JPH11313374A - 移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置 - Google Patents

移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置

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JPH11313374A
JPH11313374A JP10119470A JP11947098A JPH11313374A JP H11313374 A JPH11313374 A JP H11313374A JP 10119470 A JP10119470 A JP 10119470A JP 11947098 A JP11947098 A JP 11947098A JP H11313374 A JPH11313374 A JP H11313374A
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JP10119470A
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Shigeru Sugita
茂 杉田
Tomoo Mizuno
智雄 水野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動端末装置とデータ通信装置との間の再接続
時に、面倒な入力操作を行わずに、再接続処理を行ない
得る移動データ通信システムを提供する。 【解決手段】移動端末装置PS1 にて、接続する基地局CS
1 が他の基地局CS2 に切り替わったか否かを監視し、こ
の検出結果をゲートウェイGWに通知し、ゲートウェイGW
に、移動端末装置PS1 がサーバ装置ASに対し新規接続で
あるか再接続であるかを把握させる。そして、新規接続
時に、移動端末装置PS1 とゲートウェイGWとの間で、認
証情報の授受を行なうとともに、この認証情報を移動端
末装置PS1及びゲートウェイGWがそれぞれ認証情報記憶
部61、情報記憶部718 に蓄積し、再接続時に、認証情報
記憶部61及び情報記憶部718 に蓄積された認証情報を使
用して上記認証処理を実行するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handy-phone System )を利用して、その移
動端末装置と通信網に接続されたサーバ装置との間のデ
ータ通信を可能とした移動データ通信システムとその移
動端末装置及びデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セルラ電話システムやPHSに代
表されるディジタル移動通信システムが急速に普及して
いる。そして、この種のシステムでは、音声通話サービ
スに加え、携帯電話機に接続したパーソナル・コンピュ
ータや無線通信機能を有する携帯情報端末を使用したデ
ータ通信サービスの提供が開始されている。
【0003】例えば、ユーザがインターネット等のコン
ピュータ・ネットワーク上の情報提供者から所望の情報
を取得しようとする場合には、携帯情報端末から所望の
情報提供者に対し発呼する。そうすると、先ず携帯情報
端末と最寄りの基地局との間が無線回線を介して接続さ
れ、続いてこの基地局から公衆網さらにはインターネッ
トを介して情報提供者のサーバがアクセスされる。そし
て、携帯情報端末とサーバとの間に通信パスが確立され
ると、携帯情報端末の要求に応じた情報が上記通信パス
を介してサーバから携帯情報端末へ伝送される。
【0004】ところで、このようなデータ通信サービス
機能を備えた移動通信システムは、図11に示すシーケ
ンスに従って、例えば移動端末装置PS1とサーバ装置
ASとの間に例えばPPP(Point to Point Protocol
)によりコネクション開設を行ない、認証処理を行な
った後、データ通信を行なっている。
【0005】図11において、移動端末装置PS1がサ
ーバ装置ASに対し発呼すると、基地局CS1と移動端
末装置PS1との間で呼接続が行なわれ、基地局CS1
とサーバ装置ASとの間でコネクション開設が行なわれ
る。呼接続及びコネクション開設が終了すると、移動端
末装置PS1は、入力したユーザID・パスワードを用
いて認証要求信号をサーバ装置ASに送出し、サーバ装
置ASが自身で記憶している該当する移動端末装置PS
1のパスワードを読み出して、これらパスワードを照合
することで認証処理を実行する。ここで、サーバAS
は、移動端末装置PS1が正当なユーザであると判定し
た場合に、その判定結果を含む認証応答信号を移動端末
装置PS1へ送出し、以後、移動端末装置PS1との間
でデータ通信を行なう。また、移動端末装置PS1が不
当なユーザであると判定した場合に、その判定結果を含
む認証応答信号を移動端末装置PS1へ送出するととも
に、基地局CS1との間のコネクションを切断する。
【0006】しかし、上記シーケンスで示した認証手順
では、移動端末装置PS1は、サーバ装置ASに対し新
規接続であっても、ユーザ移動等により他の基地局に切
り替われることによる再接続であっても、サーバ装置A
Sとの間でデータ通信を行なう度に、ユーザが新たにパ
スワードを入力し直して認証処理を行なっている。この
ため、サーバ装置ASとの間におけるデータ通信中に、
他の基地局に切り替わると、ユーザは、その都度パスワ
ードを入力しなければならないという面倒な操作を必要
とすることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記移
動通信システムでは、移動端末装置がサーバに対し新規
接続及び再接続であるにも関わらず、都度パスワードを
