JPH11333191A - 液状洗剤を自動に供給できる洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状の洗剤を自動に供給することによって
洗剤供給効果を向上させた洗濯機を提供する。 【解決手段】 洗濯機は洗濯物を受け入れる洗濯槽、及
び洗濯槽内に供給される液状洗剤を受け入れる洗剤容器
１７、及び洗剤容器１７の流出口２３を通じて流出され
る液状洗剤の供給流路を開閉する弁２９を備えている。
洗剤容器１７の底面は流出口２３に向って下向傾斜して
ある。洗濯槽内には洗濯槽内の洗濯水の水位を感知する
センサーが設けられており、感知された水位に比例する
量の液状洗剤が洗濯槽に供給される。液状洗剤を洗濯槽
に供給できるので、洗剤が固形化されないようになる。
また、センサーの感知結果に基づいた適切な量の液状洗
剤が洗濯槽に供給されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に係り、より
詳しくは液状の洗剤を自動に供給することによって洗剤
供給効果を向上させた洗濯機に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１５は従来の洗濯機の部分斜視図であ
り、図１６は図１５に示した洗剤供給装置の拡大断面図
である。これら図面に示したように、洗濯機は外部ケー
シング１０１、外部ケーシング１０１内に懸架装置によ
り支持されているアウトタブ１０５、アウトタブ１０５
内に回転自在に設けられている洗濯槽１０７、及び外部
ケーシング１０１の上部を覆うトップカバー１０３を備
えている。

【０００３】トップカバー１０３の中央部は開放されて
おり、この開放された部位にはドア１０９が設けられて
いる。また、トップカバー１０３の前方にはコントロー
ルパネル１１１が設けられている。使用者はこのコント
ロールパネル１１１を通して洗濯機の動作を制御する。
外部ケーシング１０１の後方には給水管１１３が設けら
れている。給水管１１３はアウトタブ１０５及び洗濯槽
１０７内に水を供給する。

【０００４】一方、トップカバー１０３の後方には洗濯
槽１０７内に洗剤を自動に供給するための洗剤供給装置
１２０が設けられている。洗剤供給装置１２０は固定板
１２５上に置かれて固定され、固定板１２５の中央部に
は洗剤供給装置１２０から排出される洗剤が洗濯槽１０
７に供給されうるように開口部１２７が形成されてい
る。

【０００５】洗剤供給装置１２０は粉末状の洗剤を受け
入れるための洗剤容器１２１、洗剤容器１２１の上面を
覆うふた１２９、及び洗剤容器１２１内に受け入れられ
た洗剤を開口部１２７を通じて洗濯槽１０７内に排出さ
せるための排出装置１３０とから構成されている。

【０００６】排出装置１３０は洗剤容器１２１内の底面
に水平に配置された螺旋状のワイヤー１３５、このワイ
ヤー１３５を回転させるためのモータ１３７、及び排出
装置１３０の側方に形成された排出口を開閉するための
ドア１３３で構成されている。ドア１３３は排出口に隣
接した領域に回動自在に設けられている。モータ１３７
によりワイヤー１３５が回転されれば、洗剤容器１２１
内の洗剤がワイヤー１３５により排出口に向って移動す
る。この移動する洗剤の圧力によりドア１３３が開放さ
れ排出口を通じて洗剤が排出される。

【０００７】排出された洗剤は給水管１１３を通して供
給される水により溶解され、溶解された洗剤が洗濯槽１
０７に供給される。所定量の洗剤が洗濯槽１０７に供給
された後、洗濯機は洗濯作動を行う。

【０００８】ところが、このような従来の洗濯機では、
洗剤供給装置１２０が単に粉末状の洗剤を供給するの
で、湿気により洗剤が固形化される恐れがあるという短
所がある。洗剤が固形化される場合、洗剤供給装置１２
０の洗剤供給作動が円滑になされなくなる。また、供給
された洗剤が給水管１１３を通して供給される水に不完
全に溶解される場合、固体状の洗剤が洗濯物につく場合
もあり、これに伴い洗濯作動及び濯ぎ作動の完了後にも
洗剤が洗濯物から完全にとれない心配がある。

