JPH11336521A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
内燃機関の可変動弁装置Info
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- JPH11336521A JPH11336521A JP14529998A JP14529998A JPH11336521A JP H11336521 A JPH11336521 A JP H11336521A JP 14529998 A JP14529998 A JP 14529998A JP 14529998 A JP14529998 A JP 14529998A JP H11336521 A JPH11336521 A JP H11336521A
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- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0063—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque by modification of cam contact point by displacing an intermediate lever or wedge-shaped intermediate element, e.g. Tourtelot
- F01L2013/0073—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque by modification of cam contact point by displacing an intermediate lever or wedge-shaped intermediate element, e.g. Tourtelot with an oscillating cam acting on the valve of the "Delphi" type
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Abstract
御しつつ装置の横方向の大きさを抑制して全体のコンパ
クト化を図ると共に、バルブリフト量を大きくすること
のできる装置を提供できる。 【解決手段】 駆動カム15の回転によりリンクアーム
19を介して揺動するロッカアーム18と、このロッカ
アームの揺動運動によりリンク部材20を介して吸気弁
12を開閉作動させる揺動カム17とを備え、可変機構
21によって揺動カムがバルブリフター16の頂面16
cに対する当接する位置を変化させてバルブリフトを可
変にする。駆動軸13と揺動カム17との間に介装され
た偏心部材14の偏心ブッシュ30によって、揺動カム
17の揺動中心Zをバルブリフター16の軸線Qよりも
基円面25a側へ所定量βだけオフセット配置して、カ
ムフェース25の頂面16bに対するトラベル量を増大
化した。
Description
時期(バルブタイミング)及びバルブリフト量を機関運
転状態に応じて可変にできる内燃機関の可変動弁装置に
関する。
る燃費の改善や安定した運転性並びに高速高負荷時にお
ける吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保する
等のために、吸気・排気弁の開閉時期とバルブリフト量
を機関運転状態に応じて可変制御する動弁装置は従来か
ら種々提供されており、その一例として特開昭55−1
37305号公報等に記載されているもの知られてい
る。
リンダヘッド1のアッパデッキの略中央近傍上方位置に
カムシャフト2が設けられていると共に、該カムシャフ
ト2の外周にカム2aが一体に設けられている。また、
カムシャフト2の側部には、制御シャフト3が平行に配
置されており、この制御シャフト3に偏心カム4を介し
てロッカアーム5が揺動自在に軸支されている。一方、
シリンダヘッド1に摺動自在に設けられた吸気弁6の上
端部には、バルブリフター7を介して揺動カム8が配置
されている。この揺動カム8は、バルブリフター7の上
方にカムシャフト2と並行に配置された支軸9に揺動自
在に軸支され、下端のカム面8aがバルブリフター7の
上面に当接している。また、前記ロッカアーム5は、一
端部5aがカム2aの外周面に当接していると共に、他
端部5bが揺動カム8の上端面8bに当接して、カム2
aのリフトを揺動カム8及びバルブリフター7を介して
吸気弁6に伝達するようになっている。
チュエータによって所定角度範囲で回転制御されて、偏
