JPH11313871A - 輸液容器 - Google Patents

輸液容器

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JPH11313871A
JPH11313871A JP10122190A JP12219098A JPH11313871A JP H11313871 A JPH11313871 A JP H11313871A JP 10122190 A JP10122190 A JP 10122190A JP 12219098 A JP12219098 A JP 12219098A JP H11313871 A JPH11313871 A JP H11313871A
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JP
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compartment
chamber
compartments
infusion container
infusion
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JP10122190A
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Hiroshi Okada
宏 岡田
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Sanofi Aventis KK
Original Assignee
Nippon Hoechst Marion Roussel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解質輸液、アミノ酸輸液、高カロリー輸液
及び経腸栄養剤等の薬液にビタミン類や抗生物質等の薬
剤を添加する場合、添加した薬剤が分解することなく安
全に、しかも簡便な操作で無菌的に投与できる輸液容器
を提供する。 【解決手段】 輸液容器において、分室8には液剤、分
室9には注入部位4から必要に応じて薬剤を注入し、用
時分室8を押圧することにより、隔離手段1を解除し、
分室8の薬液と分室9の薬剤を混合後、点滴患者に適用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つ以上の成分を
混合して患者に投与するための輸液容器に関する。特
に、使用直前に薬液と薬剤とを無菌的に混合して使用す
ることができ、在宅医療患者に適用できる輸液容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、還元糖とアミノ酸を含有する
輸液、分解し易いアミノ酸、例えばL−トリプトファ
ン、L−システインを含有する輸液には製造時(高圧蒸
気滅菌などの熱滅菌時)あるいは保存時の分解・着色を
防ぐために、1)輸液のpHを3.0〜6.0の範囲に調
整し、かつ安定剤として亜硫酸塩を添加することによ
り、一剤化しているもの、2)剥離可能な隔壁を有する
二室容器としているもの(特開昭63−19149号公
報)、またpHや安定剤の亜硫酸塩に影響を受け易い薬
剤、例えばビタミン類や抗生物質等を輸液に添加する場
合は、3)薬剤とキット化しているもの(特開平10−
24088号公報)、4)使用直前に混合するためにプ
レフィルドシリンジとしているもの(特開平7−513
69号公報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の容器は
薬剤添加の簡便性や在宅医療などへの適用には改良の余
地がある。そこで本発明の課題は、薬液に他の薬剤を添
加する場合、例えば電解質輸液、アミノ酸輸液、高カロ
リー輸液及び経腸栄養剤にビタミン類や抗生物質等を添
加して在宅医療等に用いる場合、添加した薬剤が分解す
ることなく安全に、しかも簡便に調製できる輸液容器を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、こ
れらの既存の形態の容器に空室を設け、以下の輸液容器
を提供することにより上記課題が解決されたものであ
る。 1)熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に連通可能な
隔離手段により液密に区切られた複数の分室と、前記複
数の分室の一つに排出部位、他の分室の一つに注入部位
が形成された輸液容器において、前記排出部位を有する
分室には薬液又は固形剤が収容され、注入部位を有する
分室は空室であることを特徴とする輸液容器である。 2)熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に連通可能な
隔離手段により液密に区切られた二つの分室のうちの第
1分室に排出部位、第2分室に注入部位が形成された輸
液容器において、前記第1分室に薬液が収容され、第2
分室は空室であり、かつ隔離手段は前記分室のいずれか
一方を外面より押圧して生じる内圧によって解除される
ことを特徴とする輸液容器である。 3)熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に連通可能な