【０００９】一方、このような従来の洗濯機では洗剤の
供給量がモータ１３７の回転数により調節されるので、
所望量の洗剤を正確に供給出来ないという問題点があ
る。

【００１０】また、洗剤容器１２１内に洗剤が残ってい
るか否かを使用者がわからないので、洗剤を使い切った
状態でも洗濯機を動作させる心配があるという問題点が
ある。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
な問題点を解決するために案出されたもので、本発明の
目的は、液状の洗剤を受け入れ及び供給できるようにす
ることによって、洗剤の固形化による洗剤供給の障害及
び濯ぎ作動の効率低下のような粉末状の洗剤を使用する
場合発生しうる問題点を防止できる洗濯機を提供するこ
とである。

【００１２】本発明の他の目的は、所望量の洗剤を正確
に供給できる洗濯機を提供することである。本発明のさ
らに他の目的は洗剤の量が足りない場合、これを使用者
に知らせて、洗剤の補充時期を使用者が容易に分かる洗
濯機を提供することである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による洗濯機は、洗濯物を受け入れる洗濯槽
と、前記洗濯槽内に供給される液状洗剤を受け入れ、そ
の底面に前記液状洗剤が流出される流出口が形成されて
いる洗剤容器と、前記流出口を通じて流出されて前記洗
濯槽内に供給される前記液状洗剤の供給流路を開閉する
手段と、前記開閉手段を制御する制御部とを含むことを
特徴とする。

【００１４】前記洗剤容器の底面は前記流出口に向って
下向傾斜されている。従って、液状洗剤が容易に排出さ
れるようになる。

【００１５】本発明によれば、前記開閉手段は、ソレノ
イド装置、前記ソレノイド装置により移動し、その移動
位置によって前記供給流路を開閉する弁部材を含む。

【００１６】望ましくは、前記洗濯槽内には洗濯水の水
位を感知する手段が設置される。前記制御部は前記感知
手段で感知された前記洗濯水の水位によって前記洗濯槽
内に供給される前記液状洗剤の量が調節されるように前
記開閉手段を制御する。

【００１７】また、本発明に係る洗濯機は前記液状洗剤
の量を計量する洗剤計量ユニットを持つ。前記制御部
は、前記洗濯水の水位に対応する前記液状洗剤の量を算
出し、算出された量ほどの前記液状洗剤が前記洗濯槽に
供給されるように前記洗剤計量ユニットを制御する。

【００１８】前記洗剤計量ユニットは、前記供給流路の
一部位に形成された補助容器と、前記洗剤容器と前記補
助容器との間に設けられて前記液状洗剤の前記補助容器
への供給を制御する計量弁と、前記補助容器と前記洗濯
槽との間に設けられて前記補助容器内の液状洗剤の前記
洗濯槽への供給を制御する供給弁を含む。前記制御部は
前記補助容器内に所定量の前記液状洗剤が供給されるよ
うに前記計量弁を制御し、前記補助容器内の液状洗剤が
前記洗濯槽内に供給されるように前記供給弁を調節す
る。

【００１９】望ましくは、前記補助容器内には前記補助
容器内に供給された洗剤の量を感知する洗剤センサーが
設けられる。前記制御部は前記洗剤センサーの感知結果
に基づいて前記計量弁を制御する。

【００２０】本発明によれば、洗濯機は前記洗剤容器内
の前記液状洗剤の量を検知する手段と、前記検知手段で
検知された液状洗剤の量が所定量以下の場合、これを表
示する手段をさらに持つ。従って、使用者は液状洗剤を
補充する時期を表示手段を通じて容易に分かる。

【００２１】また、さらに本発明によれば、前記洗剤容
器は、商用の液状洗剤容器が覆る状態で受け入れられる
ように前記商用の液状洗剤容器の上部の形状と類似した
形状を持つ。これによれば、使用者は洗剤容器に液状洗
剤を注ぐ必要がなくなる。

【００２２】望ましくは、前記洗剤容器の流出口に隣接
された位置には、前記商用の液状洗剤容器の洗剤注入口
に形成されたねじ部に螺合されるねじ結合部が形成され
る。これに伴い、商用の液状洗剤容器が洗剤容器内に容
易に固定されるようになる。