心カム4の回動位置を制御し、これによってロッカアー
ム5の揺動支点を変化させるようになっている。
に制御されるとロッカアーム5の揺動支点が変化して、
他端部5bの揺動カム8の上端面8bに対する当接位置
が図中上下方向に変化し、これによって揺動カム8のカ
ム面8aのバルブリフター7上面に対する当接位置の変
化に伴い、揺動カム8の揺動軌跡が変化することにより
吸気弁6の開閉時期(バルブタイミング)とバルブリフ
ト量を可変制御するようになっている。尚、図中10
は、揺動カム8の上端面8bを常時ロッカアーム5の他
端部5bに弾接付勢するスプリングである。
来の動弁装置にあっては、カム2aと揺動カム8がそれ
ぞれカムシャフト2と支軸9に設けられて、両者2a,
8は、機関の巾方向へ大きく離間した位置に別個独立に
配置されている。このため、これらカム2aや揺動カム
8の大きな配置スペースが要求される。
へ大きく離れているため、ロッカアーム5の両端部5
a,5bを必然的に機関巾方向へほぼへ字形状に延出さ
せなければならない。したがって、配置スペースの増加
と相俟ってロッカアーム5の大型化により、動弁装置の
機関への搭載性が悪化すると共に、機関の大型化と重量
の増加が余儀なくされている。
要とするので、部品点数が増加すると共に、カムシャフ
ト2と支軸9との互いの軸心のずれが生じ易くなり、こ
れによってバルブタイミングの制御精度が低下するおそ
れがある。
カム8の上端面8bを直接押圧することによって該揺動
カム8の揺動を得る構成のため、ロッカアーム5の押圧
点(当接位置)が揺動カム8の上端面8bから離脱する
おそれがある。したがって、ロッカアーム5の揺動支点
位置に制約が生じ、揺動カム8の揺動軌跡、ひいては吸
気弁6のバルブタイミング/リフト量を大きく設定する
ことができない。
変動弁装置の課題に鑑みて案出されたもので、請求項1
記載の発明は、機関のクランク軸によって回転駆動し、
外周に駆動カムが固定された駆動軸と、該駆動軸に揺動
自在に設けられ、機関弁をバルブリフターを介して開閉
作動させる揺動カムと、一端部がリンクアームを介して
前記駆動カムに回転自在に連係しかつ他端部が前記揺動
カムの端部に連係したロッカアームと、該ロッカアーム
の揺動支点を可変にする可変機構と、該可変機構を機関
運転状態に応じて作動制御する制御手段とを備え、前記
ロッカアームの揺動支点を可変制御することによって揺
動カムの前記バルブリフターの頂面に対する揺動位置を
変化させて機関弁のリフト量を可変制御する可変動弁装
置であって、前記揺動カムの揺動中心を、前記バルブリ
フターの軸線に対して、揺動カムのベースサークル側へ
所定量オフセットするように配置したことを特徴として
いる。
心をオフセットさせる偏心部材を、駆動軸と揺動カムと
の間に介装された偏心ブッシュと、該偏心ブッシュに突
設されて先端部がシリンダヘッドに固定された腕部とか
ら構成したことを特徴としている。
動中心をオフセットさせる偏心部材を、駆動軸と揺動カ
ムとの間に介装された偏心ブッシュと、該偏心ブッシュ
に突設されて先端部が前記可変機構の制御軸に係合した
腕部とから構成したことを特徴としている。
と揺動カムの揺動中心を同一に設定すると共に、該揺動
カムの揺動中心を、バルブリフターの軸線に対してベー
スサークル側へオフセットするように配置したことを特
徴としている。
動弁装置の第1の実施形態を示し、1気筒あたり2つの
吸気弁を有する内燃機関に適用したものを示している。
ヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設
けられた一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド1
1上部の図外の軸受に回転自在に支持された中空状の駆
動軸13と、該駆動軸13の外周面に、圧入等により固
設された一対の駆動カム15,15と、前記駆動軸13
に回動自在に設けられて、各吸気弁12,12をバルブ
リフター16,16を介して押圧開動させる一対の揺動
カム17,17と、各一端部18aが一対のリンクアー
ム19,19を介して前記各駆動カム15,15に連係
し、各他端部18bが各リンク部材20,20を介して
前記揺動カム17,17に連係した一対のロッカアーム
18,18と、該ロッカアーム18,18の揺動支点位
置を可変にする可変機構21と、該可変機構21を機関
運転状態に応じて作動制御する図外の制御手段とから主
として構成されている。
配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動
スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミ
ングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が
伝達されている。
に、ほぼ筒状を呈し、大径なカム本体15aと、該カム
本体15aの側端面に一体に設けられた筒状部15bと
からなり、内部軸方向に駆動軸圧入孔15cが貫通形成
されていると共に、カム本体15aの軸心Xが駆動軸1
3の軸心Yから径方向へ所定量だけオフセットしてい
る。また、この駆動カム15は、駆動軸13に対し前記
両バルブリフター16,16に干渉しない両外側に駆動
軸圧入孔15cを介して圧入固定されている。また、両
揺動カム17,17の間に位置する部位が軸受22によ
って軸受されている。
に示すように有蓋円筒状を呈し、筒状のスカート部16
aと、該スカート部16aの上端部に一体に有する上壁
とからなり、スカート部16aがシリンダヘッド11に
形成された保持孔11a,11a内に摺動自在に保持さ
れている一方、上壁の頂面16bが駆動軸13の直交方
向に沿って円弧状に形成されている。
大径な円環状の基部19aと、該基部19aの外周面所
定位置に突設された突出端19bとを備え、基部19a
の中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの
外周面に回転自在に嵌合する嵌合孔19cが形成されて
いる一方、突出端19bには、ピン23が回転自在に挿
通するピン孔19dが貫通形成されている。
すように各々ほぼ横U字形状を呈し、内部に一対の偏心
部材14,14が回転自在に嵌挿される大径な挿通孔1
7a,17aが貫通形成されていると共に、各ロッカア
ーム18他端部18b側に位置する各カムノーズ部24
側にはピン孔24aが貫通形成されている。また、各揺
動カム17の下面には、カムフェース25がそれぞれ形
成されている。この各カムフェース25は、一端側に敬
された円弧状の基円面25aと、該基円面25aからカ
ムノーズ部24端縁側に円弧状に延びるカム面25b
と、該カム面25bの先端側に有するカムリフト部25
cとから構成されており、該基円面25aとカム面25
b及びカムリフト部25cが、揺動カム17の揺動位置
に応じて各バルブリフター16の上面所定位置に当接す
るようになっている。すなわち、図5に示すバルブリフ
ト特性からみると、図1に示すように基円面25aの所
定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面2
5bの所定角度範囲θ2がいわゆるランプ区間となり、
さらにカム面25bからカムリフト部25cまでの所定
角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されてい
る。
に示すように円筒状の偏心ブッシュ30と該偏心ブッシ
ュ30の端部に一体に設けられた腕部31とから構成さ
れている。前記偏心ブッシュ30は、内部に駆動軸13
が回転摺動する摺動孔30aが貫通形成されていると共
に、外径が揺動カム17の挿通孔17aの内径より若干
小さく設定されて、揺動カム17を揺動自在に支持して
いる。また、偏心ブッシュ30は、肉厚部30bが図1
中左側に配置されて、揺動カム17の揺動中心Zを駆動
軸13の軸心Yの延長線つまりバルブリフター16の軸
線Qよりも基円面25a(ベースサークル)側へ所定量
βだけオフセット配置されている。一方、腕部31は、
先端部が水平な平坦板状を呈し、該先端部の中央に形成
されたボルト孔31aに挿通したボルト32によってシ
リンダヘッド11の上端部に固定されている。したがっ
て揺動カム17は、偏心部材14によってシリンダヘッ
ド11に安定支持された形になる。
シリンダヘッド11の上端部に設けられて、駆動軸13
の両揺動カム17,17間の部位を支持するメインブラ
ケット22aと、該メインブラケット22aの上端部に
設けられて、後述する制御軸を回転自在に支持するサブ
ブラケット22bとを有し、両ブラケット22a,22
bが一対のボルト22c,22cによってシリンダヘッ
ド11に上方から共締め固定されている。
に示すように、ほぼく字形に折曲形成されて、駆動軸1
3の上方位置に機関巾方向に沿って配置されており、中
央に有する基部18cが後述する制御軸28に揺動自在
に支持されていると共に、一端部18aが前記ピン23
を介してリンクアーム19の突出端19bに回転自在に
連結されている一方、他端部18bがピン26を介して
リンク部材20の一端部20aに回転自在に連結されて
いる。
うに所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部20
a,20bは前記ロッカアーム18の他端部18bと揺
