JPH11337320A - 眼内レンズ用自動投影機検査装置およびそれを用いた眼内レンズ検査方法 - Google Patents

眼内レンズ用自動投影機検査装置およびそれを用いた眼内レンズ検査方法

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JPH11337320A
JPH11337320A JP14786198A JP14786198A JPH11337320A JP H11337320 A JPH11337320 A JP H11337320A JP 14786198 A JP14786198 A JP 14786198A JP 14786198 A JP14786198 A JP 14786198A JP H11337320 A JPH11337320 A JP H11337320A
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intraocular lens
image
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measurement
microscope
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JP14786198A
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English (en)
Inventor
Yasushi Matsuda
靖 松田
Kiyohiko Ota
清彦 太田
Junichi Shimoda
純一 下田
Nariyasu Nagai
成億 永井
Kenichiro Shimojo
賢一郎 下條
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FUROOBERU KK
Menicon Co Ltd
Original Assignee
FUROOBERU KK
Menicon Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼内レンズを自動的に外観検査しうる自動投
影機検査装置およびそれを用いた眼内レンズ検査方法を
提供する。 【解決手段】 (a)眼内レンズの全体像を観察する低
倍率顕微鏡1と、(b)前記眼内レンズの部分の像を拡
大して観察する高倍率顕微鏡2と、(c)CCDカメラ
3と、(d)少なくとも前記高倍率顕微鏡2を3次元的
に移動させるステージ部4と、(e)前記ステージ部4
を駆動させるモータドライバ5と、(f)前記高倍率顕
微鏡2をピント合わせを行なうためのオートフォーカス
部6と、(g)前記CCDカメラ3を通してえられた前
記眼内レンズの全体像および部分拡大像から、前記眼内
レンズの所定の箇所の測定幅を演算処理するための画像
処理部7と、(h)光源8とからなる自動投影機検査装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動投影機検査装置
およびそれを用いた眼内レンズ検査方法に関する。さら
に詳しくは眼内レンズを自動的に外観検査しうる自動投
影機検査装置およびそれを用いた眼内レンズ検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、白内障患者の水晶体を摘出
後、眼内に挿入移植して視力補正するために眼内レンズ
が用いられている。眼内レンズは、厚生省の眼内レンズ
承認基準などで定められた規格を満足させるために、眼
内レンズの寸法について種々の規格検査をする必要があ
る。
【0003】寸法上の規格検査の項目は、眼内レンズの
全長、光学部径、支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角
度、有効光学部径、ボールトハイト、サジッタ、楕円の
長径、楕円の短径、リッジ幅およびリッジ高さの12項
目が挙げられる。
【0004】図2に示されるように、眼内レンズ31の
全長Lは支持部33を含めた長径であり、光学部径Dは
光学部32の直径であり、支持部幅Wは支持部33の幅
である。
【0005】また、図3に示されるように、光学部中心
厚さT1 は光学部32の中心の厚さであり、支持部角度
θは、光軸方向に直交する平面に対しての傾きである。
【0006】また、図4に示されるように、有効光学部
径ADは、光学部32にポジショニングホール34を有
