JPH11320414A - 円筒内面のブラスト方法 - Google Patents

円筒内面のブラスト方法

Info

Publication number
JPH11320414A
JPH11320414A JP10125564A JP12556498A JPH11320414A JP H11320414 A JPH11320414 A JP H11320414A JP 10125564 A JP10125564 A JP 10125564A JP 12556498 A JP12556498 A JP 12556498A JP H11320414 A JPH11320414 A JP H11320414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
blast
blasting
masking member
gun
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10125564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3674306B2 (ja
Inventor
Kenji Miyai
研二 宮井
Seiya Kunioka
誠也 國岡
Masashi Takahashi
正志 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP12556498A priority Critical patent/JP3674306B2/ja
Priority to US09/306,156 priority patent/US6244934B1/en
Priority to DE19922265A priority patent/DE19922265B4/de
Priority to CN99107206A priority patent/CN1118353C/zh
Publication of JPH11320414A publication Critical patent/JPH11320414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674306B2 publication Critical patent/JP3674306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C3/00Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/32Abrasive blasting machines or devices; Plants designed for abrasive blasting of particular work, e.g. the internal surfaces of cylinder blocks
    • B24C3/325Abrasive blasting machines or devices; Plants designed for abrasive blasting of particular work, e.g. the internal surfaces of cylinder blocks for internal surfaces, e.g. of tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C3/00Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/08Abrasive blasting machines or devices; Plants essentially adapted for abrasive blasting of travelling stock or travelling workpieces
    • B24C3/083Transfer or feeding devices; Accessories therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 量産する場合においても、効率的に内燃機関
のシリンダ内面全域が常に安定な粗面を得ることができ
る円筒内面のブラスト方法を提供する。 【解決手段】 ブラストガン1は、トラバーサ11によ
り上下方向に移動し、その軸回りに回転可能に設けてあ
り、その下端近傍に、ブラスト材2を吹出すためのブラ
ストノズル3を有する。ブラストノズル3の吹出し方向
は斜め下方である。シリンダブロック4は、シリンダヘ
ッド合せ面4eを上にして各シリンダの軸が上下方向と
なるように立設し、かつ、キャビネット12により周囲
空間と隔離している。ブラストガン1が、シリンダブロ
ック4の各シリンダ内に降下しながら、ブラスト材2を
吹出して、シリンダ内面5をブラスト処理する。装置下
方には、ブラスト材回収受け13を設けて、ブラスト材
2を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物例えば、
内燃機関用シリンダブロックのシリンダ内面をブラスト
処理する円筒内面のブラスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用シリンダ内面へのブラスト処
理には、溶射の前工程として基材表面を粗面化する場合
と、ブラスト皮膜を形成する場合(例えば特開平8−3
3671号公報に記載のもの)が考えられる。溶射の前
工程としてのブラスト処理は、例えばアランダムやデン
シック、スチール等の研削材を、圧縮エアーやモータの
動力を使って基材表面に投射し、基材表面を粗面化する
もので、例えば特開昭60−44267号公報記載のも
のは、素粒ブラスト材と細粒ブラスト材とを混合し、そ
れぞれの長所を相互に生かすことで、溶射層の高い密着
性を得ることを試みている。また、特開昭64−584
77号公報記載のものでは、ブラストノズルと溶射ガン
とを一体化し、ブラストノズルをバキュームブラスター
方式とすることで、工程の省略及びブラスト装置の構成
簡素化を試みている。さらに、特開平6−136504
号公報記載のものでは、溶射層形成部分の直前をブラス
ト処理しながら溶射することで、溶射時のはね返り粒子
や微粒の除去を試みている。
【0003】しかし、これらには、それぞれ次のような
問題が生じている。特開昭60−44267号では、初
期状態においては指定の粒度分布が得られるものの、研
削材は一度投射されると破砕が起こり、分布が変化して
しまう。したがって、量産状態でのこれらの指定は難し
く、達成するためには粒子回収、分別及び供給装置をか
なり複雑にする必要がある。また、特開昭64−584
77号では、バキュームブラスター方式を生かすために
ブラストノズルが素材と接触しなくてはならず、素材面
を傷つけてしまう可能性があること、さまざまな径のシ
リンダに対応するためにシリンダごとにブラストノズル
を交換しなくてはならず、設備が複雑になること、並び
に、ブラストノズルが素材と接触しているために一度粗
面化した面がブラストノズルにより擦られ、粗面化状態
が悪くなってしまう。さらに、特開平6−136504
号では、ブラスト直後に溶射皮膜が形成されるため、溶