【００２３】一方、前記洗剤容器の流出口に隣接した位
置には前記商用の液状洗剤容器の洗剤注入口を閉鎖する
膜型フィルムを切開する手段が設けられている。前記切
開手段は、前記流出口を部分的に閉鎖するように配置さ
れるリブ状のピン支持部と、前記ピン支持部により支持
され、前記膜型フィルムに向って突出された尖軸部を備
えた切開ピンを含む。これによれば、使用者が膜型フィ
ルムを切開する面倒さがなくなる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の望ましい実施の形態を詳細に説明する。図１は本
発明の第１実施の形態にともなう洗濯機の斜視図であ
り、図２は図１に示した洗剤供給装置の拡大断面図であ
る。

【００２５】本発明に係る洗濯機は、従来の洗濯機と同
様、外部ケーシング１、外部ケーシング１内に懸架装置
により支持されているアウトタブ５、アウトタブ５内に
回転自在に設けられている洗濯槽７、及び外部ケーシン
グ１の上部を覆うトップカバー３を備えている。

【００２６】トップカバー３の中央部は開放されてお
り、この開放された部位にはドア９が設けられている。
また、トップカバー３の前方部にはコントロールパネル
１１が設けられている。使用者はこのコントロールパネ
ル１１を通して洗濯機の動作を制御する。

【００２７】トップカバー３の後方には洗濯槽７内に液
状の洗剤を自動に供給するための洗剤供給装置２０が設
けられている。洗剤供給装置２０は液状の洗剤を受け入
れるための洗剤容器１７、洗剤容器１７の下部に設けら
れた供給管２７、及び供給管２７を開閉するための電動
弁２９を含む。

【００２８】洗剤容器１７の上面は開放されており、こ
の開放された部位にはふた(lid)１８が設けられてい
る。使用者はふた１８を開いて液状洗剤を洗剤容器１７
内に注ぐ。洗剤容器１７の底面２２には流出口２３が形
成されており、供給管２７はこの流出口２３に設けられ
ている。供給管２７の下部は洗濯槽７内に開放されてお
り、これに伴い供給管２７に流入された液状洗剤は洗濯
槽７内に供給されるようになる。

【００２９】弁２９は制御部(図示せず)により制御され
る。制御部により弁２９が開放されれば、洗剤容器１７
内の液状洗剤は供給管２７を通して洗濯槽７内に供給さ
れるようになる。洗濯槽７内に供給される洗剤の量は弁
２９の開放時間を調節することによって調節される。一
方、洗剤容器１７の底面２２は液状洗剤の流出が容易に
流出口２３に向って下向傾斜されている。

【００３０】本実施の形態によれば、液状洗剤が洗濯槽
７内に供給されるようになり、また、弁２９の開放時間
を調節することによって供給される液状洗剤の量を調節
できる。また、洗剤容器１７の底面２２が傾斜している
ので、少量の洗剤が洗剤容器１７内に残っている場合
も、液状洗剤が流出口２３を通じて効率よく流出される
ようになる。

【００３１】図３は本発明の第２実施の形態にともなう
洗剤供給装置３０の斜視図であり、図４及び図５は図３
に示した洗剤供給装置３０の動作状態を示した図面であ
る。以下の実施の形態に対する説明において、図１に示
した洗濯機と同じ部分についてはその図示及び説明が省
かれ、同じ参照符号を使用して引用する。

【００３２】本実施の形態において、洗剤供給装置３０
は液状の洗剤を受け入れて底面に流出口３６が形成され
ている洗剤容器３７、洗剤容器３７の上部に設けられて
いるふた３８、洗剤容器３７の下部に設けられた供給管
３４、供給管３４を開閉するための開閉装置３１、及び
洗剤容器３７を固定させるための固定板３９を含む。

【００３３】開閉装置３１はソレノイド装置３３及びソ
レノイド装置３３により移動する弁部材３２で構成され
ている。供給管３４の一部位には貫通孔３４aが形成さ
れており、弁部材３２はこの貫通孔３４aを貫通する。
弁部材３２は上下方向を追って形成された供給孔３２a
を有している。