する眼内レンズ31のばあいに、ポジショニングホール
34を含まない光学部32の直径のことをいう。
【0007】さらに、図5に示されるように、ボールト
ハイトBは、光学軸に垂直で支持部33の先端から光学
部32の前面までの高さである。サジッタSは、光学軸
に垂直で最前部を含む平面と最後部を含む平面までの高
さである。これらボールトハイトBおよびサジッタSの
定義は、眼内レンズ承認基準による。
【0008】楕円形の光学部を有するばあい、光学部の
楕円の長径および短径をそれぞれ測定する。
【0009】さらに、図3に示されるように、リッジと
は、光学部後面に取り付けられた突起のことであり、そ
の突起の幅をリッジ幅RW、高さをリッジ高さRHと呼
ぶ。
【0010】以上の12個の検査項目を検査するばあ
い、従来では、以下のようにして検査を行なっている。
【0011】前記眼内レンズ31の全長L、光学部径D
および支持部幅Wを検査するばあい、図6に示される投
影機41(たとえば、万能投影機V−12A((株)ニ
コン製))を検査者が手動操作することにより検査を行
なう。図6において、まず、複数の眼内レンズを測定用
治具に固定するなどしてステージ42の上にセットす
る。ついで、眼内レンズの外周面にピントを合わせ、そ
ののち、スクリーン43上に拡大投影(具体的には全
長、光学部径のばあいは20倍程度、支持部幅のばあい
は100倍程度に倍率を2段階に調節する)された眼内
レンズの像をスケール(すなわち、スクリーン43上に
設置された専用のものさし)を用いて測定することによ
り、前記眼内レンズ31の全長L、光学部径Dおよび支
持部幅Wを求め、規格の範囲内か否かを検査することが
できる。
【0012】支持部角度θを検査するばあい、眼内レン
ズを専用の検査台などに水平に置き、目視検査によって
良品限度基準となる眼内レンズと比較検査を実施する。
【0013】光学部中心厚さT1 を検査するばあい、マ
イクロメータなどを用いて接触検査している。
【0014】その他の検査項目(有効光学部径、ボール
トハイト、サジッタ、楕円の直径、楕円の短径、リッジ
幅およびリッジ高さ)は検査しなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示され
る投影機41を用いて眼内レンズ31の全長L、光学部
径Dおよび支持部幅Wを検査するばあい、倍率を2段階
以上に調節するため、スケール上の目盛りを読み取る際
に、検査者は測定ごとに現時点の倍率に対して換算する
必要があり、測定ミスがおこりやすいという問題があ
る。
【0016】また、測定を行なう際に、スクリーン43
上の眼内レンズの像をスケールで測定できる位置になる
ように、ステージ42上の眼内レンズを位置合わせ(具
体的には、X軸ステージ44およびY軸ステージ45を
操作して眼内レンズを移動する)をする手間がかかると
いう問題もある。
【0017】しかも、投影機41を手動で操作して測定
および検査をするため、高度な熟練を有するという問題
がある。
【0018】さらに、投影機41を手動で操作して測定
および検査をするため、測定値に個人差(ピント合わ
せ、スケールの読取りなどの個人差など)が生じやすい
という問題がある。
【0019】一方、支持部角度については、支持部角度
良品限度の基準用の眼内レンズと検査される眼内レンズ
とを目視によって比較検査するため、良品か不良品かの
判断しか行なうことができない。また、このような支持
部角度の検査は、読み取る角度により誤差が生じるとい
う問題もある。
【0020】さらに、光学部中心厚さにおいては、接触
検査のため、眼内レンズの表面にキズや汚れが付くとい
う問題もある。
【0021】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、眼内レンズを自動的に外観検査しうる
自動投影機検査装置およびそれを用いた眼内レンズ検査
方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の自動投影機検査
装置は、(a)眼内レンズの全体像を観察する低倍率顕
微鏡と、(b)前記眼内レンズの部分の像を拡大して観
察する高倍率顕微鏡と、(c)前記低倍率顕微鏡および
高倍率顕微鏡に取り付けられたCCDカメラと、(d)
少なくとも前記高倍率顕微鏡を所定の座標に3次元的に
移動させるためのX軸ステージ、Y軸ステージおよびZ
軸ステージを備えたステージ部と、(e)前記ステージ
部のX軸ステージ、Y軸ステージおよびZ軸ステージを
