10上へのAgペーストのスクリーン印
刷、あるいは感光性Agペーストのフォトリソグラフィ
ーによってデータ電極3を形成し次いで、低融点鉛ガラ
スペーストを用いた厚膜印刷法で白色グレーズ11を形
成する。続いて、低融点鉛ガラスペーストを用いた厚膜
印刷法でリブ12…を形成する。その後、リブ12…内
に蛍光体13を形成し、また外周にフリットシール層
(図示略)を厚膜印刷法で形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像表示装置(AC型カラープラズマディスプレイ
パネル)では、その製造方法において以下に述べる不都
合がある。前面基板2にバス電極7を形成する際、この
バス電極7を形成するCr/Cu/Crの3層からなる
電極構造のうち、Crは不動態化し易い金属であり空気
中に長期間放置すると表面に不導態層が形成されること
から、このCrのエッチングがしにくくなり、したがっ
て成膜からエッチングまでの時間管理が難しいものとな
っている。
【0012】また、エッチング廃液処理等の環境問題も
あり、装置の安全衛生についてのコストが高くなってい
る。さらに、下層のCrをエッチングした際、バス電極
7の下方に形成されているITOからなる透明電極1
a、1bがCrエッチング液にさらされるので、これら
透明電極1a、1b表面にダメージが与えられるおそれ
がある。
【0013】一方、背面基板4の形成においては、Ag
ペーストのスクリーン印刷や、感光性Agペーストのフ
ォトリソグラフィーによるデータ電極3の形成では、い
ずれも乾燥および焼成作業が必要であり、作業性、ゴミ
不良、高温焼成による材料に問題がある。また、ペース
ト材は粘度、粒径、樹脂成分、溶剤成分の品質管理に難
がある。
【0014】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、基板上への電極形成に伴
う不都合を改善した、画像表示装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置の
製造方法は、画像表示装置を形成する基板の電極を、メ
ッキ法で形成してなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0016】この製造方法によれば、電極をメッキ法に
よりエッチングレスで形成するので、エッチング処理に
伴う種々の問題が解消され、また生産性が高まってコス
トが低減する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像表示装置の製
造方法を詳しく説明する。図1(a)〜(f)は本発明
の画像表示装置の製造方法を、AC型カラープラズマデ
ィスプレイパネルの前面基板の製造に適用した場合の一
実施形態例を示す図であり、これらの図において符号2
0は透明ガラス基板である。
【0018】この例では、まず、図1(a)に示すよう
に透明ガラス基板20表面の全面にスパッタ法によって
ITO膜21を150〜200nm程度の厚さに形成す
る。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術とエッチン
グ技術によってITO膜21を所定のストライプ形状に
パターニングし、図1(b)に示すように同一方向に並
列してなる多数の透明電極22…を形成する。エッチン
グについては、例えば少量の硝酸を含有させた塩酸水溶
液や、塩化第2鉄系(FeCl2 :HCl=2:1)の
エッチング液を用いたウェットエッチングが採用され
る。なお、パターニングの際に用いるレジストについて
は、ポジ型、ネガ型のいずれも使用可能である。
【0019】次に、透明電極22を覆ってレジスト層
(図示略)を形成し、さらにこのレジスト層をパターニ
ングして、図1(c)に示すように透明電極22の側端
部にこれの長さ方向に沿って透明電極22表面を臨ませ
てなる開口パターン23を有したレジストパターン24
を形成する。ここで、このレジストパターン24につい
ては、その開口パターン23を、隣り合って対をなす透
明電極22、22のそれぞれの外側の側端部に位置する
ように形成配置している。
【0020】次いで、電解メッキを施し、図1(d)に
示すようにレジストパターン24の開口パターン23内