動カム17の一端部24にピン26,27を介して回転
自在に連結している。
リンクアーム19やリンク部材20の軸方向の移動を規
制するスナップリング31が夫々設けられている。
ンブラケット22aとサブブラケット22bとの間に軸
受けされた制御軸28と、該制御軸28に圧入固定さ
れ、ロッカアーム18の基部18cに有するカム孔18
d内に回転自在に嵌挿された制御カム29とから構成さ
れている。
し、内部軸方向に制御軸28に嵌挿して圧入固定される
挿通孔29aが貫通形成されていると共に、その軸心P
1が制御軸28の軸心Pからα分だけ偏倚している。
外の電磁アクチュエータによって所定回転角度範囲内で
回転するように制御されており、前記電磁アクチュエー
タは、機関の運転状態を検出する制御手段である図外の
コントローラからの制御信号によって駆動するようにな
っている。コントローラは、クランク角センサやエアー
フローメータ,水温センサ等の各種のセンサからの検出
信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等により検出
して、前記電磁アクチュエータに制御信号を出力してい
る。
ず、機関低速低負荷時には、コントローラからの制御信
号によって電磁アクチュエータが一方に回転駆動され、
これに伴い、制御軸28も同方向へ所定量回動して、制
御カム29を図6,図7に示すように軸心P1が制御軸
28の軸心Pから左上方向の回動位置に保持され、厚肉
部29bが駆動軸13から上方向に離間移動する。した
がって、ロッカアーム18は、全体が駆動軸13に対し
て上方向へ移動して、他端部18bによってリンク部材
20を上方向へ引き上げる。このため、揺動カム17,
17は、一端部24が強制的に若干引き上げられて全体
が図示のように反時計方向へ回動位置に保持される。
各リンクアーム19を介して各ロッカアーム18の一端
部18aを上下方向へ作動させると、該各ロッカアーム
18が制御カム29を揺動支点として揺動し、他端部1
8bからその揺動力が各リンク部材20を介して各揺動
カム17に伝達される。各揺動カム17は、基円面25
a及びカム面25b,カムリフト部25cがバルブリフ
ター16の頂面16c上を摺接しながら押圧あるいは押
圧を解除して各吸気弁12を開閉作動させるが、そのリ
フト量L1は図7に示すように比較的小さくなる。
リフト量が小さくなると共に、各吸気弁12の開時期が
遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくな
る。このため、燃費の向上と機関の安定した回転が得ら
れる。
は、コントローラからの制御信号によって電磁アクチュ
エータが反対方向に回転駆動される。したがって、図
8,図9に示すように制御軸28が、時計方向(図中矢
印方向)へ所定量回動して制御カム29を図6,図7に
示す位置から反時計方向へ所定量回動させ、軸心P1
(厚肉部29b)を下方向へ移動させる。このため、各
ロッカアーム18は、今度は全体が駆動軸13方向へ移
動して、他端部18bが各リンク部材20を介して各揺
動カム17の一端部24を下方向へ押圧して、各揺動カ
ム17全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
ター16上面に対する当接位置が図8,図9に示すよう
に一端部24側の右方向位置に移動する。このため、駆
動カム15が回転してロッカアーム18を揺動させて揺
動カム17,17を所定範囲で揺動させると、バルブリ
フター16に対するそのリフト量L2は図9Bに示すよ
うに大きくなる。
フト特性が低速低負荷域に比較して大きくなってバルブ
リフト量も大きくなると共に、各吸気弁12の開時期が
早くなる一方、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填
効率が向上し、十分な出力が確保できる。以上のよう
に、機関運転状態に応じて各吸気弁12の開閉時期やバ
ルブリフト量を可変にすることができる。
動支点Zがバルブリフター16の軸線Qから所定量γだ
けオフセット配置されているため、各揺動カム17のカ
ムフェース25のバルブリフター16の頂面16b上を
摺接する面積が拡大されて頂面16bのほぼ全体に亘っ
て摺接することが可能になる。したがって、揺動カム1
7のカムフェース25による頂面16b上のトラベル領
域が大きくなる。すなわち、揺動カム17の揺動支点Z
をバルブリフター16の軸線Qに対してオフセットさせ
ることなく、垂直方向の同一線上に配置した場合には、
揺動カム17はバルブリフター頂面16bの図1中右側
の約半分のみが摺接利用されるだけとなるため、揺動量
