JPH11316824A - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

車載用ナビゲーション装置

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JPH11316824A
JPH11316824A JP10123185A JP12318598A JPH11316824A JP H11316824 A JPH11316824 A JP H11316824A JP 10123185 A JP10123185 A JP 10123185A JP 12318598 A JP12318598 A JP 12318598A JP H11316824 A JPH11316824 A JP H11316824A
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JP
Japan
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vehicle
point
input
display
viewpoint
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JP10123185A
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English (en)
Inventor
Eiji Takahashi
栄治 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用ナビゲーション装置における、視認性
が高く、かつ表示画面領域を有効に活用する地図表示法
を提供する。 【解決手段】 座標変換手段101では、注視点入力手
段3で入力された注視点位置と、視点入力手段4で入力
された視点位置と、消失点方向入力手段5で入力された
消失点の方向と、表示縮尺とから、表示用地図データ2
を地図表示手段1へ表示するための座標変換式を算出す
る。地図データ読み出し手段7が表示用地図データ2を
読み出して、座標変換手段101が座標変換し、地図表
示手段1へ送られて表示される。注視点、視点位置に関
係無く表示画面中の消失点方向を決定することができる
ので、より視認性の高い地図を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の位置を検出
し、地図上に表示する車載用ナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地図データが記憶されたCD−R
OM等の記憶媒体から道路、地名、施設名等の情報を読
み出し、モニター画面上に表示する地図表示装置があ
る。これらを車に搭載し、さらにGPS等の位置検出技
術を利用して、モニター上への自車位置表示や、現在地
から目的地までの経路探索を行なう車載ナビゲーション
装置がある。
【0003】従来の車載用ナビゲーション装置では、紙
の地図や地図帳などで一般的に行なわれているように北
の方角を表示画面の上方向に対応させて表示するノース
アップ表示や、車両の進行方向を常に表示画面の上方向
に対応させるヘディングアップ表示などの機能がある。
【0004】また、従来の車載用ナビゲーション装置で
は、地図を画面上に二次元的に表示するものが一般的で
あった。しかしながらこの方法では、広域の地図を表示
しようとすると詳細な情報が得られなくなり、また逆に
詳細な情報を表示しようとすると狭い範囲の地図しか表
示できないという問題があった。
【0005】例えば、特開平7−22055号公報に記
載されているように、表示基準点付近の地図情報を拡大
して見ることができると同時に遠方の領域も表示して広
域情報全体を把握できるようにするために、鳥瞰図によ
る表示方法が記載されている。この方法では、図46に
示すようにいかにもドライバー自身が地図を見下ろして
いるかのような臨場感のある地図を表示できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】車載用ナビゲーション
装置における最も基本的な機能の一つは自車位置表示機
能であり、現在位置がドライバーにとって未知の場所で
も、その場所への到達過程に関係なく、地図上での現在
位置を確認することができる。これはドライバーが今ま
でに行ったことがない場所へ車で旅行に行く時などに特
に効果を発揮する。
【0007】しかしながら、このような状況でヘディン
グアップ表示機能を使用すると、車両の進行方角の変化
に応じて表示される地図も自動的に回転してしまう。そ
のため、ドライバーは未知の道路の相対的な位置情報を
連続して受け取ることになり、どちらの方角へどのくら
いの距離を走行したかや、どのような経路を走行してき
たかをドライバーがイメージすることが困難である。方
角が容易に認識できるノースアップ表示機能を使用した
場合と比較して、通過した場所や道路の絶対的な位置関
係をドライバーが記憶することが困難になる。
【0008】ドライバーにとって全く未知の場所を車載
用ナビゲーション装置のサポートにより走行する場合
と、ドライバーにとって既知、あるいはある程度知って
いる場所を車載用ナビゲーション装置のサポートにより
走行する場合とでは、明らかに後者の方がより敏速、円
滑、かつ安全に走行することが可能である。つまり、ド
ライバーにとって未知の場所を走行する場合には方角の
認識を容易化し、通過した場所や道路の絶対的位置関係
をドライバーに記憶させやすい地図表示を行なうことが
重要になる。
【0009】しかしながら、特開平7−22055号公
報に記載されている方法では、鳥瞰図の視線ベクトルの
方向が表示画面の上方向、つまり地平線や水平線が表示
画面中に表示される場合、常に表示画面の水平方向に表
示される。このため、ドライバーが現在どちらの方角へ
向かって進行しているのかの判別が困難である。
【0010】また、車載ナビゲーション装置の表示画面
はテレビ画面との共用の場合が多く、横長の矩形の形状
をもつ。つまり画面横方向よりも画面縦方向の方が短い
場合が多い。視線ベクトルを表示画面の上方向にしてし
まうと、それが表示画面の短い部分に対応してしまい、
表示画面の大きさを有効に活用していない。デスクトッ
プパソコンなどの机上で使用する地図表示装置の画面と
比較して、車載ナビゲーション装置は小型の表示画面を
持つので、限られた大きさの表示画面内に効率的に地図
データを表示しなければならない。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、地図表示画面中の消失点の方向を設定可
能とすることにより、ドライバーにとっての地図の方角
の直観的認識の容易化、および地図表示画面の形状とそ
の変化に応じた表示画面領域を有効に利用できるように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の装置で
は、地図データを表示する際の基準となる注視点位置、
視点位置、表示縮尺、表示画面内における消失点の方向
の4つを入力として与えて地図データの座標変換を行な
って表示画面に表示する。注視点とは、視点から眺める
対象となる地図データ上の点であり、視点の位置から注
視点の位置を眺めるようにして、三次元的な位置データ
を持つ地図データを二次元の投影面に投影する座標変換
を行なう。投影面は視点と注視点の間に存在し、視点と
注視点を結ぶ直線は投影面に垂直である。また、消失点
の方向とは、視点を注視点と同じ高さにまで下ろした点
から注視点への方向が表示画面中でどの方向であるかを
示す。消失点の方向は地図表示画面の上方向以外の方向
にも設定可能である。
【0013】また、表示画面内における消失点の方向の
かわりに、表示画面内における地図データのある一定の
方角の方向を入力として与えることによって、ドライバ
ーが地図の方角を容易に認識できるようにする。
【0014】さらに、注視点を表示画面に表示する際、
消失点の方向と逆方向へオフセットして表示することに
より、消失点方向のより広域な領域を表示することがで
きる。また、車両位置を検出した結果を自動的に注視点
に設定することにより、車両の現在位置を容易に確認す
ることができ、さらに車両付近の詳細な地図データを表
示することができる。
【0015】さらに、車両進行方向を検出した結果から
視点位置を決定することにより、車両付近はより詳細な
地図データ、車両進行方向の遠方はより広域な地図デー
タを同時に表示することができる。
【0016】さらに、車両速度を検出した結果から視点
から注視点を見下ろす角度を決定することにより、早い
速度で移動するほど車両進行方向の遠方はより広域な地
図データ、遅い速度で移動するほど車両付近の詳細な地
図データが表示される。
【0017】さらに、車両進行方向を検出した結果を消
失点の方向にすることにより、車両付近はより詳細な地
図データ、車両進行方向の遠方はより広域な地図データ
を表示するという特徴に加えて、ドライバーが車両の進
行する方角を認識することが容易になる。
【0018】さらに、ある一定の方角を表示画面上の一
定方向に対応させて車両位置を表示することにより、車
両付近はより詳細な地図データ、車両進行方向の遠方は
より広域な地図データを表示するという特徴に加えて、
ドライバーが地図上である一定の方角を認識することが
容易になる。
【0019】また、視点を入力するかわりに遠方注視点
の位置を入力することにより、注視点と遠方注視点の二
点間の位置関係を把握しつつ、注視点の周辺の詳細な地
図データを表示することができる。遠方注視点とは表示
画面中で注視点から消失点方向へ移動した先に存在し、
かつ表示画面中に表示されるある点である。
【0020】さらに、注視点として経路探索の出発地
点、遠方注視点として経路探索の目的地点を入力するこ
とにより、探索された経路全体や出発地点の周辺部の詳
細な情報を同時に表示できる。
【0021】さらに、経路探索の出発地点として車両の
現在位置を入力することによって、出発地点の入力、お
よび現在位置から目的地までの経路の表示を容易に行な
