JPH11338985A - セキュリティレベル設定判別方法とicカード及びその使用方法 - Google Patents

セキュリティレベル設定判別方法とicカード及びその使用方法

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JPH11338985A
JPH11338985A JP10144885A JP14488598A JPH11338985A JP H11338985 A JPH11338985 A JP H11338985A JP 10144885 A JP10144885 A JP 10144885A JP 14488598 A JP14488598 A JP 14488598A JP H11338985 A JPH11338985 A JP H11338985A
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JP
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card
service
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unit
input
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JP10144885A
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English (en)
Inventor
Keiji Tanaka
敬二 田中
Hidetoshi Tatemichi
英俊 立道
Yoshinori Isomura
嘉伯 磯村
Kikuji Kato
喜久次 加藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 サービス内容に応じてセキュリティレベルを設定判別で
き、且つ過去のサービス利用履歴を残すことが可能な判
別方法、ICカード及びICカード使用方法の提供。 【解決手段】ある固有の身体的特徴を読み取る為の認証
用センサー部1と、データ処理部2と、サービス利用権
に関わるデータを記憶させ、且つ追加書き込むできる不
揮発性メモリ3と、電源供給を受けるための電源供給用
端子又は電源供給部等を有する電源関係部4と、主記憶
部5と、個人認証用データ、個人ID、カードIDが個
別に保持する為の書換不可能なメモリ6と、データ入出
力部7とを有することの特徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティレベ
ルをサービス内容に応じて選択可能とするセキュリティ
レベル設定判別方法とその実施に直接使用するICカー
ド及び当該ICカードを実質的に利用可能とするICカ
ードサービス利用システムのICカード使用方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードは、演算処理、主記憶
部、ROM、不揮発性メモリ、データ入出力部から構成
されている。そして、ICカードを使用する際、カード
に記憶された、例えばパスワードと外部装置に入力され
たパスワードとを照合させることによりセキュリティ確
認を行い、一致した場合のみサービスを受益できるしく
みになっている。
【0003】また、従来のICカードには、正規のIC
カード所有者と現に使用する者の一致確認をICカード
単体で行う機能を有していない。即ち、外部装置に入力
するバスワードさえ知りさえすれば、ICカード所有者
に成りすまして、そのICカードを使用することが可能
となるという問題を生じる。
【0004】この問題を解決する手段として、ICカー
ドに指紋、声紋等の身体的特徴を読取るセンサーをIC
カードに組み込むことが、例えば特開昭63−5309
9号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】指紋、声紋その他の身
体的特徴を読取るセンサーをICカードに組み込むこと
により、セキュリティの高いICカードが実現できるも
のの、セキュリティが非常に高いサービスにのみ特化し
たカードとなり、個人認証を要しないサービスに対して
も、個人認証を行わなければならないという問題を新た
に生じる。即ち、認証可能なICカードにおいては必ず
ICカードで個人認証を行わないとサービスを受益でき
ないことになり、サービスの授受において煩わしさを生
じさせる。
【0006】また、個人認証を行うICカードにおいて
万が一、本人認証用データが改ざんされ、不正なサービ
ス利用を受けた場合、ICカードにおけるサービス利用
履歴を監視できないと、永久に不正利用が続くという問
題が生じる。
【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、サービス内容に応じて個人認証必要性の有無を設定
可能とするセキュリティレベル設定判別方法とICカー
ド及びその使用方法を提供せんとするものである。
【0008】本発明の第2の目的は、過去のサービス利
用履歴を残すことが可能なセキュリティレベル設定判別
方法とICカード及びその使用方法を提供せんとするも
のである。
【0009】本発明の第3の目的は、必要に応じて極め
て高い不正使用を防止するセキュリティレベル設定判別
方法とICカード及びその使用方法を提供せんとするも
のである。
【0010】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、所望のサービスを要求する前に、予め
要求するサービスの内容に応じて個人認証必要性に関す
る情報をサービス要求手段に記憶させておき、サービス
要求の際に前記サービス要求手段内の必要性に関する情
報に基いて個人認証確認の有無を判別するという手法を
講じる特徴を有する。
【0012】本発明カードは、上記課題の解決に当た
り、サービス内容に応じてサービス毎に個人認証確認の
必要性の有無を予め記憶させるという手段を講じる特徴
を有する。
【0013】本発明使用方法は、上記課題の解決に当た
り、前記本発明カードと当該ICカードを処理可能な端
末と当該端末に接続可能なサービスセンタとを有するシ
ステムの利用に当たり、所望のサービスに対して、予め
前記サービスセンタと接続して新規登録を行うと共に、
前記ICカード及び当該サービスセンタ相互間に利用環
境設定をその都度行う必要性があるという手法を講じる
特徴を有する。
【0014】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手法及び手段を採用すること
により、前記目的を達成するように為される。
【0015】本発明方法の第1の特徴は、所望のサービ
スを要求するに当たり、予め設定したセキュリティレベ
ルに照して必要と判別された場合に限り個人認証処理を
実行してなるセキュリティレベル設定判別方法の構成採
用にある。
【0016】本発明方法の第2の特徴は、所望のサービ
スを要求するに当たり、当該要求するサービスの内容に
応じて個人認証必要性に関する情報を予めサービス要求
手段に記憶させておき、サービス要求の際にサービス要
求手段内の個人認証必要性に関する情報に基いて個人認
証確認の有無を判別してなるセキュリティ設定判別方法
の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第3の特徴は、複数のサービ
ス内から所望のサービスを要求するに当たり、当該要求
する各サービスに応じて個人認証必要性に関する情報を
予め一のサービス要求手段に記憶させておき、サービス
要求の際にサービス要求手段内の個人認証必要性に関す
る情報に基いて個人認証の有無を判別してなるセキュリ
ティレベル設定判別方法の構成採用にある。
【0018】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第2又は第3の特徴における個人認証必要性に関す
る情報が、サービスID、サービス提供条件、個人認証
の要不要情報を含んでなるセキュリティレベル設定判別
方法の構成採用にある。
【0019】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第2、第3又は第4の特徴における個人認証必要性
に関する情報が、サービス毎の初期設定後、任意に追加
書き込まれてなるセキュリティレベル設定方法の構成採
用にある。
