JPH11315461A - クッション構造体及びその成形方法 - Google Patents
クッション構造体及びその成形方法Info
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- JPH11315461A JPH11315461A JP6011798A JP6011798A JPH11315461A JP H11315461 A JPH11315461 A JP H11315461A JP 6011798 A JP6011798 A JP 6011798A JP 6011798 A JP6011798 A JP 6011798A JP H11315461 A JPH11315461 A JP H11315461A
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Abstract
ンダムに絡合集合して成る空隙を備える3次元集合体な
いしクッション構造体を任意に成形可能とすると共に、
耐ヘタリ性などの力学特性を強化しつつ塑性変形させる 【解決手段】熱可塑性樹脂の連続線条及び/又は短線条
がランダムに絡合集合して成る空隙を備える3次元集合
体あるいは3次元スプリング構造とした集合体を型内に
配置し、所望型形状に圧縮しつつ、隣接する繊維の線条
相互の接触絡合部位に泡沫状接着剤を付着させ、ついで
前記型内において、前記集合体を加熱乾燥してクッショ
ン構造体成形品を得る。
Description
及びその成形方法に関し、より詳しくは、熱可塑性樹脂
又はゴムとエンジニアリングプラスチックの両方の特性
を有する高分子材料から成るポリエステル系、ナイロン
系、ウレタン系、オレフィン系のエラストマー、例えば
ポリエステル系熱可塑性エラストマーを溶融押し出して
連続線条又は短線条を形成し、ついでこの溶融状態の線
条にカール又はループを形成させ、例えば隣接する線条
相互を絡合又は接触絡合させたランダムなループからな
る好ましくは大きな空隙を備える3次元スプリング構造
とした集合体であって、圧縮変形により生じる梁屈曲部
の塑性変形を抑えることができ、応力が解除されると梁
のゴム弾性の回復力で構造全体が直ちに回復する大きい
ヘタリ特性を保持するクッション材を、主として前記接
触絡合部位において接着架橋したクッション構造体に関
する。
ン素材がその使い易さや価格の面から大量に使用されて
いるが、廃棄物処理の点で問題視され、このクッション
材に代わるものとして、特許第2548477号、特公
平1−18183号及び特開平5−156561号等に
開示される、例えば、嵩密度0.02〜0.10g/c
m3,厚み2〜8cmに成形される従来の3次元スプリン
グ構造としたものがある。
リング構造とした集合体(以下、単に「集合体」とい
う。)は、高いクッション性、耐ヘタリ性を有するが故
に、塑性変形による成形は不 可能であった。したがっ
て、一定の厚みを有する厚み方向に平行なクッション材
として、前記集合体をそのままで使用できるベッドのマ
ット材などに利用分野が限られていた。これは、少なく
とも、クッション構造体として成形後、厚み方向断面に
おいても任意の形状を得ることができないこととなり、
用途が極めて限定されることになる。
ォームと異なり、座部及び背部が連続する自動車のシー
トとしてこれを折り曲げて用いることがその高い耐ヘタ
リ性故にできなかった。これは、部分的に嵩密度を変え
ることができないと言い換えることもできる。また、上
記集合体は、クッション性に優れているが、使い勝手に
よっては、このクッション性をさらに高くして、反発力
を大きくして、沈み込みを小さくする必要のある場合が
ある。
が、これらの集合体をホットプレスによりその厚み方向
から加熱加圧しても集合体の表面のみを溶融することに
なるだけで、各繊維の架橋点の溶着された節部をも溶融
し、耐ヘタリ性を脆弱化させるのみならず、上述のよう
に応力解除により直ちに弾性復帰する。
を受けたときに、前記線条相互を接触絡合させた部位に
おいて、破断することがあり、これが構造全体の耐ヘタ
リ特性を弱くすることがあった。
決するもので、上記集合体を任意に成形可能とすると共
に、耐ヘタリ性などの力学特性を強化しつつ塑性変形さ
せることを目的とする。
ては、熱可塑性樹脂の連続線条及び/又は、例えば2.
