JPH11327024A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11327024A
JPH11327024A JP10140444A JP14044498A JPH11327024A JP H11327024 A JPH11327024 A JP H11327024A JP 10140444 A JP10140444 A JP 10140444A JP 14044498 A JP14044498 A JP 14044498A JP H11327024 A JPH11327024 A JP H11327024A
Authority
JP
Japan
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camera
blur
operator
shake
warning
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Pending
Application number
JP10140444A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Azuma
拓 我妻
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10140444A priority Critical patent/JPH11327024A/ja
Publication of JPH11327024A publication Critical patent/JPH11327024A/ja
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際にブレを検出し、ブレがある場合にはそ
れを常に操作者に警告できるようにするとともにカメラ
を低コスト且つ軽量コンパクトなものとする。 【解決手段】 レリーズ釦26がフォーカスロック状態
となるように半押しされた場合には、手ブレ検出回路2
0により露光前にブレ検出を行い、検出されたブレ量が
許容値を超えていることがCPU10で判断されると、
そのブレを補正することなくデータ音声変換回路18を
用いて操作者へ音声で警告するおよび/またはレリーズ
釦26をロックして撮影動作を禁止する。また、レリー
ズ釦26が即押しされた場合には、露光後にブレ検出を
行い、ブレがあればそれを補正することなく操作者へ音
声で警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、特に
ブレ検出を行い、その結果に応じてカメラの操作者に警
告を行ったり、撮影動作を禁止するようにしたカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】カメラを把持して撮影する場合におい
て、カメラに装着された撮影レンズの焦点距離との関係
で、シャッタスピードが所定速度以上に遅くなると、露
光された画像がブレる、いわゆる「手ブレ」が生じやす
くなる。そこで、撮影中に手ブレが生じた場合にこれを
操作者に警告したり、手ブレを補正する技術が既に開発
されている。たとえば、あるカメラにおいては、撮影レ
ンズに関する手ブレ限界シャッタスピードをROMに記
憶しており、撮影準備段階での測光結果により求められ
たシャッタ速度が、かかるROMに記憶された手ブレ限
界シャッタスピードよりも小さい場合に、LEDなどの
表示手段を用いて操作者に警告を発するようになってい
る。
【0003】また、別なカメラは、角速度センサにより
手ブレ量を測定し、その手ブレ量に応じてフィルム面上
の像を移動させるべく撮影レンズをモータで動かすこと
により手ブレを補正している(レンズシフト相殺方
式)。この方式では、手ブレ量の検出動作は、2段階動
作を行うレリーズスイッチの第1段階オン(半押し)時
から行われ、撮影レンズ移動動作は第2段階オン(全押
し)後の露光中に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術のカメラには、それぞれ以下のような問題点
があった。まず、前者のカメラは、上述のようにROM
に手ブレ限界シャッタスピードを記憶しているが、この
値は、例えば撮影カメラの「焦点距離分の1」または
「焦点距離の2倍分の1」というように経験則により導
き出された数値であるに過ぎない。これに対し、実際の
手ブレが発生する条件は、カメラの重量や撮影姿勢等に
よって、あるいはカメラ操作者が替わることによっても
変動し、上記経験則が当てはまらない場合が多々ある。
そのために、手ブレが発生していてもそれを警告できな
いことや、手ブレが発生していないのに警告が行われて
しまう恐れがある。
