JPH11333672A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH11333672A
JPH11333672A JP15836398A JP15836398A JPH11333672A JP H11333672 A JPH11333672 A JP H11333672A JP 15836398 A JP15836398 A JP 15836398A JP 15836398 A JP15836398 A JP 15836398A JP H11333672 A JPH11333672 A JP H11333672A
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JP
Japan
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work
workpiece
control device
position detector
sensor
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JP15836398A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Yamano
敏広 山野
Katsuyuki Goto
勝征 後藤
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの移動とセンサによるワークの計測動
作とを共に行わせうるワーク搬送装置の提供。 【解決手段】 ワーク搬送装置の移動を制御する専用の
制御装置51を設ける。そしてワーク搬送装置のワーク
把持用グリッパ爪16の近傍にワーク計測用センサ36
を取り付ける。ワーク搬送装置のX・Y・Z3軸方向移
動位置検出用として通常の位置検出器と併設して高分解
能位置検出器を設ける。そしてセンサ36によるワーク
Wの計測時には高分解能位置検出器を切り換え使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御工作機械に
対し数値制御装置によって移動位置を制御されワークを
搬出入するワーク搬送装置に関するものであり、更に詳
しくはワーク搬送装置のワーク把持部近傍に接触センサ
を設け数値制御装置の制御機能を用いてワークの各種計
測検知を行わせるワーク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、工作機械の加工システムは工作機
械本体,計測装置,ワーク搬送装置,各種監視装置及び
これらの制御装置が適宜組み合わされて構成される。ワ
ークに対する計測検知に関しては先ず搬送すべきワーク
が存在するか否かを確認し、存在する場合には搬送可能
か否かを識別するためにワークの形状及び大きさを計測
することが必要となる。更にワーク把持のためにワーク
位相のチエックも必要な場合がある。昨今の工作機械に
よる加工生産の傾向として、異種類の工作物を小ロット
多品種生産することが多く、より一層の厳密な計測検知
が重要度を増してきている。
【0003】従来のワーク計測検知及び搬送の手順を示
す。 1.素材ワーク用ストッカ内に移動可能に検出器を配設
して素材ワークが存在するか否かを検知する。 2.素材ワーク用ストッカ内に別の計測器を移動可能に
配設して素材ワークの形状・大きさを計測する。 3.必要ならば素材ワークの位相を検出する。 4.必要ならば素材ワークを位相決め装置によって所定
角度位置に位相位置決めする。 5.搬送装置に設けたグリッパの開き量を決めてストッ
カ内の素材ワークを把持し工作機械に搬入する。 6.必要ならばワークの位相に合わせて工作機械のチャ
ックを所定角度位置に停止させる。 7.搬送装置のグリッパから工作機械チャックに素材ワ
ークの受渡しを行う。 8.切削加工後、刃物台等に設けた計測器にて完成品ワ
ークの寸法計測を行い搬送装置のグリッパにて完成品を
把持し完成品ワークの搬出を行う。
【0004】従来は上述のように計測器,検出器を各部
に設け、それぞれの計測器からの信号により各部装置を
作動させる。この制御を工作機械本体用の中央制御装置
にて統括制御していた。
【0005】従来のこれらの各種計測器を用いた制御の
状態を旋盤に適用した場合について図9に示す制御関係
図により説明する。
【0006】旋盤本体の各部動きを制御する中央制御装
置100は旋盤主軸の回転及び定位置停止制御、刃物台
のX・Y・Z移動及び工具選択制御、心押台のZ移動及
びスリーブクランプ制御、ドア開閉制御、クーラント放
水制御、チャックの爪開閉制御、完成品ワークの計測制
御等旋盤本体部分の制御以外に次に述べる制御をも行っ
ていた。即ちワーク搬送装置101のX・Y・Z移動制