射皮膜中のブラスト材の残留等が多くなってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、溶射皮膜
の品質に大きく寄与するブラスト工程であるが、量産す
る場合においてシリンダ内面の粗面を得るのに十分な方
法は、いずれの公報にも示されていない。シリンダ内面
をブラスト処理するための問題点として、次のようなこ
とがある。
【0005】〔シリンダ形状にかかわる問題点〕内燃機
関のシリンダボアは、大きいものでは直径100mm程
度、通常では直径80mm以下のものが多く、比較的狭い
円筒形状をなしており、ネジ穴等も多く存在する。これ
により、 (1) シリンダ内面を粗らすために投射させたブラスト材
が、はねかえって反対側のシリンダ内面にあたる。はね
かえった粒子が一度適度な粗面の上にあたると、面粗度
は悪くなり、皮膜の密着強さを低下させてしまう。 (2) シリンダ内面で削られたアルミニウム微粉およびブ
ラスト材がシリンダ内面に残留しやすい。 (3) ブラスト材がネジ穴等に残留しやすく、いったんネ
ジ穴等に入り込むと洗浄等ではなかなか取り除けず、ね
じ穴等に残留したままでは、エンジン組付け時にブラス
ト材がかじり込み、組付け不良が発生してしまう。
【0006】〔ブラスト処理上の問題点〕シリンダを粗
面化するためのブラスト処理は、十分な粗面を得るため
にシリンダ内面の上端から下端までブラスト材を投射し
なくてはならない。したがって、 (4) シリンダヘッドとの合わせ面をブラスト材から守る
ため、マスキング板が必要となるが、マスキング板をシ
リンダごとに取り付けていては、工数が増えるととも
に、数多くのマスキング板を用意する必要があり、さら
には、シリンダの種類が増えれば、それぞれに対応する
異なったマスキング板を用意する必要がある。 (5) ブラスト処理は、粗面化するための処理であるた
め、マスキング板の消耗が激しい。
【0007】〔装置上の問題点〕 (6) ブラスト処理は、通常ブラスト材が飛び散るのを防
ぐために、キャビネット内にワークを設置した状態で粗
面化が行われる。しかし、キャビネットを利用すること
は、ワークの出入れのために、扉の自動開閉と、それに
連動したワークの移動が必要となって、機構が複雑にな
り、加えて駆動部が増えると、ブラスト材のかみ込みに
よる不具合が起こり易く、また、ブラストガンの移動機
構も、キャビネットのサイズによりその動きや機構の大
きさについての制約を受けてしまう。さらに、キャビネ
ット容量に対する十分な集塵機能を備える装置が必要に
なり、キャビネット自体のスペースなど、装置が大型化
してしまう。
【0008】一方、ブラスト皮膜の形成の場合では、そ
の工程上において上記(4) 乃至(6)が当てはまる。
【0009】本発明は、かかる状況に鑑みてなされたも
のであり、内燃機関のシリンダ内面全域が常に安定な粗
面を得ること、そして、量産する場合において、マスキ
ング板取付け工程を減らし、さらに、シリンダ内面を粗
面化もしくはブラスト皮膜を形成するのに必要最小限の
規模で、簡略化した円筒(シリンダ)内面のブラスト方
法を提供することを目的とする。ここで、「常に安定な
粗面を得る」というのは、シリンダボア内面全域がほぼ
一定の表面粗さを示すことを言い、例えばシリンダヘッ
ド側のボア内面とクランクケース側のボア内面の表面粗
さに変化がないことを言う。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、ブラストガンから
斜め下方にブラスト材を吹出して、被加工物の上下方向
に延びる円筒の内面を下方へとブラスト処理する。ま
た、シリンダヘッド合せ面を上にしてシリンダブロック
を立設し、該シリンダヘッド合せ面上に、マスキング部
材を置き、上記ブラストガンから斜め下方にブラスト材
を吹出して、上記シリンダブロックのシリンダ内面を下
方へとブラスト処理する。
【0011】上記マスキング部材が、マスキング部材本
体と、該マスキング部材本体のシリンダヘッド合せ面側
の端部にある着脱自在の当接部とからなるようにしても
良い。また、シリンダブロックをパレットに載置し、マ
スキング部材から該パレットまでを連続した管内空間と
し、上記パレットからブラスト材を下方へ吸引しても良
い。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る円筒内面のブ
ラスト方法の実施の形態について図面に基づいて説明す
る。図1乃至図9は、本発明の第1の実施形態を説明す
る図面であり、図1は、円筒内面の一例として、内燃機
関のシリンダをブラスト処理する場合を表した概略構成
図、図2は、シリンダ内面をブラスト処理する状態を表
した部分拡大図、図3は、図2の場合においてブラスト
ガンの移動を表した部分拡大図、図4は、シリンダブロ
ックを横にした場合の部分拡大図、図5は、ブラスト処
理におけるブラスト材の移動の軌跡を概念的に表した部
分拡大図、図6及び図7は、ブラストガンの移動方向と
ブラスト材が吹出す方向との関係を表した部分拡大図、
図8は、ブラスト処理するシリンダとマスキング部材と
の関係を表した部分拡大図、図9は、図8におけるマス
キング部材を拡大した部分拡大図である。なお、本実施
形態に係るシリンダブロックは、4つのシリンダを持
つ。
【0013】図1に示すように、Z方向のトラバーサ1
1により、ブラストガン1を上下方向に(その軸に沿っ
て)移動することができ、ブラストガン1は、その下端
近傍に、ブラスト材2を吹出すためのブラストノズル3
を有する。また、ブラストガン1は、その軸回りを自転
するように回転可能に設けており、ブラスト材2の吹出
しに伴い自転するようにしてある。シリンダブロック4
(被加工物)は、そのシリンダ4a〜4dの軸方向が上
下となるように鉛直方向に立った状態で設置しており、
また、その位置は、ブラストガン1が上方からシリンダ
内を進行(降下)するようになっている。シリンダブロ
ック4は、キャビネット12により周囲空間と隔離して
おり、吹出したブラスト材2の拡散を防止している。ま
た、キャビネット12の下方には、ブラスト材回収受け
13を設けている。
【0014】ブラストノズル3の吹出し方向は斜め下方
であり、図2に示すように、シリンダ内面とブラスト角
度θだけ傾いた方向にブラスト材2を吹出す。
【0015】この装置では、図3に示すように、ブラス
トガン1がブラスト材2を吹出しながら回転下降して、
1つのシリンダの内面5をブラスト処理するもので、ブ
ラストノズル3の移動範囲Aは、シリンダ内面5の上端
5aから下端5bまでを連続してブラスト処理できるよ
うな長さに設定してある。そして、1つのシリンダの処
理が終了した後は、シリンダブロック4を(図1中の左
方向に)移動して、同様の手順を行うことにより、4つ
のシリンダ4a〜4dすべてについてブラスト処理する
ことができる。
【0016】ここで、シリンダ4a〜4dを鉛直方向に
立てたのは、次の理由による。すなわち、シリンダ4a
〜4dを鉛直方向に立ててブラスト処理をすると、投射
されたブラスト材2は、重力により自然と落下し、シリ
ンダ4a〜4d内に残留することはないからである。も
し、シリンダ4a〜4dが傾いたり横になったりした状
態では、図4に示すように、シリンダ4a〜4d内にブ
ラスト材2が残留する。この場合には、一度粗面化した