【0005】また、後者のカメラは、手ブレを補正でき
るという利点はあるものの、角速度センサに加えてレン
ズ補正用モータ、フォトインタラプタおよび専用CPU
を必要とするため、コストがかかるだけでなくカメラ全
体が大きくなり軽量でコンパクトなカメラが提供できな
い。また、操作者がレリーズスイッチを半押しせずにい
きなり第2段階まで押し込んだりすると、手ブレ量検出
が行われずそのために手ブレ補正も行われなくなってし
まうという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、実際にブレを検
出してそれを操作者に警告することなどができるカメラ
であって、低コストで且つ軽量コンパクトなカメラを提
供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、予めROMな
どに記憶された経験則から得られた数値に基づいてブレ
警告などを行うのではなく実際にブレ量を検出するカメ
ラであって、操作者の撮影動作にかかわらずブレがある
場合にはそれを常に操作者に警告することなどができる
カメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、ブレ検出を行い、検出されたブ
レ量が許容値を超えていると判断されると、操作者への
警告および撮影動作の禁止の少なくともいずれか一方の
動作を行うことを特徴とする。
【0009】また、本発明のカメラは、ブレ検出を行う
ためのブレ検出手段と、前記ブレ検出手段によって得ら
れたブレ量が許容値を超えているかを判断するためのブ
レ判断手段と、前記判断手段によって前記ブレ量が許容
値を超えていると判断されたとき、操作者への警告およ
び撮影動作の禁止の少なくともいずれか一方を行わせる
ような命令を発するための命令手段と、前記命令手段か
ら前記命令が発せられるタイミングを、前記操作者の撮
影動作に応じて決定するためのタイミング決定手段とを
備えていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のカメラによれば、実際にブレ検出を行
っているので、撮影条件などにかかわらず確実なブレ検
出ができる。従って、手ブレなどのブレが発生していて
もそれを警告などできないことやブレが発生していない
のに警告などが行われてしまうことがない。また、ブレ
を補正せずに操作者に対してブレ警告などを行うのでブ
レ補正用の部品が不要となって、低コストで且つ軽量で
特に鏡胴回りがコンパクトなカメラが得られる。なお、
ここで、ブレ量は例えばカメラの単位時間の移動量とし
て与えられ、許容値は例えば測光手段による測光結果に
基づいて導き出されたシャッター速度として与えられて
もよい。そして、カメラの単位時間の移動量がシャッタ
ー速度よりも大きい場合に、操作者への警告および撮影
動作の禁止の少なくともいずれか一方の動作が行われて
よい。操作者への警告は音声または表示部での表示の少
なくともいずれか一方で行われてよく、撮影動作の禁止
はレリーズスイッチをロックすることにより行われてよ
い。
【0011】また、本発明のカメラによれば、前記操作
者への警告および前記撮影動作の禁止が行われるタイミ
ングが、前記操作者の撮影動作に応じて決定される。こ
れによると、例えば操作者がレリーズスイッチを半押し
せずにいきなり第2段階まで押し込んだ場合であって
も、それに応じてブレ警告などのタイミングが決定され
る。従って、操作者の撮影動作にかかわらずブレがある
場合にはそれを常に操作者に警告などすることができる
ようになる。
【0012】また、本発明のカメラによれば、実際にブ
レ検出を行っているので、撮影条件などにかかわらず確
実なブレ検出ができる。従って、手ブレなどのブレが発
生していてもそれを警告などできないことやブレが発生
していないのに警告などが行われてしまうことがない。
また、操作者の撮影動作にかかわらずブレがある場合に
はそれを常に操作者に警告などすることができる。な
お、ここでブレ検出手段は、例えばカメラの単位時間の
移動量を測定することができる例えば角速度センサ、加
速度センサまたはCCDなどであってよい。また、ブレ
判断手段、命令手段およびタイミング決定手段は、カメ
ラ全体の動作を制御するCPUによって実現されるもの
であってよい。
【0013】また、本発明のカメラによれば、前記タイ
ミング決定手段が、2段階スイッチの第1段階オン時か
ら第2段階オン時までの時間の長さに応じて前記タイミ
ングを決定する。これによると、例えば操作者がレリー
ズスイッチを第1段階まで押し込んだ状態でフォーカス
ロックした場合は露光前および露光後に警告などを行
い、操作者がレリーズスイッチを半押しせずにいきなり
第2段階まで押し込んだ場合には露光後のみに警告など