5〜20mmの短線条がランダムに絡合集合して成る空隙
を備える3次元集合体であって、前記集合体の前記線条
相互の絡合部位もしくは接触絡合部位を泡沫状接着剤を
もって接着して成るクッション構造体であり、前記線条
は、例えば、熱可塑性樹脂のカール状又はループ状をな
すものを用い、あるいは、隣接する線条相互の接触絡合
部位の少なくとも一部が溶融接着されて成るものを用い
ることができる。また、前記線条は、エラストマーを溶
融押し出して連続線条を形成し、ついでこの溶融状態の
線条にループを形成させ、隣接する線条相互を接触絡合
させたランダムなループからなる大きな空隙を備える3
次元スプリング構造とした集合体であって、少なくとも
前記隣接する線条相互の接触絡合部位を、好ましくは植
物繊維など天然繊維又はポリエステル等合成繊維などの
繊維が、好ましくは前記接着剤と前記繊維の混合比を接
着剤1に対して繊維1以下として混合した泡沫状接着剤
をもって接着し、カール又はループを形成する各線条好
ましくは隣接する線条相互間を前記繊維で好ましくは架
橋して成る。
法は、熱可塑性樹脂を溶融押し出して連続線条及び/又
は短線条を形成し、前記各線条をランダムに絡合集合し
て空隙を備える3次元集合体に形成し、この集合体に対
して前記線条相互の絡合部位もしくは接触絡合部位に泡
沫状接着剤を付着させ、ついで加熱乾燥することを特徴
とする。
線条を形成し、ついでこの溶融状態の線条にループを形
成させ、隣接する線条相互を接触絡合させたランダムな
ループからなる大きな空隙を備える3次元スプリング構
造とした集合体に対して、例えば、前記集合体中に泡沫
状接着剤を注入し、接着剤の泡沫を集合体中に流動分散
して集合体中により好ましくは、充満ないしは充填して
少なくとも前記隣接する線条相互の接触絡合部位に泡沫
状接着剤を付着させ、ついで加熱乾燥してなることを特
徴とする。
クッション構造体を型内に配置し、少なくとも前記隣接
する線条相互の接触絡合部位に泡沫状接着剤を上述のよ
うにして付着させ、ついで前記型内において、前記集合
体を加熱乾燥して成形することができる。
ョン構造体を型内に配置し、所望型形状に圧縮しつつ、
少なくとも前記隣接する線条相互の接触絡合部位に泡沫
状接着剤を上述のようにして付着させ、ついで前記型内
において、前記集合体を加熱乾燥して多様な用途に対応
するクッション構造体成形品を得ることができる。
シュ状のもので形成し、又は上記泡沫状接着剤噴射注入
用の挿孔を適宜数形成したものとすれば好適である。
界面活性剤に羽毛などから得たケラチン質あるいはゼラ
チンなどの発泡質体を水と共に接着剤に添加して混合攪
拌し、あるいは、混合攪拌した後、加圧して粒径9μ〜
10mmの泡沫状としたものを用いれば接着剤の効果を高
めることができる。
ラチンは、水に対して界面活性剤0.01〜0.07wt
/%, ケラチン質又はゼラチン0.1wt/%以下とし、前記
発泡質体と接着剤の混合比が1:1以下すなわち、発泡
質体1に対して接着剤1以下、接着剤硬化時の重量比
が、クッション構造体全体の10%から200%まで、
好ましくは、 約33%であることが好ましい。
は合成繊維などの繊維を混合し、前記接着剤と前記繊維
の混合比を、好ましくは、接着剤1に対して繊維1以下
としたものとすると、隣接する線条相互が接触絡合して
いないループの前記線条相互を接着剤中の繊維により接
触絡合させることができ、さらに、前記泡沫状接着剤の
粘度が上がり前記集合体との接着が良くなり、また、ル
ープを形成する各隣接線条相互間に前記繊維が架橋し、
反発強度も高くなり、さらに、接着剤の粘性が向上し、
噴射注入時滴下しにくくなり、また、熱可塑性エラスト
マーの連続線条のループに絡み易くなり好適である。
1mm以上、好ましくは3mm〜50mm、平均繊維径6μm
以上であり、合成繊維の場合は、平均繊維長1mm以上、
好ましくは3mm〜30mm、平均繊維径3μm以上であ
る。
る熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、ポリエ
ステル、ナイロン、アクリルなどがあり、特にペットボ
トルの回収により得られたポリエステルモノフィラメン
トの圧縮成形により得られた集合体をクッション構造体
とする。
0デニール好ましくは200〜500より好ましくは、
300〜400デニールの連続線条を形成し、ついで溶
融状態の直径約2mm程度の線条にループを形成させ、こ