【0020】本発明カードの第1の特徴は、サービス内
容に応じて個人認証に必要なセキュリティレベルを予め
記憶する手段を自有してなるICカードの構成採用にあ
る。
【0021】本発明カードの第2の特徴は、認証用セン
サー部、データ処理部、不揮発性メモリ、電源関係部、
主記憶部、書換不能なメモリ及びデータ入出力部を有す
るICカードにおいて、不揮発性メモリ内に予め記憶さ
せたサービス使用権情報に基づき認証用センサー部で検
出したある固有の身体的特徴との照合一致を前記データ
処理部が判定する一連の機能を持たせてなるICカード
の構成採用にある。
【0022】本発明カードの第3の特徴は、上記本発明
カードの第2の特徴におけるサービス使用権情報が、サ
ービスID、サービス提供条件及び認証用センサー部に
よるICカード使用者のある固有の身体的特徴情報の有
無であるICカードの構成採用にある。
【0023】本発明カードの第4の特徴は、上記本発明
カードの第3の特徴におけるサービス提供条件が、サー
ビス受益期間、サービス受益回数の何れか又は双方であ
るICカードの構成採用にある。
【0024】本発明カードの第5の特徴は、上記本発明
カードの第2、第3又は第4の特徴における書換不可能
なメモリが、個人認証用データ、個人ID、カードID
を記憶する機能を有してなるICカードの構成採用にあ
る。
【0025】本発明カードの第6の特徴は、上記本発明
カードの第2、第3、第4又は第5の特徴における書換
不可能なメモリが、物理的構造上書き換え不可能なメモ
リであるICカードの構成採用にある。
【0026】本発明カードの第7の特徴は、上記本発明
カードの第2、第3、第4又は第5の特徴における書換
不可能なメモリが、データ構造上書き換えることが不可
能なメモリであるICカードの構成採用にある。
【0027】本発明カードの第8の特徴は、上記本発明
カードの第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特徴
における不揮発性メモリが、追加書き込み自在としてな
るICカードの構成採用にある。
【0028】本発明カードの第9の特徴は、上記本発明
カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8
の特徴における電源関係部が、電源供給部を有してなる
ICカードの構成採用にある。
【0029】本発明カードの第10の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における電源関係部が、電源供給を受けるため
の電源供給用端子を有してなるICカードの構成採用に
ある。
【0030】本発明カードの第11の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9又は第10の特徴におけるデータ処理部が、不
揮発性メモリ内に記憶され情報を検索し定処理する機能
を具備してなるICカードの構成採用にある。
【0031】本発明カードの第12の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10又は第11の特徴におけるデータ処理
部が、主記憶部、書込不可能なメモリ及び不揮発性メモ
リにある情報を検索しそれぞれ定処理する機能をさらに
具備してなるICカードの構成採用にある。
【0032】本発明カードの第13の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11又は第12の特徴におけるI
Cカードが、ヒューマンインターフェイス部をもさらに
具備してなるICカードの構成採用にある。
【0033】本発明カードの第14の特徴は、上記本発
明カードの第13の特徴におけるヒューマンインターフ
ェイス部が、人手入力自在な入力部を具備してなるIC
カードの構成採用にある。
【0034】本発明カードの第15の特徴は、上記本発
明カードの第13の特徴におけるヒューマンインターフ
ェイス部が、外部認識自在な出力部を具備してなるIC
カードの構成採用にある。
【0035】本発明カードの第16の特徴は、上記本発
明カードの第13の特徴におけるヒューマンインターフ
ェイス部が、前記入力部と前記出力部を併せて具備して
なるICカードの構成採用にある。
【0036】本発明カードの第17の特徴は、上記本発
明カードの第14又は第16の特徴における入力部が、
受益サービス選択機能を有してなるICカードの構成採
用にある。
【0037】本発明カードの第18の特徴は、上記本発
明カードの第14、第16又は17の特徴における入力
部が、手書き入力手段であるICカードの構成採用にあ
る。
【0038】本発明カードの第19の特徴は、上記本発
明カードの第18の特徴における手書き入力手段が、入
力された情報を解読しコード化する手書き入力認識機能
を具備してなるICカードの構成採用にある。
【0039】本発明カードの第20の特徴は、上記本発
明カードの第19の特徴における入力が、文字入力、図
形入力若しくは絵入力又はそれらの組合せであるICカ
ードの構成採用にある。
【0040】本発明カードの第21の特徴は、上記本発
明カードの第14又は16の特徴における入力部が、音
入力手段であるICカードの構成採用にある。
【0041】本発明カードの第22の特徴は、上記本発
明カードの第21の特徴における音入力手段が、入力さ
れた音を解読しコード化する音声認識機能を有してなる
ICカードの構成採用にある。
【0042】本発明カードの第23の特徴は、上記本発
明カードの第15又は16の特徴における出力部が、表
示手段、LEDランプ若しくは音出力手段又はこれらの
組合せ手段であるICカードの構成採用にある。
【0043】本発明カードの第24の特徴は、上記本発
明カードの第23の特徴における音出力手段が、コード
化されたコードデータを音出力する音合成機能を有して
なるICカードの構成採用にある。
【0044】本発明カードの第25の特徴は、上記本発
明カードの第16の特徴における入力部と出力部が、一
体化された音声入出力手段であるICカードの構成採用
にある。
【0045】本発明カードの第26の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20、第
21、第22、第23、第24又は第25の特徴におけ
るデータ入出力部が、ICカードに対応する端末との通
信の為の無線通信機能を具備してなるICカードの構成
採用にある。
【0046】本発明カードの第27の特徴は、上記本発
明カードの第26の特徴における無線通信機能が、IS
O10536、ISO14443、ISO15693、
PHS方式、IMT2000に準拠じてなるICカード
の構成採用にある。
【0047】本発明カードの第28の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20、第
21、第22、第23、第24、第25、第26又は第
27の特徴におけるデータ入出力部が、暗号化されたデ
ータを入出力自在としてなるICカードの構成採用にあ
る。
【0048】本発明カードの第29の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20、第
21、第22、第23、第24、第25、第26、第2
7又は第28におけるICカードが、電源のON/OF
Fを制御可能とするスイッチ手段を具備してなるICカ
ードの構成採用にある。
【0049】本発明カードの第30の特徴は、上記本発
明カードの第29の特徴におけるスイッチ手段が、IC
カード外部からの信号を受信し、電源供給をON状態に
する機能を有してなるICカードの構成採用にある。
【0050】本発明カードの第31の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20、第
21、第22、第23、第24、第25、第26、第2
7、第28、第29又は第30の特徴における認証用セ
ンサー部が、指紋読取りセンサー、手書き読取りセンサ
ー、音声センサー若しくは虹彩読取りセンサー、又は前
記センサーを組み合わせた複合センサーであるICカー
ドの構成採用にある。
【0051】本発明カードの第32の特徴は、上記本発
明カードの第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16、第17、第18、第19、第20、第
21、第22、第23、第24、第25、第26、第2