それぞれ駆動させるためのモータドライバと、(f)前
記高倍率顕微鏡を前記眼内レンズの部分の像にピント合
わせを行なうためのオートフォーカス部と、(g)前記
CCDカメラによってえられた前記眼内レンズの全体像
および部分拡大像から、前記眼内レンズの所定の箇所の
測定幅を演算処理するための画像処理部と、(h)前記
眼内レンズの少なくとも全体像を所定の明るさ以上で画
像入力させるための光源とからなることを特徴とするも
のである。
【0023】測定前に前記眼内レンズの設計値データお
よび検査項目を外部装置から入力しうる入力部、および
測定後の測定データを前記外部装置へ送信する送信部を
さらに備えてなるのが好ましい。
【0024】前記CCDカメラによってえられた前記眼
内レンズの全体像および部分拡大像を観測するためのモ
ニタをさらに備えてなるのが好ましい。
【0025】前記検査項目が眼内レンズの全長、光学部
径、支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角度、有効光学
部径、ボールトハイト、サジッタ、楕円の長径、楕円の
短径、リッジ幅およびリッジ高さのうちから少なくとも
一つ選ばれているのが好ましい。
【0026】本発明の検査方法は、前記自動投影機検査
装置を用いた眼内レンズの検査方法であって、(a)前
記自動投影機検査装置の所定の位置に眼内レンズを設置
する工程と、(b)前記眼内レンズの全体像を低倍率用
顕微鏡で観察する工程と、(c)工程(b)でえられた
前記眼内レンズの全体像をCCDカメラを通して画像処
理部に入力する工程と、(d)前記画像処理部により、
前記眼内レンズの全体像に基づく測定座標および第1の
検査項目である当該眼内レンズの全長、光学部径、有効
光学部径、楕円の長径および楕円の短径の少なくとも一
つの測定値を演算する工程と、(e)前記測定座標に高
倍率顕微鏡を移動する工程と、(f)前記高倍率顕微鏡
において前記眼内レンズの部分の像のピント合わせを行
なう工程と、(g)前記画像処理部により、前記眼内レ
ンズの部分の像に基づく第2の検査項目である当該眼内
レンズの支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角度、ボー
ルトハイト、サジッタ、リッジ幅およびリッジ高さの少
なくとも一つの測定値を演算する工程とを含むことを特
徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の自動投影機検査装置およびそれを用いた検査方法を詳
細に説明する。図1は本発明の自動投影機検査装置の一
実施の形態を示す概略斜視説明図である。
【0028】図1に示される自動投影機検査装置は、自
動的に眼内レンズの外観検査をできるように、低倍率顕
微鏡1と、高倍率顕微鏡2と、CCDカメラ3と、ステ
ージ部4と、モータドライバ5と、オートフォーカス部
6と、画像処理部7と、光源8とから構成されている。
前記低倍率顕微鏡1、高倍率顕微鏡2、およびCCDカ
メラ3は、ステージ部4によって3次元的に移動できる
ように支持され、ステージ部4は、固定台(図示せず)
などに固定されている。前記低倍率顕微鏡1および高倍
率顕微鏡2の下方には、眼内レンズ31を載せるための
ステージ9が配置されている。
【0029】低倍率顕微鏡1は、眼内レンズ31の全体
像を観察するためのものであり、倍率が、モニタ12に
眼内レンズ31の全体像が入る取り込み可能な倍率(好
ましくは1倍以内程度)の光学顕微鏡であり、接眼レン
ズ側にCCDカメラ3が取り付けられている。
【0030】高倍率顕微鏡2は、眼内レンズ31の部分
の像を拡大して観察するためのものであり、倍率が10
〜20倍程度の光学顕微鏡であり、接眼レンズ側にCC
Dカメラ3が取り付けられている。
【0031】CCDカメラ3は、前記低倍率顕微鏡1お
よび高倍率顕微鏡2にそれぞれ取り付けられており、か
つ画像処理部7に電気的に接続されている。
【0032】ステージ部4は、低倍率顕微鏡1および高
倍率顕微鏡2を所定の座標に3次元的に移動させるため
のX軸ステージ4x、Y軸ステージ4yおよびZ軸ステ
ージ4zを備えたものである。なお、ステージ部4は、
少なくとも高倍率顕微鏡2を移動可能に支持していれば
よく、低倍率顕微鏡1はステージ9の上方の位置に固定
されてあってもよい。
【0033】モータドライバ5は、前記ステージ部4の
X軸ステージ4x、Y軸ステージ4yおよびZ軸ステー
ジ4zをそれぞれ駆動させるためのものである。
