JP2003269458A - 合成樹脂製スラスト滑り軸受 - Google Patents

合成樹脂製スラスト滑り軸受

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和幸 宮田
Ryohei Kaneko
亮平 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期の使用においても摺動面からの潤滑油剤
の消失を抑え、低い摩擦トルクをもって摺動でき、摩擦
音の発生がなく、しかも、ストラット型サスペンション
に組込んでも円滑なステアリング操作を確保し得る合成
樹脂製スラスト滑り軸受を提供すること。 【解決手段】 合成樹脂製スラスト滑り軸受1は、合成
樹脂製の上部ケース100と、合成樹脂製の下部ケース
200と、該上、下部ケース100、200間に配され
る合成樹脂製の軸受片300とからなり、軸受片300
は、その上、下面302、303に一端が該円孔301
に開口し、他端が外周面304に開口して円周方向に等
間隔に配された複数個の放射状溝305と該放射状溝3
05によって分割された上、下面302、303の夫々
の分割面306、307に、当該分割面306、307
の夫々と面一の平坦面部308から311で囲まれた凹
所312とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、合成樹脂製スラス
ト滑り軸受、とくに四輪自動車におけるストラット型サ
スペンション(マクファーソン式)に組込まれて好適な
合成樹脂製スラスト滑り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にストラット型サスペンションは主
として四輪自動車の前輪に用いられ、主軸と一体となっ
た外筒の中に油圧式ショックアブソーバを内蔵したスト
ラットアッセンブリにコイルバネを組合わせたものであ
る。上記サスペンションには、ストラットの軸線に対し
てコイルバネの軸線を積極的にオフセットさせ、該スト
ラットに内蔵されたショックアブソーバのピストンロッ
ドの摺動を円滑に行わせる構造と、ストラットの軸線に
対してコイルバネの軸線を一致させて配置させる構造の
もの、とがある。いずれの構造においても、ステアリン
グ操作によりストラットアッセンブリがコイルバネとと
もに回転するさい、当該回転を円滑に許容するべく車体
の取付部材とコイルバネの上部バネ座シートとの間に軸
受が配されている。
【0003】このスラスト軸受には、ボール若しくはニ
ードルを使用したころがり軸受又は合成樹脂製の滑り軸
受が使用されている。しかしながら、ころがり軸受は、
微小揺動及び振動荷重等によりボール若しくはニードル
に疲労破壊を生ずる虞があり、円滑なステアリング操作
を維持し難いという問題がある。スラスト滑り軸受は、
ころがり軸受に比べて摩擦トルクが高く、ステアリング
操作を重くするという問題がある。さらに、いずれの軸
受においても、摺動面への塵埃等異物の侵入を防止する
べく装着されたゴム弾性体からなるダストシールの摩擦
力が高いことに起因するステアリング操作を重くすると
いう問題、とくに合成樹脂製滑り軸受においてはステア
リング操作を一層重くするという問題がある。
【0004】また、滑り軸受においては、スティックス
リップ現象を生じ、往々にして当該スティックスリップ
現象に起因する摩擦音を発生させるという問題がある。
このスティックスリップ現象に起因する摩擦音の発生
は、グリース等の潤滑油剤が摺動面に所望に介在する限
りにおいては殆ど生じないのであるが、長期の使用によ
る潤滑油剤の摺動面からの消失等で摩擦音が生じ始める
場合もあり得る。
【0005】上記従来の軸受の問題点を解決するべく、
本出願人は、実願昭61−196804号(実公平2−
6263号)でもって合成樹脂製スラスト軸受を提案し
た。これを図で説明するとつぎのとおりである。図13
において、合成樹脂製スラスト軸受1は、合成樹脂製の
上部ケース10と、合成樹脂製の下部ケース20と、該
上、下部ケース10、20間に配された合成樹脂製の軸
受片30とを具備しており、上部ケース10は、中央部
に円孔11を有する円板状平面部12と、該円板状平面
部12の外周縁に一体に形成された円筒係合垂下部13
と、該円筒係合垂下部13の端部内周面に形成された係
合フック部14とを備えており、下部ケース20は、挿
通孔21を規定する内周面を有する円筒部22と、該円
筒部22の外周面に該円筒部22の一部23を突出させ
て一体に形成された環状幅広鍔部24と、該環状幅広鍔
部24の外周縁に一体に形成された円筒係合突出部25
と、該円筒係合突出部25の下端外周面に形成された係
合部26とを備えており、該上部ケース10は、該係合
フック部14を該下部ケース20の係合部26に弾性装
着させて、下部ケース20に組合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した実願昭61−
196804号において提案した合成樹脂製スラスト軸
受は、上記従来の合成樹脂製滑り軸受の問題点、すなわ
ち軸受摺動面への塵埃等異物の侵入防止を目的として、
摺動面間に該摺動面を囲繞して装着されたゴム弾性体か
らなるダストシールに起因するステアリング操作力の増
大という問題点を解決することができ、また摺動面への
塵埃等異物の侵入を極力防止して安定した、かつ円滑な
ステアリング操作力を得ることができるものであった。
【0007】しかしながら、上記合成樹脂製スラスト軸
受においても、上、下部ケース10、20と該上、下部
ケース10、20間に配される軸受片30とを形成する
合成樹脂の組合せによっては、上、下部ケース10、2
0と軸受片30との間にスティックスリップ現象を生
じ、往々にしてスティックスリップ現象に起因する摩擦
音を発生するという問題が見出された。
【0008】また、該上、下部ケース10、20間に通
常充填されるグリース等の潤滑油剤が上、下部ケース1
0、20及び上、下部ケース10、20と軸受片30と
の間の各隙間に所望に介在する限りにおいては、上記の
ような摩擦音は殆ど生じないのであるが、スラスト荷重
による摺動面からのスクイズアウト(押出され)及び長
期の使用による潤滑油剤の消失等により、潤滑油剤の所
望の介在を確保できない場合も生じ得る。
【0009】本発明は前記諸点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、長期の使用において
も摺動面からの潤滑油剤の消失を抑え、低い摩擦トルク
をもって摺動でき、摩擦音の発生がなく、しかも、スト
ラット型サスペンションに組込んでも円滑なステアリン
グ操作を確保し得る合成樹脂製スラスト滑り軸受を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の合
成樹脂製スラスト滑り軸受は、合成樹脂製の上部ケース
と、合成樹脂製の下部ケースと、該上、下部ケース間に
配される合成樹脂製の軸受片とからなり、ここで、該上
部ケースは該下部ケースに弾性装着させて下部ケースに
組合されてなる合成樹脂製スラスト滑り軸受であって、
該軸受片は、中央部に円孔を有する円板からなり、その
上、下面に一端が該円孔に開口し、他端が外周面に開口
する複数個の放射状溝を具備すると共に、該放射状溝に
よって分割されたその上、下面の夫々の分割面に平坦面
部で囲まれた凹所を具備しており、該放射状溝及び凹所
には潤滑油剤が充填されるようになっている。
【0011】第一の態様のスラスト滑り軸受によれば、
軸受片は、その上、下面に一端が該円孔に開口し、他端
が外周面に開口する複数個の放射状溝を具備すると共に
該放射状溝によって分割された上、下面の夫々の分割面
に平坦面部で囲まれた凹所を具備しているために、これ
ら平坦面部が実摺動面となる結果、当該摺動面の単位接
触面積当たりの荷重(面圧)が高められ、結果として摩
擦係数を低くすることができるのでストラット型サスペ
ンションに組込んでも円滑なステアリング操作を確保し
得る。
【0012】また、上記構成に加えて、軸受片の上、下
面に形成された複数個の放射状溝及び上、下面の夫々の
分割面に形成された凹所にはグリース等の潤滑油剤が充
填されることから、摺動面には常時潤滑油剤が介在され
ることになる結果、スティックスリップ現象の発生はな
く、当該スティックスリップ現象に起因する摩擦音を発
生させることはない。