入力して認証処理を行なわなければならないため、デー
タ通信中に他の基地局に切り替わると、継続したデータ
通信を行なうのにも面倒な操作を要するという不具合を
有している。
【0008】この発明の目的は、例えば移動端末装置と
データ通信装置との間を再接続する際に、ユーザに対し
面倒な入力操作を行なわせることなく、確実に再接続処
理を行ない得る移動データ通信システムとその移動端末
装置及びデータ通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、無線エリア
を構成する少なくとも1つの基地局装置と、この基地局
装置に対し無線回線を介して接続される移動端末装置
と、基地局装置と有線回線を含む通信網を介して接続さ
れるデータ通信装置とを具備し、移動端末装置とデータ
通信装置との間でデータ通信を行なう移動データ通信シ
ステムを対象にしている。
【0010】そして、上記目的を達成するために、移動
端末装置とデータ通信装置との間でのデータ通信中に、
移動端末装置にて接続する基地局装置の切替が発生した
か否かを検出し、当該検出結果に基づいてデータ通信装
置と移動端末装置との接続が新規接続であるか、接続す
る基地局装置の切替による再接続であるかを判定する接
続状態判定手段と、この接続状態判定手段で新規接続で
あると判定された場合、移動端末装置とデータ通信装置
との間でコネクションを設定し、認証情報の通知または
取得もしくはその両方を行ない、認証処理を実行する認
証処理手段と、この認証処理手段で使用された認証情報
を蓄積する認証情報蓄積手段と、接続状態判定手段で再
接続と判定された場合に、認証情報蓄積手段に蓄積され
た認証情報を使用して移動端末装置とデータ通信装置と
の間で認証処理を実行する再接続用認証処理手段とを備
えるようにしたものである。
【0011】この構成によれば、移動端末装置では、接
続する基地局に切り替わりが発生したか否かを監視し、
この検出結果をデータ通信装置に通知するようにしてお
り、データ通信装置は、移動端末装置から通知された検
出結果から、移動端末装置がデータ通信装置に対し新規
接続であるか再接続であるかを判断できるようにしてい
る。そして、この判断結果が新規接続である場合に、移
動端末装置とデータ通信装置との間で、移動端末装置に
対し基地局装置毎に予め割り当てられた個別鍵情報を含
む認証情報の授受を行なうことにより認証処理を実行す
るとともに、この認証情報を移動端末装置及びデータ通
信装置がそれぞれ認証情報蓄積手段に蓄積するように
し、上記判断結果が再接続である場合に、蓄積された認
証情報を使用して上記認証処理を実行するようにしてい
る。
【0012】この結果、接続の度に異なるパスワードを
用いるシステムにおいても、再接続時は上記認証処理を
行なうようにしているので、ユーザが意識しなくても認
証NGとなることなく移動端末装置とデータ通信装置と
の再接続が可能となり、従ってユーザに対しパスワード
入力等の面倒な作業を行なわせずに済む。
【0013】また、この発明による移動端末装置は、新
規接続時に回線制御用コマンドもしくはデータリンクの
認証手順により入力された認証情報の通知または取得も
しくはその両方を行なうことで、認証処理を実行するよ
うにしているので、移動端末装置が分離型端末である場
合にも、上記認証手順により認証処理を実行することが
でき、また上記認証手順により例えば移動端末ユーザの
パスワードのセキュリティを向上させることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
に係わる移動データ通信システムの一実施形態を示す概
略構成図であり、CS1〜CSnは基地局を示してい
る。これらの基地局CS1〜CSnは、システムがカバ
ーするサービスエリアに地理的に分散配設されており、
それぞれセルと呼ばれる無線エリアをを形成している。
【0015】移動端末装置PS1〜PSmは、上記各基
地局CS1〜CSnが形成するセル内において、最寄り
の基地局に無線回線を介して接続される。この基地局と
移動端末装置との間の無線アクセス方式としては、例え
ばTDMA−TDD(TimeDivision Multiple Access−
Time Division Duplex)方式が使用される。移動端末装
置PS1〜PSmには、通話機能のみを有する携帯電話
機の他に、データ通信機能と無線アクセス機能を備えた
携帯情報端末と、携帯電話機にパーソナル・コンピュー
タPCを接続したものとがある。
【0016】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ有線回線を介して通信網に接続される。通信網は、統
合サービスディジタル網(ISDN)IN1と、このI
SDN IN1に上記各基地局CS1〜CSnを収容す
るためのI′インタフェース網IN2と、専用線網PN
とを有する。通信網には多くの加入者有線端末装置の他
に、コンピュータ・ネットワークや企業内ネットワーク
等が接続される。また、ISDN IN1及び専用線網
PNには、データ中継装置としてのゲートウェイGWが
接続され、このゲートウェイGWを介してサーバ装置A
Sが接続される。このため、インターネットを行なう場
合には、TCP/IPプロトコルを使用することで、加
入者有線端末は勿論のこと上記移動端末装置PS1〜P
Smからもアクセスが可能となっている。
【0017】また、サーバ装置ASは、加入者有線端末
および移動端末装置PS1〜PSmの要求に応じて、各
種情報をダウンロードする機能を有する。次に、上記移
動データ通信システムの各装置の構成とその動作につい
て図2〜図5を参照して説明する。なお、図2は上記移
動端末装置PS1〜PSmの回路ブロック図であり、図
