JPH11318040A - 二次電池の充電装置 - Google Patents

二次電池の充電装置

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JPH11318040A
JPH11318040A JP10078093A JP7809398A JPH11318040A JP H11318040 A JPH11318040 A JP H11318040A JP 10078093 A JP10078093 A JP 10078093A JP 7809398 A JP7809398 A JP 7809398A JP H11318040 A JPH11318040 A JP H11318040A
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battery
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temperature
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行伯 赤本
Hirotaka Hayashida
浩孝 林田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池をパルス充電するに際し、該二次電
池が過充電に至る前の満充電状態を的確に検出してその
充電処理を停止させ得る機能を備えた二次電池の充電装
置を提供する。 【解決手段】 二次電池の充電休止時における該二次電
池の開放電圧Voffを検出し、開放電圧Voffが制御閾値
電圧Vrefよりも低いときに二次電池に対するパルス充
電を再開する充電制御手段とを備え、更に二次電池の温
度Tに応じて制御閾値電圧Vrefを適応的に設定する電
圧設定手段を備える。特に二次電池が直列に接続された
N個のニッケル水素電池からなるとき、電池温度T[℃]
をx、制御閾値電圧Vref[mV]をyとする[(1425−
x)・N≦y≦ (1475−x)・N]なる条件式の下で制御閾
値電圧Vrefを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル水素電池
等の二次電池を過充電することなく効率的に充電するこ
とのできる二次電池の充電装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】リチウムイオン電池やニッケル水
素電池等の二次電池に対する充電は、一般的には電池電
圧や電池温度の変化(変化率)からその満充電が検出さ
れるまで定電流定電圧電源から電流を供給して行われ
る。また満充電の検出後、微少な電流にてトリクル充電
することも行われる。この際、過充電による電池性能の
劣化を防止する上で、その満充電状態を的確に検出する
ことが重要である。そこで従来では二次電池の満充電直
後にその電圧がピークに達することに着目して、例えば
図7(a)に示すように電池電圧のピークを検出すること
で満充電を検出している。具体的には現在の電池電圧か
らそれ以前に検出された最大電池電圧を減算し、その減
算値が所定の設定値(例えば−10mV)よりも小さく
なったとき、これを満充電に到達したとして検出して、
その充電を停止している(−dV法)。この為、電池電
圧のピークが検出されるまでの間に過充電が生じること
が否めない。
【0003】また電池温度の変化を利用して満充電の検
出を行う場合には、例えば図7(b)に示すように単位時
間当たりの温度変化を求め、この温度変化が所定の設定
値(例えば1℃/分)を越えたとき、これを満充電に到
達したとしてその検出が行われる。この手法はニッケル
水素電池が満充電状態に達した後、その正極から発生す
る酸素が負極において還元される際に発生する熱によ
り、電池温度が上昇することに着目したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
満充電の検出手法は、いずれも満充電後の現象を捉えた
ものであり、従って過充電になり易いと言う問題があ
る。特に大電流を用いて急速充電するような場合に上記
問題が生じ易く、その充電を繰り返す毎に電池性能が劣
化して充放電サイクル寿命が短くなり、またその発熱も
大きくなると言う不具合がある。
【0005】一方、特開平9−233726号公報に開