【0013】本発明の第二の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受は、合成樹脂製の上部ケースと、合成樹脂製の
下部ケースと、該上、下部ケース間に配される合成樹脂
製の軸受片とからなり、ここで、該上部ケースは該下部
ケースに弾性装着させて下部ケースに組合されてなる合
成樹脂製スラスト滑り軸受であって、該軸受片は、中央
部に円孔を有する円板からなり、その上、下面に該円孔
を囲む環状溝と、一端が該環状溝に開口し、他端が外周
面に開口する複数個の放射状溝とを具備していると共
に、該放射状溝によって分割されたその上、下面の夫々
の分割面に平坦面部で囲まれた凹所を具備しており、該
放射状溝、環状溝及び凹所には潤滑油剤が充填されるよ
うになっている。
【0014】第二の態様のスラスト滑り軸受によれば、
軸受片は、その上、下面に円孔を囲む環状溝と、一端が
該環状溝に開口し、他端が外周面に開口する複数個の放
射状溝とを具備していると共に、該放射状溝によって分
割された上、下面の夫々の分割面に平坦面部で囲まれた
凹所を具備しているために、第一の態様のスラスト滑り
軸受と同様に、これら平坦面部が実摺動面となる結果、
当該摺動面の単位接触面積当たりの荷重(面圧)が高め
られ、結果として摩擦係数を低くすることができるので
ストラット型サスペンションに組込んでも円滑なステア
リング操作を確保し得、また、これら放射状溝、環状溝
及び凹所にはグリース等の潤滑油剤が充填されるので、
摺動面には常時潤滑油剤が介在されることになり、結果
としてスティックスリップ現象の発生はなく、当該ステ
ィックスリップ現象に起因する摩擦音を発生させること
はない。
【0015】第一及び第二の態様のスラスト滑り軸受に
おいて、上、下部ケースを形成する合成樹脂としては、
ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂などが使用されて好適であり、また軸受片を形成
する合成樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、ふっ素樹脂などが使用されて好適である。
【0016】第一又は第二の態様のスラスト滑り軸受に
おける放射状溝は、本発明の第三の態様の合成樹脂製ス
ラスト滑り軸受のように、軸受片の上、下面に円周方向
に等間隔に配されているとよい。
【0017】本発明における凹所は、その第四の態様の
スラスト滑り軸受のように、平坦面部の一方の内周縁と
該一方の内周縁と相対向する平坦面部の他方の内周縁と
から夫々中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなるよ
うに凹曲面で規定されていても、第五の態様のスラスト
滑り軸受のように、平坦面部の一方の内周縁と該一方の
内周縁と相対向する平坦面部の他方の内周縁とから夫々
中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなるように錐面
で規定されていてもよい。凹所の最深部の深さは0.0
5mmから0.15mmまで、好ましくは0.05mm
から0.09mmまで、より好ましくは0.09mmを
超えて0.12mmまでであり、更に好ましくは0.1
2mmを超えて0.15mmまでである。具体的には、
直径が44.2mmの円孔を有し、外径が59.3m
m、厚さが2.3mmの合成樹脂製の軸受片であって、
幅が2.1mm、深さが0.47mmで円周方向に等間
隔に16個の放射状溝を有する軸受片においては、凹所
の最深部の深さはおおよそ0.09mmであるとよい。
【0018】これらの凹所は、平坦面部の一方の内周縁
と該一方の内周縁と相対向する平坦面部の他方の内周縁
とから夫々中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなっ
ているので、当該凹所に充填されたグリース等の潤滑油
剤はスラスト荷重下において、実摺動面となる平坦面部
に供給されるため、摺動面には常時潤滑油剤が介在され
ることになり、スティックスリップ現象の発生はなく、
当該スティックスリップ現象に起因する摩擦音を発生さ
せることはない。
【0019】本発明の第六の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受は、第一から第五のいずれかの態様の合成樹脂
製スラスト滑り軸受において、軸受片は、その上面の平
坦面部が上部ケースに、その下面の平坦面部が下部ケー
スに夫々摺動自在に接触して、上、下部ケース間に配さ
れている。
【0020】本発明の第七の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受では、第一から第六のいずれかの態様の合成樹
脂製スラスト滑り軸受において、上部ケースは、中央部
に円孔を有する円板状平面部と、該円板状平面部の外周
縁に一体に形成された円筒係合垂下部と、該円筒係合垂
下部の端部内周面に形成された係合フック部とを備えて
おり、下部ケースは、中央部に前記上部ケースの円孔と
同径の挿通孔を有する円板状平面部と、該挿通孔と同径
の内径を有して下部ケースの該円板状平面部の上面に形
成された円筒部と、該円筒部と径方向外方に所定の間隔
を隔てて下部ケースの該円板状平面部の外周縁に一体に
形成された円筒係合突出部と、該円筒係合突出部の下端
外周面に形成された係合部とを備えており、該上部ケー
スは該係合フック部を係合部に弾性装着させて下部ケー
スに組合されてなる。
【0021】第七の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸受
によれば、上、下部ケースは、上部ケースの係合フック
部を下部ケースの係合部に弾性装着させることによって
互いに組合されるので、その組立て作業を極めて簡単に
行うことができる。
【0022】本発明の第八の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受では、第七の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸
受において、円板の円孔は、該円筒部の外径よりも大き
い径を有しており、円板は、該円筒係合突出部の内径よ
りも小さい外径を有していると共に、その上面を該上部
ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該下部ケー
スの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該上、下部ケ
ース間に配されている。
【0023】本発明の第九の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受では、第一から第六のいずれかの態様の合成樹
脂製スラスト滑り軸受において、上部ケースは、中央部
に円孔を有する円板状平面部と、該円板状平面部の円孔
の周縁から径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平
面部の下面に一体に形成された円筒垂下部と、該円筒垂
下部と協働して環状の溝を形成するように、該円筒垂下
部と径方向に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の外周
縁に一体に形成された円筒係合垂下部と、該円筒係合垂
下部の端部内周面に形成された係合フック部とを備えて
おり、下部ケースは、中央部に前記上部ケースの円孔と
同径の挿通孔を有する円板状平面部と、該挿通孔と同径
の内径を有して下部ケースの該円板状平面部の上面に形
成された円筒部と、該円筒部と径方向外方に所定の間隔
を隔てて下部ケースの該円板状平面部の上面に一体に形
成され、該円筒部と下部ケースの円板状平面部の上面と
協働して環状凹部を形成する円筒突出部と、該円筒突出
部と協働して環状の溝を形成するように、該円筒突出部
と径方向外方に所定の間隔を隔てて下部ケースの該円板
状平面部の外周縁に一体に形成された円筒係合突出部
と、該円筒係合突出部の下端外周面に形成された係合部
とを備えており、該上部ケースは、円筒垂下部の端部を
円筒突出部の端部と径方向に重畳させ、係合フック部を
係合部に弾性装着させて、下部ケースに組合されてな
る。
【0024】第九の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸受
によれば、上部ケースは、円筒垂下部の端部を該下部ケ
ースの円筒突出部の端部と径方向に重畳させ、係合フッ
