JPH11335041A - エレベータ用巻上機 - Google Patents
エレベータ用巻上機Info
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- JPH11335041A JPH11335041A JP14960698A JP14960698A JPH11335041A JP H11335041 A JPH11335041 A JP H11335041A JP 14960698 A JP14960698 A JP 14960698A JP 14960698 A JP14960698 A JP 14960698A JP H11335041 A JPH11335041 A JP H11335041A
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- brake
- sliding surface
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
可能なエレベータ用巻上機を得る。 【解決手段】 ベッド１３に固定された一対の軸受１
４，１５と、この両軸受１４，１５間に回転可能に支持
された綱車１７と、この綱車１７の回転に制動をかける
ブレーキ装置１９とを備えたエレベータ用巻上機におい
て、ブレーキ装置１９を、綱車１７の両側部に形成され
た摺動面１７ａ，１７ｂと、この摺動面１７ａ，１７ｂ
に対しその軸方向両側から接離可能に構成されたブレー
キパッド１８とで構成した。
Description
機に係り、特にそのブレーキ装置の構造に関するもので
ある。
報に開示された従来のエレベータ用巻上機の構成を示す
部分断面した正面図、図６は従来のエレベータ用巻上機
の他の構成を示す部分断面した正面図である。図におい
て、１は基礎上に設置されたベッド、２，３はそれぞれ
と所定間隔を介しベッド１に取り付け固定された軸受、
４は軸受２，３に回転可能に取り付けられた軸、５は軸
受２，３間の軸４に嵌着され一体に取り付けられた綱
車、６は綱車５の一側で径方向外方へ延在して両面に摺
動面が形成されたブレーキディスク、７はブレーキディ
スク６の摺動面に対してその軸方向両側から接離可能に
構成されたブレーキパッドで、ブレーキディスク６の周
方向２カ所に設けられている。８はブレーキパッド７を
軸方向に駆動して制動の動作、解除を行うブレーキ駆動
装置としての油圧または電磁ブレーキ装置、９は軸４に
固定された回転子１０と軸受３に固定された固定子１１
でなる駆動モータとしての同期電動機、１２は綱車５と
ブレーキディスク６間に設けられた胴部である。
キ駆動装置８が制動解除され、駆動モータ９の運転で綱
車５が回転することにより綱車５に巻き付けられたロー
プ（図示せず）に吊持されたカゴ等の昇降体（図示せ
ず）が昇降する。次に、昇降体を停止する場合は、駆動
モータ９を停止させ同時にブレーキ駆動装置８を制動方
向に動作させて、ブレーキパッド７をブレーキディスク
６の摺動面に圧接させブレーキディスク６に制動をかけ
昇降体を所定位置に停止させる。この構成によればブレ
ーキディスク６と綱車が一体化されていることにより、
装置全体の軸方向長さを短くできる。
上機は上記のように構成されているので、ブレーキディ
スク６の綱車５側の摺動面にロープの潤滑油が付着し、
摺動面の摩擦係数が変化して所定のブレーキトルクを確
保できなくなるという問題点があった。この対応策とし
て図６に示すように綱車５とブレーキディスク６との間
に胴部１２を設け、潤滑油の付着を防止する構成とする
ことができるが、この構成では装置の全長が長くなり大
形化するという問題点があった。
ためになされたものであり、ブレーキ制動が有効に作用
し、かつ小形化が可能なエレベータ用巻上機を提供する
ことを目的とする。
わるエレベータ用巻上機は、ベッドに固定された一対の
軸受と、この両軸受間に回転可能に支持された綱車と、
この綱車の回転に制動をかけるブレーキ装置とを備えた
エレベータ用巻上機において、ブレーキ装置は、綱車の
両側部に形成された摺動面と、この摺動面に対しその軸
方向両側から接離可能に構成されたブレーキパッドとを
備えたものである。
巻上機は、請求項１において、摺動面は綱車と着脱可能
な部材で形成されているものである。
実施の形態１を図について説明する。図１はこの発明の
実施の形態１によるエレベータ用巻上機の構成を示し、
（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側面図、図２はブレ
ーキ駆動装置の構成を示す断面図である。図において、
１３は基礎上に設置されたベッド、１４，１５はそれぞ
れ所定間隔を介してベッド１３に取り付け固定され、後
述するブレーキ駆動装置の保持枠１４ａ、１５ａを備え
た軸受、１６は軸受１４，１５に回転可能に取り付けら
れた軸、１７は軸受１４，１５間の軸１６に一体に取り
付けられ軸方向両側部に摺動面１７ａ，１７ｂが形成さ
れた綱車、１８は摺動面１７ａ，１７ｂに対してその軸
方向両側から接離可能に構成されたブレーキパッドで、
摺動面の１７ａ、１７ｂそれぞれの周方向２カ所に設け
られている。
して制動の動作、解除を行うブレーキ駆動装置としての
ここでは油圧ブレーキ装置で、図２に示すように、保持
枠１４ａまたは１５ａに保持される駆動軸ケース２０
と、この駆動軸ケース２０内を軸方向に摺動可能に形成
され端部にブレーキパッド１８が固着された駆動軸２１
と、駆動軸ケース２０と駆動軸２１に介在し駆動軸２１
を摺動面１７ａまたは１７ｂ方向に付勢するばね２２
と、駆動軸ケース２０と駆動軸２１によって形成される
空間Ｑに油圧を加え駆動軸２１をばね２２の付勢と逆方
向に移動させる加圧装置２３とで構成する（従来と同
等）されている。２４は軸１６に直結され綱車１７を駆
動するモータである。
ータ２４の運転で綱車１７が回転することにより綱車１
７に巻き付けられたロープ（図示せず）に吊持された昇
降体（図示せず）が昇降する。駆動モータ２４が稼動中
はブレーキ駆動装置１９が制動解除されブレーキパッド
１８が摺動面１７ａ、１７ｂから離れた状態となってい
る。次に昇降体（図示されてない）の昇降体を停止させ
る場合は、駆動モータ２４を停止させると同時にブレー
キ駆動装置１９の加圧装置２３を解除する。これにより
駆動軸ケース２０内の空間Ｑは減圧さればね２２の付勢
力によって駆動軸２１が移動し、ブレーキパッド１８を
介して綱車１７両側部に形成された摺動面１７ａ、１７
ｂに制動力を与え、昇降体を所定位置に停止させる。
綱車１７の両側部に摺動面１７ａ、１７ｂを形成し、こ