3は上記移動端末装置PS1〜PSmから送信される接
続要求信号の構成を示す図であり、図4は上記基地局C
S1〜CSnの回路ブロック図であり、図5は上記ゲー
トウェイGWの回路ブロック図である。
【0018】まず、移動端末装置PS1〜PSmの構成
について図2を参照して説明すると、アンテナ11を備
えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、通話
部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ通信部7
とを備えている。
【0019】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は制御部5より無線チャ
ネル周波数に対応する値に指示される。また、無線部1
には受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられて
いる。この受信電界強度検出部16では、移動局PS1
〜PSmから到来した無線搬送波信号の受信電界強度が
検出され、その検出値は例えば受信品質の判定・表示を
行うために制御部5に通知される。
【0020】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0021】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データをインタフェース部4
に入力する。一方、分離したスロットのデータが非制限
ディジタルデータや制御データであれば、これらのデー
タをデータ通信部7に入力する。
【0022】通話部4は、ADPCM( Adaptive Diff
erential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0023】データ通信部7は、上記TDMAでコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し受信データがサーバ等から到来した情報デー
タであれば、この情報データを情報記憶部6に記憶する
と共に、表示部8に供給して表示させる。
【0024】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また制御部5から出
力された制御データや情報データは、データ通信部7を
経て上記TDMAエンコード部32に入力される。
【0025】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、およびデータ通信部7から出力さ
れた制御データや情報データを、制御部5から指示され
た送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部2
2は、上記TDMAエンコード部32から出力された多
重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をディ
ジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信部
15に入力する。
【0026】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSn
に向け送信される。
【0027】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、無線接続制御機能や通
話制御機能、データ通信制御機能等に加え、基地局切替
判定手段51と、認証処理制御手段52と、認証情報受
信手段53とを備えている。
【0028】このうち、基地局切替判定手段51は、サ
ーバ装置ASとのデータ通信中に、基地局CS1〜CS
nの切り替えが発生したか否かを監視し、この検出結果
を判別情報としてゲートウェイGWに通知する。
【0029】認証処理制御手段52は、基地局切替判定
手段51で新規接続であることが検出された場合に、ゲ
ートウェイGWとの間で無線回線及び基地局CS1〜C
SnとゲートウェイGWとの間に設定されたコネクショ
ンを介して、認証情報受信手段53で得られた認証情報
の通知または取得もしくはその両方を行なうことによ
り、認証処理を実行する。それと同時に、この認証情報
を情報記憶部6の認証情報記憶部61に記憶する。ま
た、認証処理制御手段52は、基地局切替判定手段51
で再接続であることが検出された場合に、認証情報記憶
部61に記憶された認証情報を使用してゲートウェイG
Wとの間で認証処理を実行する。
【0030】認証情報受信手段53は、入力部9から受
信した認証情報を認証処理制御手段52の認証処理に供
させるものである。なお、入力部9は、ダイヤルキー、
発信キー、各種機能キー、手書き入力部等を収容してお
り、さらに外部からユーザの手によりパスワード等の個
別鍵情報を含む認証情報入力するための認証情報入力部
91を備えている。この認証情報入力部91で入力され
た認証情報は、制御部5の認証情報受信手段53で受信
される。
【0031】次に、基地局CS1〜CSnの構成につい
て図3を参照して説明する。基地局CS1〜CSnは、
アンテナ111を備えた無線部10と、モデム部20
と、TDMA部30と、インタフェース部40と、制御
部50と、情報記憶部60と、データ通信部70とを備
えている。
【0032】すなわち、移動端末装置PS1〜PSmか
ら到来した無線搬送波信号は、アンテナ111で受信さ
れたのち無線部10の高周波スイッチ(SW)112を
介して受信部113に入力される。この受信部113で
は、上記受信された無線搬送波信号がシンセサイザ11
4から発生された局部発振信号とミキシングされて受信
中間周波信号にダウンコンバートされる。なお、上記シ
ンセサイザ114から発生される局部発振周波数は無線
チャネル周波数に応じて制御部50より指示される。ま
た、無線部10には受信電界強度検出部(RSSI)1
16が設けられている。この受信電界強度検出部116
では、移動端末装置PS1〜PSmから到来した無線搬
送波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は空き
チャネルサーチや移動端末装置のハンドオーバ等のため
に制御部50に通知される。
【0033】上記受信部113から出力された受信中間
周波信号は、モデム部20の復調部221に入力され
る。復調部221では上記受信中間周波信号のディジタ
ル復調が行なわれ、これによりディジタル復調信号が再
生される。
【0034】TDMA部30のTDMAデコード部33
1は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロット
ごとに分離する。そして、分離したスロットのデータが
音声データであればこの音声データをインタフェース部
40に入力する。一方、分離したスロットのデータが非
制限ディジタルデータや制御データであれば、これらの
データをデータ通信部70に入力する。
【0035】インタフェース部40は、ADPCM( A
daptive Differential Pulse CodeModulation)トラン
スコーダ441と、公衆回線インタフェース442と、
専用線インタフェース443とから構成される。ADP
CMトランスコーダ441は、上記TDMAデコード部
331から出力された音声データを復号する。上記AD
PCMトランスコーダ441で復号されたディジタル音
声信号は、公衆回線インタフェース442からI’網I
N2へ送出される。公衆回線インタフェース442は、
制御部50の指示に従い、I’網IN2に対する呼接続
処理およびデータ通信を行う。専用線インタフェース4
43は、制御部50の指示に従い、専用線網PNに対す
る呼接続処理及びデータ通信を行なう。
【0036】データ通信部70は、移動端末装置PS1
〜PSmから到来したデータが自局宛の制御データであ
ればこの制御データを制御部50に入力する。制御部5
0は、この制御データを基に後述するコネクション開設
制御やTCP/IP等によるデータ転送制御などを行
う。これに対し移動端末装置PS1〜PSmから到来し
たデータが外部通信網宛のデータであれば、データ通信
部70はこのデータを公衆回線インタフェース442も
しくは専用線インタフェース443を介してI’網IN
2もしくは専用線網PNへ転送する。
【0037】一方、I’網IN2から到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、公衆回線インタフェース
442でそれぞれ受信される。そして、上記ディジタル
通信信号が音声データであれば、ADPCMトランスコ
ーダ441で圧縮符号化処理が施されてTDMAエンコ
ード部332に入力される。これに対し上記ディジタル
通信信号が制御データや情報データであればデータ通信
部70に入力される。
【0038】データ通信部70は、この入力された制御
データ及び情報データの宛先が移動端末装置PS1〜P
Smであれば、当該制御データ及び情報データをTDM
Aエンコード部332に入力する。これに対し入力され
たデータが自局宛のデータであれば、当該データを制御
部50に入力する。制御部50は、この入力されたデー
タを解析して種々制御を行う。また制御部50は、移動
端末装置PS1〜PSm宛の制御データを、データ通信
部70を介して上記TDMAエンコード部332に入力
する。
【0039】また、専用線網PNから到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、専用線インタフェース4
43でそれぞれ受信され、以後、データ通信部70に入
力される。そして、データ通信部70は、この入力され
たディジタル通信信号に含まれる制御データ及び情報デ
ータの宛先が移動端末装置PS1〜PSmであれば、当
該制御データ及び情報データをTDMAエンコード部3
32に入力する。これに対し入力されたデータが自局宛
のデータであれば、当該データを制御部50に入力す
る。制御部50は、入力されたデータを解析して種々制
御を行なう。また制御部50は、移動端末装置PS1〜
PSm宛の制御データを、データ通信部70を介して上
記TDMAエンコード部332に入力する。
【0040】TDMAエンコード部332は、上記AD
PCMトランスコーダ441から出力された各チャネル
のディジタル音声データ、およびデータ通信部70から
出力された情報データ及び制御データを、制御部50か
ら指示された送信タイムスロットに挿入して多重化す
る。変調部222は、上記TDMAエンコード部332
から出力された多重化ディジタル通信信号により送信中
間周波信号をディジタル変調し、この変調した送信中間
周波信号を送信部115に入力する。
【0041】送信部115は、上記変調された送信中間
周波信号をシンセサイザ114から発生された局部発振
信号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバ
ートし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この
送信部115から出力された無線搬送波信号は、高周波
スイッチ112を介してアンテナ111から移動端末装
置PS1〜PSmに向け送信される。
【0042】なお、制御部50はマイクロコンピュータ
を主制御部とするもので、情報記憶部60に記憶されて
いるプログラム等に基づいて、各回路の総括的な制御処
理を行なうとともに、制御機能として、コネクション処
理制御手段551と、無線制御手段552とを備えてい
る。
【0043】コネクション処理制御手段551は、移動
端末装置PS1〜PSmがサーバ装置ASとの間でデー
タ通信を行う際に、情報記憶部60に格納されているプ
ロトコル実行用のプログラムに従って、自局とゲートウ
ェイGWとの間にコネクションを開設又は切断するため
の制御を実行する。
【0044】無線制御手段552は、上記コネクション
の開設に際し、移動端末装置PS1〜PSmとの間でコ
ネクション開設に必要な情報の授受を行う。次に、上記
ゲートウェイGWについて図4を参照して説明する。
【0045】すなわち、ゲートウェイGWは、回線イン
タフェース部711と、専用線インタフェース部712
と、パケット通信制御部713と、ルーティングテーブ
ル部714と、バッファ部715と、ネットワークイン
タフェース部716と、装置制御部717とを備えてい
る。なお、これら各回路は、制御バスを介して互いに接
続されている。
【0046】ここで、回線インタフェース部711は、
装置制御部717の指示に従い、ISDN IN1と
I’網 IN2とを統合する回線交換網に対する呼接続
処理及びデータ通信を行なう。専用線インタフェース部
712は、装置制御部717の指示に従い、専用線網P
Nに対する呼接続処理及びデータ通信を行なう。ネット
ワークインタフェース部716は、装置制御部717の
指示に従い、サーバ装置ASに対する呼接続処理及びデ
ータ通信を行なう。
【0047】パケット通信制御部713は、サーバ装置
ASから到来するパケットデータをパケット記憶部71
31に記憶する。そして、装置制御部717の指示に従
い、サーバ装置ASから到来したデータが自装置宛の制
御データであればこの制御データを装置制御部717に
入力する。すると、装置制御部717は、この制御デー
タを基にコネクション開設制御やTCP/IP等による
データ転送制御などを行なう。これに対しサーバ装置A
Sから到来したデータが外部通信網宛のデータであれ
ば、パケット通信制御部713はこのデータを回線イン
タフェース部711もしくは専用線インタフェース部7
12を介して通信網へ転送する。
【0048】また、バッファ部715は、回線インタフ
ェース部711もしくは専用線インタフェース部712
を介して到来したデータを格納する。ここで、到来した
データが自装置宛の制御データである場合には、この制
御データは、装置制御部717に入力されて、以後、基
地局装置CS1〜CSnとのコネクション開設制御やT
CP/IP等によるデータ転送制御等の処理に供され
る。
【0049】装置制御部717は、マイクロコンピュー
タを主制御部として、各回路の総括的な制御を行なうも
ので、その制御機能として、コネクション処理手段71
7aと、接続状態判定手段717bと、認証処理制御手
段717cとを備えている。
【0050】コネクション処理手段717aは、基地局
CS1〜CSnとの間の通信網上にコネクションを開設
するための処理を行なうものである。接続状態判定手段
717bは、基地局CS1〜CSnとゲートウェイGW
との間の通信網上にコネクションが設定された状態で、
回線インタフェース部711もしくは専用線インタフェ
ース712を介して到来したデータが移動端末装置PS
1〜PSmからの基地局CS1〜CSnの切り替えに関
する判別情報である場合に、この判別情報から接続する
移動端末装置PS1〜PSmが新規接続であるか再接続
であるかを判定する。そして、新規接続と判定された場
合に、認証処理制御手段717cは、接続要求した移動
端末装置PS1〜PSmとの間で無線回線及びコネクシ
ョンを介して、移動端末装置PS1〜PSmに対し基地
局毎に予め割り当てられた個別鍵情報を含む認証情報の
通知または取得もしくはその両方を行なうことにより、
認証処理を実行するとともに、コネクションが設定され
た移動端末装置とサーバ装置ASとの間のデータ伝送経
路を示す情報を含むルーティング情報を生成してルーテ
ィングテーブル部714に登録する。同時に、この認証
情報を情報記憶部718に記憶する。
【0051】また、認証処理制御手段717cは、接続
状態判定手段717bで接続要求した移動端末装置PS
1〜PSmが再接続であると判定された場合に、情報記
憶部718から新規接続時に使用していた認証情報を読
み出して、この認証情報を使用して接続要求した移動端
末装置との間で認証処理を実行する。それと同時に、ル
ーティングテーブル部714に登録された上記ルーティ
ング情報を、新たに基地局と接続された移動端末装置と
サーバ装置ASとの間のデータ伝送経路を示す情報を含
むルーティング情報に変更する。
【0052】次に、以上のように構成されたシステムに
よる認証処理動作を図5〜図8を参照して説明する。な
お、ここでは移動端末装置PS1が基地局CS1のセル
内でサーバ装置ASとの間でデータ通信を行なう場合を
例にとって説明する。図5はその手順を示すシーケンス
図である。
【0053】移動端末装置PS1がサーバ装置ASに対
し発呼すると、基地局CS1と移動端末装置PS1との
間で呼接続が行なわれ、基地局CS1とゲートウェイG
Wとの間でコネクション開設が行なわれる(A1)。
【0054】そして、新規接続時に、移動端末装置PS
1の認証処理制御手段52は、図6(a)に示すような
ユーザ入力のユーザID・パスワードを含む認証要求信
号を認証情報記憶部61に蓄積するとともに(A2)、
ゲートウェイGWに送信する。
【0055】ゲートウェイGWは、認証要求信号を受信
し、判別情報として制御情報を抽出することにより、新
規接続であることを確認し、以後ゲートウェイGWが情
報記憶部718等に記憶している該当する移動端末装置
のパスワードと照合することで認証を行なう(A3)。
ここで、移動端末装置PS1が正当なユーザであると判
定した場合、ゲートウェイGWは、ユーザID・パスワ
ードを情報記憶部718に蓄積するとともに、該判定結
果を含む認証応答信号(図6(c))を移動端末装置P
S1に返送する(A4)。以後、移動端末装置PS1と
サーバ装置ASとの間で、データ通信が行なわれること
になる。
【0056】また、不当なユーザである場合、ゲートウ
ェイGWは、基地局CS1との間のコネクションを切断
する。また、移動端末装置PS1の基地局切替判定手段
51は、データ通信中にユーザの移動等で他の基地局C
S2に切り替わったと判定した場合(A5)、移動端末
装置PS1はサーバ装置ASに対し発呼して、基地局C
S1との間で呼接続を行なう。それとともに、基地局C
S1とゲートウェイGWとの間でコネクション開設が行
なわれる(A6)。
【0057】そして、移動端末装置PS1は、認証情報
記憶部61に記憶済みのユーザID・パスワードを含む
認証要求信号(図6(b))をゲートウェイGWに送信
する(A7)。すると、ゲートウェイGWは、到来する
認証要求信号を受信して、接続状態判定手段717bに
て制御情報を抽出して再接続であるかどうかの確認を行
なった後、認証要求信号に含まれるユーザID・パスワ
ードと情報記憶部718に記憶されているユーザID・
パスワードとの照合を行なうことで、認証を行なう(A
8)。
【0058】ここで、正当なユーザであると判定された
場合、ゲートウェイGWのコネクション処理手段717
aは、基地局CS1との間のコネクションを切断して、
該判定結果を含む認証応答信号を基地局CS2を介して
移動端末装置PS1に送信する。以後、認証応答信号を
受信した移動端末装置PS1は、基地局CS2とのコネ
クションでサーバ装置ASとのデータ通信を行なうこと
ができる。また、不当なユーザである場合には、ゲート
ウェイGWのコネクション処理手段717aは、基地局
CS2とのコネクションを切断する。
【0059】なお、上記の例では、接続要求した移動端
末装置PS1が新規接続であるか再接続であるかの判定
は、認証要求信号に含まれる制御情報を用いて判定して
いるが、ユーザIDの内容から判定するようにしてもよ
く、また、コネクション開設時に、新規接続であるか再
接続であるかを判別するための情報を通知することで判
定するようにしてもよい。
【0060】さらに、移動端末装置PS1の内部処理に
ついて図7のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、移動端末装置PS1は、基地局切替判定手段51に
て接続する基地局CS1に切り替えが生じたか否かを検
出し(ステップS11)、この検出結果からサーバ装置
ASに対し新規接続か再接続かを判定する(ステップS
12)。ここで、新規接続である場合に、認証情報入力
部91でユーザ入力によるユーザID・パスワードを取
得し(ステップS13)、このユーザID・パスワード
を認証情報記憶部61に記憶するとともに(ステップS
14)、該ユーザID・パスワードを認証要求信号に含
めてゲートウェイGWに送信して、ゲートウェイGWと
の間で認証処理を実行する(ステップS15)。
【0061】また、移動端末装置PS1は、基地局切替
判定手段51にて再接続であると判定された場合に、認
証情報記憶部61に記憶されているユーザID・パスワ
ードを読み出し(ステップS16)、このユーザID・
パスワードを使用してゲートウェイGWとの間で認証処
理を実行する。
【0062】なお、上記移動端末装置PS1におけるユ
ーザID・パスワードを認証情報記憶部61に蓄積する
動作は、一体型端末の動作であるが、パーソナルコンピ
ュータとアダプタのように分離型端末におけるユーザI
D・パスワードを認証情報記憶部61に蓄積する動作
は、図8のシーケンスに示す手順で動作する。
【0063】すなわち、新規接続時に、移動端末装置P
S1とサーバ装置ASとの間で、コネクション開設を行
なう前に、認証情報入力部91でユーザ入力されたユー
ザID・パスワードは、認証情報として回線制御用コマ
ンドであるATコマンド情報に含められて制御部5の認
証情報受信手段53に通知される。そして、このATコ
マンド情報に含まれた認証情報は、認証情報記憶部61
に記憶される。以後、入力部9と制御部5との間は、A
Tコマンドの手順に従って、接続されることになる。
【0064】また、この発明の移動端末装置PS1に
は、分離型端末において、PPP手順で制御部5と入力
部9との接続を行なうものもある。図9は、上記PPP
によるデータリンク手順で制御部5と入力部9との接続
を行なう移動端末装置の構成を示しており、図10はそ
の構成における動作を説明するためのシーケンス図であ
る。ここでは移動端末装置PS1を例にとり、先の図2
と異なる部分を説明する。すなわち、制御部5は制御機
能としてPPP処理制御手段54を備えており、また入
力部9もPPP処理部92を備えている。そして、制御
部5及び入力部9は、PPP処理制御手段54及びPP
P処理部92を介して接続されている。これらPPP処
理制御手段54及びPPP処理部92は、制御部5と入
力部9との間でPPP手順による接続処理を実行するた
めのものである。
【0065】この構成による動作について説明すると、
まず、移動端末装置PS1とゲートウェイGWとの間の
コネクション開設に先立って、制御部5及び入力部9
は、ATコマンドによる接続手順で接続を行なう。そし
て、入力部9のPPP処理部92は、PPP手順のLC
Pにおいて”Config−req ”により認証方式を指定し、
移動端末装置PS1が保有するパスワードによる認証を
制御部5に要求する。
【0066】以後、制御部5は、入力部9から”Authen
ticate-req”によりユーザID・パスワードが送られる
と、このユーザID・パスワードを認証要求信号として
ゲートウェイGWに送出する。
【0067】したがって、上記実施の形態によれば、移
動端末装置PS1にて、接続する基地局CS1が他の基
地局CS2に切り替わったか否かを監視し、この検出結
果をサーバ装置ASを管理するゲートウェイGWに通知
するようにしており、ゲートウェイGWにて、接続要求
する移動端末装置PS1から通知された検出結果から、
移動端末装置PS1がサーバ装置ASに対し新規接続で
あるか再接続であるかを判断できるようにしている。そ
して、この判断結果が新規接続である場合に、移動端末
装置PS1とゲートウェイGWとの間で、移動端末装置
PS1に対し基地局CS1〜CSn毎に予め割り当てら
れたユーザID・パスワードを含む認証情報の授受を行
なうことにより認証処理を実行するとともに、この認証
情報を移動端末装置PS1及びゲートウェイGWがそれ
ぞれ認証情報記憶部61、情報記憶部718に蓄積する
ようにし、上記判断結果が再接続である場合に、認証情
報記憶部61及び情報記憶部718に蓄積された認証情
報を使用して上記認証処理を実行するようにしている。
【0068】この結果、接続の度に異なるパスワードを
用いるシステムにおいても、再接続時は上記認証処理を
行なうようにしているので、ユーザが意識しなくても認
証NGとなることなく移動端末装置PS1とサーバ装置
ASとの再接続が可能となり、ユーザに対し都度パスワ
ードを入力するような面倒な作業を行なわせずに済むこ
とになる。
【0069】また、移動端末装置PS1が分離型端末で
ある場合にも、ATコマンドもしくはPPP手順による
認証手順を利用すれば、上記と同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態では、移動端末装置とサーバ装
置ASとの間でデータ通信を行なう場合を例にとって説
明したが、インターネット上のWWWサーバや、通信網
に接続されたサーバとの間でデータ通信を行なう場合に
も基地局切り替えによる再接続時の自動認証処理を行な
うことも可能である。
【0070】なお、この発明は、上記各実施の形態の範
囲に必ずしも限定されるものではなく、その他にも要旨
を変更しない範囲で種々変形して実施可能なことはもち
ろんのことである。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
移動端末装置にて、接続する基地局が他の基地局に切り
替わったか否かを監視し、この検出結果をデータ通信装
置に通知するようにしており、データ通信装置にて、接
続要求する移動端末装置から通知された検出結果から、
移動端末装置がデータ通信装置に対し新規接続であるか
再接続であるかを判断できるようにしている。そして、
この判断結果が新規接続である場合に、移動端末装置と
データ通信装置との間で、個別鍵情報を含む認証情報の
授受を行なうことにより認証処理を実行するとともに、
この認証情報を移動端末装置及びデータ通信装置がそれ
ぞれ認証情報蓄積手段に蓄積するようにし、上記判断結
果が再接続である場合に、認証情報蓄積手段に蓄積され
た認証情報を使用して上記認証処理を実行するようにし
ている。
【0072】したがって、例えば移動端末装置とデータ
通信装置との間を再接続する際に、ユーザに対し面倒な
入力操作を行なわせることなく、確実に再接続処理を行
ない得る移動データ通信システムとその移動端末装置及
びデータ通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動データ通信システムの一
実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1に示したシステムの移動端末装置の構成を
示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したシステムの基地局の構成を示す回
路ブロック図。
【図4】図1に示したシステムのゲートウェイの構成を
示す回路ブロック図。
【図5】移動端末装置とサーバ装置との間でデータ通信
を行う際のシーケンスを示す図。
【図6】認証要求信号及び認証応答信号の構成を示す
図。
【図7】図5に示したシーケンス中における移動端末装
置内の認証処理動作を説明するフローチャート。
【図8】図2に示す移動端末装置が分離型端末である場
合の認証処理動作を行なう際のプロトコルシーケンスの
一例を示す図。
【図9】この発明の移動端末装置の他の例を示す回路ブ
ロック図。
【図10】図9に示す移動端末装置における認証処理動
作を行なう際のプロトコルシーケンスの例を示す図。
【図11】従来の認証手順を示すシーケンス図。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…移動端末装置 IN1…ISDN IN2…I’網 PN…専用線網 AS…サーバ装置 GW…ゲートウェイ 1,10…無線部 2,20…モデム部 3,30…TDMA部 4,40…通話部 5,50…制御部 6,60…情報記憶部 7,70…データ通信部 11,111…アンテナ 12,112…高周波スイッチ(SW) 13,113…受信部 14,114…シンセサイザ 15,115…送信部 16,116…受信電界強度検出部(RSSI) 21,221…復調部 22,222…変調部 31,331…TDMAデコード部 32,332…TDMAエンコード部 41,441…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 442…公衆回線インタフェース部 443,712…専用線インタフェース部 51…基地局切替判定手段 52…認証処理制御手段 53…認証情報受信手段 54…PPP処理制御手段 61…認証情報記憶部 91…認証情報入力部 92…PPP処理部 711…回線インタフェース部 713…パケット通信制御部 714…ルーティングテーブル部 715…バッファ部 716…ネットワークインタフェース部 717…装置制御部 718…情報記憶部 717a…コネクション処理手段 717b…接続状態判定手段 717c…認証処理制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置に対し無線回線を介して