御、ワーク把持用グリッパ102の開閉制御、素材ワー
クストッカ103内に設けられたワーク有無検出器10
4とワーク寸法計測器105の作動制御及び計測制御、
素材ストッカ103内における素材装置パレット106
の回動制御を合わせて行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で述べた計測
検知の方法では各部に計測器を設けているので、これら
各計測器をそれぞれ駆動させ、またこの駆動を制御する
必要がある。更にこれらの制御は工作機械の本体の制御
を行う中央制御装置と連絡して中央制御装置にて統合し
た制御を行わねばならず、機構・制御ともに複雑になる
という問題を有していた。また経済的にも負担が大き
く、更に作業準備段階での負担も大きくなるという問題
を有していた。
【0008】本発明は従来技術の有するこのような問題
に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、
ワーク搬送装置用に専用の制御装置を設け、またワーク
搬送装置のワーク把持部近傍に計測センサを取り付け、
この専用制御装置にてワーク搬送を制御するばかりでな
く、ワークの計測検知動作用のセンサ移動をも制御さ
せ、制御機構の削減、制御系の軽減、直接検知による信
頼性の増大を図ることの出来る接触センサ付のワーク搬
送装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明の装置は、ワーク搬送用に数
値制御装置を設け、この数値制御装置によりワーク把持
部近傍に取り付けたセンサにてワーク計測を行わせるも
のである。
【0010】上述の装置によればワーク搬送用に数値制
御装置を設けているので、工作機械本体用の中央制御装
置の負担の軽減すること出来る。またワーク把持部近傍
にセンサを取り付けてワーク計測を行わせるようになし
たので、ワーク計測用としてセンサの駆動機構及びこの
駆動の制御装置が不要となり、専用計測手段のためのス
ペースを省くことが出来、また価格が安価となる。更に
ワーク把持部近傍に取り付けたセンサによって主軸チャ
ックに把持されている完成品ワークを計測するようにな
したので、旋盤においては刃物台工具取付部に計測器を
取り付ける必要がなくなり、刃物台に一層多くの工具を
取り付けることが可能となる。
【0011】請求項2に記載の本発明の装置は、ワーク
把持部の旋回動機構を設け、ワーク近傍に取り付けたセ
ンサの接触子をワーク方向に指向させるようになしたも
のである。上述の装置によればワーク把持部の旋回動に
よりセンサを回動させるので、センサ専用の旋回装置が
不要となり一層構造が簡素なものとなる。
【0012】請求項3に記載の本発明の装置は、ワーク
搬送用の位置検出器とは別にワーク計測用として高分解
能を有す位置検出器を併設したものである。上述の装置
によればワーク搬送時とワーク計測時とで二つの位置検
出器を切り換え使用するのでワーク計測を高精度にて行
うことが出来る。
【0013】請求項4に記載の本発明の装置は、ワーク
把持部の位置を検出する位置検出器を設け、ワーク把持
の際にワーク直径の計測を行うものである。上述の装置
によればワーク把持とワーク直径の計測とを同時に行う
ことが出来るので構造が簡単になるばかりではなく、非
加工時間を短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もとづいて説明する。図1はワーク搬送装置としてのロ
ーダを旋盤に用いた場合の概略説明図である。
【0015】旋盤本体1の主軸台2には水平Z軸方向に
図示しない主軸が回転角度位置決め可能に軸承されてい
て、主軸の前端にはワーク把持用のチャック3が取り付
けられている。ベッド4に設けられた上下2対のZ軸方
向摺動面5A,5Bには主軸軸線を挟んで上下2つの往
復台6A,6BがZ軸方向に移動位置決め可能に載置さ
れている。そして各往復台6A,6Bの上面に設けられ
たX軸方向の摺動面7A,7B上にはそれぞれ刃物台8
A,8BがZ軸に直角に移動位置決め可能に取り付けら
れている。
【0016】上記旋盤全体を取り囲む直方体状に枠体1
1が設けられていて、この枠体11の上部2本のZ軸方
向の梁12に跨がった状態でX軸方向に伸びるローダビ
ーム13がZ軸方向に移動位置決め可能に取り付けられ
ている。ローダビーム13はX軸方向のレール13aを
有していて、このレール13aにはローダ本体14がX
軸方向に移動位置決め可能に取り付けられている。ロー
ダ本体14のZ軸方向心押台側前端面には垂直Y軸方向
に移動位置決め可能にローダアーム15が取り付けられ
ていて、先端部にはワーク把持用の一対のグリッパ爪1
6がZ軸方向に開閉移動して位置決め可能に取り付けら
れている。旋盤本体1の作業者側手前左前部には素材ワ