に臨む透明電極22上に、Ni、Cu、Niの順にこれ
ら各金属を析出させ、Ni層25、Cu層26、Ni層
27の3層構造からなるバス電極28を形成する。ここ
で、Ni層25は主に透明ガラス基板20とCu層26
との密着性向上のためのもので、1〜2μm程度の厚さ
に形成される。Cu層26は主に低抵抗化のためのもの
で、5〜10μm程度の厚さに形成される。Ni層27
は主に後工程で形成する誘電体層とCu層26との反応
防止のためのもので、1〜2μm程度の厚さに形成され
る。この後、レジストパターン24を剥離しさらに洗浄
し、200℃で1時間程度ベークする。
【0021】次いで、前記バス電極28および透明電極
22を覆って透明ガラス基板20上に低融点鉛系ガラス
ペーストを厚さ35〜40μm程度にスクリーン印刷す
る。続いて、120〜130℃で10分程度乾燥処理
し、さらに450〜500℃で1時間程度焼成処理して
図1(e)に示すように誘電体層29を形成する。な
お、この誘電体層29の形成にあたっては、低融点鉛系
ガラスペーストをスクリーン印刷するのに代えて、例え
ばスパッタ法によりTa2 5 を厚さ100nm程度成
膜するようにしてもよく、その場合には該Ta2 5
Cuとが反応しにくいため、前記バス電極28における
上側のNi層27の形成を省略することができる。
【0022】その後、前記誘電体層29上に蒸着法ある
いはスパッタ法によってMgOを厚さ100nm程度に
成膜し、図1(f)に示すようにMgOからなる保護膜
30を形成することによって前面基板31を得る。な
お、前記バス電極28の下側のNi層25については、
これに代えてCrからなる層としてもよく、その場合に
は低反射によりコントラストが向上するとともに、透明
電極22とCu層26との密着力も向上する。
【0023】このような前面基板31の製造方法にあっ
ては、バス電極28を電解メッキ法によってエッチング
レスで形成するので、エッチング処理に伴う種々の問題
を無くすことができ、また生産性が高まることによりコ
スト低減化を図ることができる。
【0024】図2(a)〜(f)は本発明の画像表示装
置の製造方法を、AC型カラープラズマディスプレイパ
ネルの前面基板の製造に適用した場合の他の実施形態例
を示す図であり、これらの図において符号32は透明ガ
ラス基板である。この例では、まず、図1(a)に示す
ように透明ガラス基板32の一方の表面全面にスパッタ
法によってCrO2 を100〜200nm程度の厚さに
成膜し、黒色絶縁膜33を形成する。続いて、この黒色
絶縁膜33上に感光性ドライフィルムレジストラミネー
ト(図示略)を貼合し、これを所定寸法のストライプ状
のマスクを用いて露光処理し、さらに現像処理、ポスト
ベーク処理をすることによって所定幅のストライプパタ
ーン34…をリブ形成位置に形成する。
【0025】次に、ストライプパターン34…をマスク
にして前記黒色絶縁膜33および透明ガラス基板32の
表層部をサンドブラスト法で研削し、図2(b)に示す
ように透明ガラス基板32の表層部に高さ50μm程度
の横断面が略台形状であるストライプ状のリブ35…を
形成する。続いて、HF系エッチング液で透明ガラス基
板32の表面を5μm程度ライトエッチングし、前記研
削処理によって透明ガラス基板32に生じたガラスマイ
クロクラックを除去する。なお、このようなサンドブラ
スト及びエッチング処理によって透明ガラス基板32の
表面は粗面となるが、このように粗面となることによ
り、後述するように該表面に無電解メッキによって金属
が析出し成長し易くなる。
【0026】次いで、透明ガラス基板32のリブ35形
成面全面にフォトレジストを塗布し、さらにこれを公知
のフォトリソグラフィー技術、エッチング技術によって
パターニングして図2(c)に示すようにリブ35、3
5間の透明ガラス基板32上にのみフォトレジストパタ
ーン36を形成する。
【0027】次いで、無電解メッキを施し、図2(d)
に示すようにリブ35…の側面に、Ni、Cu、Niの
順にこれら各金属を析出させ、Ni層37、Cu層3
8、Ni層39の3層構造からなるバス電極40を形成
する。ここで、Ni層37は主に透明ガラス基板32と
Cu層38との密着性向上のためのもので、1〜2μm
程度の厚さに形成される。Cu層38は主に低抵抗化の
ためのもので、5〜10μm程度の厚さに形成される。
