JPH11336721A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

Info

Publication number
JPH11336721A
JPH11336721A JP14619098A JP14619098A JPH11336721A JP H11336721 A JPH11336721 A JP H11336721A JP 14619098 A JP14619098 A JP 14619098A JP 14619098 A JP14619098 A JP 14619098A JP H11336721 A JPH11336721 A JP H11336721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
locking
arm
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14619098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hamaguchi
和敏 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP14619098A priority Critical patent/JPH11336721A/ja
Publication of JPH11336721A publication Critical patent/JPH11336721A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の解体時におけるワイヤハーネスの取り
外しを容易にする。 【解決手段】 クリップ部13は腕部12の表面に突設
した筒部12aの両側に、該筒部12aの基部側へ向け
て広がり状に突出する係止羽根13bをそれぞれ備える
と共に、該係止羽根13bの基端部を筒部13aの内部
に向けて延出して操作片13cを形成し、該操作片13
cを押し上げることにより上記係止羽根13bを閉じる
方向へ連動可能とし、一方、上記腕部12には上記筒部
12aの内部に連通する操作口12aを形成し、該操作
口12aを通して棒状の外し治具14を挿通することで
上記操作片13cを押し上げて、係止羽根13bを係止
解除方向へ連動操作可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスに取り付けて、車体に穿設した係止孔に係止し、
ワイヤハーネスを車体に配索するクランプに関するもの
で、特に、自動車解体時等においてクランプを車体の係
止孔より容易に取り外しできるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、廃車した自動車を容易に解体でき
るようにすることが要望され、かつ、解体した各部品や
材料の分別廃棄やリサイクルの必要性が高まっている。
よって、自動車に配索するワイヤハーネスも自動車から
容易に取り外しできるようにする必要がある。
【0003】自動車の車体に沿って配索されるワイヤハ
ーネスは、図5(A)に示すように、所定位置にクラン
プ1を予め取り付けておき、該クランプ1の羽根状の係
止部1aの先端に設けた係止段部1bを、車体2に穿設
した係止孔2aに押し込んで係止し、よって、ワイヤハ
ーネスW/Hを車体2に固定している。なお、図示のク
ランプ1は基板部1cをワイヤハーネスW/Hにテープ
巻き固定するものであるが、バンドタイプのクランプで
はバンドをワイヤハーネスW/Hに巻き付けて締め付け
固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5(A)に示すクラ
ンプでは、クランプ1を車体2から取り外するために
は、図5(B)に示すように、係止部1aを指で内方に
撓ませて係止孔2aから抜き出させて係止を解除する必
要があるが、実際には、ワイヤハーネスW/Hが邪魔を
してクランプ1の係止部1aを内方へ撓ませることは困
難である。この場合、図5(C)に示すように、係止部
1aをワイヤハーネスW/Hの取付位置からオフセット
させた形式のオフセットタイプのクランプを使用するこ
とで、ワイヤハーネスW/H自体の干渉を回避すること
はできるが、結局、クランプ1’の基板部1c’自体が
邪魔となって同様に取り外し操作は困難である。このよ
うに、一旦クランプ1を車体2に取り付けてしまうと、
取り外すことは容易にできなくなり、軸部1dで引きち
ぎるようになり、羽根状の係止部1aが車体2側に残っ
てしまう問題がある。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、特にオフセットタイプのクランプにおいて、構造
を複雑とすることなく容易に車体から取り外すことがで
きるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスに取り付け
られ、車体に穿設された係止孔に係止してワイヤハーネ
スを車体に取り付ける樹脂成形品からなるクランプであ
って、ワイヤハーネスに固定する基板部と、ワイヤハー
ネスへの固定領域から外れた方向に上記基板部から延出
された腕部と、上記係止孔に係止するために上記腕部に
設けたクリップ部とからなり、上記クリップ部は腕部の
表面に突設した筒部の両側に、該筒部の基部側へ向けて
広がり状に突出する係止羽根をそれぞれ備えると共に、
該係止羽根の基端部を筒部の内部に向けて延出して操作
片を形成し、該操作片を押し上げることにより上記係止
羽根を閉じる方向へ連動可能とし、一方、上記腕部には
上記筒部の内部に連通する操作口を形成し、該操作口を
通して上記操作片を押し上げ操作する外し治具を挿通可
能としていることを特徴とするワイヤハーネス用クラン
プを提供している。
【0007】上記構成によれば、クランプをワイヤハー
ネスに取り付けた状態で、車体の係止孔に取り付ける時
は、筒部の先端より押し込んでいくと、係止羽根が係止
孔のエッジに摺接して筒部側へ弾性的に撓む。さらに押
し込まれると係止羽根が係止孔を通過すると同時に弾性
復帰して、その係止状態が維持されることでクランプを
介してワイヤハーネスが車体に固定される。一方、クラ
ンプを車体から取り外す時は、腕部に形成した操作口に
