JPH11329859A - 巻線部品 - Google Patents
巻線部品Info
- Publication number
- JPH11329859A JPH11329859A JP12979798A JP12979798A JPH11329859A JP H11329859 A JPH11329859 A JP H11329859A JP 12979798 A JP12979798 A JP 12979798A JP 12979798 A JP12979798 A JP 12979798A JP H11329859 A JPH11329859 A JP H11329859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- closed magnetic
- shaped core
- winding component
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻線部品の薄型化を図る。
【解決手段】 矩形状を成すＣ形コア７と、当該Ｃ形コ
ア７の開放端部７ａより対向枠辺７ｂにその幅方向およ
び長さ方向に対して所定のギャップｇ１、ｇ２をもって
対向するように配置されたＩ形コア５とを組み合わせて
閉磁路コアを構成する。この閉磁路コアをコイル部４に
取り付けして巻線部品を構成する。前記閉磁路コアの組
み合わせは、高さ方向に対して構造上の制限を加えない
構成であるため、コイル部４の巻線厚を薄く形成して
も、これに対応して薄くすることができる。
ア７の開放端部７ａより対向枠辺７ｂにその幅方向およ
び長さ方向に対して所定のギャップｇ１、ｇ２をもって
対向するように配置されたＩ形コア５とを組み合わせて
閉磁路コアを構成する。この閉磁路コアをコイル部４に
取り付けして巻線部品を構成する。前記閉磁路コアの組
み合わせは、高さ方向に対して構造上の制限を加えない
構成であるため、コイル部４の巻線厚を薄く形成して
も、これに対応して薄くすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスやチョー
クコイル等の巻線部品に関し、特に、巻線部品の小型化
・薄型化構造に関するものである。
クコイル等の巻線部品に関し、特に、巻線部品の小型化
・薄型化構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来より使用されている巻線部品
の構成を示す分解斜視図である。
の構成を示す分解斜視図である。
【０００３】図示するように、本巻線部品は左右両端に
入出力用の端子部３を備えた合成樹脂製の中空ボビン１
に導線２が巻回されたコイル部４と、細長矩形状のフェ
ライト製の枠形コア６と、この枠形コア６とほぼ同寸法
のフェライト製のＩ形コア５とで構成され、前記コイル
部４の中空部に横方向より前記Ｉ形コア５を挿入すると
共に、コイル部４の上部より前記枠形コア６を被せるよ
うに装着することによって巻線部品が組立てられてい
る。
入出力用の端子部３を備えた合成樹脂製の中空ボビン１
に導線２が巻回されたコイル部４と、細長矩形状のフェ
ライト製の枠形コア６と、この枠形コア６とほぼ同寸法
のフェライト製のＩ形コア５とで構成され、前記コイル
部４の中空部に横方向より前記Ｉ形コア５を挿入すると
共に、コイル部４の上部より前記枠形コア６を被せるよ
うに装着することによって巻線部品が組立てられてい
る。
【０００４】そして、この組立により、枠形コア６の欠
切部６ａにＩ形コア５が嵌着・固定され、このＩ形コア
５と枠形コア６の組み合わせにより閉磁路コア（ＦＵＩ
型の閉磁路コア）が構成されると共に、枠形コア６の内
側に閉磁路が形成される。
切部６ａにＩ形コア５が嵌着・固定され、このＩ形コア
５と枠形コア６の組み合わせにより閉磁路コア（ＦＵＩ
型の閉磁路コア）が構成されると共に、枠形コア６の内
側に閉磁路が形成される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の小型
化傾向にあって、電子回路基板に搭載される電子部品の
小型化・薄型化の要望は大きく、前記巻線部品において
も、小型化、薄型化が重要な課題となっている。
化傾向にあって、電子回路基板に搭載される電子部品の
小型化・薄型化の要望は大きく、前記巻線部品において
も、小型化、薄型化が重要な課題となっている。
【０００６】ところで、巻線部品の薄型化を図るために
はコイル部４の厚みを薄くすしなければならないが（す
なわち、ボビン１を長くして巻線厚を薄くする）、同時
に、この薄型コイルに対応して閉磁路コアの厚みも薄く
形成する必要がある。
はコイル部４の厚みを薄くすしなければならないが（す
なわち、ボビン１を長くして巻線厚を薄くする）、同時
に、この薄型コイルに対応して閉磁路コアの厚みも薄く
形成する必要がある。
【０００７】ところが、上述したＦＵＩ型の閉磁路コア
の場合、図４に示すように、枠形コア６とＩ形コア５の
組合せ面の厚みａ、およびＩ形コア５との間のギャップ
長ｇが何れもコアの高さ方向に係わる構造とされている
ため、薄型化のためには前記した組合せ面の厚みａやギ
ャップ長ｇを極力薄く形成する必要がある。しかしなが
ら、コア自体の強度やインダクタンスの合わせ込みの容
易性等の面から、むやみに薄くすることは難しく、この
ため、高さ方向の寸法はある程度制限されてしまう。し
