JPH11312143A - 情報処理装置及び方法、カーオーディオシステム及びその制御方法並びに情報処理用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法、カーオーディオシステム及びその制御方法並びに情報処理用プログラムを記録した記録媒体

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JPH11312143A
JPH11312143A JP10119126A JP11912698A JPH11312143A JP H11312143 A JPH11312143 A JP H11312143A JP 10119126 A JP10119126 A JP 10119126A JP 11912698 A JP11912698 A JP 11912698A JP H11312143 A JPH11312143 A JP H11312143A
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JP
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data
buffer
reading
writing
pace
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JP10119126A
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Nobumichi Kurihara
伸宙 栗原
Takao Kurihara
孝男 栗原
Nagatoshi Uehara
永敏 上原
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの供給側と処理側との間で、クロック
信号を共有しなくても動作速度を一致させる。 【解決手段】 書き込み部302が、オーディオデータ
をバッファメモリ124に書き込む。開始部305が、
バッファメモリ124の半分までデータが書き込まれる
と読み出し部303にデータの読み出しを開始させる。
書込計測部306が、バッファの半分までデータを書き
込む所要時間を計る。読出計測部307が、バッファの
半分までデータを読み出す所要時間を計る。制御部30
9が、書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に
基づいて、バッファからデータを読み出すペースを制御
する。データの処理側の動作速度が供給側に一致し、デ
ータの供給側と処理側とを互いに別々のユニットとして
構成しても、スムースに情報を処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報を処理する
技術の改良に関するもので、より具体的には、データの
供給側と処理側との間で、クロック信号を共有しなくて
も動作速度を一致させるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、半導体技術の進歩に伴って、
電子回路で情報を処理する情報処理装置が広く普及して
いる。例えば、情報処理装置の一例として、カーオーデ
ィオシステムなどの音響装置では、データの供給側であ
るディスク再生装置で、音楽CDなどの記録媒体から音
の波形を表すオーディオデータを読み取り、データの処
理側であるデジタルサウンドプロセッサやD/A変換回
路などでこのオーディオデータから音の信号を復元する
という情報処理を行う。
【0003】このようなカーオーディオシステムは、俗
にカーステレオなどとも呼ばれ、大まかには、AMやF
Mのチューナー、カセットテープデッキ、CDやMDな
どのディスク再生装置やオートチェンジャなどから送ら
れてくる音を、アンプや車載スピーカなどを使って車内
に流すものである。
【0004】また、最近では、半導体技術の進歩に伴っ
て、カーナビゲーションシステム、自動車電話、ユーザ
の命令を認識する音声認識装置などの電子機器をカーオ
ーディオシステムと組み合わせることもある。このた
め、以下の説明では、これら各種の車載用の電子機器を
組み込んだ場合を含めて、「カーオーディオシステム」
と総称する。
【0005】また、上に述べた「オーディオデータ」と
は、音楽のような音の情報を表すデータを意味すること
とする。これに対して、「デジタルデータ」というとき
は、文字コードや各種の数値のように、本来的にデジタ
ル形式のデータを意味するものとする。
【0006】また、ディスク再生装置は、CDなどの記
録媒体から、オーディオデータやデジタルデータを読み
出す装置であり、ディスク再生装置で使われるCDに
は、主に、オーディオデータを記録した音楽CDと、デ
ジタルデータを記録したCD−ROMとがあり、音楽C
Dからオーディオデータを読み出すことも、CD−RO
Mからデジタルデータを読み出すことも「再生」と呼ぶ
こととする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたオーディオ
データから音声信号を復元するときのように、情報処理
装置では、データの供給と処理とを同じ処理速度で行わ
なければならない場合がある。すなわち、データの供給
側で音楽CDから読み出したオーディオデータをバッフ
ァに蓄積し、処理側でバッファからオーディオデータを
読み出して音声信号を復元する場合、供給側と処理側で
処理速度が違っていると、未処理のデータがバッファか
らオーバーフローしたり、逆にデータの読み出しが間に
合わずに音が途切れるといった問題が起きる。
【0008】従来、このような問題が起きないようにす
るには、ディスク再生装置のようなデータの供給側と、
デジタルサウンドプロセッサのようなデータの処理側と
を、同じ機器やユニットに設け、同じクロック信号を共
有させなければならなかった。このため、システム全体
をどのように構成するかの自由度が乏しく、機能ごとに
分けたユニットを自由に組み合わせてシステムを構築す
ることが困難であった。
【0009】この発明は、上に述べたような従来技術の
問題点を解決するために提案されたもので、その目的
は、データの供給側と処理側とで、クロック信号を共有
しなくても動作速度を一致させることである。また、こ
の発明の他の目的は、単純な手法でデータの処理速度を
容易にきめ細かく制御することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上に述べた目的を達成す
るため、請求項1の情報処理装置は、与えられるデータ
を格納するためのバッファと、データをバッファに書き
込む書き込み手段と、バッファからデータを読み出す読
み出し手段と、バッファの半分までデータが書き込まれ
ると前記読み出し手段にデータの読み出しを開始させる
開始手段と、を備えたことを特徴とする。請求項1の発
明では、バッファの半分までデータが書き込まれたとこ
ろで、データの読み出しがバッファの冒頭の部分から開
始される。このため、データの書き込み位置と読み出し
位置とが、バッファの容量全体の半分というもっとも大
きい距離を持つことになる。このため、書き込みや読み
出しの速度が若干変わっても、供給が遅れてデータが途
切れたり、データがバッファから溢れたりする事態がも
っとも起きにくい。
【0011】請求項2の情報処理装置は、与えられるデ
ータを格納するためのバッファと、データをバッファに
書き込む書き込み手段と、バッファからデータを読み出
す読み出し手段と、前記データが与えられるペースに合
わせて、バッファからデータを読み出すペースを制御す
る制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項9の
カーオーディオシステムは、請求項2の発明をカーオー
ディオシステムとして具体化したもので、オーディオデ
ータを供給するディスク再生装置と、供給されるオーデ
ィオデータを処理するメインユニットと、を備え、前記
メインユニットは、与えられるデータを格納するための
バッファと、オーディオデータをバッファに書き込む書
き込み手段と、バッファからオーディオデータを読み出
す読み出し手段と、前記オーディオデータが与えられる
ペースに合わせて、バッファからオーディオデータを読
み出すペースを制御する制御手段と、を備えたことを特
徴とする。請求項3の情報処理装置は、与えられるデー
タを格納するためのバッファと、データをバッファに書
き込む書き込み手段と、バッファからデータを読み出す
読み出し手段と、前記データが与えられるペースと、バ
ッファからデータを読み出しているペースとの関係に基
づいて、バッファからデータを読み出すペースを制御す
る制御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項2,
9,3の発明では、データの供給側と処理側とで、クロ
ック信号の違いなどのために動作速度が違っても、デー
タが与えられるペースに合わせてデータがバッファから
読み出されて処理される。このため、データの処理側の
動作速度が供給側に一致し、データの供給側と処理側と
を互いに別々のユニットとして構成しても、スムースに
情報を処理することができる。
【0012】請求項4の情報処理装置は、与えられるデ
ータを格納するためのバッファと、データをバッファに
書き込む書き込み手段と、バッファからデータを読み出
す読み出し手段と、バッファの半分までデータが書き込
まれると前記読み出し手段にデータの読み出しを開始さ
せる開始手段と、バッファの半分までデータを書き込む
所要時間を計る書込計測手段と、バッファの半分までデ
ータを読み出す所要時間を計る読出計測手段と、前記書
き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基づい
て、バッファからデータを読み出すペースを制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項7の情報
処理方法は、請求項4の発明を方法という見方からとら
えたもので、与えられるデータをバッファに書き込むス
テップと、バッファからデータを読み出すステップと、
バッファの半分までデータが書き込まれると前記読み出
すステップを開始させるステップと、バッファの半分ま
でデータを書き込む所要時間を計るステップと、バッフ
ァの半分までデータを読み出す所要時間を計るステップ
と、前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係
に基づいて、バッファからデータを読み出すペースを制
御するステップと、を含むことを特徴とする。請求項1
2の情報処理装置は、請求項4,7の発明を、コンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体という見方からとら
えたもので、コンピュータを使って情報を処理する情報
処理用プログラムを記録した記録媒体において、そのプ
ログラムは前記コンピュータに、与えられるデータをバ