【００３４】一方、固定板３９はトップカバー３の上面
に設けられ、洗剤容器３７の下面に対応する形状を持
つ。洗剤容器３７は固定板３９の上部に置かれ、これに
伴い洗剤容器３７が固定板３９に固定されるようにな
る。固定板３９の中央部には開口部３９aが形成されて
おり、供給管３４はこの開口部３９aを貫通する。

【００３５】ソレノイド装置３３に電源が供給されれ
ば、図４に示したように弁部材３２がソレノイド装置３
３から突出されるように移動する。これに伴い、弁部材
３２の供給孔３２aが供給管３４の供給流路を開放さ
せ、洗剤容器３７内の液状洗剤が供給管３４を通して洗
濯槽７内に供給される。ソレノイド装置３３に電源の供
給が中断されれば、図５に示したように弁部材３２がソ
レノイド装置３３内に退くように移動する。これに伴
い、弁部材３２により供給管３４の供給流路が遮断さ
れ、液状洗剤の供給が中断される。

【００３６】図６は本発明の第３実施の形態にともなう
洗剤供給装置４０の断面図であり、図７は図６に示した
洗剤供給装置４０のブロック図である。本実施の形態に
おいて、洗剤供給装置４０は液状の洗剤を受け入れて底
面に流出口４６が形成されている洗剤容器４７、洗剤容
器４７の上部に設けられているふた４８、洗剤容器４７
の下部に設けられた供給管４４、洗濯槽７内の水位を感
知する水位センサー４２、液状洗剤の量を計量する洗剤
計量ユニット４５、及び水位センサー４２の感知結果に
よって洗剤計量ユニット４５を制御する制御部４９を含
む。

【００３７】前記洗剤計量ユニット４５は、供給管４４
の一部位に形成された補助容器４７a、洗剤容器４７と
補助容器４７aとの間に設けられた計量弁４１a、補助容
器４７aと洗濯槽７との間に設けられた供給弁４１b、及
び補助容器４７a内に設けられた洗剤センサー４３とを
含む。

【００３８】計量弁４１aは洗剤容器４７内の液状洗剤
の補助容器４７aへの供給を制御する。即ち、計量弁４
１aが開放されれば、洗剤容器４７内の液状洗剤が補助
容器４７a内に供給されるようになる。供給弁４１bは補
助容器４７a内の液状洗剤の洗濯槽７への供給を制御す
る。即ち、供給弁４１bが開放されれば補助容器４７a内
の液状洗剤が洗濯槽７内に供給される。洗剤センサー４
３は補助容器４７a内の液状洗剤の量を検知する。

【００３９】制御部４９は水位センサー４２から洗濯槽
７内の洗濯水の水位に対する情報を入力され、洗剤セン
サー４３から補助容器４７a内の液状洗剤の量に対する
情報を入力され、この入力された情報に基づいて計量弁
４１a及び供給弁４１bを制御する。

【００４０】まず、制御部４９は、洗濯水の水位に対応
する液状洗剤の量を算出し、算出された量ほどの液状洗
剤が洗濯槽７内に供給されるように洗剤計量ユニット４
５を制御する。即ち、制御部４９は計量弁４１aを開放
させて補助容器４７a内に液状洗剤を供給する。この
時、算出された量ほどの液状洗剤が洗剤センサー４３に
より感知されれば、制御部４９は計量弁４１aを閉鎖さ
せる。それから、制御部４９は供給弁４１bを開放させ
て補助容器４７a内の液状洗剤を洗濯槽７内に供給させ
る。これに伴い、算出された量ほどの液状洗剤が正確に
洗濯槽７内に供給されるようになる。

【００４１】本実施の形態において、制御部６９は洗剤
センサー４３の感知結果によって算出された液状洗剤の
量が補助容器４７aに供給されたか否かを感知するが、
洗剤センサー４３の感知結果に基づかず、計量弁４１a
の開放時間を調節することによって算出された量ほどの
液状洗剤を補助容器４７aに供給させる事も出来る。即
ち、算出された量に比例する時間の間計量弁４１aを開
放させることによって、液状洗剤の供給量を調節するこ
とも出来る。

【００４２】図８は本発明の第４実施の形態にともなう
洗剤供給装置５０の断面図である。本実施の形態におい
て、洗剤容器５７、ふた５８、流出口５６、供給管５
４、及び弁５９の構成は前述した第１実施の形態と実質
的に同一である。本実施の形態において、洗剤容器５７
内には液状洗剤の量を感知するための洗剤センサー５５
が設けられている。