うことができる。
【0022】さらに、注視点として車両の現在位置、遠
方注視点として経路探索の目的地を入力することで、車
両が移動しても、現在の車両の位置や経路、目的地点、
それらの位置関係が容易に把握できる。
【0023】また、注視点として車両の現在位置、遠方
注視点として車両が次に曲がるべき交差点の位置を入力
することで、車両が移動しても、現在の車両の位置や経
路、次に曲がるべき交差点の位置やそれらの位置関係が
容易に把握できる。
【0024】また、消失点の方向を表示画面の形状から
決定することにより、限られた表示画面の大きさを充分
に活用することができ、その結果、より視認性の高い地
図が表示されることになる。また、表示画面の分割や統
合、表示画面自体の回転などによる表示画面の形状の変
化にも対応する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て。図面を用いて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)第1の実施形態の車載
用ナビゲーション装置は、図1に示すように任意の領域
の地図を表示できる地図表示手段1と、地図データを記
憶した表示用地図データ2と、地図データ上の注視点位
置を入力する注視点入力手段3と、注視点位置を眺める
視点位置を入力する視点入力手段4と、地図表示手段1
における消失点の方向を入力する消失点方向入力手段5
と、地図表示手段1に表示する際の表示縮尺を入力する
表示縮尺入力手段6と、地図データ記憶手段から表示用
地図データ2を読み出す地図データ読み出し手段7と、
地図データ読み出し手段7で取得した地図データを座標
変換して地図表示手段1へ送る座標変換制御手段8とを
備えている。
【0027】座標変換制御手段8では、座標変換手段1
01と表示画面形状記憶手段102と視点位置決定手段
103と消失点方向決定手段104を備えている。表示
画面形状記憶手段102には地図表示手段1の表示画面
の形状が記憶されており、画面の二分割化などの画面分
割/統合や表示画面自体の回転などにより表示画面の形
状が変化した場合には表示画面形状記憶手段102の記
憶内容がリセットされる。視点位置決定手段103は視
点入力手段4で入力された視点位置を受けとり、その値
を座標変換手段101へ送る。消失点方向決定手段10
4は消失点方向入力手段5で入力された消失点の方向を
受けとり、その値を座標変換手段101へ送る。座標変
換手段101ではパラメータ入力部111と地図データ
入力部112と地図データ出力部113とを備える。座
標変換手段101は表示用地図データ2を地図表示手段
1へ表示するための座標変換式を算出する。そして座標
変換手段101が表示に必要な表示用地図データ2の領
域を地図データ読み出し手段7に指定する。地図データ
読み出し手段7が指定された領域の表示用地図データ2
を読み出して、座標変換手段101の地図データ入力部
112へ送る。そして座標変換手段101にて地図デー
タの座標変換が行なわれ、地図データ出力部113から
地図表示手段1へ送られて表示される。
【0028】この第1の実施形態の装置の動作手順を図
2のフローチャートに示している。 ステップ10: 地図表示手段8の表示画面の形状を座
標変換制御手段8の表示画面形状記憶手段102へ記憶
する。 ステップ11: 注視点入力手段3へ注視点位置を、視
点入力手段4へ視点位置を消失点方向入力手段5へ消失
点方向を、表示縮尺入力手段6へ表示縮尺を入力する。
入力された注視点と視点の位置関係は図3に示す。
【0029】注視点位置Pを(xp,yp,zp)、視
点位置Oを(xo,yo,zo)のように入力する。図
3でxyz座標系は表示用地図データ2の座標系であ
り、x軸の正の方向が東、y軸の正の方向が北の方角に
相当し、z軸の正の方向が高さ方向に相当する。表示用
地図データ2自体は高さ方向のデータを持っていない、
つまり2次元のデータのみで構成される場合には高さの
データはすべて0として考える。
【0030】そして投影面が視点と注視点の間に存在
し、視点と注視点を結ぶ直線は投影面に垂直である。投
影面上には二次元のuv座標系があり、uv座標系原点
は視点と注視点を結ぶ直線と投影面との交点である。こ
のuv座標系は図4に示すように表示画面のuv座標系
に対応する。
【0031】消失点方向θは図4に示すように、実際の
表示画面に表示した時の注視点から消失点へ向かう方角
を指定する。例えば、θが0の時は表示画面の上方向、
つまりv軸の正の方向、θがπ/2の時は表示画面の左
方向、つまりu軸の負の方向が消失点の方向となる。こ
のように消失点の方向θは反時計回りの方向を正とする
角度である。
【0032】表示縮尺lは1/10,000や1/5,
000のような値を指定するが、この値は実際には、表
示画面内で注視点を通り、消失点方向に垂直な直線の縮
尺を表しており、その値が有段階でも無段階でも構わな
い。
【0033】初めてステップ11を実行する時に、注視
点位置P、視点O、消失点方向θ、表示縮尺lに対して
ドライバーからの入力がない場合にはデフォルト値を使
用する。ステップ11を2度目以降実行する時に、注視
点位置P、視点O、消失点方向θ、表示縮尺lの入力が
ない場合には、入力のないものに関してのみ、前回のス
テップ11で設定された値を設定する。
【0034】ステップ12: ステップ11で入力され
た注視点位置(xp,yp,zp)を表示画面の中心に
表示し、消失点の方向がθとなる、xyz座標系からu
v座標系への座標変換式を算出する。
【0035】ステップ13: 表示に必要となる表示用
地図データ2を読み出す。座標変換手段101から注視
点位置を地図データ読み出し手段7へ与えて、その周辺
の地図データを読み出しても構わないし、ステップ12
で得られた座標変換式から座標の逆変換をして表示画面
形状記憶手段102に記憶されている表示画面形状に表
示される地図データのみを読み出しても構わない。
【0036】ステップ14: ステップ13で読み出さ
れたすべての地図データに対して、ステップ12で算出
した座標変換式を適用し、座標変換を行なう。表示用地
図データのもつ座標(x,y,z)が表示画面における
座標(u,v)へ変換される。
【0037】ステップ15: ステップ14で座標変換
された地図データを地図表示手段1へ表示する。uv座
標系と地図表示手段1の表示画面との対応は図4のよう
に座標系の原点が表示画面の中心、u軸の正の方向が表
示画面の右方向、v軸の正の方向が表示画面の上方向と
する。
【0038】ステップ16: 注視点位置、視点位置、
消失点方向、表示縮尺のいづれかが変更される場合、再
びステップ11を実行する。
【0039】ステップ17: 表示画面の分割・統合、
表示画面自体の回転などで表示画面の形状が変更になる
時は再びステップ10を実行する。
【0040】具体的な例で説明する。注視点Pの座標を
(0,0,0)、視点Oの座標を(100,0,10
0)、消失点方向θをπ/2、表示縮尺lを1/1,0
00として入力を与えた結果を図5に示す。
【0041】注視点が表示画面の中心に表示される。消
失点方向がπ/2であるので、表示画面左側が消失点方
向となる。
【0042】このように、第1の実施形態の装置では、
消失点の方向が表示画面の上方向だけでなく、視点と注
視点の位置関係や表示画面の形状に関係なく自由に設定
することが可能であるので、ドライバーにとっての視認
性が良い方向に設定することができる。
【0043】(第2の実施の形態)第2の実施形態の構成
は第1の実施形態(図1)と変わりはない。
【0044】ただし、座標変換手段101のパラメータ
入力部111では注視点入力手段3と視点位置決定手段
103と消失点方向決定手段104と表示縮尺入力手段
6とから注視点位置と視点位置と消失点方向と表示縮尺
を受けとり、表示用地図データ2を地図表示手段1へ表
示するための座標変換式を算出する。
【0045】この第2の実施形態の装置の動作手順は第
1の実施形態の装置の動作手順(図2)と同様になる。
ステップ10、ステップ11、ステップ13、ステップ
14、ステップ15、およびステップ17は第1の実施
形態と同様である。
【0046】ステップ12: ステップ11で入力され
た注視点位置(xp,yp,zp)と視点位置(xo,
yo,zo)と消失点方向θと表示縮尺lとから座標変
換式を算出する。ここで常にzp≦zo、つまり視点は
注視点より高い位置にあるとする。ステップ14で式
(1)と式(2)による座標変換を行なうので、必要と
なるパラメータαを式(3)で、パラメータβを式
(4)で、パラメータfを式(5)によって求める。
【0047】
【数1】
【0048】
【数2】
【0049】
【数3】
【0050】
【数4】
【0051】
【数5】
【0052】視点O、注視点P、パラメータα、パラメ
ータβの関係を図6に示す。図6上段のように視点Oか
らxy平面へ下ろした垂線とxy平面との交点O’と注
視点Pからxy平面へ下ろした垂線とxy平面との交点
P’とした時、パラメータαはO’からP’へ向かうベ
クトルとy軸とのなす角度である。また、パラメータβ
は図6下段に示すように視点Oから注視点Pへ向かうベ
クトルとxy平面がなす角度であり、視点Oから注視点
Pを見下ろす角度である。また、パラメータfは図3に
示すように視点Oと投影面間の距離である。
【0053】第2の実施形態の具体例として図7を用い
て説明する。第1の実施例と同じ入力、つまり、注視点
Pの座標を(0,0,0)、視点Oの座標を(100,
0,100)、消失点方向θをπ/2、表示縮尺lを1
/1,000として入力を与えた結果、図7のような地
図が表示される。
【0054】図6で示した視点O、注視点Pとパラメー
タα、βとの関係は、この具体例の入力の場合、図8の
ようになる。視点Oから注視点Pへの方向はy軸の負の
方向、つまり真西であるので、パラメータαの値はこの
場合はπ/2となる。また、視点と注視点間の距離と視
点の高さが同じであるので図6下段に見下ろし角βはこ
の場合はπ/4となる。