7、第28、第29、第30又は第31の特徴における
認証用センサー部が、ICカードを把持した際に自動的
に認証を実行自在な配置としてなるICカードの構成採
用にある。
【0052】本発明カードの第33の特徴は、上記本発
明カードの第32の特徴における配置が、ICカードの
把持する指接触にて自発的に指紋認証処置を実行せしめ
るよう、当該ICカードの表面の大部分を指紋センサー
にて占有せしめてなる、ICカードの構成採用にある。
【0053】本発明使用方法の第1の特徴は、上記本発
明のICカードと、当該ICカードを処理可能な端末及
び当該端末に接続可能なサービスセンタとからなるIC
カードサービス利用システム装置の利用に当たり、最初
だけ、前記サービスセンタに前記ICカードを前記端末
を介し接続して個人IDの新規登録を行ってから、IC
カード及びサービスセンタ相互間の利用環境設定をその
都度行うことにより、所望のサービスを当該ICカード
と当該サービスセンタ間で要求提供してなるICカード
使用方法の構成採用にある。
【0054】本発明使用方法の第2の特徴は、上記本発
明使用方法の第1の特徴における新規登録が、ICカー
ドによる個人認証の結果を考慮して行い、端末からサー
ビスセンタに送信された個人IDに基づき事前に届けら
れた使用不可の個人IDに該当するかどうかの当該サー
ビスセンタでの利用可能性を判断した結果に基づき、利
用可能の場合には、サービスセンタに個人IDの登録を
行い、端末は当該サービスセンタから送信されたサービ
スIDをICカードに送信し、ICカードの不揮発性メ
モリに当該サービスIDを記憶する、以上一連のステッ
プを踏んで実行されてなるICカード使用方法の構成採
用にある。
【0055】本発明使用方法の第3の特徴は、上記本発
明使用方法の第1又は2における利用環境設定が、IC
カードによる個人認証の結果を考慮して行い、サービス
受益者が端末又は前記ICカードに対してサービス使用
権情報に関する設定後、当該設定されたサービス利用環
境を個人IDと共にサービスセンタに送信し、当該サー
ビスセンタは送信された情報を確認した後に当該サービ
スセンタ内に記憶させ、端末又はICカードは、当該I
Cカードの不揮発性メモリにサービスセンタに記憶させ
た情報と同一の情報を書き込み登録させる、以上一連の
ステップを踏んで実行されてなるICカード使用方法の
構成採用にある。
【0056】本発明使用方法の第4の特徴は、上記本発
明使用方法の第3の特徴における端末が、サービス要求
者からの個人IDの投入があると、当該サービス要求者
に対して個人認証必要性をサービス使用権情報から判定
し、当該判定の結果必要な場合のみ、ICカード内の認
証用センサ部によりある固有の身体的特徴抽出処理を行
った後、処理結果を前記個人認証用データと照合させる
ことにより個人認証判定を行い、当該個人認証判定が不
要又は正の場合には、サービスセンタに端末から前記個
人ID及びサービスIDを送信し、当該サービスセンタ
は送信情報を確認後、サービス提供可能と判断した場合
には要求されたサービスを提供する、以上一連のステッ
プを踏んで処理してなるICカード使用方法の構成採用
にある。
【0057】本発明使用方法の第5の特徴は、上記本発
明使用方法の第3の特徴におけるICカードが、端末よ
りサービスIDを受信すると、個人認証必要性をサービ
ス使用権情報から判定し、当該判定の結果必要な場合の
み、認証用センサ部によりある固有の身体的特徴検出処
理を行った後、当該処理結果を前記個人認証用データと
照合させることにより個人認証判定を行い、当該個人認
証判定が不要又は正の場合には、サービス利用環境の設
定からサービスの提供か否かを判断し、サービス提供可
能と判断された場合には、サービス提供を行う、以上一
連のステップを踏んで処理してなるICカード使用方法
の構成採用にある。
【0058】本発明使用方法の第6の特徴は、上記本発
明使用方法の第4又は第5の特徴におけるサービス提供
可能との判断が、ICカード内の不揮発性メモリ及びサ
ービスセンタにサービス提供実施に関するサービス提供
情報の追加記憶を実行させてなるICカード使用方法の
構成採用にある。
【0059】本発明使用方法の第7の特徴は、上記本願
発明使用方法の第6特徴におけるサービス提供情報が、
端末を介して当該端末とサービスセンタとがサービスI
D又は個人IDを送受信する際に同時に送信され、当該
サービス提供情報に関わる送信された情報と自己が記憶
している情報とが合致する否かを確認され、不一致の場
合には、サービス提供を中止させる、以上一連のステッ
プを踏んで実行させてなるICカード使用方法の構成採
用にある。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態につきそのカード例及び方法例を説
明する。
【0061】(カード例1)図1は、本ICカードのカ
ード例1の構成を示したものである。ICカードAは、
認証用センサー部1、データ処理部2、不揮発性メモリ
3、電源供給を受けるための電源供給用端子又は電源供
給部を有する電源関係部4、主記憶部5、書換不可能な
メモリ6、データ入出力部7から構成される。
【0062】前記認証用センサー部1は、指紋の身体的
特徴を読み取るためのものである。前記書換不可能なメ
モリ6は、個人認証用データ、個人ID、カードID等
を個別に保持する為のものである。これら個人に関する
情報は書換不可能なメモリ6に保持させることにより、
個人情報の改竄を防止することができる。ここで、書換
不可能なメモリ6は、形態上書換が不可能なメモリ−例
えばROMのみならず、保存されているデータにプロテ
クトをかけて当該プロテクトを除去しなければ書き換え
ができない等の書き換え不可能な論理構造としたメモリ
でもよい。
【0063】不揮発性メモリ3は、サービス利用権情
報、即ち、サービスIDの他に、サービス受益期間、サ
ービス受益回数その他のサービス提供条件及びある固有
の身体的特徴検出処理の要否情報を記憶させ、追加書き
込みできるものである。一のICカードAで複数のサー
ビスを要求できる場合には不揮発性メモリ3には各サー
ビス毎に各サービス利用権情報が記憶されることにな
る。
【0064】なお、主記憶部5は主として本ICカード
Aのプログラム等の制御内容を記憶させる為のものであ
り、データ処理部2は主記憶部5から適宜ICカードA
内の各部から、認証センサー部1によるセンサの読み取
り情報、書換不可能なメモリ6から個人認証用データ
等、不揮発性メモリ3からサービス利用権等情報を検索
読み出すほか、認証の一致不一致の判断、不揮発性メモ
リ3に各情報を読込み記憶させる等の本ICカードA内
の制御を実際に行うMPU部分である。
【0065】ICカードAにおいては、指紋センサーに
よる指紋認証を挙げたが、これに限ることなく、手書き
文字入力パレットを装備した手書き文字による認証、音
声入力装置を備えた音声認証、虹彩読み取り装置を備え
た虹彩認証、その他の認証でも良いことは言うまでもな
い。
【0066】また、必要に応じて、不正使用を防止する
セキュリティを有するICカードAとして、不揮発性メ
モリ3において、過去の書き込み情報を消去せずに保持
する機能を備え、過去のサービス情報履歴を読み出し、
ICカードA内サービス情報履歴とカード外、例えばサ
ーバー内のサービス利用履歴と照合させることにより、
不正使用の判断が可能となる。
【0067】実際には、ICカードAは認証結果やサー
ビス情報をデータ入出力部7により他の連携機器と通信
して初めて使用可能となるが、この通信を、従来の接触
式で行うと、ICカードAを、例えばリードライターに
挿入することが必要となり、挿入ミス等により再度挿入
しなければならず手間がかかるばかりか、延いては、I
CカードAを破損する虞がある。その為に、データ入出
力部7において無線通信機能を具備し非接触式で行うと
良い。
【0068】無線通信の実現手段としては、ISO10
536規格、ISO14443規格、ISO15693
規格又は従来携帯データ端末で使用されている、PHS
方式、IMT2000等の一般に認知されている方式を
用いることにより、ICカードAの利用領域が一段と拡
大し、これによりユーザの利用し易いICカードAを提
供できる。
【0069】ここで、上記の各種通信手段により、IC
カードA内に格納されている個人情報の通信が行われる
が、通信中の情報の漏洩を防止する為に、その手段とし
て、情報の暗号化が極めて有効であり、ICカードA内
