JPH11313377A - 移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置 - Google Patents

移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置

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JPH11313377A
JPH11313377A JP10121249A JP12124998A JPH11313377A JP H11313377 A JPH11313377 A JP H11313377A JP 10121249 A JP10121249 A JP 10121249A JP 12124998 A JP12124998 A JP 12124998A JP H11313377 A JPH11313377 A JP H11313377A
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JP10121249A
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Motohiro Nakano
元裕 中野
Tomoo Mizuno
智雄 水野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動端末装置とデータ通信装置とのデータ通信
中に基地局切り替えに伴い、古いコネクションを解放し
てデータ通信の継続を図る。 【解決手段】移動端末装置PS1 は、自装置がサーバ装置
ASに対し新規接続であるか再接続であるかを判別させる
ための判別情報を接続要求信号として基地局CS1〜CSn
を介してゲートウェイGWに送信する。ゲートウェイGW
は、再接続である旨を判定した場合に、接続要求した移
動端末装置の接続状態を確認するために必要な接続状態
確認情報を、旧コネクションを介して再接続前の基地局
CS1 との間及びセル内の移動端末装置PS1 との間で授受
して、再接続前の基地局CS1 に接続された移動端末装置
PS1 が正当に接続要求したかを確認し、この確認結果に
基づいて再接続前の基地局CS1 もしくは再接続時の基地
局CS2 との間のコネクションの解放を行なうことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handy-phone System )を利用して、その移
動端末装置と通信網に接続されたサーバ装置との間のデ
ータ通信を可能とした移動データ通信システムとその移
動端末装置及びデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSに代表されるデジタル移動
通信システムが急速に普及している。そして、この種の
システムでは、音声通話サービスに加え、移動端末装置
として携帯電話機に接続したパーソナル・コンピュータ
や無線通信機能を有する携帯情報端末を使用したデータ
通信サービスの提供が開始されている。
【0003】例えば、ユーザがインターネット等のコン
ピュータ・ネットワーク上の情報提供者から所望の情報
を取得しようとする場合には、携帯情報端末から所望の
情報提供者に対し発呼する。そうすると、先ず携帯情報
端末と最寄りの基地局との間が無線回線を介して接続さ
れ、続いてこの基地局から公衆網さらにはインターネッ
トを介して情報提供者のサーバ装置がアクセスされる。
そして、携帯情報端末とサーバ装置との間にデータ通信
用のコネクションが確立されると、携帯情報端末の要求
に応じた情報が上記コネクションを介してサーバ装置か
ら携帯情報端末へ伝送される。
【0004】ところで、上記移動通信システムでは、移
動端末装置が他の装置との音声通話中に移動等により、
接続する基地局を切り替えると、有線回線を含む通信網
上の交換機が通信パスの切り替えを行なうようにしてい
る。しかし、データ通信においては、移動端末装置がサ
ーバ装置とのデータ通信中に移動もしくは故障や空き無
線リソースが無くなった等の要因により他の基地局に切
り替えざるを得ない場合に、接続する基地局の切り替え
は行なわれても、基地局とサーバ装置との間の通信網上
に設定されたコネクションの切り替えを行なうことがで
きない。このため、再度サーバ装置とのデータ通信を行
なう場合には、ユーザ側で再度発呼処理を行なうこと
で、他の基地局経由でコネクションを最初から張り直す
必要がある。つまり、ユーザ側で基地局切り替えが生じ
たか否かを常時監視し、基地局切り替えが生じた場合
に、ユーザの操作により発呼処理を行なわなければなら
ないことになる。また、この発呼処理では、古いコネク
ションの解放を行なうことができない。
【0005】また、上記移動通信システムでは、他の基
地局経由でコネクションを張り直す方法を用いると、悪
意のユーザによって正規ユーザが接続中に再接続を装っ
て接続した場合、なりすましを行なうことができるとい
う恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記移
動通信システムでは、移動端末装置とサーバ装置とのデ
ータ通信中に、基地局切り替えが起こると、この切り替
えに伴って通信網上に設定されたコネクションの切替及
び古いコネクションの解放を行なうことができないとい
う不都合が生じている。また、基地局切り替えに伴っ
て、他の基地局経由でコネクションを張り直す方法を用
いると、悪意のユーザによって正規ユーザが接続中に再
接続を装って接続した場合、なりすましを行なうことが
できるという問題もある。
【0007】そこで、この発明の目的は、例えば移動端
末装置とデータ通信装置とのデータ通信中に基地局切り
替えが生じた場合にも、ユーザの操作に依らず古いコネ
クションを解放してデータ通信を継続し、さらに悪意の
ユーザによるなりすましを防止し得る移動データ通信シ
ステムとその移動端末装置及びデータ通信装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、無線エリア
を構成する少なくとも1つの基地局装置と、この基地局
装置と無線回線を介して接続される移動端末装置と、基