ークWを複数のパレット18にそれぞれ載置して、これ
らパレット18を水平面内で回動させ、必要なパレット
を所定のワーク取り出し位置に位置決めする素材ワーク
用のストッカ17が設けられている。
【0017】図2はローダ本体14の内部機構を示す説
明図である。ローダ本体14には上下Y軸方向にボール
ねじ20が回転可能に軸承されていて、ローダ本体14
の上面に取り付けられている位置検出器21a付のサー
ボモータ21にカップリング22により連結されていて
回転される。このボールねじ20に噛み合っているボー
ルねじナット23はローダアーム15に固着されてい
て、数値制御装置の指令により前記サーボモータ21が
回転して、ローダアーム15は上下Y軸方向に制御移動
する。
【0018】ローダ本体14とローダアーム15との対
面部位のうちローダ本体14側には前記サーボモータ2
1に取り付けられている位置検出器21aよりも高分解
能をもつ位置検出器24のスケール部24−1が、また
ローダアーム15側にはスライダ24−2が取り付けら
れている。そしてローダアーム15のY軸方向の位置検
出に際し、ワーク搬送時とワーク計測時とにより上記2
つの位置検出器21a,24を切り換え使用する。そし
ていずれの場合も移動させられたローダアーム15のY
軸方向位置を検知して数値制御装置に伝達する。
【0019】尚上述においてはY軸方向についてのみ説
明したが、X軸方向・Z軸方向に関してもワーク搬送用
位置検出器に対し、より高分解能をもつ位置検出器を併
設し、ワーク搬送時とワーク計測時とで位置検出器を切
り換え使用するものでる。
【0020】図3,図4はローダアーム15の先端に設
けられた一対のグリッパ爪16及びワーク検知センサ3
6の駆動機構を示す概略説明図である。
【0021】ローダアーム15の下端部は二股状に分か
れて支持部15aを形成していて、その間に旋回体25
を挟持している。旋回体25は水平X軸方向に枢軸26
を有し、前記ローダアーム15の下部二股状の支持部1
5aによりYZ面内にて旋回割出し可能に枢支されてい
る。更に枢軸26には一体的にウオームホイール27が
設けられている。ローダアーム15には軸心をZ軸方向
とし、出力軸28を下方に向けてサーボモータ29が取
り付けられている。そして前記出力軸28の下端には前
記ウオームホイール27と噛み合うウオーム30が設け
られていて、サーボモータ29の駆動によって旋回体2
5が図4の矢印イ・ロ方向に90°旋回する。
【0022】前記旋回体25はX軸方向に案内溝25a
を有していて、この案内溝25aに摺動可能に一対のグ
リッパ爪16が取り付けられている。また旋回体25に
は前記案内溝25a内でX軸方向に中央部にてねじれ方
向が互いに逆となる駆動ねじ軸31が枢支されていて、
前記一対のグリッパ爪16とそれぞれ螺合している。そ
して駆動ねじ軸31は旋回体25に取り付けたサーボモ
ータ32の出力軸と連結していて、サーボモータ32の
駆動によって一対のグリッパ爪16が同時に同量互いに
離れたり近寄ったり開閉移動を行う。
【0023】旋回体25のグリッパ爪16根本部近傍に
はX軸方向に位置検出器33のスケール33−1が取り
付けられていて、各グリッパ爪16の根本部に取り付け
たスライダ33−2とによりグリッパ爪16の位置検出
器を行う。一対のグリッパ爪16には内側に2個ずつ上
下方向に対し45°の角度で接触子34が絶縁材を介し
て取り付けられていて、ワークと接触したとき信号を数
値制御装置に送る。
【0024】このときワーク直径がΔd寸法増減するに
対応してグリッパ爪16の間隔も√2Δd寸法増減する
ことになる。また一対のグリッパ16のワーク把持中心
軸線方向と軸線を一致させてワーク計測用のセンサ36
が旋回体25に取り付けられている。そしてローダが旋
盤主軸台2のチャック3前面に位置決めされたときに
は、センサ36の先端接触子はZ軸方向チャック3側へ
突出した状態となっている。
【0025】図5は本発明の制御の状態を示す制御関係
図である。旋盤本体部分の動きを全て制御する中央制御
装置50と、これとは別にローダ用の専用の制御装置5
1を設ける。ローダ用制御装置51によりワークの搬送
・計測を全て制御させる。即ちローダのX・Y・Zの3
軸移動制御,旋回体25の90°旋回移動制御、ローダ
先端グリッパ爪16の開閉制御、旋回体25に取り付け
たセンサ36によるワークの計測制御、素材ストッカ1
7のパレット18を回動させる制御を行わせる。そして
この制御装置51と中央制御装置50との間で情報交換
を行い、必要に応じて旋盤本体の各部の動きとローダ各
部の動きとを関係づけて行わせる。
【0026】次にローダ用の専用の制御装置51により
制御されるローダ部分の動きについて説明する。
【0027】先ずサーボモータ29により旋回体25を
図4の矢印イ方向に90°旋回させてグリッパ爪16を