【００４３】一方、図９は本発明の第５実施の形態にと
もなう洗剤供給装置６０の断面図である。本実施の形態
においても、洗剤容器６７、ふた６８、流出口６６、及
び供給管６４の構成は前述した第１実施の形態と実質的
に同一である。また、洗剤計量ユニット６５の構成は前
述した第３実施の形態に似ている。即ち、洗剤計量ユニ
ット６５は補助容器６７a、計量弁６１a、供給弁６１
b、及び洗剤センサー６３を有している。洗剤計量ユニ
ット６５の動作に対する反復説明は省略する。

【００４４】図１０は図８及び図９の実施の形態に示し
た洗剤供給装置５０、６０のブロック図である。洗剤セ
ンサー５５または６３からの信号は制御部６９に入力さ
れ、制御部６９は入力された信号に基づいて警報部６２
を駆動する。もし、洗剤センサー５５または６３により
感知された洗剤の量が所定以下の場合、制御部６９は警
報部６２を駆動して洗剤を補充することを使用者に知ら
せる。従って、使用者は洗剤容器５７または６７に洗剤
を補充する時期を分かるようになる。

【００４５】このような警報部６２は使用者の視覚また
は聴覚で認知できる多様な方法により具現でき、特定の
音を発するブザーまたは特定の色で発光するランプ等で
構成できる。

【００４６】図１１は本発明の第６実施の形態にともな
う洗濯機の斜視図であり、図１２は図１１に示した洗剤
供給装置７０の拡大断面図である。本実施の形態におい
て、洗剤供給装置７０は商用の液状洗剤容器７１を受け
入れる洗剤容器７７、洗剤容器７７の上部に設けられて
いるふた７８、洗剤容器７７の下部に設けられた供給管
７４、及び供給管７４を開閉する弁７５を備えている。

【００４７】商用の液状洗剤容器７１は胴体７２、及び
胴体７２の上部に形成された洗剤注入口７３でなされて
いる。洗剤容器７７は商用の液状洗剤容器７１の上部の
形状と類似した形状を持つ。従って、液状洗剤容器７１
はその洗剤注入口７３が下向に覆る状態で洗剤容器７７
に受け入れられる。

【００４８】流出口７６に隣接した供給管７４の上部の
内径面には螺合部７９が形成されている。通常、液状洗
剤容器７１の洗剤注入口７３の外径面には、図１２に示
したように液状洗剤容器７１のふたが結びつくねじ部が
形成されており、螺合部７９は洗剤注入口７３のねじ部
に螺合される。従って、使用者は液状洗剤容器７１を回
して洗剤容器７７内に固定させることができる。一方、
ふた７８は液状洗剤容器７１が洗剤容器７７内に受け入
れられない場合、洗剤容器７７を覆うために使われる。

【００４９】本実施の形態によれば、使用者が液状洗剤
を洗剤容器７７内に注ぐ面倒さがないという長所があ
る。また、使用者は液状洗剤容器７１に受け入れられた
液状洗剤の量を肉眼で容易に分かるようになる。

【００５０】図１３は本発明の第７実施の形態にともな
う洗剤供給装置８０の断面図であり、図１４は図１３の
III-III線による拡大断面図である。本実施の形態にお
いて、洗剤供給装置８０は商用の液状洗剤容器８１を受
け入れる洗剤容器８７、洗剤容器８７の下部に設けられ
た供給管８４、供給管８４を開閉する弁８５、及び供給
管８４の上部領域内に配置された切開部９０を備えてい
る。

【００５１】商用の液状洗剤容器８１は胴体８２、及び
胴体８２の上部に形成された洗剤注入口８３でなされて
おり、洗剤容器８７は、前述した第６実施の形態と同じ
く、商用の液状洗剤容器８１が覆る状態で洗剤容器８７
に受け入れられるように商用の液状洗剤容器８１の上部
の形状と類似した形状を持つ。通常、液状洗剤容器８１
の洗剤注入口８３は膜型フィルム８９により閉鎖されて
おり、切開部９０はこの膜型フィルム８９を切開する機
能をする。