示されるように、二次電池の開放電圧を検出しながらそ
の充電電流を断続制御して該二次電池をパルス充電する
手法がある。このパルス充電方式は、上記断続制御によ
り二次電池に対する充電と休止とを繰り返しながら充電
休止時における二次電池の開放電圧を検出し、その開放
電圧が所定の設定電圧以下になったときに上記充電を再
開するものであり、特にその充電休止時間が設定時間を
よりも長くなったとき、これを満充電に到達したとして
その充電処理を停止するものである。
【0006】しかし上述した如く充電電流を断続制御す
るに際して、例えば前記設定電圧が低いとパルス充電の
間隔(充電休止時間)が長くなり、十分な充電が行われ
ない状態で満充電が検出されることになるので、所定の
充電容量が得られなくなる。逆に前記設定電圧が高いと
頻繁に充電が再開され、パルス充電が繰り返し行われる
ことになり、その充電休止時間からの満充電の検出が遅
れるので、二次電池が過充電される虞が生じる。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、充電電流を断続制御して二次電
池をパルス充電するに際し、該二次電池が過充電に至る
前の満充電状態を的確に検出してその充電処理を停止さ
せることのできる機能を備えた二次電池の充電装置を提
供することにある。特に本発明は、二次電池の開放電圧
を検出しながら該二次電池に対するパルス充電を制御す
るに際して、上記開放電圧を判定する上での設定電圧
(制御閾値電圧)を適切に設定し、これによって前記二
次電池が過充電に至る前にその満充電状態を的確に検出
するようにした二次電池の充電装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る二次電池の充電装置は、二次電池の開
放電圧を制御閾値電圧と比較して該二次電池に対するパ
ルス充電を制御する上で、最適な制御閾値電圧が二次電
池の温度に依存することを見出してなされたもので、二
次電池の充電休止時における該二次電池の開放電圧を検
出し、検出した開放電圧と制御閾値電圧とを比較して該
開放電圧と上記制御閾値電圧よりも低いとき前記二次電
池に対する充電電流を断続制御して該二次電池をパルス
充電する充電制御手段とを備えたものであって、特に前
記二次電池の温度を検出し、検出された電池温度に応じ
て前記制御閾値電圧を適応的に設定する電圧設定手段を
備えたことを特徴としている。
【0009】本発明の好ましい態様は、請求項2に記載
するように前記二次電池が1個または直列接続された複
数のニッケル水素電池からなるとき、その個数をN、電
池温度T[℃]をx、前記制御閾値電圧Vref[mV]をy
としたとき (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる条件式の下で前記制御閾値電圧Vrefを電池温度T
に応じて適応的に設定することで、最適なパルス充電制
御を実現することを特徴としている。
【0010】また本発明に係る二次電池の充電装置は、
請求項3に記載するように直列に接続された複数の二次
電池の開放電圧が制御閾値電圧よりも低いとき、これら
の二次電池の直列回路に対する充電電流を断続制御して
該二次電池をパルス充電する充電制御手段と、前記二次
電池の温度に応じて前記制御閾値電圧を設定する手段と
を備えてなり、更に前記複数の二次電池に、各二次電池
をその直列回路から選択的に切り離すバイパス回路をそ
れぞれ設けると共に、これらの各バイパス回路を前記各
二次電池の開放電圧が前記制御閾値電圧以上のときに作
動させるバイパス制御手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0011】即ち、直列に接続された複数の二次電池の
各開放電圧に応じてバイパス回路を選択的に作動させる
ことで、その開放電圧が前記制御閾値電圧を越えている
二次電池をその直列回路から切り離す。そして開放電圧
が前記制御閾値電圧よりも低く、前記直列回路に組み込
まれている二次電池に対してだけパルス充電するように
構成することで、充電状態が異なる複数の二次電池を一
括して充電するようにしたことを特徴としている。
【0012】この発明の好ましい態様は、請求項4に示
すように前記各二次電池がそれぞれ1個または直列接続
された複数のニッケル水素電池からなるとき、前記各二
次電池におけるニッケル水素電池の個数をN、電池温度