面上をブラスト材2がころがり、表面の凸部を削ってし
まったり、ブラスト材2が残留している個所をブラスト
処理した場合にはブラスト材2が保護層となり、粗面化
が進まなかったりする。このような理由により、溶射皮
膜の密着強さを得るための粗面化工程では、粗面化を妨
げるブラスト材2の残留は、避けなければならず、シリ
ンダを鉛直方向に立てなければならない。
【0017】また、ブラストガン1を、上方からブラス
ト材2を吹出す方向に移動してブラスト処理すること、
並びに、ブラスト角度θ(図2参照)をつけてシリンダ
内面5をブラスト処理することとしたのは、次の理由に
よる。すなわち、狭いシリンダ(例えばパイプ)の内面
5において、例えば基材面に対して90度の角度でブラ
スト処理をすると、投射したブラスト材2がはね返っ
て、次に投射するブラスト材2を妨げたり、ブラストノ
ズル3を研削したりして、その消耗が激しくなるからで
ある。これに対し、ブラスト角度θ(鋭角)を付けてブ
ラスト処理した場合には、図5に示すように、投射され
たブラスト材のブラスト粒子2a〜2dのほとんどは、
吹出した方向に、基材面をはね返りながら進んでいく。
はね返った粒子2a〜2dは、基材に衝突するたびに、
そして、飛行距離が長くなるたびに、粒子2a〜2dの
持つ運動エネルギーは減少していき、面を粗らす力が弱
くなり、表面粗さが小さくなる。ブラスト材2がブラス
トノズル3から投射され、基材面に最初に衝突した面だ
けを残すことが、大きい表面粗さを残すためには必要で
あり、そのようにすると、シリンダ内面5の全域を一定
の表面粗さに保つことができる。本発明者は、この条件
が溶射皮膜の密着強さを高く保つために非常に重要な要
因であることという着想を得た。そして、この着想か
ら、図6に示すように、自転するブラストガン1を、鉛
直方向に立てたシリンダ4a〜4dの上方からブラスト
材2が吹出す方向10cと同じ方向10aに移動してブ
ラスト処理すると、ブラスト材2がブラストノズル3か
ら投射され、シリンダ内面5に最初に衝突した面だけを
残すことができることを見出した。ブラスト材2は、い
ったん面に衝突してブラスト処理をなした後には、はね
返り粒子が衝突するのはブラストされていない面5dで
あり、ブラストされた面5cに再度衝突することはな
い。
【0018】シリンダ下端5bまで移動(降下)したブ
ラストノズル3を引き出す際に、ブラスト材2の供給だ
けを止めて圧縮空気だけを放出すると、シリンダ内面5
のエアークリーニング効果を期待でき、そのための工程
を別途設ける必要がなくなる。なお、ブラスト処理は、
ブラストガン1の移動速度と自転速度を考慮すれば、1
回の処理(シリンダ内面5の上端5aから下端5bに向
けてのブラスト処理)で十分であるが、場合によっては
数回処理(例えば往復移動時の処理)してもかまわな
い。しかし、その場合でも、ブラスト処理の最後の1回
は、はね返り粒子の影響を考慮して、シリンダ内面5の
上端5aからブラスト材2が吹出す方向(シリンダ内面
5の上端5aから下端5bに向けてブラスト処理)にブ
ラスト処理する必要がある。
【0019】一方、図6の場合とは逆に、ブラスト材2
が吹出す方向10cと反対の方向10bに移動してブラ
スト処理すると、図7に示すように、一度粗らした面5
cは、はね返り粒子により何度もたたかれ、表面粗さが
小さくなってしまう。そのため、粗れたシリンダ上部に
対して、シリンダ下部では粗れが小さくなってしまい、
シリンダ内面5の全体にわたって表面粗さを一定にする
ことはできない。
【0020】シリンダブロック4は、図8に示すよう
に、シリンダヘッド合せ面4eを上に、クランクケース
側を下にしてシリンダブロック4を立てている。このよ
うにしてあるのは、次の理由による。シリンダ内面5の
ブラスト及び溶射工程を考えると、どちらもブラストガ
ン1の先端部(下端部)のブラストノズル3から斜め前
方(下方)にブラスト材2(粒子)が投射されるので、
三次元的に面をマスキングする必要がある。もし、クラ
ンクケースとの合せ面側が上側にくると、その形状は複
雑であることから、マスキングが難しくなり、マスキン
グ取付け工程を簡略化できなくなる。さらに、例えば四
輪自動車の多気筒エンジンのように、クランクケース側
が大きいワークの場合には、シリンダヘッド側を下にし
て輸送することは不安定で、不具合を招く可能性が高
い。これに対し、本実施形態のように、クランクケース
側を下にすれば、クランクシャフトジャーナル部やネジ
穴等の三次元的な面は、投射されるブラスト粒子や溶射
粉末からは影となること、シリンダヘッド合せ面4e
は、フラットな面であるためにマスキング板6の取付け
が容易なこと、さらに、シリンダブロック4の輸送が安
定していること等のメリットがあるので、シリンダヘッ
ド合せ面4eを上にした状態で、シリンダブロック4を
取付けることが好ましい。
【0021】シリンダヘッド合せ面4eには、図8に示
すように、マスキング部材6が設けられている。マスキ
ング部材6は、ブラストガン1の上下動に連動(同期)
して上下動するように構成している。このように構成し
たのは、次の理由による。前述したように、シリンダヘ
ッド合せ面4eは、単気筒、多気筒、2サイクル、4サ
イクル等のエンジンの種類に関係なく、フラットな面を
しており、唯一シリンダボア(内径)だけが変化してい
る。したがって、シリンダヘッド合せ面4eと接続する
部分だけをカートリッジ式とし、径を適宜変更できるよ
うにしており、汎用性を高めることができる。しかし、
マスキング板6をすべてのシリンダにそれぞれ取付け
て、ブラスト、溶射工程に流すと、マスキング板6の取
付け、取外し工程が増えたり、取付けるための穴へのブ
ラスト材2のかみ込み、保管場所が増えたりする等、さ
まざまな問題が生じてしまう。そこで、シリンダ4a〜
4dがブラスト位置に来たときに、ブラストされるシリ
ンダ(図8(a)ではシリンダ4a、同図(b)ではシ
リンダ4b)にのみマスキング部材6を装着するマスキ
ング方法をとると、上記した不具合が解消される。つま
り、1つのマスキング部材6ですべてのシリンダ4a〜
4d、さらには、気筒数の異なるすべてのシリンダのマ
スキングをすることになる。他のシリンダの内面5を保
護するためには、マスキング部材6の高さH(図8
(a)参照)を、例えば20mm以上にする必要がある。
このようにするのは、シリンダ内面5のブラスト処理に
おいて、シリンダ4a〜4dのエッジ部までしっかり粗
面化すべく、ブラスト処理上の問題点で述べたように、
通常、シリンダ4a〜4dの上部からブラストを開始す
るためである。ブラスト処理の開始位置は、図3に示す
ように、例えばシリンダヘッド合せ面4e(シリンダブ
ロック上端面)よりも10mmぐらい上方である。ブラス
ト処理するシリンダ以外へのブラスト材2の飛散が防止
される。
【0022】マスキング部材6は、図9に示すように、
シリンダヘッド合せ面4eに当接する端部は、着脱自在
の別体としており、カートリッジ式当接部6bをマスキ
ング部材本体6aとねじ連結している。このように構成
したのは、次の理由による。1つのマスキング部材6
で、すべてのシリンダ4a〜4d、すべての気筒をブラ
スト処理すると、マスキング部材6の消耗もしくは皮膜
の堆積は激しくなってしまう。消耗もしくは皮膜の堆積