に情報の暗号化及び暗号情報の解読の機能を付加するこ
とにより、ICカードAの不正な使用を防止するとは別
の意味におけるセキュリティの高いICカードAを提供
できる。
【0070】以上、カード例1について説明したが、カ
ード例1を基本構成として下記する他のカード例の様に
応用的な構成手段を具え、適宜変更することができる。
【0071】(カード例2)図2は本カード例2の構成
を示したものである。ICカードBは、図1に示す前記
カード例1のICカードAに出力部8を追加したもので
ある。ここで、出力部8は、液晶表示装置を内蔵させて
文字、図、絵等を表示したり、LEDランプを内蔵して
光を点灯又は点滅させたり、スピーカを内蔵して音を発
生させる等適宜ICカードの使用形態に応じて選択する
ことができる。
【0072】この構成により、例えば、認証用センサー
部1からの読み取り情報とICカード内の個人認証用デ
ータとを照合させた結果をその場において表示、光や音
により確認することや、出力部8に表示機能を持たせた
場合には出力部8にサービスメニュを表示することが可
能となり、ヒューマンインターフェース機能が向上した
ICカードBの提供が可能となる。
【0073】(カード例3)図3は、本カード例3の構
成を示したものである。ICカードCは、図2に示す前
記カード例2のICカードBに、受益サービス選択部9
を追加したものである。ICカード自体が多機能となる
に従い、機能の選択、設定等が複雑となるが、これを受
益サービス選択部9により、従来必要であった他の連携
機器における設定処理が不要となり、ICカードCの操
作のみにより機能の選択、設定を行うことが可能とな
る。
【0074】また、出力部8に機能選択、設定等の操作
結果を表示し、確認することが可能となる。受益サービ
ス選択部9としては、例えば出力部8に表示機能を備え
た表示装置内のカーソルを移動させるためのスイッチパ
ットが挙げられる。
【0075】具体的には、ICカードCが定期券の場
合、回数券の場合の何れかの場合として使用するのでは
なく、一のICカードにより定期券、回数券両方の機能
を備えても良い。なお、ICカードCは出力部8を具え
ているが、必ず必要というものではない。
【0076】(カード例4)図4は、本カード例4の構
成を示したものである。ICカードDは、図1に示す前
記カード例1のICカードAに、音声出力部10及び音
声入力部11を追加したものである。音声出力部10及
び音声入力部11は音声により機能の選択、設定等を可
能せしめるヒューマンインターフェースである。
【0077】これにより、機能に対応したキーワードを
音声により入力することができる。これにより、音声と
いう極めて人間に優しいヒューマンインタフェースにて
ICカードDと対話でき、面倒な受益サービス選択部9
を操作する必要がなく、非常に使用し易いICカードD
を提供することができる。
【0078】この場合、音声認識、音声合成を行う必要
がある。これらを実行する方法として、データ入出力部
7の通信を介して他の連携機器にて行う形式とICカー
ドD内にて行う形式とが考えられる。
【0079】ICカードD内の、例えば、データ処理部
2又は音声出力部10及び音声入力部11にて、音声認
識及び音声合成を行う方が通信処理不要のため高速処理
が可能となり非常に使い勝手の良いヒューマンインタフ
ェースを具えたICカードDを提供できる。また、音声
出力部10と音声入力部11とは音声入出力部として一
体構成させて、音声認識、音声合成を行っても良い。
【0080】(カード例5)図5は本カード例5の構成
図を示したものである。ICカードEは、図1に示す前
記カード例1のICカードAに手書き入力部12を追加
したものである。手書き入力部12としては、例えば液
晶タブレットが挙げられる。手書き入力部12の実際の
大きさは入力を受付ける内容に応じて決めれば良い。
【0081】これにより、手書き入力により機能の選択
設定等が行えるヒューマンインターフェイスを具えたI
CカードEを提供することができる。手書き入力部12
には、文字のみならず図形、絵等も入力することができ
る。これにより、手書き入力という人間に優しいヒュー
マンインターフェイスでICカードEと対話可能とな
り、面倒な受益サービス選択部9を操作する必要がなく
なる。よって、非常に使用し易いICカードEを提供で
きる。
【0082】ここでは、手書き入力による機能の選択設
定等の作業を挙げているが、例えば目的とするサービス
を自動的に検索可能とするように、ICカードE内に保
持された情報の検索機能を具えることにより、機能の選
択設定等を容易に行え更に使い勝手の良いICカードE
を提供することができる。
【0083】この処理を実行する方法として、データ入
出力部7の通信を介して他の連携機器にて行う方法とI
CカードEのデータ処理部2にて行う方法とが考えられ
るが、ICカードEのデータ処理部2で行う方が通信に
よる処理が不要のため高速処理が可能となり非常に使い
勝手の良いヒューマンインタフェースを提供できる。
【0084】つまり、データ入出力部7を通じサービス
を要求する端末にICカードEを近づけることにより、
端末から出力されたセンサー情報をICカードEが入力
し、当該センサーの情報に基づき、データ処理部2によ
り、機能を選択することができる。
【0085】このように、サービス要求を受付ける手段
そのものが、そのサービス内容に関する情報を発信し、
それを感知したICカードEは、サービス内容に関する
情報から、一のICカードEに予め設定されたサービス
IDを特定し、そのサービスIDに対するサービス条件
や個人認証の要否をICカードE内で確認判断すること
ができる。この点は図1〜図4に示す他のカード例1〜
4においてもいえることである。
【0086】(カード例6)図6は本カード例6の構成
を示したものである。ICカードFは、図1に示す前記
カード例1のICカードAに電源スイッチ13を追加し
たものである。ICカードF自体はその場その場で瞬時
な処理を行うために絶えず電源状態がONである方が良
いが、電源スイッチ13を設けることにより、絶対に使
用しない時に電源状態をOFFにできる。これにより電
力消費を節約することができる。
【0087】(カード例7)図7は本カード例7の構成
を示したものである。ICカードGは、図1に示す前記
カード例1のICカードAに電源スイッチ信号発生部1
4を追加したものである。わざわざ電源スイッチ13を
操作する必要をなくすために、電源スイッチ13の代わ
りに、電源スイッチ信号発生部14を設けたものであ
る。例えば、一定時間ICカードGの何等かの動作がな
ければ電源スイッチを自動的にOFFにしておき、他の
連携機器からの信号を受信すると、電源スイッチ信号発
生部14が作動し電源スイッチがONとなるようにする
ことにより、わざわざ電源スイッチ13を操作しなくて
も電力消費を節約することができるという利点がある。
【0088】(カード例8)図8は本カード例8の構成
を示したものである。ICカードHは、図1に示す前記
カード例1のICカードAと比較すると、認証用センサ
ー部1の位置及び当該ICカードHに占める表面積の割
合が異なる。即ち、ICカードHは、個人の特徴を抽出
するセンサー部が指紋センサーであり、ICカードHを
自然に手で持った際触れた指にて指認証処理を行えるよ
うに、指紋センサーを習性的に把持傾向にある部域に亙
り配設したICカードHである。
【0089】前記ICカードAでは、指紋センサー1の
定位置を使用者が認識し指を当てる行為をする必要があ
るが、ICカードHでは認証用センサー1が占める表面
積の割合を大きく、かつ図8に示したように人間の特性
に注目してICカードHを使用する際に習性的に指で触
る頻度の高い部分に、指紋センサー1を配置することに
より、使用者がICカードHを持った時点で自動的に指
紋認証処理を実行することができ、極めて使用し易いI
CカードHを提供することができる。
【0090】以上、ICカードとして、その基本構成と
してカード例1を説明し、更なる利便性を向上させるべ
くカード例2乃至8を説明したが、それぞれの構成の利
点を複合させて、それぞれの利点を持たせることが可能
であり、そのための機能モジュールを複数有するICカ
ードにすることにより、より使い勝手の良いICカード
が提供できる。
【0091】(セキュリティレベル設定判定方法例)次
に、前記カード例1〜8に適用するセキュリティレベル
設定判別方法例の処理手順を説明する。
