JPH11336122A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JPH11336122A
JPH11336122A JP6391899A JP6391899A JPH11336122A JP H11336122 A JPH11336122 A JP H11336122A JP 6391899 A JP6391899 A JP 6391899A JP 6391899 A JP6391899 A JP 6391899A JP H11336122 A JPH11336122 A JP H11336122A
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JP
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control valve
tank
swivel
turning
valve
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Application number
JP6391899A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Sato
文紀 佐藤
Nobuo Tono
信夫 東野
Mototake Sunada
基毅 砂田
Hitoo Nasu
仁雄 那須
Takeshi Kajimoto
武志 梶本
Hiroo Nakada
裕雄 中田
Tokuhiro Aikawa
徳浩 相川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックホウにおいて、複数個の弁体を一方向
に配列してなる制御弁を、旋回台に取り付けるにあたっ
て、旋回台における制御弁の取付面積を小さくして、狭
いスペースに制御弁をコンパクトに取付配置できるよう
考慮する。 【解決手段】 走行装置上に、上下方向の軸心回りに回
動自在な旋回台4が設けられると共に、この旋回台4に
油圧機器を制御する制御弁35が備えられ、この制御弁
35は、複数個の弁体35Aが一方向に配列されてな
り、且つ弁体35Aの配列方向が略上下方向となるよう
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木・建設用作業
に供されるバックホウ等の旋回作業機に係り、より、具
体的には、油圧を制御する制御弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土木・建設用のバックホウ等の旋回作業
機にあっては、旋回動作、作業具の起伏動作およびスイ
ング動作並びにドーザー作業の駆動源として油圧が利用
されており、この油圧を制御する制御弁は、ブーム、ア
ーム、バケット、ドーザ等を動かす油圧シリンダや、走
行装置、旋回台等を動かす油圧モータ等のアクチュエー
タを制御する弁体を一方向に配列して相互に連結してな
る多連弁形式のものが採用されており、この制御弁は旋
回台内部に横置として装着されているのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】制御弁を横置として装
着したのでは、その弁体の個数が多いことから、旋回台
における機器取付占有面積を占める割合が高くなり、ま
た、旋回台にはエンジン、タンク等を限られたスペース
内で配置しなければならないことから、旋回台を含めて
機体が大型化し、特に、路地等の狭少空間を走行してか
つ掘削作業を行う小型の旋回作業機にとっては不都合で
あった。また、逆に、小型の旋回作業機の旋回台内の狭
いスペースに制御弁を横置き配置するのは困難であると
共に、制御弁には、複数の弁体を操作するための操作用
リンクを中継として多数本のケーブルが連結されると共
に、圧油の供給・排出用の油圧ホース等が接続されてお
り、旋回台内部は複雑な構造となっているので、旋回台
内部での、弁体、リンク、ケーブルの組み付け作業が大
変であった。
【0004】そこで本発明は、複数の弁体を一方向に配
列してなる制御弁の、該弁体の配列方向を略上下方向と
なるように、制御弁を配置することによって、旋回台に
おける限られたスペース内での制御弁取付面積(制御弁
占有面積)を少なくできるようにすることを主目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、走行装置2上に、上下