が激しいのは、同図に領域Rとして示すように、ブラス
ト材2が直接投射されるシリンダヘッド合せ面4eから
例えば10mm程度である。このため、消耗もしくは皮膜
の堆積の激しい部分だけを交換可能(カートリッジ式)
にして着脱自在とした。このため、カートリッジ式当接
部6bだけ交換すれば足りるので、マスキング部材6の
コストを抑えることができる。カートリッジ式当接部6
bだけを消耗もしくは皮膜が堆積しにくい材料、例えば
WC(タングステンカーバイド)等にしても良い。加工
が容易なAl(アルミニウム)合金として、消耗するた
びに交換しても良い。また、前述したように、カートリ
ッジ部6を、シリンダの種類に応じた内径を持つものに
交換することで、本体の汎用性を高めることができる。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態について、
図10乃至図13を用いて説明する。図10は、ブラス
ト装置全体の概略正面図、図11は、図10の概略右側
面図、図12は、マスキング部材の一変形例を示した部
分拡大図、図13は、空気の流れを概念的に表した概略
断面図である。自転式のブラストガン1は、一軸のトラ
バーサ11に固定され、Z軸方向に昇降制御されてい
る。ブラストガン1の下方には、図10及び図11に示
すように、ローラ7aによる搬送路7を設けており、そ
の上を、パレット8を移動制御して搬送することができ
る。このため、自転するブラストガン1の中心軸と、各
シリンダ4a〜4dの中心軸とが合うように、パレット
8に載ったシリンダブロック4が移動して、自動的に配
置される。パレット8には、クランクジャーナル形状に
合うように、リム8aが立てられており、シリンダブロ
ック4を載せることで、各シリンダ4a〜4d(気筒)
が分断されて、連続した管内空間が形成されて、パイプ
状になる。このように、パレット8にリム8aを設ける
ことにより、クランクシャフト合せ面4f(下端面)や
ネジ穴が保護され、ブラスト材2のはね返り粒子による
加工面の損傷やブラスト材2のかみ込みを回避すること
ができ、さらに、パレット8上における位置決めも、確
実かつ容易になされる。
【0024】シリンダブロック4を配置すると、これに
連動して、ブラスト処理するシリンダブロック4のシリ
ンダヘッド合せ面4eに、マスキング部材6が配置され
る。マスキング部材6は、円筒状に中ぐりされており、
シリンダ4a〜4dの中心軸とマスキング部材6の内円
筒の中心軸とは一致している。マスキング部材6の高さ
は、上部開口部からブラスト材2が吹出さないように十
分に確保している。マスキング部材6は、図12に示す
ように、ブラストガン1のブラストノズル3(延長ノズ
ル)が入る程度に絞られているように、絞り部6cを設
けても良い。
【0025】パレット8には、図10及び図11に示す
ように、リム8aの位置に関連させた貫通穴8bを設け
ており、リム8aにシリンダブロック4を載せると、マ
スキング部材6、シリンダ4a〜4d、クランクハウジ
ング及びパレット8を1本のつながったパイプとするこ
とができ、連続した内面を形成することができる。ま
た、パレット8の下方には、貫通穴8bと連結した吸引
管9aと、本体に対して摺動するエアシリンダ9bとを
設けている。このようにすると、図13に示すように、
ブラストノズル3から吹出されたブラスト材2は、マス
キングした部分の開口部から飛び出すことはなく、マス
キング部材6、シリンダ4a〜4d、パレット8の順に
落下していくこととなり、パレット8の下部から吸引回
収することで、すべてのブラスト材2を確実かつ効率的
に回収できる。したがって、ワーク(例えばシリンダブ
ロック4)をキャビネット12内に配置してから、ブラ
スト処理する必要がなく、キャビネット12内へのワー
クの搬入、搬出のための駆動、制御が必要なくなり、機
構が簡単になる。また、ワークの大きさ、形状やブラス
トガン1の動き、移動装置の大きさに制約がなくなる。
さらに、キャビネット12(図1参照)に比べて、ブラ
スト材2が通る通路(マスキング部材6、シリンダ4a
〜4d、パレット8によって形成されたパイプ)は、非
常に狭く、容積が小さいため、ブラスト材2の回収のた
めに要する集塵機の容量は少なくて済み、設置面積を小
さくでき、キャビネット部分を含めると、装置を小型化
できる。なお、リム8aとは、その上面でシリンダブロ
ック4の対応面に合う形状、例えば平たい壁状にしても
良い。シリンダ4a〜4dの円形状に合わせる必要はな
く、閉じた空間を形成するような形状であれば良い。ま
た、適宜、リム8aのシリンダブロック4に当たる部分
にゴム(図示省略)を用いて、気密にすることも可能で
ある。
【0026】概略的に計算すると、例えば、270mm×
380mm×260mm(高さ)の4気筒エンジンを想定し
て、キャビネット12の大きさを推定すると、キャビネ
ット12内でシリンダブロック4が移動すること及び、
マスキング部材6の上下動とメンテナンス性を考慮する
と、少なくとも、700mm×600mm×600mm(高
さ)のキャビネット12が必要となり、その場合の容積
は、0.252m3となる。これに対して、本実施形態の
ように、各シリンダ4a〜4dを1つのパイプ状として
取り扱った場合、シリンダボア(内径)が直径78mm
で、クランクケース側の広がりを考慮しても0.010
m3の容積となるため、換気やブラスト材2の回収のため
に必要とされる吸引能力が大きく違ってくる。
【0027】パレット8下部からブラスト材2を回収す
るため吸引すると、マスキング部材6の上部開口部から
空気がシリンダ4a〜4d内に流入し、マスキング部材
6、シリンダ4a〜4d、パレット8によって形成され
たパイプ内は、空気の流れが下向きに一方向となる。シ
リンダ4a〜4d上部から投射されたブラスト材2と、
シリンダ内面5が削られて発生したアルミニウム微粉や
ブラスト材は、スムーズに排出回収されることになり、
ボア面の清浄化が促進される。また、次工程における溶
射皮膜の密着強さの低下を防止でき、ブラスト皮膜の形
成時に不純物を巻込まないようにできる。なお、ここで
説明した装置は、一例であり、マスキング部材6と、シ
リンダ4a〜4d、そしてパレット8によって各気筒が
1本のパイプを形成することが重要である。
【0028】次に、ハウジング部22を有したAl合金
製円筒21を用いてブラスト処理した場合の表面粗さの
測定について、図14により説明する。図14は、シリ
ンダ内面5の測定内容を表した図面である。その場合の
条件(ブラスト条件)は、表1に示すとおりである。
【表1】 試料は3種類用いており、試料1は、円筒21を鉛直方
向に立て、ブラストガン1を円筒21上方から、ブラス
ト材2が吹出す方向に移動しながら、ブラスト処理をし
た。試料2は、円筒21を鉛直方向に立て、ブラストガ
ン1を円筒21下方から引き抜きながらブラスト処理を
した。試料3は、円筒21を横に寝かせながら、ブラス
ト材2が吹出す方向に移動しながらブラスト処理をし
た。表面粗さは、図14に示す2点の測定点23、24
において、1cm×1cmの範囲を、市販の表面粗さ計(図
示省略)を用いて、100本走査して面分析により測定
した。その結果を表2に示す。これらは中心線平均粗さ
(square Ra )であり、μmの単位で表される。この数
値が大きいほど、表面が粗い。
