JPH11322068A - 無人搬送車の気流制御装置 - Google Patents

無人搬送車の気流制御装置

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JPH11322068A
JPH11322068A JP12738298A JP12738298A JPH11322068A JP H11322068 A JPH11322068 A JP H11322068A JP 12738298 A JP12738298 A JP 12738298A JP 12738298 A JP12738298 A JP 12738298A JP H11322068 A JPH11322068 A JP H11322068A
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JP
Japan
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air
vehicle body
fan
filter
storage space
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Withdrawn
Application number
JP12738298A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Sugitomo
庸一 杉友
Masanori Suehiro
昌紀 末広
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の収容空間に導入される気流の向きを制
御することによって、カセットボックスに保持されて搬
送される板状体のクリーン度を向上させることができる
無人搬送車の気流制御装置を提供する。 【解決手段】 板状体8を間隔をおいて上下に積層状に
保持するカセットボックス5を挿脱可能に収容する収容
空間3を備えた車体1と、収容空間3に濾過された空気
を導入するフィルター付きファン2とを有する無人搬送
車において、フィルター付きファン2を車体の上面周辺
の適所に前記収容空間3内に斜下に向け空気が導入され
るように配置し、空気の排出口10を車体1の下面の前
記フィルター付きファン6の斜下対角線位置に配置し、
前記収容空間3と前記排出口10の間を漸次断面積が減
少する通路11で結ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体の収容空間に
空気を導入するフィルター付きファンを備えた無人搬送
車に関し、特に空気の気流を制御する無人搬送車の気流
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場や物流現場において、自動化
や省力化を目的とした無人搬送システムに無人搬送車が
用いられているが、液晶用ガラス基板や半導体ディスク
等を扱うクリーンルーム内でも、無人搬送車が用いられ
ている。
【0003】この無人搬送車は図2に示すように、本体
である車体21とフィルター付きファン22と、走行車
輪27とから主構成される。車体21は収容空間23を
備え、その収容空間23には基台24上にカセットボッ
クス25が挿脱可能に収容される。
【0004】カセットボックス25は、上枠25aと下
枠25bとそれらの各4隅を縦方向に支える4本の支柱
25cと多数段の左右の桟(図示せず)とからなる全周
面が開放された箱型をなし、各左右の桟により液晶用ガ
ラス基板等の板状体28を間隔をおいて上下に積層状に
保持している。
【0005】車体21の上面中央に設けられるフィルタ
ー付きファン22は、収容空間23内のダスト等を吹き
飛ばして除去するためにクリーンルーム内の空気を導入
するためのものである。導入された空気が排出されるま
での収容空間23内の気流によって、ダスト等が排出さ
れ、カセットボックス25に保持された板状体28の一
層のクリーン化を図ろうとしている。
【0006】車体21は駆動車輪や従動車輪等の走行車
輪27によってクリーンルーム内の所定の搬送路上を走
行し、駆動モータによって回転するファン22aによっ
て矢印で示すように、フィルター22bでダスト等を濾
過した上で収容空間23内に空気が導入され、車体21
内面と基台24外面周囲との間に形成される通路を通過
して車体21の下方へ排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無人搬送車
は、車体21の上面中央にフィルター付きファン22を
備えているので、空気の気流Aは図2で矢印で示すよう
に、収容空間23内を上方から下方へと流れる。従っ
て、カセットボックス25内に間隔をおいて上下に積み
重ねられている板状体28間の扁平な隙間に空気が流通
しにくく、板状体28に付着するダスト等を十分に除去
できないという問題がある。
【0008】また車体21内面と基台24外面周囲との
間に形成される空気の通路から車体21の下方に排出さ
れる上から下への気流で床面26のダスト等が浮上する
ので、車体21の周囲環境のクリーン度も低下し、ひい
てはダスト等が前記収容空間23内に導入されやすいと
いう問題もある。
【0009】そこで本発明は上記問題点に鑑み、車体の
収容空間に導入される空気の気流の向きを制御すること
によって、カセットボックスに保持されて搬送される板
状体クリーン度の一層の向上を図ることのできる無人搬
送車の気流制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、板状体を間隔をおいて上下に積層状に保持
するカセットボックスを挿脱可能に収容する収容空間を
備えた車体と、収容空間に濾過された空気を導入するフ
ィルター付きファンとを有する無人搬送車において、フ
ィルター付きファンを車体の上面周辺の適所に前記収容
空間内に斜下に向け空気が導入されるように配置し、空
気の排出口を車体の下面の前記フィルター付きファンの
斜下対角線位置に配置し、前記収容空間と前記排出口の
間を漸次断面積が減少する通路で結んだことを特徴とす
る。
【0011】本発明によれば、フィルター付きファンが
車体の上面周辺の適所に前記収容空間内に斜下に向け空
気が導入されるように配置されているので、カセットボ
ックスに間隔をおいて保持される板状体間の扁平な隙間
に水平方向に空気が流通し、板状体にダスト等が付着し
ていれば、その空気の気流により吹き飛ばして除去さ
れ、板状体の一層のクリーン化を図ることができる。