外し治具を挿入することで行われる。このとき、腕部は
クランプのワイヤハーネスへの固定領域から外れたオフ
セット位置にあり、かつ、外し治具は車体に係止された
クリップ部とは反対側から挿入するようになっているた
め挿入操作に障害となるものもなく、その操作を容易に
行うことができる。操作口への外し治具の挿入により、
係止羽根から延出された操作片が押し上げられるのに伴
って、係止羽根が筒部側へ閉じる方向に変位するため、
係止孔との間の係止状態が解除され、ワイヤハーネスを
取り外し方向へ引っ張ることで、クリップを係止孔から
容易に引き抜くことができる。
【0008】上記両側の係止羽根の基端部からそれぞれ
延出した各操作片の端部を、上記操作口側へ向けてV字
状に延びる連結片により連結してもよい(請求項2)。
このようにすれば、操作口側に延びた連結片により操作
口から挿入される外し治具との接触点が近くなって僅か
な挿入操作で係止羽根の係止状態を解除することができ
る。また、連結片により両側の操作片を同時に押し上げ
ることができ、よって両側の係止片を同じタイミングで
確実に閉じ方向に連動させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3に示す第1実施形態で
は、樹脂成形品からなるクランプ10は、ワイヤハーネ
スW/HにテープTで巻き付け固定する基板部11と、
該基板部11によるワイヤハーネスW/Hへの固定領域
から外れた方向に一体的に延出された腕部12と、車体
2の係止孔2aに係止するために腕部12の表面に突設
したクリップ部13とからなっている。即ち、本実施形
態のクランプ10は、係止孔2aへ係止するクリップ部
13が基板部11によるワイヤハーネスW/Hの固定領
域からオフセットした位置にあるオフセットタイプのク
ランプを対象としている。
【0010】上記クリップ部13は、腕部12の先端部
表面に一体突設した筒部13aと、該筒部13aの両側
に、切り起こしにより筒部13aの基部側へ向けて広が
り状に延出した一対の係止羽根13bからなっている。
上記筒部13aは車体2の係止孔2aに挿通可能なよう
に該係止孔2aの内径より若干小径に設定し、係止羽根
13bは片持ち梁状で、通常の広がり状態で係止孔2a
に係止する一方、筒部13aの外周面方向へ弾性変形す
ることで、係止孔2aとの係止状態が解除されるように
している。また、係止羽根13bの基端部を筒部13a
の内部に向けてさらに延出して一対の操作片13cを形
成し、該操作片13cと係止羽根13bとの境界部分で
ある筒部13aの壁面を支点として係止羽根13bおよ
び操作片13cをシーソー状に揺動連動可能としてい
る。
【0011】また、上記筒部13aの両側壁から内部へ
延出された各操作片13cの端部を更にV字状の連結片
13dにて一体的に連結し、該連結片13dの屈曲点で
ある下端部を押し上げることで操作片13cを同時に押
し上げて、両側の係止羽根13bを筒部13aに向けて
閉じる方向に連動させるようにしている。一方、上記腕
部12には筒部13aの内部に連通する操作口12aを
形成し、該操作口12a側に向けて延びる連結片13d
を押し上げるための棒状の外し治具14を挿入可能とし
ている。
【0012】上記構成からなるクランプ10は、図3
(A)に示すように、基板部11をワイヤハーネスW/
HにテープTで巻き付けて所要位置に固定する。クラン
プ10を介してワイヤハーネスW/Hを車体2に固定す
るには、クリップ部13の筒部13aの先端より車体2
の係止孔2aに押し込んでいく。この押圧により、左右
一対の係止羽根13bは筒部13a側へ撓みながら係止
孔2a内に押し込まれ、完全に押し込まれた時点で係止
羽根13bが弾性復帰することで係止孔2aに係合す
る。よって、クランプ10を介してワイヤハーネスW/
Hは車体2に固定される。
【0013】一方、自動車の廃車による解体時あるいは
ワイヤハーネスW/Hの補修交換のために、ワイヤハー
ネスW/Hを車体2より取り外す必要がある時は、図3
(B)に示すように、クランプ10の腕部12にある操
作口12aに棒状の外し治具14を挿入する。これによ
り、外し治具14の先端で連結片13dが押し上げられ
るため、これに連動して、操作片13cも同方向に押し
上げられる結果、両側の係止羽根13bが閉じて係止孔
2aとの係止状態が解除される。よって、この状態でワ
イヤハーネスW/Hを引っ張るとクランプ10を係止孔
2aから引き出すことができる。
【0014】このように、ワイヤハーネスW/Hを車体
2から取り外したい時、操作口12aに外し治具14を
押し込むことで、係止孔2aに対するクランプ10の係
合を解除することができ、その後はワイヤハーネスW/
Hを引っ張るだけ取り外すことができる。よって、車体
2側にクランプ10の一部が残ることはない。
【0015】図4(A)(B)は第2実施形態のクラン
プ20を示し、クリップ部23を簡易な構成としたもの
であり、本実施形態においては、一対の操作片23cを
連結せずそれぞれ分離した状態のままとすると共に、筒
部23aの上端を開口状態としている。このようにする
ことで、クリップ部23の構造が簡素化され、成形が容
易となる。クランプ20の取り外しに際しては、第1実
施形態と同様に棒状の外し治具24を挿入することで操
作片23cを押し上げて、係止羽根23bを閉じ方向に
連動させる。この場合、外し治具24は、両操作片23
cを筒部23aの内壁に当接させるに十分な外径を必要
とする。なお、その他の構成は第1実施形態と同様のた
め説明を省略する。
【0016】上記各実施形態においては、クランプをワ
イヤハーネスに取り付け固定する基板部としてテープ巻
きによるものを示したが、バンド部とバンド締付部を備
えたバンドタイプのクランプにも適用することができる
ことは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のワイヤハーネス用クランプによれば、腕部の操作口に
棒状の外し治具を挿入するのみで、車体の係止孔に係止
した係止羽根を係止解除方向へ撓ませることができるた
め、簡単に係止孔とクランプとの間の係止状態を解除す
ることができる。よって、係止解除後はワイヤハーネス
を引っ張るだけの作業で、クランプを車体の係止孔より