【0034】オートフォーカス部6は、前記高倍率顕微
鏡2を前記眼内レンズ31の所定の部分の像(たとえ
ば、図2に示される支持部幅Wを測定するときには支持
部33の部分的に拡大された像)にピント合わせさせる
ためのものである。
【0035】画像処理部7は、前記CCDカメラ3によ
ってえられた前記眼内レンズ31の全体像および部分拡
大像から、前記眼内レンズ31の所定の箇所の測定幅
(たとえば図2に示される支持部幅Wなど)を演算処理
するためのものである。
【0036】前記モータドライバ5、オートフォーカス
部6および画像処理部7は、パーソナルコンピュータの
CPUなどからなるコントローラ11によって後述の外
観検査の手順にのっとって動作するように制御される。
【0037】光源8は、前記眼内レンズ31の全体像お
よび部分拡大像を所定の明るさ以上(好ましくは300
ルクス以上程度)で鮮明に画像入力させるためのもので
あり、光導入口1a、2aを通してそれぞれ、低倍率顕
微鏡1および高倍率顕微鏡2の光路に導入されている。
なお、光源8は、少なくとも眼内レンズ31の全体像を
所定の明るさ以上に画像入力できるように低倍率顕微鏡
1へ光を供給すればよい。
【0038】また、図1には、測定前に眼内レンズ31
の設計値データおよび検査項目を外部装置から入力しう
る入力部および測定後の測定データを前記外部装置Aへ
送信する送信部の機能をコントローラ11にもたせてい
るため、検査項目の変更や測定データの把握を迅速に行
なうことができる。なお、図1のコントローラ11は、
入力部および送信部の両方の機能を奏するものである
が、入力部および送信部をそれぞれ個別に設けてもよ
い。
【0039】さらに、画像処理部7には、モニタ12が
接続されているため、CCDカメラ3によってえられた
前記眼内レンズ31の全体像および部分拡大像を検査者
は観測することができる。
【0040】前記検査項目として、眼内レンズの全長、
光学部径、支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角度、有
効光学部径、ボールトハイト、サジッタ、楕円の長径、
楕円の短径、リッジ幅およびリッジ高さの12項目のう
ちの少なくとも一つの項目を選択すればよく、12項目
全部であってもよい。
【0041】図1に示される自動投影機検査装置を用い
て眼内レンズ31の外観検査を自動的に行なうばあい、
基本的には以下の手順で行なわれる。
【0042】 まず、自動投影機検査装置の所定の位
置に眼内レンズ31を設置する。図1のばあい、複数の
眼内レンズ31をレンズ載物治具15に固定し、かかる
レンズ載物治具15をステージ9に固定する。 眼内レンズ31の全体像を低倍率用顕微鏡1で観察
する。 工程でえられた眼内レンズ31の全体像をCCD
カメラ3によって画像処理部7に入力する。 画像処理部7により、眼内レンズ31の全体像に基
づく測定座標および第1の検査項目の測定値を演算す
る。ここで、第1の検査項目とは、眼内レンズ31の全
体像から求められる検査項目のことであり、具体的に
は、全長、光学部径、有効光学部径、楕円の長径および
楕円の短径の5項目のうちの少なくとも一つのことであ
る。ここで、測定座標とは、眼内レンズ31の全体像に
おける後述の第2の検査項目を測定するために必要な2
次元座標(x,y)のことである。たとえば、光学部中
心厚さについての測定座標とは、光学部の中心の2次元
座標のことである。 前記測定座標に高倍率顕微鏡2を移動する。 高倍率顕微鏡2において眼内レンズ31の部分の像
のピント合わせを行なう。具体的には、前記測定座標か
ら、オートフォーカス部6により、ピント面を検出し、
ピント面における3次元座標(x,y,z)をうる。 画像処理部7により、眼内レンズ31の部分の像に
基づく第2の検査項目の測定値を各検査項目における算
出式を使用して演算する。ここで、第2の検査項目と
は、眼内レンズ31の部分の像から求められる項目のこ
とであり、具体的には、支持部幅、光学部中心厚さ、支
持部角度、ボールトハイト、サジッタ、リッジ幅および
リッジ高さの7項目のうちの少なくとも一つのことであ
る。
【0043】算出式は、以下の通りである。 支持部幅、リッジ幅=画像処理部7における測定値
×係数(係数:mm/Pixel) 光学部中心厚さとは、光学軸に垂直で光学部前面を
含む平面と光学部後面を含む平面との距離である。 光学部中心厚さ=オートフォーカス部6における測定値
×係数(係数:mm/Pulse) リッジ高さ =オートフォーカス部6における測定値