地局装置と有線回線を含む通信網を介して接続されるデ
ータ通信装置とを具備し、移動端末装置とデータ通信装
置との間でコネクションを設定してデータ通信を行なう
移動データ通信システムを対象としている。
【0009】そして、上記目的を達成するために、移動
端末装置は、コネクションを設定した状態で、該移動端
末装置とデータ通信装置との間でデータ通信を行なう際
に、自装置がデータ通信装置に対し新規接続であるか再
接続であるかを判別させるための判別情報を接続要求信
号として基地局装置を介してデータ通信装置に送信する
手段を備え、データ通信装置は、移動端末装置から到来
する接続要求信号を受信することにより、接続要求した
移動端末装置が新規接続であるか再接続であるかを判定
する接続状態判定手段を備え、データ通信装置及び基地
局装置は、この接続状態判定手段で再接続であると判定
された場合、再接続前に接続していた基地局装置とデー
タ通信装置との間で、コネクションを解放するコネクシ
ョン解放手段を備えて構成するようにしている。
【0010】この構成によれば、移動端末装置では、移
動端末装置とデータ通信装置との間でデータ通信を行な
う際に、自装置がデータ通信装置に対し新規接続である
か再接続であるかを判別させるための判別情報を接続要
求信号として基地局装置を介してデータ通信装置に送信
するようにしているので、データ通信装置は、接続要求
信号を受信することにより、移動端末装置がデータ通信
装置に対し新規接続であるか基地局切り替えによる再接
続であるかを判定でき、この判定結果が再接続である場
合に、再接続前の基地局装置との間のコネクションの解
放を行なうことができるようにしている。つまり、コネ
クションの解放を実行する機能をデータ通信装置に持た
せることが可能となる。
【0011】この結果、ユーザの移動等により基地局切
り替えが生じた場合に、ユーザが操作を行なう必要がな
く、移動端末装置側では再接続を示す判別情報を接続要
求信号として送出するだけで、データ通信装置で再接続
前の基地局との間のコネクションの解放を効率よくしか
も従来の方式よりも早いタイミングで行なうことが可能
となり、従って移動端末装置とデータ通信装置との間で
データ通信を継続して行なうことが可能となる。
【0012】また、この発明は、上記対象において、移
動端末装置は、コネクションを設定した状態で、データ
通信装置との間でデータ通信を行なう際に、自装置がデ
ータ通信装置に対し新規接続であるか再接続であるかを
判別させるための判別情報を接続要求信号として基地局
装置を介してデータ通信装置に送信する手段を備え、デ
ータ通信装置にて、移動端末装置から到来する接続要求
信号を受信することにより、移動端末装置がデータ通信
装置に対し新規接続であるか再接続であるかを判定する
接続状態判定手段と、この接続状態判定手段で再接続で
あると判定された場合、データ通信装置と再接続前の基
地局装置もしくはこの基地局装置に接続された移動端末
装置との間で、移動端末装置の基地局装置に対する接続
状態を確認するために必要な接続状態確認情報の授受を
行ない、この授受された接続状態確認情報に基づいて、
再接続前に接続していた基地局装置とデータ通信装置と
の間もしくは再接続時の基地局装置とデータ通信装置と
の間で、コネクションを選択的に解放するようにしてい
る。
【0013】この構成によれば、データ通信装置は、接
続要求した移動端末装置が再接続である場合に、接続要
求した移動端末装置の接続状態を確認するために必要な
接続状態確認情報を、自装置と再接続前の基地局装置と
の間及びこの基地局装置と該基地局装置が接続する移動
端末装置との間で授受して、再接続した移動端末装置が
正しく再接続要求したか否かを確認することにより、再
接続を要求した移動端末装置が正規のユーザのものであ
るか否かの判断を行なうことができ、この判断結果に基
づいて、再接続前の基地局装置もしくは再接続時の基地
局装置との間のコネクションの解放を行なうことが可能
となる。
【0014】この結果、悪意のユーザが正規ユーザのデ
ータ通信中に再接続を装って接続を図ろうとした場合
に、このなりすましをチェックして防止することが可能
となり、これによりシステム全体としてのセキュリティ
の向上を図ることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
に係わる移動データ通信システムの一実施形態を示す概
略構成図であり、CS1〜CSnは基地局を示してい
る。これらの基地局CS1〜CSnは、システムがカバ
ーするサービスエリアに地理的に分散配設されており、
それぞれセルと呼ばれる無線エリアを形成している。
【0016】移動端末装置PS1〜PSmは、上記各基
地局CS1〜CSnが形成するセル内において、最寄り
の基地局に無線回線を介して接続される。この基地局と
移動端末装置との間の無線アクセス方式としては、例え
ばTDMA−TDD(TimeDivision Multiple Access−
Time Division Duplex)方式が使用される。移動端末装
置PS1〜PSmには、通話機能のみを有する携帯電話
機の他に、データ通信機能と無線アクセス機能を備えた
携帯情報端末と、携帯電話機にパーソナル・コンピュー
タPCを接続したものとがある。
【0017】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ有線回線を介して通信網に接続される。通信網は、統
合サービスディジタル網(ISDN)IN1と、このI
SDN IN1に上記各基地局CS1〜CSn を収容
するためのI′インタフェース網IN2と、専用線網P
Nとを有する。通信網には多くの加入者有線端末装置の
他に、コンピュータ・ネットワークや企業内ネットワー
ク等が接続される。また、ISDN IN1及び専用線
網PN には、データ中継装置としてのゲートウェイG
Wが接続され、このゲートウェイGWを介してサーバ装
置ASが接続される。このため、インターネットを行な
う場合には、TCP/IPプロトコルを使用すること
で、加入者有線端末は勿論のこと上記移動端末装置PS
1〜PSmからもアクセスが可能となっている。