方向の軸心回りに回動自在な旋回台4が設けられると共
に、この旋回台4に油圧機器を制御する制御弁35が備
えられ、この制御弁35は、複数個の弁体35Aが一方
向に配列されてなり、且つ弁体35Aの配列方向が略上
下方向となるように配置されている点にある。これによ
って、旋回台4における制御弁35の取付面積が、旋回
台4の水平方向に拡大されることは少なくなって、制御
弁35の取付面積が小さくなり、狭いスペースに制御弁
35をコンパクトに配置でき、旋回台4を大形にしなく
ともエンジン、タンク、バッテリ等の機器を効率よく配
置できる。
【0006】また、制御弁35の少なくとも上部が旋回
台4の上面よりも上方に突出するように配置することに
より、旋回台4上方の広い空間で制御弁35のメンテナ
ンス等を行うことができる。前記構成において、制御弁
35の配置空間をカバー体によって覆って該カバー体内
に制御弁35を収容し、このカバー体を旋回台に開閉自
在又は着脱自在に取り付けるのがよい。カバー体は旋回
台4よりも上方の制御弁配置空間を覆うものであって
も、旋回台4の外面を構成するものであってもよい。
【0007】また、制御弁35が旋回台4の外周側に配
置されると共に圧油の供給・排出用ポートが形成される
面35Cが水平方向外方を向いているのが、メンテナン
ス上好ましい。また、本発明は、走行装置2上に上下方
向の軸心回りに回動自在として旋回台4が設けられ、該
旋回台4上に、運転席22とこの運転席22の左右側方
の一側にタンク6とを備えている旋回作業機において、
前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じて
いる。
【0008】すなわち、本発明に係る旋回作業機の制御
弁装置は、前記タンク6の立面部に沿って複数の弁体3
5Aを上下方向に積み重ねている制御弁35を装着して
いることを特徴とするものである。このように構成した
ことから、制御弁35の装着占有スペースは、旋回台4
の横方向に拡大されることは少なくなって、操縦フロア
は広くなって操縦性は良好となるだけでなく、旋回台4
を大形にしなくともエンジン、タンク、バッテリ等の機
器を効率よく配置できたのである。
【0009】また、本発明では、前記タンク6の上部と
旋回台4とにわたって連結した上下方向のブラケット4
4に、制御弁35を装着していることによって、制御弁
35の重量は、タンク6と旋回台4とに分担して支持さ
れることとなり、これ故、タンク6、特に、作業油タン
ク31を支持する部分の強度の確保が容易となるし、リ
ターンパイプの経路も短縮できるのである。更に、本発
明では、前記制御弁35と弁体35Aの操作用リンク3
9を装着したブラケット44を、タンク6の上部と旋回
台4とにわたって連結しているとともに、該ブラケット
44とタンク6の立面部とにスキマ47を形成している
ことにより、ブラケット44をタンク6と旋回台4にわ
たって連結すれば、制御弁35と操作用リンク39も同
時に組み付け可能となるとともに、スキマ47を有する
ことから、タンク6特に、作動油タンク31と制御弁3
5の放熱面積は充分に確保されて油温上昇等を招くこと
が少ないのである。
【0010】更に、本発明では、前記タンク6の立面部
に前方拡大の傾斜面31Aを形成し、この傾斜面31A
に弁体35Aの操作用リンク39を縦軸心回りに回動自
在として装着しており、制御弁35を上下方向に積み重
ねているブラケット44を、タンク6の上部と旋回台4
とにわたって連結していることによって、操作用リンク
39を介しての操作用ケーブル41をコンパクトに配置
できるとともに、運転者の足元空間を充分に確保できた
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。全体構成を示している図8に
おいて、バックホウで例示する旋回作業機1は、左右一
対のクローラ装置で示している走行装置2上に、旋回軸
受3を介して旋回台4が上下方向(縦方向)の軸心O回
りに360°(全旋回)で回動自在に支持されている。
なお、旋回台4は、通常、内部が、基板11上に厚板材
等からなる枠材、補強板、取付板等を固定して成るフレ
ームによって構成され、外面が、フレームの上面、左右
側面、前面を適宜覆う薄板材によって構成される。
【0012】旋回台4には、エンジン5およびタンク6
が搭載されているとともに、エンジン5を跨いで支持フ
レーム7が立設されており、エンジン5は開閉自在なボ