【0092】ICカードA〜Hの不揮発性メモリ3にサ
ービス内容に応じたサービス利用権情報を記憶させるこ
とにより、当該サービス使用権情報に基づきサービス提
供時における認証用センサー部1による個人認証必要性
の有無を任意に設定可能であり、様々なサービスセキュ
リティレベルの設定が可能となり、よってサービスプロ
バイダーからの要求に応えることが可能となる。そし
て、サービスを要求する際に、ICカードA〜Hの不揮
発性メモリ3の記憶状態から、個人認証の必要性の有無
を判別する。
【0093】例えば、ICカードA〜Hを定期券、回数
券として利用する場合、それぞれ、定期利用期間、利用
回数がサービス使用権情報のサービス提供条件として不
揮発性メモリ3に記憶される。これにより、サービス使
用権情報として、ICカードA〜Hでの個人認証処理を
行うことなく、サービスの受益の、期限的な、回数的な
制約を加えることが可能となる。定期券としてICカー
ドA〜Hを利用する場合、受益期間中個人認証を不必要
として設定可能であり、面倒な処理が不要となる。
【0094】また、回数券としてICカードA〜Hを利
用する場合、個人認証が不必要な回数を同時に改札機に
て確認でき、ICカードA〜H内に保持されている利用
回数を減じればよい。回数券の場合においても使用期限
があるような場合には、サービス受益期間も設定するこ
とにより対処可能となる。また、サービス提供条件が特
に無く、個人認証の必要性の有無だけを設定することが
可能である。具体的には、以下に説明するICカードシ
ステムにICカードA〜Hの使用方法の実施例にて説明
する。
【0095】
【実施例】カード例のICカード使用方法例の実施手順
を説明する。前記本使用方法例の説明に先立って、本使
用方法例が利用するICカードサービス利用システムα
を図9について説明する。ICカードサービス利用シス
テムαは、前記カード例1〜8のセキュリティレベル設
定判別可能なICカードA〜Hと、当該ICカードA〜
Hを処理可能な端末βと、サービスセンタ(サーバ)γ
とを有する。
【0096】サービスセンタγと端末βは専用回線、ネ
ットワーク回線若しくはそれらの結合された通信網等の
通信回線δで接続され、一方、セキュリティレベル設定
判別可能なICカードA〜Hと端末βは有線、無線何れ
による接続であっても良い。
【0097】上記はシステムαの基本構成であり、適宜
必要に応じて各種の装置を追加、又は当該基本構成と同
様の動作をする装置に変更可能である。例えば、端末β
は当該ICカードA〜Hと情報のやり取りを行えるもの
であればコンピュータ等の情報通信機器でも良い。サー
ビスセンタγは複数当該通信回線δに接続され、複数の
サービスを提供できるものである方がよいが、一のサー
ビスでも良い。
【0098】ICカードサービス利用システムαの利用
によりICカードA〜Hを使用して端末βを通しサービ
スを要求する際、予め受けたいサービスに対して、当該
サービス提供者であるサービスセンターγとコンタクト
して新規登録し、ICカードA〜H及び当該サービスセ
ンタγに利用環境設定を相互間で行う必要性がある。な
お、以下の説明において、回線δ接続等の通常必要とな
る操作については省略して、本発明の根幹に関わる部分
のみを説明する。
【0099】<新規登録>図10は、ICカードA〜H
と連携した端末βでサービスセンタγに対してネットワ
ークサービスを受けるための新規登録の際のICカード
サービス利用システムαの利用ステップを示したもので
ある。
【0100】先ず、端末βからユーザ個人に対して個人
IDの要求がなされる(ST1)。投入後、ICカード
A〜Hにて個人認証が行われ(ST2)、個人認証の結
果(ST3)、既に登録されている個人情報と一致すれ
ば、サービスセンタγに個人IDが送信され(ST
4)、不一致であれば、ユーザに対して登録不可通知が
提示される(ST5)。なお、ST2は必要に応じて省
略可能であり、その場合にはST4へ進むことになる。
【0101】ST4の後、サービスセンタγ内のサーバ
において個人IDがチェックされる(ST6)。ここで
の個人IDのチェックとは、例えば、ICカードA〜H
内の書換不可能なメモリ6に記憶されている個人IDが
そのサービスセンタγの規定に当てはまっているかどう
かとか、各サービスセンタγ間でのサービスを提供しな
いように予め個人IDをリストとして保有しておりその
リスト中に該当するかどうかとか、サービス提供開始前
にサービスをカード保持者が要求してきた際にサービス
を提供しないようにする等の、サービスセンタγがサー
ビスを提供しても良いかどうかを個人IDに基いてチェ
ックする。
【0102】そして、利用可能か否かが判定される(S
T7)。この際、サービス利用が不可であればユーザに
対して登録不可通知が提示され(ST5)、利用可能で
あれば、サービスセンタγ内のサーバにおいて新規サー
ビスに対する個人IDをサービスセンタγに登録し(S
T8)、ユーザに登録完了を通知し(ST9)、ICカ
ードの不揮発性メモリ3にサービスIDを記録登録する
(ST10)。
【0103】<サービス利用環境の設定>図11は、ユ
ーザが新規登録済みのICカードA〜Hにサービス利用
環境を設定して設定情報をサービスセンタγに通知後、
ICカードA〜Hに当該設定情報を書き込むという、サ
ービス利用環境の設定の際のICカードサービス利用シ
ステムαの実行進歩ステップの動作を示したものであ
る。
【0104】先ず、端末βからユーザに対して、個人I
Dの要求がなされる(S1)。投入後、ICカードA〜
Hにて個人認証が行われる(S2)。個人認証の判定
(S3)により、既に登録済みの個人情報と一致しない
場合にはユーザに対して登録不可通知を提示し(S
4)、一致する場合には端末βにてサービス利用環境設
定を行う(S5)。
【0105】当該サービス利用環境の設定として、セキ
ュリティレベル設定判定方法例として前記したように、
例えばICカードA〜Hでの個人認証が不要なサービス
受益期間や回数を設定することができる。その後、サー
ビスセンタに個人ID及び設定したサービス利用環境を
送信する(S6)。
【0106】サービスセンタγ内のサーバでは、送信さ
れたサービス利用環境を確認する(S7)。確認判定
(S8)により、不適切であればユーザへ登録不可通知
を提示し(S4)、適切であればサービス利用環境の設
定登録を行い(S9)、ユーザに登録完了を通知し(S
T10)、ICカードの不揮発性メモリ3にサービス利
用環境データを書き込み登録する(ST11)。
【0107】(実用例)以上の設定を行ったのちの実行
手順の実用例を以下に示すが、ここでは、サービスとし
て定期刊行物電子配信サービス及び電子改札券サービス
を挙げ、サービス提供条件が受益回数、受益期間のそれ
ぞれについて順に説明していく。
【0108】<定期刊行物電子配信サービスの場合>図
12、図13は、ICカードによる定期刊行物電子配信
サービスを想定した際のICカードサービス利用システ
ムαの実行手順を示したものであり、サービス提示条件
が図12では受益期間の場合、図13では受益回数の場
合である。
【0109】図12のサービス提供条件が受益期間の場
合について説明する。先ず、端末βから個人に対して個
人IDの要求がなされる(SE1)。投入すると、IC
カードA〜Hによる個人認証の要否の確認がなされる
(SE2)。ここで、個人認証不必要サービス受益期間
外であり個人認証が必要と判断されると、個人認証が行
われ(SE3)、その結果が既に登録済みの個人情報と
一致不一致の判定がなされる(SE4)。
【0110】不一致の場合にはユーザに電子配信不可の
通知を行い(SE5)、一致した場合にはサービスセン
タγのサーバに対し、個人ID及びサービスIDが送信
される(SE6)。一方、SE2にて不要であると判断
された場合には、サービスセンタγ内のサーバに対し、
個人ID及びサービスIDが送信される(SE6)。
【0111】サービスセンタγ内のサーバにおいて、受
信した個人ID及びサービスIDを確認する(SE
7)。ここで、確認判定(SE8)の結果、利用不可で
あればユーザに対し電子配信不可を通知し(SE5)、
利用可能であればユーザに対して定期刊行物電子配信が
サービスセンタγから端末βに対して行われる(SE
9)。電子配信終了後、ユーザはサービスセンタγのサ
ーバに対して電子配信完了を通知する(SE10)。こ
れにより一連の動作が終了する。
【0112】次に、図13のサービス提供条件が受益回