ッファに書き込ませ、バッファの半分までデータが書き
込まれるとデータの読み出しを開始させ、バッファの半
分までデータを書き込む所要時間を計らせ、バッファの
半分までデータを読み出す所要時間を計らせ、前記書き
込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基づいて、
バッファからデータを読み出すペースを制御させること
を特徴とする。請求項10のカーオーディオシステム
は、請求項4の情報処理装置を、カーオーディオシステ
ムとして具体化したもので、オーディオデータを供給す
るディスク再生装置と、供給されるオーディオデータを
処理するメインユニットと、を備え、前記メインユニッ
トは、与えられるデータを格納するためのバッファと、
前記ディスク再生装置から送られてくるオーディオデー
タをバッファに書き込む書き込み手段と、バッファから
オーディオデータを読み出す読み出し手段と、バッファ
の半分までオーディオデータが書き込まれると前記読み
出し手段にデータの読み出しを開始させる開始手段と、
バッファの半分までオーディオデータを書き込む所要時
間を計る書込計測手段と、バッファの半分までオーディ
オデータを読み出す所要時間を計る読出計測手段と、前
記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基づ
いて、バッファからオーディオデータを読み出すペース
を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。請
求項11のカーオーディオシステムの制御方法は、請求
項10の発明を方法という見方からとらえたもので、オ
ーディオデータを供給するディスク再生装置と、供給さ
れるオーディオデータを処理するメインユニットと、を
使い、前記メインユニットにおいて、前記ディスク再生
装置から送られてくるオーディオデータをバッファに書
き込むステップと、バッファからオーディオデータを読
み出すステップと、バッファの半分までオーディオデー
タが書き込まれるとデータの読み出しを開始させるステ
ップと、バッファの半分までオーディオデータを書き込
む所要時間を計るステップと、バッファの半分までオー
ディオデータを読み出す所要時間を計るステップと、前
記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基づ
いて、バッファからオーディオデータを読み出すペース
を制御するステップと、を実行することを特徴とする。
請求項4,7,12,10,11の発明では、データの
供給側と処理側とで、クロック信号の違いなどのために
動作速度が違っても、データが与えられるペースに合わ
せてデータがバッファから読み出されて処理される。こ
のため、データの処理側の動作速度が供給側に一致し、
データの供給側と処理側とを互いに別々のユニットとし
て構成しても、スムースに情報を処理することができ
る。特に、データの読み書きをバッファの半分のところ
で検出するという単純な手法によって、データの読出を
始めるタイミングを決めるだけでなく、同じ量のデータ
について書き込む所要時間と読み出す所要時間とを計る
ことで、データの処理速度を制御することができる。
【0013】請求項5の発明は、前記制御手段を具体化
した構成を示すもので、請求項2から4のいずれか1つ
に記載の情報処理装置において、前記制御手段は、与え
られるクロックを除数で割ることで前記ペースを制御
し、データをバッファに書き込むペースがデータをバッ
ファから読み出すペースより遅ければ前記除数を減ら
し、データをバッファに書き込むペースがデータをバッ
ファから読み出すペースより速ければ前記除数を増やす
ことを特徴とする。請求項8の発明は、前記制御するス
テップを具体化した方法を示すもので、請求項7記載の
情報処理方法において、前記制御するステップは、与え
られるクロックを除数で割ることで前記ペースを制御
し、データをバッファに書き込むペースがデータをバッ
ファから読み出すペースより遅ければ前記除数を減ら
し、データをバッファに書き込むペースがデータをバッ
ファから読み出すペースより速ければ前記除数を増やす
ことを特徴とする。請求項5,8の発明では、クロック
を割る除数を増減するという単純な手法で、データの処
理速度を容易にきめ細かく制御することができる。
【0014】請求項6の発明は、請求項1から5のいず
れか1つに記載の情報処理装置において、前記書き込み
又は読み出しのうち少なくとも一方を、DMAで行うよ
うに構成されたことを特徴とする。請求項6の発明で
は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)でバッファの
読み書きを高速に行うことができるので、音楽CDから
読み出されたオーディオデータのように時間あたりの容
量が多いデータが、他のユニットからケーブルで送られ
てくるような場合も、データを安定して処理することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態(以
下「実施形態」という)について、図面を参照して具体
的に説明する。なお、以下の説明で使うそれぞれの図に
ついて、それより前で説明した図と同じ部材や同じ種類
の部材については同じ符号をつけ、説明は省略する。
【0016】なお、この実施形態は、いろいろなハード
ウェア装置と、ソフトウェアによって制御されるコンピ
ュータとを使って実現される。この場合、そのソフトウ
ェアは、この明細書の記載にしたがった命令を組み合わ
せることで作られ、上に述べた従来技術と共通の部分に
は従来技術で説明した手法も使われる。また、そのソフ
トウェアは、プログラムコードだけでなく、プログラム
コードの実行のときに使うために予め用意されたデータ
も含む。そして、そのソフトウェアは、カーオーディオ
システムに組み込まれたいろいろな音響機器だけでな
く、CPU、各種チップセットといった物理的な処理装
置を活用することでこの発明の作用効果を実現する。
【0017】但し、この発明を実現する具体的なハード
ウェアやソフトウェアの構成はいろいろ変更することが
できる。例えば、回路の構成やCPUの処理能力に応じ
て、ある機能を、LSIなどの物理的な電子回路で実現
する場合も、ソフトウェアによって実現する場合も考え
られる。また、ソフトウェアを使う部分についても、ソ
フトウェアの形式には、コンパイラ、アセンブラ、マイ
クロプログラムなどいろいろ考えられる。また、この発
明を実現するために使うそのようなソフトウェアやプロ
グラムを記録したCD−ROMのような記録媒体は、単
独でもこの発明の一態様である。
【0018】以上のように、コンピュータを使ってこの
発明を実現する態様はいろいろ考えられるので、以下で
は、この発明や実施形態に含まれる個々の機能を実現す
る仮想的回路ブロックを使って、この発明と実施形態と
を説明する。
【0019】〔1.構成〕 〔1−1.全体の構成〕まず、図1は、この実施形態の
全体構成を示すブロック図である。この実施形態は、こ
の図に示すように、メインユニット1の他に、カーオー
ディオシステムを構成する各機器として、チューナーア
ンプユニット2と、マイクロホン3と、GPSアンテナ
4と、セキュリティコントロールユニット5と、電話ユ
ニット6と、CD−ROMオートチェンジャ7と、電源
バックアップ用の補助バッテリ9と、を備えている。
【0020】このうちメインユニット1は、制御用のコ
ンピュータを内蔵していて、このコンピュータによって
システム全体を制御する部分である。また、チューナー
アンプユニット2は、AMとFMのアンテナ2aの他
に、図示はしないが、ラジオチューナーと、スピーカを
鳴らすためのアンプを備えた部分である。また、マイク
ロホン3は、音声認識による操作ができるように、ユー
ザの声を入力するためのものである。この音声認識の機
能は、上に述べたコンピュータのプログラムによって実
現される。
【0021】これらのうち、チューナーアンプユニット
2、マイクロホン3、GPSアンテナ4、セキュリティ
コントロールユニット5、電話ユニット6(自動車電
話)、CD−ROMオートチェンジャ7は、オーディオ
データとデジタルデータのうち少なくとも一方を提供す
るための機器である。
【0022】また、例えば、CD−ROMオートチェン
ジャ7で音楽CDから読み出したオーディオデータをメ
インユニット1で音声信号に復元する場合、CD−RO
Mオートチェンジャ7がデータの供給側、メインユニッ
ト1がデータの処理側の機器となる。しかし、これらC
D−ROMオートチェンジャ7とメインユニット1とは
別々のユニットとして構成されているため、両者がそれ
ぞれ動作タイミングの基準とするクロック信号は別々の
ものである。
【0023】〔1−1−1.デイジーチェーン接続〕こ
こで、これらセキュリティコントロールユニット5、電
話ユニット6及びCD−ROMオートチェンジャ7は、
USB(Universal Serial Bus)回線によってメインユニ
ット1に接続されている。このUSBは、シリアルバス
の一種であり、複数の機器をデイジーチェーン形式で接
続するための接続手段を構成している。
【0024】この実施形態では、このようにUSBによ
って接続される機器は、外部とのデータのやり取りを、
このUSBの形式で行うように構成されている。例え
ば、CD−ROMオートチェンジャ7は、アップストリ
ーム用とダウンストリーム用のハブ(HUB)を備え、
このCD−ROMオートチェンジャ7の内部では、音楽
CDやCD−ROMから読み出されたオーディオデータ
やデジタルデータは、どちらもATAPIデコーダによ
って、パラレル形式の1つであるATAPI形式の出力
データに変換され、さらに、コントローラによって、シ
リアル形式であるUSB(Universal Serial Bus)形式に
変換されたうえでUSBに送り出される。
【0025】このような構成により、ユニット5,6、
CD−ROMオートチェンジャ7の結線がシリアル結線
となるので、それらユニット5,6,7をメインユニッ
ト1から離れた場所に設置する場合、その設置が容易と
なる。なお、図1ではユニット5、ユニット6、オート
チェンジャ7の順で接続されているが、接続順は任意で
あり、また、必要なもののみの接続としても良い。
【0026】〔1−1−2.CD−ROMオートチェン
ジャ〕次に、この実施形態においてデータの供給側の1
つとなるCD−ROMオートチェンジャ7の具体的な構
成を図2に示す。すなわち、このCD−ROMオートチ
ェンジャ7は、複数の音楽CDやCD−ROMを自動的
にかけ替え、USB回線から送られてくるコマンドにし
たがって、音楽CDからはオーディオデータを、CD−
ROMからはデジタルデータを読み出し、読み出したデ
ータをUSB回線に出力する装置である。
【0027】具体的には、このCD−ROMオートチェ
ンジャ7は、メカ制御部701と、モータドライバ70
2と、サーボドライバ703と、チェンジャ/読み取り
機構704と、RFアンプ705と、パタン変換部70
6が、音楽CDからはオーディオデータを、CD−RO
Mからはデジタルデータを読み取るように構成されてい
る。
【0028】また、ATAPIデコーダ707は、その
ようにCDから読み出されたオーディオデータとデジタ
ルデータをいずれも、同じプロトコル形式であるATA
PI形式の出力データに変換する部分であり、USBコ
ントローラ711は、オーディオデータから変換された
出力データと、デジタルデータから変換された出力デー
タとを、いずれも、同じインタフェース形式であるUS
B経由でメインユニット1にアイソクロナス転送する部
分である。
【0029】〔1−1−3.メインユニット〕また、メ
インユニット1は、コンパクトフラッシュカード13を
差し込むためのソケット13Sと、付け外しできるフェ
イスプレートユニット15と、を備えている(図1)。
コンパクトフラッシュカード13は、フラッシュメモリ
を使った記憶媒体で、メインユニット1に設けられたソ
ケット13Sに差し込むことで、メインユニット1から
データを読み書きすることができる。このコンパクトフ
ラッシュカード13は、データやプログラムなどを他の
コンピュータとやり取りしたり、このカーオーディオシ
ステムでのいろいろな設定データをバックアップしてお
くために使う。
【0030】また、付け外しできるフェイスプレートユ
ニット15は、ユーザにいろいろな情報を表示する表示
部と、ユーザがいろいろな操作をするための操作キーな
どを設けた操作部と、を備え、これら表示部と操作部と
をあわせて操作表示部と呼ぶ。この操作表示部は、処理
されたデジタルデータを出力するデジタル出力手段であ
る。このフェイスプレートユニット15は、DCP(Det
achable Control Panel)とも呼ばれるもので、このフェ
イスプレートユニット15の表示部は、例えば横256
ドット縦64ドットといった大型のカラーLCD(液晶
表示装置)などである。
【0031】このフェイスプレートユニット15は、車
を降りるときに取り外して持ち出せば、盗人がカーオー
ディオシステムを物色しても、肝心の表示部も操作部の
ないのを見て利用も転売もできないことをさとり、盗む
ことをあきらめるという盗難防止効果がある。取り外し
たフェイスプレートユニット15は、ケース15aに入
れて持ち歩けば、それ自体や周りのものなどを傷つける
ことがない。
【0032】また、このフェイスプレートユニット15
は、図1には示さないが、ハンドヘルドパソコン8とI
rDA(インフラレッドデータアソシエーション)など
の形式でデータをやり取りするための赤外線通信ユニッ
トを備えている。
【0033】〔1−1−4.他の機器〕また、GPSア
ンテナ4は、GPS衛星から電波を受け取るためのアン
テナである。このGPSアンテナ4からの信号は、GP
S受信機4aを経てメインユニット1内のGPSユニッ
トに送られる。このGPSユニットは、図1には示さな
いが、受信機のある地球上の位置を上記GPS衛星から
の電波に基づき計算するものである。また、上に述べた
コンピュータ上では、プログラムによってカーナビゲー
ションシステムの機能が実現され、計算結果はこのカー
ナビゲーションシステムの機能に渡される。
【0034】また、セキュリティコントロールユニット
5は、防犯用の警報システムであり、具体的には、振動
や衝撃を検出するセンサ5aで、盗難やいたずらなどを
検出すると、サイレン5bを鳴らすといった対応をする
部分である。また、電話ユニット6は、自動車電話の機
能を制御するユニットであり、電話アンテナ6aやハン
ドセット6bを使った通話を実現する部分である。
【0035】〔1−2.メインユニットの内部構成〕次
に、図3は、上に述べた各部分のうち主なものを示した
ブロック図であり、特に、メインユニット1内部の具体
的な構成を中心に説明するものである。この図の全体
は、破線で4つに区切ってあり、左寄りがCPUモジュ
ール11、中央がサポートモジュール12、右上が外部
ユニット30、右下がオプションユニット40になって
いる。このうち、CPUモジュール11とサポートモジ
ュール12は、メインユニット1の内部に設けられてい
る。
【0036】また、外部ユニット30とオプションユニ
ット40は、メインユニット1に接続されているいくつ
かずつの機器をまとめて指しているものである。なお、
図3では、説明の都合で、コンパクトフラッシュカード
13はCPUモジュール11の下の方に、フェイスプレ
ートユニット15は、外部ユニット30の上の方に示し
ている。
【0037】このうちCPUモジュール11とサポート
モジュール12は、カーオーディオシステム全体を制御
する制御用コンピュータを構成している。このうちCP
Uモジュール11は、CPU111を中心とした論理的
な演算処理をする部分であり、サポートモジュール12
は、カーオーディオシステムに含まれる他の機器との入
出力を行う部分である。
【0038】CPUモジュール11でデータの主な通り
道になっているのは、CPU111を中心として形成さ
れたローカルバスB1(第1のバス)である。一方、サ
ポートモジュール12でデータの主な通り道になってい
るのは、各機器を接続するためのPCI(Peripheral Co
mponent Interconnect) バスB2(第2のバス)であ
る。
【0039】〔1−2−1.CPUモジュールの構成〕
CPUモジュール11のローカルバスB1は、CPU1
11の形式に合わせたもので、このローカルバスB1に
は、DRAM112と、フラッシュROM113と、P
CIバスホストコントローラ114と、CPUホストA
SIC115と、PCMCIA・ASIC116が接続
されている。このうちDRAM112は、CPU111
がカーオーディオシステムの制御などの情報処理を行う
ときに、変数領域などのワークエリアを提供する部分で
ある。
【0040】また、フラッシュROM113は、書き換
え可能なROMで、ここでは、OS、BIOS、アプリ
ケーションプログラムといった広い意味でのソフトウェ
アを格納している部分である。ここに格納されているO
Sの機能は、コンピュータ上の資源を管理すること、ユ
ーザインタフェースを含む入出力を制御すること、予め
決められた形式のプログラムを実行することなどであ
り、例えば、Windows CE(マイクロソフト株
式会社の登録商標)をベースにしたものなどが考えられ
る。
【0041】また、PCIバスホストコントローラ11
4は、ローカルバスB1とPCIバスB2とを接続し、
これら2つのバスの間でやり取りするデータの形式を変
換する手段である。
【0042】また、CPUホストASIC115などの
「ASIC」は、Application Specific Integrated Ci
rcuit の略で、ROMやRAM、CPUといった汎用的
な集積回路に対して、特定の用途向けに作られたICや
LSIを指す。具体的には、このCPUホストASIC
115は、ローカルバスB1とPCIバスホストコント
ローラ114とのインタフェース用のASICである。
つまり、このCPUホストASIC115は、PCIバ
スB2とCPUモジュール11との間でやり取りされる
データの窓口になる部分であり、具体的には、アドレス
形式の変換、割り込み処理、バスアービトレーションな
どの処理を行う。また、CPUホストASIC115
は、CPUモジュール11と外部との入出力をCPU1
11に代わって行うほか、PCIバスB2から送られて
きたデータについて、CPU111に渡す種類のものか
どうかを見分ける。
【0043】そして、CPUホストASIC115は、
CPU111に渡すべきものはローカルバスB1を通じ
てCPU111に送るが、それ以外のもの、例えば送ら
れてきたデータに対してCPU111が演算をするまで
もなく、予め決められた反応を機械的に返せば足りるも
のについては、そのような反応を返す。
【0044】また、PCMCIA・ASIC116は、
コンパクトフラッシュカード13が、いわゆるPCカー
ドとしてPCMCIA(Personal Computer Memory Card
International Association) の規格に基づいているの
に対応したインタフェース用の部分であり、コンパクト
フラッシュカード13に対するデータの読み書きを制御
する部分である。
【0045】〔1−2−2.サポートモジュールにかか
わる構成〕次に、サポートモジュール12のPCIバス
B2は、カーオーディオシステムを構成するいろいろな
機器との間でデータをやり取りするためのバスであり、
機器からのオーディオデータ及びデジタルデータをデジ
タル形式で送るための伝達手段を構成している。ここ
で、このPCIバスB2に接続される機器としては、外
部ユニット30とオプションユニット40があり、これ
らはそれぞれ、いくつかの機器をまとめて指しているも
のである。
【0046】つまり、外部ユニット30は、図1に示し
たメインユニット1とは別のユニットになっているもの
で、この例では具体的には、メインユニット1から付け
外しできるフェイスプレートユニット15、チューナー
アンプユニット2内に設けられたチューナー21とアン
プ22、マイクロホン3である。このうちフェイスプレ
ートユニット15は、赤外線通信ユニット127を備え
ている。
【0047】また、オプションユニット40は、このカ
ーオーディオシステムにオプションとして組み込まれた
ユニットであり、この例では具体的には、GPSユニッ
ト16とCD−ROMオートチェンジャ7である。さら
に、メインユニット1の内部にはCD−ROMユニット
14があり、このCD−ROMユニット14もPCIバ
スB2に接続されている。このCD−ROMユニット1
4は、1枚の音楽CDやCD−ROMからオーディオデ
ータやデジタルデータを読み出すためのプレーヤであ
る。これらCD−ROMオートチェンジャ7とCD−R
OMユニット14はどちらも、いわゆる音楽CDからデ
ータを読み出す事もできるし、CD−ROMからデータ
を読み出す事もできるという互換性のある(コンパチブ
ルな)ものである。
【0048】サポートモジュール12において、PCI
バスB2がこれらの機器との間でデータをやり取りする
ためには、サポートASIC121、CODEC回路1
22、DSPユニット123、バッファメモリ124、
パラレル/PCIドライバ125、シリアル/PCIド
ライバ126が使われる。
【0049】このうちサポートASIC121は、サポ
ートモジュール12と各機器との間で、どこから来たど
のデータをどこへ送るかを決める手段であり、言い換え
ればデータの交通整理をする部分である。また、COD
EC回路122の「CODEC」とは「Coder/Decoder
」つまりデータの符号化復号化技術の略語であり、こ
のCODEC回路122は、例えば、与えられたデジタ
ル形式のデータをアナログ信号に変換するD/A変換を
したり、逆に、アナログ信号をデジタル形式のデータに
変換するA/D変換などを行う部分である。
【0050】すなわち、このCODEC回路122は、
