JPH11324619A - 内燃機関用バルブローテータ - Google Patents
内燃機関用バルブローテータInfo
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- JPH11324619A JPH11324619A JP12434998A JP12434998A JPH11324619A JP H11324619 A JPH11324619 A JP H11324619A JP 12434998 A JP12434998 A JP 12434998A JP 12434998 A JP12434998 A JP 12434998A JP H11324619 A JPH11324619 A JP H11324619A
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- Japan
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- spring
- disc spring
- valve
- retainer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプリングリテーナ、皿ばね、ボールレース
間に相対滑りの発生するのを防止し、それらの接触面の
摩耗を抑える。 【解決手段】 スプリングリテーナ４における皿ばね８
との接触面、及びボールレース１０における皿ばね８と
の接触面に摩擦パッド１４を設ける。
間に相対滑りの発生するのを防止し、それらの接触面の
摩耗を抑える。 【解決手段】 スプリングリテーナ４における皿ばね８
との接触面、及びボールレース１０における皿ばね８と
の接触面に摩擦パッド１４を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンバルブを
その軸線回りに間欠的に強制回転させるバルブローテー
タの改良に関する。
その軸線回りに間欠的に強制回転させるバルブローテー
タの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のバルブローテータとしては、例
えば図５〜図９に示すものがある。すなわち、エンジン
バルブ(１)の軸端部に１対のコッタ(２)を介して止着さ
れ、かつ上端に外向鍔(3a)を備えるローテータ本体(３)
と、ローテータ本体(３)の筒部(3b)に、上下方向に移動
可能かつ相対回転可能として外嵌された皿状のスプリン
グリテーナ(４)と、上記外向鍔(3a)の下面に円周方向を
向いて形成され、かつ上面（溝底面）が一定方向に下向
傾斜する傾斜面(5a)を備える複数の円弧状のガイド溝
(５)と、このガイド溝(５)内に転動可能に収容された鋼
球(６)と、これとガイド溝(５)の深い側の端部との間に
縮設され、かつ鋼球(６)を常時ガイド溝(５)の浅い側の
端部に向かって付勢する圧縮コイルばね(７)と、上記ロ
ーテータ本体(３)における外向鍔(3a)の下面隅部とスプ
リングリテーナ(４)の内周面の隅部との間に内外周縁が
係止された皿ばね(８)と、この皿ばね(８)の上面に載置
され、かつ上記鋼球(６)の下面が嵌入しうる環状凹溝
(９)を上面に備えるボールレース(10)とからなってい
る。(11)は、スプリングリテーナ(４)のローテータ本体
(３)よりの脱落を防止するスナップリングである。
えば図５〜図９に示すものがある。すなわち、エンジン
バルブ(１)の軸端部に１対のコッタ(２)を介して止着さ
れ、かつ上端に外向鍔(3a)を備えるローテータ本体(３)
と、ローテータ本体(３)の筒部(3b)に、上下方向に移動
可能かつ相対回転可能として外嵌された皿状のスプリン
グリテーナ(４)と、上記外向鍔(3a)の下面に円周方向を
向いて形成され、かつ上面（溝底面）が一定方向に下向
傾斜する傾斜面(5a)を備える複数の円弧状のガイド溝
(５)と、このガイド溝(５)内に転動可能に収容された鋼
球(６)と、これとガイド溝(５)の深い側の端部との間に
縮設され、かつ鋼球(６)を常時ガイド溝(５)の浅い側の
端部に向かって付勢する圧縮コイルばね(７)と、上記ロ
ーテータ本体(３)における外向鍔(3a)の下面隅部とスプ
リングリテーナ(４)の内周面の隅部との間に内外周縁が
係止された皿ばね(８)と、この皿ばね(８)の上面に載置
され、かつ上記鋼球(６)の下面が嵌入しうる環状凹溝