T[℃]をx、前記制御閾値電圧Vref[mV]をyとし
て、前述したように (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる条件式の下で、前記各二次電池毎にその制御閾値電
圧Vrefを電池温度Tに応じて適応的に設定することを
特徴としている。
【0013】この際、前記複数の二次電池の温度を、そ
の全体的なまとまりとして一括して検出しても良いが、
例えば請求項5に記載するように、各二次電池毎にそれ
ぞれ検出するようにしても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係る二次電池の充電装置について説明する。図
1は第1の実施形態を示す充電装置の概略構成図で、1
は二次電池BATを充電する為の電源である。上記二次
電池BATは、例えば1個または直列接続した複数のニ
ッケル水素電池からなる。電源1は、一般的には定電流
定電圧電源が用いられるが、ここでは後述するようにパ
ルス制御によって前記二次電池BATに対する充電が制
御されることから、格別に定電流・定電圧特性を備えな
くても良く、或る程度の大きさの充電電流を確保し得る
ものであれば十分である。
【0015】さて充電装置は、前記電源1と二次電池B
ATとの間に直列に介挿されたスイッチ2と、このスイ
ッチ2を断続制御して前記二次電池BATに対する充電
と休止を繰り返し、これによって該二次電池BATをパ
ルス充電するスイッチ制御部(充電制御部)3を備えて
いる。尚、上記スイッチ2は、高速スイッチング動作可
能なパワーFET等によって構成される。
【0016】しかして電圧検出部4は、前記スイッチ制
御部3の制御の下で充電休止期間における前記二次電池
BATの開放電圧Voff[mV]を検出するものであり、
検出された開放電圧Voffは比較器5に与えられて所定
の制御閾値電圧Vref[mV]と比較されている。前記ス
イッチ制御部3は、上述した如く比較器5にて比較され
る前記開放電圧Voffが前記制御閾値電圧Vrefに満たな
いとき、所定幅のパルス時間(オン時間)に亘って前記
スイッチ2を導通させることで前記電源1から二次電池
BATに対して充電電流を流して該二次電池BATをパ
ルス充電する。つまりスイッチ制御部3は、前記開放電
圧Voffが前記制御閾値電圧Vrefに満たないときにスイ
ッチ2をオン動作させて充電を開始し、予め設定された
所定の時間に亘って二次電池BATを充電した後、前記
スイッチ2をオフ動作させることで充電と休止とを交互
に繰り返し、これによって二次電池BATをパルス充電
する如く構成されている。
【0017】さてここで本装置が特徴とするところは、
例えばサーミスタからなる温度センサ6を用いて前記二
次電池BATの温度T[℃]を検出する温度検出部7を備
え、更にこの温度検出部7にて検出された電池温度Tに
従って前述した制御閾値電圧Vrefを適応的に設定する
電圧設定部8を備えている点にある。この電圧設定部8
は、例えば電池温度Tに対応する制御閾値電圧Vrefを
予め記憶したテーブル(メモリ)として実現されるもの
であっても良く、或いは後述するように検出された電池
温度Tに応じて、所定の演算式の下で最適な制御閾値電
圧Vrefを算出し、これを比較器5に出力するものであ
っても良い。
【0018】しかして前記電圧設定部8は、前記二次電
池BATを構成するニッケル水素電池の個数がN[個]で
あるとき、前述した如く検出される二次電池BATの温
度T[℃]をxとして前記制御閾値電圧Vref[mV]を、 (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる条件式に示される変数yとして設定するように構成
されている。即ち、二次電池BATに対する充電を前述
した如くパルス制御して実行するに際して、その最適な
制御閾値電圧Vref[mV]が該二次電池BATの温度T
[℃]に依存することを見出し、これに着目して前記電圧
設定部8においては上述した条件式の下で電池温度T
[℃]に応じた制御閾値電圧Vref[mV]を適応的に設定
するものとなっている。具体的には電池温度Tに応じ
て、例えば図2に示すように如く設定される範囲の下で
制御閾値電圧Vrefを設定するものとなっている。
【0019】この条件式(制御閾値電圧Vrefの設定範
囲)について説明すると、本発明者は前記制御閾値電圧