【0055】図7では注視点が表示画面の中心に表示さ
れる。消失点方向がπ/2であるので、表示画面左側が
消失点方向となる。また表示画面の縦方向の長さを10
cmとすると、表示画面で注視点を通って縦に表示され
ている直線の長さは、現実の世界では10cm×1,0
00= 100mである。
【0056】このように、第2の実施形態の装置では、
視点と注視点の位置関係や表示画面の形状に関係なく消
失点の方向を自由に設定することが可能であり、視点か
ら注視点を見下ろす角度や表示縮尺も表示に反映させる
ことができる。
【0057】(第3の実施の形態)第3の実施形態の車載
用ナビゲーション装置は、図9に示すように任意の領域
の地図を表示できる地図表示手段1と、地図データを記
憶した表示用地図データ2と、地図データ上の注視点位
置を入力する注視点入力手段3と、注視点位置を眺める
視点位置を入力する視点入力手段4と、地図表示手段1
における表示用地図データ2のある一定の方角の方向を
入力する方角入力手段9と、地図表示手段1に表示する
際の表示縮尺を入力する表示縮尺入力手段6と、地図デ
ータ記憶手段から表示用地図データ2を読み出す地図デ
ータ読み出し手段7と、地図データ読み出し手段7で取
得した地図データを座標変換して地図表示手段1へ送る
座標変換制御手段8とを備えている。
【0058】座標変換制御手段8では、座標変換手段1
01と表示画面形状記憶手段102と視点位置決定手段
103と消失点方向決定手段104を備えている。座標
変換手段101と表示画面形状記憶手段102と視点位
置決定手段103の機能は第1の実施の形態のものと同
様である。消失点方向決定手段104では、注視点入力
手段3と視点入力手段4と方角入力手段9とから注視点
位置と、視点位置と、地図表示手段1における表示用地
図データ2のある一定の方角の方向を入力として受けと
り、消失点方向を決定する。
【0059】この第3の実施形態の装置の動作手順を図
10のフローチャートに示している。
【0060】ステップ10、ステップ12、ステップ1
3、ステップ14、ステップ15、およびステップ17
は第1の実施形態と同様である。
【0061】ステップ31: 注視点入力手段3、視点
入力手段4、表示縮尺入力6への入力は第1の実施形態
と同様である。方角入力手段9へは地図表示手段1にお
ける表示用地図データ2のある一定の方角の方向ψを入
力する。例えばこの一定の方角が真北だとすると、表示
画面で真北がどちらの方向を向くかを指定する。
【0062】方向ψとして0を入力すると表示画面の真
上の方向が真北の方角、π/4を入力すると表示画面の
左斜め上方向が真北の方角となる。ψは反時計回りの方
向を正とする。
【0063】ステップ32: 消失点方向決定手段10
4にて、注視点位置(xp,yp,zp)と視点位置
(xo,yo,zo)を入力として、まずパラメータα
を式(3)で、パラメータβを式(4)で求める。この
パラメータαとβがもつ意味は第2の実施形態のものと
同様である。このパラメータαとβと一定の方角の方向
ψを入力として、式(6)によって消失点方向θが決定
される。
【0064】
【数6】
【0065】ステップ33: 注視点位置、視点位置、
地図表示画面におけるある一定の方角の方向、表示縮尺
のいづれかが変更される場合、再びステップ31を実行
する。
【0066】第3の実施形態の具体例として図11を用
いて説明する。注視点Pの座標を(0,0,0)、視点
Oの座標を(100,―100,141)、表示画面に
おける真北の方向ψを0、表示縮尺lを1/1,000
として入力を与えた結果図11のような地図が表示され
る。注視点が表示画面の中心に表示され、注視点から見
た真北の方向が表示画面の上方向に対応する。また、注
視点より高い位置にある視点から見下ろした地図を表示
するために、表示画面の注視点から見た南北の方向と東
西の方向が表示画面中で垂直になるとは限らない。この
実施例の場合の注視点から見た東西南北の方向は図11
左上の方角指示のマークのようになる。
【0067】このように、第3の実施形態の装置では、
視点と注視点の位置関係や表示画面の形状に関係なく、
ある方角の表示画面内のでの方向を設定できるので、ド
ライバーにとっての方角を確認することが容易となる。
【0068】(第4の実施の形態)第4の実施形態の構成
は第3の実施形態(図9)と変わりはない。
【0069】ただし、座標変換手段101のパラメータ
入力部111では注視点入力手段3と視点位置決定手段
103と消失点方向決定手段104と表示縮尺入力手段
6とから注視点位置と視点位置と消失点方向と表示縮尺
を受けとり、表示用地図データ2を地図表示手段1へ表
示するための座標変換式を算出する。
【0070】この第4の実施形態の装置の動作手順は第
3の実施形態の装置の動作手順(図10)と同様にな
る。ステップ10、ステップ11、ステップ13、ステ
ップ14、ステップ15、およびステップ17は第1の
実施形態と同様であり、ステップ12は第2の実施形態
と同様であり、ステップ31、ステップ32、およびス
テップ33は第3の実施形態と同様である。
【0071】第4の実施形態の具体例として図12を用
いて説明する。第3の実施例と同じ入力、つまり、注視
点Pの座標を(0,0,0)、視点Oの座標を(10
0,―100,141)、表示画面における真北の方向
ψを0、表示縮尺lを1/1,000として入力を与え
た結果、図12のような地図が表示される。
【0072】図6で示した視点O、注視点Pとパラメー
タα、βとの関係は、この具体例の入力の場合、図13
のようになる。視点Oから注視点Pへの方向とy軸との
なす角αの値はこの場合はπ/4となる。そして図6下
段の見下ろし角βはこの場合はπ/4となる。
【0073】この具体例での表示画面は図12のように
なる。注視点が表示画面の中心に表示される。注視点か
ら見た真北の方向が表示画面の上方向に対応する。この
実施例の場合の注視点から見た東西南北の方向は図11
左上の方角指示のマークのようになる。また、表示画面
中の注視点を通り、消失点の方向に垂直な直線の長さを
12cmとすると、表示画面中のこの直線の長さは、現
実の世界では12cm×1,000= 120mであ
る。
【0074】このように、第4の実施形態の装置では、
視点と注視点の位置関係や表示画面の形状に関係なく、
ある方角の表示画面内のでの方向を設定でき、さらに視
点から注視点を見下ろす角度や表示縮尺も表示に反映さ
せることができる。
【0075】(第5の実施の形態)第5の実施形態は、図
14に示すように、注視点入力手段3と表示画面形状入
力手段102と視点位置決定手段103と消失点方向決
定手段104とから注視点位置と表示画面形状と視点位
置と消失点方向を入力として、表示画面に注視点を表示
する際、表示画面中心位置からのオフセット量を決定す
るオフセット決定手段105を備える。その他の構成は
第1の実施形態(図1)と変わりはない。
【0076】また、図14は第1の実施形態(図1)に
対してオフセット決定手段105を追加した形態になっ
ているが、第3の実施形態(図9)に対しても同様にオ
フセット決定手段105を追加できる。
【0077】この第5の実施形態の装置の動作手順を図
15のフローチャートに示している。
【0078】ステップ10、ステップ11、ステップ1
3、ステップ15、ステップ16、およびステップ17
は第1の実施形態と同様である。
【0079】ステップ51: オフセット決定手段10
5にて、注視点位置(xp,yp,zp)と視点位置
(xo,yo,zo)と消失点方向θと表示画面形状を
入力として、式(7)によって表示画面におけるオフセ
ット量を求める。式(7)におけるuofとvofはオ
フセット量を示し、図16に示すようにuofは表示画
面中のu軸の正方向のオフセット量、vofは表示画面
中のv軸の正方向のオフセット量である。また式(7)
において関数len(φ)は図16に示すように表示画
面の中心位置から角度φの方向の画面端までの距離を表
す。φは反時計回りの方向を正とし、値が0の時は表示
画面の上方向を示す。
【0080】
【数7】
【0081】ステップ12: 第1の実施形態、または
第2の実施形態のステップ12と同様にステップ11で
入力された注視点位置(xp,yp,zp)と視点位置
(xo,yo,zo)と消失点方向θと表示縮尺lとか
ら座標変換式を算出する。しかし座標変換式としてはオ
フセットを考慮するために式(1)と式(8)を用い
る。
【0082】
【数8】
【0083】ステップ14: ステップ13で読み出さ
れたすべての地図データに対して、ステップ12で算出
した座標変換式を適用し、座標変換を行なう。式(1)
と式(8)において表示用地図データのもつ座標(x,
y,z)が表示画面における座標(u,v)へ変換され
る。
【0084】第5の実施形態の具体例として図17を用
いて説明する。これは第1の実施形態での具体例の説明
時の入力と同じ値を入力として与えた結果である。
【0085】第1の実施例の場合は注視点は表示画面の
中央に表示されたが、第5の実施例の場合は注視点がオ
フセットされて表示される。オフセットされる方向は消
失点方向と逆の方向であり、オフセット量は、表示画面
の形状と、視点から注視点を見下ろす角度によって決定
する。式(7)では、この見下ろす角度が大きい、つま
りなるべく真上の方から注視点を見下ろす程、オフセッ
ト量を小さくするようになっている。
【0086】このように、第5の実施形態の装置では、
第1の実施形態の装置、または第3の実施形態の装置に
加えて、注視点の表示位置を、消失点方向と逆方向へオ
フセットすることにより、消失点方向、つまりドライバ
ーがより広域的な情報を得ようとする領域の地図が表示
画面中のより大きな面積を占めて表示されるため、効率
的な地図表示を行なうことができる。
【0087】(第6の実施の形態)第6の実施形態は、図
18に示すように、車両の現在位置を検出する車両位置
検出手段10を備える。その他の構成は第1の実施形態
(図1)と変わりはない。
【0088】また、図18は第1の実施形態(図1)に
対して車両位置検出手段10を追加した形態になってい