ンネット8で覆われており、これら等によって走行機体
9が構成されている。前記エンジン5の右側には、油圧
機器に圧油を供給する油圧ポンプ50が装着されてい
る。旋回台4の前部には作業具10が起伏自在でかつ左
右方向にスイング自在として備えられており、具体的に
は、旋回台4の基板11にブラケット12を突出して該
ブラケット12にスイング軸心P廻りに回動するスイン
グブラケット13を装着し、該ブラケット13にブーム
14を装着し、該ブーム14にバケット15を有するア
ーム16を装着し、ブーム14を動かすブームシリンダ
17、アーム16を動かすアームシリンダ18、バケッ
ト15を動かすバケットシリンダ19を備えて構成され
ている。
【0013】走行機体9には、操縦運転装置20が備え
られており、該装置20は、旋回台4前部の左右方向一
側(図例では左側)に配置されていて、旋回台4の上壁
を構成する操縦フロア21上に備えてられている走行レ
バー20Aと、該走行レバー20Aの後方に備えられて
いる運転席22と、運転席22の左右両側に備えられて
いる操縦台23等で構成されており、運転席22の上方
にはキャノピ24を有し、該キャノピ24は支持フレー
ム7等によって支持されている。支持フレーム7は、図
6(1)で示しているように旋回台4の底部でエンジン
5の前側左右と後側左の3ヶ所にそれぞれ支持台25を
固着し、この支持台25のそれぞれに縦柱26を立設す
るとともに、図8で示しているように左側前後の縦柱2
6の上部を前後方向の梁27で連結し、この梁27と前
右側の縦柱26とを左右方向の梁28で連結することで
正背面視で門形に構成されていて、エンジン5を跨いで
いるとともに、左側においてはラジエータ29の囲りを
跨いでいる。
【0014】図6で示しているように、旋回台4の基板
11には左右に側板30が前後方向に延伸されていて該
側板30の後端に左右方向に延伸した区画板RAが立設
されていて、該区画板RAの後方はボンネット8等で構
成したエンジンルームRとされていて該ルームRにエン
ジン5が収容されている。左右側板30上には、図7で
示すように、旋回台4の上部外面を構成する操縦フロア
21が水平面上にて貼着されており、該フロア21の左
側(図4では右側)が乗降口21Aとされている。
【0015】旋回台4は、該旋回台4の側部外面を構成
する左右側壁4A及び前部外面を構成する前側壁4B等
によって腕形状とされていて、区画板RAの左右前側で
側板30の各外方側にタンク6が配置されている。タン
ク6は、右側が作動油タンク31(圧油の収容タンク)
で、左側が燃料タンク32であり、作動油タンク31
は、油圧ポンプ50の前方に配置されると共に、図7で
示すように支持台33等を介して旋回台4の基板11上
に装着されている。
【0016】また、作動油タンク31の配置部分では、
旋回台4の上面側は板材によって覆われておらず開放状
とされ、作動油タンク31は操縦フロア21(旋回台4
上面)よりも上方に突出されており、この旋回台4上面
よりも上方側の作動油タンク31配置空間は、後方及び
下方開放状のカバー体34にて覆われている。一方、燃
料タンク32は碗形状とされた旋回台4に内装されてい
て、その給油口32Aを含んで上部が操縦フロア21よ
り上方に突出されていて容量が増大されている。
【0017】図6および図7で示すように、作動油タン
ク31の前側には、直方体形状のコントロールバルブ
(制御弁)35が、長手方向が上下方向となるように縦
向きに装着されており、操縦フロア21上で作動油タン
ク31近傍にはマルチバルブ36が装着されており、燃
料タンク32の前方にはバッテリ37が配置されて左右
の重量バランスを確保しており、旋回軸受3は旋回モー
タ38で駆動されるリングギヤ3Aを有している。図1
〜図3を参照すると、作動油タンク31の内側立面部に
前方拡大の傾斜面31Aが形成されており、この傾斜面
31Aに操作用リンク39の取付台40が溶接又はボル
ト止め等の手段で固着されており、該取付台40には操
作用ケーブル41の装着用係合溝40Aが上下方向に間
隔をおいて形成されている。
【0018】取付台40の上下端板40Bには上下方向
の支持棒42が装着されており、この支持棒42に操作
用リンク39の複数個が串刺し状とされて上下方向軸心
回りで回動自在とされており、この操作用リンク39を
串刺しするとき、筒カラー43を径方向ピン43Aを介
して介在することによってリンク39のせり合い(一方