【0018】また、サーバ装置ASは、加入者有線端末
および移動端末装置PS1〜PSmの要求に応じて、各
種情報をダウンロードする機能を有する。次に、上記移
動データ通信システムの一実施の形態における各装置の
構成とその動作について図2〜図4を参照して説明す
る。なお、図2は上記移動端末装置PS1〜PSmの回
路ブロック図であり、図3は上記基地局CS1〜CSn
の回路ブロック図であり、図4は上記ゲートウェイGW
の回路ブロック図である。
【0019】まず、移動端末装置PS1〜PSmの構成
について図2を参照して説明すると、アンテナ11を備
えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通話
部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ通信部7
とを備えている。
【0020】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は制御部5より無線チャ
ネル周波数に対応する値に指示される。また、無線部1
には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられて
いる。この受信電界強度検出部16では、移動局PS1
〜PSmから到来した無線搬送波信号の受信電界強度が
検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示を
行うために制御部5に通知される。
【0021】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0022】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データをインタフェース部4
に入力する。一方、分離したスロットのデータが非制限
ディジタルデータや制御データであれば、これらのデー
タをデータ通信部7に入力する。
【0023】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation )トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0024】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、表示部8に供給して表示させる。
【0025】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データや情報データは、データ通信部7を
経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0026】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0027】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSn
に向け送信される。
【0028】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、情報記憶部6に記憶さ
れたプログラムに従って処理を行なう無線接続制御機能
や通話制御機能、データ通信制御機能等に加え、接続要
求送出制御手段51と、接続確認情報通信制御手段52
とを備えている。
【0029】このうち、接続要求送出制御手段51は、
自装置がサーバ装置ASとデータ通信を行なう際に、自
装置がサーバ装置ASに対し新規接続であるか再接続で
あるかを判別させるための判別情報を接続要求信号とし
て基地局CS1〜CSnを介してゲートウェイGWに送
信する。また、接続確認情報通信制御手段52は、自装
置が移動することにより基地局切り替えが生じた場合
に、基地局CS1〜CSnから到来する自装置の接続状
態を確認するために必要な接続状態確認要求信号を受信
した際に、基地局CS1〜CSnに対する自装置の接続
状態を示す応答信号を基地局CS1〜CSnに送出する
ものである。
【0030】なお、図中符号9はダイヤルキー、発信キ
ー、各種機能キー、手書き入力部等を収容した入力部で
ある。次に、基地局CS1〜CSnの構成について図3
を参照して説明する。
【0031】基地局CS1〜CSnは、アンテナ111
を備えた無線部10と、モデム部20と、TDMA部3
0と、インタフェース部40と、制御部50と、情報記
憶部60と、データ通信部70とを備えている。
【0032】すなわち、移動端末装置PS1〜PSmか
ら到来した無線搬送波信号は、アンテナ111で受信さ
れたのち無線部10の高周波スイッチ(SW)112を
介して受信部113に入力される。この受信部113で
は、上記受信された無線搬送波信号がシンセサイザ11
4から発生された局部発振信号とミキシングされて受信
中間周波信号にダウンコンバートされる。なお、上記シ
ンセサイザ114から発生される局部発振周波数は無線
チャネル周波数に応じて制御部50より指示される。ま
た、無線部10には受信電界強度検出部(RSSI)1
16が設けられている。この受信電界強度検出部116
では、移動端末装置PS1〜PSmから到来した無線搬
送波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は空き
チャネルサーチや移動端末装置のハンドオーバ等のため
に制御部50に通知される。
【0033】上記受信部113から出力された受信中間
周波信号は、モデム部20の復調部221に入力され
る。復調部221では上記受信中間周波信号のディジタ
ル復調が行なわれ、これによりディジタル復調信号が再
生される。
【0034】TDMA部30のTDMAデコード部33
1は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロット
ごとに分離する。そして、分離したスロットのデータが
音声データであればこの音声データをインタフェース部
40に入力する。一方、分離したスロットのデータが非
制限ディジタルデータや制御データであれば、これらの
データをデータ通信部70に入力する。
【0035】インタフェース部40は、ADPCM(Ad