るが、第3の実施形態(図9)、および第5の実施形態
(図14)、およびに対しても同様に車両位置検出手段
10を追加できる。
【0089】車両位置検出手段10は地図上における車
両の現在位置を検出するものである。GPS、ジャイロ
センサ、加速度センサ、ビーコン、地磁気センサ、また
はこれらの各センサの組合せによって構成される。
【0090】第1、第2、第3、第4、第5の実施形態
では、注視点位置はドライバーが設定した値、またはデ
フォルト値であった。それに対し、第6の実施形態で
は、車両位置検出手段10で検出された車両の現在位置
を注視点入力手段3の入力とする。
【0091】この第6の実施形態の装置の動作手順を図
19のフローチャートに示している。ステップ10、ス
テップ12、ステップ13、ステップ14、ステップ1
5、およびステップ17は第1の実施形態と同様であ
る。
【0092】ステップ61: 車両位置検出手段10に
よって検出された車両の現在位置を注視点入力手段へ入
力する。また、ステップ11と同様に視点入力手段4へ
視点位置を消失点方向入力手段5へ消失点方向を、表示
縮尺入力手段6へ表示縮尺を入力する。車両位置検出手
段10による車両の位置検出が不可能な場合には、前回
のステップ61を実行した時に設定した値を設定、また
はドライバーによる注視点入力手段3への入力が行なわ
れる。
【0093】ステップ62: 車両位置検出手段10に
よって検出された車両の現在位置が現在の注視点位置と
異なっていれば、再びステップ61を実行する。またス
テップ16と同様に視点位置、消失点方向、表示縮尺の
いづれかが変更される場合、再びステップ61を実行す
る。
【0094】第6の実施形態の具体例として図20を用
いて説明する。視点Oの位置と消失点方向θと表示縮尺
lを第1の実施形態での具体例の説明時の入力と同じ値
を入力し、さらに車両位置検出手段10によって検出さ
れた車両の現在位置が第1の実施例の具体例での注視点
位置Pと同じ値の場合、図14のように地図および車両
位置が表示される。自車位置を示す矢印は矢印の先端が
自車位置、矢印の向きが車両の進行方向を表している。
【0095】このように、第6の実施形態の装置では、
車両の現在位置が自動的に注視点の位置へ設定されるた
めに、車両が移動しても常に車両の付近の地図が表示さ
れることになる。またドライバーが視点位置や消失点の
方向、および表示縮尺を設定可能なので、車両付近の地
図と同時に、車両の進行方向に関係なく、ドライバーが
見ようとする方向の地図も表示することができる。
【0096】(第7の実施の形態)第7の実施形態は、図
21に示すように、車両の進行方向を検出する車両進行
方向検出手段11を備える。その他の構成は第6の実施
形態(図18)と変わりはない。
【0097】車両進行方向検出手段11は車両の移動し
た時の進行方向を検出するものである。GPS、ジャイ
ロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、またはこれら
の各センサの組合せによって構成される。
【0098】第1、第2、第3、第4、第5、第6の実
施形態では、視点位置はドライバーが設定した値、また
はデフォルト値であった。それに対し、第7の実施形態
では、視点入力手段4によってドライバーが視点の高さ
zoと視点から注視点を見下ろす見下ろし角β’を入力
する。そして車両進行方向検出手段11から得られる車
両の進行方向α’と注視点入力手段3から得られる注視
点位置Pと、視点入力手段4によって得られる視点の高
さzoと視点から注視点を見下ろす見下ろし角β’を入
力として視点位置決定手段103において視点位置Oが
決定する。ここで見下ろし角β’は注視点を真上から眺
めた時の角度をπ/2とし、その範囲は0<β’≦π/
2とする。β’は図6下段の視点Oから注視点Pを見下
ろす角度βと同様である。また、車両進行方向検出手段
11から得られる車両の進行方向α’は真北の場合0と
し、反時計回りの方向を正とする。α’は図6上段の角
度αと同様である。
【0099】この第7の実施形態の装置の動作手順を図
22のフローチャートに示している。
【0100】ステップ10、ステップ12、ステップ1
3、ステップ14、ステップ15、およびステップ17
は第1の実施形態と同様である。
【0101】ステップ71: ステップ61と同様に車
両位置検出手段10によって検出された車両の現在位置
を注視点入力手段3へ入力する。さらに車両進行方向検
出手段11によって検出された車両の進行方向α’を視
点位置決定手段103へ入力する。また視点入力手段4
には視点の高さzoと視点から注視点を見下ろす見下ろ
し角β’を入力する。そして、ステップ11と同様に消
失点方向入力手段4へ消失点方向を、表示縮尺入力手段
5へ表示縮尺を入力する。車両進行方向検出手段11に
よる車両の進行方向の検出が不可能な場合には、前回の
ステップ71を実行した時に設定した値を設定、または
ドライバーによる視点入力手段4への入力が行なわれ
る。
【0102】ステップ72: 視点位置決定手段103
にて、注視点位置(xp,yp,zp)と車両進行方向
α’と視点位置の高さzoと視点から注視点を見下ろす
角度β’とを入力として、式(9)によって視点位置の
座標xoと座標yoを求め、視点Oの位置(xo,y
o,zo)を決定する。
【0103】
【数9】
【0104】ステップ73: 車両位置検出手段10に
よって検出された車両の現在位置が現在の注視点位置と
異なっていれば、再びステップ71を実行する。車両進
行方向検出手段11によって検出された車両の進行方向
が現在の車両の進行方向と異なっていれば、再びステッ
プ71を実行する。またステップ16と同様に視点位
置、消失点方向、表示縮尺のいづれかが変更される場
合、再びステップ71を実行する。第7の実施形態の具
体例として図23を用いて説明する。車両の現在位置と
進行方向が第6の実施形態の具体例の時と同じ条件とす
る。さらに表示縮尺も第6の実施形態の具体例の時と同
じ値とすると図23のように地図および車両位置が表示
される。表示画面中の車両の進行方向のより広域な地図
データが表示される。さらにドライバーによる視点高
さ、見下ろし角度、消失点方向、表示縮尺の設定が可能
である。
【0105】このように、第7の実施形態の装置では、
車両の周辺部は詳細に、車両の進行方向は広域の地図デ
ータが表示されることになる。さらにこの条件を保ちな
がら、ドライバーによる見下ろし角度、消失点方向、表
示縮尺の設定を可能としている。
【0106】(第8の実施の形態)第8の実施形態は、図
24に示すように、車両の進行速度を検出する車両速度
検出手段12を備える。その他の構成は第7の実施形態
(図21)と変わりはない。
【0107】車両速度検出手段12は車両の進行速度を
検出するものである。車速センサ、GPS、加速度セン
サ、またはこれらの各センサの組合せによって構成され
る。
【0108】第1、第2、第3、第4、第5、第6の実
施形態では、視点位置はドライバーが設定した値、また
はデフォルト値であった。また、第7の実施形態では、
視点入力手段4によってドライバーが視点の高さzoと
視点から注視点を見下ろす見下ろし角β’を入力してい
た。それに対し第8の実施形態では視点入力手段4によ
ってドライバーは視点の高さzoのみを入力する。そし
て注視点入力手段3から得られる注視点位置Pと、視点
入力手段4によって得られる視点の高さzoと車両進行
方向検出手段11から得られる車両の進行方向α’と車
両速度検出手段12から得られる車両の速度Vを入力と
して視点位置決定手段103において視点位置Oが決定
する。ここでは車両の速度Vの大きさに応じて視点Oか
ら注視点Pを見下ろす角度が変化するようにする。図2
6に示すように注視点Pと視点Oの高さzoが同一で
も、車両速度Vが小さければ図26上段のように見下ろ
し角度βを大きく、つまりより真上から見下ろすよう
に、車両速度Vが大きければ図26下段のように見下ろ
し角度βを小さく、つまりより車両進行方向の遠くを見
るように視点位置を決定する。
【0109】この第8の実施形態の装置の動作手順を図
25のフローチャートに示している。
【0110】ステップ10、ステップ12、ステップ1
3、ステップ14、ステップ15、およびステップ17
は第1の実施形態と同様である。
【0111】ステップ81: ステップ61と同様に車
両位置検出手段10によって検出された車両の現在位置
を注視点入力手段へ入力する。また、ステップ71と同
様に車両進行方向検出手段11によって検出された車両
の進行方向α’を視点位置決定手段103へ入力する。
さらに車両速度検出手段12によって検出された車両の
速度Vを視点位置決定手段103へ入力する。また視点
入力手段4には視点の高さzoを入力する。そして、ス
テップ11と同様に消失点方向入力手段5へ消失点方向
を、表示縮尺入力手段6へ表示縮尺を入力する。車両速
度検出手段12による車両の進行方向の検出が不可能な
場合には、前回のステップ81を実行した時に設定した
値を設定、またはドライバーによる視点入力手段4への
入力が行なわれる。
【0112】ステップ82: 視点位置決定手段103
にて、注視点位置(xp,yp,zp)と車両進行方向
α’と車両の速度Vと視点位置の高さzoとを入力とし
て、式(10)によって視点位置の座標xoと座標yo
を求め、視点Oの位置(xo,yo,zo)を決定す
る。式(10)では車両の速度Vが0の時、xp=xo
かつyp=yoとなり、視点から注視点を真下の方向に
眺めるようになる。車両の速度Vが大きくなるにしたが
って、視点Oが注視点Pから離れ、見下ろし角度は小さ
くなる。
【0113】
【数10】
【0114】ステップ83: 車両位置検出手段10に
よって検出された車両の現在位置が現在の注視点位置と
異なっていれば、再びステップ81を実行する。車両進
行方向検出手段11によって検出された車両の進行方向
が現在の車両の進行方向と異なっていれば、再びステッ
プ81を実行する。車両速度検出手段12によって検出
された車両の速度が現在の車両の進行方向と異なってい