Ni層39は主に後工程で形成する誘電体層とCu層3
8との反応防止のためのもので、1〜2μm程度の厚さ
に形成される。
【0028】なお、このような無電解メッキを行うと、
前述したようにフォトレジストパターン36が形成され
ていない、粗面のリブ35…側面にのみ選択的に金属が
析出成長し、平滑面のストライプパターン34およびフ
ォトレジストパターン36上には金属が析出しにくく、
例えば析出した金属でも密着力が弱いのでフォトレジス
ト剥離洗浄で除去される。続いて、ストライプパターン
34、フォトレジストパターン36を除去する。
【0029】次いで、透明ガラス電極32のリブ35形
成側の面全面にITO等からなる透明導電膜(図示略)
をスパッタ法によって厚さ0.13〜0.15μm程度
に形成し、続いて公知のリソグラフィー技術、エッチン
グ技術により、この透明導電膜の、前記黒色絶縁膜33
の上面と隣り合うリブ35、35間の一部を除去し、図
2(e)に示すように隣り合うリブ35、35間におい
て対をなして放電用電極として機能する透明電極41を
形成する。なお、ここでの透明導電膜のエッチングにつ
いては、そのエッチング液として例えば、図1(a)〜
(f)に示した例と同様のものを用いることができる。
【0030】このように形成することによって透明電極
41は、隣り合う一対のリブ35、35のうちの一方の
リブ35における内側の側面に形成されたバス電極40
上からこれらリブ35、35間における透明ガラス基板
32表面にかけて、対をなす透明電極(放電用電極)4
1、41のうちの一方が形成されるとともに、これら隣
り合う一対のリブ35、35のうちの他方のリブ35に
おける内側の側面に形成されたバス電極40上からこれ
らリブ35、35間における透明ガラス基板32の表面
にかけて、対をなす透明電極(放電用電極)41、41
のうちの他方が前記透明電極(放電電極)41、41の
うちの一方と連続しない状態で形成されたものとなる。
【0031】次いで、図1(a)〜(f)に示した例と
同様にして図2(f)に示すように誘電体層42を形成
し、その後、これの上に保護層43を形成することによ
って前面基板44を得る。
【0032】このような前面基板44の製造方法にあっ
ては、バス電極40を無電解メッキ法によってエッチン
グレスで形成するので、エッチング処理に伴う種々の問
題を無くすことができ、また生産性が高まることにより
コスト低減化を図ることができる。また、リブ35の上
面に形成した黒色絶縁膜33がCrO2 からなっている
ので、この黒色絶縁膜33が遮光膜として機能するとと
もに、低反射によるコントラスト向上、および隣接する
透明電極41間の電気的絶縁膜としても機能する。
【0033】なお、誘電体層42を、例えばスパッタ法
でTa2 5 を厚さ100nm程度成膜することによっ
て形成すれば、該Ta2 5 とCuとが反応しにくいた
め、前記バス電極40における上側のNi層39の形成
を省略することがきる。また、バス電極40の形成を、
Ni層37、Cu層38、Ni層39の3層とも無電解
メッキ法で形成したが、下側のNi層37を無電解メッ
キ法で形成し、得られたNi層37を電極としてCu層
38、Ni層39を電解メッキ法で形成するようにして
もよく、このようにCu層38、Ni層39を電解メッ
キ法で形成することにより、バス電極40の形成時間を
短縮することができる。
【0034】図3(a)〜(d)は本発明の画像表示装
置の製造方法を、AC型カラープラズマディスプレイパ
ネルの背面基板の製造に適用した場合の一実施形態例を
示す図であり、これらの図において符号45は透明ガラ
ス基板である。この例では、まず、図3(a)に示すよ
うに透明ガラス基板45表面に感光性ドライフィルムレ
ジストラミネート(図示略)を貼合し、これを所定寸法
のストライプ状のマスクを用いて露光処理し、さらに現
像処理、ポストベーク処理をすることにより、形成する
データ電極に対応したストライプ状の開口パターン46
を有したレジストパターン47を形成する。続いて、開
口パターン46内に臨む透明ガラス基板45の表面、お
よび該透明基板45の裏面を軽くサンドブラスト処理
し、これらの面を凹凸化する。なお、必要に応じてその
表面を軽くライトエッチング処理してガラス歪みを除去
する。