aptive Differential Pulse CodeModulation)トランス
コーダ441と、公衆回線インタフェース442と、専
用線インタフェース443とから構成される。ADPC
Mトランスコーダ441は、上記TDMAデコード部3
31から出力された音声データを復号する。上記ADP
CMトランスコーダ441で復号されたディジタル音声
信号は、公衆回線インタフェース442からI’網IN
2へ送出される。公衆回線インタフェース442は、制
御部50の指示に従い、I’網IN2に対する呼接続処
理およびデータ通信を行う。専用線インタフェース44
3は、制御部50の指示に従い、専用線網PNに対する
呼接続処理及びデータ通信を行なう。
【0036】データ通信部70は、移動端末装置PS1
〜PSmから到来したデータが自局宛の制御データであ
ればこの制御データを制御部50に入力する。制御部5
0は、この制御データを基に後述するコネクション接続
制御やTCP/IPによるデータ転送制御などを行う。
これに対し移動端末装置PS1〜PSmから到来したデ
ータが外部通信網宛のデータであれば、データ通信部7
0はこのデータを公衆回線インタフェース442もしく
は専用線インタフェース443を介してI’網IN2も
しくは専用線網PNへ転送する。
【0037】一方、I’網IN2から到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、公衆回線インタフェース
442でそれぞれ受信される。そして、上記ディジタル
通信信号が音声データであれば、ADPCMトランスコ
ーダ441で圧縮符号化処理が施されてTDMAエンコ
ード部332に入力される。これに対し上記ディジタル
通信信号が制御データや情報データであればデータ通信
部70に入力される。
【0038】データ通信部70は、この入力された制御
データ及び情報データの宛先が移動端末装置PS1〜P
Smであれば、当該制御データ及び情報データをTDM
Aエンコード部332に入力する。これに対し入力され
たデータが自局宛のデータであれば、当該データを制御
部50に入力する。制御部50は、この入力されたデー
タを解析して種々制御を行う。また制御部50は、移動
端末装置PS1〜PSm宛の制御データを、データ通信
部70を介して上記TDMAエンコード部332に入力
する。
【0039】また、専用線網PNから到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、専用線インタフェース4
43でそれぞれ受信され、以後、データ通信部70に入
力される。そして、データ通信部70は、この入力され
たディジタル通信信号に含まれる制御データ及び情報デ
ータの宛先が移動端末装置PS1〜PSmであれば、当
該制御データ及び情報データをTDMAエンコード部3
32に入力する。これに対し入力されたデータが自局宛
のデータであれば、当該データを制御部50に入力す
る。制御部50は、入力されたデータを解析して種々制
御を行なう。また制御部50は、移動端末装置PS1〜
PSm宛の制御データを、データ通信部70を介して上
記TDMAエンコード部332に入力する。
【0040】TDMAエンコード部332は、上記AD
PCMトランスコーダ441から出力された各チャネル
のディジタル音声データ、およびデータ通信部70から
出力された情報データ及び制御データを、制御部50か
ら指示された送信タイムスロットに挿入して多重化す
る。変調部222は、上記TDMAエンコード部332
から出力された多重化ディジタル通信信号により送信中
間周波信号をディジタル変調し、この変調した送信中間
周波信号を送信部115に入力する。
【0041】送信部115は、上記変調された送信中間
周波信号をシンセサイザ114から発生された局部発振
信号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバ
ートし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この
送信部115から出力された無線搬送波信号は、高周波
スイッチ112を介してアンテナ111から移動端末装
置PS1〜PSmに向け送信される。
【0042】ところで、制御部50はマイクロコンピュ
ータを主制御部とするもので、その制御機能として、無
線制御手段551と、接続確認情報通信制御手段552
と、コネクション処理制御手段553とを備えている。
【0043】無線制御手段551は、移動端末装置PS
1〜PSmとの間で、無線回線を介して例えば移動端末
装置PS1〜PSmの接続状態を確認するために必要な
接続状態確認情報の授受を行なう。また、無線制御手段
551は、移動端末装置PS1〜PSmの移動において
もデータ通信の継続を行なうために、自局のセル内の移
動端末装置が使用中であるか否かの判断を行ない、ゲー
トウェイGWからの接続状態確認要求信号の受信と、移
動端末装置PS1〜PSmからの接続状態確認応答信号
の送信とを管理する。
【0044】接続確認情報通信制御手段552は、ゲー
トウェイGWとの間で、通信網上に設定されたコネクシ
ョンを介して接続状態確認情報の授受を行なう。コネク
ション処理制御手段553は、無線制御手段551及び
接続確認情報通信制御手段552による接続状態確認情
報の授受で得られる移動端末装置PS1〜PSmの接続
状態に基づいて、基地局CS1〜CSnとゲートウェイ
GWとの間のコネクションの解放または開設を実行す
る。なお、これら無線制御手段551、接続確認情報通
信制御手段552及びコネクション処理制御手段553
は、情報記憶部60に記憶されているプロトコル実行用
のプログラムに従って、制御処理を実行する。
【0045】次に、上記ゲートウェイGWについて図4
を参照して説明する。すなわち、ゲートウェイGWは、
回線インタフェース部711と、専用線インタフェース
部712と、パケット通信制御部713と、ルーティン
グテーブル部714と、バッファ部715と、ネットワ
ークインタフェース部716と、装置制御部717とを
備えている。なお、これら各回路は、制御バスを介して
互いに接続されている。
【0046】ここで、回線インタフェース部711は、