【0012】また、空気の排出口がフィルター付きファ
ンの斜下対角線位置に配置され、排出口と収容空間との
間を結ぶ通路は漸次断面積が減少しているので、板状体
間の隙間に水平方向に流通した気流が、スムースに排出
口に導かれる。また排出口から床面に排出された空気に
より床面のダスト等が浮上しても、前記フィルター付き
ファンが排出口の斜上対角線位置にあるため、前記ダス
ト等は車体によって邪魔され、再び収容空間内に導入さ
れることが少なくなり、板状体のクリーン度を保つこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無人搬送車の気流
制御装置の一実施形態について図1を参照しながら説明
する。
【0014】この無人搬送車は図1に示すように、本体
である車体1とフィルター付きファン2と、走行車輪7
とから主構成される。車体1は開閉扉(図示せず)によ
り開閉されるほぼ密閉空間の収容空間3を備え、その収
容空間3には基台4上にカセットボックス5が挿脱可能
に収容されている。基台4は車体1の進行方向(図面右
方向)に対しその後面と両側面を車体1の内面に密着さ
せ、その前面は図1に示すような断面曲線状に形成さ
れ、車体1の前方内面と間隔を開けて配置されている。
この空間が後記通路11を形成し、その下面開放部が後
記排出口10を形成する。
【0015】カセットボックス5は、上枠5aと下枠5
bとそれらの各4隅を縦方向に支える4本の支柱5cと
多数段の左右の桟(図示せず)とからなる全周面が開放
された箱型をなし、各左右の桟により液晶用ガラス基板
等の板状体8を間隔をおいて上下に積層状に保持してい
る。
【0016】車体1には、その上面の後辺を利用して約
45°程傾斜させて収容空間3に斜下に向け前記収容空
間3内に空気が導入されるようにフィルター付きファン
2を配置している。本実施形態では上面が矩形のもので
示しているが、上面が円形の無人搬送車の場合には、そ
の上面の周辺の適所に斜下に向け空気が導入されるよう
に適宜配置するとよい。
【0017】フィルター付きファン2は、駆動モータに
より回転する羽根を備えたファン2aと、ファン2aの
回転による圧送空気を収容空間3内に送り込む際にダス
トを濾過するフィルター2bとからなる。フィルター付
きファン2により導入された空気の気流Aによって、後
述のようにカセットボックス5に保持された板状体8の
クリーン化を図っている。
【0018】車体1は前方の駆動車輪7aや後方に設け
られた従動車輪7bによってクリーンルーム内の所定の
搬送路上を走行する際に、フィルター付きファン2も駆
動されて収容空間3に空気が導入される。本実施形態で
は図2で示した従来のものと異なり、フィルター付きフ
ァン2を車体1の上面の後辺に設けることによって収容
空間3内に斜下に向け空気が導入されるように配置され
ているので、ファン2aから圧送される空気の大半は、
基台4の上面に収容されているカセットボックス5の側
方より水平方向に入る。よって、カセットボックス5に
積層状に保持されている板状体8間の扁平な隙間に空気
が流通し、板状体8にダスト等が付着していれば、その
気流Aが吹き飛ばして除去し、板状体8および桟等のク
リーン化を図ることができる。
【0019】前記のように斜め方向から水平方向に流れ
た空気は車体1の前方内面に突き当たって下方に流れ、
車体1の下面のフィルター付きファン6の斜下対角線位
置に形成される排出口10から外部へ排出される。本実
施形態では、気流Aの向きと流速を制御するために、車
体1の上方内側に気流制御板9を設けており、また下方
では基台4の前面が丁度下方内側の気流制御板9の役割
を果たす。このことで、収容空間3と前記排出口10と
の間に、漸次断面積が減少する通路11が形成される。
尚、通路11は収容空間3と排出口10の間を漸次断面
積が減少するように形成されていれば、気流制御板9は
任意のものを採用することができる。
【0020】通路11が排出口10に向かうにつれて狭
小となることでその部分を通る気流Aの流速が大きくな
り、車体1が前方(図1の右方向)に走行する際はその
気流Aが床面6上を相対的に後方(図1の左方向)へと
水平に流れて、車体1によりダスト等の浮上が阻げられ
るので、従来のように、上方から下方へ排出される気流
で床面6のダスト等が浮上して再び収容空間3内に導入
されるということを防止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルター付きファンの配置を工夫して収容空間内に導入
される気流の向きを制御することによって、カセットボ
ックスに保持されて搬送される板状体に付着するダスト
等を前記気流により除去し、板状体の一層のクリーン化
を図れ、又空気の通路を漸次断面積が減少するように形
成することによって前記気流をスムースに形成でき、更
に空気の排出口をフィルター付きファンの斜下対角線位
置に配することにより、排出空気により浮上した床面の
ダスト等が収容空間内に導入されることを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における無人搬送車の気流制
御装置の概略構成を示す縦断側面図。
【図2】従来例の概略構成を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1 車体 2 フィルター付きファン 3 収容空間 4 基台 5 カセットボックス 8 板状体 9 気流制御板 10 排出口 11 通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体を間隔をおいて上下に積層状に保
    持するカセットボックスを挿脱可能に収容する収容空間
    を備えた車体と、収容空間に濾過された空気を導入する
    フィルター付きファンとを有する無人搬送車において、
    フィルター付きファンを車体の上面周辺の適所に前記収
    容空間内に斜下に向け空気が導入されるように配置し、
    空気の排出口を車体の下面の前記フィルター付きファン
    の斜下対角線位置に配置し、前記収容空間と前記排出口
    の間を漸次断面積が減少する通路で結んだことを特徴と
    する無人搬送車の気流制御装置。
JP12738298A 1998-05-11 1998-05-11 無人搬送車の気流制御装置 Withdrawn JPH11322068A (ja)

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