(９)を上面に備えるボールレース(10)とからなってい
る。(11)は、スプリングリテーナ(４)のローテータ本体
(３)よりの脱落を防止するスナップリングである。
【０００３】エンジンバルブ(１)が、ロッカアーム（図
示略）により押圧されて開き始め、弁ばね(12)の荷重が
増加すると、スプリングリテーナ(４)は、皿ばね(８)に
抗して上方へ移動する。それと同時に鋼球(６)は、図７
に示すように、皿ばね(８)と当接しているボールレース
(10)を介して押圧され、圧縮コイルばね(７)に抗して、
ガイド溝(５)における傾斜面(5a)を上方に向かって転動
しようとする。
示略）により押圧されて開き始め、弁ばね(12)の荷重が
増加すると、スプリングリテーナ(４)は、皿ばね(８)に
抗して上方へ移動する。それと同時に鋼球(６)は、図７
に示すように、皿ばね(８)と当接しているボールレース
(10)を介して押圧され、圧縮コイルばね(７)に抗して、
ガイド溝(５)における傾斜面(5a)を上方に向かって転動
しようとする。
【０００４】その結果、鋼球(６)の転動による水平方向
の力により、ローテータ本体(３)は、矢印方向に水平回
転させられ、エンジンバルブ(１)も、コッタ(２)を介し
て、軸線回りに間欠的に強制回転させられる。
の力により、ローテータ本体(３)は、矢印方向に水平回
転させられ、エンジンバルブ(１)も、コッタ(２)を介し
て、軸線回りに間欠的に強制回転させられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなバルブロ
ーテータにおいて、エンジンバルブ(１)、すなわちロー
テータ本体(３)を確実に回転させるためには、スプリン
グリテーナ(４)と皿ばね(８)とボールレース(10)とが、
互いに相対回転しないようにすることが肝要である。
ーテータにおいて、エンジンバルブ(１)、すなわちロー
テータ本体(３)を確実に回転させるためには、スプリン
グリテーナ(４)と皿ばね(８)とボールレース(10)とが、
互いに相対回転しないようにすることが肝要である。
【０００６】そこで従来は、スプリングリテーナ(４)と
ボールレース(10)との間に、図８及び図９に示すような
対策を講じている。すなわち、皿ばね(８)よりも大径と
したボールレース(10)側には、その外周部両側を互いに
平行をなすように切除することにより、１対の当接部(1
0a)(10a)を形成する。一方、スプリングリテーナ(４)側
には、その外周部上面に、上記当接部(10a)が当接可能
な１対の円弧状のストッパ(4a)を上向きに立設する。上
記ストッパ(4a)と当接部(10a)とが当接することによ
り、スプリングリテーナ(４)とボールレース(10)との相
対回転は防止される。
ボールレース(10)との間に、図８及び図９に示すような
対策を講じている。すなわち、皿ばね(８)よりも大径と
したボールレース(10)側には、その外周部両側を互いに
平行をなすように切除することにより、１対の当接部(1
0a)(10a)を形成する。一方、スプリングリテーナ(４)側
には、その外周部上面に、上記当接部(10a)が当接可能
な１対の円弧状のストッパ(4a)を上向きに立設する。上
記ストッパ(4a)と当接部(10a)とが当接することによ
り、スプリングリテーナ(４)とボールレース(10)との相
対回転は防止される。
【０００７】しかし、上述した従来のバルブローテータ
においては、スプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)、及
び皿ばね(８)とボールレース(10)との間に、何ら回り止
め対策が講じられていないため、次のような問題が生じ
ることがある。
においては、スプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)、及
び皿ばね(８)とボールレース(10)との間に、何ら回り止
め対策が講じられていないため、次のような問題が生じ
ることがある。
【０００８】弁ばね(12)がサージングを起こして異常振
動したり、ローテータ本体(３)の回転抵抗や慣性力が大
きかったりすると、スプリングリテーナ(４)と皿ばね
(８)、及び皿ばね(８)とボールレース(10)との接触部間
において相対滑りが発生することがある。このようにな
ると、互いの接触部を摩耗させるだけでなく、エンジン
バルブ(1)の回転が不確実となり、バルブローテータと