【0035】次に、無電解メッキを施し、図3(b)に
示すように開口パターン46内に臨む透明ガラス基板4
5の表面、および該透明基板45の裏面にNiを析出成
長させ、厚さ5〜10μm程度のNi層48を形成す
る。このとき、これら透明ガラス基板45の表面および
該透明基板45の裏面には、先にサンドブラスト処理に
よる凹凸化を行っているため、Niが析出成長し易くな
っており、一方、平滑面のレジストパターン47上には
Niが析出しないようになっている。
【0036】続いて、開口パターン46内に形成したN
i層48を電極として電解メッキを施し、該Ni層48
上に低抵抗化のため厚さ1〜2μm程度のAg層49を
形成し、これによりNi層48とAg層49とからなる
データ電極50を形成する。そして、レジストパターン
47を剥離し、さらに洗浄した後、200℃で1時間程
度ベーク処理する。なお、透明ガラス基板45の裏面に
形成したNi層48は、EMI(電磁波障害)シール
ド、コントラスト向上に寄与するとともに、該裏面から
の漏れ光を遮断する効果も奏する。
【0037】次いで、前記データ電極50を覆って透明
ガラス基板45上に白色顔料入りの低融点鉛ガラスペー
ストを厚さ20〜30μm程度にスクリーン印刷する。
続いて、120〜130℃で10〜15分程度乾燥処理
し、さらに450〜500℃で1時間程度焼成処理して
図3(c)に示すように白色の誘電体層51を形成す
る。
【0038】次いで、誘電体層51上の前記データ電極
50、50間に、黒色顔料入りの低融点鉛または亜鉛系
ガラスペーストを厚さ20〜30μm程度にスクリーン
印刷し、続いてこれを乾燥する。そして、これらスクリ
ーン印刷、乾燥の一連の工程を10〜11回繰り返し、
さらに焼成することによって図3(d)に示すように約
200μmの高さのリブ52を形成する。
【0039】その後、リブ52、52間にR、G、B用
の蛍光体53をそれぞれ対応する位置にスクリーン印刷
で塗布し、さらに乾燥し焼成することにより、背面基板
54を得る。なお、蛍光体53については、R(赤)用
のものとしては例えば(Y,Ga)BO3 :Euが用い
られ、B(青)用のものとしては例えばBaMgAl2
3 :Euが用いられ、G(緑)用のものとしては例え
ばZn2 SiO4 :Mnが用いられる。また、蛍光体5
3の形成については、感光性蛍光体ペーストや光粘着法
で行ってもよい。
【0040】このような背面基板53の製造方法にあっ
ては、データ電極50を無電解メッキ法および電解メッ
キ法によってエッチングレスで形成するので、エッチン
グ処理に伴う種々の問題を無くすことができ、また生産
性が高まることによりコスト低減化を図ることができ
る。
【0041】なお、この例ではデータ電極50をNi層
48とAg層49とによって形成したが、図4に示すよ
うに厚さ1〜2μm程度のNi層48と、厚さ5〜10
μm程度のCu層55aと、厚さ1〜2μm程度のNi
層55bとからなる3メッキによる層構造のものとして
もよい。
【0042】図5(a)〜(f)は本発明の画像表示装
置の製造方法を、AC型カラープラズマディスプレイパ
ネルの背面基板の製造に適用した場合の他の実施形態例
を示す図であり、これらの図において符号56は透明ガ
ラス基板である。この例では、まず、図5(a)に示す
ように透明ガラス基板56の一方の表面全面にスパッタ
法によってCrO2 を100〜200nm程度の厚さに
成膜し、黒色絶縁膜57を形成する。続いて、この黒色
絶縁膜57上に感光性ドライフィルムレジストラミネー
ト(図示略)を貼合し、これを所定寸法のストライプ状
のマスクを用いて露光処理し、さらに現像処理、ポスト
ベーク処理をすることによって所定幅のストライプレジ
ストパターン58…をリブ形成位置に形成する。
【0043】次に、ストライプレジストパターン58…
をマスクにして前記黒色絶縁膜57および透明ガラス基
板56の表層部をサンドブラスト法で研削し、図5
(b)に示すように透明ガラス基板57の表層部に高さ
150〜200μm程度の横断面が略台形状であるスト
ライプ状のリブ59…を形成する。またこのとき、透明
ガラス基板56の裏面もサンドブラスト法で研削し、該
裏面を凹凸面にしておく。続いて、HF系エッチング液
で透明ガラス基板56の表面を5μm程度ライトエッチ