水平状態とする。この旋回によりセンサ36に接触子を
垂直下方の位置とする。ワーク搬送用の位置検出器を用
いてローダビーム13をZ軸方向左方に移動させ、また
ローダ本体14をX軸方向手前側に移動させてセンサ3
6を素材ストッカ17の素材ワーク取りだし位置上方に
位置決めする。
【0028】素材ストッカ17では所定のパレット18
を水平面内で回動させ決められている素材ワーク取りだ
し位置に位置決めする。ワーク計測用の高分解能位置検
出器24を用いてローダアーム15をY軸方向下方に移
動させ素材ワーク取りだし位置に位置決めされているパ
レット18上に素材ワークWが存在するか否かを検知す
るためセンサ36の接触子先端を素材ワークWに接触さ
せる。ローダアーム15の下降端近くでセンサ36の先
端がパレット18に直接接触した場合にはパレット18
上に素材ワークWが存在しないことがわかる。
【0029】パレット18上に素材ワークWが存在して
いる場合にはワーク計測用の高分解能位置検出器を用い
てローダビーム13のZ軸方向の移動及びローダ本体1
4のX軸方向の移動によりセンサ36をXZ面内で移動
させて図6に示すようにセンサ36の接触子先端を素材
ワークWの外周3点位置に接触させて素材ワークWの径
を求める。
【0030】またワーク計測用の高分解能位置検出器2
4を用いてローダアーム15をY軸方向に移動させ図7
に示すようにセンサ36をY軸方向に上下動させて素材
ワークWの高さ及び素材ワークWの段部寸法を求める。
また素材ワークWが中心から偏位した個所に突出部を設
けている場合にはセンサ36をXZ方向に移動させて図
8に示すように突出部の基準位置に対する偏位位相を検
知する。
【0031】このようにして求めた素材ワークの寸法に
もとづきサーボモータ32に指令してグリッパ爪16を
所要量開かせる。このときのグリッパ爪16の位置は位
置検出器33によって決められる。そして旋盤本体のチ
ャック3に素材ワーク寸法に応じて爪を開かせるため、
また位相検出を行った場合、必要に応じて旋盤本体のチ
ャック3に位相を合わせた角度位置停止を行わせるため
専用の制御装置51と中央位置制御装置50との間で情
報交換を行う。
【0032】パレット18上の素材ワークWの計測後ワ
ーク搬送用位置検出器を用いローダビーム13のZ軸方
向移動,ローダ本体14のX軸方向移動及びローダアー
ム15のY軸方向移動により一対のグリッパ爪16間に
素材ワークWを挿入し、サーボモータ32を作動させて
グリッパ爪16により素材ワークWを把持させる。素材
ワークWの把持は一対のグリッパ爪16の内面に取り付
けた計4個の接触子34の全てから接触信号が送られる
ことにより確認される。このとき旋盤の作業者側正面カ
バーは開放状態にあるものとする。
【0033】グリッパ爪16による素材ワークW把持後
ワーク搬送用位置検出器を用いローダアーム15のY軸
方向上昇、旋回体25の図4矢印ロ方向への90°旋
回、ローダビーム13のZ軸方向右への移動、ローダ本
体14のX軸方向向こう側への移動により素材ワークW
は旋盤チャック3と同一回転線上に位置決めされる。こ
のとき旋盤チャック3は所定量爪を開いて必要ならばチ
ャック爪が所要角度位置に割り出された状態で停止待機
している。
【0034】そしてローダビーム13をZ軸方向左に移
動させて素材ワークWの左端部をチャック爪の間に挿入
した状態で停止させる。次いでチャック3の爪を閉じて
素材ワークWを把持しグリッパ爪16を開状態として素
材ワークWのローダから旋盤への受渡しを完了する。素
材ワークWの受渡し完了後ローダが旋盤本体から離れた
位置に退避したとき、旋盤の正面カバーが閉じられて素
材ワークWに対する切削加工が開始される。
【0035】切削加工完了後再び旋盤の正面カバーが開
かれると、ローダが旋盤内に送り込まれワーク計測用の
高分解能位置検出器を用いてローダがX・Y・Zの3軸
方向に移動させられてセンサ36により完成品ワークの
寸法計測が行われて、計測結果は専用の制御装置51か
ら中央制御装置50に伝送される。その後ワーク搬送用
位置検出器を用いてローダがグリッパ爪16にて完成品
ワークを把持して図示しない完成品用ストッカまで搬送
する。
【0036】素材ワークWは1種類に限定されるもので
はなく、素材ストッカ17の複数のパレット18上にそ
れぞれ異種の素材ワークWが取り付けられている場合で
あっても、センサ36により素材ワークWの種類を判別
して、この判別された情報により各素材ワークに応じた
加工プログラムを呼び出して、それぞれの切削加工を行
わせることも可能である。また上記説明では、センサ3
6をローダアーム15先端のワーク把持部であるグリッ
パ爪16の取付部旋回体25に設けたが、ローダアーム
15先端にワーク把持部とセンサ36とを交換して取り