れを切断して20〜300mmの連続線条とし、或いは、
短線条とした隣接する線条相互を絡合あるいは少なくと
も部分的に接触絡合させたランダムなループからなる3
次元集合体を準備する。この集合体は、特に短線条のと
きは、圧縮成形などで予め所定の形状に成形されている
ものでも良い。あるいは、綿状凝集しているポリエステ
ル単繊維の集合体を一端解綿し、任意形状としたもので
も良い。熱可塑性エラストマーポリエステル系熱可塑性
エラストマーを溶融押し出して連続線条を形成し、つい
で溶融状態の直径約2mm程度の線条にループを形成さ
せ、隣接する線条相互を接触絡合させたランダムなルー
プからなる3次元スプリング構造とした厚み80mm、幅
900mm、嵩密度0.08g/cm3の集合体を準備する。
77号に開示されるように、非弾性ポリエステル系捲縮
短繊維集合体をマトリックスとし、密度が0.005〜
0.10g/cm3、厚さが5mm以上である集合体におい
て、該短繊維集合体中には、短繊維を構成するポリエス
テルポリマーの融点より40℃以上低い融点を有する熱
可塑性エラストマーと、非弾性ポリエステルとからな
り、前者が少なくとも繊維表面に露出した弾性複合繊維
が分散・混入され、その際、該集合体中には、(A)該
弾性複合繊維同士が交叉した状態で互いに熱融着により
形成されたアメーバー状全方位的可撓性熱固着点、およ
び(B)該弾性複合繊維と該非弾性ポリエステル系短繊
維とが交叉した状態で熱融着により形成された準全方位
的可撓性熱固着点とが散在し、かつ隣り合う可携性熱固
着点の間((A)−(A)間、(A)−(B)間および
(B)−(B)間)に存在する複合繊維群にあって、一
部の複合繊維には長手方向に沿って少なくとも1ケの紡
錘状の節部が存在する集合体から成る。この集合体10
を長さ1200mmに切断し、図1に示す製品の表面及び
裏面を成す所望断面形状の幅900mm、長さ1200mm
の表型20及び裏型30間に配置し、必要に応じて圧縮
して固定する。
開口側面(21、31)より接着剤を噴射注入する。好
ましくは、集合体の幅方向の略中央部付近及び集合体外
方へ進退自在のノズル40により前記集合体内へノズル
40の先端を臨ませ接着剤を噴射注入する。前記型をノ
ズル40が通過し得る挿孔を有するパンチングメタルあ
るいは、メッシュ状のもので形成し、又は上記泡沫状接
着剤噴射注入用の挿孔を適宜数形成したものとすれば好
適である。
体の機械的強度を高めるためには、集合体10の表面か
らも接着剤を例えば、噴霧塗布して、繊維表面全体に付
着することがより好ましい。
下するが、この接着剤は、硬化により集合体の前記滴下
面である一側面全体に他側面とは異なる硬化層を有する
接着剤硬化面を形成し、各種用途に応じてこの硬化面を
利用することができる。たとえば、前記硬化面を座面と
したシートとするなどである。
種のクッション構造体あるいは、プラスチック又は金属
板を同時に前記硬化面に接着することができる。
間の最小距離は、50mm、最大距離は、断面半円形部分
(22、32)の75mmである。
口側面(21、31)及び長手方向の開口側面(23、
33)から複数のブロワー50により熱風を送り、ここ
では、100℃で3時間、上記接着剤を乾燥する。
る線条の接触絡合部位において、接着すると共に、前記
接着工程により前記型による集合体の成形を行う。
えばウレタンエマルジョンもしくは、アクリルエマルジ
ョン系接着剤、例えば、ポリエステルポリウレタン系水
性分散体2液硬化型接着剤を用い、好ましくは、この接
着剤に界面活性剤又はこの界面活性剤に羽毛などから得
たケラチン質あるいはゼラチンなどの発泡質体を水と共
に添加して混合攪拌し、あるいは、混合攪拌した後発泡
器に投入して加圧して粒径9μ〜10mmの泡沫とする。
〜0.07wt/%, ケラチン質又はゼラチン0.1wt/%以
下である。これらの発泡質体と接着剤の混合比は、接着
剤の濃度を薄めすぎないように発泡質体1に対して接着
剤1以下が好ましい。
が少なく、0.07wt%以上としても泡沫の量は変わら
ない。また、ケラチン質又はゼラチンが0.1wt%以上
では、粘度があがりすぎるため不適当である。
維の前記絡合部位に、比較的留めておくことができ、ま
た、均一な集合体中への分散をも可能にする。
の10%から200%まで、好ましくは、 約33%であ
る。
ど天然繊維又は合成繊維などの繊維、例えば、ヤシガ
ラ、ポリエステル繊維などを混合すると、接着剤の粘度