ングし、前記研削処理によって透明ガラス基板56に生
じたガラスマイクロクラックを除去する。なお、このよ
うなエッチング処理によって透明ガラス基板56の表面
は粗面(凹凸面)となるが、このように粗面となること
により、後述するように該表面に無電解メッキによって
金属が析出し成長し易くなる。
【0044】次いで、ストライプレジストパターン58
…を設けた状態のままで透明ガラス基板56両面に無電
解メッキを施し、図5(c)に示すようにリブ59…の
上面を除いた位置、すなわち透明ガラス基板56表面
(リブ59形成面)におけるリブ59の側面とリブ5
9、59間、および透明ガラス基板56裏面にNiを析
出成長させ、厚さ5〜10μm程度のNi層60aおよ
びNi層60bを形成する。このとき、これら透明ガラ
ス基板56の表面および該透明基板56の裏面には、先
にサンドブラスト処理等によって凹凸化しているため、
Niが析出成長し易くなっており、一方、平滑面のスト
ライプレジストパターン58上にはNiが析出しないよ
うになっている。
【0045】続いて、リブ59形成面のNi層60aを
電極として電解メッキを施し、あるいは該Ni層60a
の形成と同様に無電解メッキを施し、図5(d)に示す
ようにリブ59を形成した側の面のNi層60a上に厚
さ1〜2μm程度のAg層61を形成し、これによりN
i層60aとAg層61とからなるデータ電極62を形
成する。ここで、Ag層61は、低抵抗化に寄与すると
ともに、後述する蛍光体の反射率アップによる輝度向上
にも寄与するものとなっている。そして、ストライプレ
ジストパターン58を剥離し、さらに洗浄した後、20
0℃で1時間程度ベーク処理する。なお、透明ガラス基
板45の裏面に形成したNi層48は、EMI(電磁波
障害)シールド、コントラスト向上に寄与するととも
に、該裏面からの漏れ光を遮断する効果も奏する。
【0046】次いで、前記データ電極62を覆って透明
ガラス基板56上に透明の高誘電体材料であるTa2
5 をスパッタ法で0.1μm程度の厚さに成膜し、図5
(e)に示すように誘電体層63を形成する。また、こ
のスパッタ法による形成に代えて、透明の低融点鉛ガラ
スペーストを厚さ30〜40μm程度にスクリーン印刷
し、続いて、120〜130℃で10〜15分程度乾燥
処理し、さらに450〜500℃で1時間程度焼成処理
して透明の誘電体層63を形成してもよい。
【0047】その後、リブ59、59間にR、G、B用
の蛍光体64をそれぞれ対応する位置に図3(a)〜
(d)に示した例と同様にしてスクリーン印刷で塗布
し、さらに乾燥し焼成することにより、背面基板65を
得る。
【0048】このような背面基板65の製造方法にあっ
ても、データ電極62を主に無電解メッキ法によってエ
ッチングレスで形成するので、エッチング処理に伴う種
々の問題を無くすことができ、また生産性が高まること
によりコスト低減化を図ることができる。
【0049】図6(a)〜(c)は本発明の画像表示装
置の製造方法を、プラズマアドレス型液晶ディスプレイ
のプラズマ基板の製造に適用した場合の一実施形態例を
示す図であり、これらの図において符号70は透明ガラ
ス基板である。 この例では、まず、図6(a)に示す
ように透明ガラス基板70表面に感光性ドライフィルム
レジストラミネート(図示略)を貼合し、これを所定寸
法のストライプ状のマスクを用いて露光処理し、さらに
現像処理、ポストベーク処理をすることにより、形成す
る放電電極に対応したストライプ状の開口パターン71
a、71bを交互に配したレジストパターン72を形成
する。続いて、開口パターン71a、71b内に臨む透
明ガラス基板70の表面を軽くサンドブラスト処理し、
この面を凹凸化する。なお、必要に応じて軽くライトエ
ッチング処理し、ガラスのマイクロクラックを除去す
る。
【0050】次に、無電解メッキを施し、図6(b)に
示すように開口パターン71a、71b内に臨む透明ガ
ラス基板45の表面にNiを析出成長させ、厚さ1〜2
μm程度の緻密状のNi層73を形成する。続いて、無
電解メッキあるいは電解メッキによってこのNi層73
上に厚さ5〜10μm程度の緻密状のCu層74を形成
し、さらにこのCu層74上に厚さ10〜20μm程度
のポーラス状のNi層75を形成し、これによりNi層
73、Cu層74、Ni層75の3層構造からなる放電