装置制御部717の指示に従い、ISDN IN1と
I’網 IN2とを統合する回線交換網に対する呼接続
処理及びデータ通信を行なう。専用線インタフェース部
712は、装置制御部717の指示に従い、専用線網P
Nに対する呼接続処理及びデータ通信を行なう。ネット
ワークインタフェース部716は、装置制御部717の
指示に従い、サーバ装置ASに対する呼接続処理及びデ
ータ通信を行なう。
【0047】パケット通信制御部713は、サーバ装置
ASから到来するパケットデータをパケット記憶部71
31に記憶する。そして、装置制御部717の指示に従
い、サーバ装置ASから到来したデータが自装置宛の制
御データであればこの制御データを装置制御部717に
入力する。すると、装置制御部717は、この制御デー
タを基にコネクション接続制御やデータ伝送制御などを
行なう。これに対しサーバ装置ASから到来したデータ
が外部通信網宛のデータであれば、パケット通信制御部
713はこのデータを回線インタフェース部711もし
くは専用線インタフェース部712を介して通信網へ伝
送する。
【0048】また、バッファ部715は、回線インタフ
ェース部711もしくは専用線インタフェース部712
を介して到来したデータを格納する。ここで、到来した
データが自装置宛の制御データである場合には、この制
御データは、装置制御部717に入力されて、以後、基
地局装置CS1〜CSnとのコネクション接続もしくは
解放制御やデータ伝送制御等の処理に供される。
【0049】装置制御部717は、マイクロコンピュー
タを主制御部として、各回路の総括的な制御を行なうも
ので、また、接続状態判定手段717aと、接続確認情
報通信制御手段717bと、コネクション処理制御手段
717cとを備えている。
【0050】接続状態判定手段717aは、移動端末装
置PS1〜PSmから到来する接続要求信号を受信する
ことにより、接続要求した移動端末装置PS1〜PSm
がサーバ装置ASに対し新規接続であるか再接続である
かを判定する。
【0051】接続確認情報通信制御手段717bは、接
続状態判定手段717aで再接続であると判定された場
合、自装置と再接続前の基地局CS1〜CSnに接続さ
れた移動端末装置との間で、該移動端末装置の接続状態
を確認するために必要な接続状態確認情報を自装置と再
接続前の基地局CS1〜CSnに接続された移動端末装
置との間で送受信する。
【0052】コネクション処理制御手段717cは、接
続確認情報通信手段717bにより得られる移動端末装
置PS1〜PSmの接続状態に基づいて、再接続前の基
地局と自装置との間もしくは再接続時の基地局と自装置
との間で、コネクションの開設または解放の制御を実行
する。また、コネクション処理制御手段717cは、移
動端末装置PS1〜PSmの移動においてもデータ通信
を継続させるために、コネクションの切替の管理も行な
っている。さらに、コネクションの開設または解放を行
なった後に、移動端末装置PS1〜PSmとサーバ装置
ASとの間のデータ伝送経路を示す情報を含むルーティ
ング情報の作成もしくは変更を行なって、ルーティング
テーブル部714に記憶する。すなわち、装置制御部7
17は、この作成もしくは変更されたルーティング情報
に基づいて、移動端末装置PS1〜PSmとサーバ装置
ASとの間のデータ通信を制御する。
【0053】次に、以上のように構成されたシステムに
よるデータ通信動作及びコネクションの解放処理を説明
する。なお、ここでは移動端末装置PS1が基地局CS
1のセル内でサーバ装置ASとの間でデータ通信を行な
い、かつ移動端末装置PS1がデータ通信中に基地局C
S2のセル内に移動した場合を例にとって説明する。図
5はその手順を示すシーケンス図である。
【0054】すなわち、移動端末装置PS1がサーバ装
置ASに対し発呼すると、基地局CS1と移動端末装置
PS1との間で呼接続が行なわれ、基地局CS1とゲー
トウェイGWとの間でコネクションの開設としてコネク
ションA開設が行なわれる。そして、移動端末装置PS
1は、新規接続である旨を示す接続要求信号を基地局C
S1を介してゲートウェイGWに通知する。ゲートウェ
イGWは、到来する接続要求信号を受信することによ
り、移動端末装置PS1がサーバ装置ASに対し新規接
続であることを判定する。以後、コネクションAを介し
て移動端末装置PS1とサーバ装置ASとの間でデータ
通信を行なうことが可能となる。
【0055】この後に、ユーザの移動等により、移動端
末装置PS1が基地局CS2のセル内に移動すると、移
動端末装置PS1は、サーバ装置ASに対し発呼するこ
とで、基地局CS2と移動端末装置PS1との間に呼接
続を行ない、基地局CS2とゲートウェイGWとの間で
コネクションB開設を行う。
【0056】そして、移動端末装置PS1は、基地局C
S2を介してゲートウェイGWに再接続である旨を示す
接続要求信号を送出する。この接続要求信号を受信した
ゲートウェイGWは、接続要求した移動端末装置PS1
が再接続であることを把握し、コネクションAを切断し
た後、コネクションBを使用して移動端末装置PS1と
サーバ装置ASとの間でデータ通信を行うように制御す
る。
【0057】なお、上記シーケンスにおいて、移動端末
装置PS1の接続状態確認とコネクションの解放は、移
動端末装置PS1の再接続を完了してから行なっても良
いし、再接続を行なってから接続状態確認とコネクショ
ンの解放を行なっても良い。どちらの場合もコネクショ
ンの解放処理を移動端末装置PS1の方から起動する従
来の方式に比べて、早いタイミングで実施することがで
きる。
【0058】また、無線区間においての新規接続要求や
再接続要求は、データ通信を行なうための通話チャネル
を使用しても良いが、無線制御チャネルを使用すること
も可能である。
【0059】次に、システムによるデータ通信動作にお
いて、移動端末装置PS1がデータ通信中に基地局CS
2のセル内に移動した場合に、移動端末装置PS1の接
続状態の確認をゲートウェイGWから行なった例を説明
する。図6はその手順を示すシーケンス図である。な
お、図5と同一動作については説明を省略する。
【0060】図6において、ゲートウェイGWは、移動