が上がり、集合体10との絡みが良くなる他、反発強度
も上がる。
は、繊維量が多すぎると噴射ないし注入及び流動・分散
が困難となるため、接着剤1に対して繊維1以下が好ま
しい。
繊維長1mm以上、好ましくは3mm〜50mm、平均繊維径
6μm以上であり、合成繊維の場合は、平均繊維長1mm
以上、好ましくは3mm〜30mm、平均繊維径3μm以上
である。この場合熱可塑性樹脂の線条を用いるときは、
この線条と同一種類の樹脂を用いることが接着性などの
点で好適である。
して、平均繊維長、平均繊維径を適宜用途に応じて変更
することで、任意の反発力を得ることができる。
内の集合体略中央部へノズル40により、集合体中に泡
沫状接着剤を注入し、接着剤の泡沫を集合体中に流動分
散して集合体中に、好ましくは、充満ないしは充填す
る。型内外へ進退自在のノズル40を集合体外方へ引き
抜きながら噴射注入すると接着剤の分散がよく効率的で
ある。
より、集合体の前記繊維の好ましくは、隣接する線条の
絡合部位又は接触絡合部位において両繊維を前記型によ
る塑性変形を維持して固着結合し、また、各繊維を前記
接着剤により被膜して強化する。
を強化し又はこれと共に成形性を付与する上では、型は
不要であり、単に、接着剤の注入、乾燥工程で足りる。
かように成形性を付与されたクッション構造体をさらに
型内で圧縮加熱乾燥することによっても任意の形状に成
形できる。 本発明のクッション構造体によれば、例えば自動車のシ
ートの座部及び背部を一体に成形し、あるいは、折り畳
みベッドあるいはマットのクッション材(マット)を切
断端面のない連続したマットとして形成することができ
る。
界部分を所定幅で圧潰する型を用いて接着剤の注入等に
よる前記付着及び乾燥工程を行うことにより前記圧潰部
分を成形し、該部で折り曲げて一体に成形することがで
きる。同様にして、座部先端及び背部上端部分に丸みを
持たせるなどの成形が可能である。
材として板状のプラスチック材料や金属を配置しておけ
ば集合体と芯材を同時に接着し、あるいは前記金属を同
時に接着して例えば、金属取り付け部を形成し、且つ、
所望の形状に成形することができる。
ョン材を重畳して型内に配置することによって、用途に
応じた反発力などの機械的特性を有するクッション構造
体を得ることができる。
力によって外周側に接着材を偏在させ、硬化時該部に同
種又は異種のプラスチック板或いは、クッション材又は
金属板を接着することができる。
方法を実施し、あるいは、一部に対して他部と異なる注
入量の泡沫状接着剤を注入し、又は、前記繊維の混入量
を一部に対して他と異なるものとするなどの手段によ
り、用途に応じた部分的な強化を図ることができる。
ブロワーから型内に6方向から100℃の乾燥圧縮空気
を3時間送風。
前記集合体略中央へ等間隔で配置し、噴射注入。
して、4方向から100℃の乾燥圧縮空気を3時間送
風。
プルゲージ(圧縮加重 max 20kg) により、先端押圧面
(φ70)により所定深さそれぞれ圧縮したものについ
て圧縮後の反発力(kg)について実験した。
しないが、比較例2は、復帰した。比較例1、2は、特
に比較例2において反発力が落ちており、加熱により耐
ヘタリ性が著しく弱化していることがわかる。実施例
3、4は 反発力が増加していることがわかる。本願発
明における接着剤噴射注入量の大小の及ぼす影響が明ら
かとなった。
よる上記実施例を厚み8cm,4cmの2株類をそれぞれ、
2分の1まで8万回圧縮し、厚みの寸法変化を測定し、
繰り返し圧縮後の嵩保持性を調査したところ、厚み8cm
で95%,4cmで97%の結果を得た。
接着剤(主剤+硬化剤=51.2%)に対して約30wt%、従
って泡沫状接着剤に対して約15wt%のヤシガラ又はポ
リエステル繊維を混合した場合の実施例を示す。
(圧縮加重 max 20kg) により、先端押圧面(φ70)
により所定深さそれぞれ圧縮したものについて圧縮後の
反発力(kg)について実験した。
3、4と実施例6、8を比較すると、繊維を混合するこ
とにより、反発力が増加していることがわかる。
んど変化のないことから、繊維が架橋しなければ効果が
得られないことがわかる。
プルゲージ(圧縮加重 max 20kg)により、先端押圧面
(φ70)により所定深さそれぞれ圧縮したものについ
て圧縮後の反発力(kg)について実験した。
復帰しないが、比較例2は、復帰した。実施例11、1
2は 反発力が増加していることがわかる。本願発明に