電極76a、76bを形成する。続いて、レジストパタ
ーン72を剥離し、さらに洗浄した後、密着力向上のた
め200℃で1時間程度ベーク処理する。
【0051】次いで、一方の開口パターン71a内に形
成した放電電極76a上に黒色顔料入りの低融点鉛また
は亜鉛系ガラスペーストを厚さ20〜30μm程度にス
クリーン印刷し、続いてこれを120〜130℃で10
〜15分間程度乾燥する。そして、これらスクリーン印
刷、乾燥の一連の工程を10〜11回繰り返し、さらに
550℃で20分、580℃で20分焼成することによ
り、図6(c)に示すように約250〜280μmの高
さのリブ77を形成する。
【0052】次いで、リブ77の頂部(上面)をアルミ
ナ研磨剤(#3000、#10000)によって研磨
し、1μm平坦性に形成するとともに該リブ77の高さ
を250μmとする。なお、このようなリブ77の形成
と同時に、図7に示すように取り出し電極部においては
ダミーリブ78を形成しておく。また、これとは別にフ
リットシール79等も形成しておく。ここで、フリット
シール79より外部に位置する取り出し電極部について
は無電解メッキまたは電解メッキで形成する。具体的に
は、緻密状のNi層73と緻密状のCu層74とについ
ては放電電極76a、76bと共通にし、その上に緻密
状のAu層80を形成する。
【0053】このようなプラズマ基板の製造方法にあっ
ては、放電電極76a、76bを主に無電解メッキ法に
よってエッチングレスで形成するので、エッチング処理
に伴う種々の問題を無くすことができ、また生産性が高
まることによりコスト低減化を図ることができる。
【0054】図8(a)〜(e)は本発明の画像表示装
置の製造方法を、プラズマアドレス型液晶ディスプレイ
のプラズマ基板の製造に適用した場合の他の実施形態例
を示す図であり、これらの図において符号81は透明ガ
ラス基板である。この例では、まず、図8(a)に示す
ように透明ガラス基板81の一方の表面全面にスパッタ
法によってCrO2 を100〜200nm程度の厚さに
成膜し、黒色絶縁膜82を形成する。続いて、この黒色
絶縁膜82上に感光性ドライフィルムレジストラミネー
ト(図示略)を貼合し、これを所定寸法のストライプ状
のマスクを用いて露光処理し、さらに現像処理、ポスト
ベーク処理をすることによって所定幅のストライプレジ
ストパターン83…をリブ形成位置に形成する。
【0055】次に、ストライプレジストパターン83…
をマスクにして前記黒色絶縁膜82および透明ガラス基
板81の表層部をサンドブラスト法で研削し、図8
(b)に示すように透明ガラス基板81の表層部に高さ
150〜200μm程度の横断面が略台形状であるスト
ライプ状のリブ84…を形成する。続いて、HF系エッ
チング液で透明ガラス基板81の表面を5μm程度ライ
トエッチングし、前記研削処理によって透明ガラス基板
81に生じたガラスマイクロクラックを除去する。な
お、このようなエッチング処理によって透明ガラス基板
81の表面は粗面(凹凸面)となるが、このように粗面
となることにより、後述するように該表面に無電解メッ
キによって金属が析出し成長し易くなる。ただし、偏光
された外部光が散乱されるのを低減するために、PDP
の場合よりも粗面(凹凸面)レベルは小さくする必要が
ある。
【0056】次いで、透明ガラス基板81のリブ84形
成面全面にフォトレジストを塗布し、さらにこれを公知
のフォトリソグラフィー技術、エッチング技術によって
パターニングして図8(c)に示すようにリブ84、8
4間の透明ガラス基板32上にストライプ状の開口パタ
ーン85を有してなるフォトレジストパターン86を形
成する。
【0057】次いで、無電解メッキを施し、図8(d)
に示すようにリブ84…の側面、および開口パターン8
5内に、Ni、Cu、Niの順にこれら各金属を析出さ
せ、緻密状のNi層、緻密状のCu層、ポーラス状のN
i層の3層構造からなる放電電極(アノード電極)87
a、および放電電極(カソード電極)87bを形成す
る。そして、ストライプレジストパターン83およびフ
ォトレジストパターン86を剥離し、さらに洗浄した
後、200℃で1時間程度ベーク処理する。ここで、下
側のNi層は主に透明ガラス基板81とCu層との密着
性向上のためのもので、1〜2μm程度の厚さに形成さ