機器から提供されるアナログ信号をデジタル形式のオー
ディオデータにA/D変換するA/D変換手段の役割
と、処理されたオーディオデータをアナログ信号にD/
A変換するD/A変換手段としての役割を持っている。
また、変換されたアナログ信号でスピーカを駆動するた
めのアンプ22と、このCODEC回路122は、処理
されたオーディオデータをアナログ信号として出力する
ためのオーディオ出力手段を構成している。
【0051】また、DSPユニット123の「DSP」
はデジタルサウンドプロセッサ、つまりデジタル形式の
音の信号を専門に処理する回路を意味する略語で、この
DSPユニット123は、音楽などを表わすオーディオ
データを与えられると、システムに設定されている左右
のバランス、ボリューム、フェイダー、サラウンド、イ
コライザといった項目が音の内容に反映されるように、
オーディオデータを処理する部分である。
【0052】また、バッファメモリ124は、CD−R
OMユニットなどの音響機器とPCIバスB2とではデ
ータを読み書きするサイクルが違うことから、データを
蓄えて少しずつ取り出すことでこの違いを埋めるための
バッファであり、SRAMなどで構成されている。
【0053】また、パラレル/PCIドライバ125
は、CD−ROMユニット14から送られてくるパラレ
ル形式のオーディオデータやデジタルデータを、PCI
バスB2のデータ形式に変換する部分である。また、シ
リアル/PCIドライバ126は、CD−ROMオート
チェンジャ7からUSBのデータ形式で送られてくるシ
リアル形式のオーディオデータ及びデジタルデータを、
PCIバスB2に対応したデータ形式に変換する形式変
換手段である。
【0054】なお、赤外線通信ユニット127を含むフ
ェイスプレートユニット15は、サポートASIC12
1に高速シリアル通信回路で接続され、GPSユニット
16はサポートASIC121に、UART(Universal
Asynchronous Receiver-Transitter)などの調歩同期シ
リアル通信回路で接続されている。また、CD−ROM
ユニット14はパラレル/PCIドライバ125に、A
TAPI(AT Attachment Packet Interface)などのパラ
レル通信回路で接続されている。また、図示はしない
が、赤外線通信ユニット127には、赤外線によるデー
タのやり取りを司るASICが設けられている。
【0055】なお、CPUモジュール11と、サポート
モジュール12のCODEC回路122、DSPユニッ
ト123及びバッファメモリ124は、デジタル形式の
オーディオデータ及びデジタルデータを処理するための
処理手段を構成している。
【0056】〔1−2−3.バッファにかかわる構成〕
次に、上に述べたバッファメモリ124にかかわる構成
を、図4の機能ブロック図に概念的に示す。なお、図4
に示す各部分のうち、バッファメモリ124は図3に示
したバッファメモリ124に対応するが、処理部304
は、図3のDSPユニット123、CODEC回路12
2、アンプ22といったオーディオデータを処理する部
分に対応し、クロック308は図3では省略されている
もので、それ以外の部分は図3のサポートASIC12
1の機能として実現される。
【0057】このような前提で、この実施形態は、バッ
ファメモリ124に加えて、書き込み部302と、読み
出し部303と、処理部304と、開始部305と、書
込計測部306と、読出計測部307と、クロック30
8と、制御部309と、を備えている。
【0058】このうち、バッファメモリ124は、与え
られるデータを格納するためのバッファとして使うメモ
リであり、書き込み部302は、与えられるデータをバ
ッファメモリ124に書き込む部分であり、読み出し部
303は、バッファメモリ124からデータを読み出す
部分である。また、処理部304は、バッファメモリ1
24から読み出されたデータを処理する部分である。
【0059】また、この実施形態は、バッファメモリ1
24でメモリ容量全体のちょうど半分のアドレスでデー
タが書き込まれたり読み出されると、そのことを開始部
305と、書込計測部306と、読出計測部307に伝
える信号回路を備えていて、図4ではこの信号回路を点
線の矢印で示している。
【0060】そして、開始部305は、バッファメモリ
124の半分までデータが書き込まれると読み出し部3
03にデータの読み出しを開始させる部分である。ま
た、書込計測部306は、バッファメモリ124の冒
頭、すなわち一番小さいアドレスから半分までデータを
書き込む所要時間(書込所要時間)を計る部分である。
また、読出計測部307は、バッファメモリ124の冒
頭から半分までのデータを読み出す所要時間(読出所要
時間)を計る部分である。
【0061】また、クロック308は、水晶発振子など
の使って一定のクロック信号を提供する部分である。ま
た、制御部309は、上に述べた書き込む所要時間と読
み出す所要時間との関係に基づいて、バッファメモリ1
24からデータを読み出すペースを制御する部分であ
る。
【0062】ここで、制御部309は、クロック308
から与えられるクロックを除数で割ることで上に述べた
ペースを決めるように構成されている。つまり、制御部
309は、データをバッファメモリ124に書き込むペ
ースが、データをバッファメモリ124から読み出すペ
ースより遅ければ上に述べた除数を減らし、一方、デー
タをバッファメモリ124に書き込むペースが、データ
をバッファメモリ124から読み出すペースより速けれ
ば上に述べた除数を増やすように構成されている。
【0063】なお、バッファメモリ124と、書き込み
部302と、読み出し部303とは、データの書き込み
と読み出しとを、ダイレクトメモリアクセス(DMA)
を使って同時並行的に行うことができるように構成され
ている。また、制御部309は、バッファメモリ124
からデータを読み出すペースを制御するために、読み出
し部303と処理部304の両方に対して動作の指示な
どの制御を与えるものとするが、ペースを制御するため
の具体的な構成は自由であり、例えば、読み出し部30
3又は処理部304の一方を制御することで、もう一方
はそれに合わせて同期動作させるといった構成も可能で
ある。
【0064】〔2.作用〕上に述べたように構成された
この実施形態は次のように働く。 〔2−1.全体的な作用〕 〔2−1−1.データの入力〕この実施形態では、各機
器から入力されてくるデータのうち、デジタル形式のデ
ータは、サポートモジュール12のサポートASIC1
21に直接入力される。例えば、フェイスプレートユニ
ット15からは、どのキーが押されたかというデータが
送られてくる。また、GPSユニット16からは、GP
S衛星からの電波を使って計算した緯度、経度といった
デジタルデータが送られてくる。また、フェイスプレー
トユニット15に設けられた赤外線通信ユニット127
からは、ハンドヘルドパソコン8から赤外線で転送され
たデジタルデータが送られてくる。
【0065】また、CD−ROMユニット14及びCD
−ROMオートチェンジャ7からは、音楽CDから読み
出した音のデータすなわちオーディオデータや、CD−
ROMから読み出したデジタルデータすなわちCD−R
OMデータが、パラレル/PCIドライバ125やシリ
アル/PCIドライバ126によってPCIバスB2の
データ形式に変換されたうえで、PCIバスB2経由で
サポートASIC121に送られてくる。
【0066】さらに、図3には示さないが、図1に示し
たセキュリティコントロールユニット5からは異常の発
生を知らせるデジタルデータが送られてくる。同様に、
図1に示した電話ユニット6からは、通話の着信や発信
元の電話番号などを知らせるデジタルデータ、すなわち
文字データが送られてくるし、通話中には、相手の話し
声を伝えるオーディオデータすなわち音声データがサポ
ートASIC121に送られてくる。
【0067】なお、これらセキュリティコントロールユ
ニット5や電話ユニット6は、シリアルバスB3にUS
BすなわちシリアルバスB3によってデイジーチェーン
接続されているので、セキュリティコントロールユニッ
ト5や電話ユニット6から送られてくる情報は、CD−
ROMオートチェンジャ7からのオーディオデータやデ
ジタルデータと同じように、シリアルバスB3を通して
メインユニット1に届いたうえ、シリアル/PCIドラ
イバ126によってPCIバスB2のデータ形式に変換
されたうえで、PCIバスB2経由で送られてくる。
【0068】一方、各機器から入力されてくるデータの
うち、アナログ信号は、一旦CODEC回路122に入
力され、このCODEC回路122によってデジタル形
式のデータに変換(A/D変換)されたうえで、サポー
トASIC121に渡される。例えば、マイクロホン3
からはユーザの声がアナログ信号で入力され、チューナ
ー21からは、チューニングの結果受信されたラジオの
放送内容がアナログ信号で入力されてくる。
【0069】〔2−1−2.CD−ROMオートチェン
ジャからのデータ転送〕特に、CD−ROMオートチェ
ンジャ7では、音楽CDからオーディオデータを読み出
すと、ATAPIデコーダ707がこのオーディオデー
タを、CD−ROMから読み出されたデジタルデータと
同じように、ATAPI形式の出力データに変換し、U
SBコントローラ711が、渡されたATAPI形式の
出力データを、アップストリームコネクタ714からメ
インユニット1にアイソクロナス転送する。
【0070】例えば、音楽CDから読み取られるオーデ
ィオデータは、1秒75フレームに分けられていて、1
フレーム毎のデータ量が2352バイトである。ここで
1秒/75フレーム=約13.3秒であるから、CD−
ROMオートチェンジャ7からは、13msないし14
msの時間間隔をあけて一度に2352バイトずつのA
TAPI形式のオーディオデータが、USBで送られて
くることになる。
【0071】〔2−1−3.入力されたデータの行き
先〕CD−ROMオートチェンジャ7からは、上に述べ
たようにCDからデータが読み出され、読み出されたデ
ータはメインユニット1のサポートASIC121に送
られてくるが、サポートASIC121は、各部分から
そのように集まってくる情報に対して、どこからきたど
の情報をどこに送るかという交通整理の役割を果たす。
すなわち、サポートASIC121は、大まかには、音
のデータはDSPユニット123で処理したうえCOD
EC回路122を通してアンプ22に送り、音以外のデ
ータはCPUモジュール11に送る。但し、音のデータ
のなかでもマイクロホン3から入力されたデータは音声
認識のためにCPUモジュール11に送る。
【0072】アンプ22に送られる音のデータとして
は、例えば、チューナー21でチューニングされたラジ
オ放送の内容、CD−ROMユニット14やCD−RO
Mオートチェンジャ7で音楽CDから読み出された録音
内容、電話ユニット6から送られてきた通話相手の話し
声などが考えられる。
【0073】また、音以外のデータとしては、例えば、