おける接着剤噴射注入量の大小の及ぼす影響が明らかと
なった。
よる上記実施例を厚み8cm,4cmの2株類をそれぞれ、
2分の1まで8万回圧縮し、厚みの寸法変化を測定し、
繰り返し圧縮後の嵩保持性を調査したところ、厚み8cm
で96%,4cmで98%の結果を得た。
剤に、接着剤(主剤+硬化剤)に対して30wt%のヤシ
ガラ又はポリエステル繊維を混合した場合の実施例を示
す。
(圧縮加重 max 20kg) により、先端押圧面(φ70)
により所定深さそれぞれ圧縮したものについて圧縮後の
反発力(kg)について実験した。
施例11、12と実施例14、16を比較すると、繊維
を混合することにより、反発力が増加していることがわ
かる。
とんど変化のないことから、繊維が架橋しなければ効果
が得られないことがわかる。
の連続線条及び/又は短線条がランダムに絡合集合して
成る空隙を備える3次元集合体及び既知の3次元スプリ
ング構造とした集合体にさらに機械的特性を付与強化す
ることができ、 また、同時に成形性を付与し、 さらに、
繊維混合体の泡沫状接着剤により反発力を増加させるこ
とができ、それぞれ。多様な用途に供することができる
クッション構造体を提供できた。
Claims (17)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂の連続線条及び/又は短線条
がランダムに絡合集合して成る空隙を備える3次元集合
体であって、前記集合体の前記線条相互の絡合部位もし
くは接触絡合部位を泡沫状接着剤をもって接着して成る
クッション構造体。 - 【請求項2】前記連続線条は、エラストマーを溶融押し
出して連続線条を形成され、ついでこの溶融状態の線条
にループを形成させ、隣接する線条相互を接触絡合させ
たランダムなループからなる大きな空隙を備える3次元
スプリング構造とした集合体であって、少なくとも前記
隣接する線条相互の接触絡合部位を泡沫状接着剤をもっ
て接着して成る請求項1記載のクッション構造体。 - 【請求項3】前記連続線条又は短線条は、熱可塑性樹脂
のカール状又はループ状をなす請求項1又は2記載のク
ッション構造体。 - 【請求項4】前記連続線条又は短線条は、隣接する線条
相互の接触絡合部位の少なくとも一部が溶融接着されて
成る請求項1又は2記載のクッション構造体。 - 【請求項5】前記連続線条又は短線条の少なくとも前記
接触又は絡合部位が泡沫状接着剤をもって接着架橋され
て成る請求項1又は2記載のクッション構造体。 - 【請求項6】前記泡沫状接着剤は、天然繊維又は合成繊
維などの繊維との混合体である請求項1,2,3,4,
又は5記載のクッション構造体。 - 【請求項7】前記泡沫状接着剤は、天然繊維又は合成繊
維などの繊維が、前記接着剤と前記繊維の混合比が接着
剤1に対して繊維1以下で混合している請求項6記載の
クッション構造体。 - 【請求項8】熱可塑性樹脂を溶融押し出して連続線条及
び/又は短線条を形成し、前記各線条をランダムに絡合
集合して空隙を備える3次元集合体とし、この集合体に
対して前記線条相互の絡合部位もしくは接触絡合部位に
泡沫状接着剤を付着させ、ついで加熱乾燥してなること
を特徴とするクッション構造体の成形方法。 - 【請求項9】エラストマーを溶融押し出して連続線条を
形成し、ついでこの溶融状態の線条にループを形成さ
せ、隣接する線条相互を接触絡合させたランダムなルー
プからなる大きな空隙を備える3次元スプリング構造と
した集合体に対して、少なくとも前記隣接する線条相互
の接触絡合部位に泡沫状接着剤を付着させ、ついで加熱
乾燥してなることを特徴とするクッション構造体の成形
方法。 - 【請求項10】前記集合体を型内に配置し、少なくとも
前記隣接する線条相互の接触絡合部位に泡沫状接着剤を
付着させ、ついで前記型内において、前記集合体を加熱
乾燥してなることを特徴とする請求項8又は9記載のク
ッション構造体の成形方法。 - 【請求項11】前記集合体を型内に配置し、所望型形状
に圧縮し、且つ、少なくとも前記隣接する線条相互の接
触絡合部位に泡沫状接着剤を付着させ、ついで前記型内
において、前記集合体を加熱乾燥してなることを特徴と
する請求項8,9又は10記載のクッション構造体の成
形方法。 - 【請求項12】前記泡沫状接着剤は、界面活性剤又はこ
の界面活性剤に羽毛などから得たケラチン質あるいはゼ
ラチンなどの発泡質体を水と共に接着剤に添加して混合