ク部を該下部ケースの係合部に弾性装着させて、下部ケ
ースに組合されているので、該円筒垂下部と円筒突出部
との重畳部及び係合フック部と係合部との弾性装着部に
ラビリンス作用による密封部が形成される結果、上、下
部ケース間に塵埃等異物の侵入は防止される。
【0025】本発明の第十の態様の合成樹脂製スラスト
滑り軸受では、第九の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸
受において、円板の円孔は、該円筒部の外径よりも大き
い径を有しており、円板は、該円筒突出部の内径よりも
小さい外径を有していると共に、その上面を該上部ケー
スの円板状平面部の下面に、その下面を該下部ケースの
円板状平面部の上面に夫々摺接させて該上、下部ケース
間に配されてなる。
【0026】本発明の第十一の態様の合成樹脂製スラス
ト滑り軸受では、第一から第六のいずれかの態様の合成
樹脂製スラスト滑り軸受において、上部ケースは、中央
部に円孔を有する円板状平面部と、該円板状平面部の円
孔と同径の内径をもって該円板状平面部の下面に一体に
形成された第一円筒垂下部と、該第一円筒垂下部の外周
面と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の
下面に一体に形成された第二円筒垂下部と、該第二円筒
垂下部と協働して環状の溝を形成するように、該第二円
筒垂下部と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平
面部の外周縁に一体に形成された円筒係合垂下部と、該
円筒係合垂下部の端部内周面に形成された係合フック部
とを備えており、下部ケースは、中央部に前記上部ケー
スの円孔と同径の挿通孔を有する円板状平面部と、下部
ケースの該円板状平面部の上面に該挿通孔から環状肩部
を介して径方向外方に離れて一体に形成された第一円筒
突出部と、該第一円筒突出部と径方向外方に所定の間隔
を隔てて下部ケースの該円板状平面部の上面に一体に形
成され、該第一円筒突出部と下部ケースの該円板状平面
部の上面と協働して環状凹部を形成する第二円筒突出部
と、該第二円筒突出部と下部ケースの該円板状平面部の
上面と協働して環状の溝を形成するように、該第二円筒
突出部の外周面と径方向外方に所定の間隔を隔てて下部
ケースの該円板状平面部の外周縁に一体に形成された円
筒係合突出部と、該円筒係合突出部の下端外周面に形成
された係合部とを備えており、該上部ケースは、第一円
筒垂下部の端部を第一円筒突出部の端部と径方向に、第
二円筒垂下部の端部を第二円筒突出部の端部と径方向に
夫々重畳させ、係合フック部を係合部に弾性装着させ
て、下部ケースに組合されてなる。
【0027】第十一の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸
受によれば、上部ケースは、第一円筒垂下部の端部を該
下部ケースの第一円筒突出部の端部と径方向に、第二円
筒垂下部の端部を該下部ケースの第二円筒突出部の端部
と径方向に夫々重畳させ、係合フック部を該下部ケース
の係合部に弾性装着させて、下部ケースに組合されてい
るので、第一円筒垂下部と第一円筒突出部との重畳部、
第二円筒垂下部と第二円筒突出部との重畳部及び係合フ
ック部と係合部との弾性装着部にラビリンス作用による
密封部が形成される結果、上、下部ケース間に塵埃等異
物の侵入は一層防止される。
【0028】本発明の第十二の態様の合成樹脂製スラス
ト滑り軸受では、第十一の態様の合成樹脂製スラスト滑
り軸受において、円板の円孔は、該第一円筒突出部の外
径よりも大きい径を有しており、円板は、該第二円筒突
出部の内径よりも小さい外径を有すると共に、その上面
を該上部ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該
下部ケースの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該
上、下部ケース間に配されてなる。
【0029】本発明の第十三の態様の合成樹脂製スラス
ト滑り軸受では、第一から第六のいずれかの態様の合成
樹脂製スラスト滑り軸受において、上部ケースは、中央
部に円孔を有する円板状平面部と、該円板状平面部の円
孔と同径の内径をもって円板状平面部の下面に一体に形
成された第一円筒垂下部と、該第一円筒垂下部と径方向
外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の下面に一体
に形成され、該第一円筒垂下部の外周面と協働して環状
の溝を形成する第二円筒垂下部と、該第二円筒垂下部と
径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の下面
に一体に形成され、該第二円筒垂下部と円板状平面部の
下面と協働して環状凹部を形成する第三円筒垂下部と、
該第三円筒垂下部と協働して環状の溝を形成するよう
に、第三円筒垂下部と径方向外方に所定の間隔を隔てて
該円板状平面部の外周縁に一体に形成された円筒係合垂
下部と、該円筒係合垂下部の端部内周面に形成された係
合フック部とを備えており、下部ケースは、中央部に前
記上部ケースの円孔と同径の挿通孔を有する円板状平面
部と、下部ケースの該円板状平面部の上面に該挿通孔か
ら環状肩部を介して径方向外方に離れて一体に形成され
た第一円筒突出部と、該第一円筒突出部と径方向外方に
所定の間隔を隔てて下部ケースの該円板状平面部の上面
に一体に形成され、該第一円筒突出部と協働して環状の
溝を形成する第二円筒突出部と、下部ケースの該円板状
平面部の上面に第二円筒突出部と径方向外方に所定の間
隔を隔てて一体に形成され、該第二円筒突出部と下部ケ
ースの該円板状平面部の上面と協働して環状凹部を形成
する第三円筒突出部と、該第三円筒突出部と協働して環
状の溝を形成するように、該第三円筒突出部と径方向外
方に所定の間隔を隔てて下部ケースの該円板状平面部の
外周縁に一体に形成された円筒係合突出部と、該円筒係
合突出部の下端外周面に形成された係合部とを備えてお
り、該上部ケースは、第一円筒垂下部及び第二円筒垂下
部の夫々の端部を第一円筒突出部及び第二円筒突出部の
夫々の端部と、第三円筒垂下部の端部を第三円筒突出部
の端部と夫々その径方向に重畳させ、係合フック部を係
合部に弾性装着させて、下部ケースに組合されてなる。
【0030】第十三の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸
受によれば、上部ケースは、第一円筒垂下部及び第二円
筒垂下部の夫々の端部を該下部ケースの第一円筒突出部
及び第二円筒突出部の夫々の端部と、第三円筒垂下部の
端部を該下部ケースの第三円筒突出部の端部と夫々その
径方向に重畳させ、係合フック部を該下部ケースの係合
部に弾性装着させて、下部ケースに組合されているの
で、第一円筒垂下部と第一円筒突出部との重畳部、第二
円筒垂下部と第二円筒垂下部との重畳部、第三円筒垂下
部と第三円筒突出部との重畳部及び係合フック部と係合
部との弾性装着部にラビリンス作用による密封部が形成
される結果、上、下部ケース間に塵埃等異物の侵入はよ
り一層防止される。
【0031】本発明の第十四の態様の合成樹脂製スラス
ト滑り軸受では、第十三の態様の合成樹脂製スラスト滑
り軸受において、円板の円孔は、該第二円筒突出部の外
径よりも大きい径を有しており、円板は、該第三円筒突
出部の内径よりも小さい外径を有すると共に、その上面
を該上部ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該
下部ケースの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該
上、下部ケース間に配されてなる。
【0032】なお、第九から第十四の態様の合成樹脂製
スラスト滑り軸受においても、上、下部ケースは、上部
ケースの係合フック部を該下部ケースの係合部に弾性装
着させることによって互いに組合されるので、その組立
て作業を極めて簡単に行うことができる。
【0033】本発明の第十五の態様の合成樹脂製スラス
ト滑り軸受では、第七から第十四のいずれかの態様の合
成樹脂製スラスト滑り軸受において、下部ケースは、そ
の下面に該挿通孔と同径の内径を有して一体に形成され
た円筒部を備えている。
【0034】第十五の態様の合成樹脂製スラスト滑り軸
受によれば、当該スラスト滑り軸受の取付部材への取付