【表2】 この測定結果から明らかなように、本実施形態に基づい
て処理した試料1以外の試料2及び試料3では、測定点
23、24によって表面粗さが低下していることがわか
る。これは、溶射皮膜の密着強さに影響を与えることに
なる。
【0029】
【実施例】次に、第2の実施形態(図10及び図11参
照)の装置を製作し、実際に行ったシリンダ4a〜4d
のブラスト処理について説明する。実験で用いたシリン
ダブロック4は、直列4気筒4サイクルエンジンで、内
径φ78mm、シリンダ長さ132mmで、クランクハウジ
ングを有している。マスキング部材6は、アルミニウム
合金で製作され、内径φ78mm、高さ50mmの寸法であ
る。先端は、カートリッジ式となっている。マスキング
部材6は、エアシリンダ9bで上下動し、各シリンダ4
a〜4dが指定位置に来たときにシリンダブロック4を
ホールドする。パレット8は、アルミニウム合金で製作
され、クランクジャーナル形状に合わせたリム8aが立
てられており、シリンダブロック4を載せることで、各
気筒が分断されてパイプ状となる。パレット8に載せら
れたシリンダブロック4は、移動制御されており、マス
キング部材円筒中心軸とシリンダ中心軸、集塵回収パイ
プ中心軸が合うように配置されており、それぞれがつな
がって1つのパイプ状となる。
【0030】本装置を用いて、表1に示す条件で、ブラ
スト処理した後、表3に示す条件でプラズマ溶射し、溶
射シリンダを完成させた。
【表3】 ブラスト処理では、クランクジャーナル部の加工面及び
ネジ穴が十分に保護され、均一なブラスト面が得られ
た。また、系外へのブラスト材の飛散がなく、キャビネ
ットが不要であることが確認された。キャビネットが不
要で、装置を小型化できたため、溶射装置と同じ防音室
に納まり、次工程とのつながりも良くなった。このよう
に、初期の目的と効果が達成できることが明らかになっ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ブラストガンから斜め
下方にブラスト材を吹出して、被加工物の上下方向に延
びる円筒の内面を下方へとブラスト処理するので、ブラ
スト材が円筒内に溜まらず、均一な粗面を得ることがで
き、また、はね返り粒子の影響を受けることなく良好な
粗面を得ることができる。
【0032】シリンダヘッド合せ面を上にしてシリンダ
ブロックを立設し、該シリンダヘッド合せ面上にマスキ
ング部材を置き、上記ブラストガンから斜め下方にブラ
スト材を吹出して、上記シリンダブロックのシリンダ内
面を下方へとブラスト処理するので、ブラスト材がシリ
ンダ内に溜まらず、均一な粗面を得ることができ、ま
た、はね返り粒子の影響を受けることなく良好な粗面を
得ることができる。さらに、シリンダヘッド面及び他の
シリンダ内面を保護でき、ワークごとのマスキング着脱
工程を省略でき、マスキング部材の保管スペースも少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における内燃機関のシ
リンダをブラスト処理する場合を表した概略構成図であ
る。
【図2】図1におけるシリンダ内面をブラスト処理する
状態を表した部分拡大図である。
【図3】図2の場合においてブラストガンの移動を表し
た部分拡大図である。
【図4】シリンダブロックを横にした場合の部分拡大図
である。
【図5】ブラスト処理におけるブラスト材の移動の軌跡
を概念的に表した部分拡大図である。
【図6】ブラストガンの移動方向とブラスト材が吹出す
方向との関係を表した部分拡大図である。
【図7】ブラストガンの移動方向とブラスト材が吹出す
方向との関係を表した部分拡大図である。
【図8】ブラスト処理するシリンダとマスキング部材と
の関係を表した部分拡大図であり、(a)は、最初にブ
ラスト処理する場合の状態、(b)は、その次にブラス
ト処理する場合の状態をそれぞれ示す。
【図9】図8におけるマスキング部材を拡大した部分拡
大図である。
【図10】本発明の第2の実施形態におけるブラスト装
置全体の概略正面図である。
【図11】図10の概略右側面図である。
【図12】マスキング部材の一変形例を示した部分拡大
図である。
【図13】空気の流れを概念的に表した概略断面図であ
る。
【図14】シリンダ内面の測定内容を表した図面であ
り、(a)は平面図、(b)はその側面断面図である。
【符号の説明】
1 ブラストガン 2 ブラスト材 2a、2b、2c、2d ブラスト粒子 3 ブラストノズル 4 シリンダブロック 4a、4b、4c、4d シリンダ 4e シリンダヘッド合せ面 4f クランクシャフト合せ面 5 シリンダ内面 5a 上端 5b 下端 5c ブラストされた面 5d ブラストされていない面 6 マスキング部材 6a マスキング部材本体 6b カートリッジ式当接部 6c 絞り部 7 搬送路 7a ローラ 8 パレット 8a リム 8b 貫通穴 9a 吸引管 9b エアシリンダ 10a ブラストガン移動方向(上方から下方) 10b ブラストガン移動方向(下方から上方) 10c ブラスト材が吹出す方向 11 Z方向のトラバーサ 12 キャビネット 13 ブラスト材回収受け 21 円筒 22 ハウジング部 23、24 測定点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラストガンから斜め下方にブラスト材
    を吹出して、被加工物の上下方向に延びる円筒の内面を
    下方へとブラスト処理することを特徴とする円筒内面の
    ブラスト方法。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッド合せ面を上にしてシリン
    ダブロックを立設し、該シリンダヘッド合せ面上にマス
    キング部材を置き、上記ブラストガンから斜め下方にブ
    ラスト材を吹出して、上記シリンダブロックのシリンダ
    内面を下方へとブラスト処理することを特徴とする円筒
    内面のブラスト方法。
  3. 【請求項3】 マスキング部材が、マスキング部材本体
    と、該マスキング部材本体のシリンダヘッド合せ面側の
    端部にある着脱自在の当接部とからなることを特徴とす
    る請求項2に記載の円筒内面のブラスト方法。
  4. 【請求項4】 シリンダブロックをパレットに載置し、
    マスキング部材から該パレットまでを連続した管内空間
    とし、上記パレットからブラスト材を下方へ吸引するこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載の円筒内面のブラ
    スト方法。
JP12556498A 1998-05-08 1998-05-08 円筒内面のブラスト方法 Expired - Fee Related JP3674306B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12556498A JP3674306B2 (ja) 1998-05-08 1998-05-08 円筒内面のブラスト方法
US09/306,156 US6244934B1 (en) 1998-05-08 1999-05-06 Method for blasting an inside surface of a cylinder