Vref[mV]を変えて二次電池BAT(ニッケル水素電
池)を所定時間に亘ってパルス充電した後、該二次電池
BATを所定の放電条件で放電させると言う充放電サイ
クルを繰り返し実行し、各サイクル毎にその電池電圧が
所定の判定電圧に達するまでの時間に従ってその放電容
量(充電容量)を算出した。具体的にはAAサイズの通
常のニッケル水素電池からなる二次電池BATを、その
定格充電電流に対して2倍の充電電流(2CmA)で1
時間に亘ってパルス充電した後、当該二次電池を放電電
流1CmAで放電させ、その放電電圧(開放電圧)Voff
が1.0[V]に達するまでの時間から、該二次電池BA
Tの放電容量(充電容量)を算出した。特に二次電池B
ATの雰囲気温度(電池温度T)を変えながら上記計測
を行った。
【0020】そして常温(20℃)での1サイクル目に
おける放電容量を基準として、温度Tおよび制御閾値電
圧Vrefを異ならせた各種条件下での放電容量比を求め
た。また同時に上記各条件下での充放電サイクルにおい
て、その放電容量が1サイクル目の放電容量の80%ま
で低下したときのサイクル数をそれぞれ求め、常温での
サイクル数を基準とするサイクル数比を求めた。尚、こ
の実験は電池温度Tに対して、前記制御閾値電圧Vref
を表1に示すように設定して行った。また[ ]を付して
示す制御閾値電圧Vrefは、前記条件式で示される範囲
外の値であり、比較例を示している。
【0021】
【表1】
【0022】しかして上述した如く求められた放電容量
比およびサイクル数比を、電池温度Tをパラメータとし
て前記制御閾値電圧Vrefの変化に対してプロットした
ところ、図3に示すような傾向があることが明らかとな
った。尚、図3において実線は放電容量比の変化を示し
ており、破線はサイクル数比の変化を示している。そこ
で二次電池BATを良好に充電している制御閾値電圧V
refの範囲について検証したところ、図3に示すように
電池温度T毎に或る一定の幅を有することが見出され
た。ちなみに制御閾値電圧Vrefが上記最適範囲よりも
低くなったときには、その放電容量比と共にサイクル数
比が低下していることから、二次電池BATが十分に充
電されていないと考えられる。また制御閾値電圧Vref
が上記最適範囲よりも高くなった場合には、放電容量比
がさほど低下していないにも拘わらずそのサイクル数比
が大幅に低下することから、過充電によってその充放電
サイクル寿命が短くなったと考えられる。
【0023】また、例えば電気自動車の電源として用い
られる大電流用のニッケル水素電池からなる二次電池B
ATについても同様な実験を行い、表2に示すように温
度Tおよび制御閾値電圧Vrefを異ならせた各種条件下
での放電容量比と、そのサイクル数比を求めた。尚、上
記大電流用のニッケル水素電池は、定格充電電流に対し
て、例えば5CmA以上の大きな放電電流を得るべく、
その電極の構成・構造や集電板とのコンタクト構造を工
夫することで、その内部インピーダンスを十分に低くし
たものである。また上記実験は、上記二次電池を充電電
流2CmAで1時間に亘ってパルス充電した後、放電電
流5CmAで放電させて該二次電池BATの放電容量
(充電容量)を算出した。
【0024】
【表2】
【0025】このようにして求められた放電容量比およ
びサイクル数比を、先の実験例と同様に電池温度Tをパ
ラメータとして前記制御閾値電圧Vrefの変化に対して
プロットしたところ、図4に示すような傾向があること
が明らかとなった。しかもこの場合においても、二次電
池BATを良好に充電している制御閾値電圧Vrefの範
囲については、図4に示すように電池温度T毎に或る一
定の幅を有することが見出された。特に制御閾値電圧V
refの最適範囲が、先の実験例に比較してその上限側に
大きく拡がることが確認された。この制御閾値電圧Vre
fの最適範囲の拡大は、該二次電池BATの内部インピ
ーダンスが前述したように低く押さえられており、この
結果、充電に伴う内部発熱が少なくなったことによるも
のと考えられる。
【0026】そこで上述した各電池温度Tと、制御閾値
電圧Vrefの最適範囲との関係に着目したところ、図2
に示すように前述したパルス充電を制御するに最適な制
御閾値電圧Vrefが、電池温度Tに依存する特定の関係
を有することが見出された。特に二次電池BATを十分
に充電し得る制御閾値電圧Vrefの下限値は、電池温度