端末装置PS1から再接続の旨を示す接続要求信号を受
信した際に、再接続前の基地局CS1に接続された移動
端末装置へ接続確認を問い合わせる。つまり、ゲートウ
ェイGWは、コネクションAを介して再接続前の基地局
CS1に接続状態確認要求信号を転送する。すると、基
地局CS1は、自局のセル内に存在する移動端末装置に
対し無線回線を介して接続状態確認要求信号を送出す
る。そして、移動端末装置から何の応答も返送されない
場合、基地局CS1は、所定時間(T0 )経過した後、
応答が無いことを確認して、否定応答をゲートウェイG
Wに送出する。この後、基地局CS1とゲートウェイG
Wとの間でコネクションAが解放される。
【0061】図7は、上記シーケンスにおいて、再接続
前の基地局CS1のセル内に在る移動端末装置が応答を
返した場合の例を示している。すなわち、ゲートウェイ
GWは、移動端末装置PS1から再接続の旨を示す接続
要求信号を受信した際に、コネクションAを介して再接
続前の基地局CS1に接続確認を問い合わせる。そし
て、移動端末装置PS1は、基地局CS1から接続状態
確認要求信号を受信すると、否定応答信号を基地局CS
1に返送する。以後、この否定応答信号は、基地局CS
1からゲートウェイGWに転送され、コネクションAの
解放処理に供される。このため、先のシーケンス例に比
してより早いタイミングで、基地局CS1とゲートウェ
イGWとの間でコネクションAを解放することが可能と
なる。
【0062】図8は、上記シーケンスにおける不正端末
拒否を行なう例を示している。すなわち、不正端末がゲ
ートウェイGWに対して再接続を要求することでなりす
ましを図ろうとした場合、ゲートウェイGWは、コネク
ションAを介して接続状態確認要求信号を再接続前の基
地局CS1に送出する。そして、移動端末装置PS1
は、基地局CS1に接続していることにより、接続状態
確認要求信号を受信した際に、確認応答信号を基地局C
S1を介してゲートウェイGWに返送する。
【0063】このため、ゲートウェイGWは、確認応答
信号を受信することで、再接続要求した移動端末装置が
不正端末であることを把握し、基地局CS2との間のコ
ネクションBを解放し、不正端末による不正使用を防ぐ
ことができる。さらに、ゲートウェイGWは、コネクシ
ョン開設時に、暗証番号を用いた端末の照合処理を組み
合わせることにより、さらに強固なセキュリティを確保
することが可能となる。
【0064】なお、上記図6〜図8のシーケンスの例に
おいて、無線区間における端末接続確認、否定応答、確
認応答は、データ通信を行なうための通信チャネルを使
用しても良いが、無線制御チャネルを使用することも可
能である。また、上記図5〜図8の例における新規接続
/再接続の接続要求信号は、呼接続/コネクション開設
時にゲートウェイGWに送出されることも可能である。
【0065】図9は、上記ゲートウェイGWの動作を示
すフローチャートである。すなわち、ゲートウェイGW
は、移動端末装置PS1から接続要求信号が到来する
と、この接続要求信号を受信して(ステップS11)、
移動端末装置PS1がサーバ装置ASに対し新規接続で
あるか再接続であるかを判定する(ステップS12)。
ここで、新規接続であると判定した場合に、データ通信
モードに移行する(ステップS13)。また、再接続で
あると判定した場合に、旧コネクションを使用して再接
続前の基地局CS1に対し接続状態確認要求信号を送出
する(ステップS14)。そして、再接続前の基地局C
S1から返送される確認応答信号を受信して、この信号
の内容が確認応答であるか否定応答であるかの分析を行
なう(ステップS15)。ここで、否定応答である場合
には、旧コネクションを解放して新しいコネクションに
変更し(ステップS16)、確認応答である場合には、
旧コネクションを維持し、新しいコネクションを解放す
る(ステップS17)。
【0066】以上のように上記実施の形態では、移動端
末装置PS1は、サーバ装置ASとの間でデータ通信を
行なう際に、自装置がサーバ装置ASに対し新規接続で
あるか再接続であるかを判別させるための判別情報を接
続要求信号として基地局CS1〜CSnを介してゲート
ウェイGWに送信するようにしているので、ゲートウェ
イGWは、接続要求信号を受信することにより、移動端
末装置PS1がサーバ装置ASに対し新規接続であるか
基地局切り替えによる再接続であるかを判定でき、この
判定結果が再接続である場合に、例えば再接続前の基地
局CS1との間のコネクションの解放を行なうことがで
きるようにしている。つまり、コネクションの解放を実
行する機能をゲートウェイGWに持たせることが可能と
なる。
【0067】このため、ユーザの移動等により基地局切
り替えが生じた場合に、ユーザが操作を行なう必要がな
く、移動端末装置PS1側では再接続を示す判別情報を
接続要求信号として送出するだけで、ゲートウェイGW
で再接続前の基地局CS1との間のコネクションの解放
を効率よくしかも従来のユーザの操作でコネクション解
放を行なう方式よりも早いタイミングで行なうことが可
能となり、さらに移動端末装置PS1とサーバ装置AS
との間でデータ通信を継続して行なうことが可能とな
る。
【0068】また、上記実施の形態によれば、ゲートウ
ェイGWは、再接続である旨を判定した場合に、再接続
前の基地局CS1のセル内に移動端末装置PS1が存在
するか否か及び正当に接続要求したかを確認するために
必要な接続状態確認情報を、旧コネクションを介して再
接続前の基地局CS1との間及びこの基地局CS1のセ
ル内の移動端末装置PS1との間で授受して、再接続の
移動端末装置PS1が正しく接続要求をしたか否かを確
認することにより、再接続を要求した移動端末装置が正
規のユーザのものであるか否かの判断を行なうことがで
き、この判断結果に基づいて、再接続前の基地局CS1
もしくは再接続時の基地局CS2との間のコネクション
の解放を行なうことが可能となる。
【0069】このため、悪意のユーザが正規ユーザのデ
ータ通信中に再接続を装って接続を図ろうとした場合
に、このなりすましをチェックして防止することが可能
となり、従ってシステム全体としてのセキュリティの向
上を図ることが可能となる。