れば、再びステップ81を実行する。またステップ16
と同様に視点位置、消失点方向、表示縮尺のいづれかが
変更される場合、再びステップ81を実行する。
【0115】第8の実施形態の具体例として図27を用
いて説明する。図27の上段の図と下段の図において、
車両の現在位置および車両進行方向の検出結果、および
視点の高さと消失点方向と表示縮尺は同じ条件を入力と
して与える。ただし、車両の速度の検出結果のみ、上段
の図は小さい値(V=30)、下段の図は大きい値(V
=180)を入力として与えたものである。車両の速度
が大きくなるほど見下ろし角度は小さくなる。つまり車
両速度Vが小さければより真上から見下ろすように、車
両速度Vが大きければより車両進行方向の遠くを見よう
になる。
【0116】このように、第8の実施形態の装置では、
車両の速度によって視点から注視点を見下ろす見下ろし
角度を変化させ、速度が小さい時には車両の周辺部をよ
り詳細に、速度が大きい時には進行方向の広域な地図を
表示する。車両の速度によって一定時間に車両が進む距
離が異なるので、車両の速度に応じて車両の進行方向の
地図の表示される領域が変化することは有効である。
【0117】(第9の実施の形態)第9の実施形態の構成
は第8の実施形態(図24)と変わりはない。
【0118】だだし、車両進行方向検出手段11で検出
された車両の進行方向を消失点方向入力手段5の入力と
する。
【0119】この第9の実施形態の装置の動作手順は第
8の実施形態の装置の動作手順(図25)と同様にな
る。ステップ10、ステップ12、ステップ13、ステ
ップ14、ステップ15、およびステップ17は第1の
実施形態と同様であり、ステップ82は第8の実施形態
と同様である。
【0120】ステップ81: ステップ61と同様に車
両位置検出手段10によって検出された車両の現在位置
を注視点入力手段へ入力する。また、ステップ71と同
様に車両進行方向検出手段11によって検出された車両
の進行方向α’を視点位置決定手段103および消失点
入力手段5へ入力する。さらに車両速度検出手段12に
よって検出された車両の速度Vを視点位置決定手段10
3へ入力する。また視点入力手段4には視点の高さzo
を入力する。そして、ステップ11と同様に表示縮尺入
力手段6へ表示縮尺を入力する。
【0121】ステップ83: 車両位置検出手段10に
よって検出された車両の現在位置が現在の注視点位置と
異なっていれば、再びステップ81を実行する。車両進
行方向検出手段11によって検出された車両の進行方向
が現在の車両の進行方向と異なっていれば、再びステッ
プ81を実行する。車両速度検出手段12によって検出
された車両の速度が現在の車両の進行方向と異なってい
れば、再びステップ81を実行する。またステップ16
と同様に視点位置、表示縮尺のいづれかが変更される場
合、再びステップ81を実行する。
【0122】第9の実施形態の具体例として図28を用
いて説明する。まず車両が西に向かって走行していた場
合、図28の上段のように表示される。表示画面内の車
両のマークが画面左を向く。消失点方向も同様に画面左
方向を向き、消失点方向の値はπ/2になる。次にこの
車両が方向転換し、南西の方向へ走行した場合、図28
の上段から下段のように表示が変化する。表示画面内の
車両のマークが画面左下を向く。同時に消失点方向も同
様に画面左下方向を向き、消失点方向の値は3π/4に
なる。
【0123】このように、第9の実施形態の装置では、
車両の周辺部の詳細な情報と車両の進行方向の広域な情
報を同時に表示しつつ、なおかつ車両の進行方向の認識
も容易に行なえるという効果がある。
【0124】(第10の実施の形態)第10の実施形態
は、図29に示すように、第3の実施形態(図9)に対
してさらに、車両位置検出手段10と車両進行方向検出
手段11と車両速度検出手段12を備える。この車両位
置検出手段10と車両進行方向検出手段11と車両速度
検出手段12は第8の実施形態の構成のものと同様な機
能をもつ。
【0125】車両位置検出手段10で検出された車両の
現在位置、および車両進行方向検出手段11で検出され
た車両の進行方向に関係なく、方角入力手段9の入力は
一定とする。
【0126】この第10の実施形態の装置の動作手順を
図30のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13、ステップ14、ステップ
15、およびステップ17は第1の実施形態と同様であ
り、ステップ22は第2の実行形態と同様であり、ステ
ップ82およびステップ83は第8の実施形態と同様で
ある。
【0127】ステップ101: ステップ61と同様に
車両位置検出手段10によって検出された車両の現在位
置を注視点入力手段へ入力する。また、ステップ71と
同様に車両進行方向検出手段11によって検出された車
両の進行方向α’を視点位置決定手段103へ入力す
る。また、ステップ81と同様に車両速度検出手段12
によって検出された車両の速度Vを視点位置決定手段1
03へ入力する。また視点入力手段4には視点の高さz
oを入力する。そして、ステップ11と同様に表示縮尺
入力手段6へ表示縮尺を入力する。方角入力手段9の入
力の値は一定とする。例えば、方角入力手段9に0を入
力することによって、常に地図表示画面の上方向が真北
の方角になるように指定する。
【0128】第10の実施形態の具体例として図31を
用いて説明する。この例では真北の方角を表示画面の上
方向に対応付けている。まず車両が西に向かって走行し
ていた場合、図31の上段のように表示される。表示画
面内の車両のマークが画面左を向き、消失点方向も同様
に画面左方向を向き、消失点方向の値はπ/2になる。
次にこの車両が方向転換し、南東の方向へ走行した場
合、図31の上段から下段のように表示が変化する。表
示画面内の車両のマークが画面左下を向き、同時に消失
点方向も同様に画面左下方向を向き、消失点方向の値は
この例の場合2π/3になる。第9の実施形態の具体例
の図28との違いは、常に真北の方角を表示画面の上方
向として表示しているために、南東の方角へ走行する時
には、図28の下段よりもやや画面の左方向へ消失点方
向が設定される。
【0129】このように、第10の実施形態の装置で
は、車両の周辺部の詳細な情報と車両の進行方向の広域
な情報を同時に表示しつつ、なおかつある方角の確認が
容易になるという効果がある。
【0130】(第11の実施の形態)第11の実施形態
は、図32に示すように、第1の実施形態(図1)に対
してさらに、遠方注視点入力手段13を備える。遠方注
視点とは視点から見た注視点の先にある地図データ上の
点である。遠方注視点入力手段13ではこの遠方注視点
位置を入力し、視点入力手段4では視点Oから注視点P
を見下ろす見下ろし角β’を入力する。
【0131】視点位置決定手段103では遠方注視点入
力手段13から得られた遠方注視点位置と、視点入力手
段4から得られた見下ろし角度と、表示縮尺入力手段5
から得られた表示縮尺と、表示画面形状記憶手段102
で記憶されている表示画面の形状を入力として、遠方注
視点が地図表示装置の表示画面の端から一定の距離に表
示されるように視点位置を決定する。
【0132】この第11の実施形態の装置の動作手順を
図33のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13、ステップ14、ステップ
15、およびステップ17は第1の実施形態と同様であ
る。
【0133】ステップ111: 遠方注視点入力手段1
3は遠方注視点P1の位置(xp1,yp1,zp1)
を入力する。また視点入力手段4には視点Oから注視点
Pを見下ろす見下ろし角β’を入力する。そして、ステ
ップ11と同様に消失点方向入力手段5へ消失点方向
を、表示縮尺入力手段6へ表示縮尺を入力する。
【0134】遠方注視点P1とは図34に示すように視
点から見た注視点の先にある地図データ上の点でであ
り、図35に示すように視点Oからxy平面へ下ろした
垂線とxy平面との交点O’、注視点Pからxy平面へ
下ろした垂線とxy平面との交点P’遠方注視点P1か
らxy平面へ下ろした垂線とxy平面との交点P1’と
した時、O’、P’P1’は一直線上に並ぶ。
【0135】ステップ112: 視点位置決定手段10
3にて、注視点位置(xp,yp,zp)と遠方注視点
位置(xp1,yp1,zp1)と視点から注視点を見
下ろす見下ろし角度β’と表示縮尺lと表示画面形状と
を入力として、式(11)によって視点位置の座標xo
と座標yoを求め、視点Oの位置(xo,yo,zo)
を決定する。式(11)においてLは表示画面中の注視
点と遠方注視点との距離を表す。Lの値としては定数を
設定したり、第5の実施例の式(7)の中で用いた関数
len(φ)によって、表示画面の中心位置から角度φ
の方向の画面端までの距離を求めてからそれの定数倍を
設定したり、さらに第5の実施例でのオフセットの量を
考慮して設定しても良い。
【0136】
【数11】
【0137】ステップ113: 注視点位置、遠方注視
点位置、見下ろし角度、消失点方向、表示縮尺のいづれ
かが変更される場合、再びステップ111を実行する。
【0138】第11の実施形態の具体例として図36を
用いて説明する。この例では注視点が表示画面中央、遠
方注視点が表示画面左の方へ表示されている。消失点方
向は注視点から遠方注視点へ向かう表示画面左への方向
である。ステップ112で用いた式(11)中のLは図
36に示すように、表示画面中の注視点と遠方注視点と
の距離である。
【0139】このように、第11の実施形態の装置で
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6の実施形態と
異なり、視点と注視点の組合せではなく、注視点と遠方
注視点の組合せとして入力を与える。例えば地図上のあ
る二地点AとBを指定して、地点Aはその周辺の詳細な
情報を表示し、同時に地点Aと地点Bの位置関係を表示
する場合などに適している。視点は表示画面には表示さ
れないが、遠方注視点は表示されるので、ドライバーに