×係数(係数:mm/Pulse) ボールトハイトBは光学部中心の頂点を通り、Z軸
に垂直な平面P:Z−ZO=0とボールトハイト測定位
置の座標F(XF、YF、ZF)との距離がボールトハイ
トで、 B=|ZF−ZO| サジッタ =光学部中心厚さ+ボールトハイト 支持部角度θは以下のようにして求める。
【0044】支持部上の2点をP(XP、YP、ZP)、
Q(XQ、YQ、ZQ)とすると、XY平面上で、光学部
中心座標O(XO、YO)を中心とし半径OPとする円と
線分OQとの交点をP′(XP′、YP′、ZP′)とす
ると、 |XP′−XO|=OP|XQ−XO|/OQ |YP′−YO|=OP|YQ−YO|/OQ ZP′=ZP 2点P′(XP′、YP′、ZP′)、Q(XQ、YQ
Q)を通る直線Sの方程式は、
【0045】
【数1】
【0046】 l=XP′−XQ、m=YP′−YQ、n=ZP′−ZQ α=XQ 、β=YQ 、γ=ZQ 平面Pと直線Sのなす角θ、すなわち支持部角度θは、
【0047】
【数2】
【0048】以上の検査方法〜の手順により、眼内
レンズの外観検査にかかわる12の検査項目を自動的に
検査することができる。ここで、データの入出力方法と
して、2つの方法が可能である。
【0049】(1) 第1の方法は、外部装置を用いな
い方法であり、前記検査項目(第1および第2の検査項
目の両方)の中から検査項目を自動的に選択して検査を
行ない(つまりデータ入力なし)、えられた測定値を出
力する。この方法の利点は、外部装置が故障したばあい
でも使用可能な点、データ管理の必要(試験レンズな
ど)でない測定に用いることができる点、およびその場
で測定項目の変更が可能な点などである。 (2) 第2の方法は、外部装置を用いる方法であり、
外部装置から検査される眼内レンズの規格データをコン
トローラ11へ入力し、検査によりえられた検査データ
を外部装置へ送信する。この方法の利点は、検査データ
の入力が正確な点、データの集中管理が可能な点、およ
び人為的作業がなくなり自動化、連続的作業が可能な点
などである。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、眼内レンズの外観検査
について、人為的な誤差がない定量的な測定および検査
が可能である。
【0051】また、従来の投影機では2次元的な測定お
よび検査しかできなかったが、本発明の自動投影機検査
装置を用いれば、3次元的な測定および検査が可能であ
る。
【0052】さらに、本発明の自動投影機検査装置を用
いれば、12の検査項目を自動的に検査を順次行なうの
で、検査時間を大幅に短縮することができる。
【0053】とくに、本発明の自動投影機検査装置の長
所として、 (1) 眼内レンズを検査項目ごとに専用の検査装置に
載せ置きするなどの眼内レンズの移動が不要であるた
め、位置決め精度が高い。 (2) 繰り返し同じ眼内レンズを測定したときの測定
誤差が最小限であるため、繰り返し精度が高い。 (3) 検査時間を短縮することができ、しかも24時
間稼働ができ、その結果生産性が向上する。 (4) 個人差および読取り誤差がないため、熟練度が
不要である。 (5) 測定精度が高いため、測定誤差が減少し、品質
の均一化を図ることができる。また、従来よりもより詳
細に測定結果を算出することができる。 (6) 正確な検査項目の選定が行なわれるため、レン
ズモデルごとに検査項目を確認する必要がない。 (7) 眼内レンズごとの測定位置の把握ができる。し
かも、高倍率顕微鏡を用いた眼内レンズの部分ごとの測
定をするばあいでも正確に高倍率顕微鏡を測定位置に移
動することができる。 (8) 非接触の検査であり、しかも眼内レンズの載せ
換えが不要なので、眼内レンズに対してキズや汚れの影
響がない。 (9) 1台の検査装置で平面方向および高さ方向の計
測を同時に計測できる。 (10) 手作業が排除されるため、省人化、無人化が可
能になる。 (11) 情報のオンライン化が可能になるため、情報の
集中管理ができる。 (12) 測定結果により、良品、不良品の判別を自動的
にしかも正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動投影機検査装置の一実施の形態を
示す概略斜視説明図である。
【図2】眼内レンズの一例の平面図である。
【図3】図2の眼内レンズの側面図である。
【図4】眼内レンズの他の例の平面図である。
【図5】図4の眼内レンズの側面図である。