【0070】なお、上記実施の形態では、移動端末装置
PS1〜PSmとサーバ装置ASとの間でデータ通信を
行なう場合を例にとって説明したが、インターネット上
のWWWサーバや、通信網に接続されたサーバとの間で
データ通信を行なう場合にも基地局切り替えに応じてコ
ネクション開設もしくは解放処理を実行することも可能
である。
【0071】なお、この発明は、上記各実施の形態の範
囲に必ずしも限定されるものではなく、その他にも要旨
を変更しない範囲で種々変形して実施可能なことはもち
ろんのことである。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
移動端末装置が移動などの理由により、別の基地局装置
を介してデータ通信装置に再接続を行なったときに、再
接続前に接続していた基地局装置とデータ通信装置との
間に設定されたコネクションを効率良く解放することが
できる。また、コネクションの解放の際に、移動端末装
置の接続状態を確認することにより、悪意ユーザの成り
すましなどに対するセキュリティの向上を図ることがで
きる。
【0073】よって、移動端末装置とデータ通信装置と
のデータ通信中に基地局切り替えが生じた場合にも、ユ
ーザの操作に依らず古いコネクションを解放してデータ
通信を継続し、さらに悪意のユーザによるなりすましを
防止し得る移動データ通信システムとその移動端末装置
及びデータ通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動データ通信システムの一
実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1に示したシステムの移動端末装置の構成を
示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したシステムの基地局の構成を示す回
路ブロック図。
【図4】図1に示したシステムのゲートウェイの構成を
示す回路ブロック図。
【図5】移動端末装置が基地局のセル内でサーバ装置と
の間でデータ通信を行ない、かつ移動端末装置がデータ
通信中に他の基地局のセル内に移動した場合のコネクシ
ョンの解放を行なうシーケンスを示す図。
【図6】移動端末装置がデータ通信中に他の基地局のセ
ル内に移動した場合に、移動端末装置の接続状態の確認
をゲートウェイから行なう場合のコネクションの解放を
行なうシーケンスを示す図。
【図7】図6のシーケンスの他の例を示す図。
【図8】図6のシーケンスにおける不正端末拒否を行な
う例を示す図。
【図9】図6のシーケンス中のゲートウェイの動作を説
明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…移動端末装置 IN1…ISDN IN2…I’網 PN…専用線網 AS…サーバ装置 GW…ゲートウェイ 1,10…無線部 2,20…モデム部 3,30…TDMA部 4,40…通話部 5,50…制御部 6,60…情報記憶部 7,70…データ通信部 11,111…アンテナ 12,112…高周波スイッチ(SW) 13,113…受信部 14,114…シンセサイザ 15,115…送信部 16,116…受信電界強度検出部(RSSI) 21,221…復調部 22,222…変調部 31,331…TDMAデコード部 32,332…TDMAエンコード部 41,441…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 442…公衆回線インタフェース部 443…専用線インタフェース部 51…接続要求送出制御手段 52…接続確認情報通信制御手段 551…無線制御手段 552…接続確認情報通信制御手段 553…コネクション処理制御手段 711…回線インタフェース部 713…パケット通信制御部 714…ルーティングテーブル部 715…バッファ部 716…ネットワークインタフェース部 717…装置制御部 717a…接続状態判定手段 717b…接続確認情報通信制御手段 717c…コネクション処理制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置と無線回線を介して接続
    される移動端末装置と、前記基地局装置と有線回線を含
    む通信網を介して接続されるデータ通信装置とを具備
    し、前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でコ
    ネクションを設定してデータ通信を行なう移動データ通
    信システムにおいて、 前記移動端末装置は、前記コネクションを設定した状態
    で、該移動端末装置と前記データ通信装置との間でデー
    タ通信を行なう際に、自装置が前記データ通信装置に対
    し新規接続であるか再接続であるかを判別させるための
    判別情報を接続要求信号として前記基地局装置を介して
    前記データ通信装置に送信する手段を備え、 データ通信装置は、前記移動端末装置から到来する接続
    要求信号を受信することにより、接続要求した前記移動
    端末装置が新規接続であるか再接続であるかを判定する
    接続状態判定手段を備え、 前記データ通信装置及び前記基地局装置は、この接続状
    態判定手段で再接続であると判定された場合、再接続前
    に接続していた基地局装置と前記データ通信装置との間
    で、コネクションを解放するコネクション解放手段を具
    備してなることを特徴とする移動データ通信システム。
  2. 【請求項2】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置と無線回線を介して接続
    される移動端末装置と、前記基地局装置と有線回線を含
    む通信網を介して接続されるデータ通信装置とを具備
    し、前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でコ
    ネクションを設定してデータ通信を行なう移動データ通
    信システムにおいて、 前記移動端末装置は、前記コネクションを設定した状態
    で、該移動端末装置と前記データ通信装置との間でデー