のリンクが回動したとき、他方のリンクが不測に回動す
ること)を防止している。作動油タンク31の前面側に
は、弁体35Aを有する長方形ブロック35Bを複数個
積み重ねて成る制御弁35を装着したブラケット44
が、タンク31の立面部に沿って上下方向として装着さ
れている。
【0019】前記制御弁35は、主として油圧機器(左
右の走行装置2用モータ、旋回用モータ、ブームシリン
ダ、アームシリンダ、バケットシリンダ、ドーザ用シリ
ンダ等)を駆動制御するものであり、複数個の弁体35
Aが一方向に配列されてなる(換言すると、前記制御弁
35は、長方形ブロック35Bに、軸方向に摺動するス
プールからなる弁体35Aを設けて構成された直動スプ
ール形切換弁からなるバルブBを、弁体35Aの摺動方
向に直交する方向に配列すると共に、相互に連結されて
構成されている)。そして、1つの弁体35Aで1つの
油圧機器が制御されるようになっている。
【0020】なお、制御弁35には、リリーフ弁も組み
込まれている。また、前記制御弁35は、弁体35A
(バルブB)の配列方向が上下方向となるように配置さ
れており、制御弁35の下部は旋回台4内に位置される
と共に、制御弁35の配置部分においても、作動油タン
ク31の配置部分と同様、旋回台4の上面側は板材によ
って覆われておらず開放状とされ、制御弁35は中途部
から上部に亘って旋回台4の上面よりも上方に突出して
いる。このように制御弁35を弁体35Aの配列方向が
上下方向となるように配置することで、旋回台4におけ
る制御弁35の取付面積を小さくでき、制御弁35を狭
いスペースにコンパクトに配置でき、また、弁体35A
の個数にかかわらず旋回台4における制御弁35の取付
面積を一定とすることができるのである。
【0021】そして、この旋回台4よりも上方側の制御
弁25配置空間は、前記カバー体34によって覆われて
おり、該カバー体34内に制御弁35及び作動油タンク
31が収容されている。このカバー体34は、図9に示
すように、その前部下端側がヒンジ51等によって、旋
回台4の上面側に左右方向の軸心回りに回動自在(上下
揺動自在)に取り付けられて開閉自在とされており、図
9に仮想線で示すように、カバー体34をヒンジ34の
枢軸回りに回動させて開けることにより、旋回台4上面
よりも上方の、制御弁35及び作動油タンク31の配置
空間が開放状とされ、広い空間で、制御弁35のメンテ
ナンス(リリーフ圧の調整、圧油の供給・排出用ポート
等からの油洩れの点検等)が行えるようになっている。
【0022】なお、カバー体34は、左右方向外方にス
ライドさせることにより、旋回台4から取り外せるよう
になっており、制御弁35の前面側のメンテナンスが容
易に行えるように構成されている。また、旋回台4より
も下方の、制御弁35配置空間の左右方向外側は、旋回
台4の右側側壁4A(カバー体)によって覆われている
と共に、該側壁4Aは、旋回台4の骨格を構成するフレ
ームに着脱自在に取り付けられており、この側壁4Aを
取り外すことにより、制御弁35の下部側のメンテナン
スが容易に行えるように構成されている。
【0023】また、前記制御弁35の、各バルブBの弁
体35Aは左右方向に摺動自在とされていると共に、各
バルブBの、弁体35A摺動方向に直交する方向で且つ
弁体35A配列方向に直交する方向の一面に、圧油の供
給・排出用ポートが形成され、この圧油の供給・排出用
ポートが形成される面35Cが、前方(水平方向外方)
を向くように制御弁35が配置されており、圧油の供給
・排出用ポートが形成される面35Cのメンテナンス等
が容易に行えるように配置されている。なお、制御弁3
5は、弁体35A(バルブB)の配列方向が上下方向に
対して若干傾斜する方向となるように配置されていても
よく、弁体35Aの配列方向が略上下方向となるように
配置されていればよい。
【0024】また、制御弁35はその全体が旋回台4の
上面よりも上方に突出するようになっていてもよい。ま
た、カバー体34は、ボルト等によって旋回台4に着脱
自在に取付固定されていてもよい。さらに、カバー体3
4は、図11に示すように、カバー体34の一部(図例
では上部)が蓋体52によって開閉自在又は着脱自在並
びに開閉自在で且つ着脱自在とされていてもよい。ま
た、図10に実線で示すように、制御弁35は、弁体3
5Aが前後方向に摺動し、圧油の供給・排出用ポートが
形成される面35Cが左右方向外方を向くように配置さ
れていてもよく、また、図10に仮想線で示すように、