の摺動面１７ａ、１７ｂに対しその軸方向両側からブレ
ーキパッド１８を接離可能に構成するようにしたので、
摺動面に潤滑油による影響がなく、全長を短く、かつ高
さも低くでき装置を小形化することが可能になる。ま
た、ブレーキ駆動装置１９をそれぞれの軸受１４，１５
で保持するようにしたので、ブレーキ駆動装置１９が軸
受に一体化されコンパクト化が可能になる。
動装置１９を保持する保持枠１４ａ、１５ａは軸受１
４，１５の座に立設したものを示したが、図３の
（Ａ）、（Ｂ）に示すように、軸受２５，２６にそれぞ
れ軸と直角で水平方向に突出する保持枠２５ａ，２６ａ
を設けた構成としブレーキ駆動装置１９を保持するよう
にしても同様の効果が得られることは云うまでもない。
態２によるエレベータ用巻上機の綱車の構成を示す主要
部の断面図である。図において、２７は軸１６に嵌着さ
れた綱車、２８は綱車２７の軸方向両側にそれぞれ取付
ボルト２９で固着され摺動面３０が形成された例えば材
質ＦＣＤ５００でなる摺動部材である。
ータ用巻上機の綱車にはＦＣＤダクタイル鋳鉄が用いら
れているが、使用されるロープの材質に対応してなじみ
の良い硬度が選定され、例えば比較的低層階ビルでは軟
らかいＥ種ロープが使用されているため、綱車材質はＦ
ＣＤ５００（ブリネル硬さ１８０〜２００）を、超高層
階ビルでは硬いＡ種ロープが使用されているため、綱車
材質はＦＣＤ６００（ブリネル硬さ２３０〜２７０）が
用いられている。このような硬度の相違がブレーキ摺動
面の摩擦係数の相違となり、特に硬度が高くなると摩擦
係数が安定しないことがあるため、摺動面の材質を比較
的硬度の低いＦＣＤ５００に統一することが望ましい。
綱車の摺動面３０を綱車２７に対して着脱可能な摺動部
材２８で形成するようにしたので、綱車２７が異なる材
質のものに変わっても同じ摺動部材２８を使うことによ
り、摩擦係数が一定に維持されるため制動トルクを安定
させることが可能となる。
れば、ベッドに固定された一対の軸受と、この両軸受間
に回転可能に支持された綱車と、この綱車の回転に制動
をかけるブレーキ装置とを備えたエレベータ用巻上機に
おいて、ブレーキ装置を、綱車の両側部に形成された摺
動面と、この摺動面に対しその軸方向両側から接離可能
に構成されたブレーキパッドとで構成したので、摺動面
に潤滑油による影響がなく、かつ装置を小形化すること
が可能なエレベータ用巻上機を提供することができる。
項１において、摺動面を綱車と着脱可能な部材で形成す
るようにしたので、綱車が異なる材質のものに変わって
も同じ摺動面にすることができ、摩擦係数が一定に維持
されるため制動トルクを安定させることが可能なエレベ
ータ用巻上機を提供することができる。
機の構成を示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側
面図である。
る。
形態の構成を示し、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその
側面図である。
機の綱車の構成を示す主要部の断面図である。
断面した正面図である。
部分断面した正面図である。
ａ，１７ｂ 摺動面、１８ ブレーキパッド、１９ ブ
レーキ駆動装置、２７ 綱車、２８ 摺動部材、３０
摺動面。
Claims (2)
- 【請求項１】 ベッドに固定された一対の軸受と、この
両軸受間に回転可能に支持された綱車と、この綱車の回
転に制動をかけるブレーキ装置とを備えたエレベータ用
巻上機において、上記ブレーキ装置は、上記綱車の両側
部に形成された摺動面と、この摺動面に対しその軸方向
両側から接離可能に構成されたブレーキパッドとを備え
たことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 【請求項２】 摺動面は綱車と着脱可能な部材で形成さ
れていることを特徴とする請求項１に記載のエレベータ
用巻上機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960698A JP3617771B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | エレベータ用巻上機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960698A JP3617771B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | エレベータ用巻上機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11335041A true JPH11335041A (ja) | 1999-12-07 |
| JP3617771B2 JP3617771B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=15478893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14960698A Expired - Lifetime JP3617771B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | エレベータ用巻上機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3617771B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020064A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ用巻上機 |
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-
1998
- 1998-05-29 JP JP14960698A patent/JP3617771B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN109986386B (zh) * | 2019-05-13 | 2024-03-15 | 福建省华银铝业有限公司 | 一种电梯刹车片加工装置及加工方法 |
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|---|---|
| JP3617771B2 (ja) | 2005-02-09 |
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