数の場合を説明する。先ず、端末βから個人に対して個
人IDの要求がなされる(SE1)。投入すると、IC
カードA〜Hによる個人認証の要否の確認がなされる
(SE2)。ここで、個人認証不必要サービス回数外で
あり個人認証が必要と判断されると、個人認証が行われ
(SE3)、その結果が既に登録済みの個人情報と一致
不一致の判定がなされる(SE4)。
【0113】不一致の場合ユーザにサービス利用不可の
通知を行い(SE5)、一致した場合サービスセンタγ
内のサーバに対し、個人ID及びサービスIDが送信さ
れる(SE6)。一方、SE2にて個人認証不必要回数
内であり個人認証不要であると判断された場合には、サ
ービスセンタγ内のサーバに対し、個人ID及びサービ
スIDが送信される(SE6)。
【0114】サービスセンタγ内のサーバにおいて、受
信した個人ID及びサービスIDを確認する(SE
7)。ここで、確認判定(SE8)の結果、利用不可で
あればユーザに対し電子配信不可を通知し(SE5)、
利用可能であればユーザに対して定期刊行物電子配信が
サービスセンタγから端末βに対して行われる(SE
9)。電子配信終了後、ICカードA〜H内の不揮発性
メモリ3内の受益回数データを一減算する処理を行う
(SE11)。そして、端末β側の処理において、ユー
ザからのサービスセンタγへ配信完了を通知する(SE
12)。そして一連の実行が終了する。
【0115】何れの場合においても、サービスセンタγ
がサービスの提供を行った際に、個人ID、サービスI
D、実際に受益した回数、その他のサービスの提供に関
する情報を電子配信の際同時に端末βに送信し、その情
報をICカードA〜H内の不揮発性メモリ3に追加書き
込みを行うと共に、当該サービスセンタγ内のサーバに
も記憶させておく。
【0116】そして、次回サービス提供の要求がなされ
た場合に、端末βからサービスセンタγに個人ID、サ
ービスIDを送信する(SE6の)際に、同時に不揮発
性メモリ3内に追加書込した情報も同時に送信し、サー
ビスセンタγでの個人ID、サービスIDの確認(SE
7)の際、同時にICカードA〜Hに追加書き込みされ
ていた情報と、サービスセンタγ内に追加書き込みした
情報とが同一であるか否かを判断することにより、不正
な取り引きをなくすことができる。
【0117】これにより、定期刊行物電子配信の様な電
子商品取引において、所定の規定を有した基準を個々の
サービスに対して定めることにより、電子商品取引にお
いて不正な取り引きを防止し、円滑な経済、商業活動が
行われる。
【0118】<電子改札券サービスの場合>図14、図
15に電子改札券サービスを想定した際のICカードサ
ービス利用システムαの利用を示したものである。図1
4はサービス受益期間が設定された場合、具体的には定
期券の場合、図15はサービス受益回数が設定された場
合、具体的には期限無しの回数券の場合である。
【0119】サービス受益期間が設定された場合につい
て、図14を参照しながら説明する。先ず、改札ゲート
から個人のICカードA〜Hに対してサービスIDが送
信される(SG1)。すると、当該サービスの個人認証
の要否がICカードA〜H内の不揮発性メモリ3のサー
ビス使用権情報により確認される(SG2)。
【0120】個人認証が必要と判断された場合には個人
認証が行われ(SG3)、認証結果の判定がなされる
(SG4)。そして、偽であると判定された場合には、
改札ゲートは閉鎖状態となる(SG5)。一方、正であ
ると判定された場合には、ICカードA〜H内でサービ
ス受益期間の照合がなされ(SG6)、サービス受益期
間対象内である場合、改札ゲートに対して通過依頼を要
求し(SG7)、改札ゲートは開放状態となる(SG
8)。サービス受益期間対象外である場合、改札ゲート
は閉鎖状態となる(SG5)。
【0121】個人認証が不要であると判断された場合、
ICカードA〜H内でサービス受益期間の照合がなされ
る(SG6)。サービス受益期間対象内と判断された
ら、改札ゲートに対して通過依頼を要求し(SG7)、
改札ゲートは開放状態となる(SG8)。サービス受益
期間対象外と判断されたら、改札ゲートは閉鎖状態とな
る(SG5)。
【0122】サービス受益回数が設定された場合につい
て、図15を参照しながら説明する。先ず、改札ゲート
から個人のICカードA〜Hに対してサービスIDが送
信される(SG1)。すると、当該サービスの個人認証
の要否がICカードA〜H内の不揮発性メモリ3のサー
ビス使用権情報により確認される(SG2)。
【0123】個人認証が必要とされた場合には、個人認
証が行われ(SG3)、認証結果の判定がなされる(S
G4)。そして、偽であると判定されたら、改札ゲート
は閉鎖状態となる(SG5)。正と判定されたら、IC
カードA〜H内でサービス受益期間の照合なされ(SG
6)、サービス受益回数内である場合、改札ゲートに対
して通過を依頼し(SG7)、改札ゲートは開放状態と
なり(SG8)、ICカードA〜H内の不揮発性メモリ
ー3内の受益回数減算処理を行う(SG9)。サービス
受益期間対象外である場合、改札ゲートは閉鎖状態とな
る(SG5)。
【0124】個人認証が不要とされた場合には、ICカ
ードA〜H内でサービス受益期間の照合なされる(SG
6)。そして、サービス受益期間対象内である場合、改
札ゲートに対して通過を依頼し(SG7)、改札ゲート
は開放状態となり(SG8)、ICカードA〜H内の不
揮発性メモリー内の受益回数減算処理を行う(SG
9)。一方、サービス受益期間対象外である場合、改札
ゲートは閉鎖状態となる(SG5)。
【0125】定期刊行物電子配信サービスの場合と同様
に電子改札券の場合においても、個人ID、サービスI
D、実際に受益した回数、その他のサービスの提供に関
する情報を、改札ゲート内の記憶装置にに追加書き込み
できる様にすることにより不正なサービス要求に対する
防止が可能となる。
【0126】つまり、認証不要と判断した場合には認証
要否の判定(SG2)後、認証必要と判断した場合には
個人認証判定(SG4)後に、電子改札券内の追加書き
込み情報の過去の履歴を改札ゲートに送信し、送信され
た情報と、改札ゲート内の記憶装置内に追加書き込みさ
れた情報と一致するかどうかを確認することにより、不
正なサービス要求に対処できる。
【0127】また、必ずしも改札ゲート内に追加書き込
みできる記憶装置を設ける必要はなく、幾つもの改札ゲ
ートと接続したセンタに個人情報、追加書き込む情報を
記憶させて不正なサービス要求の防止を行うことができ
る。
【0128】さらに、逐一不正なサービス要求防止のた
めの確認を行うと確認する情報が膨大となる場合がある
ので、通常は前回のサービス要求提供の際に改札ゲート
とICカードA〜Hとでのやり取りを行ったデータのみ
が一致するか否か確認し、必要に応じて過去履歴を確認
する等のサービスの内容、セキュリティレベルに応じて
適宜変更を加えることにより、敏速なサービス要求提供
の作業がなされる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高いセキュリティが必要なサービス、それほど高くない
サービス等のようにセキュリティレベルの異なるサービ
スに対して、柔軟に個人認識の処理の有無を設定でき、
極めて利便性の高いICカード、ICカード使用方法、
セキュリティレベル設定判別方法を提供することができ
る。また、ヒューマンインターフェイスを具えたICカ
ード、ICカードサービス利用システムを同時に提供す
ることができる。更に、不正使用に対して極めて耐性の
高いICカード、ICカード使用方法、セキュリティレ
ベル設定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すICカードの基本構
成であるカード例1の内部構成ブロック図である。
【図2】同上カード例1に出力部を追加したカード例2
の内部構成ブロック図である。
【図3】同上カード例2に受益サービス選択部を追加し
たカード例3の内部構成ブロック図である。
【図4】同上カード例1に音声入力部、音声出力部を追
加したカード例4の内部構成ブロック図である。
【図5】同上カード例1に手書き入力部を追加したカー
ド例5の内部構成ブロック図である。
【図6】同上カード例1に電源スイッチを追加したカー
ド例6の内部構成ブロック図である。
【図7】カード例1に電源スイッチ信号発生部を追加し