れる。Cu層は主に低抵抗化のためのもので、5〜10
μm程度の厚さに形成される。上側のNi層はポーラス
状に形成されていることによって主に放電に寄与するた
めのもので、10〜20μm程度の厚さに形成される。
【0058】なお、図9に示すようにフリットシール7
9より外部の取り出し電極部については、図7に示した
例と同様に形成される。このようなプラズマ基板の製造
方法にあっても、放電電極(アノード電極)87a、放
電電極(カソード電極)87bを主に無電解メッキ法に
よってエッチングレスで形成するので、エッチング処理
に伴う種々の問題を無くすことができ、また生産性が高
まることによりコスト低減化を図ることができる。
【0059】なお、図6、図8の実施形態例では、DC
型プラズマアドレス型液晶表示装置のために放電ガスと
の接触表面積を多くして放電し易くするために、最表面
にポーラス状Ni電極を形成する。しかし、AC型プラ
ズマアドレス型液晶表示装置の場合にはポーラス状Ni
電極は不要であり、緻密状のNi+Cu電極を形成し、
PDP同様に、その上に誘電体層Ta2 5 100nm
をスパッタリングで形成し、保護膜MgO100nmを
蒸着またはスパッタリングで形成する。また、以上に述
べた電解メッキや無電解メッキでは、公知のそれぞれの
メッキ建浴とメッキ条件とを使用することが可能であ
る。さらに、DC型プラズマアドレス型液晶表示装置の
場合、放電し易く、かつカソード放電電極のスパッタリ
ングによるダメージ低減のために、メッキで形成したN
i+Cu電極の上に、電子放射効率の高い六ほう化ラン
タン(LaB6 )等を電着などで形成してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像表示装
置の製造方法は、電極をメッキ法によりエッチングレス
で形成する方法であるから、エッチング処理に伴う種々
の問題を無くすことができ、また生産性が高まることに
よりコスト低減化を図ることができる。
【0061】また、AC型プラズマディスプレイパネル
のバス電極を、電解または無電解メッキによるエッチン
グレスのNi−Cu−Niからなる3層構造で形成すれ
ば、従来のスパッタリングおよびエッチングによるクロ
ム−銅−クロム3層構造に対して、クロムエッチング時
の廃液処理、環境問題、エッチング不安定性等の問題が
なく、歩留および生産性を向上することができ、また、
スパッタリングおよびエッチングよりも歩留および生産
性が高く、製造設備が安くなることから、コストダウン
を図ることができる。
【0062】また、AC型プラズマディスプレイパネル
のデータ電極を、無電解または電解メッキによるNi−
Cu−NiまたはNi−Ag膜で形成すれば、従来のA
gペーストのスクリーン印刷および焼成に対して歩留お
よび生産性が高くなり、したがってコストダウンを図る
ことができる。
【0063】また、プラズマアドレス型液晶ディスプレ
イの放電電極を、無電解および電解メッキによるNi
(緻密状)−Cu(緻密状)−Ni(ポーラス状)膜で
形成すれば、従来のNiペーストのスクリーン印刷およ
び焼成に対して歩留および生産性が高くなり、コストダ
ウンを図ることができる。
【0064】また、従来のごとくNiペーストやAgペ
ースト材を用いる場合にその粘度や粒径、樹脂および溶
剤成分等の品質管理が大変であったのに対し、本発明で
は電解または無電解メッキ建浴の管理が容易であり、ま
た形成したメッキ膜質の均一性、安定性に優れており、
これによって歩留、品質および信頼性の向上を図ること
ができる。
【0065】また、従来のごとくNiペーストやAgペ
ーストの高温焼成作業がないので、高価な焼成炉が不要
となるとともに加熱電力およびパージガスも不要とな
り、さらに耐熱性の低い安価なガラスが採用可能となる
ことなどにより、コストダウンを図ることができる。
【0066】また、AC型プラズマディスプレイパネル
の裏面に無電解メッキでNi等のメタル膜を形成すれ
ば、EMIシールドと裏面からの漏れ光防止によるコン
トラスト向上を容易になすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をAC型カラープラズマディスプレイパネルの前
面基板の製造に適用した場合の一実施形態例を、工程順