    接続される移動端末装置と、前記基地局装置と有線回線
    を含む通信網を介して接続されるデータ通信装置とを具
    備し、前記移動端末装置と前記データ通信装置との間で
    データ通信を行なう移動データ通信システムにおいて、 前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でのデー
    タ通信中に、移動端末装置にて接続する基地局装置の切
    替が発生したか否かを検出し、当該検出結果に基づいて
    前記データ通信装置と前記移動端末装置との接続が新規
    接続であるか、接続する基地局装置の切替による再接続
    であるかを判定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続であると判定された場
    合、前記移動端末装置と前記データ通信装置との間でコ
    ネクションを設定し、認証情報の通知または取得もしく
    はその両方を行ない、認証処理を実行する認証処理手段
    と、 この認証処理手段で使用された認証情報を蓄積する認証
    情報蓄積手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記認証情報蓄積手段に蓄積された認証情報を使用して前
    記移動端末装置と前記データ通信装置との間で認証処理
    を実行する再接続用認証処理手段とを具備してなること
    を特徴とする移動データ通信システム。
  2. 【請求項2】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と無線回線を介して接続され、前記基地局装
    置と有線回線を含む通信網を介して接続されるデータ通
    信装置との間でデータ通信を行なう移動端末装置におい
    て、 データ通信装置との間でのデータ通信中に、接続する基
    地局装置の切替が発生したか否かを検出し、この検出結
    果を前記データ通信装置に通知するとともに、当該検出
    結果に基づいて前記データ通信装置との接続が新規接続
    であるか、接続する基地局装置の切替による再接続であ
    るかを判定する接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続である旨が判定された
    場合、前記データ通信装置との間でコネクションを設定
    し、認証情報の通知または取得もしくはその両方を行な
    い、認証処理を実行する認証処理手段と、 この認証処理手段で使用された認証情報を蓄積する認証
    情報蓄積手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記認証情報蓄積手段に蓄積された認証情報を使用して前
    記データ通信装置との間で認証処理を実行する再接続用
    認証処理手段とを具備してなることを特徴とする移動端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記認証処理手段は、新規接続時に回線
    制御用コマンドにより入力された認証情報の通知または
    取得もしくはその両方を行ない、認証処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項2記載の移動端末装置。
  4. 【請求項4】 前記認証処理手段は、データリンクの認
    証手順により入力された認証情報の通知または取得もし
    くはその両方を行ない、認証処理を実行することを特徴
    とする請求項2記載の移動端末装置。
  5. 【請求項5】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と有線回線を含む通信網を介して接続され、
    前記基地局装置と無線回線を介して接続される移動端末
    装置との間でデータ通信を行なうデータ通信装置におい
    て、 前記移動端末装置とのデータ通信中に、移動端末装置が
    接続する基地局装置の切替が発生したか否かを監視し、
    前記移動端末装置からの接続が新規接続であるか、接続
    する基地局装置の切替による再接続であるかを判定する
    接続状態判定手段と、 この接続状態判定手段で新規接続であると判定された場
    合、前記移動端末装置との間でコネクションを設定し、
    認証情報の通知または取得もしくはその両方を行なうこ
    とにより、認証処理を実行するための認証処理手段と、 この認証処理制御手段で使用された認証情報を蓄積する
    認証情報蓄積手段と、 前記接続状態判定手段で再接続と判定された場合に、前
    記認証情報蓄積手段に蓄積された認証情報を使用して前
    記移動端末装置と前記データ通信装置との間で認証処理
    を実行する再接続用認証処理手段とを具備してなること
    を特徴とするデータ通信装置。
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