【００５２】切開部９０は流出口８６を部分的に閉鎖す
るように配置される一対のリブで構成されたピン支持部
９１、及びピン支持部９１により支持されて膜型フィル
ム８９に向って突出された尖軸部を備えた切開ピン９３
で構成されている。使用者が液状洗剤容器８１を洗剤容
器８７内に挿入すれば、切開ピン９３により膜型フィル
ム８９が切開される。本実施の形態によれば、使用者が
膜型フィルム８９を切開する面倒さがなくなる。

【００５３】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、液
状の洗剤を受け入れ及び供給できるので、洗剤が円滑に
供給されて濯ぎ作動の効率が向上される。また、洗剤計
量ユニットにより所望量の洗剤が正確に供給されるよう
になり、洗剤の量を知らせる警報部を採用する場合、使
用者が洗剤の補充時期を容易に分かるようになる。ま
た、洗剤容器の形状を商用の液状洗剤容器の形状に似て
いるように製造する場合、洗剤容器内に液状洗剤を注ぐ
面倒さがなくなる。

【００５４】以上では本発明の望ましい実施の形態を示
しかつ説明したが、本発明は前述した特定の望ましい実
施の形態に限らず、請求範囲で請求した本発明の要旨を
逸脱せず当該発明の属する技術分野で通常の知識を持つ
者ならば誰でも多様な変形実施が可能なことは勿論、そ
のような変更は請求範囲記載の範囲内にあるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１実施の形態にともなう洗濯機の
斜視図である。

【図２】 図１に示した洗剤供給装置の拡大断面図であ
る。

【図３】 本発明の第２実施の形態にともなう洗剤供給
装置の斜視図である。

【図４】 図３に示した洗剤供給装置の動作状態を示し
た図である。

【図５】 図３に示した洗剤供給装置の動作状態を示し
た図である。

【図６】 本発明の第３実施の形態にともなう洗剤供給
装置の断面図である。

【図７】 図６に示した洗剤供給装置のブロック図であ
る。

【図８】 本発明の第４実施の形態にともなう洗剤供給
装置の断面図である。

【図９】 本発明の第５実施の形態にともなう洗剤供給
装置の断面図である。

【図１０】 図８及び図９の実施の形態に示した洗剤供
給装置のブロック図である。

【図１１】 本発明の第６実施の形態にともなう洗濯機
の斜視図である。

【図１２】 図１１に示した洗剤供給装置の拡大断面図
である。

【図１３】 本発明の第７実施の形態にともなう洗剤供
給装置の断面図である。

【図１４】 図１３のIII-III線による拡大断面図であ
る。

【図１５】 従来の洗濯機の部分斜視図である。

【図１６】 図１５に示した洗剤供給装置の拡大断面図
である。

【符号の説明】

７ 洗濯槽 １７ 洗剤容器 １８ ふた(lid) ２７ 流出口 ２９ 電動弁 ３１ 開閉装置（開閉手段） ３３ ソレノイド装置 ４１a 計量弁 ４１b 供給弁 ４３，５５，６３ 洗剤センサー ４５ 洗剤計量ユニット ４７a 補助容器 ４９ 制御部 ７１ 液状洗剤容器 ７３ 洗剤注入口 ７９ ねじ部 ９１ ピン支持部 ９３ 切開ピン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 １９９８ ７５０２ (32)優先日 1998年３月６日 (33)優先権主張国 韓国（ＫＲ） (31)優先権主張番号 １９９８ １１０２２ (32)優先日 1998年３月30日 (33)優先権主張国 韓国（ＫＲ） (31)優先権主張番号 １９９８ １２１４４ (32)優先日 1998年４月６日 (33)優先権主張国 韓国（ＫＲ） (31)優先権主張番号 １９９８ １２１４６ (32)優先日 1998年４月６日 (33)優先権主張国 韓国（ＫＲ） (31)優先権主張番号 １９９８ １２１４８ (32)優先日 1998年４月６日 (33)優先権主張国 韓国（ＫＲ）