たがって、巻線部品の高さ寸法はコイル部４自体の厚み
に依らず、寧ろ枠形コア６とＩ形コア５の組み合わせ寸
法によって決定されていた。
の場合、図４に示すように、枠形コア６とＩ形コア５の
組合せ面の厚みａ、およびＩ形コア５との間のギャップ
長ｇが何れもコアの高さ方向に係わる構造とされている
ため、薄型化のためには前記した組合せ面の厚みａやギ
ャップ長ｇを極力薄く形成する必要がある。しかしなが
ら、コア自体の強度やインダクタンスの合わせ込みの容
易性等の面から、むやみに薄くすることは難しく、この
ため、高さ方向の寸法はある程度制限されてしまう。し
たがって、巻線部品の高さ寸法はコイル部４自体の厚み
に依らず、寧ろ枠形コア６とＩ形コア５の組み合わせ寸
法によって決定されていた。
【０００８】このように、従来使用のＦＵＩ型の閉磁路
コアを使用した巻線部品においては、薄型化に対して構
造上の制約を受けていた。
コアを使用した巻線部品においては、薄型化に対して構
造上の制約を受けていた。
【０００９】本発明は、上記した従来の欠点に鑑みて成
されたものであって、Ｃ形コアとＩ形コアの組み合わせ
にて磁路コアを構成することで、構造的に高さ方向の係
わりを無くし、薄型化を可能とした巻線部品を提供する
ことを目的としている。
されたものであって、Ｃ形コアとＩ形コアの組み合わせ
にて磁路コアを構成することで、構造的に高さ方向の係
わりを無くし、薄型化を可能とした巻線部品を提供する
ことを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の巻線
部品は、矩形状を成すＣ形コア（７）と、当該Ｃ形コア
（７）の開放端（７ａ）より対向枠辺（７ｂ）にその幅
方向に対して所定のギャップ（ｇ１）を、また長さ方向
に対して所定のギャップ（ｇ２）をもって対向するよう
に配置されたＩ形コア（５）との組み合わせにより閉磁
路を形成すると共に、当該閉磁路に巻線を施して構成さ
れるものである。
部品は、矩形状を成すＣ形コア（７）と、当該Ｃ形コア
（７）の開放端（７ａ）より対向枠辺（７ｂ）にその幅
方向に対して所定のギャップ（ｇ１）を、また長さ方向
に対して所定のギャップ（ｇ２）をもって対向するよう
に配置されたＩ形コア（５）との組み合わせにより閉磁
路を形成すると共に、当該閉磁路に巻線を施して構成さ
れるものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１および図２に基づいて
本発明の一実施形態を説明する。
本発明の一実施形態を説明する。
【００１２】図１は本発明に係る巻線部品の分解斜視
図、図２はこの巻線部品に使用される閉磁路コアの組み
合わせ状態を示す斜視図である。尚、説明を簡略化する
ため、以下の説明で従来と共通する部分については同一
の符号を用いた。
図、図２はこの巻線部品に使用される閉磁路コアの組み
合わせ状態を示す斜視図である。尚、説明を簡略化する
ため、以下の説明で従来と共通する部分については同一
の符号を用いた。
【００１３】図２に示すように、前記巻線部品に使用さ
れる磁路コアは、細長矩形状を成すＣ形コア７とＩ形コ
ア５の組み合わせで構成されるＣＩ型の閉磁路コアであ
る。前記Ｃ形コア７の開放端部７ａより対向枠辺７ｂに
対して、その先端部分が当接するようにＩ形コア５を配
置・固定することにより、図４に示したＦＵＩ型の閉磁
路コアと同じ位置関係を持った閉磁路を形成することが
できる。
れる磁路コアは、細長矩形状を成すＣ形コア７とＩ形コ
ア５の組み合わせで構成されるＣＩ型の閉磁路コアであ
る。前記Ｃ形コア７の開放端部７ａより対向枠辺７ｂに
対して、その先端部分が当接するようにＩ形コア５を配
置・固定することにより、図４に示したＦＵＩ型の閉磁
路コアと同じ位置関係を持った閉磁路を形成することが
できる。
【００１４】そして、図示するように、前記ＣＩ型の閉
磁路コアは、Ｃ形コア７の開放端部７ａとＩ形コア５の
前端両側面との間に幅方向のギャップｇ１が形成され、
且つ、この開放端部７ａの対向枠辺７ｂと対向するＩ形
コア５の先端部との間に長さ方向のギャップｇ２が形成
される構成である。
磁路コアは、Ｃ形コア７の開放端部７ａとＩ形コア５の
前端両側面との間に幅方向のギャップｇ１が形成され、
且つ、この開放端部７ａの対向枠辺７ｂと対向するＩ形
コア５の先端部との間に長さ方向のギャップｇ２が形成
される構成である。
【００１５】このような構成であれば、閉磁路コアの組
み合わせに際して高さ方向の制限は無く、且つまた、各
ギャップｇ１，ｇ２の調整も長さ方向、あるいは幅方向
とされていることから、閉磁路コアの厚みを従来のＦＵ
Ｉ型に比べてより薄くすることができる。従って、薄型
化に対応したコイル部４の厚み（中空ボビン１の巻線
厚）に応じた薄型の閉磁路コアを構成することができ
る。
み合わせに際して高さ方向の制限は無く、且つまた、各
ギャップｇ１，ｇ２の調整も長さ方向、あるいは幅方向
とされていることから、閉磁路コアの厚みを従来のＦＵ
Ｉ型に比べてより薄くすることができる。従って、薄型
化に対応したコイル部４の厚み（中空ボビン１の巻線
厚）に応じた薄型の閉磁路コアを構成することができ
る。
【００１６】本実施形態の閉磁路コアをコイル部４に取
り付けして薄型形状の巻線部品が作製できる。尚、組立
は、従来と同様にして行える。すなわち、図１に示すよ
うに、Ｉ形コア５をコイル部４の中空ボビン１に横方向
から挿入し、コイル部４の上部からＣ形コア７を被せる