フェイスプレートユニット15でどの操作キーが押され
たかのデータ、赤外線通信ユニット127から送られて
きたファイルなどのデータ、GPSユニット16から送
られてきた緯度、経度といったデジタルデータ、CD−
ROMユニット14やCD−ROMオートチェンジャ7
で、CD−ROMから読み出されたカーナビゲーション
システム用の地図の内容や地域ごとの情報の内容、セキ
ュリティコントロールユニット5から送られてくる異常
発生を知らせるデータ、電話ユニット6から送られてく
る通話着信や発信元の電話番号などを知らせるデータな
どが考えられる。
【0074】〔2−1−4.CPUモジュールでの情報
処理〕CPUモジュール11では、サポートASIC1
21からデジタル形式のデータが送られてくると、PC
Iバスホストコントローラ114が、送られてきたデー
タをローカルバスB1のデータ形式に変換したうえでC
PUホストASIC115に渡す。このCPUホストA
SIC115は、CPU111に代わって入出力を司
り、データを渡されると、そのデータがCPU111に
渡すべきものかそうでないかを、データの形式などから
判断する。
【0075】つまり、CPUホストASIC115は、
機械的に一定の反応を返せば足りるデータに対しては、
予め決められた反応を、PCIバスホストコントローラ
114を通してサポートモジュール12に返すが、それ
以外のデータはCPU111に渡す。
【0076】CPU111は、フラッシュROM113
に記録されているOSやプログラムのコードにしたがっ
て、渡されたデータを処理し、この処理の際に必要なワ
ークエリアなどの記憶領域としてはDRAM112を利
用する。例えば、マイクロホン3から入力されたユーザ
の声が送られてくると、CPU111は、予め用意して
いる命令語の特徴を表わすパラメータや波形などと、受
け取ったユーザの声とを比較し、一番似ている命令語を
ユーザが言ったものと推定し、その命令語にしたがって
動作を行う。
【0077】また、コンパクトフラッシュカード13の
読み書きは、CPUモジュール11において、CPU1
11からの依頼にしたがって、CPUホストASIC1
15がPCMCIA・ASIC116を制御することに
よって行われる。
【0078】そして、CPU111による情報処理の結
果は、PCIバスホストコントローラ114によってP
CIバスB2のデータ形式に変換されたうえで、サポー
トモジュール12に送られる。情報処理の結果としてサ
ポートモジュール12に送られるデータとしては、サポ
ートモジュール12の各部分や各機器に対する動作の指
令などであり、サポートモジュール12では、このよう
に送られてきたデータにしたがって入出力などの処理が
行われる。
【0079】〔2−1−5.サポートモジュールでの入
出力などの処理〕例えば、CDからのデータ読み出しや
ラジオのチューニングをさせる指令がCPUモジュール
11から届くと、CD−ROMユニット14、CD−R
OMオートチェンジャ7やチューナー21がそれにした
がった動作を行う。また、スピーカから出ている音の音
源を現在とは別の機器に切り替える指令がCPUモジュ
ール11から届くと、サポートASIC121はCOD
EC回路122に送り出すオーディオデータを、それま
での機器のものから、新しく指定された機器によるもの
に切り替える。
【0080】なお、デジタル形式になっているオーディ
オデータをアンプ22に出力する場合、アンプ22はア
ナログ信号しか受け付けないので、CODEC回路12
2は、デジタル形式のオーディオデータをアナログ信号
に変換(D/A変換)したうえでアンプ22に出力す
る。
【0081】また、例えばユーザに対する表示データ
が、CPUモジュール11やその他の機器からサポート
ASIC121に送られてくると、サポートASIC1
21は、この表示データを高速シリアル通信回路を通し
てフェイスプレートユニット15に転送する。この場
合、フェイスプレートユニット15では、転送されてき
た表示データにしたがって、ユーザに対する情報が表示
部に表示される。続いて、上に述べたような各部分の働
きによって、ユーザがこの実施形態のカーオーディオシ
ステムをどのように使うことができるのかを具体的に説
明する。
【0082】〔2−2.操作と情報の表示〕この実施形
態のカーオーディオシステムを操作するときは、ユーザ
は、フェイスプレートユニット15に設けられている操
作キーを押してもよいし、操作の内容ごとに予め決めら
れている語句を発話してもよい。例えば、ユーザがCD
やFMチューナーを利用したいときは、CDに切り替え
る操作キーを押してもよいし、予め決められた語句とし
て例えば「しーでぃー」や「えふえむ」などとマイクロ
ホン3に向かって発話すればよい。
【0083】ユーザが操作キーを押したときは、そのデ
ータがサポートASIC121からCPUモジュール1
1に転送され、CPU111が新たな表示データをサポ
ートASIC121に送り、フェイスプレートユニット
15の表示部は、この表示データを使って、ラジオを操
作するための画面表示やCDを操作するための画面表示
などに切り替わる。
【0084】また、例えば、ユーザが「しーでぃー」と
いった語句を発話すると、マイクロホン3からアナログ
信号がCODEC回路122によってデジタル形式のオ
ーディオデータに変換され、このオーディオデータが、
サポートASIC121からPCIバスホストコントロ
ーラとCPUホストASIC115を経てCPU111
に送られ、CPU111は、このデジタル形式のオーデ
ィオデータに基づいて、ユーザがどの言葉を言ったのか
を認識し、認識結果に応じて、操作キーが押されたとき
と同じような対応をする。
【0085】なお、例えば、フェイスプレートユニット
15の表示部をタッチパネルにしておき、コンピュータ
のグラフィカルユーザインタフェースとして、例えばそ
の時点で使える機能をアイコンで表示部に表示し、ユー
ザが使いたい機能のアイコンを指で触るとその機能が働
くようにすることもできる。さらに、例えば、そのよう
なアイコンによる表示と音声認識を合わせて使えば、一
度にいくつかのアイコンが表示され、ユーザが「つぎ」
と発話すれば画面が切り替わって次のいくつかのアイコ
ンが表示され、ユーザが「もどる」と発話すれば画面が
1つ前の状態に戻る、といった使い方も可能である。
【0086】〔2−3.ラジオを聞く場合〕上に述べた
ような操作で、例えばユーザが「えふえむ」と発話して
ラジオのFM放送を選び、CPU111がそれを認識す
ると、サポートASIC121はCPU111からの命
令にしたがってチューナー21をFMの受信状態に切り
替え、また、アンプ22に送り出すデータのソースをチ
ューナー21からの音声のデータに切り替える。この場
合、チューナー21は、前回選局した周波数を受信して
もよいし、また、例えば、ユーザが「シークアップ」と
いった語句を発話することで、周波数を少しずつ変えな
がら受信状態のよい次の周波数を自動的に探す(自動掃
引)ようにしてもよい。
【0087】このようにラジオを聞く場合は、チューナ
ー21から送られてくる受信内容はアナログ信号なの
で、このアナログ信号はCODEC回路122に入力さ
れ、デジタル形式のオーディオデータに変換されたうえ
でサポートASIC121に送られる。サポートASI
C121は、CODEC回路122から受け取ったオー
ディオデータをDSPユニット123に渡し、DSPユ
ニット123は、予めシステムの上で設定されているバ
ランスやボリュームといった設定項目にしたがってこの
オーディオデータを処理し、サポートASIC121に
送り返す。
【0088】そして、サポートASIC121は、この
ように返ってきたオーディオデータをCODEC回路1
22に再び送り返し、CODEC回路122はこのデジ
タル形式のオーディオデータを再びアナログ信号に変換
して戻したうえで、今度はアンプ22に送ってスピーカ
から流れるようにする。
【0089】〔2−4.CDの再生〕また、ユーザは、
音楽CDを聞きたいときは、CD−ROMユニット14
やCD−ROMオートチェンジャ7に聞きたい音楽CD
をセットし、「すたーと」となどと音声などで再生を指
示したり、次の曲へ飛ぶといった指示をすればよい。例
えば、CD−ROMユニット14内の音楽CDを再生す
るときは、サポートASIC121からの指令によって
CD−ROMユニット14が作動し、CD−ROMユニ
ット14からはデジタル形式のオーディオデータが送ら
れてくる。
【0090】そして、パラレル/PCIドライバ125
は、このオーディオデータをPCIバスB2のデータ形
式に変換してサポートASIC121に送り、サポート
ASIC121は、PCIバスB2からオーディオデー
タを受け取ると、このオーディオデータを一旦DSPユ
ニット123に渡して処理させ、処理されたオーディオ
データを再びDSPユニット123から受け取ると、処
理されたオーディオデータをデジタル入出力ポートから
CODEC回路122に渡し、アナログ信号の形でアン
プ22に出力させる。
【0091】音楽CDを再生するのがCD−ROMオー
トチェンジャ7のとき、USBすなわちシリアルバスB
3からは、ATAPI形式のオーディオデータが、シリ
アル信号として送られてくるので、シリアル/PCIド
ライバ126がこのデータをPCIバスB2のデータ形
式に変換するが、それ以降の処理はCD−ROMユニッ
ト14の場合と同じように行われる。
【0092】なお、CD−ROMユニット14やCD−
ROMオートチェンジャ7と、CODEC回路122や
DSPユニット123とを相対的に比べると、前者は長
い時間のサイクルでまとまった量のデータを送ってくる
のに対して、後者は短い時間のサイクルでデータを少し
ずつ処理するため、両者の動作サイクルは違い、また、
両者は別々のクロック信号に基づいて動作するので、動
作の速度すなわち処理のペースにも誤差が存在する可能
性がある。
【0093】このため、サポートASIC121は、C
D−ROMユニット14又はCD−ROMオートチェン
ジャ7がまとめて送ってきたデジタル形式のオーディオ
データをバッファメモリ124に一旦格納し、一番古い
部分から次々と取り出してはDSPユニット123に渡
して処理させることで、上に述べたようなずれや誤差を
埋めて再生が滑らかに行われるようにする。
【0094】〔2−5.バッファの作用〕次に、上に述
べたようにバッファメモリ124が利用されるときの手
順を示す。例えば、CDオートチェンジャ7からは、C
Dから読み出したオーディオデータが、1秒75フレー
ムで13msないし14msあたり2352バイトずつ
のデータのブロックとして送られてくるので、このデー
タのブロックはバッファメモリ124に蓄積される。一
方、CDから読み出されたオーディオデータのサンプリ
ング周波数は44.1KHzであるから、バッファメモ
リ124からの読み出しは、このサンプリング周波数に
基づいた頻度やペースで行われる。
【0095】〔2−5−1.書き込みの開始〕具体的に