けにあたり、取付部材に形成された取付孔に円筒部にお
いて挿入することにより行うことができるので、その取
付け作業が極めて簡単となる。
【0035】次に本発明及びその実施の形態を、図に示
す好ましい例を参照して説明する。なお、本発明はこれ
らの例に何等限定されないのである。
【0036】
【発明の実施の形態】図1から図4において、本例の第
一の実施の形態の合成樹脂製スラスト滑り軸受1は、合
成樹脂製の上部ケース100と、合成樹脂製の下部ケー
ス200と、該上、下部ケース100、200間に配さ
れる合成樹脂製の軸受片300とを具備しており、上部
ケース100は、中央部に円孔101を有する円板状平
面部102と該円板状平面部102の外周縁に一体に形
成された円筒係合垂下部103と該円筒係合垂下部10
3の端部内周面に形成された係合フック部104とを備
えており、下部ケース200は、中央部に前記上部ケー
ス100の円孔101と同径の挿通孔201を有する円
板状平面部202と該挿通孔201と同径の内径を有し
て該円板状平面部202の上面に一体に形成された円筒
部203と該円筒部203と径方向外方に所定の間隔を
隔てて該円板状平面部202の外周縁に一体に形成さ
れ、該円筒部203と円板状平面部202の上面と協働
して環状凹部204を形成する円筒係合突出部205と
該円筒係合突出部205の下端外周面に形成された係合
部206とを備えており、軸受片300は、下部ケース
200の円筒部203の外径よりも大きい径の円孔30
1を有し、該円筒係合突出部205の内径よりも小さい
外径を有する円板からなり、該軸受片300は、その内
周面で規定される円孔301に該下部ケース200の円
筒部203を配して、その上面を該上部ケース100の
該円板状平面部102の下面に、その下面を該下部ケー
ス200の円板状平面部202の上面に夫々摺接させて
該上、下部ケース100、200間に配されていると共
に、該上部ケース100は該係合フック部104を該下
部ケース200の係合部206に弾性装着させて下部ケ
ース200に組合されている。
【0037】該軸受片300は、その上、下面302、
303に一端が該円孔301に開口し、他端が外周面3
04に開口して円周方向に等間隔に配された複数個の放
射状溝305を具備すると共に該放射状溝305によっ
て分割された上、下面302、303の夫々の分割面3
06、307に、当該分割面306、307の夫々と面
一の平坦面部308、309、310、311で囲まれ
た凹所312を具備している。
【0038】該凹所312は、図3及び図4に示すよう
に、平坦面部308、309の一方の内周縁と該平坦面
部308、309の一方の内周縁と相対向する平坦面部
310、311の他方の内周縁とから夫々中央部にかけ
て夫々漸次その深さが深くなるように凹曲面で規定され
ている。
【0039】軸受片300の上、下面302、303に
形成された複数個の放射状溝305及び上、下面30
2、303の夫々の分割面306、307に形成されて
凹曲面で規定された凹所312には潤滑油剤が充填され
ている。
【0040】上述した合成樹脂製スラスト滑り軸受1に
おいて、上、下部ケース100、200間に配された軸
受片300は、その上、下面302、303に一端が該
円孔301に開口し、他端が外周面304に開口して円
周方向に等間隔に配された複数個の放射状溝305を具
備すると共に該放射状溝305によって分割された上、
下面302、303の夫々の分割面306、307に平
坦面部308、309、310、311で囲まれた凹曲
面で規定された凹所312を具備しており、スラスト荷
重下においてはこれら平坦面部308、309、31
0、311が実摺動面となるため、当該摺動面の単位接
触面積当たりの荷重(面圧)が高められており、また、
複数個の放射状溝305及び上、下面302、303の
夫々の分割面306、307に形成されて凹曲面で規定
された凹所312にはグリース等の潤滑油剤が充填され
ており、実摺動面となる平坦面部308、309、31
0、311には常時潤滑油剤が介在されていることか
ら、摩擦係数を低くすることができるばかりでなくステ
ィックスリップ現象の発生はなく、当該スティックスリ
ップ現象に起因する摩擦音を発生させることはない。
【0041】また、上述した構成からなる合成樹脂製ス
ラスト滑り軸受1においては、上、下部ケース100、
200は、該上部ケース100の係合フック部104を
該下部ケース200の係合部206に弾性装着させるこ
とによって互いに組合されるので、その組立て作業を極
めて簡単に行うことができる。
【0042】図5及び図6は、軸受片300の上、下面
302、303の夫々の分割面306、307に形成さ
れた凹所312の他の態様を示すものである。凹所31
2は、平坦面部308、309の一方の内周縁と該平坦
面部308、309の一方の内周縁と相対向する平坦面
部310、311の他方の内周縁とから夫々中央部にか
けて漸次その深さが深くなるように錐面で規定されてい
る。この態様の錐面で規定されている凹所312には、
グリース等の潤滑油剤が充填される。
【0043】軸受片300の上、下面302、303の
夫々の分割面306、307に形成されて錐面で規定さ
れている凹所312においても、前記軸受片300の
上、下面302、303の夫々の分割面306、307
に形成されて凹曲面で規定された凹所312と同様の作
用効果が得られる。
【0044】図7は、軸受片300の他の実施の形態を
示すものである。該軸受片300は、その上、下面30
2、303に円孔301を囲む環状溝313と、一端が
該環状溝313に開口し、他端が外周面304に開口し
て円周方向に等間隔に配された複数個の放射状溝305
とを具備すると共に該放射状溝305によって分割され
た上、下面302、303の夫々の分割面306、30
7に、当該分割面306、307の夫々と面一の平坦面
部308、309、310、311で囲まれた凹所31
2を具備している。
【0045】この軸受片300においても、上、下面3
02、303の夫々の分割面306、307に形成され
た凹所312は、平坦面部308、309の一方の内周
縁と該平坦面部308、309の一方の内周縁と相対向
する平坦面部310、311の他方の内周縁とから夫々
中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなるように凹曲
面、または平坦面部308、309の一方の内周縁と該
平坦面部308、309の一方の内周縁と相対向する平
坦面部310、311の他方の内周縁とから夫々中央部
にかけて漸次その深さが深くなるように錐面で規定され
ている。
【0046】そして、上、下面302、303に形成さ
れた環状溝313、放射状溝305及び分割面306、
307の夫々に形成された凹所312には、グリース等
の潤滑油剤が充填される。
【0047】軸受片300の上、下面302、303に
円孔301を囲んで環状溝313を形成することによ
り、前述した図2に示す軸受片300に比べ、実摺動面
となる平坦面部308、309、310、311及び環
状溝313の径方向内側の環状平坦面部314での潤滑
油剤の保持性が高まり、摩擦係数をより低くすることが
できるばかりでなくスティックスリップ現象の発生はな
く、当該スティックスリップ現象に起因する摩擦音を発
生させることはない。
【0048】図8は、本例の第二の実施の形態の合成樹
脂製スラスト滑り軸受1を示すもので、この合成樹脂製
スラスト滑り軸受1は、前記第一の実施の形態の合成樹
脂製スラスト滑り軸受1の構成に加えて、下部ケース2
00の円板状平面部202の下面に、該挿通孔201と
同径の内径を有する円筒部207を一体に形成したもの
である。
【0049】この下部ケース200の下面に円筒部20
7を具備した合成樹脂製スラスト滑り軸受1において
は、図9に示すようなストラット型サスペンションアッ
センブリにおけるコイルばね41の上部ばね座シート4
2と、油圧ダンパのピストンロッド43が固着される取
付部材44との間に取付けるにあたり、その取付けが簡
単となる。
【0050】この場合、合成樹脂製スラスト滑り軸受1
の上部ケース100の円孔101及び下部ケース200
の挿通孔201にピストンロッド43の上部が上部ケー
ス100及び下部ケース200に対して軸心Oの回りで
R方向に回転自在となるようにして挿通される。
【0051】図9に示すように合成樹脂製スラスト滑り
軸受1を介して装着されたストラット型サスペンション