を行うというように操作者の撮影動作に応じて適切なタ
イミングで警告などを行うことができる。
【0014】また、本発明のカメラによれば、前記命令
手段からの前記命令が、露光前および露光後のうちの少
なくとも露光後に発せられる。これによると、例えば操
作者がレリーズスイッチを半押しせずにいきなり第2段
階まで押し込んだ場合のように露光前での警告などがで
きない場合であっても、露光後には確実に警告を行うこ
とができるので、操作者は再度撮影をやり直して良好な
画質の画像を撮影することができるようになる。
【0015】また、本発明のカメラによれば、前記ブレ
検出が所定時間ごとに繰り返して行われる。これによる
と、常に最新のブレ検出データを用いることができてよ
り正確にブレを検出できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態のカメラの概
略構成を示すブロック図である。図1において、CPU
10は、本実施の形態のカメラの中枢であり、後述する
ようにレンズやシャッターなどのすべての装置の動作を
統合制御するとともに、測距や測光などに関する演算を
実行する。本実施の形態では、CPU10がブレ判断手
段、命令手段およびタイミング決定手段を構成してい
る。電源回路12には電池12aが接続されており、図
示しない電源スイッチがオン状態であるときにCPU1
0の命令に基づいてカメラ内の各装置に電力を供給す
る。各種入力スイッチ14はカメラ上に配された操作者
による操作可能なスイッチであり、CPU10に対して
撮影条件などを与えるために用いられる。
【0018】ストロボ回路16は、CPU10の命令に
基づいてストロボ16aを発光させる。データ音声変換
回路18は、CPU10の命令に基づいてCPU10か
ら受け取ったデータを音声信号に変換する。この音声信
号はスピーカ18aから音声として出力される。本実施
の形態では、後述するように、撮影の際に許容値を超え
たブレがあったことを、スピーカ18aから音声により
操作者に警告する。なお、別の実施の形態として、デー
タ音声変換回路18およびスピーカ18aに加えてまた
はこれらに代えて、LEDまたは液晶表示装置などの表
示装置(図示せず)を有していてもよい。この場合に
は、操作者への警告を音声に加えてまたは音声に代えて
視覚的に行うことができる。
【0019】手ブレ検出回路20(ブレ検出手段)は、
ブレ信号増幅回路202とブレセンサA204とブレセ
ンサB206とを備えている。ブレセンサA204とブ
レセンサB206は同一構造の角速度センサであり、一
方がカメラの横方向のブレを検出し他方が縦方向のブレ
を検出するために、互いに直角をなすようにしてカメラ
内の所定位置に配置されている。ブレセンサA204お
よびブレセンサB206からの出力は、ブレ信号増幅回
路202において増幅されて図示しないA/D変換器な
どを経てCPU10に与えられる。なお、手ブレ検出回
路20は、ブレセンサA204およびブレセンサB20
6の出力が与えられるローパスおよび/またはハイパス
フィルタ(ともに図示せず)などを具備していてもよ
い。
【0020】EEPROM22は本実施の形態のカメラ
にかかる制御プログラムや様々のデータを記憶しておく
ために用いられる不揮発性メモリであり、CPU10に
よってこれらデータなどの書き込みおよび読み出しが指
示される。レンズ駆動回路24は、CPU10からの命
令にしたがってレンズモータ24aを合焦駆動するため
の回路である。レリーズ釦26は、第1ストロークまで
の押下(半押し状態;S1オン)でCPU10をアクテ
ィブとし、測距・測光動作などを開始させ、且つ半押し
状態が例えば200ms以上維持されている場合には所
望位置でレンズをフォーカスロック状態とし、第1スト
ロークよりもさらに下方の第2ストロークまでの押下
(全押し状態:S2オン)で、シャッターを駆動して撮
影を開始させる命令をCPU10に与えるための2段階
スイッチである。なお、CPU10からの命令により動
作する、レリーズ釦26がS2オンになるのを禁止する
機構(図示せず)がレリーズ釦26に設けられていても
よい。このような機構を設けることにより、ブレがある
場合に単に操作者にブレを警告するだけではなく撮影動
作を禁止することができるので、誤って撮影が行われる
ことがなくなる。
【0021】シャッター駆動回路28は、CPU10か
らの命令に従ってシャッターモータ28aを駆動するこ
とによってシャッター幕を走行させ、フィルムが所定時
間露光されるようにする。フィルム給送回路30はCP
U10からの命令に従ってフィルムモータ30aを駆動
し、1回の撮影が終わるごとにフィルムをパトローネか
ら所定の長さだけ引き出す。測光回路32は、被写界輝