は、書き込み部302は最初のオーディオデータが届く
と、そのことを書込計測部306に知らせ、書込計測部
306は時間の計測を始める。また、最初のオーディオ
データが届くと、書き込み部302はバッファメモリ1
24への最初の書込動作を行う。すなわち、オーディオ
データが最初に届き始める時点では、書き込み部302
の書込ポインタはバッファメモリ124の最小のアドレ
スを指している。そして、書き込み部302は、オーデ
ィオデータが届くたびに、書込ポインタが指しているバ
ッファメモリ124中のアドレスから始まるメモリ領域
に、DMA転送によってオーディオデータを書き込み、
書込ポインタの指すアドレスをそのすぐ後の領域のアド
レスに書き換えるという処理を繰り返す。
【0096】このように書き込み部302がバッファメ
モリ124にオーディオデータを書き込み始めても、書
き込み部302の書込ポインタがバッファメモリ124
の半分(1/2)に到達するまでは、読み出し部303
はまだバッファメモリ124からのオーディオデータの
読み出しは始めない。
【0097】〔2−5−2.書込所要時間計測の終了と
読み出しの開始〕その後、書き込み部302の書込ポイ
ンタがバッファメモリ124の半分(1/2)に到達す
ると、そのことを示す信号が書込計測部306と開始部
305に送られる。この信号を受けた書込計測部306
は、オーディオデータの書き込みが始まってからそれま
での所要時間、すなわち書込所要時間の計測を終わる。
同時に、信号を受けた開始部305は、読み出し部30
3に、バッファメモリ124からのオーディオデータの
読み出しを開始させる。
【0098】ここで、バッファメモリ124からオーデ
ィオデータを読み出すペースは、制御部309が読み出
し部303や処理部304を通じて制御する。そして、
読み出しのペースは、上に述べた書込所要時間と読出所
要時間との関係に基づいて制御されるが、読み出し部3
03がバッファメモリ124からオーディオデータの読
出を始める時点では、書込所要時間はわかっているが読
出所要時間がわかっていない。このため、制御部309
は、とりあえずデフォルトとしてあらかじめ決められて
いる標準のペースで、読み出し部303や処理部304
に、オーディオデータの読み出しや処理を開始させる。
【0099】読み出し部303は、バッファメモリ12
4からのオーディオデータの読出を開始するときは、読
出ポインタにバッファメモリ124の一番小さいメモリ
アドレスをセットし、そのアドレスから始まる必要な量
のオーディオデータを、DMA転送によって読み出すこ
とで処理部304に渡す。また、読み出し部303がバ
ッファメモリ124からオーディオデータの読出を始め
ると、読出計測部307が読出所要時間の計測を始め、
読み出し部303がバッファメモリ124の半分までの
オーディオデータを読み出した時点で読出所要時間の計
測が終わる。
【0100】〔2−5−3.読出所要時間計測の終了と
ペースの制御〕このように読出所要時間の計測が終わる
と、上に書込所要時間と読出所要時間の両方がそろった
ことになるので、制御部309は、書込所要時間と読出
所要時間との関係に基づいて、バッファメモリ124か
らオーディオデータを読み出すペースを制御する。具体
的には、制御部309は、例えば48MHzといったク
ロック信号を分周器と除算器で処理し、除数Nで割るこ
とで、サンプリング周波数の44.1KHzのような動
作タイミングを得る。
【0101】そして、制御部309は、書込所要時間と
読出所要時間との関係に応じて、この除数Nを増減する
ことで、読み出し部303や処理部304の動作速度を
調節することができる。例えば、書込所要時間はオーデ
ィオデータをバッファメモリ124に書き込むペースと
反比例し、読出所要時間はオーディオデータをバッファ
メモリ124から読み出すペースに反比例する。
【0102】そこで、書込所要時間より読出所要時間が
短いときは、供給されるデータを書き込むペースが読み
出すペースより遅い場合であるから、上に述べた除数N
を減らせば、データの処理側の動作速度は供給側に合わ
せてゆっくりになる。一方、書込所要時間より読出所要
時間が長いときは、供給されるデータを書き込むペース
が読み出すペースより速い場合であるから、上に述べた
除数Nを増やせば、データの処理側の動作速度は供給側
に合わせて加速される。
【0103】さらに、書き込むペースと読み出すペース
との差が大きい場合は除数Nを大きく変化させ、書き込
むペースと読み出すペースとの差が小さい場合は除数N
を小さく変化させるというふうに、差の程度に応じて除
数Nを増減する幅を変化させることで、迅速で正確な制
御が可能となる。
【0104】加えて、このように書込所要時間と読出所
要時間とを計ってペースを調整する処理を、オーディオ
データの処理中にしばしば繰り返すことで、データの供
給側と処理側とで、クロックを共有しなくても動作速度
を長い時間の間、一致させておくことができる。
【0105】〔2−6.CD−ROMとカーナビゲーシ
ョンの利用〕また、ユーザが例えばカーナビゲーション
システムの機能を使いたいときは、CD−ROMオート
チェンジャ7やCD−ROMユニット14に、カーナビ
ゲーションシステム用のデータ(アプリケーションソフ
ト、地図等)が記録されたCD−ROMをセットしたう
えで、カーナビゲーションシステムの機能を起動する。
このようなカーナビゲーションシステムの機能は、例え
ばコンピュータのプログラムとしてCPUモジュール1
1のフラッシュROM113に記録しておき、CPU1
11にこのようなプログラムを実行させることによって
実現することができる。
【0106】このようなカーナビゲーションシステム
が、CD−ROMに記録された地図のデータや地域ごと
のいろいろな情報などを読み出そうとするときは、CD
−ROMオートチェンジャ7やCD−ROMユニット1
4から読み出されたデジタルデータがパラレル/PCI
ドライバ125、PCIバスホストコントローラ11
4、CPUホストASIC115を経てCPU111に
渡される。CPU111は、このように受け取った地図
などのデータに基づいてフェイスプレートユニット15
の表示部に表示するためのビットマップイメージをDR
AM112上に作成したうえ、サポートモジュール12
に送り出す。
【0107】また、このようにカーナビゲーションシス
テムを使うときは、図1に示したGPSアンテナ4でG
PS衛星からの電波を受信し、図3のGPSユニット1
6がこの電波から緯度や経度などを計算し、このデータ
がCPU111に送られてくる。すると、CPU111
は、これらの緯度や経度などのデータから、このカーオ
ーディオシステムを積んだ車が現在どこを走っているの
かを地図上で特定する事ができる。この結果、ユーザが
入力しなくても出発地点として現在地を設定したり、現
在の地点が中心となるような大まかな地図を表示した
り、次の右折や左折を指示する図形を表示したりするこ
とができる。
【0108】なお、ナビゲーション用のデータは、コン
パクトフラッシュカード13(又はDRAM112)、
又はフラッシュROM113に記憶しておいても良い。
【0109】また、すでに説明したような音声認識によ
る操作の仕方は、このようにカーナビゲーションシステ
ムの機能を使うときにも利用することができ、例えば、
曲がり角ごとに右折や左折といった指示を出すカーナビ
ゲーションシステムを使う場合、1つ前の指示や1つ先
の指示をユーザが見たいときは、「つぎ」とか「もど
る」といった語句を発話することで次々と表示を切り替
えることもできる。
【0110】さらに、このような道案内はアンプ22を
通して合成音声を出力することでユーザに知らせること
もでき、このようにすれば、次にどこを曲がるか知るた
めに表示部に視線を移す必要がなくなる。
【0111】〔2−7.電話の利用〕また、ユーザは、
電話ユニット6を使って通話するとき、次のようにコン
ピュータの利点とカーオーディオシステムの利点を活か
すことができる。例えば、ユーザは、コンピュータのプ
ログラムを使って、自分の知っている人の電話番号と名
前をシステムの、例えばDRAM112、コンパクトフ
ラッシュカード13に予め登録しておく。
【0112】電話が着信すると、図3には図示しない
が、電話ユニット6からシリアルバスB3とシリアル/
PCIドライバ126を通じて、電話が着信したことを
知らせるデジタルデータと、発信元の電話番号を表わす
デジタルデータがサポートASIC121に送られる。
これらのデータはさらに、CPUモジュール11のCP
U111に送られ、CPU111は、予め登録された電
話番号の中に、今かかってきている発信元の電話番号が
登録されているかどうか検索する。
【0113】予め登録された電話番号の中に、今かかっ
てきている発信元の電話番号があったときは、CPU1
11はその電話番号に対応する名前をサポートモジュー
ル12に送り返すことで、フェイスプレートユニット1
5に電話をかけてきている人の名前を表示させたり、合
成音声による「○○さんからです」といった案内を車載
スピーカから流すことで、誰が電話をかけてきているの
かをユーザに知らせることができる。
【0114】このような表示や案内、また呼び出し音な
どで電話がかかってきていることを知ったユーザが、予
め決められた語句を発話して電話をつなぐように指示す
ると、相手の声がスピーカから流れると同時に、マイク
ロホン3から入力されるユーザの声がCODEC回路1
22によってデジタル形式のオーディオデータに変換さ
れ、サポートASIC121、シリアル/PCIドライ
バ126、シリアルバスB3を経て電話ユニット6に送
られ、ユーザは手を使わずにいわゆるハンズフリーの状
態で通話を行うことができる。
【0115】この場合、ユーザが話す音声についてはメ
インユニット1がデータの供給側、電話ユニット6が処
理側となり、逆に、通話相手の音声については電話ユニ
ット6がデータの供給側、メインユニット1が処理側と
なる。そして、メインユニット1と電話ユニット6と
は、それぞれ別々の固有のクロック信号に基づいて、デ
ジタル形式とアナログ音声の変換といった処理や、違っ
たデジタル形式の間での変換といった処理を行われる
が、このような場合も、上に述べたような手法でデータ
の供給側と処理側の処理速度を一致させることで処理を
スムースにし、音質を向上させることができる。
【0116】なお、呼び出し音が一定の回数だけ鳴った
ところで、例えば電話ユニット6やCPUモジュール1
1に用意された留守番電話機能などが電話に応答する。
【0117】また、ユーザの側から発信しようとすると
きも、例えば、予め登録してある電話番号と名前を表示
画面の上でつぎつぎに表示させ、電話を掛けたい相手が
表示されたところで発信のアイコンなどを指でタッチす
ると、その電話番号がCPUモジュール11からデジタ
ルデータとして電話ユニット6に転送されて自動的に電
話がかかり、相手が出ればそのまま話すことができる。
【0118】また、ユーザが登録した名前を発話し、C
PUモジュール11がこれを認識することでその名前に
対応する電話番号に自動的に発信したり、掛けたい電話
番号を1桁ずつ発話して認識させたり、ユーザが「りだ
いやる」と発話したことを認識して電話を掛ける先を決
めるようにすることもできる。
【0119】〔2−8.セキュリティコントロールユニ
ットの利用〕また、セキュリティコントロールユニット
5は、単独で使うこともできるし、上に述べた電話ユニ
ット6と連動させて使うこともできる。例えば(図
1)、ユーザは車を離れるときに、セキュリティコント
ロールユニット5を作動させ、送信機5cを持って降り
る。車両のユーザと何ら関係のない第三者がドアノブに
触れたり、鍵穴をいじったり、ドアやトランクをこじ開
けようとしたり、車を無断で移動させようとすると、そ
れによる衝撃や振動をセンサ5aが感じ取り、センサ5
aからの信号を受けたセキュリティコントロールユニッ
ト5は、例えばサイレン5bを大音量で鳴らす。これに
より車外の環境に対し警報の効果がもたらされる。
【0120】ユーザ自身は、車に戻ってきたとき、持っ
ている送信機5cを操作すれば、予め決められた暗号が
セキュリティコントロールユニット5に送られ、セキュ
リティコントロールユニット5の機能は解除されるの
で、鍵を使ったり車を動かしてもサイレンが鳴ったりす
ることはない。
【0121】このようなセキュリティコントロールユニ
ット5は、電話ユニット6と連動させて使えばさらに効
果がある。つまり、センサ5aが異常を感知したとき、
セキュリティコントロールユニット5は、サイレンを鳴
らすだけでなく、割り込み信号を送ってCPUモジュー
ル11及びサポートモジュール12を含むカーオーディ
オシステムを起動させる。このような起動を可能にする
ためには、カーオーディオシステムの電源と起動スイッ
チに接続した電子回路を用意し、割り込み信号が来てい
ないかをこの電子回路に常に監視させておき、割り込み
信号が来るとただちに電源と起動スイッチをオンにして
カーオーディオシステムを起動させればよい。
【0122】このように起動されたCPU111は、セ
キュリティコントロールユニット5から異常発生を知ら
せるデータを受け取ると、電話ユニット6に指令を送る
ことで電話を掛けさせる。このときに電話を掛ける先
は、異常時の通報先として予め設定しておけばよく、例
えば、警察、ユーザの持っている携帯電話、警備会社な
どとすればよい。そして、掛けた先に電話がつながる
と、合成音声や予め録音したアナウンスを相手に聞かせ
ることで異常を知らせる。このようにすれば、知らせを
受けた者が現場に急行できる。
【0123】〔2−9.ユーティリティプログラムの利
用〕また、通常のハンドヘルドパソコンと同じように、
OSやアプリケーションプログラムの機能として、アド
レス帳、カレンダー、スケジュール管理、音声録音、時
計、電卓、ゲームといった機能を利用すれば、車の中で
もいろいろな情報処理を行うことが可能となる。さら
に、これらの機能を実現するアプリケーションプログラ
ムを削除したり、新しいものに入れ替えたり、追加する
ことで、個々のユーザが自分にあった情報処理の環境を
整えることができる。
【0124】〔2−10.コンパクトフラッシュカード
の利用〕また、この実施形態のカーオーディオシステム
では、コンパクトフラッシュカード13を使うことで、
他のハンドヘルドパソコンや他のカーオーディオシステ
ムなどとの間で情報をやり取りすることができる。
【0125】例えば、コンパクトフラッシュカード13
から新しいアプリケーションプログラムやOSをフラッ
シュROM113に読み込ませることで、新しい機能を
追加したりOSを更新することが容易になる。特に、汎
用のOSを使うことによって、一般のソフトウェアメー
カーがアプリケーションプログラムやOSの機能モジュ
ールなどを作りやすくなるので、それを記録したコンパ
クトフラッシュカード13も出回って手に入れやすくな
り、ユーザはこのカーオーディオシステムを、コンピュ
ータとしても、より便利に使えるようになる。
【0126】また、他のパソコンやハンドヘルドパソコ
ンで作ったアドレス帳のような個人的なデータを、コン
パクトフラッシュカード13でこのカーオーディオシス
テムに持ち込めば、それまでの作業をこのカーオーディ
オシステム上で続けることができる。さらに、これとは
逆に、このカーオーディオシステムで作ったデータをコ
ンパクトフラッシュカード13で他のパソコンやハンド
ヘルドパソコンに移して作業を続けることもできる。
【0127】また、上に述べたようなユーティリティプ
ログラムを使って自分が作ったデータを、コンパクトフ
ラッシュカード13にバックアップコピーしておけば、
カーオーディオシステムの不調や他人が使ったためにデ
ータが消えたような場合でも、コンパクトフラッシュカ
ード13からデータを再びメインユニット1に読み込ま
せて情報処理を続けることができる。
【0128】また、自分に合ったカーオーディオシステ
ムのいろいろな設定をコンパクトフラッシュカード13
にバックアップコピーしておけば、たとえ家族の他の誰
かが設定を変えても、自分が車を使うときは自分の持っ
ていたコンパクトフラッシュカード13をメインユニッ
ト1に差し込んで内容を読み込ませることで、自分にと
って使い勝手のよい元通りの設定でカーオーディオシス
テムを使うことができる。
【0129】〔2−11.ハンドヘルドパソコンとの通
信〕さらに、この実施形態では、赤外線通信ユニット1
27を使うことで、ハンドヘルドパソコン8との間で、
コンパクトフラッシュカード13を抜き差ししたりケー
ブルなどで接続するといった手間をかけずに、容易にデ
ータをやり取りすることができる。このため、ハンドヘ
ルドパソコン8内に記録しておいたファイルなどを使っ
てOSやアプリケーションプログラムを更新したり、カ
ーオーディオシステム上で作った個人的なデータをハン
ドヘルドパソコン8に直接移し替えたり、そのような個
人的なデータのバックアップを、ハンドヘルドパソコン
8の持っている比較的大きな記憶領域に保存しておいた
り、カーオーディオシステムの設定などをハンドヘルド
パソコン8を通して他の車のカーオーディオシステムに
移し替えたり、といったいろいろな使い方も可能にな
る。
【0130】〔3.効果〕以上に説明したようなこの実
施形態では、データの供給側と処理側とで、クロック信
号の違いなどのために動作速度が違っても、データが与
えられるペースに合わせてデータがバッファメモリ12
4から読み出されて処理される。このため、オーディオ
データの処理側の動作速度が供給側に一致し、データの
供給側と処理側とを、互いに別々のユニットとして構成
しても、スムースに情報を処理することができる。特
に、この実施形態では、データの読み書きをバッファメ
モリ124の半分のところで検出するという単純な手法
によって、オーディオデータの読出を始めるタイミング
を決めるだけでなく、同じ量のデータについて書き込む
所要時間と読み出す所要時間とを計ることで、オーディ
オデータの処理速度を制御することができる。
【0131】また、この実施形態では、クロックを割る
除数を増減するという単純な手法で、オーディオデータ
の処理速度を容易にきめ細かく制御することができる。
さらに、この実施形態では、ダイレクトメモリアクセス
(DMA)でバッファメモリ124の読み書きを高速に
行うことができるので、音楽CDから読み出されたオー
ディオデータのように時間あたりの容量が多いデータ
が、他のユニットからケーブルで送られてくるような場
合も、データを安定して処理することができる。
【0132】また、この実施形態では、バッファメモリ
124の半分までデータが書き込まれたところで、デー
タの読み出しがバッファメモリ124の冒頭の部分から
開始される。このため、データの書き込み位置と読み出
し位置とが、バッファメモリ124の容量全体の半分と
いうもっとも大きい距離を持つことになる。このため、
書き込みや読み出しの速度が若干変わっても、供給が遅
れてオーディオデータが途切れたり、オーディオデータ
がバッファメモリ124から溢れたりする事態がもっと
も起きにくい。
【0133】加えて、この実施形態では、ディスク再生
装置からATAPI形式の出力データが出力される。こ
のため、音楽CDから読み出したオーディオデータにつ
いても、CD−ROMから読み出したデジタルデータに
ついても、どちらも同じIDEインターフェースを使っ
て、SCSIと同じようにコマンドパケットを使った通
信を行って容易に処理することで、多様なネットワーク
構成が実現できる。
【0134】なお、この実施形態では、カーオーディオ
システムを制御するコンピュータが汎用的なOSを備え
ていて、この汎用的なOSは、CPUやメモリといった
資源を管理することでコンピュータの能力を最大限発揮
させ、また、プログラムに依存しない統一的で使いやす
いユーザインタフェースを提供し、さらに、予め決めら
れた形式のプログラムを追加したり変更することで機能
の追加や変更も容易にする。このため、ディスク再生装
置から読み出したオーディオデータやデジタルデータを
効果的に処理することが容易になるだけでなく、この発
明をいろいろな種類の情報処理に応用することも容易に
なる。
【0135】また、この実施形態では、オーディオデー
タであるかデジタルデータであるかといったデータの種
類とは関係なく、どのようなデータもUSBなどを通し
てデジタル形式でやり取りされ、処理されるので、デー
タの供給側と処理側を別々のユニットとして構成して
も、環境変化やノイズの影響を受けにくく、オーディオ
特性も安定する。
【0136】〔4.他の実施の形態〕なお、この発明は
上に述べた実施形態に限定されるものではなく、次に例
示するような他の実施の形態も含むものである。例え
ば、上に述べた実施形態では、データの供給側としてC
D−ROMオートチェンジャを示したが、この発明は、
例えば1枚だけのディスクを再生するCDプレーヤや、
MDなど他の記録媒体を再生する装置に適用することも
できる。
【0137】さらに、この発明を適用する情報処理の分
野はオーディオの処理には限定されず、データの供給と
処理とが同じペースでなければならない情報処理、すな
わち、時間軸でデータ量の管理をしなければならない情
報処理であれば、他の分野の情報処理にも適用すること
ができる。
【0138】また、上に述べた実施形態では、データの
書込所要時間と読出所要時間との関係に基づいて、デー
タを読み出すペースを制御したが、例えば、ただ単に、
バッファに書き込むべきデータが与えられるペースやバ
ッファにデータを書き込むペースに合わせて、データを
読み出すペースを決めるようにしてもよい。また、上に
述べた実施形態では、バッファの半分までの書込所要時
間と読出所要時間に基づいて、データを読み出すペース
を制御したが、バッファの1/4など一定のデータの書
込所要時間と読出所要時間に基づいてペースを制御する
ことができ、さらに、データの書き込みや読み出しの平
均時間間隔などに基づいて読み出しのペースを制御して
もよい。
【0139】また、データを読み出すペースを制御する
には、クロック信号を除数で割る以外に他の手法を使っ
てもよく、さらに、バッファにデータを読み書きするに
は必ずしもDMAを使わなくてもよい。また、ATAP
I、USB、PCIバスといった具体的な形式や規格は
例示に過ぎず、同じような使い方ができる他の形式や規
格に置き換えることもできる。
【0140】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タの処理側の動作速度が供給側に一致するので、データ
の供給側と処理側とを互いに別々のユニットとして構成
しても、スムースに情報を処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の全体構成を示すブロック
図。
【図2】この発明の実施形態におけるCD−ROMオー
トチェンジャの構成を示す機能ブロック図。
【図3】この発明の実施形態について、メインユニット
の内部構成を中心に示したブロック図。
【図4】この発明の実施形態において、バッファメモリ
にかかわる構成を概念的に示す機能ブロック図。
【符号の説明】
1…メインユニット1 11…CPUモジュール 111…CPU 112…DRAM 113…フラッシュROM 114…PCIバスホストコントローラ 115…CPUホストASIC 116…PCMCIA・ASIC 12…サポートモジュール 121…サポートASIC 122…CODEC回路 123…DSPユニット 124…バッファメモリ 125…パラレル/PCIドライバ 126…シリアル/PCIドライバ 127…赤外線通信ユニット 13…コンパクトフラッシュカード 13S…ソケット 14…CD−ROMユニット 15…フェイスプレートユニット 15a…ケース 16…GPSユニット 2…チューナーアンプユニット 2a…アンテナ 21…チューナー 22…アンプ 3…マイクロホン 4…GPSアンテナ 4a…受信機 5…セキュリティコントロールユニット 5a…センサ 5b…サイレン 5c…送信機 6…電話ユニット 6a…アンテナ 6b…ハンドセット 7…CD−ROMオートチェンジャ 8…ハンドヘルドパソコン 9…補助バッテリ 30…外部ユニット 40…オプションユニット 701…メカ制御部 702…モータドライバ 703…サーボドライバ 704…チェンジャ/読み取り機構 705…RFアンプ 706…パタン変換部 707…ATAPIデコーダ 708…D−RAM 709…データコンバータ 710…S−RAM(外部メモリ) 711…USBコントローラ 712…ROM 713…アドレスラッチ 714…アップストリームコネクタ 715…ダウンストリームコネクタ 302…書き込み部 303…読み出し部 304…処理部 305…開始部 306…書込計測部 307…読出計測部 308…クロック 309…制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられるデータを格納するためのバッ
    ファと、 データをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからデータを読み出す読み出し手段と、 バッファの半分までデータが書き込まれると前記読み出
    し手段にデータの読み出しを開始させる開始手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 与えられるデータを格納するためのバッ
    ファと、 データをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからデータを読み出す読み出し手段と、 前記データが与えられるペースに合わせて、バッファか
    らデータを読み出すペースを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 与えられるデータを格納するためのバッ
    ファと、 データをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからデータを読み出す読み出し手段と、 前記データが与えられるペースと、バッファからデータ
    を読み出しているペースとの関係に基づいて、バッファ
    からデータを読み出すペースを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 与えられるデータを格納するためのバッ
    ファと、 データをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからデータを読み出す読み出し手段と、 バッファの半分までデータが書き込まれると前記読み出
    し手段にデータの読み出しを開始させる開始手段と、 バッファの半分までデータを書き込む所要時間を計る書
    込計測手段と、 バッファの半分までデータを読み出す所要時間を計る読
    出計測手段と、 前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基
    づいて、バッファからデータを読み出すペースを制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 与えられるクロックを除数で割ることで前記ペースを制
    御し、 データをバッファに書き込むペースがデータをバッファ
    から読み出すペースより遅ければ前記除数を減らし、 データをバッファに書き込むペースがデータをバッファ
    から読み出すペースより速ければ前記除数を増やすこと
    を特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記書き込み又は読み出しのうち少なく
    とも一方を、DMAで行うように構成されたことを特徴
    とする請求項1から5のいずれか1つに記載の情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】 与えられるデータをバッファに書き込む
    ステップと、 バッファからデータを読み出すステップと、 バッファの半分までデータが書き込まれると前記読み出
    すステップを開始させるステップと、 バッファの半分までデータを書き込む所要時間を計るス
    テップと、 バッファの半分までデータを読み出す所要時間を計るス
    テップと、 前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基
    づいて、バッファからデータを読み出すペースを制御す
    るステップと、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記制御するステップは、 与えられるクロックを除数で割ることで前記ペースを制
    御し、 データをバッファに書き込むペースがデータをバッファ
    から読み出すペースより遅ければ前記除数を減らし、 データをバッファに書き込むペースがデータをバッファ
    から読み出すペースより速ければ前記除数を増やすこと
    を特徴とする請求項7記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 オーディオデータを供給するディスク再
    生装置と、 供給されるオーディオデータを処理するメインユニット
    と、を備え、 前記メインユニットは、 与えられるデータを格納するためのバッファと、 前記ディスク再生装置から送られてくるオーディオデー
    タをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからオーディオデータを読み出す読み出し手段
    と、 前記オーディオデータが与えられるペースに合わせて、
    バッファからオーディオデータを読み出すペースを制御
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とするカーオーディオシステム。
  10. 【請求項10】 オーディオデータを供給するディスク
    再生装置と、 供給されるオーディオデータを処理するメインユニット
    と、を備え、 前記メインユニットは、 与えられるデータを格納するためのバッファと、 前記ディスク再生装置から送られてくるオーディオデー
    タをバッファに書き込む書き込み手段と、 バッファからオーディオデータを読み出す読み出し手段
    と、 バッファの半分までオーディオデータが書き込まれると
    前記読み出し手段にデータの読み出しを開始させる開始
    手段と、 バッファの半分までオーディオデータを書き込む所要時
    間を計る書込計測手段と、 バッファの半分までオーディオデータを読み出す所要時
    間を計る読出計測手段と、 前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基
    づいて、バッファからオーディオデータを読み出すペー
    スを制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするカーオーディオシステム。
  11. 【請求項11】 オーディオデータを供給するディスク
    再生装置と、 供給されるオーディオデータを処理するメインユニット
    と、を使い、 前記メインユニットにおいて、 前記ディスク再生装置から送られてくるオーディオデー
    タをバッファに書き込むステップと、 バッファからオーディオデータを読み出すステップと、 バッファの半分までオーディオデータが書き込まれると
    データの読み出しを開始させるステップと、 バッファの半分までオーディオデータを書き込む所要時
    間を計るステップと、 バッファの半分までオーディオデータを読み出す所要時
    間を計るステップと、 前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基
    づいて、バッファからオーディオデータを読み出すペー
    スを制御するステップと、 を実行することを特徴とするカーオーディオシステムの
    制御方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータを使って情報を処理する
    情報処理用プログラムを記録した記録媒体において、 そのプログラムは前記コンピュータに、 与えられるデータをバッファに書き込ませ、 バッファの半分までデータが書き込まれるとデータの読
    み出しを開始させ、 バッファの半分までデータを書き込む所要時間を計ら
    せ、 バッファの半分までデータを読み出す所要時間を計ら
    せ、 前記書き込む所要時間と読み出す所要時間との関係に基
    づいて、バッファからデータを読み出すペースを制御さ
    せることを特徴とする情報処理用プログラムを記録した
    記録媒体。
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