攪拌し、あるいは、混合攪拌した後、加圧して粒径9μ
〜10mmの泡沫状とする請求項11記載のクッション構
造体の成形方法。 - 【請求項13】前記泡沫状接着剤は、水に対して界面活
性剤0.01〜0.07wt/%, ケラチン質又はゼラチン
0.1wt/%以下とし、前記発泡質体と接着剤の混合比が
発泡質体1に対して接着剤1以下で、硬化時の重量比
が、集合体の10%〜200%まで、好ましくは、 約3
3%である請求項12記載のクッション構造体又はクッ
ション構造体の成形方法。 - 【請求項14】前記泡沫状接着剤に、天然繊維又は合成
繊維などの繊維を混合し、前記接着剤と前記繊維の混合
比が接着剤1に対して繊維1以下である請求項12又は
13記載のクッション構造体の成形方法。 - 【請求項15】 前記泡沫状接着剤を滴下させ、滴下面
となる集合体の一側面全体に他側面とは異なる硬化層を
有する接着剤硬化面を形成する請求項8,9又は10記
載のクッション構造体の成形方法。 - 【請求項16】前記硬化面の形成時、異種または同種の
クッション構造体あるいは、プラスチック又は金属板を
同時に前記硬化面に接着する請求項8,9又は10記載
のクッション構造体の成形方法。 - 【請求項17】前記集合体と同種又は異種のクッション
材を重畳して型内に配置する請求項8,9又は10記載
のクッション構造体の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6011798A JP3881446B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-03-11 | クッション構造体及びその成形方法 |
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JP36048297 | 1997-12-26 | ||
JP10-43212 | 1998-02-25 | ||
JP9-360482 | 1998-02-25 | ||
JP4321298 | 1998-02-25 | ||
JP6011798A JP3881446B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-03-11 | クッション構造体及びその成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11315461A true JPH11315461A (ja) | 1999-11-16 |
JP3881446B2 JP3881446B2 (ja) | 2007-02-14 |
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ID=27291461
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---|---|---|---|
JP6011798A Expired - Fee Related JP3881446B2 (ja) | 1997-12-26 | 1998-03-11 | クッション構造体及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881446B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6347790B1 (en) * | 1998-08-07 | 2002-02-19 | Ein Kohsan Co., Ltd. | Shock absorber and method for producing the same, and filler for the same |
JP2008534189A (ja) * | 2005-04-04 | 2008-08-28 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | 椅子張り要素及びその生産方法 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP6011798A patent/JP3881446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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