たカード例7の内部構成ブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態を示すカード例8の内部構
成ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態の実施例を示すICカード
使用方法例が利用するICカードサービス利用システム
の模式図である。
【図10】同上使用方法例における新規登録の際のIC
カードサービス利用システムの利用を示したフローチャ
ートである。
【図11】同上使用方法例を示すサービス利用環境設定
の際のICカードサービス利用システムの利用を示した
フローチャートである。
【図12】同上実用例を示す定期刊行物電子配信サービ
スの受益期間を想定した場合のICカードサービス利用
システムの利用を示したフローチャートである。
【図13】同上の実用例に示す定期刊行物電子配信サー
ビスの受益回収を想定した場合のICカードサービス利
用システムの利用を示したフローチャートである。
【図14】同上の他の実用例を示す電子改札券サービス
システムの受益期間を想定した場合のICカードサービ
ス利用システムの利用を示したフローチャートである。
【図15】同上の他の実用例を示す電子改札券サービス
システムの回数券を想定した場合のICカードサービス
利用システムの利用を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…認証用センサー部 2…データ処理部 3…不揮発性メモリ 4…電源関係部 5…主記憶部 6…書換不可能なメモリ 7…データ入出力部 8…出力部 9…受益サービス選択部 10…音声出力部 11…音声入力部 12…手書き入力部 13…電源スイッチ 14…電源スイッチ信号発生部 A,B,C,D,E,F,G,H…ICカード α…ICカードサービス利用システム β…端末 γ…サービスセンタ δ…通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/073 G06K 19/00 P (72)発明者 加藤 喜久次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望のサービスを要求するに当たり、 予め設定したセキュリティレベルに照して必要と判別さ
    れた場合に限り個人認証処理を実行する、 ことを特徴とするセキュリティレベル設定判別方法。
  2. 【請求項2】所望のサービスを要求するに当たり、 当該要求するサービスの内容に応じて個人認証必要性に
    関する情報を予めサービス要求手段に記憶させておき、 サービス要求の際に前記サービス要求手段内の個人認証
    必要性に関する情報に基いて個人認証確認の有無を判別
    する、 ことを特徴とするセキュリティレベル設定判別方法。
  3. 【請求項3】複数のサービス内から所望のサービスを要
    求するに当たり、 当該要求する各サービスに応じて個人認証必要性に関す
    る情報を予め一のサービス要求手段に記憶させておき、 サービス要求の際に前記サービス要求手段内の個人認証
    必要性に関する情報に基いて個人認証の有無を判別す
    る、 ことを特徴とするセキュリティレベル設定判別方法。
  4. 【請求項4】前記個人認証必要性に関する情報は、 サービスID、サービス提供条件、個人認証の要不要情
    報を含む、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載のセキュリティ
    レベル設定判別方法。
  5. 【請求項5】前記個人認証必要性に関する情報は、 サービス毎の初期設定後、任意に追加書き込まれる、 ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のセキュリ
    ティレベル設定判別方法。
  6. 【請求項6】サービス内容に応じて個人認証に必要なセ
    キュリティレベルを予め記憶する手段を自有する、こと
    を特徴とするICカード。
  7. 【請求項7】認証用センサー部、データ処理部、不揮発
    性メモリ、電源関係部、主記憶部、書換不能なメモリ及
    びデータ入出力部を有するICカードにおいて、 前記不揮発性メモリ内に予め記憶させたサービス使用権
    情報に基づき前記認証用センサー部で検出したある固有
    の身体的特徴との照合一致を前記データ処理部が判定す
    る一連の機能を持たせる、 ことを特徴とするICカード。
  8. 【請求項8】前記サービス使用権情報は、 サービスID、サービス提供条件及び前記認証用センサ
    ー部によるICカード使用者のある固有の身体的特徴情
    報である、 ことを特徴とする請求項7に記載のICカード。
  9. 【請求項9】前記サービス提供条件は、 サービス受益期間、サービス受益回数の何れか又は双方
    である、 ことを特徴とする請求項8に記載のICカード。
  10. 【請求項10】前記書換不可能なメモリは、 個人認証用データ、個人ID、カードIDを記憶する機
    能を有する、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載のICカー
    ド。
  11. 【請求項11】前記書換不可能なメモリは、 物理的構造上書き換え不可能なメモリである、 ことを特徴とする請求項7、8、9又は10に記載のI
    Cカード。
  12. 【請求項12】前記書換不可能なメモリは、 データ構造上書き換えることが不可能なメモリである、 ことを特徴とする請求項7、8、9又は10に記載のI
    Cカード。
  13. 【請求項13】前記不揮発性メモリは、 追加書き込み自在とする、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11又は1
    2に記載のICカード。
  14. 【請求項14】前記電源関係部は、 電源供給部を有する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、12
    又は13に記載のICカード。
  15. 【請求項15】前記電源関係部は、 電源供給を受けるための電源供給用端子を有する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、12
    又は13に記載のICカード。
  16. 【請求項16】前記データ処理部は、 前記不揮発性メモリ内に記憶され情報を検索し定処理す
    る機能を具備する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14又は15に記載のICカード。
  17. 【請求項17】前記データ処理部は、 前記主記憶部、前記書込不可能なメモリ及び前記不揮発
    性メモリにある情報を検索しそれぞれ定処理する機能を
    さらに具備する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15又は16に記載のICカード。
  18. 【請求項18】前記ICカードは、 ヒューマンインターフェイス部をもさらに具備する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16又は17に記載のICカー
    ド。
  19. 【請求項19】前記ヒューマンインターフェイス部は、 人手入力自在な入力部を具備する、 ことを特徴とする請求項18に記載のICカード。
  20. 【請求項20】前記ヒューマンインターフェイス部は、 外部認識自在な出力部を具備する、 ことを特徴とする請求項18に記載のICカード。
  21. 【請求項21】前記ヒューマンインターフェイス部は、 前記入力部と前記出力部を併せて具備することを特徴と
    する請求項18に記載のICカード。
  22. 【請求項22】前記入力部は、 受益サービス選択機能を有する、 ことを特徴とする請求項19又は21に記載のICカー
    ド。
  23. 【請求項23】前記入力部は、 手書き入力手段である、 ことを特徴とする請求項19、21又は22に記載のI
    Cカード。
  24. 【請求項24】前記手書き入力手段は、 入力された情報を解読しコード化する手書き入力認識機
    能を具備する、 ことを特徴とする請求項23に記載のICカード。
  25. 【請求項25】前記入力は、 文字入力、図形入力若しくは絵入力又はそれらの組合せ
    である、 ことを特徴とする請求項24に記載のICカード。
  26. 【請求項26】前記入力部は、 音入力手段である、 ことを特徴とする請求項19又は21に記載のICカー
    ド。
  27. 【請求項27】前記音入力手段は、 入力された音を解読しコード化する音声認識機能を有す
    る、 ことを特徴とする請求項26に記載のICカード。
  28. 【請求項28】前記出力部は、 表示手段、LEDランプ若しくは音出力手段又はこれら
    の組合せ手段である、 ことを特徴とする請求項20又は21に記載のICカー
    ド。
  29. 【請求項29】前記音出力手段は、 コード化されたコードデータを音出力する音合成機能を
    有する、 ことを特徴とする請求項28に記載のICカード。
  30. 【請求項30】前記入力部と前記出力部は、 一体化された音声入出力手段である、 ことを特徴とする請求項21に記載のICカード。
  31. 【請求項31】前記データ入出力部は、 前記ICカードに対応する端末との通信の為の無線通信
    機能を具備する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24、25、26、27、2
    8、29又は30に記載のICカード。
  32. 【請求項32】前記無線通信機能は、 ISO10536、ISO14443、ISO1569
    3、PHS方式、IMT2000に準拠する、 ことを特徴とする請求項31に記載のICカード。
  33. 【請求項33】前記データ入出力部は、 暗号化されたデータを入出力自在とする、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24、25、26、27、2
    8、29、30、31又は32に記載ののICカード。
  34. 【請求項34】前記ICカードは、 電源のON/OFFを制御可能とするスイッチ手段を具
    備する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24、25、26、27、2
    8、29、30、31、32又は33に記載のICカー
    ド。
  35. 【請求項35】前記スイッチ手段は、 前記ICカード外部からの信号を受信し、電源供給をO
    N状態にする機能を有する、 ことを特徴とする請求項34に記載のICカード。
  36. 【請求項36】前記認証用センサー部は、 指紋読取りセンサー、手書き読取りセンサー、音声セン
    サー若しくは虹彩読取りセンサー、又は前記センサーを
    組み合わせた複合センサーである、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24、25、26、27、2
    8、29、30、31、32、33、34又は35に記
    載のICカード。
  37. 【請求項37】前記認証用センサー部は、 前記ICカードを把持した際に自動的に認証を実行自在
    な配置とする、 ことを特徴とする、請求項7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、24、25、26、27、2
    8、29、30、31、32、33、34、35又は3
    6に記載のICカード。
  38. 【請求項38】前記配置は、 ICカードの把持する指接触にて自発的に指紋認証処置
    を実行せしめるよう、当該ICカードの表面の大部分を
    指紋センサーにて占有せしめる、 ことを特徴とする請求項37に記載のICカード。
  39. 【請求項39】請求項7、8、9、10、11、12、
    13、14、15、16、17、18、19、20、2
    1、22、23、24、25、26、27、28、2
    9、30、31、32、33、34、35、36、37
    又は38に記載のICカードと、当該ICカードを処理
    可能な端末及び当該端末に接続可能なサービスセンタと
    からなるICカードサービス利用システムの利用に当た
    り、 最初だけ、前記サービスセンタに前記ICカードを前記
    端末を介し接続して新規登録を行ってから、前記ICカ
    ード及び前記サービスセンタ相互間の利用環境設定をそ
    の都度行うことにより、 所望のサービスを当該ICカードと当該サービスセンタ
    間で要求提供できる、 ことを特徴とするICカード使用方法。
  40. 【請求項40】前記新規登録は、 前記ICカードによる個人認証の結果を考慮して行い、 前記端末から前記サービスセンタに送信された前記個人
    IDに基づき事前に届けられた使用不可の個人IDに該
    当するかどうかの当該サービスセンタでの利用可能性を
    判断した結果に基づき、 利用可能の場合には、 前記サービスセンタに前記個人IDの登録を行い、 前記端末は当該サービスセンタから送信された前記サー
    ビスIDを前記ICカードに送信し、 前記ICカードの不揮発性メモリに当該サービスIDを
    記憶する、 以上一連のステップを踏んで実行される、 ことを特徴とする請求項39に記載のICカード使用方
    法。
  41. 【請求項41】前記利用環境設定は、 前記ICカードによる個人認証の結果を考慮して行い、 サービス受益者が前記端末又は前記ICカードに対して
    前記サービス使用権情報に関する設定後、 当該設定された前記サービス利用環境を前記個人IDと
    共に前記サービスセンタに送信し、 当該サービスセンタは送信された情報を確認した後に当
    該サービスセンタ内に記憶させ、 前記端末又は前記ICカードは、当該ICカードの前記
    不揮発性メモリに前記サービスセンタに記憶させた情報
    と同一の情報を書き込み登録させる、 以上一連のステップを踏んで実行される、 ことを特徴とする請求項39又は40に記載のICカー
    ド使用方法。
  42. 【請求項42】前記端末は、 サービス要求者からの前記個人IDの投入があると、 当該サービス要求者に対して個人認証必要性を前記サー
    ビス使用権情報から判定し、 当該判定の結果必要な場合のみ、前記ICカード内の前
    記認証用センサ部によりある固有の前記身体的特徴検出
    処理を行った後、処理結果を前記個人認証用データと照
    合させることにより個人認証判定を行い、 当該個人認証判定が不要又は正の場合には、 前記サービスセンタに前記端末から前記個人ID及びサ
    ービスIDを送信し、 当該サービスセンタは送信情報を確認後、サービス提供
    可能と判断した場合には要求されたサービスを提供す
    る、 以上一連のステップを踏んで処理する、 ことを特徴とする請求項41に記載のICカード使用方
    法。
  43. 【請求項43】前記ICカードは、 前記端末より前記サービスIDを受信すると、個人認証
    必要性を前記サービス使用権情報から判定し、 当該判定の結果必要な場合のみ、前記認証用センサ部に
    よりある固有の前記身体的特徴検出処理を行った後、当
    該処理結果を前記個人認証用データと照合させることに
    より個人認証判定を行い、 当該個人認証判定が不要又は正の場合には、 サービス利用環境の設定からサービスの提供か否かを判
    断し、 サービス提供可能と判断された場合には、サービス提供
    を行う、 以上一連のステップを踏んで処理する、 ことを特徴とする請求項41に記載のICカード使用方
    法。
  44. 【請求項44】前記サービス提供可能との判断は、 前記ICカード内の前記不揮発性メモリ及び前記サービ
    スセンタにサービス提供実施に関するサービス提供情報
    の追加記憶を実行させる、 ことを特徴とする請求項42又は43に記載のICカー
    ド使用方法。
  45. 【請求項45】前記サービス提供情報は、 前記端末を介して当該端末と前記サービスセンタとが前
    記サービスID又は前記個人IDを送受信する際に同時
    に送信され、当該サービス提供情報に関わる送信された
    情報と自己が記憶している情報とが合致する否かを確認
    され、不一致の場合には、サービス提供を中止させる、 以上一連のステップを踏んで実行させる、 ことを特徴とする請求項44に記載のICカード使用方
    法。
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