【図6】眼内レンズ検査用の投影機の斜視図である。
【符号の説明】
1 低倍率用顕微鏡 2 高倍率用顕微鏡 3 CCDカメラ 4 ステージ部 5 モータドライバ 6 オートフォーカス部 7 画像処理部 8 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 清彦 愛知県名古屋市西区則武新町二丁目22番14 号 株式会社メニコン則武工場内 (72)発明者 下田 純一 愛知県名古屋市西区則武新町二丁目22番14 号 株式会社メニコン則武工場内 (72)発明者 永井 成億 愛知県春日井市高森台五丁目1番地10 株 式会社メニコン総合研究所内 (72)発明者 下條 賢一郎 東京都立川市栄町6−1立飛ビル3−502 号 株式会社フローベル内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)眼内レンズの全体像を観察する低
    倍率顕微鏡と、(b)前記眼内レンズの部分の像を拡大
    して観察する高倍率顕微鏡と、(c)前記低倍率顕微鏡
    および高倍率顕微鏡に取り付けられたCCDカメラと、
    (d)少なくとも前記高倍率顕微鏡を所定の座標に3次
    元的に移動させるためのX軸ステージ、Y軸ステージお
    よびZ軸ステージを備えたステージ部と、(e)前記ス
    テージ部のX軸ステージ、Y軸ステージおよびZ軸ステ
    ージをそれぞれ駆動させるためのモータドライバと、
    (f)前記高倍率顕微鏡を前記眼内レンズの部分の像に
    ピント合わせを行なうためのオートフォーカス部と、
    (g)前記CCDカメラによってえられた前記眼内レン
    ズの全体像および部分拡大像から、前記眼内レンズの所
    定の箇所の測定幅を演算処理するための画像処理部と、
    (h)前記眼内レンズの少なくとも全体像を所定の明る
    さ以上で画像入力させるための光源とからなる自動投影
    機検査装置。
  2. 【請求項2】 測定前に前記眼内レンズの設計値データ
    および検査項目を外部装置から入力しうる入力部、およ
    び測定後の測定データを前記外部装置へ送信する送信部
    をさらに備えてなる請求項1記載の自動投影機検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記CCDカメラによってえられた前記
    眼内レンズの全体像および部分拡大像を観測するための
    モニタをさらに備えてなる請求項1または2記載の自動
    投影機検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検査項目が眼内レンズの全長、光学
    部径、支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角度、有効光
    学部径、ボールトハイト、サジッタ、楕円の長径、楕円
    の短径、リッジ幅およびリッジ高さのうちから少なくと
    も一つ選ばれてなる請求項2記載の自動投影機検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動投影機検査装置を用
    いた眼内レンズの検査方法であって、(a)前記自動投
    影機検査装置の所定の位置に眼内レンズを設置する工程
    と、(b)前記眼内レンズの全体像を低倍率用顕微鏡で
    観察する工程と、(c)工程(b)でえられた前記眼内
    レンズの全体像をCCDカメラを通して画像処理部に入
    力する工程と、(d)前記画像処理部により、前記眼内
    レンズの全体像に基づく測定座標および第1の検査項目
    である当該眼内レンズの全長、光学部径、有効光学部
    径、楕円の長径および楕円の短径の少なくとも一つの測
    定値を演算する工程と、(e)前記測定座標に高倍率顕
    微鏡を移動する工程と、(f)前記高倍率顕微鏡におい
    て前記眼内レンズの部分の像のピント合わせを行なう工
    程と、(g)前記画像処理部により、前記眼内レンズの
    部分の像に基づく第2の検査項目である当該眼内レンズ
    の支持部幅、光学部中心厚さ、支持部角度、ボールトハ
    イト、サジッタ、リッジ幅およびリッジ高さの少なくと
    も一つの測定値を演算する工程とを含む眼内レンズの検
    査方法。
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