に説明するための要部側断面図である。
【図2】(a)〜(f)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をAC型カラープラズマディスプレイパネルの前
面基板の製造に適用した場合の他の実施形態例を、工程
順に説明するための要部側断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をAC型カラープラズマディスプレイパネルの背
面基板の製造に適用した場合の一実施形態例を、工程順
に説明するための要部側断面図である。
【図4】図3に示した例の変形例を説明するための図で
ある。
【図5】(a)〜(f)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をAC型カラープラズマディスプレイパネルの背
面基板の製造に適用した場合の他の実施形態例を、工程
順に説明するための要部側断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をプラズマアドレス型液晶ディスプレイのプラズ
マ基板の製造に適用した場合の一実施形態例を、工程順
に説明するための要部側断面図である。
【図7】図6に示したプラズマ基板の、取り出し電極部
の状態を説明するための要部側断面図である。
【図8】(a)〜(e)は、本発明の画像表示装置の製
造方法をプラズマアドレス型液晶ディスプレイのプラズ
マ基板の製造に適用した場合の他の実施形態例を、工程
順に説明するための要部側断面図である。
【図9】図8に示したプラズマ基板の、取り出し電極部
の状態を説明するための要部側断面図である。
【図10】従来のAC型カラープラズマディスプレイパ
ネルの一例の概略構成を示す、分解斜視図である。
【符号の説明】
20,32,45,56,70,81…透明ガラス基
板、22,41…透明電極、28,40…バス電極、3
1,44…前面基板、50,62…データ電極、54,
65…背面基板、76a,76b,87a,87b…放
電電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置を形成する基板の電極を、
    電解メッキ法、又は無電解メッキ法、又は無電解メッキ
    法と電解メッキ法とによりエッチングレスで形成してな
    ることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板がAC型プラズマディスプレイ
    パネル用の前面基板であり、 前記電極がバス電極であることを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記バス電極が、前記基板上に形成され
    たストライプ状のリブの側面に形成されてなることを特
    徴とする請求項2記載の画像表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板がAC型プラズマディスプレイ
    パネル用の背面基板であり、 前記電極がデータ電極であることを特徴とする請求項1
    記載の画像表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記データ電極が、前記基板上に形成さ
    れた複数のストライプ状リブにおける、隣り合う二つの
    リブ間の一方のリブの内側面から他方のリブの内側面に
    かけて形成されていることを特徴とする請求項4記載の
    画像表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板がプラズマアドレス型液晶ディ
    スプレイ用のプラズマ基板であり、 前記電極が放電電極であることを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記放電電極がアノード電極とカソード
    電極とからなり、これらアノード電極とカソード電極と
    のうちの少なくとも一方が、前記基板上に形成された複
    数のストライプ状リブの内側面に形成されていることを
    特徴とする請求項6記載の画像表示装置の製造方法。
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