DE19922265A DE19922265B4 (de) 1998-05-08 1999-05-07 Verfahren zum Sandstrahlen einer Zylinderlauffläche eines Werkstücks
CN99107206A CN1118353C (zh) 1998-05-08 1999-05-07 喷丸处理缸内表面的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12556498A JP3674306B2 (ja) 1998-05-08 1998-05-08 円筒内面のブラスト方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11320414A true JPH11320414A (ja) 1999-11-24
JP3674306B2 JP3674306B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=14913324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12556498A Expired - Fee Related JP3674306B2 (ja) 1998-05-08 1998-05-08 円筒内面のブラスト方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6244934B1 (ja)
JP (1) JP3674306B2 (ja)
CN (1) CN1118353C (ja)
DE (1) DE19922265B4 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002040850A1 (en) 2000-11-16 2002-05-23 Nissan Motor Co.,Ltd. Prespray processed cylinder inside and cylinder inside prespray processing method
KR20040017649A (ko) * 2002-08-23 2004-02-27 현대자동차주식회사 가공 버어 제거장치
JP2006007359A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Sanpoo:Kk 筒状ワークの研掃装置および同研掃方法
EP1637620A1 (en) 2004-09-17 2006-03-22 Nissan Motor Co., Ltd. Prespray processing method and prespray processed engine cylinder block
KR100600513B1 (ko) 2005-01-04 2006-07-13 신성전자정밀 주식회사 하드디스크 드라이브용 액츄에이터의 버 제거장치 및제거방법
WO2006097981A1 (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Nissan Motor Co., Ltd. 切削工具の切刃構造
KR100918128B1 (ko) * 2006-02-10 2009-09-17 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 원통 내면의 가공 방법 및 원통 내면을 갖는 부재
KR100994904B1 (ko) 2005-05-31 2010-11-16 현대중공업 주식회사 에어블로우어 장치
CN101992181A (zh) * 2010-10-23 2011-03-30 徐州正菱涂装有限公司 一种新型金属表面嵌锚结构的处理工艺
TWI753768B (zh) * 2021-02-03 2022-01-21 甲富工業機械廠股份有限公司 內孔噴洗機

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307312A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Olympus Optical Co Ltd 研磨加工装置、研磨加工方法、研磨加工をコンピュータに実行させる制御プログラムおよび記録媒体
US6719847B2 (en) * 2002-02-20 2004-04-13 Cinetic Automation Corporation Masking apparatus
JP2004082240A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Minebea Co Ltd ステッピングモータのステータスタックおよびロータスタックの仕上げ加工方法
CA2443169A1 (en) * 2002-12-19 2004-06-19 Sulzer Metco Ag An apparatus for the surface working of a workpiece as well as the use of the apparatus for the blasting of bore walls
DE10302107A1 (de) * 2003-01-21 2004-07-29 Fuchs Technology Ag Zylinderoberfläche
US20050107004A1 (en) * 2003-11-13 2005-05-19 Brampton Brick Limited Method and apparatus for removing flash from a brick
JP4107282B2 (ja) * 2004-10-15 2008-06-25 日産自動車株式会社 溶射前処理方法およびエンジンのシリンダブロックならびに溶射前処理装置
DE102005024021B4 (de) * 2005-05-25 2008-05-21 Daimler Ag Bauteil mit einer vorzubehandelnden und/oder zu beschichtenden Innenfläche sowie Verfahren zu dessen Vorbehandlung und/oder Beschichtung
DE102006008170B4 (de) * 2006-02-22 2015-12-03 Halberg-Guss Gmbh Verfahren zur Behandlung von Gussteilen
US7438038B2 (en) * 2006-04-24 2008-10-21 Federal-Mogul Worldwide, Inc. Cylinder liner and methods construction thereof and improving engine performance therewith
AT504055B1 (de) * 2006-07-25 2008-10-15 Ge Jenbacher Gmbh & Co Ohg Einrichtung zur reinigung eines brennraumes