とっては視点と注視点の組合せよりも注視点と遠方注視
点の組合せの方が理解しやすい場合が多い。
【0140】(第12の実施の形態)第12の実施形態
は、図37に示すように、第11の実施形態(図32)
に対してさらに、経路探索用地図データ14と経路探索
手段15と経路探索出発地点入力手段16と経路探索目
的地点入力手段17と車両位置検出手段10とを備え
る。
【0141】経路探索手段15は経路探索出発地点入力
手段16から出発地点を、経路探索目的地点入力手段1
7から目的地点を受けとり、経路探索データ14を読み
出して出発地点から目的地点までの最適な経路を探索す
る。経路探索におけるアルゴリズムとしてはダイクスト
ラ法や双方向階層別探索法などがあるが、ここでは特に
限定しない。
【0142】この第12の実施形態の装置の動作手順を
図38のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13およびステップ14は第1
の実施形態と同様である。
【0143】ステップ121: 経路探索出発地点入力
手段16により出発地点を、経路探索目的地点入力手段
17により目的地点を入力する。さらに出発地点を注視
点位置、目的地点を遠方注視点位置として入力する。
【0144】ステップ122: 経路探索手段15によ
り経路探索用地図データ14よりデータを読み出して出
発地点から目的地点に至るまでの最適な経路を探索す
る。
【0145】ステップ123: 視点入力手段4には視
点Oから注視点Pを見下ろす見下ろし角β’を入力す
る。そして、ステップ11と同様に消失点方向入力手段
5へ消失点方向を、表示縮尺入力手段6へ表示縮尺を入
力する。
【0146】ステップ15: 第1の実施形態のステッ
プ15の地図表示に加えて、経路探索手段15によって
探索された経路を表示する。
【0147】ステップ124: 見下ろし角度、消失点
方向、表示縮尺のいづれかが変更される場合、再びステ
ップ123を実行する。
【0148】ステップ17: 表示画面の分割・統合、
表示画面自体の回転などで表示画面の形状が変更になる
時はステップ126を実行する。
【0149】ステップ125: 経路探索出発地点また
は経路探索目的地点が変更される場合、ステップ121
を再び実行する。
【0150】ステップ126: ステップ10と同様
に、地図表示手段1の表示画面の形状を座標変換制御手
段1の表示画面形状記憶手段へ記憶する。
【0151】第12の実施形態の具体例として図39を
用いて説明する。経路探索の出発地点が注視点として、
目的地点が遠方注視点として自動的に設定される。出発
地点は表示画面の中央、目的地点は表示画面の左へ表示
され、消失点の方向は出発地点から目的地点へ向かう方
向である。
【0152】このように、第12の実施形態の装置で
は、経路探索の出発地点を注視点として、目的地点を遠
方注視点として自動的に設定されるため、探索された経
路全体を表示して、出発地点と目的地間の位置関係をド
ライバーが容易に確認でき、同時に出発地点の周辺部の
詳細な情報を容易に表示できる。
【0153】(第13の実施の形態)第13の実施形態
は、第12の実施形態(図37)と同様の構成である。
ただし、経路探索出発地点入力手段16の入力は車両位
置検出手段10によって検出された車両の現在位置であ
る。
【0154】この第13の実施形態の装置の動作手順を
第12の実施形態と同じ図38のフローチャートに示し
ている。ステップ10、ステップ12、ステップ13お
よびステップ14は第1の実施形態と同様である。ステ
ップ122、ステップ123、ステップ92、ステップ
15、ステップ124、ステップ17、およびステップ
126は第12の実施形態と同様である。
【0155】ステップ121: 経路探索出発地点入力
手段16により出発地点を、経路探索目的地点入力手段
17により目的地点を入力する。ここで出発地点は車両
位置検出手段10によって検出された車両の現在位置が
入力される。第12の実施形態のステップ121と同様
に、出発地点を注視点位置、目的地点を遠方注視点位置
として入力する。
【0156】ステップ125: 経路探索目的地点が変
更される場合、ステップ121を再び実行する。
【0157】第13の実施形態の具体例として図40を
用いて説明する。第12の実施形態の具体例(図39)
における出発地点が車両の現在位置であったとすると、
第11の実施形態では図40のように表示される。経路
探索の出発位置に車両のマークが表示され、車両の現在
位置から目的地までの経路が表示される。消失点の方向
は車両の進行方向ではなく、車両の現在位置から見た目
的地の方向である。
【0158】このように、第13の実施形態の装置で
は、経路探索の出発地点として車両の現在位置を指定す
ることによって、出発地点の入力、および現在位置から
目的地までの経路の表示を容易に行なうことができる。
【0159】(第14の実施の形態)第14の実施形態
は、第12および第13の実施形態(図37)と同様の
構成である。
【0160】この第14の実施形態の装置の動作手順を
図41のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13およびステップ14は第1
の実施形態と同様である。ステップ122、ステップ9
2、ステップ15、ステップ17、およびステップ12
6は第12の実施形態と同様である。ステップ125は
第13の実施形態と同様である。
【0161】ステップ141: 車両位置検出手段10
によって検出された車両の現在位置を注視点入力手段3
へ入力する。また、ステップ121と同様に視点入力手
段4には視点Oから注視点Pを見下ろす見下ろし角β’
を入力する。そして、ステップ11と同様に消失点方向
入力手段5へ消失点方向を、表示縮尺入力手段6へ表示
縮尺を入力する。経路探索の目的地点を遠方注視点入力
手段13へ入力する。車両位置検出手段10による車両
の位置検出が不可能な場合には、前回のステップ141
を実行した時に設定した値を設定、またはドライバーに
よる注視点入力手段3への入力が行なわれる。
【0162】ステップ142: 車両の現在位置と経路
探索の目的地点と比較し、ある一定の距離内に存在する
時には目的地に到着したものと判断して、処理を終了す
る。
【0163】ステップ143: 車両位置検出手段10
によって検出された車両の現在位置が現在の注視点位置
と異なっていれば、再びステップ141を実行する。ま
たステップ16と同様に視点位置、消失点方向、表示縮
尺のいづれかが変更される場合、再びステップ141を
実行する。
【0164】第14の実施形態の具体例として図42を
用いて説明する。第13の実施形態の具体例(図40)
のように車両の現在位置から目的地まで経路探索した
後、その経路上を車両が走行している状態を第14の実
施形態によって表示したのが図42である。経路上を走
行中の車両の位置が注視点位置として表示され、目的地
点が遠方注視点として表示される。
【0165】このように、第14の実施形態の装置で
は、車両の走行によって位置が移動しても、現在の車両
の位置、経路、目的地点、およびそれらの位置関係が容
易に把握できる。
【0166】(第15の実施の形態)第15の実施形態
は、第12、第13および第14の実施形態(図37)
と同様の構成である。
【0167】この第15の実施形態の装置の動作手順を
図41のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13およびステップ14は第1
の実施形態と同様である。ステップ122、ステップ9
2、ステップ15、ステップ17、およびステップ12
6は第12の実施形態と同様である。ステップ125は
第13の実施形態と同様である。ステップ142および
ステップ143は第14の実施形態と同様である。
【0168】ステップ141: 車両位置検出手段10
によって検出された車両の現在位置を注視点入力手段へ
入力する。また、ステップ121と同様に視点入力手段
4には視点Oから注視点Pを見下ろす見下ろし角β’を
入力する。そして、ステップ11と同様に消失点方向入
力手段5へ消失点方向を、表示縮尺入力手段6へ表示縮
尺を入力する。経路探索手段15で探索された経路と車
両位置検出手段10によって検出された車両の現在位置
とから、経路上を走行中の車両が次に曲がるべき交差点
の位置を求め、それを遠方注視点入力手段13へ入力す
る。
【0169】車両位置検出手段10による車両の位置検
出が不可能な場合には、前回のステップ141を実行し
た時に設定した値を設定、またはドライバーによる注視
点入力手段3への入力が行なわれる。
【0170】第15の実施形態の具体例として図43を
用いて説明する。第14の実施形態の具体例(図42)
では経路探索の目的地点が遠方注視点として設定される
が、第15の実施形態では経路上を走行中の車両が次に
曲がるべき交差点の位置を遠方注視点として設定し、図
43のように表示される。
【0171】このように、第15の実施形態の装置で
は、車両の走行によって位置が移動しても、現在の車両
の位置、経路、車両が次に曲がるべき交差点位置、およ
びそれらの位置関係が容易に把握できる。特にこの交差
点の位置や、交差点と車両との位置関係は経路を誘導す
るにあたって非常に重要な情報であるので、それらの確
認が容易であることは大きな効果となる。
【0172】(第16の実施の形態)第16の実施形態
は、第12、第13、第14および第15の実施形態
(図37)と同様の構成である。
【0173】この第16の実施形態の装置の動作手順を
図44のフローチャートに示している。ステップ10、
ステップ12、ステップ13およびステップ14は第1
の実施形態と同様である。ステップ121、ステップ1
22、ステップ92、ステップ15、ステップ17、お
よびステップ126は第12の実施形態と同様である。
【0174】ステップ161: 車両位置検出手段10
によって検出された車両の現在位置を注視点入力手段へ
入力する。また、ステップ121と同様に視点入力手段
4には視点Oから注視点Pを見下ろす見下ろし角β’を