引き出して取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネス用クランプを示す斜
視図である。
【図2】 (A)はクランプの側面図、(B)は要部の
一部切り欠き正面図である。
【図3】 (A)はクランプの取り付け状態の断面図、
(B)は取り外し工程を示す断面図である。
【図4】 (A)(B)は第2実施形態のクランプの断
面図である。
【図5】 (A)(B)(C)は従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 車体 2a 係止孔 10、20 クランプ 11 基板部 12 腕部 12a 操作口 13、23 クリップ部 13a、23a 筒部 13b、23b 係止羽根 13c、23c 操作片 13d 連結片 14、24 外し治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに取り付けられ、車体に
    穿設された係止孔に係止してワイヤハーネスを車体に取
    り付ける樹脂成形品からなるクランプであって、 ワイヤハーネスに固定する基板部と、ワイヤハーネスへ
    の固定領域から外れた方向に上記基板部から延出された
    腕部と、上記係止孔に係止するために上記腕部に設けた
    クリップ部とからなり、 上記クリップ部は腕部の表面に突設した筒部の両側に、
    該筒部の基部側へ向けて広がり状に突出する係止羽根を
    それぞれ備えると共に、該係止羽根の基端部を筒部の内
    部に向けて延出して操作片を形成し、該操作片を押し上
    げることにより上記係止羽根を閉じる方向へ連動可能と
    し、 一方、上記腕部には上記筒部の内部に連通する操作口を
    形成し、該操作口を通して上記操作片を押し上げ操作す
    る外し治具を挿通可能としていることを特徴とするワイ
    ヤハーネス用クランプ。
  2. 【請求項2】 上記両側の係止羽根の基端部からそれぞ
    れ延出した各操作片の端部を、上記操作口側へ向けてV
    字状に延びる連結片により連結している請求項1に記載
    のワイヤハーネス用クランプ。
JP14619098A 1998-05-27 1998-05-27 ワイヤハーネス用クランプ Withdrawn JPH11336721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14619098A JPH11336721A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 ワイヤハーネス用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14619098A JPH11336721A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 ワイヤハーネス用クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11336721A true JPH11336721A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15402179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14619098A Withdrawn JPH11336721A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 ワイヤハーネス用クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11336721A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1038147A (ja) 棒状体の固定具
JPH11336721A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0828529A (ja) クリップ
JP2000240624A (ja) ワイヤハーネスの車体パネル取付用のクランプ
JPH11215667A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP5561088B2 (ja) ワイヤハーネス用のバンド部材
JP4406803B2 (ja) 車両部品の組付構造
JPH11275743A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2002165328A (ja) 電気接続箱及び電気接続箱の取り外し方法
JP2900813B2 (ja) ワイヤハーネス取付用バンド
JP3828752B2 (ja) 配線用クリップ
JP3767638B2 (ja) ボックスアンカー及び該ボックスアンカーを備えた部品
JP3823563B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2002171637A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP3817882B2 (ja) ワイヤハーネスのグロメット通し方法
JP2910602B2 (ja) ワイヤハーネス取付用バンド
JPH11234869A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH11275742A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH11252752A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH08121435A (ja) 錨脚クリップ
JPH11291744A (ja) 装備品固定具
JP2002036984A (ja) 自動車用ランプホールカバー取付構造
JP2004245355A (ja) 部材結合用のアンカー構造およびこれを用いた自動車用プロテクタ
JP3324490B2 (ja) 電気接続箱の固定構造及び電気接続箱
JPH1141744A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802