が自ずと制約されて、吸気弁12の十分なバルブリフト
量が得られないといった問題があった。しかし、前述の
ように揺動支点Zをバルブリフター16の軸線Qから基
円面25a側へオフセット配置すれば、カムフェース2
5をバルブリフター16の頂面16bのほぼ全体を利用
して摺接させることができるため、揺動角を増加させず
に揺動カム17のバルブリフター頂面16bに対する大
きなトラベル領域が得られる。このため、前記吸気弁1
2のバルブリフト量を大きくすることができる。
くすることなく、大きなトラベル量が得られるため、結
果的にバルブリフター16の外径を可及的に小さくする
ことが可能になり、シリンダヘッド11に対するレイア
ウトの自由度が向上すると共に、全体構造の小型化が図
れる。
bは、揺動カム17の揺動方向に対して円弧状に形成さ
れているため、該各揺動カム17の頂面16bに対する
カムフェース25のトラベル領域のさらに増大化が図れ
る。この結果、頂面16bが水平面と同じバルブリフト
量とするならば、揺動カム17のオフセット配置による
バルブリフト量の増大化と相俟って揺動カム17の揺動
角を小さくすることが可能になり、したがって、リンク
アーム19やリンク部材20などの各リンク機構を小型
化することができ、ひいては装置全体のコンパクト化が
図れる。
動カム15と各揺動カム17とをほぼ同軸上に設けたた
め、機関巾方向の配置スペースを十分に小さくすること
ができる。
れ、外周面全体がリンクアーム基部19aの嵌合孔19
cの内周面全体に摺接するため、外周面の面圧が分散さ
れて、該面圧を十分に低減できる。したがって、嵌合孔
19cの内周面間との摩耗の発生が抑制できると共に、
潤滑も行い易い。さらに、面圧の低下に伴い駆動カム1
5の材料選択の自由度が向上し、加工し易くかつ低コス
トの材料を選択できる。
方式となるため、ロッカアーム18のロッカ比を大きく
とることが可能となり、これによって、駆動カム15の
駆動軸13に対するオフセット量を大きく設定しなくて
も、つまり駆動カム15の外径を大きく設定しなくて
も、揺動カム17の大きな揺動角が得られる。この結
果、装置全体のコンパクト化がさらに助長できる。
がリンク部材20を介して連係しているため、ロッカア
ーム18のロッカ比を比較的大きく設定しても、ロッカ
アーム18と揺動カム17との連係状態が常に保たれ
る。したがって、揺動カム17の大きな揺動角が得られ
ることにより、揺動カム17の前記ランプ区間θ2を大
きくすることが可能になり、これによってバルブリフタ
ー16と揺動カム17の衝突速度を緩和することがで
き、この結果、駆動騒音の発生を抑制することが可能に
なる。
2の間に設けられた軸受22に制御軸28も一緒に軸受
けすることができるので、従来の内燃機関にそのまま搭
載することが可能となり、この結果、シリンダヘッド1
1の形状変更を要さず、製造コストの高騰を防止でき
る。また、駆動軸13も従来と同様の位置とすることが
できるので、この点でもシリンダヘッド11の形状変更
が不要になる。
ロッカアーム18を配置するだけであるから、全高を十
分に低くすることが可能になる。
を示し、偏心部材14の構成を変更したものである。す
なわち、この偏心部材14は、駆動軸13と揺動カム1
7との間に介装され、内部に駆動軸の挿通孔33aを有
する偏心ブッシュ33と、該偏心ブッシュ33の端部に
一体に設けられた腕部34とからなり、偏心ブッシュ3
3の構造は第1の実施形態のものと同様であるが、腕部
34は、単純な平板状を呈し、垂直方向に延設されてい
ると共に、先端部に形成されたほぼU字形の係合溝34
aが前記制御軸28に下方から摺動自在に係合して、偏
心ブッシュ33の回り止めとして機能している。
材14により、前述した第1実施形態と同様な作用効果
が得られることは勿論のこと、腕部34を単に平板状に
形成して先端部の係合溝34aを制御軸28に係合させ
るだけであるから、腕部34の構造が極めて簡素化され
て、製造作業能率の向上と組立作業性も良好になる。
せるだけで回り止めを行うようにしたため、偏心ブッシ
ュ33の駆動軸の挿通孔33a中心に対する腕部34の
係合溝34aの高精度な加工が不要となり、この点でも
製造が容易になる。
揺動カム17の揺動中心Zを駆動軸13の軸心Yと同一
に設定すると共に、該揺動カム17の揺動中心Zを、バ
ルブリフター16の軸線Qに対して基円面25a(ベー
スサークル)側へオフセット配置したものである。すな
わち、駆動軸13を含む揺動カム17全体の配置を変え
て、該揺動カム17の揺動中心Z(垂線R)を、バルブ
リフター16の軸線Qに対して所定量δだけオフセット
配置したものである。したがって、揺動カム17は、カ