弁体35Aが前後方向に対して傾斜する水平方向に摺動
し、圧油の供給・排出用ポートが形成される面35Cが
前後方向と左右方向との間の斜め方向外方(又は内方)
を向くように配置されていてもよい。
【0025】また、制御弁35は旋回台4の何処に配置
されていてもよいが、前述した場所の他、旋回台4の外
周側に配置されるのが好ましく、さらに、圧油の供給・
排出用ポートが形成される面35Cはどの方向を向いて
いてもよいが、水平方向外方を向いているのがメンテナ
ンス上好ましい。前記弁体35Aの一端には、操作用リ
ンク39が一方のピン39Aを介して枢着され、他方の
ピン39Bにケーブル41が枢着されている。これ故、
ケーブル41が運転席22の両側に備えている操縦台2
3の操作レバー23Aによって押引されることによって
弁体35Aがリンク39を介して(中継として)左右方
向(水平面上)に摺動され、対応する油圧機器を人為的
に遠隔操作可能としている。
【0026】ブラケット44はL字形状であってその一
端がタンク31の上部にスペーサ44Aを介在した状態
でボルト45で連結しており、他端(下端)は旋回台4
(旋回台4に固定されているブラケット等を含む)にボ
ルト46によって連結されている。すなわち、弁体35
Aを上下方向に積み重ねて装着しているブラケット44
はタンク31と旋回台4とにわたって縦向で連結されて
いて、この連結状態においてタンク31との間にスキマ
47が形成され、タンク31および制御弁35それぞれ
の放熱面積を確保しているのである。
【0027】また、制御弁35をブラケット44に装着
し、取付台40には支持棒42を介してリンク39を装
着し、かつケーブル41を溝40Aを介して装着してお
くことにより、サブアッセンブリ化した状態でブラケッ
ト44と取付台44を取着可能であり、最後に、ピン3
9Aを介してリンク39と弁体35Aを枢着すれば良い
のである。このように、ブラケット44に複数の弁体3
5Aを装着した状態で一挙に組付けが可能であり、弁体
35Aを個別に組付けるものに比較して組立精度が向上
するだけでなく、組付けも容易となるのである。
【0028】同様に、取付台40にリンク39とケーブ
ル41を装着した状態で一挙に組付け可能としているの
である。このように構成したことによってホース48の
長さも短くなるし、該ホース48をサブアッセンブリ化
することも可能となったのである。図4および図5は本
発明の他の有用な実施形態を示しており、ブラケット4
4に取付台40を一体的に取着しておくことで弁体35
Aとリンク39をサブアッセンブリ化してケーブル41
を最後にピン39Bにて枢着するものである。
【0029】その他の構成は図1〜3と同じであること
から共通部分は共通符号で示している。図6で示すよう
に、タンク31に傾斜面31Aを形成したことによって
リンク39をコンパクトに装着できて運転席22の足元
が広くできるとともに、区画板32Aにケーブル41の
挿通窓32Bを形成することによってケーブル41を一
旦エンジンルーム32内に通してステップ(操縦フロ
ア)の下部に配線することにより、ケーブル41の曲げ
半径が大きくなり、該ケーブル41を介しての操作力の
伝達が損失少なくかつ正確になるとともにケーブル41
の耐久性も向上したのである。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、複数
の弁体を一方向に配列してなる制御弁の旋回台における
取付面積を小さくできるので、制御弁35を狭いスペー
スにコンパクトに配置できて他の構成機器を限られた旋
回台の範囲内に効率よく装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(1)は立側面
図、(2)は要部の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の他側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】旋回台(走行機体)を示し、(1)は平面図、
(2)は側面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】バックホウで示す旋回作業機の側面図である。
【図9】走行機体の側面一部断面図である。
【図10】制御弁の配置の変形例を示す平面図である。