アッセンブリでは、ステアリング操作に際してはコイル
ばね41を介する上部バネ座シート42の軸心Oの回り
での相対的なR方向の回転は、上部ケース100に対す
る下部ケース200の同方向の相対的な回転で円滑に行
われる。
【0052】そして、合成樹脂製スラスト滑り軸受1に
よれば、上、下部ケース100、200間に配された軸
受片300は、その上、下面302、303に一端が該
円孔301に開口し、他端が外周面304に開口して円
周方向に等間隔に配された複数個の放射状溝305を具
備すると共に該放射状溝305によって分割された上、
下面302、303の夫々の分割面306、307に平
坦面部308、309、310、311で囲まれて凹曲
面で規定された凹所312を具備しており、スラスト荷
重下においてはこれら平坦面部308、309、31
0、311が実摺動面となるため、当該摺動面の単位接
触面積当たりの荷重(面圧)が高められており、また、
複数個の放射状溝305及び上、下面302、303の
夫々の分割面306、307に形成されて凹曲面で規定
された凹所312にはグリース等の潤滑油剤が充填され
ており、実摺動面となる平坦面部308、309、31
0、311には常時潤滑油剤が介在されていることか
ら、摩擦係数を低くすることができるばかりでなくステ
ィックスリップ現象の発生はなく、当該スティックスリ
ップ現象に起因する摩擦音の発生をなくし得、ストラッ
ト型サスペンションアッセンブリに組込んでも円滑なス
テアリング操作を確保し得ることになる。
【0053】図10は、本例の第三の実施の形態の合成
樹脂製スラスト滑り軸受1を示すものであり、合成樹脂
製スラスト滑り軸受1は、合成樹脂製の上部ケース10
0と、合成樹脂製の下部ケース200と、該上、下部ケ
ース100、200間に配される合成樹脂製の軸受片3
00とを具備しており、上部ケース100は、中央部に
円孔101を有する円板状平面部102と該円孔101
の周縁から径方向外方に所定の間隔を隔てて円板状平面
部102の下面に一体に形成された円筒垂下部105と
該円筒垂下部105と協働して環状の溝106を形成す
るように、該円筒垂下部105と径方向外方に所定の間
隔を隔てて該円板状平面部102の外周縁に一体に形成
された円筒係合垂下部103と該円筒係合垂下部103
の端部内周面に形成された係合フック部104とを備え
ており、下部ケース200は、中央部に前記上部ケース
100の円孔101と同径の挿通孔201を有する円板
状平面部202と該挿通孔201と同径の内径を有して
該円板状平面部202の上面に一体に形成された円筒部
203と該円筒部203と径方向外方に所定の間隔を隔
てて該円板状平面部202の上面と協働して環状凹部2
04を形成する円筒突出部208と該円筒突出部208
と協働して環状の溝209を形成するように、該円筒突
出部208と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状
平面部202の外周縁に一体に形成された円筒係合突出
部205と該円筒係合突出部205の下端外周面に形成
された係合部206とを備えており、軸受片300は、
該円筒部203の外径よりも大きい径の円孔301を有
し、該円筒突出部208の内径よりも小さい外径を有す
る円板からなり、その上、下面302、303に一端が
該円孔301に開口し、他端が外周面304に開口して
円周方向に等間隔に配された複数個の放射状溝305を
具備すると共に該放射状溝305によって分割された分
割面306、307に平坦面部308、309、31
0、311で囲まれた凹所312を具備しており、該軸
受片300は、その内周面で規定される円孔301に該
円筒部203を配し、その上面302を該上部ケース1
00の円板状平面部102の下面に、その下面303を
該下部ケース200の円板状平面部202の上面に夫々
摺接させて該上、下部ケース100、200間に配され
ていると共に、該上部ケース100は、円筒垂下部10
5の端部を該下部ケース200の円筒突出部208の端
部と径方向に重畳させ、係合フック部104を該下部ケ
ース200の係合部206に弾性装着させて、下部ケー
ス200に組合されている。
【0054】上述した第三の実施の形態の合成樹脂製ス
ラスト滑り軸受1において、上部ケース100は、円筒
垂下部105の端部を下部ケース200の円筒突出部2
08の端部と径方向に重畳させ、係合フック部104を
該下部ケース200の係合部206に弾性装着させて、
下部ケース200に組合されていることにより、該円筒
垂下部105と円筒突出部208との重畳部及び係合フ
ック部104と係合部206との弾性装着部にラビリン
ス作用による密封部が形成されるので、上、下部ケース
100、200間に塵埃等異物の侵入は防止される。
【0055】第三の実施の形態の合成樹脂製スラスト滑
り軸受1においても、前記第一の実施の形態の合成樹脂
製スラスト滑り軸受と同様、軸受片300は、その上、
下面302、303に一端が該円孔301に開口し、他
端が外周面304に開口して円周方向に等間隔に配され
た複数個の放射状溝305を具備すると共に該放射状溝
305によって分割された上、下面302、303の夫
々の分割面306、307に平坦面部308、309、
310、311で囲まれて凹曲面で規定された凹所31
2を具備しており、スラスト荷重下においてはこれら平
坦面部308、309、310、311が実摺動面とな
るため、当該摺動面の単位接触面積当たりの荷重(面
圧)が高められており、また、複数個の放射状溝305
及び上、下面302、303の夫々の分割面306、3
07に形成されて凹曲面で規定された凹所312にはグ
リース等の潤滑油剤が充填されており、実摺動面となる
平坦面部308、309、310、311には常時潤滑
油剤が介在されていることから、摩擦係数を低くするこ
とができるばかりでなくスティックスリップ現象の発生
はなく、当該スティックスリップ現象に起因する摩擦音
を発生させることはない。
【0056】図11は、本例の第四の実施の形態の合成
樹脂製スラスト滑り軸受1を示すものであり、合成樹脂
製スラスト滑り軸受1は、合成樹脂製の上部ケース10
0と、合成樹脂製の下部ケース200と、該上、下部ケ
ース100、200間に配される合成樹脂製の軸受片3
00とを具備しており、上部ケース100は、中央部に
円孔101を有する円板状平面部102と該円孔101
と同径の内径をもって円板状平面部102の下面に一体
に形成された第一円筒垂下部107と該第一円筒垂下部
107の外周面と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円
板状平面部102の下面に一体に形成された第二円筒垂
下部105と該第二円筒垂下部105と協働して環状の
溝106を形成するように、該第二円筒垂下部105と
径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部102
の外周縁に一体に形成された円筒係合垂下部103と該
円筒係合垂下部103の端部内周面に形成された係合フ
ック部104とを備えており、下部ケース200は、中
央部に前記上部ケース100の円孔101と同径の挿通
孔201を有する円板状平面部202と該挿通孔201
から環状肩部210を介して径方向外方に離れて円板状
平面部202の上面に一体に形成された第一円筒突出部
211と該第一円筒突出部211と径方向外方に所定の
間隔を隔てて円板状平面部202の上面に一体に形成さ
れており、該第一円筒突出部211と円板状平面部20
2の上面と協働して環状凹部204を形成する該第二円
筒突出部212と該第二円筒突出部212と円板状平面
部202の上面と協働して環状の溝209を形成するよ
うに、該第二円筒突出部212の外周面と径方向外方に
所定の間隔を隔てて該円板状平面部202の外周縁に一
体に形成された円筒係合突出部205と該円筒係合突出
部205の下端外周面に形成された係合部206とを備
えており、軸受片300は、下部ケース200の第一円
筒突出部211の外径よりも大きい径の円孔301を有
し、第二円筒突出部212の内径よりも小さい外径を有
する円板からなり、その上、下面302、303に一端
が該円孔301に開口し、他端が外周面304に開口し
て円周方向に等間隔に配された複数個の放射状溝305
を具備すると共に該放射状溝305によって分割された
分割面306、307の夫々に平坦面部308、30
9、310、311に囲まれた凹所312を具備してお