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗濯機において、 洗濯物を受け入れる洗濯槽と、 前記洗濯槽内に供給される液状洗剤を受け入れ、その底
   面に前記液状洗剤が流出される流出口が形成されている
   洗剤容器と、 前記流出口を通じて流出されて前記洗濯槽内に供給され
   る前記液状洗剤の供給流路を開閉する手段と、 前記開閉手段を制御する制御部とを含むことを特徴とす
   る洗濯機。
2. 【請求項２】 前記洗剤容器の底面は前記流出口に向か
   って下向傾斜したことを特徴とする請求項１に記載の洗
   濯機。
3. 【請求項３】 前記開閉手段は電動弁であることを特徴
   とする請求項１に記載の洗濯機。
4. 【請求項４】 前記開閉手段は、 ソレノイド装置と、 前記ソレノイド装置により移動し、その移動位置によっ
   て前記供給流路を開閉する弁部材を含むことを特徴とす
   る請求項１に記載の洗濯機。
5. 【請求項５】 前記洗剤容器の上部開口を覆うふた(li
   d)をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の洗濯
   機。
6. 【請求項６】 前記洗濯槽内の洗濯水の水位を感知する
   手段をさらに含んで、 前記制御部は前記感知手段で感知された前記洗濯水の水
   位によって前記洗濯槽内に供給される前記液状洗剤の量
   が調節されるように前記開閉手段を制御することを特徴
   とする請求項１に記載の洗濯機。
7. 【請求項７】 前記制御部は前記供給流路の開放時間が
   前記洗濯水の水位に比例するように前記開閉手段を制御
   することを特徴とする請求項６に記載の洗濯機。
8. 【請求項８】 前記液状洗剤の量を計量する洗剤計量ユ
   ニットをさらに含んで、 前記制御部は、前記洗濯水の水位に対応する前記液状洗
   剤の量を算出し、算出された量ほどの前記液状洗剤が前
   記洗濯槽に供給されるように前記洗剤計量ユニットを制
   御することを特徴とする請求項６に記載の洗濯機。
9. 【請求項９】 前記洗剤計量ユニットは、 前記供給流路の一部位に形成された補助容器と、 前記洗剤容器と前記補助容器との間に設けられて前記液
   状洗剤の前記補助容器への供給を制御する計量弁と、 前記補助容器と前記洗濯槽との間に設けられて前記補助
   容器内の液状洗剤の前記洗濯槽への供給を制御する供給
   弁を含んで、 前記制御部は前記補助容器内に所定量の前記液状洗剤が
   供給されるように前記計量弁を制御し、前記補助容器内
   の液状洗剤が前記洗濯槽内に供給されるように前記供給
   弁を調節することを特徴とする請求項８に記載の洗濯
   機。
10. 【請求項１０】 前記補助容器内に供給された洗剤の量
    を感知する洗剤センサーをさらに含んで、 前記制御部は前記洗剤センサーの感知結果に基づいて前
    記計量弁を制御することを特徴とする請求項９に記載の
    洗濯機。
11. 【請求項１１】 前記洗剤容器内の前記液状洗剤の量を
    検知する手段と、 前記検知手段で検知された液状洗剤の量が所定量以下で
    ある場合、これを表示する手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項１に記載の洗濯機。
12. 【請求項１２】 前記洗剤容器は、商用の液状洗剤容器
    が覆る状態で受け入れられるよう前記商用の液状洗剤容
    器の上部の形状と類似した形状を持つことを特徴とする
    請求項１に記載の洗濯機。
13. 【請求項１３】 前記洗剤容器の流出口に隣接形成され
    て前記商用の液状洗剤容器の洗剤注入口に形成されたね
    じ部に螺合されるねじ結合部をさらに含むことを特徴と
    する請求項１２に記載の洗濯機。
14. 【請求項１４】 前記洗剤容器の流出口に隣接した位置
    に配置されて前記商用の液状洗剤容器の洗剤注入口を閉
    鎖する膜型フィルムを切開する手段をさらに含むことを
    特徴とする請求項１２に記載の洗濯機。
15. 【請求項１５】 前記切開手段は、 前記流出口を部分的に閉鎖するように配置されるリブ状
    のピン支持部と、 前記ピン支持部により支持され、前記膜型フィルムに向
    って突出された尖軸部を備えた切開ピンを含むことを特
    徴とする請求項１４に記載の洗濯機。