入力する。そして、ステップ11と同様に表示縮尺入力
手段6へ表示縮尺を入力する。経路探索の目的地点を遠
方注視点入力手段13へ入力する。車両位置検出手段1
0による車両の位置検出が不可能な場合には、前回のス
テップ161を実行した時に設定した値を設定、または
ドライバーによる注視点入力手段3への入力が行なわれ
る。
【0175】ステップ162: 消失点方向決定手段1
04において、表示画面形状記憶手段102に記憶され
ている表示画面の形状を入力として、消失点の方向を決
定する。この時、実際に表示画面に表示した時に注視点
位置と遠方注視点位置との間の距離が最も長くなるよう
に消失点方向を決定する。
【0176】ステップ163: 視点位置、表示縮尺の
いづれかが変更される場合、再びステップ161を実行
する。
【0177】第16の実施形態の具体例として図45を
用いて説明する。第12、第13、第14、第15の実
施形態の具体例ではすべて消失点方向はドライバーが設
定するようになっていたが、第16の実施例では消失点
方向は自動的に適切な値が設定される。消失点方向の決
定には表示画面の形状が考慮され、注視点位置と遠方注
視点位置との間の表示画面上での距離が最も長くなるよ
うに消失点方向を決定する。図45のような矩形の表示
画面の場合対角線の方向が選ばれる。
【0178】また、例えば表示画面が楕円形の形状をし
ていた場合、楕円の長径の方向が選ばれる。
【0179】このように、第16の実施形態の装置で
は、限られた表示画面の大きさを充分に活用することが
でき、その結果、より視認性の高い地図が表示されるこ
とになる。また、表示画面記憶手段102をリセットす
ることで、表示画面の分割や統合、表示画面自体の回転
などによる表示画面の形状の変化にも対応している。
【0180】
【発明の効果】以上のように、第1の発明では、消失点
の方向が表示画面の上方向だけでなく、視点と注視点の
位置関係に関係なく設定することができ、また、表示画
面の分割や統合、表示画面自体の回転などによる表示画
面の形状の変化に応じて消失点の方向を設定することが
可能であるので、ドライバーにとっての視認性が良い方
向に設定して地図を表示することができる。
【0181】また第2の発明では、消失点の方向が自由
に設定することが可能であり、さらに視点から注視点を
見下ろす角度や表示縮尺も表示に反映させることができ
る。
【0182】また第3の発明では、視点と注視点の位置
関係に関係なく、地図上のある特定の方角の表示画面内
での方向を設定でき、また、表示画面の分割や統合、表
示画面自体の回転などによる表示画面の形状の変化に応
じて地図上のある特定の方角の表示画面内での方向を設
定することが可能であるので、ドライバーにとって表示
されている地図における方角を確認することが容易とな
る。
【0183】また第4の発明では、ある方角の表示画面
内での方向を設定することが可能であり、さらに視点か
ら注視点を見下ろす角度や表示縮尺も表示に反映させる
ことができる。
【0184】また第5の発明では、注視点の表示位置
を、消失点方向と逆方向へオフセットすることにより、
消失点方向、つまりドライバーがより広域的な情報を得
ようとする領域の地図が表示画面中のより大きな面積を
占めて表示されるため、表示画面の領域を有効に活用し
た地図表示を行なうことができる。
【0185】また第6の発明では、車両の現在位置が自
動的に注視点の位置へ設定されるために、車両が移動し
ても常に車両の付近の地図が表示されることになる。ま
たドライバーが視点位置や消失点の方向、および表示縮
尺を設定可能なので、車両付近の詳細な地図データと同
時に、ドライバーが見ようとする方向の地図も表示する
ことができる。
【0186】また第7の発明では、表示画面中の車両の
進行方向のより広域な地図データが表示される。車両の
進行方向が変化しても自動的にそれに対応する。したが
って常に車両の周辺部は詳細に、車両の進行方向は広域
の地図が表示されることになる。さらにドライバーによ
る見下ろし角度、消失点方向、表示縮尺の設定を可能と
している。
【0187】また第8の発明では、車両の速度によって
視点から注視点を見下ろす角度を変化させ、速度が小さ
い時には車両の周辺部の詳細に、速度が大きい時には進
行方向の広域な地図を表示する。車両の速度によって一
定時間に車両が進む距離が異なるので、車両の速度に応
じて車両の進行方向の地図の表示される領域が変化する
ことは有効である。
【0188】また第9の発明では、車両の周辺部の詳細
な情報と車両の進行方向の広域な情報を同時に表示しつ
つ、車両の進行方向を常に表示画面の上方向に設定する
ヘディングアップ時には困難であった車両が進行する方
角の認識も容易になるという効果がある。
【0189】また第10の発明では、車両の周辺部の詳
細な情報と車両の進行方向の広域な情報を同時に表示し
つつ、車両の進行方向を常に表示画面の上方向に設定す
るヘディングアップ時には困難であった地図上のある特
定の方角の確認が容易になるという効果がある。
【0190】また第11の発明では、視点と注視点の組
合せではなく、注視点と遠方注視点の組合せとして入力
することにより、地図上の二地点間の位置関係とその一
地点の周辺部の詳細な情報を同時に表示する場合に有効
である。
【0191】また第12の発明では、経路探索の出発地
点を注視点、経路探索の目的地点を遠方注視点として設
定することにより、探索された経路全体を表示、および
出発地点と目的地間の位置関係を容易に確認でき、同時
に出発地点の周辺部の詳細な情報を表示できる。
【0192】また第13の発明では、経路探索の出発地
点として車両の現在位置を指定することによって、出発
地点の入力、および現在位置から目的地までの経路の表
示を容易に行なうことができる。
【0193】また第14の発明では、車両の現在位置を
注視点、経路探索の目的地を遠方注視点とすることで、
車両の走行によって位置が移動しても、現在の車両の位
置、および経路探索の目的地が表示画面上に常に表示さ
れることにより、現在の車両の位置、経路、目的地点、
およびそれらの位置関係が容易に把握できる。
【0194】また第15の発明では、車両の走行によっ
て位置が移動しても、現在の車両の位置、経路、車両が
次に曲がるべき交差点位置、およびそれらの位置関係が
容易に把握できる。特にこの交差点の位置や、交差点と
車両との位置関係は経路を誘導するうえで非常に重要な
情報であり、それらの確認が容易であることは大きな効
果となる。
【0195】また第16の発明では、消失点の方向を表
示画面の形状から決定することにより、限られた表示画
面の大きさを充分に活用することができ、その結果、よ
り視認性の高い地図が表示されることになる。一般に机
上の地図表示装置と比較して、車載ナビゲーション装置
は小型の表示画面を持つので、表示画面の大きさを有効
に活用できることは大きな効果となる。また、表示画面
の分割や統合、表示画面自体の回転などによる表示画面
の形状の変化にも対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施形態の装置を示すブ
ロック図
【図2】第1、第2の実施形態の装置の動作を示すフロ
ーチャート
【図3】第1の実施形態の装置の動作を説明するための
座標系モデル図
【図4】第1の実施形態の装置の動作を説明するための
地図
【図5】第1の実施形態の装置の動作を説明するための
地図
【図6】第2の実施形態の装置の動作を説明するための
座標系モデル図
【図7】第2の実施形態の装置の動作を説明するための
地図
【図8】第2の実施形態の装置の動作を説明するための
座標系モデル図
【図9】本発明の第3、第4の実施形態の装置を示すブ
ロック図
【図10】第3、第4の実施形態の装置の動作を示すフ
ローチャート
【図11】第3の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図12】第4の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図13】第4の実施形態の装置の動作を説明するため
の座標系モデル図
【図14】本発明の第5の実施形態の装置を示すブロッ
ク図
【図15】第5の実施形態の装置の動作を示すフローチ
ャート
【図16】第5の実施形態の装置の動作を説明するため
の表示画面図
【図17】第5の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図18】本発明の第6の実施形態の装置を示すブロッ
ク図
【図19】第6の実施形態の装置の動作を示すフローチ
ャート
【図20】第6の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図21】本発明の第7の実施形態の装置を示すブロッ
ク図
【図22】第7の実施形態の装置の動作を示すフローチ
ャート
【図23】第7の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図24】本発明の第8、第9の実施形態の装置を示す
ブロック図
【図25】第8、第9の実施形態の装置の動作を示すフ
ローチャート
【図26】第8の実施形態の装置の動作を説明するため
の座標系モデル図
【図27】第8の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図28】第9の実施形態の装置の動作を説明するため
の地図
【図29】本発明の第10の実施形態の装置を示すブロ
ック図
【図30】第10の実施形態の装置の動作を示すフロー
チャート
【図31】第10の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図32】本発明の第11の実施形態の装置を示すブロ
ック図
【図33】第11の実施形態の装置の動作を示すフロー
チャート
【図34】第11の実施形態の装置の動作を説明するた
めの座標系モデル図
【図35】第11の実施形態の装置の動作を説明するた
めの座標系モデル図