り、該軸受片300は、その内周面で規定される円孔3
01に該第一円筒突出部211を配し、その上面302
を該上部ケース100の円板状平面部102の下面に、
その下面303を該下部ケース200の円板状平面部2
02の上面に夫々摺接させて該上、下部ケース100、
200間に配されていると共に、該上部ケース100
は、第一円筒垂下部107の端部を該下部ケース200
の第一円筒突出部211の端部と径方向に、第二円筒垂
下部105の端部を該下部ケース200の第二円筒突出
部212の端部と径方向に夫々重畳させ、係合フック部
104を該下部ケース200の係合部206に弾性装着
させて、下部ケース200に組合されている。
【0057】上述した第四の実施の形態の合成樹脂製ス
ラスト滑り軸受1において、上部ケース100は、第一
円筒垂下部107の端部を該下部ケース200の第一円
筒突出部211の端部と径方向に、第二円筒垂下部10
5の端部を該下部ケース200の第二円筒突出部212
の端部と径方向に夫々重畳させ、係合フック部104を
該下部ケース200の係合部206に弾性装着させて、
下部ケース200に組合されていることにより、該スラ
スト滑り軸受1の内周面側に第一円筒垂下部107と下
部ケース200の第一円筒突出部211との重畳部にラ
ビリンス作用による密封部が、また該スラスト滑り軸受
1の外周面側に第二円筒垂下部105と該下部ケース2
00の第二円筒突出部212との重畳部及び係合フック
部104と係合部206の弾性装着部にラビリンス作用
による密封部が夫々形成されるので、上、下部ケース1
00、200間に塵埃等異物の侵入は防止される。
【0058】第四の実施の形態の合成樹脂製スラスト滑
り軸受1においても、前記第一ないし第三の実施の形態
の合成樹脂製スラスト滑り軸受と同様、軸受片300
は、その上、下面302、303に一端が該円孔301
に開口し、他端が外周面304に開口して円周方向に等
間隔に配された複数個の放射状溝305を具備すると共
に該放射状溝305によって分割された上、下面30
2、303の夫々の分割面306、307に平坦面部3
08、309、310、311で囲まれて凹曲面で規定
された凹所312を具備しており、スラスト荷重下にお
いてはこれら平坦面部308、309、310、311
が実摺動面となるため、当該摺動面の単位接触面積当た
りの荷重(面圧)が高められており、また、複数個の放
射状溝305及び上、下面302、303の夫々の分割
面306、307に形成されて凹曲面で規定された凹所
312にはグリース等の潤滑油剤が充填されており、実
摺動面となる平坦面部308、309、310、311
には常時潤滑油剤が介在されていることから、摩擦係数
を低くすることができるばかりでなくスティックスリッ
プ現象の発生はなく、当該スティックスリップ現象に起
因する摩擦音を発生させることはない。
【0059】図12は、本例の第五の実施の形態の合成
樹脂製スラスト滑り軸受1を示すものであり、合成樹脂
製スラスト滑り軸受1は、合成樹脂製の上部ケース10
0と、合成樹脂製の下部ケース200と、該上、下部ケ
ース100、200間に配される合成樹脂製の軸受片3
00とを具備しており、上部ケース100は、中央部に
円孔101を有する円板状平面部102と該円孔101
と同径の内径をもって円板状平面部102の下面に一体
に形成された第一円筒垂下部107と該第一円筒垂下部
107と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面
部102の下面に一体に形成され、第一円筒垂下部10
7の外周面と協働して環状の溝108を形成する第二円
筒垂下部109と該第二円筒垂下部109と径方向外方
に所定の間隔を隔てて該円板状平面部102の下面に一
体に形成され、該第二円筒垂下部109と円板状平面部
102の下面と協働して幅広環状凹溝110を形成する
第三円筒垂下部105と該第三円筒垂下部105と協働
して環状の溝106を形成するように、該第三円筒垂下
部105と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平
面部102の外周縁に一体に形成された円筒係合垂下部
103と該円筒係合垂下部103の端部内周面に形成さ
れた係合フック部104とを備えており、下部ケース2
00は、中央部に前記上部ケース100の円孔101と
同径の挿通孔201を有する円板状平面部202と該挿
通孔201から環状肩部210を介して径方向外方に離
れて円板状平面部202の上面に一体に形成された第一
円筒突出部211と該第一円筒突出部211と径方向外
方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部202の上面に
一体に形成されており、該第一円筒突出部211と協働
して環状の溝213を形成する第二円筒突出部214と
該円板状平面部202の上面に第二円筒突出部214と
径方向外方に所定の間隔を隔てて一体に形成され、該第
二円筒突出部214と円板状平面部202の上面と協働
して環状凹部204を形成する第三円筒突出部212と
該第三円筒突出部212と協働して環状の溝209を形
成するように、該第三円筒突出部212と径方向外方に
所定の間隔を隔てて該円板状平面部202の外周縁に一
体に形成された円筒係合突出部205と該円筒係合突出
部205の下端外周面に形成された係合部206とを備
えており、軸受片300は、該下部ケース200の第二
円筒突出部214の外径よりも大きい径の円孔301を
有し、該下部ケース200の第三円筒突出部212の内
径よりも小さい外径を有する円板からなり、その上、下
面302、303に一端が該円孔301に開口し、他端
が外周面304に開口して円周方向に等間隔に配された
複数個の放射状溝305を具備すると共に該放射状溝3
05によって分割された分割面306、307の夫々に
平坦面部308、309、310、311で囲まれた凹
所312を具備しており、該軸受片300は、内周面で
規定される円孔301に該下部ケース200の第一及び
第二円筒突出部211、214を配して、その上面30
2を該上部ケース100の円板状平面部102の下面
に、その下面303を該下部ケース200の円板状平面
部202の上面に夫々摺接させて、該上、下部ケース1
00、200間に配されていると共に、該上部ケース1
00は、第一及び第二円筒垂下部107、109の夫々
の端部を該下部ケース200の第一及び第二円筒突出部
211、214の夫々の端部と、第三円筒垂下部105
の端部を該下部ケース200の第三円筒突出部212の
端部と夫々その径方向に重畳させ、係合フック部104
を該下部ケース200の係合部206に弾性装着させ
て、下部ケース200に組合されている。
【0060】上述した第五の実施の形態の合成樹脂製ス
ラスト滑り軸受1では、上部ケース100は、第一、第
二及び第三円筒垂下部107、109、105の夫々の
端部を下部ケース200の第一、第二及び第三円筒突出
部211、214、212の夫々の端部とその径方向に
重畳させ、係合フック部104を該下部ケース200の
係合部206に弾性装着させて、下部ケース200に組
合されていることにより、該合成樹脂製スラスト滑り軸
受1の内周面側に第一及び第二円筒垂下部107、10
9と下部ケース200の第一及び第二円筒突出部21
1、214との重畳部にラビリンス作用による密封部
が、また合成樹脂製スラスト滑り軸受1の外周面側に第
三円筒垂下部105と下部ケース200の第三円筒突出
部212との重畳部及び係合フック部104と係合部2
06との弾性装着部にラビリンス作用による密封部が夫
々形成されるので、上、下部ケース100、200間に
塵埃等異物の侵入は防止される。
【0061】第五の実施の形態の合成樹脂製スラスト滑
り軸受1においても、前記第一ないし第四の実施の形態
の合成樹脂製スラスト滑り軸受と同様、軸受片300
は、その上、下面302、303に一端が該円孔301
に開口し、他端が外周面304に開口して円周方向に等
間隔に配された複数個の放射状溝305を具備すると共
に該放射状溝305によって分割された上、下面30
2、303の夫々の分割面306、307に平坦面部3
08、309、310、311で囲まれて凹曲面で規定
された凹所312を具備しており、スラスト荷重下にお
いてはこれら平坦面部308、309、310、311
が実摺動面となるため、当該摺動面の単位接触面積当た