ムフェース25とバルブリフター16の平坦な頂面16
bのほぼ全体に亘って摺接させることができ、これによ
ってトラベル領域を増加させることになるので、同じく
バルブリフト量を大きくすることが可能になる。
動軸13の軸心Yつまり、前記垂線Rと同軸に配置され
ている。
これも第3実施形態と同じく、揺動カム17の揺動中心
Z(垂線R)をバルブリフター16の軸線Qに対して基
円面25a(ベースサークル)側へ所定量δだけオフセ
ット配置したものである。したがって、第3の実施形態
と同様な作用効果が得られると共に、吸気弁12の軸心
をバルブリフター16の軸線Qと同軸上に配置すること
によって、バルブリフター16の外径を小さくすること
ができる。この結果、バルブリフター16間のシリンダ
ヘッド11の隔壁の肉厚を大きくでき、強度の向上に伴
う振動の抑制が図れる。
れるものではなく、例えば本装置を排気弁側あるいは吸
気,排気弁側の両方に適用することも可能であり、さら
に1気筒当たり2弁ではなく、1弁のものに適用するこ
とも可能である。
よれば、機関弁のバルブタイミング及びバルブリフト量
を可変制御できることは勿論のこと、駆動カムと揺動カ
ムとを駆動軸に一緒に設けたため、機関巾方向の配置ス
ペースを十分に小さくすることができると共に、ロッカ
アームも機関巾方向へ延設する必要がなくなるため、装
置全体のコンパクト化が図れる。この結果、装置の機関
への搭載性が向上する。
に設けることにより、従来のような特別な支軸が不要に
なるため、部品点数の削減が図れると共に、駆動軸と揺
動カムの互いの軸心精度が出し易いため、バルブタイミ
ングの制御精度の低下を防止できる。
に対して揺動カムの揺動中心をベースサークル側へオフ
セット配置したため、揺動カムのバルブリフター頂面に
対するトラベル領域が増大化し、機関弁のバルブリフト
を大きくすることが可能になる。この結果、運転状態に
応じた機関性能を十分に発揮できると共に、逆に同じバ
ルブリフト量であれば、揺動カムの揺動角を小さくする
ことができるため、装置全体の小型化が図れ、機関上の
レイアウトの自由度が向上すると共に、搭載性が良好と
なる。
シリンダヘッドに固定するようにしたため、揺動カムの
安定化が得られ、バルブタイミングの制御精度の低下を
防止できる。
構造が簡素化され、製造作業能率の向上と組立作業能率
の向上が図れる。
図。
図。
フト特性図。
矢視図。
矢視図。
矢視図。
矢視図。
を示す斜視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 機関のクランク軸によって回転駆動し、
外周に駆動カムが固定された駆動軸と、該駆動軸に揺動
自在に設けられ、機関弁をバルブリフターを介して開閉
作動させる揺動カムと、一端部がリンクアームを介して
前記駆動カムに回転自在に連係しかつ他端部が前記揺動
カムの端部に連係したロッカアームと、該ロッカアーム
の揺動支点を可変にする可変機構と、該可変機構を機関
運転状態に応じて作動制御する制御手段とを備え、前記
ロッカアームの揺動支点を可変制御することによって揺
動カムの前記バルブリフターの頂面に対する揺動位置を
変化させて機関弁のリフト量を可変制御する可変動弁装
置であって、 前記揺動カムの揺動中心を、前記バルブリフターの軸線
に対して、揺動カムのベースサークル側へ所定量オフセ
ットするように配置したことを特徴とする内燃機関の可
変動弁装置。 - 【請求項2】 揺動カムの揺動中心をオフセットさせる
偏心部材を、駆動軸と揺動カムとの間に介装された偏心
ブッシュと、該偏心ブッシュに突設されて先端部がシリ
ンダヘッドに固定された腕部とから構成したことを特徴
とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項3】 前記揺動カムの揺動中心をオフセットさ
せる偏心部材を、駆動軸と揺動カムとの間に介装された
偏心ブッシュと、該偏心ブッシュに突設されて先端部が
前記可変機構の制御軸に係合した腕部とから構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装
置。 - 【請求項4】 前記駆動軸の軸心と揺動カムの揺動中心
を同一に設定すると共に、該揺動カムの揺動中心を、バ
ルブリフターの軸線に対してベースサークル側へオフセ
ットするように配置したことを特徴とする請求項1記載
の内燃機関の可変動弁装置。
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-
1998
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