ように装着すれば良い。この時、Ｃ形コア７の開放部７
ａはＩ形コア５の挿入方向でも良いし、また、その逆で
も良い。
り付けして薄型形状の巻線部品が作製できる。尚、組立
は、従来と同様にして行える。すなわち、図１に示すよ
うに、Ｉ形コア５をコイル部４の中空ボビン１に横方向
から挿入し、コイル部４の上部からＣ形コア７を被せる
ように装着すれば良い。この時、Ｃ形コア７の開放部７
ａはＩ形コア５の挿入方向でも良いし、また、その逆で
も良い。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
矩形状を成すＣ形コアと、当該Ｃ形コアの開放端部より
対向枠辺にその幅方向と長さ方向に対して所定のギャッ
プをもって対向するように配置されたＩ形コアとの組み
合わせにより閉磁路を形成したので、閉磁路コアの組み
合わせに際して高さ方向の制限は無く、且つまた、Ｃ形
コアとＩ形コアのギャップ調整も長さ方向、あるいは幅
方向とされていることから、従来のＦＵＩ型に比べて閉
磁路コアの組み合わせ厚をより薄くすることができる。
これによって巻線部品の薄型化が実現できる。
矩形状を成すＣ形コアと、当該Ｃ形コアの開放端部より
対向枠辺にその幅方向と長さ方向に対して所定のギャッ
プをもって対向するように配置されたＩ形コアとの組み
合わせにより閉磁路を形成したので、閉磁路コアの組み
合わせに際して高さ方向の制限は無く、且つまた、Ｃ形
コアとＩ形コアのギャップ調整も長さ方向、あるいは幅
方向とされていることから、従来のＦＵＩ型に比べて閉
磁路コアの組み合わせ厚をより薄くすることができる。
これによって巻線部品の薄型化が実現できる。
【図１】本発明に係る巻線部品の分解斜視図である。
【図２】図１の巻線部品に使用される閉磁路コアの斜視
図である。
図である。
【図３】従来の巻線部品の分解斜視図である。
【図４】図３の巻線部品に使用される閉磁路コアの斜視
図である。
図である。
５ Ｉ形コア ７ Ｃ形コア ７ａ 開放端部 ７ｂ 対向枠辺 ｇ１ 幅方向のギャップ ｇ２ 長さ方向のギャップ
Claims (1)
- 【請求項１】 矩形状を成すＣ形コア（７）と、当該Ｃ
形コア（７）の開放端部（７ａ）より対向枠辺（７ｂ）
にその幅方向に対して所定のギャップ（ｇ１）を、また
長さ方向に対して所定のギャップ（ｇ２）をもって対向
するように配置されたＩ形コア（５）との組み合わせに
より閉磁路を形成すると共に、当該閉磁路に巻線を施し
て構成されることを特徴とする巻線部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12979798A JPH11329859A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 巻線部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12979798A JPH11329859A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 巻線部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11329859A true JPH11329859A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15018476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12979798A Pending JPH11329859A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 巻線部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11329859A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017047740A1 (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Ntn株式会社 | 磁性素子 |
| JP2017059811A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Ntn株式会社 | 磁性素子 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP12979798A patent/JPH11329859A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017047740A1 (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Ntn株式会社 | 磁性素子 |
| JP2017059811A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Ntn株式会社 | 磁性素子 |
| US11145450B2 (en) | 2015-09-17 | 2021-10-12 | Ntn Corporation | Magnetic element |
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