【図36】第11の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図37】本発明の第12、第13、第14、第15、
第16の実施形態の装置を示すブロック図
【図38】第12、第13の実施形態の装置の動作を示
すフローチャート
【図39】第12の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図40】第13の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図41】第14、第15の実施形態の装置の動作を示
すフローチャート
【図42】第14の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図43】第15の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図44】第16の実施形態の装置の動作を示すフロー
チャート
【図45】第16の実施形態の装置の動作を説明するた
めの地図
【図46】従来技術の動作を説明するための地図
【符号の説明】
1 地図表示手段 2 表示用地図データ 3 注視点入力手段 4 視点入力手段 5 消失点方向入力手段 6 表示縮尺入力手段 7 地図読み出し手段 8 座標交換制御手段 9 方角入力手段 10 車両位置検出手段 11 車両進行方角検出手段 12 車両速度検出手段 13 遠方注視点入力手段 14 経路探索用地図データ 15 経路探索手段 16 経路探索出発地点入力手段 17 経路探索目的地点入力手段 101 座標変換手段 102 表示画面形状記憶手段 103 視点位置決定手段 104 消失点方向決定手段 105 オフセット決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08G 1/0969 G09B 29/00 A G09B 29/00 29/10 A 29/10 G06F 15/62 350A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを記憶する地図データ記憶手
    段と、前記地図データ上の注視点位置を入力する注視点
    入力手段と、前記注視点位置を眺める視点位置を入力す
    る視点入力手段と、地図データを表示する縮尺を入力す
    る表示縮尺入力手段と、消失点の方向を入力する消失点
    方向入力手段と、前記地図データ記憶手段から表示用地
    図データを読み出す地図データ読み出し手段と、前記地
    図データ読み出し手段で取得した地図データを座標変換
    する座標変換手段とを備えることを特徴とする車載用ナ
    ビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記座標変換手段は、前記注視点入力手
    段によって得られた注視点位置と、前記視点入力手段に
    よって得られた視点位置と、前記表示縮尺入力手段によ
    って得られた表示縮尺と、前記消失点方向入力手段によ
    って得られた消失点方向を入力として座標変換を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 地図データを記憶する地図データ記憶手
    段と、前記地図データ上の注視点位置を入力する注視点
    入力手段と、前記注視点位置を眺める視点位置を入力す
    る視点入力手段と、地図データを表示する縮尺を入力す
    る表示縮尺入力手段と、前記地図データのある一定の方
    角の方向を入力する方角入力手段と、前記地図データ記
    憶手段から表示用地図データを読み出す地図データ読み
    出し手段と、前記地図データ読み出し手段で取得した地
    図データを座標変換する座標変換手段とを備えることを
    特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記座標変換手段は、前記注視点入力手
    段によって得られた注視点位置と、前記視点入力手段に
    よって得られた視点位置と、前記表示縮尺入力手段によ
    って得られた表示縮尺と、前記方角入力手段によって得
    られた地図データのある一定の方角の方向を入力として
    座標変換を行なうことを特徴とする請求項2に記載の車
    載用ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3の構成に加えて
    前記注視点を地図上に表示する際に表示中心位置からオ
    フセットして表示するためのオフセット方向、およびオ
    フセット量を決定するオフセット決定手段を備え、その
    オフセット方向は前記視点から前記注視点を見る方向の
    逆方向、かつオフセット量は前記視点から前記注視点を
    見下ろす見下ろし角度と、前記表示縮尺と、地図表示画
    面の形状に従って決定することを特徴とする請求項1乃
    至請求項4に記載の車載用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項3の構成に加えて
    車両の現在位置を検出する車両位置検出手段を備え、前
    記車両位置検出手段で検出された車両の現在位置を前記
    注視点入力手段の入力とすることを特徴とする請求項
    1、請求項3、請求項5に記載の車載用ナビゲーション
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の構成に加えて車両の進行方角
    を検出する車両進行方角検出手段を備え、前記車両位置
    検出手段で検出された車両の現在位置と、前記車両進行
    方角検出手段で検出された進行方角と、前記視点入力手
    段によって入力された視点位置の高さによって視点位置
    を決定することを特徴とする請求項6に記載の車載用ナ
    ビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の構成に加えて車両の進行速度
    を検出する車両速度検出手段を備え、前記車両位置検出
    手段で検出された車両の現在位置と、前記車両進行方角
    検出手段で検出された進行方角と、前記車両速度検出手
    段で検出された進行速度を視点決定手段の入力として視
    点位置を決定することを特徴とする請求項7に記載の車
    載用ナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記車両進行方向検出手段で検出された
    車両の進行方向を前記消失点方向入力手段の入力とする
    特徴とする請求項7、請求項8に記載の車載用ナビゲー
    ション装置。
  10. 【請求項10】 前記方角入力手段に入力される前記地
    図表示手段における前記地図データのある一定の方角の
    方向を一定とすることを特徴とする請求項7または請求
    項8に記載の車載用ナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項3、請求項6、請求
    項7、請求項8の構成に加えて、前記地図データ上に、
    前記注視点から前記消失点方向へ移動した先に存在する
    遠方注視点の位置を入力する遠方注視点入力手段とを備
    え、前記遠方注視点が前記地図表示装置の表示画面の端
    から一定の距離に表示することを特徴とする請求項1、
    請求項3、請求項6、請求項7、請求項8に記載の車載
    用ナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の構成に加えて、任意の地
    点間の経路を求める経路探索手段と、前記経路探索手段
    における出発地点を前記注視点とし前記経路探索手段に
    おける目的地点を前記遠方注視点として経路探索結果を
    表示する地図表示手段とを備えたことを特徴とする前記
    請求項11に記載の車載用ナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 前記経路探索手段の出発地点を、前記
    車両位置検出手段で検出された車両位置とすることを特
    徴とする前記請求項12に記載の車載用ナビゲーション
    装置。
  14. 【請求項14】 前記注視点位置を前記車両位置検出手
    段で検出された車両位置とし、前記経路探索における目
    的地点を前記遠方注視点として経路探索結果を前記地図
    表示手段に表示することを特徴とする前記請求項11に
    記載の車載用ナビゲーション装置。
  15. 【請求項15】 前記注視点位置を前記車両位置検出手
    段で検出された車両位置とし、前記遠方注視点を車両が
    次に曲がるべき交差点位置とすることを特徴とする前記
    請求項11に記載の車載用ナビゲーション装置。
  16. 【請求項16】 前記消失点方向入力手段の入力が、前
    記地図表示装置の表示画面の中心を通る直線の中で表示
    画面内で最も長い直線の方向を前記消失点方向とするこ
    とを特徴とする請求項12乃至請求項15に記載の車載
    用ナビゲーション装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004078193A (ja) * 2002-08-10 2004-03-11 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステムの地図画像表示方法及び装置
JP2005326225A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007156349A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Mitsubishi Electric Corp ナビゲーションシステム
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