しての機能が損なわれる。
動したり、ローテータ本体(３)の回転抵抗や慣性力が大
きかったりすると、スプリングリテーナ(４)と皿ばね
(８)、及び皿ばね(８)とボールレース(10)との接触部間
において相対滑りが発生することがある。このようにな
ると、互いの接触部を摩耗させるだけでなく、エンジン
バルブ(1)の回転が不確実となり、バルブローテータと
しての機能が損なわれる。
【０００９】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、スプリングリテーナ、皿ばね及びボールレース間
に相対滑りが発生するのを防止し、もって、それらの接
触部の摩耗を抑えるとともに、エンジンバルブを確実に
回転させうるようにした、内燃機関用バルブローテータ
を提供することを目的としている。
ので、スプリングリテーナ、皿ばね及びボールレース間
に相対滑りが発生するのを防止し、もって、それらの接
触部の摩耗を抑えるとともに、エンジンバルブを確実に
回転させうるようにした、内燃機関用バルブローテータ
を提供することを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 （１）上下方向を向くエンジンバルブの軸に嵌合された
外向鍔を備えるローテータ本体と、このローテータ本体
に、上下方向に移動可能かつ相対回転可能として嵌合さ
れたスプリングリテーナと、このスプリングリテーナと
前記外向鍔との上下の対向面のいずれか一方に、前記軸
を中心とする円弧状に形成され、かつ溝底面が一定方向
に漸次浅くなる傾斜面をなす複数のガイド溝と、このガ
イド溝内に移動可能として収容され、かつ一部が前記ガ
イド溝より出没しうる転動部材と、この転動部材を常時
ガイド溝の浅い側に付勢する付勢手段と、前記ローテー
タ本体とスプリングリテーナとの間に、上下いずれか一
方の面が前記転動部材と当接しうるようにして設けられ
た皿ばねとを備える内燃機関バルブローテータにおい
て、前記スプリングリテーナと皿ばねとの接触面の少な
くともいずれか一方に、互いの相対回転を規制する滑り
止め手段を設ける。
題は、次のようにして解決される。 （１）上下方向を向くエンジンバルブの軸に嵌合された
外向鍔を備えるローテータ本体と、このローテータ本体
に、上下方向に移動可能かつ相対回転可能として嵌合さ
れたスプリングリテーナと、このスプリングリテーナと
前記外向鍔との上下の対向面のいずれか一方に、前記軸
を中心とする円弧状に形成され、かつ溝底面が一定方向
に漸次浅くなる傾斜面をなす複数のガイド溝と、このガ
イド溝内に移動可能として収容され、かつ一部が前記ガ
イド溝より出没しうる転動部材と、この転動部材を常時
ガイド溝の浅い側に付勢する付勢手段と、前記ローテー
タ本体とスプリングリテーナとの間に、上下いずれか一
方の面が前記転動部材と当接しうるようにして設けられ
た皿ばねとを備える内燃機関バルブローテータにおい
て、前記スプリングリテーナと皿ばねとの接触面の少な
くともいずれか一方に、互いの相対回転を規制する滑り
止め手段を設ける。
【００１１】（２）上記(１)項において、転動部材を鋼
球とし、かつこの鋼球と皿ばねとの間にボールレースを
設けてなるバルブローテータにおいて、前記皿ばねとボ
ールレースとの接触面の少なくともいずれか一方にも滑
り止め手段を設ける。
球とし、かつこの鋼球と皿ばねとの間にボールレースを
設けてなるバルブローテータにおいて、前記皿ばねとボ
ールレースとの接触面の少なくともいずれか一方にも滑
り止め手段を設ける。
【００１２】（３）上記(１)または(２)項において、滑
り止め手段を、摩擦係数の大きいゴム又はプラスチック
よりなる硬質の摩擦パッドとする。
り止め手段を、摩擦係数の大きいゴム又はプラスチック
よりなる硬質の摩擦パッドとする。
【００１３】（４）上記(３)項において、摩擦パッドの
表面に多数の突起を形成する。
表面に多数の突起を形成する。
【００１４】（５）上記(１)または(２)項において、滑
り止め手段が、接触面を荒らすことにより形成された粗
面であるものとする。
り止め手段が、接触面を荒らすことにより形成された粗
面であるものとする。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
基づいて説明する。なお、本発明は、上述した従来のバ
ルブローテータを部分的に改良したものであるため、そ