T[℃]を独立変数xとしたときの従属変数yとして y= 1425−x なる1次式で表現されることを見出した。また通常の二
次電池BATを過充電することのない制御閾値電圧Vre
fの上限値は、同様にして y= 1445−x なる1次式(破線で示す特性)で表現され、更に前述し
た如く内部インピーダンスを低く設定した大電流用の二
次電池BATに対する制御閾値電圧Vrefの過充電を招
来することのない上限値は y= 1475−x なる1次式で表現されることを見出した。
【0027】そこで本発明に係る電圧設定部8において
は、上述した条件式の下で二次電池BATを構成するニ
ッケル水素電池の個数Nに応じて、電池温度T[℃]に応
じた制御閾値電圧Vref[mV]を (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる範囲で適応的に設定するものとなっている。特に電
池温度Tが90℃、また−40℃とその温度限界を超え
たとき、図3および図4にそれぞれ示すように電池性能
自体が著しく劣化することから、−30℃〜80℃の電
池温度範囲において、上述した如く制御閾値電圧Vref
を設定するものとなっている。
【0028】尚、更に安定した充電制御を達成する場合
には、上記制御閾値電圧Vrefを (1430−x)・N≦y≦ (1470−x)・N なる範囲で設定するようにすれば良く、また電池温度T
に関しても−20℃〜70℃の範囲に抑えるようにすれ
は良い。ちなみに電池温度Tが上記温度範囲を外れるよ
うな場合には、安全性等の観点からパルス充電自体を停
止させることが望ましい。
【0029】かくして上述した如く電池温度Tに応じて
最適な制御閾値電圧Vrefを設定して二次電池BATに
対するパルス充電を制御する本充電装置によれば、例え
ば図5に示すように効率的に二次電池BATを充電する
ことができ、該二次電池BATが過充電となる前にその
満充電を検出して充電処理を停止することができる。し
かも充電電流の大きさに拘わることなく、ほぼ一定の開
放電圧Voffの変化の下で二次電池BATをパルス充電
することができ、満充電に近付いたときには、これに伴
って充電休止時間が長くなるので電池温度Tの変化を殆
ど招くことなくその満充電を検出することが可能とな
る。
【0030】尚、充電電流が2CmAと大きいときに
は、その充電初期時における大電流での急速なパルス充
電によって多少電池温度Tが上昇するが、その開放電圧
Voffが前述した制御閾値電圧Vrefを越えた後には、そ
のパルス充電間隔(充電休止期間)が長くなるので、上
記電池温度Tは略安定する。従って充電電流の大きさに
拘わることなく、二次電池BATを安定に充電すること
が可能となり、過充電に至る前にその満充電を検出して
充電処理を停止することが可能となる。
【0031】ところで本発明は次のように実施すること
も可能である。図6に示す充電装置は、直列に接続され
た複数の二次電池BAT(Ba,Bb,〜Bn)を一括し
てパルス充電するもので、特に各二次電池BAT毎に、
当該二次電池BATをその直列回路から切り離すバイパ
ス回路9(9a,9b,〜9n)を設けたことを特徴とし
ている。尚、これらのバイパス回路9は、各二次電池B
ATの正極に第1端子を接続すると共に該二次電池BA
Tの負極に第2端子を接続して択一的に導通して、その
共通端子からの電流路を切り換える一対のパワーFET
からなる。
【0032】しかして各二次電池BAT(Ba,Bb,〜
Bn)には、その開放電圧Voffを検出する電圧検出部
4(4a,4b,〜4n)がそれぞれ設けられると共に、
検出した開放電圧Voffを前述した如く制御閾値電圧Vr
efとそれぞれ比較する比較器5(5a,5b,〜5n)が
それぞれ設けられる。またここでは前述した如く直列接
続された複数の二次電池BATの電池温度Tを、温度セ
ンサ6を用いて一括して検出する温度検出部7が組み込
まれており、電圧設定部8において上記電池温度Tに応
じて前記制御閾値電圧Vrefが設定されるようになって
いる。
【0033】尚、上記各二次電池BAT毎に、温度セン
サ6、温度検出部7、および電圧設定部8からなる制御
ユニットを組み込んで個々の二次電池BAT毎にその制
御閾値電圧Vrefを設定するようにしても良い。即ち、
前述した図1に示す実施形態の制御部をユニット化し、
これを個々の二次電池BATに組み込むようにしても良
い。このような構成とすればその構成が多少複雑化する