隔離手段により液密に区切られた三つの分室の第1分室
に排出部位、第2分室に固着端部及び第3分室に注入部
位が形成された輸液容器において、前記第1分室及び第
2分室には薬液又は固形剤が収容され、第3分室は空室
であり、かつ隔離手段は前記分室のいずれかを外面より
押圧して生じる内圧によって解除されることを特徴とす
る輸液容器。 4)前記隔離手段が、熱可塑性樹脂製フィルムからなる
袋体の内壁同士を加熱、押圧して形成された熱シールで
あることを特徴とする輸液容器である。 5)前記分室にはpHが3.0〜6.0に維持され、安定
剤として亜硫酸塩を含有する輸液が収容されていること
を特徴とする輸液容器である。
【0005】前記隔離手段1は熱シールが施されてい
る。熱シール強度の調整は、特に限定しないが、シール
温度、シール時間及びシール圧力の変化によって、また
熱シール部分の幅や深さなどにより調整することができ
る。更に、隔離手段は特に限定する必要はなく、熱可塑
性樹脂製フィルムからなる袋体の内壁同士を加熱、押圧
して形成された熱シールや、袋体の外面から挟むシール
バー、隔離部に形成されるクリックチップなどが挙げら
れる。
【0006】また、輸液容器における隔離手段1の熱シ
ールの形成方法としては、特に限定されず、通常使用さ
れている熱シールバー等を用いて行うことができる。ま
た、オートクレーブ滅菌等の熱滅菌時に隔離手段1の部
位を外側から狭持体で保持したまま高圧蒸気滅菌し、そ
の際に生じる樹脂のブロッキングによってシールする方
法を用いても良い。
【0007】本発明において隔離手段の強度の実測値
は、通常の人が平面上にのせて上から手の平で押圧して
解除できる範囲であれば特に限定されない。例を挙げる
と、隔離手段を10〜90g/cm2、好ましくは20〜
60g/cm2の内圧を加えることにより解除されるよう
設定する。
【0008】また、分室の数は二室に限らず、三室又は
それ以上の分室が形成されていてもよい。そして、複数
の分室の一つに排出部位、他の分室の一つに注入部位が
設けられる。特に、注入部位側の分室を空室とするのが
好ましい。
【0009】更に、三室又はそれ以上の分室が形成され
ている場合、それぞれの分室を開通させるための隔離手
段の強度を変化させることもできる。
【0010】また、一端には排出部位として固着シール
部6に挟まれるようにして排出管2が設けられ、他端に
は注入部位として固着シール部7に挟まれるようにして
排出管2より細径の注入管4が設けられ、各々栓体3、
栓体5によって封止されている。また、必要により吊り
下げるための穴10が設けられる。
【0011】本発明の輸液容器に用いられる熱可塑性樹
脂製フィルムは、直鎖状低密度ポリエチレンからなり、
チューブ状樹脂のシートはインフレーション成形により
形成されたものであるが、インフレーション成形物であ
る必要はなく、押し出し成形物、真空成形物、射出成形
物、ブロー成形物等でも良い。
【0012】本発明における熱可塑性樹脂としては、特
に限定する必要はなく、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリアミド、ポリビニリデンクロライド、ポリビニルフ
ルオライド、ポリトリフルオルクロルエチレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエステル、ポリオレフィン
系樹脂およびこれらの混合物や積層体が挙げられる。本
発明の輸液容器は衛生面、安全面を考慮して製造後、高
圧蒸気滅菌等の熱滅菌や、高周波滅菌などの滅菌処理を
することが好ましく、それらに耐えられる材質が良い。
【0013】本発明の輸液容器の空室には、予め、医師
又は看護婦が輸液と同時に投与したい薬剤を入れておく
ことができる。これにより、1)添加したい薬剤入りの
ダブルバックを簡単に調製できる(薬剤ごとに組み合わ
せたダブルバッグを購入しないで病院で多種類の薬剤と
の組み合わせが可能である。2)バッグに入っている薬
液に薬剤を添加すると安定性に問題が生じる時、予めナ
ースセンターで調製し、使用直前に混合することができ
る。3)病室では隔離手段を解除することより簡単に混
合でき、医療現場の合理化に役立つ。4)在宅医療にも
有用である。
【0014】従って、本発明の輸液容器を用いることに
より、電解質輸液、アミノ酸輸液、高カロリー輸液及び
経腸栄養剤などの薬液に他の薬剤を混合して在宅医療に
適用する場合でも、簡便な操作で混合でき、薬剤が分解
することなく安全に投与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の輸液容器について、以下
の図面を参照しながら詳述するが、何らこれらに限定さ
れるものではない。図1は本発明の輸液容器の第一実施
例の正面図である。輸液容器の端部6、7は、完全に固
着シールされ、袋体のシート内壁同士の熱シールにより
形成された可能な隔離手段1により、第1分室8、第2
分室9が形成され、第1分室8には排出管2が設けら
れ、第2分室9には注入管4が設けられている。分室8
には薬液が無菌状態で封入され、分室9は空室となって
いる。
【0016】図2は本発明の輸液容器の第二実施例の正