度情報を得るための回路であり、測光素子32aが接続
されている。
【0022】AF回路34は、被写体距離を測定するた
めの回路であり、測距用の発光部34aと受光部34b
とが接続されている。発光部34aから発された赤外線
などの光は、被写体で反射して受光部34bで受光され
るようになっている。測光回路32からの測光データお
よびAF回路34からの測距データはCPU10に供給
され、これらデータから演算により求められた値に基づ
いてレンズ駆動回路24およびシャッター駆動回路28
の動作(レンズ位置、シャッター速度など)が制御され
るようになっている。
【0023】次に、本実施の形態のカメラの動作につい
て、図1に加えて図2乃至図4を参照して説明する。図
2は本実施の形態のカメラの動作を説明するためのフロ
ーチャートであり、図3は図2のサブルーチンAでの動
作のフローチャートであり、図4は図2のサブルーチン
Bでの動作のフローチャートである。なお、以下の動作
は特に記載しない限り、図1のCPU10に接続された
各部からの信号およびEEPROM22に記憶されたプ
ログラムやデータに基づいて、CPU10が実行するか
またはCPU10からの命令により各部において実行さ
れるものとする。
【0024】まず、図示しない電源スイッチがオン状態
であるときにレリーズ釦26が押下(レリーズオン)さ
れると、ステップS201において、測光回路32およ
びAF回路34により測光および測距動作がそれぞれ行
われ、CPU10により被写界輝度情報および被写体距
離情報が演算される。次に、ステップS202におい
て、次のステップS203のサブルーチンA内で所定の
値にセットさせる200msタイマ繰り返しフラグ(φ
T)がリセットされる(φT=0)。
【0025】次に、図3に示すステップS203のサブ
ルーチンA(S2オン待ちサブルーチン)が実行され
る。サブルーチンAでは、手ブレ検出回路20によるブ
レ検出が行われるとともに、レリーズ釦26のS1およ
びS2のオンオフ状態が検出され、以下に説明するよう
に、撮影前手ブレフラグ(φA)が適宜にセットされ
る。より詳細には、S1オン且つS2オフの状態がタイ
マスタート時から200ms以上あった場合には「操作
者がフォーカスロックをしている」と判断し、許容され
る量以上の手ブレが生ずれば、撮影前手ブレフラグが”
1”(手ブレあり)にセットされて後のステップで操作
者への警告が行われる。また、タイマスタート時から2
00ms未満でS2がオン操作された場合には「操作者
がフォーカスロックをせずにS2まで直ちに押した」と
判断し、後のステップで操作者への警告が行われないよ
うにするために、撮影前手ブレフラグが”0”(手ブレ
なし)にセットされる。
【0026】サブルーチンAでは、まず、ステップS3
01において、レリーズ釦26のS2がオン状態である
かどうかを示すS2オン判断フラグ(φS2)がリセッ
トさせる(φS2=0)。次に、ステップS302にお
いて、200msタイマがリセットされ、そのカウント
が開始される。次に、ステップS303において、ブレ
センサA204およびブレセンサB206からの出力
が、手ブレ検出回路20により一定期間サンプリングさ
れる。次に、ステップS304において、ステップS3
03でのサンプリング結果に基づいて、ブレ量つまりカ
メラの単位時間の実際の移動量が演算される。なお、ス
テップS303およびステップS304を実行するのに
要する時間は通常μsオーダーであり、カメラの通常の
レリーズ釦の動作時間や露光時間(シャッター秒時1/
500で約2ms程度)よりもはるかに短い。従って、
これらのステップがカメラの他の動作に影響を与えるこ
とはほとんどない。
【0027】次に、ステップS305において、レリー
ズ釦26のS1のオンオフ状態が判断される。もしS1
がオフ状態になっている(操作者がレリーズ釦26を離
した)と判断されると、ステップS306に進んでS2
オン判断フラグφS2が”0”に(φS2=0)、そし
てさらにステップS307に進んで撮影前手ブレフラグ
φAが”0”に(φA=0)それぞれセットされてサブ
ルーチンAが終了する。これにより、図2のステップS
203のサブルーチンAの終了後に、警告および撮影の
いずれの動作をも行わせることなく図2のレリーズオン
ルーチンを終了させることができる。
【0028】もしステップS305においてS1がオン
状態になっている(操作者がレリーズ釦26を少なくと
も半押ししている)と判断されると、ステップS308
に進んでレリーズ釦26のS2のオンオフが判断され
る。もしS2がオフのままであると判断されると、ステ
ップS309に進んでステップS302でリセットされ
たタイマの開始から200ms以上経過したかどうかが