れと同様の部材には、同じ符号を付すに止どめて、その
詳細を省略する。
基づいて説明する。なお、本発明は、上述した従来のバ
ルブローテータを部分的に改良したものであるため、そ
れと同様の部材には、同じ符号を付すに止どめて、その
詳細を省略する。
【００１６】図１は、請求項１〜３記載の発明の一実施
例を示すもので、スプリングリテーナ(４)の上面におけ
る皿ばね(８)との当接面に形成された環状溝(13)には、
摩擦係数が大きく、かつ耐熱、耐油性を有する硬質の摩
擦パッド(14)が嵌着されている。上記摩擦パッド(14)の
材料としては、例えばブチル系やフッ素系の硬質ゴム又
は比較的軟質のプラスチック（熱可塑性エラストマー）
等が適している。
例を示すもので、スプリングリテーナ(４)の上面におけ
る皿ばね(８)との当接面に形成された環状溝(13)には、
摩擦係数が大きく、かつ耐熱、耐油性を有する硬質の摩
擦パッド(14)が嵌着されている。上記摩擦パッド(14)の
材料としては、例えばブチル系やフッ素系の硬質ゴム又
は比較的軟質のプラスチック（熱可塑性エラストマー）
等が適している。
【００１７】ボールレース(10)の下面における皿ばね
(８)との当接面に形成された上向きの環状溝(15)にも、
上記と同様の摩耗パッド(14)が嵌着されている。
(８)との当接面に形成された上向きの環状溝(15)にも、
上記と同様の摩耗パッド(14)が嵌着されている。
【００１８】上記実施例のように、スプリングリテーナ
(４)における皿ばね(８)の接触面と、ボールレース(10)
における皿ばね(８)の接触面とに、摩耗パッド(14)を設
けると、それら接触部の摺動摩擦抵抗が増大するため、
スプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)、及び皿ばね(８)
とボールレース(10)間に相対滑りの発生する恐れは殆ど
なくなる。その結果、互いの接触部の摩耗が防止され、
かつローテータ本体(３)、すなわちエンジンバルブ(１)
を確実に回転させうるようになる。
(４)における皿ばね(８)の接触面と、ボールレース(10)
における皿ばね(８)の接触面とに、摩耗パッド(14)を設
けると、それら接触部の摺動摩擦抵抗が増大するため、
スプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)、及び皿ばね(８)
とボールレース(10)間に相対滑りの発生する恐れは殆ど
なくなる。その結果、互いの接触部の摩耗が防止され、
かつローテータ本体(３)、すなわちエンジンバルブ(１)
を確実に回転させうるようになる。
【００１９】図２は、請求項４記載の発明の実施例、す
なわち上記スプリングリテーナ(４)に嵌着した摩耗パッ
ド(14)の変形例を示すもので、摩擦パッド(14)の表面
に、放射状の多数の突条(14a)を形成してある。
なわち上記スプリングリテーナ(４)に嵌着した摩耗パッ
ド(14)の変形例を示すもので、摩擦パッド(14)の表面
に、放射状の多数の突条(14a)を形成してある。
【００２０】このような突条(14a)を形成すると、摺動
摩擦抵抗がより増大するため、スプリングリテーナ(４)
と皿ばね(８)との相対滑りが効果的に防止される。な
お、図示は省略するが、このような突条(14a)を、ボー
ルレース(10)側の摩擦パッド(14)の下面にも設けてもよ
いことは勿論である。
摩擦抵抗がより増大するため、スプリングリテーナ(４)
と皿ばね(８)との相対滑りが効果的に防止される。な
お、図示は省略するが、このような突条(14a)を、ボー
ルレース(10)側の摩擦パッド(14)の下面にも設けてもよ
いことは勿論である。
【００２１】図３は、請求項１記載の発明の別の実施例
を示すもので、ボールレース(10)のないバルブローテー
タに適用した例を示している。スプリングリテーナ(４)
における皿ばね(８)との接触面に、上述と同様の摩擦パ
ッド(14)を設けることにより、スプリングリテーナ(４)
と皿ばね(８)との相対滑りが防止されるようにしてあ
る。
を示すもので、ボールレース(10)のないバルブローテー
タに適用した例を示している。スプリングリテーナ(４)
における皿ばね(８)との接触面に、上述と同様の摩擦パ
ッド(14)を設けることにより、スプリングリテーナ(４)
と皿ばね(８)との相対滑りが防止されるようにしてあ
る。