りの荷重(面圧)が高められており、また、複数個の放
射状溝305及び上、下面302、303の夫々の分割
面306、307に形成されて凹曲面で規定された凹所
312にはグリース等の潤滑油剤が充填されており、実
摺動面となる平坦面部308、309、310、311
には常時潤滑油剤が介在されていることから、摩擦係数
を低くすることができるばかりでなくスティックスリッ
プ現象の発生はなく、当該スティックスリップ現象に起
因する摩擦音を発生させることはない。
【0062】上述した第三、第四及び第五の実施の形態
の合成樹脂製スラスト滑り軸受1の構成に加えて、第二
の実施の形態の合成樹脂製スラスト滑り軸受1と同様
に、下部ケース200の円板状平面部202の下面に、
該挿通孔201と同径の内径を有する円筒部207を一
体に形成してもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、上、下部ケース間に配
される軸受片は、その上、下面に一端が該円孔に開口
し、他端が外周面に開口した複数個の放射状溝を具備す
ると共に該放射状溝によって分割された上、下面の夫々
の分割面に平坦面部で囲まれた凹所を具備しており、ス
ラスト荷重下においてはこれら平坦面部が実摺動面とな
るため、当該摺動面の単位接触面積当たりの荷重(面
圧)が高められており、また、複数個の放射状溝及び
上、下面の夫々の分割面に形成された凹所にはグリース
等の潤滑油剤が充填されており、実摺動面となる平坦面
部には常時潤滑油剤が介在されていることから、摩擦係
数を低くすることができるばかりでなくスティックスリ
ップ現象の発生はなく、当該スティックスリップ現象に
起因する摩擦音を発生させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい第一の実施の形態の例の断面
図である。
【図2】図1に示す合成樹脂製の軸受片の平面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線矢視断面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図1に示す合成樹脂製の軸受片における凹所の
実施の形態の例を示す図2のIII−III線矢視と同
様の断面図である。
【図6】図1に示す合成樹脂製の軸受片における凹所の
実施の形態の例を示す図2のIV−IV線矢視と同様の
断面図である。
【図7】図1に示す合成樹脂製の軸受片の他の実施の形
態の例の平面図である。
【図8】本発明の好ましい第二の実施の形態の例の断面
図である。
【図9】図8に示す例をストラット型サスペンションに
組込んだ例の説明図である。
【図10】本発明の好ましい第三の実施の形態の例の断
面図である。
【図11】本発明の好ましい第四の実施の形態の例の断
面図である。
【図12】本発明の好ましい第五の実施の形態の例の断
面図である。
【図13】従来の合成樹脂製スラスト軸受の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 合成樹脂製スラスト滑り軸受 100 合成樹脂製の上部ケース 102 円板状平面部 103 円筒係合垂下部 104 係合フック部 200 合成樹脂製の下部ケース 202 円板状平面部 205 円筒係合突出部 206 係合部 300 合成樹脂製の軸受片 301 円孔 305 放射状溝 308、309、310、311 平坦面部 312 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60G 15/06 B60G 15/06 (72)発明者 金子 亮平 神奈川県藤沢市桐原町8番地 オイレス工 業株式会社藤沢事業場内 Fターム(参考) 3D001 AA19 BA02 DA08 3J011 AA01 AA12 BA08 BA09 CA01 DA02 PA02 RA03 SC03 SC13 SC15 3J016 AA03 AA06 BB17 CA02 3J017 HA01 3J069 AA50 CC36 DD26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の上部ケースと、合成樹脂製
    の下部ケースと、該上、下部ケース間に配される合成樹
    脂製の軸受片とからなり、該上部ケースは該下部ケース
    に弾性装着させて下部ケースに組合されてなる合成樹脂
    製スラスト滑り軸受であって、該軸受片は、中央部に円
    孔を有する円板からなり、その上、下面に一端が該円孔
    に開口し、他端が外周面に開口する複数個の放射状溝を
    具備すると共に、該放射状溝によって分割されたその
    上、下面の夫々の分割面に平坦面部で囲まれた凹所を具
    備しており、該放射状溝及び凹所には潤滑油剤が充填さ
    れるようになっている合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製の上部ケースと、合成樹脂製
    の下部ケースと、該上、下部ケース間に配される合成樹
    脂製の軸受片とからなり、該上部ケースは該下部ケース
    に弾性装着させて下部ケースに組合されてなる合成樹脂
    製スラスト滑り軸受であって、該軸受片は、中央部に円
    孔を有する円板からなり、その上、下面に該円孔を囲む
    環状溝と、一端が該環状溝に開口し、他端が外周面に開
    口する複数個の放射状溝とを具備していると共に、該放
    射状溝によって分割されたその上、下面の夫々の分割面
    に平坦面部で囲まれた凹所を具備しており、該放射状
    溝、環状溝及び凹所には潤滑油剤が充填されるようにな
    っている合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  3. 【請求項3】 放射状溝は、軸受片の上、下面に円周方
    向に等間隔に配されている請求項1又は2に記載の合成
    樹脂製スラスト滑り軸受。
  4. 【請求項4】 凹所は、平坦面部の一方の内周縁と該一
    方の内周縁と相対向する平坦面部の他方の内周縁とから
    夫々中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなるように
    凹曲面で規定されている請求項1から3のいずれか一項
    に記載の合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  5. 【請求項5】 凹所は、平坦面部の一方の内周縁と該一
    方の内周縁と相対向する平坦面部の他方の内周縁とから
    夫々中央部にかけて夫々漸次その深さが深くなるように
    錐面で規定されている請求項1から3のいずれか一項に
    記載の合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  6. 【請求項6】 軸受片は、その上面の平坦面部が上部ケ
    ースに、その下面の平坦面部が下部ケースに夫々摺動自
    在に接触して、上、下部ケース間に配されている請求項
    1から5のいずれか一項に記載の合成樹脂製スラスト滑
    り軸受。
  7. 【請求項7】 上部ケースは、中央部に円孔を有する円
    板状平面部と、該円板状平面部の外周縁に一体に形成さ
    れた円筒係合垂下部と、該円筒係合垂下部の端部内周面
    に形成された係合フック部とを備えており、下部ケース
    は、中央部に前記上部ケースの円孔と同径の挿通孔を有
    する円板状平面部と、該挿通孔と同径の内径を有して下
    部ケースの該円板状平面部の上面に形成された円筒部
    と、該円筒部と径方向外方に所定の間隔を隔てて下部ケ
    ースの該円板状平面部の外周縁に一体に形成された円筒
    係合突出部と、該円筒係合突出部の下端外周面に形成さ
    れた係合部とを備えており、該上部ケースは該係合フッ
    ク部を係合部に弾性装着させて下部ケースに組合されて
    なる請求項1から6のいずれか一項に記載の合成樹脂製
    スラスト滑り軸受。
  8. 【請求項8】 円板の円孔は、該円筒部の外径よりも大
    きい径を有しており、円板は、該円筒係合突出部の内径
    よりも小さい外径を有していると共に、その上面を該上
    部ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該下部ケ