US8187056B2 (en) * 2006-12-14 2012-05-29 Flow International Corporation Process and apparatus for surface-finishing
US8696819B2 (en) 2008-05-06 2014-04-15 Arlie Mitchell Boggs Methods for cleaning tubulars using solid carbon dioxide
JP5223449B2 (ja) * 2008-05-12 2013-06-26 スズキ株式会社 めっき処理ライン
WO2010094324A1 (de) * 2009-02-18 2010-08-26 Alfing Kessler Sondermaschinen Gmbh Verfahren und vorrichtung zum einbringen von oberflächenstrukturen, insbesondere oberflächenrauhigkeiten, in die anlagefläche eines bauteils
DE102009024463B4 (de) * 2009-06-10 2020-06-18 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verfahren zum Herstellen eines Zylinderblocks
US8506361B2 (en) * 2011-08-25 2013-08-13 General Electric Company Fixture to facilitate sandblasting of a cylindrical object
DE102012013189A1 (de) 2012-07-03 2013-01-24 Daimler Ag Verfahren und Vorrichtung zum Partikelstrahlen
CN103170919B (zh) * 2013-04-01 2016-06-22 中国北方发动机研究所(天津) 一种提高内燃机气缸盖进排气道表面光洁度的装置
DE102014102147B4 (de) * 2014-02-19 2017-03-09 Wheelabrator Group Gmbh Verfahren zum Verfestigungsstrahlen einer Rohrinnenwandung eines gekrümmtenWerkstücks mit einer Werkstückbohrung sowie Strahldüseneinheitund Arbeitskammersystem dafür
JP6624286B2 (ja) * 2016-06-06 2019-12-25 新東工業株式会社 穴内面処理装置及び穴内面処理方法
CN106363535B (zh) * 2016-08-25 2019-06-25 天迈投资控股有限公司 锅体内壁打磨方法
US10556320B2 (en) * 2017-01-07 2020-02-11 James T. Carnathan Computerized method and apparatus for automated sand blasting
CN108581854B (zh) * 2017-12-19 2020-07-17 济南大学 球类零件抛丸机
CN108581856B (zh) * 2017-12-19 2020-01-17 济南大学 大型球体抛丸装置
FR3082446B1 (fr) * 2018-06-14 2021-04-16 Psa Automobiles Sa Procede de texturation d’une surface sollicitee en frottement lubrifie et surface ainsi obtenue
US11465259B2 (en) * 2019-02-13 2022-10-11 The Boeing Company System and method for fluid cavitation processing a part
JP7259688B2 (ja) * 2019-10-02 2023-04-18 新東工業株式会社 ショット処理装置及びショット処理方法
CN111843834B (zh) * 2020-07-20 2021-06-01 广东稳帝机械科技有限公司 一种五金电镀用喷砂装置
CN112959080A (zh) * 2021-03-12 2021-06-15 济南大学 一种机械臂辅助铣削喷丸复合加工装置
CN113322468B (zh) * 2021-05-25 2023-03-28 合肥学院 一种提高钛锆基合金耐磨性的表面强化方法
CN113334261B (zh) * 2021-05-28 2023-06-06 沈阳航天新光集团有限公司 大长径比气瓶用吹砂装置及吹砂方法
CN117359507B (zh) * 2023-12-08 2024-03-15 成都裕鸢航空智能制造股份有限公司 一种细长杆件内壁用喷砂装置
CN117984237B (zh) * 2024-04-07 2024-06-07 成都裕鸢航空智能制造股份有限公司 一种金属管件喷砂结构、喷砂设备及喷砂方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US576206A (en) * 1897-02-02 Allen d
US4180948A (en) * 1977-07-15 1980-01-01 Stoltz Woodrow W Internal pipeline cleaning device
JPS57166500A (en) * 1981-04-04 1982-10-13 Shigenobu Hironaka Grinding material injecting method
JPS6044267A (ja) 1983-08-20 1985-03-09 Toyota Motor Corp 溶射層の密着性向上方法
JPS63312070A (ja) * 1987-06-10 1988-12-20 Hitachi Ltd シヨツトピ−ニング法
JPS6458477A (en) 1987-08-28 1989-03-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Blasting-thermal spraying device
JPH0744166B2 (ja) * 1990-07-31 1995-05-15 三菱電機株式会社 半導体ウエハ洗浄装置
JP2936923B2 (ja) 1992-10-23 1999-08-23 トヨタ自動車株式会社 管状部材内面の溶射方法
US5664992A (en) * 1994-06-20 1997-09-09 Abclean America, Inc. Apparatus and method for cleaning tubular members
JP3365887B2 (ja) 1995-06-02 2003-01-14 株式会社不二機販 常温拡散・浸透メッキ方法
DE19621869A1 (de) * 1996-05-31 1997-12-04 Nagel Masch Werkzeug Verfahren und Vorrichtung zum Strahlen von Werkstückoberflächen mit einer Druckflüssigkeit