が、直列に接続された複数の二次電池BATの環境温度
が異なる場合、或いは各二次電池BATの性能が異なる
場合にも、各二次電池BAT毎に効果的な充電制御を行
うことが可能となる。しかし、複数の二次電池BATに
おける環境温度の違いが殆どないような場合には、図6
に示すように構成した方が、装置構成の簡素化を図る上
で好ましい。
【0034】しかして二次電池BATに対するパルス充
電を制御するスイッチ制御部3は、前述したスイッチ2
の作動を制御する充電制御部3aを備えると共に、前記
バイパス回路9(9a,9b,〜9n)をそれぞれ選択的
に作動させるバイパス制御部3bを備えて構成される。
上記充電制御部3aは、前記比較器5(5a,5b,〜5
n)において開放電圧Voffが前記制御閾値電圧Vrefを
下回った二次電池BATが少なくとも1つ検出されたと
き、前記スイッチ2を導通させてパルス充電を再開させ
る役割を担う。また前記バイパス制御部3bは、開放電
圧Voffが前記制御閾値電圧Vrefを越えている二次電池
BATに対して、そのバイパス回路9(9a,9b,〜9
n)を作動させて当該二次電池BATをその充電路から
切り離す役割を担う。従ってバイパス回路9(9a,9
b,〜9n)の選択的な作動により、その直列回路から
切り離された二次電池BATがあるならば、前記充電制
御部3aの制御の下でスイッチ2が導通駆動されたとし
ても、当該二次電池BATに対してはパルス充電がなさ
れないようになっている。
【0035】かくしてこのように構成された充電装置に
よれば、直列に接続された複数の二次電池BATの充電
状態(電池性能)が異なる場合であっても、その開放電
圧Voffが逸早く制御閾値電圧Vrefに達した二次電池B
ATが、バイパス回路9の作動によってその直列回路か
ら切り離されるので、残された二次電池BAT(開放電
圧Voffが制御閾値電圧Vrefに達していない二次電池B
AT)に対してだけパルス充電が行われる。そしてバイ
パス回路9によって直列回路から切り離された二次電池
BATであっても、その開放電圧Voffが制御閾値電圧
Vrefを下回った場合には、そのバイパス回路9が再び
遮断(オフ)されてその直列回路に組み込まれるので、
再度、その二次電池BATに対するパルス充電が行われ
ることになる。従って直列に接続した複数の二次電池B
ATを一括して効率的に充電することが可能となる。
【0036】また前述したように個々の二次電池BAT
毎に、その電池温度Tに応じて制御閾値電圧Vrefを適
応的に設定するようにしたならば、各二次電池BATの
環境温度の違いに対処することができるので、例えば複
数の二次電池BATを直列に接続して該二次電池BAT
を電源とする装置(例えば電気自動車)に実装した状態
のまま、これを充電するような場合にも、各二次電池B
ATを効果的に充電することが可能となる。
【0037】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば二次電池としてリチウムイオン
電池を用いる場合にも、同様にその電池温度Tに応じて
制御閾値電圧Vrefを適応的に設定するようにすれば良
い。但し、この場合における電池温度Tに応じた最適な
制御閾値電圧Vrefの範囲は、前述したニッケル水素電
池の場合と異なることは言うまでもない。また通常のニ
ッケル水素電池に対して充電制御を行う場合には、前述
した図3の特性に示されるように電池温度T[℃]に応じ
た制御閾値電圧Vref[mV]を (1425−x)・N≦y≦ (1445−x)・N なる範囲で適応的に設定すれば良いことは言うまでもな
い。
【0038】更には電池温度Tに適応した制御閾値電圧
Vrefをテーブルデータとして与えるような場合には、
例えば予め設定した複数のサンプル温度T毎に求めた複
数の制御閾値電圧Vrefを、検出した電池温度に従って
内挿補間する等して最適な制御閾値電圧Vrefを設定す
るようにすれば良い。その他、本発明はその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
次電池のパルス充電を制御するに際して、その開放電圧
の判定に用いる制御閾値電圧Vrefを、電池温度に応じ
て適応的に最適設定するので、過充電に至る前にその満
充電を確実に検出することができる。特に充電制御自体
を変更することなく上記制御閾値電圧Vrefを電池温度