    ースの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該上、下部
    ケース間に配されている請求項7に記載の合成樹脂製ス
    ラスト滑り軸受。
  9. 【請求項9】 上部ケースは、中央部に円孔を有する円
    板状平面部と、該円板状平面部の円孔の周縁から径方向
    外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の下面に一体
    に形成された円筒垂下部と、該円筒垂下部と協働して環
    状の溝を形成するように、該円筒垂下部と径方向に所定
    の間隔を隔てて該円板状平面部の外周縁に一体に形成さ
    れた円筒係合垂下部と、該円筒係合垂下部の端部内周面
    に形成された係合フック部とを備えており、下部ケース
    は、中央部に前記上部ケースの円孔と同径の挿通孔を有
    する円板状平面部と、該挿通孔と同径の内径を有して下
    部ケースの該円板状平面部の上面に形成された円筒部
    と、該円筒部と径方向外方に所定の間隔を隔てて下部ケ
    ースの該円板状平面部の上面に一体に形成され、該円筒
    部と下部ケースの円板状平面部の上面と協働して環状凹
    部を形成する円筒突出部と、該円筒突出部と協働して環
    状の溝を形成するように、該円筒突出部と径方向外方に
    所定の間隔を隔てて下部ケースの該円板状平面部の外周
    縁に一体に形成された円筒係合突出部と、該円筒係合突
    出部の下端外周面に形成された係合部とを備えており、
    該上部ケースは、円筒垂下部の端部を円筒突出部の端部
    と径方向に重畳させ、係合フック部を係合部に弾性装着
    させて、下部ケースに組合されてなる請求項1から6の
    いずれか一項に記載の合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  10. 【請求項10】 円板の円孔は、該円筒部の外径よりも
    大きい径を有しており、円板は、該円筒突出部の内径よ
    りも小さい外径を有していると共に、その上面を該上部
    ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該下部ケー
    スの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該上、下部ケ
    ース間に配されてなる請求項9に記載の合成樹脂製スラ
    スト滑り軸受。
  11. 【請求項11】 上部ケースは、中央部に円孔を有する
    円板状平面部と、該円板状平面部の円孔と同径の内径を
    もって該円板状平面部の下面に一体に形成された第一円
    筒垂下部と、該第一円筒垂下部の外周面と径方向外方に
    所定の間隔を隔てて該円板状平面部の下面に一体に形成
    された第二円筒垂下部と、該第二円筒垂下部と協働して
    環状の溝を形成するように、該第二円筒垂下部と径方向
    外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の外周縁に一
    体に形成された円筒係合垂下部と、該円筒係合垂下部の
    端部内周面に形成された係合フック部とを備えており、
    下部ケースは、中央部に前記上部ケースの円孔と同径の
    挿通孔を有する円板状平面部と、下部ケースの該円板状
    平面部の上面に該挿通孔から環状肩部を介して径方向外
    方に離れて一体に形成された第一円筒突出部と、該第一
    円筒突出部と径方向外方に所定の間隔を隔てて下部ケー
    スの該円板状平面部の上面に一体に形成され、該第一円
    筒突出部と下部ケースの該円板状平面部の上面と協働し
    て環状凹部を形成する第二円筒突出部と、該第二円筒突
    出部と下部ケースの該円板状平面部の上面と協働して環
    状の溝を形成するように、該第二円筒突出部の外周面と
    径方向外方に所定の間隔を隔てて下部ケースの該円板状
    平面部の外周縁に一体に形成された円筒係合突出部と、
    該円筒係合突出部の下端外周面に形成された係合部とを
    備えており、該上部ケースは、第一円筒垂下部の端部を
    第一円筒突出部の端部と径方向に、第二円筒垂下部の端
    部を第二円筒突出部の端部と径方向に夫々重畳させ、係
    合フック部を係合部に弾性装着させて、下部ケースに組
    合されてなる請求項1から6のいずれか一項に記載の合
    成樹脂製スラスト滑り軸受。
  12. 【請求項12】 円板の円孔は、該第一円筒突出部の外
    径よりも大きい径を有しており、円板は、該第二円筒突
    出部の内径よりも小さい外径を有すると共に、その上面
    を該上部ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該
    下部ケースの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該
    上、下部ケース間に配されてなる請求項11に記載の合
    成樹脂製スラスト滑り軸受。
  13. 【請求項13】 上部ケースは、中央部に円孔を有する
    円板状平面部と、該円板状平面部の円孔と同径の内径を
    もって円板状平面部の下面に一体に形成された第一円筒
    垂下部と、該第一円筒垂下部と径方向外方に所定の間隔
    を隔てて該円板状平面部の下面に一体に形成され、該第
    一円筒垂下部の外周面と協働して環状の溝を形成する第
    二円筒垂下部と、該第二円筒垂下部と径方向外方に所定
    の間隔を隔てて該円板状平面部の下面に一体に形成さ
    れ、該第二円筒垂下部と円板状平面部の下面と協働して
    環状凹部を形成する第三円筒垂下部と、該第三円筒垂下
    部と協働して環状の溝を形成するように、第三円筒垂下
    部と径方向外方に所定の間隔を隔てて該円板状平面部の
    外周縁に一体に形成された円筒係合垂下部と、該円筒係
    合垂下部の端部内周面に形成された係合フック部とを備
    えており、下部ケースは、中央部に前記上部ケースの円
    孔と同径の挿通孔を有する円板状平面部と、下部ケース
    の該円板状平面部の上面に該挿通孔から環状肩部を介し
    て径方向外方に離れて一体に形成された第一円筒突出部
    と、該第一円筒突出部と径方向外方に所定の間隔を隔て
    て下部ケースの該円板状平面部の上面に一体に形成さ
    れ、該第一円筒突出部と協働して環状の溝を形成する第
    二円筒突出部と、下部ケースの該円板状平面部の上面に
    第二円筒突出部と径方向外方に所定の間隔を隔てて一体
    に形成され、該第二円筒突出部と下部ケースの該円板状
    平面部の上面と協働して環状凹部を形成する第三円筒突
    出部と、該第三円筒突出部と協働して環状の溝を形成す
    るように、該第三円筒突出部と径方向外方に所定の間隔
    を隔てて下部ケースの該円板状平面部の外周縁に一体に
    形成された円筒係合突出部と、該円筒係合突出部の下端
    外周面に形成された係合部とを備えており、該上部ケー
    スは、第一円筒垂下部及び第二円筒垂下部の夫々の端部
    を第一円筒突出部及び第二円筒突出部の夫々の端部と、
    第三円筒垂下部の端部を第三円筒突出部の端部と夫々そ
    の径方向に重畳させ、係合フック部を係合部に弾性装着
    させて、下部ケースに組合されてなる請求項1から6の
    いずれか一項に記載の合成樹脂製スラスト滑り軸受。
  14. 【請求項14】 円板の円孔は、該第二円筒突出部の外
    径よりも大きい径を有しており、円板は、該第三円筒突
    出部の内径よりも小さい外径を有すると共に、その上面
    を該上部ケースの円板状平面部の下面に、その下面を該
    下部ケースの円板状平面部の上面に夫々摺接させて該
    上、下部ケース間に配されてなる請求項13に記載の合
    成樹脂製スラスト滑り軸受。
  15. 【請求項15】 下部ケースは、その下面に該挿通孔と
    同径の内径を有して一体に形成された円筒部を備えてい
    る請求項7から14のいずれか一項に記載の合成樹脂製
    スラスト滑り軸受。
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