DE19634504A1 (de) * 1996-08-27 1997-12-04 Daimler Benz Ag In ein Leichtmetall-Gußteil einzugießender Rohling eines anderen Leichtmetallteiles und Verfahren zum Herstellen eines solchen Rohlinges

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6622685B2 (en) 2000-11-16 2003-09-23 Nissan Motor Co., Ltd. Prespray processed cylinder inside and cylinder inside prespray processing method
WO2002040850A1 (en) 2000-11-16 2002-05-23 Nissan Motor Co.,Ltd. Prespray processed cylinder inside and cylinder inside prespray processing method
KR20040017649A (ko) * 2002-08-23 2004-02-27 현대자동차주식회사 가공 버어 제거장치
JP2006007359A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Sanpoo:Kk 筒状ワークの研掃装置および同研掃方法
JP4619701B2 (ja) * 2004-06-24 2011-01-26 株式会社サンポー 筒状ワークの研掃装置および同研掃方法
US7614272B2 (en) 2004-09-17 2009-11-10 Nissan Motor Co., Ltd. Prespray processing method and prespray processed engine cylinder block
EP1637620A1 (en) 2004-09-17 2006-03-22 Nissan Motor Co., Ltd. Prespray processing method and prespray processed engine cylinder block
KR100600513B1 (ko) 2005-01-04 2006-07-13 신성전자정밀 주식회사 하드디스크 드라이브용 액츄에이터의 버 제거장치 및제거방법
WO2006097981A1 (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Nissan Motor Co., Ltd. 切削工具の切刃構造
US10155268B2 (en) 2005-03-11 2018-12-18 Nissan Motor Co., Ltd. Cutting edge configuration of cutting tool
KR100994904B1 (ko) 2005-05-31 2010-11-16 현대중공업 주식회사 에어블로우어 장치
KR100918128B1 (ko) * 2006-02-10 2009-09-17 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 원통 내면의 가공 방법 및 원통 내면을 갖는 부재
US9109276B2 (en) 2006-02-10 2015-08-18 Nissan Motor Co., Ltd. Cylindrical internal surface processing method
CN101992181A (zh) * 2010-10-23 2011-03-30 徐州正菱涂装有限公司 一种新型金属表面嵌锚结构的处理工艺
TWI753768B (zh) * 2021-02-03 2022-01-21 甲富工業機械廠股份有限公司 內孔噴洗機

Also Published As

Publication number Publication date
CN1118353C (zh) 2003-08-20
JP3674306B2 (ja) 2005-07-20
CN1237499A (zh) 1999-12-08
DE19922265B4 (de) 2006-03-30
DE19922265A1 (de) 1999-11-18
US6244934B1 (en) 2001-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3674306B2 (ja) 円筒内面のブラスト方法
US7421872B2 (en) Shot-blasting installation for blasting work pieces made from light metal alloys
US7232614B2 (en) Tungsten disulfide surface treatment
JP2004520182A (ja) 固体表面を吹き付け加工、特に正確な形に削り取りおよび/または圧縮および/またはコーティングするための方法と装置
JP2010036323A (ja) ブラスト加工方法及びブラスト加工装置における研磨材噴射回収部構造
JPH0615570A (ja) 平面研磨機
CN115739455A (zh) 一种管道快速涂漆设备
CN211992508U (zh) 一种用于小零件喷砂的喷砂设备
CN110842795A (zh) 一种复杂零件的高效喷丸清洗装置
JP3179338B2 (ja) ブラスト加工装置
JPH0322279B2 (ja)
JPH10286696A (ja) 溶接スラグ除去装置
JP2001212761A (ja) エアレーション式ホッパー一体型ブラストガンおよび同ブラストガンを備えた縦型ブラスト加工装置
RU2278904C1 (ru) Установка для напыления газотермических покрытий
TWM606535U (zh) 3d列印金屬粉末後處理設備
JP4256510B2 (ja) サンドブラスト加工における被加工物のクリーニングユニット
JPH0120037B2 (ja)
JPH05177498A (ja) エアブロー装置
JP5098513B2 (ja) 溶射前下地洗浄方法および装置
JP2696158B2 (ja) 金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置
JPH0616641Y2 (ja) ショツトブラスト装置
JPH0731965Y2 (ja) バレル式ショットブラスト機
US6126525A (en) Oscillating control cage for a blast wheel
JP2001293440A (ja) 塗料並びに付着物の除去装置
JP3056987U (ja) バレル式ブラスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050418

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees