JPH11318909A - 煙除去システム - Google Patents

煙除去システム

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JPH11318909A
JPH11318909A JP10131964A JP13196498A JPH11318909A JP H11318909 A JPH11318909 A JP H11318909A JP 10131964 A JP10131964 A JP 10131964A JP 13196498 A JP13196498 A JP 13196498A JP H11318909 A JPH11318909 A JP H11318909A
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JP
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smoke
abdominal cavity
peritoneal cavity
endoscope
gas
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Application number
JP10131964A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
Kazuya Hijii
一也 肘井
Takao Tabata
孝夫 田畑
Yasushi Takahashi
裕史 高橋
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Shinji Hatta
信二 八田
Yoshitaka Honda
吉隆 本田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、腹腔内での焼灼処置によって発生し
た煙をより確実に腹腔外へ排出可能な煙除去システムを
提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】煙発生判定回路36により、TVカメラ4
で撮像された内視鏡画像から腹腔内で発生する煙を検出
することによって、制御部28により気腹装置8を制御
して煙の除去を行なうものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡観察下で腹腔
内の医療処置を行なう際に使用される煙除去システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から内視鏡観察下で腹腔内の医療処
置を行なうことが広く行なわれている。特に最近では、
内視鏡下で胆嚢摘出術等を行なう医療処置が多く実施さ
れている。
【0003】このような医療処置では、腹腔内で作業を
行なう際に必要な観察視野を確保するとともに、内視鏡
操作のスペースを確保するために処置する腹腔内に予め
気腹装置によって二酸化炭素ガスを注入してこの腹腔の
内部スペースを拡張させる作業が行われる。
【0004】また、腹腔の内部スペースの拡張作業の終
了後、内視鏡観察の下、気腹状態で拡張された腹腔内の
患部組織を高周波焼灼装置や、医用レーザ装置等の焼灼
装置を用いて焼灼処置を行なう作業が行われる。この焼
灼処置時には一般に煙が発生する。そのため、焼灼処置
を進めていくうちに、この焼灼処置によって発生する煙
が腹腔内に充満して内視鏡の観察視野を妨げることがあ
る。
【0005】このような場合、従来は焼灼を行なう処置
装置の駆動を一且中止する。そして、トラカールの内孔
を通じて腹腔内に導入された内視鏡や、処置具等をトラ
カールから抜去した後、気腹装置によって腹腔内に二酸
化炭素ガスを送気しながら腹腔内に充満する煙を腹腔内
に通じるトラカールの内孔を通じて腹腔外へ自然に排出
するようにしている。
【0006】また、本出願人は特許2544880号
で、焼灼装置の駆動動作に応じて煙除去装置を駆動さ
せ、腹腔内での焼灼処置によって発生する煙を煙除去装
置によって腹腔外に排出するシステムを提案している。
【0007】このシステムでは、煙除去装置の動作時間
はあらかじめ設定されている。そして、焼灼処置の駆動
を検出した後に煙除去装置を所定の設定時間動作させる
ことにより、腹腔内の煙の除去を行なう構成になってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼灼処
置によって発生する煙によって腹腔内における内視鏡の
観察視野が妨げられた際に、焼灼を行なう処置装置の駆
動を一且中止し、内視鏡や、処置具等をトラカールから
抜去した後、腹腔内の煙をトラカールの内孔を通じて腹
腔外へ自然に排出する方法では、腹腔内の煙が完全に体
外に排出されるまでにある程度の時間を要することか
ら、一旦中止した焼灼処置を再開するまでの時間が長く
なる。そのため、全体の処置時間が長くなるので、患者
に苦痛を与える問題がある。
【0009】さらに、腹腔内のガスを吸引する吸引装置
を設けて腹腔内の二酸化炭素ガスを煙とともに吸引する
ことも考えられる。しかしながら、この場合には、吸引
装置を作動させるための操作がいちいち必要であり、煩
雑であった。
【0010】また、特許2544880号の煙除去装置
ではこの煙除去装置の動作時間はあらかじめ設定されて
いるため、煙除去製置の動作が終了した時にまだ腹腔内
から煙が排出しきれていないという可能性があった。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、腹腔内での焼灼処置によって発生した
煙をより確実に腹腔外へ排出可能な煙除去システムを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は患者の腹腔内に
気体を注入して腹腔内を拡張させる気体注入手段と上記
腹腔内の気体を上記腹腔外に吸引する吸引手段とを有す
る気腹手段と、気腹された腹腔内で患部組織の焼灼・蒸
散処置を行なう処置手段と、患者の体腔内に挿入される
内視鏡と、この内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、
この撮像手段によって得られた画像から上記腹腔内で発
生した煙を検出する煙検出手段と、この煙検出手段から
の検出結果に応じて上記腹腔内の煙を除去するように上
記気腹手段を駆動する制御を行なう気腹動作制御手段と
を具備したことを特徴とする煙除去システムである。そ
して、焼灼処置によって発生する煙によって腹腔内にお
ける内視鏡の観察視野が妨げられた際には、内視鏡の観
察像の撮像手段によって得られた画像から煙検出手段に
よって腹腔内で発生した煙を検出する。さらに、この煙
検出手段からの検出結果に応じて気腹動作制御手段によ
って腹腔内の煙を除去するように気腹手段を駆動する制
御を行なうことにより、腹腔内での焼灼処置によって発
生した煙をより確実に腹腔外へ排出させ、より確実にま
た迅速に良好な内視鏡視野を得て、円滑に手術を進行さ
せるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態の煙除去システムで使用される内視鏡システム1全体
の概略構成を示すものである。本実施の形態の内視鏡シ
ステム1は、患者の腹腔内に挿入される硬性内視鏡2
と、この内視鏡2でとらえた体内の像を撮像するTVカ
メラ(撮像手段)4と、CCU(カメラコントロールユ
ニット)5と、内視鏡2に照明光を供給する光源装置6
と、処置部位の止血を行なったり生体組織の切除を行な
う高周波焼灼装置7と、視野および処置領域を確保する
ために腹腔内を膨らませる送気ガスの供給と腹腔内に発
生する煙の対外への排出を行なう気腹装置(気腹手段)
8とで主に構成される。
【0014】また、患者の腹部には内視鏡2や、手術器
具を腹腔内に導くための挿通孔を有するガイド管である
2本のトラカール9,10が穿刺されている。ここで、
内視鏡2が挿通される挿通孔9aを有する一方のトラカ
ール9には塩化ビニールや、テフロンで形成された気腹
チューブ11の一端部が着脱自在に取り付けられてい
る。
【0015】また、他方のトラカール10の挿通孔10
aには高周波処置具12が挿通されている。この高周波
処置具12には、気腹チューブ11と同様の材質の吸気
チューブ24の一端部が着脱自在に取り付けられてい
る。
【0016】また、内視鏡2には患者の体内に挿入され
る細長い挿入部3と、この挿入部3の基端部に連結され
た接眼部3aとが設けられている。さらに、内視鏡2の
挿入部3の基端部には接眼部3aの近傍にライトガイド
ケーブル13の一端部が連結されている。このライトガ
イドケーブル13の他端部は光源装置6に連結されてい
る。
【0017】また、光源装置6の内部には光源ランプ1
4や、集光レンズ15等が設けられている。そして、光
源装置6内のランプ14からの放射光がレンズ15によ
ってライトガイドケーブル13の端面に集光されるよう
になっている。さらに、ライトガイドケーブル13の端
面に集光された照明光は、ライトガイドケーブル13内
に配設された図示しないライトガイドファイバ束を介し
て内視鏡2の挿入部3の先端部まで伝送されて被写体を
照らすようになっている。
【0018】そして、内視鏡2の挿入部3の先端部から
出射された照明光は、被写体で反射され、内視鏡2内に
その被写体像が結像されるようになっている。さらに、
この被写体像は図示しない観察光学系を介して接眼部3
aまで伝送されるようになっている。
【0019】また、内視鏡2の接眼部3aにはTVカメ
ラ4が着脱自在に接続されている。このTVカメラ4に
は図示しないCCD(固体撮像素子)が内蔵されてい
る。そして、内視鏡2の接眼部3aに伝送された被写体
像はこのTVカメラ4内のCCDで撮像されるようにな
っている。
【0020】さらに、TVカメラ4にはカメラケーブル
16を介してCCU5が接続されている。このCCU5
にはTVモニタ17が接続されている。そして、CCD
から出力される信号はカメラケーブル16を介してCC
U5に伝送されるようになっている。このとき、CCU
5では伝送された信号を受けて映像信号を生成し、TV
モニタ17に出力するようになっている。そして、TV
モニタ17は撮像された被写体像を表示するようになっ
ている。さらに、CCU5は生成した映像信号に基づい
て、気腹装置8を制御する制御信号を生成し出力するよ
うになっている。
【0021】また、高周波処置具12にはアクティブコ
ード18の一端部が接続されている。このアクティブコ
ード18の他端部は高周波焼灼装置7に接続されてい
る。この高周波焼灼装置7にはアクティブ電極19と患
者電極20とが設けられている。そして、高周波処置具
12は、アクティブコード18を介して高周波焼灼装置
7のアクティブ電極19と電気的に接続されている。
【0022】また、高周波焼灼装置7の患者電極20に
は患者コード22の一端部が接続されている。この患者
コード22の他端部は、人体の皮膚に密着するように柔
軟性を有し、シート状に形成した患者プレート21に接
続されている。
【0023】さらに、高周波焼灼装置7の内部には高周
波電力を発生するHF出力アンプ23が設けられてい
る。そして、このHF出力アンプ23に高周波焼灼装置
7のアクティブ電極19および患者電極20がそれぞれ
接続されている。
【0024】また、気腹装置8にはバルブユニット(気
体注入手段)27と、制御部(気腹動作制御手段)28
と、吸引ポンプ(吸引手段)32とが配設されている。
ここで、気腹装置8のバルブユニット27には高圧送気
ガス用チューブ25の一端部が接続されている。この高
圧送気ガス用チューブ25の他端部は液化二酸化炭素が
充填されている送気ガスボンベ26に接続されている。
【0025】さらに、気腹装置8の図示しない送気口金
には気腹チューブ11の他端部が着脱自在に接続される
ようになっている。この送気口金にはバルブユニット2
7が接続されている。そして、送気ガスボンベ26に充
填されている液状の二酸化炭素は、気化されて気腹装置
8内のバルブユニット27を通って所定の圧力に減圧さ
れた後、気腹チューブ11からトラカール9の挿通孔9
aを通って腹腔内に送り込まれるようになっている。
【0026】さらに、気腹装置8内の制御部28にはバ
ルブユニット27と吸引ポンプ32とが電気的に接続さ
れている。そして、バルブユニット27はこの制御部2
8によって制御され、腹腔内に送り込まれる二酸化炭素
送気ガスの温度や流量が制御されるようになっている。
【0027】また、高周波処置具12の先端部には図2
に示すように焼灼用電極29が突設されている。さら
に、この高周波処置具12の内部には吸引孔31が形成
されている。この吸引孔31の基端部側には吸引口金3
0が形成されている。
【0028】この吸引口金30には吸気チューブ24の
一端部が着脱自在に接続されている。この吸気チューブ
24の他端部は、気腹装置8の図示しない吸引口金を介
して吸引ポンプ32に接続されている。この吸引ポンプ
32の動作は制御部28によって制御されている。そし
て、この吸引ポンプ32の作動により、腹腔内にある空
気が吸引孔31および吸気チューブ24を通って腹腔外
に排出されるようになっている。
【0029】また、CCU5には、図3に示すように映
像信号生成回路33と、動き検出回路34と、色抽出回
路35と、煙発生判定回路(煙検出手段)36とが設け
られている。ここで、映像信号生成回路33にはTVカ
メラ4内のCCDからの出力信号が入力されるようにな
っている。そして、TVカメラ4のCCDからの出力信
号はこの映像信号生成回路33でNTSC等の映像信号
に変換するようになっている。さらに、ここで生成され
た映像信号はTVモニタ17に出力されるとともに、動
き検出回路34および色抽出回路35に出力されるよう
になっている。そして、映像信号生成回路33で生成さ
れた映像信号の動きが動き検出回路34によって検出さ
れ、同時に色抽出回路35で設定された色が抽出される
ようになっている。
【0030】また、動き検出回路34および色抽出回路
35からの各出力信号は煙発生判定回路36に入力され
るようになっている。そして、この煙発生判定回路36
では動き検出回路34および色抽出回路35からの各出
力信号に基いて患者の腹腔内での煙の発生を判定し、気
腹装置8内の制御部28にバルブユニット27と吸引ポ
ンプ32とをそれぞれ動作させる制御信号を出力するよ
うになっている。
【0031】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡システム1の使用時には内視鏡2
の観察下において腹腔内で処置を行なうために、予め気
腹装置8はトラカール9を介して腹腔内に二酸化炭素ガ
スを注入して腹腔内を拡張させる。
【0032】この際、制御部28によってバルブユニッ
ト27の動作が制御され、送気ガスボンベ26から供給
される二酸化炭素ガスの温度、流量等が調整されるよう
になっている。そして、腹腔内の圧力が所定の値に達し
た状態で、内視鏡2および高周波処置具12をトラカー
ル9,10を介して腹腔内に挿入する。
【0033】さらに、この状態で高周波焼灼装置7の出
力をONさせる図示しないフットスイッチや高周波処置
具12上に設けられている図示しないハンドスイッチを
ONすることによって、高周波処置具12の焼灼用電極
29に高周波電流が流れ、焼灼用電極29に接触してい
る患部組織が焼灼される。
【0034】この焼灼処置の際には、煙が発生する。そ
して、この焼灼処置によって腹腔内に発生する煙は以下
の処理によって検出され、除去される。すなわち、焼灼
用電極29による焼灼処置によって発生した煙を含んだ
内視鏡画像は、TVカメラ4内のCCDによって撮像さ
れる。
【0035】このとき、TVカメラ4内のCCDからこ
の撮像信号がCCU5に伝送される。このCCU5では
映像信号生成回路33によって映像信号が生成される。
ここで生成された映像信号は、TVモニタ17に出力さ
れ、TVモニタ17に内視鏡画像が表示される。
【0036】同時に、この映像信号は動き検出回路34
と色抽出回路35とに入力される。そして、動き検出回
路34では撮像画像間の差分の検出や、動きべクトルの
検出等の画像処理によって撮像画像中の動きの有無と検
出した動きの画像中での位置とが検出される。
【0037】さらに、色抽出回路35では煙が撮像され
るときの高輝度信号(白)を抽出するように予め設定さ
れている。そして、撮像画像中の白色部分がこの色抽出
回路35で抽出される。
【0038】また、煙発生判定回路36では、動き検出
回路34および色抽出回路35からの各出力信号を受
け、動き検出回路34で検出した動きの位置と色抽出回
路35で検出した白色位置が一致した場合に煙発生との
判断を行う。このとき、煙発生判定回路36から気腹装
置8の吸引ポンプ32を作動させる制御信号が出力され
る。そして、気腹装置8の吸引ポンプ32は、この信号
を受けて腹腔内の空気を吸引することで、腹腔内で発生
した煙が除去される。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では高周波処置具
12によって発生する煙によって腹腔内における内視鏡
2の観察視野が妨げられた際には、TVカメラ4内のC
CDによって得られた画像からCCU5内の煙発生判定
回路36によって腹腔内で発生した煙を検出する。そし
て、この煙の検出時には煙発生判定回路36から気腹装
置8内の制御部28に制御信号を出力させて腹腔内の煙
を除去するように気腹装置8内のバルブユニット27と
吸引ポンプ32とをそれぞれ動作させる制御を行なうよ
うにしたものである。そのため、本実施の形態では腹腔
内の煙の発生を画像処理で検出し、その情報に基づいて
排煙を行なうため、迅速かつ確実に良好な術野が得られ
る。
【0040】なお、上記構成の本実施の形態で使用した
高周波焼灼装置7の代わりにYAG、CO2 、半導体等
をレーザ光源に用いた医用レーザ装置を使用し、また高
周波処置具12の代わりにレーザプローブを用いてもよ
い。
【0041】また、図4は第1の実施の形態(図1乃至
図3参照)の内視鏡システム1におけるCCU5の変形
例を示すものである。本変形例は図4に示すように、第
1の実施の形態のCCU5の内部にバンドパスフィルタ
37と高周波焼灼装置出力ノイズ検出回路38とを設け
たものである。
【0042】次に、上記構成の作用について説明する。
一般に、患部組織の処置を行なうために、高周波焼灼装
置7からは高電圧・大電流の高周波信号が出力される。
この出力時には、不要輻射電波が発生される。この影響
によりTVカメラ4内のCCDからの撮像画像にノイズ
が乗ることを防ぐため、TVモニタ17、カメラケーブ
ル16では電磁シールドを施すなどの対策を行ない、実
用上、問題のないレベルまでノイズの混入が抑えられて
いる。
【0043】そして、本変形例では高周波焼灼装置7か
らの高周波信号の出力時に発生する不要輻射電波の影響
により撮像画像に混入するノイズをCCU5内のバンド
パスフィルタ37と高周波焼灼装置出力ノイズ検出回路
38とによって検出することにより、高周波焼灼装置7
の出力を検知し、気腹装置8の吸引ポンプ32を作動さ
せ、腹腔内に発生した煙の除去を行なう。
【0044】このノイズの検出は、CCU5の映像信号
生成回路33から出力される映像信号から、バンドパス
フィルタ37によって高周波焼灼装置7の出力する高周
波信号の近傍の周波数の信号を分離することで行なう。
ここで、高周波焼灼装置出力ノイズ検出回路38は、分
離された信号の信号レベルを認識し、設定されているレ
ベルを超えた信号が入力された場合は気腹装置8のバル
ブユニット27と吸引ポンプ32とを作動させる信号を
出力するようになっている。
【0045】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本変形例では高周波焼灼装置7
の出力の検出を、この高周波焼灼装置7側にそのための
構成を設けずに行なうことができ、高周波焼灼装置7の
構成が複雑になることを防止できる効果がある。
【0046】また、図5は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図3参照)の内視鏡システム1の構成を次の通り
変更したものである。
【0047】すなわち、本実施の形態では図5に示すよ
うに、第1の実施の形態のトラカール9の先端部には煙
検出センサ39が設けられている。さらに、この煙検出
センサ39に接続された煙検出回路40が設けられてい
る。この煙検出回路40は気腹装置8の制御部28に接
続されている。
【0048】また、煙検出センサ39は、超音波センサ
で構成されている。さらに、煙検出回路40には超音波
センサの煙検出センサ39を駆動する駆動回路と、その
駆動周波数の変化を検出する周波数検出回路(いずれも
図示せず)とが設けれている。なお、CCU5には映像
信号生成回路33のみが設けられている。
【0049】また、焼灼処置によって発生した煙は、ト
ラカール9の先端に配設されている煙検出センサ39で
検出される。この煙検出センサ39の検出信号は煙検出
回路40で受け、気腹装置8の制御部28に制御信号を
出力するようになっている。
【0050】次に、煙検出センサ39による煙の検出作
用について説明する。ここで、煙検出センサ39を構成
する超音波センサの表面には、水分を吸着する吸着層が
形成されている。そして、焼灼処置で発生する煙には、
生体組織が焼灼される際に発生する水蒸気が含まれてお
り、この水蒸気が超音波センサの表面の吸着層に吸着す
る。このとき、水蒸気の吸着により、超音波センサの発
振周波数が変化する。そして、その超音波センサの発振
周波数の変化が煙検出回路40の周波数検出回路によっ
て検出される。
【0051】また、煙検出回路40の周波数検出回路に
よってこの変化が検出された場合、周波数検出回路は気
腹装置8のバルブユニット27と吸引ポンプ32とを作
動させる信号を出力する。これにより、腹腔内に発生し
た煙を除去することができる。
【0052】そこで、本実施の形態では腹腔内で発生し
た煙をトラカール9の先端に配設されている煙検出セン
サ39で直接的に検出できるため、より確実に煙を除去
することができる。
【0053】また、図6および図7は本発明の第3の実
施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施
の形態(図1乃至図3参照)の内視鏡システム1の構成
を次の通り変更したものである。
【0054】すなわち、本実施の形態では図6に示すよ
うに、第1の実施の形態の高周波焼灼装置7の代わり
に、YAG、CO2 、半導体等のレーザ光源41を備え
た医用レーザ装置42が設けられ、また高周波処置具1
2の代わりに、レーザプローブ43が設けられている。
【0055】さらに、医用レーザ装置42とレーザプロ
ーブ43との間には導光ファイバー44が配設されてい
る。また、レーザプローブ43はトラカール10内に挿
通されるようになっている。
【0056】さらに、TVカメラ4の内部には、図7に
示すように、内視鏡2からの光学像を分配するプリズム
45と、このプリズム45で分配された一方の光学像
(プリズム45に入射される光学像)からレーザ光の波
長をカットするレーザカットフィルタ46と、結像され
た像を撮像するCCD47と、プリズム45で分配され
た他方の光学像(プリズム45で直角に反射された光学
像)が入射するフォトダイオード48とが設けられてい
る。
【0057】また、CCU5にはCCD47からの信号
が入力される映像信号生成回路33と、フォトダイオー
ド48からの信号が入力されるレーザ光検知回路49と
が設けられている。
【0058】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では医用レーザ装置42の出力をONさせ
る図示しないフットスイッチやレーザプローブ43上に
設けられている図示しないハンドスイッチをONするこ
とによって、レーザ光源41でレーザ光が生成される。
このレーザ光は、導光ファイバー44の内部を通り、レ
ーザプローブ43に導かれたのち、このレーザプローブ
43の先端から患者の腹腔内の目的の生体組織に向けて
出射され、生体組織の蒸散が行なわれる。
【0059】また、このレーザ出射時にはCCDでの撮
像時にハイライトが起きるような高輝度の光学像が内視
鏡2に入射される。この内視鏡2からの光学像はプリズ
ム45で2つの光学像(光路)に分配される。ここで、
プリズム45で分配された一方の光学像(プリズム45
に入射される光学像)はレーザカットフィルタ46でレ
ーザ光の波長がカットされたのち、CCD47に結像さ
れる。
【0060】このとき、通常のCCDでレーザ光を撮像
した場合にはその部分がハイライトになってしまう。こ
れを避けるために、本実施の形態ではTVモニタ17に
表示する画像を撮像するCCD47の前にレーザカット
フィルタ46が配設されている。
【0061】そして、本実施の形態ではレーザカットフ
ィルタ46でレーザ光の波長がカットされた内視鏡2か
らの光学像がCCD47に結像される。さらに、このC
CD47で撮像された光学像は電気信号に変換されて出
力される。
【0062】また、このCCD47からの出力信号はC
CU5内の映像信号生成回路33に入力される。そし
て、この映像信号生成回路33で生成された映像信号は
TVモニタ17に出力される。
【0063】また、プリズム45で分配された他方の光
学像(プリズム45で直角に反射された光学像)はフォ
トダイオード48にプリズム45で分配された像がその
まま入射される。このフォトダイオード48からの出力
信号は、CCU5内のレーザ光検知回路49に入力され
る。このとき、フォトダイオード48からの出力信号が
レーザ出射時のレベル以上であれば、気腹装置8の吸引
ポンプ32を作動させる信号を出力する。
【0064】そこで、上記構成のものにあってはTVカ
メラ4の内部に内視鏡2からの光学像を分配するプリズ
ム45と、このプリズム45で分配された光学像(プリ
ズム45で直角に反射された光学像)が入射するフォト
ダイオード48とを設け、フォトダイオード48からの
出力信号がレーザ出射時のレベル以上であれば、レーザ
光検知回路49から気腹装置8の吸引ポンプ32を作動
させる信号を出力させるようにしたので、レーザ光の検
知を画像処理を用いずに、より簡単な構成で検知させる
ことができる。
【0065】また、プリズム45で分配された一方の光
学像(プリズム45に入射される光学像)からレーザ光
の波長をカットするレーザカットフィルタ46を設け、
このレーザカットフィルタ46でレーザ光の波長がカッ
トされた内視鏡2からの光学像をCCD47に結像さ
せ、このCCD47で撮像された光学像をTVモニタ1
7に出力させるようにしたので、レーザ出射時でもCC
D47での撮像時にハイライトが起きることを防止する
ことができる。
【0066】また、図8は内視鏡観察下で腹腔内の医療
処置を行なう医療システム51全体の概略構成を示すも
のである。図8中で、52,53は患者の腹腔内に穿刺
されたトラカールである。
【0067】ここで、一方のトラカール52には送気チ
ューブ54の一端部が連結されている。この送気チュー
ブ54の他端部は気腹器55に連結されている。そし
て、気腹器55から送気される気腹ガスは、送気チュー
ブ54とトラカール52を経て腹腔内に達し、気腹を行
なっている。
【0068】また、他方のトラカール53には排気チュ
ーブ56の一端部が連結されている。この排気チューブ
56の他端部は吸引装置57に接続されている。さら
に、この排気チューブ56の中途部には気腹を行なって
いる患者の腹腔内を自動的に換気する自動換気装置58
が介設されている。この自動換気装置58には図9に示
すように排気チューブ56の中途部に連結される排気管
路59と、この排気管路59を開閉可能なバルブ60
と、このバルブ60の開閉作動を制御するバルブ制御回
路61とが設けられている。ここで、バルブ60は、自
動換気装置58内のバルブ制御回路61によって一定時
間間隔で開閉動作を繰り返すように制御されている。例
えば、1秒間開口の後、3秒間閉口する動作を繰り返し
ている。
【0069】そして、上記構成の医療システム51の使
用時には自動換気装置58内のバルブ制御回路61によ
ってバルブ60は、一定時間間隔で開閉動作を繰り返す
ように制御される。このバルブ60の開閉動作により排
気チューブ56の開閉を行い、一定時間間隔で腹腔内の
気腹ガスの換気を行なっている。例えば、腹腔内で電気
メス等を使用した事によって腹腔内に発生した煙は、こ
のバルブ60の開閉動作により、排気チューブ56を通
して間欠的に、腹腔外部に排出されるので、腹腔鏡観察
の視野を良好に保つことが可能である。
【0070】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、上記構成の自動換気装置58で
は、電気メスないし気腹装置等からの信号を受けること
無しに腹腔内の気腹ガスを一定時間間隔で排気すること
ができる。そのため、従来の電気メスに連動して吸引チ
ューブの開閉動作を行なう装置及び気腹機の気腹動作に
連動する装置のように、連動動作を行なう為に、装置内
部に電気メスもしくは気腹装置からの信号を受けて開閉
動作を作動させる制御機能が不要となるうえ、制御信号
を発信できる電気メスないし気腹装置と組み合わせて使
用する必要もない。その結果、従来に比べてシステム全
体の構成を簡素化することができ、コスト低下が図れ
る。
【0071】また、上記構成の自動換気装置58では、
電気メスないし気腹装置と組み合わせて使用する際に信
号の交換が不要であるので、組み合わせて使用される電
気メス、レーザー焼灼装置の種類を問わず、腹腔内の換
気を行なうことが可能である。
【0072】また、図10は図8および図9の自動換気
装置58の変形例を示すものである。本変形例は、図8
および図9の自動換気装置58に、吸引機能を付加した
ものである。そして、本変形例のように図8および図9
の自動換気装置58に、吸引機能を付加することによ
り、吸引装置を用意することなく自動換気を行なうこと
ができる。
【0073】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 腹腔内に気体を注入して腹腔内を拡張さ
せる手段と、腹腔内の気体を腹腔外に吸引する手段とを
有する気腹手段と、気腹された腹腔内で患部組織の焼灼
・蒸散処置を行なう処置手段と、患者の体腔内に挿入さ
れる内視鏡と、内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、
腹腔内で発生した煙を検出し、その検出結果に応じて気
腹手段の制御を行なう煙検出手段とを具備したことを特
徴とする煙除去システム。
【0074】(付記項2) 付記項1において、煙検出
手段は、撮像手段で得られた画像から画像中の煙の検出
を行なう煙検出画像処理回路であることを特徴とする煙
除去システム。
【0075】(付記項3) 付記項1において、煙検出
手段は、腹腔内に挿入された煙センサと、煙センサから
の信号を受ける煙センサ入力回路であることを特徴とす
る煙除去システム。
【0076】(付記項4) 付記項1〜3において、処
置手段は高周波焼灼装置であることを特徴とする煙除去
システム。 (付記項5) 付記項1〜3において、処置手段は医用
レーザ装置であることを特徴とする煙除去システム。
【0077】(付記項6) 患者の体腔内に挿入される
内視鏡と、内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、腹腔
内に気体を注入して腹腔内を拡張させる手段と、腹腔内
の気体を腹腔外に吸引する手段とを有する気腹手段と、
気腹された腹腔内で患部組織に対して処置を行なう処置
手段と、処置手段の動作状態を検出し、その検出結果に
応じて気腹手段の制御を行なう制御手段を具備したこと
を特徴とする煙除去システム。
【0078】(付記項7) 付記項6において、処置手
段は高周波焼灼装置であり、制御手段は、撮像手段に設
けられている、高周波焼灼装置の発生するノイズを検出
するノイズ検出手段を具備することを特徴とする煙除去
システム。
【0079】(付記項8) 付記項6において、処置手
段は医用レーザ装置であり、制御手段は、撮像手段に設
けられている、レーザ光検出手段を具備することを特徴
とする煙除去システム。
【0080】(付記項1〜8の従来技術) 従来から内
視鏡観察下で腹腔内の医療処置を行なうことが広く行な
われている。特に最近では、内視鏡下で胆嚢摘出術等を
行なう医療処置が多く実施されている。このような医療
処置では、腹腔内で作業を行なう際に必要な観察視野を
確保するとともに、内視鏡操作のスペースを確保するた
めに処置する腹腔内に気腹装置によって二酸化炭素ガス
を注入してこの腹腔の内部スペースを拡張させている。
【0081】また内視鏡観察の下、気腹状態で拡張され
た腹腔内の患部組織を高周波焼灼装置や医用レーザ装置
等の焼灼装置を用いて焼灼処置する場合には、この処置
によって発生する煙が腹腔内に充満して内視鏡の観察視
野を妨げることがある。
【0082】このような場合、従来は焼灼を行なう処置
装置の駆動を一且中止し、トラカールの内孔を通じて腹
腔内に導入された内視鏡や処置具等をトラカールから抜
去した後、気腹装置によって腹腔内に二酸化炭素ガスを
送気しながら腹腔内に通じるトラカールの内孔を通じて
腹腔内に充満する煙を腹腔外へ自然に排出するようにし
ていた。この方法では、煙が完全に排出されるまでにあ
る程度の時間を要することから、一旦中止した焼灼処置
を再開するまでの時間が長くなり、全体の処置時間が長
くなることから患者に苦痛を与えることになる。また、
吸引装置を設けて腹腔内の二酸化炭素ガスを煙とともに
吸引する場合は、吸引装置を作動させるための操作がい
ちいち必要であり、煩雑であった。
【0083】この問題点に対して、本出願人は特願平5
−114833で、焼灼装置の駆動動作に応じて煙除去
装置を駆動させ、腹腔内で発生した焼灼処置によって発
生する煙を腹腔外に排出するシステムを提案している。
【0084】(付記項1〜5が解決しようとする課題)
このシステムは、焼灼装置の駆動を検出して煙除去装
置を動作させるものではなく、腹腔内の煙を検出して煙
の除去を行なうものである。煙除去装置の動作時間はあ
らかじめ設定されているため、煙除去装置の動作が終了
した時にまだ腹腔内から煙が排出しきれていないという
可能性があった。
【0085】(付記項1〜5の目的) 腹腔内での焼灼
処置によって発生した煙をより確実に腹腔外へ排出可能
な煙除去システムの提供。 (付記項6〜8が解決しようとする課題) 患部組織を
処置するための高周波焼灼装置やレーザ装置側に、装置
の動作状態を煙除去装置に出力するための手段が必要で
あり、煙除去システムが上記手段を備えた装置でしか構
成されないという制約があった。
【0086】(付記項6〜8の目的) 上記手段を持た
ない、患者に処置を行なうための装置でもシステムを構
成可能である煙除去システムの提供。 (付記項1〜8の効果) 腹腔内で発生する煙を検出す
ることによって、気腹装置を制御して煙の除去を行なう
ため、より確実にまた迅速に良好な内視鏡視野を得るこ
とができ、円滑に手術を進行させることができる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば内視鏡画像から腹腔内で
発生する煙を検出することによって、気腹装置を制御し
て煙の除去を行なうようにしたので、腹腔内での焼灼処
置によって発生した煙をより確実に腹腔外へ排出するこ
とができる。そのため、より確実にまた迅速に良好な内
視鏡視野を得ることができ、円滑に手術を進行させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡システム
全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
高周波処置具の内部の要部構成を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
CCUの内部構成を示す要部の概略構成図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
CCUの変形例を示す要部の概略構成図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡システム
全体の概略構成図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡システム
全体の概略構成図。
【図7】 第3の実施の形態の内視鏡システムにおける
TVカメラの内部構成を示す要部の概略構成図。
【図8】 内視鏡観察下で腹腔内の医療処置を行なう医
療システム全体の概略構成図。
【図9】 図8の医療システムにおける自動換気装置の
概略構成図。
【図10】 図8および図9の自動換気装置の変形例を
示す要部の概略構成図。
【符号の説明】
2 硬性内視鏡 4 TVカメラ(撮像手段) 8 気腹装置(気腹手段) 27 バルブユニット(気体注入手段) 28 制御部(気腹動作制御手段) 32 吸引ポンプ(吸引手段) 36 煙発生判定回路(煙検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 孝夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 裕史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 八田 信二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本田 吉隆 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の腹腔内に気体を注入して腹腔内を
    拡張させる気体注入手段と上記腹腔内の気体を上記腹腔
    外に吸引する吸引手段とを有する気腹手段と、 気腹された腹腔内で患部組織の焼灼・蒸散処置を行なう
    処置手段と、 患者の体腔内に挿入される内視鏡と、 この内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、 この撮像手段によって得られた画像から上記腹腔内で発
    生した煙を検出する煙検出手段と、 この煙検出手段からの検出結果に応じて上記腹腔内の煙
    を除去するように上記気腹手段を駆動する制御を行なう
    気腹動作制御手段とを具備したことを特徴とする煙除去
    システム。
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