面図である。輸液容器の端部6、7は、完全に固着シー
ルされ、袋体のシート内壁同士の熱シールにより形成さ
れた可能な隔離手段1により、第1分室8、第2分室9
及び第3分室11が形成され、第1分室8には排出管2
が設けられ、第3分室11には注入管4が設けられ、第
2分室9の側部には薬剤充填後、固着端部が形成され
る。分室8、9には薬液が無菌状態で封入され、分室1
1は空室となっている。
【0017】図3は本発明の輸液容器の第三実施例の正
面図である。輸液容器の端部6、7は、完全に固着シー
ルされ、袋体のシート内壁同士の熱シールにより形成さ
れた可能な隔離手段1により、第1分室8、第2分室9
及び第3分室11が形成され、第1分室8には排出管2
が設けられ、第3分室11には注入管4が設けられ、第
2分室9の側部には薬剤充填後、固着端部が形成され
る。分室8には薬液が、分室9には粉末剤が無菌状態で
封入され、分室11は空室となっている。
【0018】図4は本発明の輸液容器の第四実施例の正
面図である。輸液容器の端部6、7は、完全に固着シー
ルされた袋体から構成されている。さらに前記袋体の適
当な位置でシールバー12により袋体の両側から挟んで
閉鎖され、第1分室8、第2分室9が形成され、第1分
室8には排出管2が設けられ、第2分室9には注入管4
が設けられている。分室8には薬液が無菌状態で封入さ
れ、分室9は空室となっている。
【0019】図5は本発明の輸液容器の第五実施例の正
面図である。輸液容器の端部6、7は、完全に固着シー
ルされた袋体から構成されている。さらに前記袋体の適
当な位置でクリックチップが内壁に挟まれるように液密
に取り付けられ、第1分室8、第2分室9が形成され、
第1分室8には排出管2が設けられ、第2分室9には注
入管4が設けられている。分室8には薬液が無菌状態で
封入され、分室9は空室となっている。
【0020】次に、本発明の輸液容器の使用方法につい
て説明する。使用方法1として隔離手段に熱シールが施
されている二室容器の場合、栓体5より注射器等を用い
て第2分室9に必要に応じてビタミン剤や抗生物質等の
薬剤を無菌的に注入する。ついで、使用直前に分室のい
ずれか一つ、好ましくは排出部位から近いほうの分室の
外面を手で押圧することにより生じる分室内の内圧によ
って隔離手段1の熱シールを剥離させ、第1分室8内の
薬液と第2分室9内の薬剤とを混合する。その後、栓体
3より瓶針等を差し込み混合液を排出させる。
【0021】使用方法2として隔離手段に熱シールが施
されている三室容器の場合、栓体5より注射器等を用い
て第3分室11に必要に応じてビタミン剤や抗生物質等
の薬剤を無菌的に注入する。ついで、使用直前に分室の
いずれかを、好ましくは排出部位から近いほうの分室の
外面を手で押圧することにより、それにより生じる分室
内の内圧によって隔離手段1の熱シールを同時もしくは
連鎖的に剥離させ、第1分室8、第2分室9内の薬液及
び第3分室11内の薬剤とを混合する。その後、栓体3
より瓶針等を差し込み混合液を排出させる。
【0022】使用方法3として隔離手段にシールバー方
式が用いられている場合、栓体5より注射器等を用いて
第2分室9に必要に応じてビタミン剤や抗生物質等の薬
剤を無菌的に注入する。ついで、使用直前にシールバー
12を解除することにより第1分室8と第2分室9を連
通させ、混合する。その後、栓体3より瓶針等を差し込
み混合液を排出させる。
【0023】使用方法4として隔離手段にクリックチッ
プが用いられている場合、栓体5より注射器等を用いて
第2分室9に必要に応じてビタミン剤や抗生物質等の薬
剤を無菌的に注入する。ついで、クリックチップの閉止
端の先端を折り取ることにより、開放型とし、第1分室
8と第2分室9を連通させ、混合する。その後、栓体3
より瓶針等を差し込み混合液を排出させる。
【0024】なお、特に上述した使用方法に限定され
ず、瓶針等は隔離手段を解除する前に、予め栓体3に刺
し込んでおいても良い。また、吊り下げるための穴10
を介して吊り下げることにより効率よく投与が可能とな
る。
【0025】分室8又は9に収容する薬液としては、特
に限定しないが、重炭酸塩、グルコース、アミノ酸、ペ
プチド、脂肪、有機酸等を配合した輸液又はそれらの粉
末剤が挙げられる。また通常、注入部位側の分室が空室
とされ、必要に応じてビタミン類、抗生物質等の薬剤が
注入される。
【0026】本発明の輸液容器は、以下の方法により製
造される。なお、これらの製造方法に限定する必要はな
い。
【0027】
【実施例】本発明の輸液容器は、インフレーション成形
して作製したチューブ状のシートを所定の大きさに裁断
し、その両端部に熱溶着により完全な固着シール部の形
成と同時に排出管、注入管が設けられる。その容器の所
定位置には袋体の外側から連通可能な隔離手段1が形成
される。そして、隔離手段により容器に複数の分室が形
成される。
【0028】第一実施例は、上記のようにして作製した
容器の第1分室8には排出管2よりアミノ酸輸液が充填
され、排出管2が栓体3で封止される。第2分室9は空
室とし、注入部位4を栓体5で封止される。日本薬局方
の蒸気滅菌の基準に基づいて、オートクレーブ滅菌処理
が105〜130℃の範囲で行われた。
【0029】第二実施例は、上記のようにして作製した
容器の第1分室8には排出管2より糖質輸液が充填さ
れ、排出管2が栓体3で封止される。次に第2分室9の
側部には薬剤充填用の開口部が形成され、かかる開口部
からアミノ酸輸液が充填された後、開口部が熱溶着シー
ル密封され、固着端部17が形成される。第3分室11
は空室とし、注入管4を栓体5で封止される。日本薬局
方の蒸気滅菌の基準に基づいて、オートクレーブ滅菌処
理が105〜130℃の範囲で行われた。
【0030】第三実施例は、上記のようにして作製した
容器の第1分室8には排出管2より糖質輸液が充填さ
れ、排出管2は栓体3で封止される。第3分室11は空
室とされ、注入管4は栓体5で封止される。次に日本薬
局方の蒸気滅菌の基準に基づいて、オートクレーブ滅菌
処理が105〜130℃の範囲で行われた。次に第2分
室9の側部には薬剤充填用の開口部が形成され、かかる
開口部から炭酸水素ナトリウムが充填された後、開口部
が熱溶着シール密封され、固着端部17が形成される。
そして、第2分室が電子線照射滅菌される。
【0031】第四実施例は、上記のようにして作製した
容器の所定胴部にシールバーを用いた隔離手段により、
分室を形成した後、排出管2よりアミノ酸輸液を第1分
室8に充填し、排出管2が栓体3で封止される。第2分
室9は空室とし、注入管が栓体5で封止される。日本薬
局方の蒸気滅菌の基準に基づいて、オートクレーブ滅菌
処理が105〜130℃の範囲で行われた。
【0032】第五実施例は、上記のようにして作製した
容器の所定胴部にクリックチップを用いた隔離手段によ
り、分室を形成した後、排出管2よりアミノ酸輸液を第
1分室8に充填し、排出管2が栓体3で封止される。第
2分室9は空室とし、注入管が栓体5で封止される。日
本薬局方の蒸気滅菌の基準に基づいて、オートクレーブ
滅菌処理が105〜130℃の範囲で行われた。
【0033】
【発明の効果】本発明の輸液容器は、電解質輸液、アミ
ノ酸輸液、高カロリー輸液及び経腸栄養剤等の薬液にビ
タミン類や抗生物質などの薬剤を用時混合して使用する
ことができるので、在宅医療患者に適用するまで薬剤の
分解する虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸液容器の第一実施例の正面図であ
る。
【図2】本発明の輸液容器の第二実施例の正面図であ
る。
【図3】本発明の輸液容器の第三実施例の正面図であ
る。
【図4】本発明の輸液容器の第四実施例の正面図であ
る。
【図5】本発明の輸液容器の第五実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】
1:隔離手段 2:排出部位 3、5:栓体 4:注入部位 6、7:固着シール部 8:第一分室 9:第二分室 10:吊り下げるための穴 11:第三分室 12:シールバー 13、14:薬液 15:固形剤 16:輸液容器 17:固着端部 18:クリックチップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に
    連通可能な隔離手段により液密に区切られた複数の分室
    と、前記複数の分室の一つに排出部位、他の分室の一つ
    に注入部位が形成された輸液容器において、前記排出部
    位を有する分室には薬液又は固形剤が収容され、注入部
    位を有する分室は空室であることを特徴とする輸液容
    器。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に
    連通可能な隔離手段により液密に区切られた二つの分室
    の第1分室に排出部位、第2分室に注入部位が形成され
    た輸液容器において、前記第1分室に薬液が収容され、
    第2分室は空室であり、かつ隔離手段は前記分室のいず
    れか一方を外面より押圧して生じる内圧によって解除さ
    れることを特徴とする輸液容器。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂製フィルムからなる袋体に
    連通可能な隔離手段により液密に区切られた三つの分室
    の第1分室に排出部位、第2分室に固着端部及び第3分
    室に注入部位が形成された輸液容器において、前記第1
    分室及び第2分室には薬液又は固形剤が収容され、第3
    分室は空室であり、かつ隔離手段は前記分室のいずれか
    を外面より押圧して生じる内圧によって解除されること
    を特徴とする輸液容器。
  4. 【請求項4】 前記隔離手段が、熱可塑性樹脂製フィル
    ムからなる袋体の内壁同士を加熱、押圧して形成された
    熱シールであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の輸液容器。
  5. 【請求項5】 前記分室にはpHが3.0〜6.0に維持
    され、安定剤として亜硫酸塩を含有する輸液が収容され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の輸液容器。
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