付けることも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で次に如く効果を奏する。請求項1に記載の本発明の装
置は、ワーク搬送装置用として専用の制御装置を設けた
ので中央制御装置の制御負担を軽減することが出来る。
またワーク把持部近傍にワーク接触用センサを設けてワ
ークを計測検知するようになしたので、ワーク計測用と
してセンサ駆動機構及びこの駆動の制御装置が不要とな
り、専用計測手段のためのスペースを省くことが出来
る。また価格が安価となる。
【0038】更にワーク把持部近傍に設けたセンサによ
って主軸チャックに把持されている完成品ワークを計測
するようになしたので、旋盤においては刃物台工具取付
部に計測器を取り付ける必要がなくなり、刃物台に一層
多くの工具を取り付けることが可能となる。
【0039】請求項2に記載の本発明の装置は、ワーク
把持部の旋回動によりセンサを回動させるようになした
ので、専用の旋回装置が不要となり、一層構造が簡素な
ものとなる。
【0040】請求項3に記載の本発明の装置はワーク計
測時に高分解能の位置検出器を使用するようになしたの
で、ワーク計測を高精度に行うことができる。
【0041】請求項4に記載の本発明の装置はローダの
グリッパで把持した際に把持したワークの直径等を計測
可能であり、計測動作そのものが把持動作と同時に行わ
れるので、構造が簡素であるほか、非加工時間の短縮に
つながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク搬送装置の全体概略説明図であ
る。
【図2】ワーク搬送装置の本体部分構造概略説明図であ
る。
【図3】ワーク把持部概略説明図である。
【図4】図3のA−A視図である。
【図5】本発明の制御関係を示す図である。
【図6】ワーク径の計測状態を示す図である。
【図7】ワーク高さ及び段差の計測状態を示す図であ
る。
【図8】ワークの位相検出の状態を示す図である。
【図9】従来技術の制御関係を示す図である。
【符号の説明】
16 グリッパ 20 ボールねじ 21 サーボモータ 21a 位置検出器 23 ボールねじナット 24 高分解能位置検出器 36 ワーク計測用センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構及び位置検出器を有し数値制御
    装置によって移動位置が制御される工作機械用のワーク
    搬送装置であって、ワーク搬送装置用数値制御装置と、
    ワーク把持部近傍に取り付けられたワーク接触用のセン
    サとを設け、前記駆動機構を用いて前記センサの接触子
    を移動させて前記数値制御装置による位置検出器の出力
    にてワーク計測を行わせることを特徴とするワーク搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク把持部をワーク把持用水平位
    置とワーク把持用垂直位置との2位置間で90°旋回動
    させる旋回動機構と、前記旋回動によりワークに接触可
    能となる方向に接触子を突設させて前記ワーク把持部近
    傍に取り付けられたワーク接触用のセンサとを備えてな
    り、前記数値制御装置により前記ワーク把持部が把持中
    心軸線方向をワークの軸心方向と一致するよう前記旋回
    動機構を用いて回動させることにより前記センサの接触
    子をワーク方向に指向させるようになした請求項1に記
    載のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記3軸方向についてワーク搬送用の位
    置検出器とは別にワーク計測用として高分解能を有す位
    置検出器を併設して、ワーク搬送時とワーク計測時とで
    位置検出器を切り換え使用する請求項1又は2に記載の
    ワーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 駆動機構及び位置検出器を有し数値制御
    装置によって移動位置が制御される工作機械用のワーク
    搬送装置であって、ワーク搬送装置用数値制御装置と、
    該ワーク搬送装置用数値制御装置の制御によりワーク把
    持部材を開閉駆動するワーク把持部材駆動機構と、ワー
    ク把持部材の位置を検出する位置検出器を設け、前記数
    値制御装置による位置検出器の出力にてワーク計測を行
    わせることを特徴とするワーク搬送装置。
JP15836398A 1998-05-22 1998-05-22 ワーク搬送装置 Pending JPH11333672A (ja)

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