【図11】カバー体の変形例を示す側面一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 旋回作業機 2 走行装置 4 旋回台 6 タンク 22 運転席 35 制御弁 35A 弁体 39 操作リンク 41 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 那須 仁雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 梶本 武志 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中田 裕雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 相川 徳浩 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(2)上に、上下方向の軸心回
    りに回動自在な旋回台(4)が設けられると共に、この
    旋回台(4)に油圧機器を制御する制御弁(35)が備
    えられ、この制御弁(35)は、複数個の弁体(35
    A)が一方向に配列されてなり、且つ弁体(35A)の
    配列方向が略上下方向となるように配置されていること
    を特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 制御弁(35)の少なくとも上部が旋回
    台(4)の上面よりも上方に突出するように配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 制御弁(35)の配置空間がカバー体に
    よって覆われると共に、このカバー体が旋回台(4)に
    開閉自在又は着脱自在に備えられていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の旋回作業機。
  4. 【請求項4】 カバー体が旋回台(4)よりも上方の制
    御弁配置空間を覆うものであることを特徴とする請求項
    3記載の旋回作業機。
  5. 【請求項5】 カバー体が旋回台(4)の外面を構成す
    るものであることを特徴とする請求項3記載の旋回作業
    機。
  6. 【請求項6】 制御弁(35)が旋回台(4)の外周側
    に配置されると共に圧油の供給・排出用ポートが形成さ
    れる面(35C)が水平方向外方を向いていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の旋回作業機。
  7. 【請求項7】 走行装置(2)上に上下方向の軸心回り
    に回動自在として旋回台(4)が設けられ、該旋回台
    (4)上に、運転席(22)とこの運転席(22)の左
    右側方の一側にタンク(6)とを備えている旋回作業機
    において、 前記タンク(6)の立面部に略沿って複数の弁体(35
    A)を略上下方向に積み重ねている制御弁(35)を装
    着していることを特徴とする旋回作業機。
  8. 【請求項8】 タンク(6)の上部と旋回台(4)とに
    わたって連結した略上下方向のブラケット(44)に、
    制御弁(35)を装着していることを特徴とする請求項
    7記載の旋回作業機。
  9. 【請求項9】 制御弁(35)と弁体(35A)の操作
    用リンク(39)を装着したブラケット(44)を、タ
    ンク(6)の上部と旋回台(4)とにわたって連結して
    いるとともに、該ブラケット(44)とタンク(6)の
    立面部とにスキマ(47)を形成していることを特徴と
    する請求項8記載の旋回作業機。
  10. 【請求項10】 タンク(6)の立面部に前方拡大の傾
    斜面(31A)を形成し、この傾斜面(31A)に弁体
    (35A)の操作用リンク(39)を上下軸心回りに回
    動自在として装着しており、制御弁(35)を略上下方
    向に積み重ねているブラケット(44)を、タンク
    (6)の上部と旋回台(4)とにわたって連結している
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の旋回作業機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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