【００２２】図４は、請求項５記載の発明の要部を示す
もので、スプリングリテーナ(４)における皿ばね(８)と
の接触面を荒らすことにより、粗面(15)としてある。粗
面(15)は、ブラスト処理や粗目のヤスリがけ（サンドペ
ーパーを含む）又はローレットがけ等により容易に形成
しうる。
もので、スプリングリテーナ(４)における皿ばね(８)と
の接触面を荒らすことにより、粗面(15)としてある。粗
面(15)は、ブラスト処理や粗目のヤスリがけ（サンドペ
ーパーを含む）又はローレットがけ等により容易に形成
しうる。
【００２３】このような粗面(15)を形成すると、上述し
た摩擦パッド(14)と同様、皿ばね(８)との摺動摩擦抵抗
を増大させることができ、スプリングリテーナ(４)と皿
ばね(８)との間に相対滑りの発生する恐れは小さくな
る。なお、粗面(15)は、皿ばね(８)側としてもよく、ま
たスプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)との両方に形成
してもよい。
た摩擦パッド(14)と同様、皿ばね(８)との摺動摩擦抵抗
を増大させることができ、スプリングリテーナ(４)と皿
ばね(８)との間に相対滑りの発生する恐れは小さくな
る。なお、粗面(15)は、皿ばね(８)側としてもよく、ま
たスプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)との両方に形成
してもよい。
【００２４】図１に示すバルブローテータにおいて、上
記のような粗面(15)を、皿ばね(８)とボールレース(10)
との接触面のいずれか一方、又は両方に形成してもよ
い。
記のような粗面(15)を、皿ばね(８)とボールレース(10)
との接触面のいずれか一方、又は両方に形成してもよ
い。
【００２５】上記図１及び図３に示す実施例において、
摩擦パッド(14)は、上記と反対に皿ばね(８)側に貼着し
てもよく、またスプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)と
の両方に設けてもよい。
摩擦パッド(14)は、上記と反対に皿ばね(８)側に貼着し
てもよく、またスプリングリテーナ(４)と皿ばね(８)と
の両方に設けてもよい。
【００２６】本発明は、上記のようなバルブ軸端取付型
のバルブローテータの外、シリンダヘッド取付型のバル
ブローテータにも適用しうる。この際には、ローテータ
本体(３)とスプリングリテーナ(４)とが、上下反対向き
として組付けられる。
のバルブローテータの外、シリンダヘッド取付型のバル
ブローテータにも適用しうる。この際には、ローテータ
本体(３)とスプリングリテーナ(４)とが、上下反対向き
として組付けられる。
【００２７】また本発明は、転動部材としての鋼球(６)
の代わりに、ローラやコイルばねを用いたバルブローテ
ータにも適用しうる。
の代わりに、ローラやコイルばねを用いたバルブローテ
ータにも適用しうる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 （ａ）請求項１及び２記載の発明によると、スプリング
リテーナ、皿ばね、及びボールレース間に相対滑りが発
生する恐れは殆どなくなるので、それらの接触面の摩耗
が最小限に抑えられるとともに、エンジンバルブを確実
に回転させうる。
れる。 （ａ）請求項１及び２記載の発明によると、スプリング
リテーナ、皿ばね、及びボールレース間に相対滑りが発
生する恐れは殆どなくなるので、それらの接触面の摩耗
が最小限に抑えられるとともに、エンジンバルブを確実
に回転させうる。
【００２９】（ｂ）請求項３記載の発明によると、接触
面の摺動摩擦抵抗を増大しうるので、スプリングリテー
ナ、皿ばね、ボールレース間の相対滑りが効果的に規制
される。
面の摺動摩擦抵抗を増大しうるので、スプリングリテー
ナ、皿ばね、ボールレース間の相対滑りが効果的に規制
される。
【００３０】（ｃ）請求項４記載の発明によると、接触
面の摺動摩擦抵抗がより増大し、相対滑りの発生する恐
れはより小さくなる。
面の摺動摩擦抵抗がより増大し、相対滑りの発生する恐
れはより小さくなる。
【００３１】（ｄ）請求項５記載の発明によると、別部
材として滑り止め手段を設ける必要がないので、安価に
実施しうる。
材として滑り止め手段を設ける必要がないので、安価に
実施しうる。
【図１】請求項１〜３記載の発明の一実施例を示す半断
面図である。
面図である。
【図２】請求項４記載の発明の要部の斜視図である。
【図３】請求項１記載の発明の別の実施例を示す半断面
図である。
図である。
【図４】請求項５記載の発明の要部の斜視図である。
【図５】従来のバルブローテータの半断面図である。
【図６】同じく、ローテータ本体の一部切欠底面図であ
る。
る。
【図７】同じく、図５におけるVII−VII線に沿う拡大縦
断側面図である。
断側面図である。
【図８】同じく、スプリングリテーナとボールレースと
の平面図である。
の平面図である。
【図９】同じく、図８の側面図である。
(１)エンジンバルブ (２)コッタ (３)ローテータ本体 (3a)外向鍔 (3b)筒部 (４)スプリングリテーナ (５)ガイド溝 (5a)傾斜面 (６)鋼球 (７)圧縮コイルばね (８)皿ばね (９)環状凹溝 (10)ボールレース (11)スナップリング (12)弁ばね (13)環状溝 (14)摩擦パッド (15)粗面
Claims (5)
- 【請求項１】 上下方向を向くエンジンバルブの軸に嵌
合された外向鍔を備えるローテータ本体と、このローテ
ータ本体に、上下方向に移動可能かつ相対回転可能とし
て嵌合されたスプリングリテーナと、このスプリングリ
テーナと前記外向鍔との上下の対向面のいずれか一方
に、前記軸を中心とする円弧状に形成され、かつ溝底面
が一定方向に漸次浅くなる傾斜面をなす複数のガイド溝
と、このガイド溝内に移動可能として収容され、かつ一
部が前記ガイド溝より出没しうる転動部材と、この転動
部材を常時ガイド溝の浅い側に付勢する付勢手段と、前
記ローテータ本体とスプリングリテーナとの間に、上下
いずれか一方の面が前記転動部材と当接しうるようにし
て設けられた皿ばねとを備える内燃機関用バルブローテ
ータにおいて、 前記スプリングリテーナと皿ばねとの接触面の少なくと
もいずれか一方に、互いの相対回転を規制する滑り止め
手段を設けたことを特徴とする内燃機関用バルブローテ
ータ。 - 【請求項２】 転動部材を鋼球とし、かつこの鋼球と皿
ばねとの間にボールレースを設けてなるバルブローテー
タにおいて、前記皿ばねとボールレースとの接触面の少
なくともいずれか一方にも滑り止め手段を設けた請求項
１記載の内燃機関用バルブローテータ。 - 【請求項３】 滑り止め手段を、摩擦係数の大きいゴム
又はプラスチックよりなる硬質の摩擦パッドとした請求
項１または２記載の内燃機関用バルブローテータ。 - 【請求項４】 摩擦パッドの表面に多数の突起を形成し
た請求項３記載の内燃機関用バルブローテータ。 - 【請求項５】 滑り止め手段が、接触面を荒らすことに
より形成された粗面である請求項１または２記載の内燃
機関用バルブローテータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12434998A JPH11324619A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 内燃機関用バルブローテータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12434998A JPH11324619A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 内燃機関用バルブローテータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324619A true JPH11324619A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14883186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12434998A Pending JPH11324619A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 内燃機関用バルブローテータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11324619A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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