    タ通信を行なう際に、自装置が前記データ通信装置に対
    し新規接続であるか再接続であるかを判別させるための
    判別情報を接続要求信号として前記基地局装置を介して
    前記データ通信装置に送信する手段を備え、 前記データ通信装置にて、前記移動端末装置から到来す
    る接続要求信号を受信することにより、接続要求した前
    記移動端末装置が新規接続であるか再接続であるかを判
    定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で再接続であると判定された場
    合、前記データ通信装置と再接続前の基地局装置もしく
    はこの基地局装置に接続された移動端末装置との間で、
    前記移動端末装置の基地局装置に対する接続状態を確認
    するために必要な接続状態確認情報の授受を行なう確認
    情報通信手段と、 この確認情報通信手段により授受された接続状態確認情
    報に基づいて、再接続前の基地局装置と前記データ通信
    装置との間もしくは再接続時の基地局装置と前記データ
    通信装置との間で、コネクションを選択的に解放するコ
    ネクション処理手段とを具備してなることを特徴とする
    移動データ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記確認情報通信手段は、前記接続状態
    判定手段で再接続であると判定された場合に、前記デー
    タ通信装置から再接続前の基地局装置もしくはこの基地
    局装置に接続された移動端末装置へ接続状態確認要求信
    号を転送し、再接続前の基地局装置もしくはこの基地局
    装置に接続された移動端末装置は接続状態確認要求信号
    を受信した際に、該移動端末装置の再接続前の基地局装
    置に対する接続状態を維持しているか否かを示す応答信
    号を前記データ通信装置に送出する機能を有し、 前記コネクション処理手段は、前記確認情報通信手段に
    より再接続前の基地局装置から前記データ通信装置に転
    送される応答信号が接続状態を維持していない旨を示す
    場合に、再接続前の基地局装置と前記データ通信装置と
    の間のコネクションを解放する機能を有することを特徴
    とする請求項2記載の移動データ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記コネクション処理手段は、前記確認
    情報通信手段により再接続前の基地局装置から前記デー
    タ通信装置に転送される応答信号が接続状態を維持して
    いる旨を示す場合に、再接続時の基地局装置と前記デー
    タ通信装置との間のコネクションを解放する機能を有す
    ることを特徴とする請求項3記載の移動データ通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記確認情報通信手段は、再接続前の基
    地局装置とこの基地局装置に接続された移動端末装置と
    の間で、無線制御チャネルを使用して接続状態確認情報
    の授受を行なうことを特徴とする請求項2記載の移動デ
    ータ通信システム。
  6. 【請求項6】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と無線回線を介して接続され、前記基地局装
    置と有線回線を含む通信網を介して接続されるデータ通
    信装置との間でコネクションを設定してデータ通信を行
    なう移動端末装置において、 前記基地局装置から到来する自装置の状態を確認するた
    めに必要な接続状態確認要求信号を受信した際に、前記
    基地局装置に対する自装置の接続状態を示す応答信号を
    前記基地局装置に送出する確認情報通信制御手段を備
    え、 前記基地局装置から前記データ通信装置へ前記応答信号
    を転送させることにより、前記データ通信装置にて再接
    続前の基地局装置と前記データ通信装置との間もしくは
    再接続時の基地局装置と前記データ通信装置との間で、
    コネクションを選択的に解放できるようにしたことを特
    徴とする移動端末装置。
  7. 【請求項7】 前記確認情報通信制御手段は、前記基地
    局装置との間で無線制御チャネルを使用して前記接続状
    態確認要求信号を受信し、前記応答信号を送信すること
    を特徴とする請求項6記載の移動端末装置。
  8. 【請求項8】 前記確認情報通信制御手段は、前記基地
    局装置から接続状態確認要求信号を受信した際に、別の
    基地局装置に接続されている場合に、否定応答信号を前
    記基地局装置に返送することを特徴とする請求項6記載
    の移動端末装置。
  9. 【請求項9】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と有線回線を含む通信網を介して接続され、
    前記基地局装置と無線回線を介して接続される移動端末
    装置との間でコネクションを設定してデータ通信を行な
    うデータ通信装置において、 前記移動端末装置から到来する接続要求信号を受信する
    ことにより、前記移動端末装置が自装置に対し新規接続
    であるか再接続であるかを判定する接続状態判定手段
    と、 この接続状態判定手段で再接続であると判定された場
    合、自装置と再接続前の基地局装置に接続された移動端
    末装置との間で、前記移動端末装置の基地局装置に対す
    る接続状態を確認するために必要な接続状態確認情報の
    授受を行なうための制御を行なう確認情報通信制御手段
    と、 この確認情報通信制御手段により授受された接続状態確
    認情報に基づいて、再接続前の基地局装置と自装置との
    間もしくは再接続時の基地局装置と自装置との間で、コ
    ネクションを選択的に解放するためのコネクション処理
    制御手段とを具備してなることを特徴とするデータ通信
    装置。
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