判断される。もしまだ200ms以上経過していなけれ
ば、ステップS303に戻って再度ブレ検知を行うべ
く、ブレセンサA204およびブレセンサB206から
の出力がサンプリングされる。
【0029】ステップS309で200ms以上経過し
ていると判断されると、ステップS310に進んで20
0msタイマ繰り返しフラグ(φT)が”1”にセット
される。そして、ステップS311に進んで、ステップ
S304で求められたブレ量つまりカメラの単位時間の
実際の移動量が、撮影画角を参考にして、CPU10で
求められたシャッター速度と比較される。そして、その
比較結果に基づいて撮影前手ブレフラグφAが、”0”
(手ブレなし)または”1”(手ブレあり)のいずれか
にセットされてサブルーチンAが終了する。
【0030】また、ステップS308でレリーズ釦26
のS2がオンになっていると判断された場合には、ステ
ップS312に進んでS2オン判断フラグが”1”に
(φS2=1)セットされる。そして、さらにステップ
S313において、タイマの開始から既に200ms以
上経過しているかどうか、つまり200msタイマ繰り
返しフラグ(φT)が”0”(200ms未経過)また
は”1”(200ms経過済)のいずれであるのかが判
断される。φT=0の場合は操作者がフォーカスロック
を行わずにS2まで全押ししたことを意味するので、ス
テップS307において撮影前手ブレフラグφAが”
0”(手ブレなし)にセットされてサブルーチンAが終
了する(φS2=1、且つ、φA=0)。これにより、
図2のステップS203のサブルーチンAの終了後に、
警告を行うことなく撮影が開始される。
【0031】また、φT=1の場合は、操作者がフォー
カスロックを行ったことを意味するので、ステップS3
11に進んで、上述したのと同様にして撮影前手ブレフ
ラグφAを、”0”(手ブレなし)または”1”(手ブ
レあり)のいずれかにセットし、サブルーチンAを終了
させる。
【0032】ステップS203のサブルーチンAが終了
すると、ステップS204において、撮影前手ブレフラ
グφAが”0”または”1”のいずれであるかが判断さ
れる。もしφA=1であると判断されると、ステップS
205に進んで操作者への警告が行われる。この警告
は、データ音声変換回路18およびスピーカ18aを用
いて、例えば「手ブレが生じます」などといった音声に
より行われる。なお、このように警告を行うのに加えて
またはこれに代えて、上述したレリーズ釦26がS2オ
ンになるのを禁止する機構を作動させるようにしてもよ
い。
【0033】次に、ステップS206において、再度レ
リーズ釦26のS1のオンオフ状態が判断される。もし
S1がオン状態であると判断されると、ステップS20
2でφT=0とした後、サブルーチンAを再び実行す
る。また、S1がオフ状態であると図2のレリーズオン
ルーチンを終了させる。
【0034】また、ステップS204でφA=0である
と判断されると、ステップS207に進んで、S2オン
判断フラグが”0”または”1”のいずれであるかが判
断される。ここでφS2=0つまりS2がオフ状態であ
ると判断されると、ステップS206と同様に、ステッ
プS214で再度S1のオンオフ状態が判断される。も
し、S1がオン状態であると判断されると、ステップ2
02でφT=0とした後、サブルーチンAを再び実行す
る。また、S1がオフ状態であると、図2のレリーズオ
ンルーチンを終了させる。一方、φS2=1つまりS2
がオン状態であると判断されると、撮影を行うべくステ
ップS208に進む。ステップS208ではレンズ駆動
回路24により測距値に応じたレンズの繰り出しが行わ
れる。
【0035】次に、図4に示すステップS209のサブ
ルーチンB(シャッター駆動サブルーチン)が実行され
る。サブルーチンBでは、シャッターの開閉とともに手
ブレ検出回路20によるブレ検出が露光中に行われる。
そして、以下に説明するように、露光中手ブレフラグ
(φB)が適宜にセットされる。より詳細には、露光中
に許容される量以上の手ブレがあれば、露光中手ブレフ
ラグが”1”(手ブレあり)にセットされて後のステッ
プで操作者への警告が行われる。また、露光中に許容さ
れる量以上の手ブレがなければ、露光中手ブレフラグ
が”0”(手ブレなし)にセットされる。
【0036】サブルーチンBでは、まず、ステップS4
01において、シャッター駆動回路を作動してシャッタ
ーを開く。そして、ステップS402において、図2の
ステップS201で求めた測光値に応じた露光が行われ
るように、シャッタータイマをリセットしてスタートさ
せる。次に、ステップS403において、ブレセンサA
204およびブレセンサB206からの出力が手ブレ検
出回路20により一定期間サンプリングされる。次に、
ステップS404において、ステップS403でのサン
プリング結果に基づいて、ブレ量つまりカメラの単位時
間の実際の移動量が演算される。
【0037】次に、ステップS405において、シャッ
タータイマがタイムオーバー、つまり露光予定時間が終
了したかどうかが判断される。もしまだタイムオーバー
でなければ、ステップS403に戻って、手ブレ検出回
路20によるブレのサンプリングが行われ、既にタイム
オーバーであれば、ステップS406に進んでシャッタ
ーを閉じ、露光が終了する。
【0038】次に、ステップS407において、ステッ
プS404で求められたブレ量つまりカメラの単位時間
の実際の移動量が、撮影画角を参考にして、CPU10
で求められたシャッター速度と比較される。そして、そ
の比較結果に基づいて露光中手ブレフラグφBが、”
0”(手ブレなし)または”1”(手ブレあり)のいず
れかにセットされてサブルーチンBが終了する。
【0039】ステップS209のサブルーチンBが終了
すると、ステップS210において、レンズ駆動回路2
4によりレンズの繰り込みが行われ、レンズが初期位置
に戻される。次に、ステップS211において、フィル
ム給送回路30によりフィルムが1コマ分給送される。
次に、ステップS212において、露光中手ブレフラグ
φBが”0”または”1”のいずれであるかが判断され
る。もしφB=1であると判断されると、ステップS2
13に進んで操作者への警告が行われる。この警告は、
上述した撮影前の手ブレの場合と同様に、データ音声変
換回路18およびスピーカ18aを用いて例えば「手ブ
レが生じました」などの音声により行われる。これによ
り、操作者は再度撮影をやり直して良好な画質の画像を
撮影することができる。また、φB=0であると判断さ
れると、そのまま図2のレリーズオンルーチンを終了さ
せる。
【0040】以上のように、本実施の形態のカメラは、
ブレ検出手段としての手ブレ検出回路20と、ブレ判断
手段、命令手段およびタイミング決定手段としてのCP
U10とを備えており、手ブレ検出回路20で実際にブ
レ検出を行っているので、撮影条件などにかかわらず確
実なブレ検出ができる。従って、手ブレなどのブレが発
生していてもそれを警告などできないことやブレが発生
していないのに警告などが行われてしまうことがない。
また、許容値を超えるブレがあっても、ブレを補正せず
に操作者に対してブレ警告を行うのでブレ補正用の部品
が不要である。従って、本実施の形態のカメラは、比較
的低コストで且つ軽量で特に鏡胴回りがコンパクトとな
る。
【0041】また、本実施の形態のカメラは、操作者が
レリーズ釦26をフォーカスロックするかまたは即押し
するかによって、ブレ警告のタイミングが変わるように
なっている。つまり、操作者がレリーズ釦26をフォー
カスロックすると露光前と露光後の両方で警告が行わ
れ、操作者がレリーズ釦26を即押しすると露光前に警
告が行われず露光後にのみ警告が行われる。従って、操
作者の撮影動作にかかわらず、ブレがある場合にはそれ
を常に操作者に警告することが可能である。
【0042】また、本実施の形態のカメラでは、タイミ
ング決定手段であるCPU10が、2段階スイッチであ
るレリーズ釦26のS1オン時からS2オン時までの時
間の長さに応じて、警告が行われるタイミングを決定し
ている。従って、例えば操作者がレリーズ釦26を半押
し状態でフォーカスロックした場合は、露光前および露
光後に警告を行い、一方、操作者がレリーズ釦26を半
押しせずに直ちに全押しした場合には、露光後のみに警
告を行うというように操作者の撮影動作に応じて適切な
タイミングで警告などを行うことができる。よって、撮
影前にブレ警告などを行うようにすれば、操作者はブレ
が確実になくなった状態で撮影することが可能となり、
撮影後にブレ警告などを行うようにすれば、操作者は再
度ブレがなくなってから撮影をやり直すことができるよ
うになる。
【0043】また、本実施の形態のカメラは、露光前お
よび露光後のうちの少なくとも露光後に、命令手段とし
てのCPU10から操作者への警告を行わせる命令が発
せられるようになっている。従って、例えば操作者がレ
リーズ釦26を半押しせずに全押しした場合のように露
光前での警告などができない場合であっても、露光後に
は確実に警告を行うことができるので、操作者は再度撮
影をやり直して良好な画質の画像を撮影することが可能
である。
【0044】また、本実施の形態のカメラは、ブレ検出
手段としての手ブレ検出回路20によるブレ検出がタイ
マオーバーとなるまで所定時間ごとに繰り返して行われ
る。従って、常に最新のブレ検出データを用いてブレ量
が許容値を超えているかを判断することができてより正
確にブレを検出できるようになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
実際にブレを検出してそれを操作者に警告することなど
ができるカメラであって、低コストで且つ軽量コンパク
トなカメラを提供することが可能となる。また、予めR
OMなどに記憶された経験則から得られた数値に基づい
てブレ警告などを行うのではなく実際にブレ量を検出す
るカメラであって、操作者の撮影動作にかかわらずブレ
がある場合にはそれを常に操作者に警告することなどが
できるカメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のカメラの概略構成を示
すブロック図である。
【図2】図2は本実施の形態のカメラの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】図2のサブルーチンAでの動作のフローチャー
トである。
【図4】図2のサブルーチンBでの動作のフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 CPU 12 電源回路 14 各種入力スイッチ 16 ストロボ回路 18 データ音声変換回路 20 手ブレ検出回路20(ブレ検出手段) 22 EEPROM 24 レンズ駆動回路 26 レリーズ釦 28 シャッター駆動回路 30 フィルム給送回路 32 測光回路 34 AF回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレ検出を行い、検出されたブレ量が許
    容値を超えていると判断されると、操作者への警告およ
    び撮影動作の禁止の少なくともいずれか一方の動作を行
    うように構成されていることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記警告または前記撮影動作の禁止は、
    前記ぶれ検出に基づく補正をすることなく行われること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記操作者への警告および前記撮影動作
    の禁止が行われるタイミングが、前記操作者の撮影動作
    に応じて決定されることを特徴とする請求項1または2
    に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ブレ検出は、単位時間当たりの前記
    カメラの移動量と、撮影画角と、シャッタスピードとに
    基づいて行われるようになっていることを特徴とする請
    求項1、2または3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 ブレ検出を行うためのブレ検出手段と、 前記ブレ検出手段によって得られたブレ量が許容値を超
    えているかを判断するためのブレ判断手段と、 前記判断手段によって前記ブレ量が許容値を超えている
    と判断されたとき、操作者への警告および撮影動作の禁
    止の少なくともいずれか一方を行わせるような命令を発
    するための命令手段と、 前記命令手段から前記命令が発せられるタイミングを、
    前記操作者の撮影動作に応じて決定するためのタイミン
    グ決定手段とを備えていることを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記タイミング決定手段が、2段階スイ
    ッチの第1段階オン時から第2段階オン時までの時間の
    長さに応じて前記タイミングを決定することを特徴とす
    る請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記命令手段からの前記命令が、露光前
    および露光後のうちの少なくとも露光後に発せられるこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記ブレ検出手段は、単位時間当たりの
    前記カメラの移動量と、撮影画角と、シャッタスピード
    とに基づいてブレ検出を行うようになっていることを特
    徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記ブレ検出が所定時間ごとに繰り返し
    て行われることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記警告は、音声による警告であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のカメ
    ラ。
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