に応じて適応的に設定するだけで、制御充電不足や過充
電を招来することなく、また充電電流値の大きさに拘わ
ることなく二次電池を効率的に充電することかできる。
【0040】また複数の二次電池を直列に接続して一括
して充電する場合には、その開放電圧に応じて作動する
バイパス回路を用いて二次電池を選択的に充電回路から
切り離すので、これらの二次電池を効率的に充電するこ
とができ、また必ずしも定電流電源を必要としないの
で、電源の簡素化を図り得る等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る二次電池の充電装置
の概略構成図。
【図2】図1に示す充電装置において、電池温度Tに応
じて最適設定される制御閾値電圧Vrefの範囲を示す
図。
【図3】制御閾値電圧Vrefによって変化する二次電池
(ニッケル水素電池)の放電容量比とサイクル数比とを
電池温度Tをパラメータとして示す図。
【図4】制御閾値電圧Vrefによって変化する二次電池
(大電流用ニッケル水素電池)の放電容量比とサイクル
数比とを電池温度Tをパラメータとして示す図。
【図5】本充電装置による二次電池の充電特性を示す
図。
【図6】本発明の別の実施形態に係る充電装置の構成例
を示す図。
【図7】従来の充電制御による満充電検出の例を示す
図。
【符号の説明】
BAT(Ba,Bb,〜Bc) 二次電池 1 電源 2 スイッチ(パルス充電制御) 3 スイッチ制御部 3a 充電制御部 3b バイパス制御部 4(4a,4b,〜4c) 電圧検出部 5(5a,5b,〜5c) 比較器 6 温度センサ 7 温度検出部 8 電圧設定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池の充電休止時における該二次電
    池の開放電圧を検出する手段と、検出された開放電圧が
    制御閾値電圧よりも低いとき前記二次電池に対する充電
    電流を断続制御して該二次電池をパルス充電する充電制
    御手段と、前記二次電池の温度を検出する手段と、検出
    された温度に応じて前記制御閾値電圧を設定する手段と
    を具備したことを特徴とする二次電池の充電装置。
  2. 【請求項2】 前記二次電池は、1個または直列接続さ
    れた複数のニッケル水素電池であって、その個数をN、
    検出された電池温度T[℃]をx、前記制御閾値電圧Vre
    f[mV]をyとしたとき (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる条件式の下で前記制御閾値電圧Vref[mV]を可変
    設定することを特徴とする請求項1に記載の二次電池の
    充電装置。
  3. 【請求項3】 直列に接続された複数の二次電池にそれ
    ぞれ設けられて各二次電池をその直列回路から選択的に
    切り離すバイパス回路と、前記各二次電池の開放電圧を
    それぞれ検出する手段と、検出された開放電圧が制御閾
    値電圧以上のとき当該二次電池に設けられたバイパス回
    路を作動させるバイパス制御手段と、前記二次電池の開
    放電圧が制御閾値電圧よりも低いとき前記二次電池に対
    する充電電流を断続制御して該二次電池をパルス充電す
    る充電制御手段と、前記二次電池の温度を検出する手段
    と、検出された温度に応じて前記制御閾値電圧を設定す
    る手段とを具備したことを特徴とする二次電池の充電装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各二次電池は、1個または直列接続
    された複数のニッケル水素電池からなり、前記各二次電
    池におけるニッケル水素電池の個数をN、検出された電
    池温度T[℃]をx、前記制御閾値電圧Vref[mV]をy
    としたとき (1425−x)・N≦y≦ (1475−x)・N なる条件式の下で前記各二次電池毎にその制御閾値電圧
    Vref[mV]を可変設定することを特徴とする請求項3
    に記載の二次電池の充電装置。
  5. 【請求項5】 前記電池温度は、前記二次電池毎に検出
    されることを特徴とする請求項4に記載の二次電池の充
    電装置。
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