JPH11311527A - ナビゲーション装置及びナビゲーション用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ナビゲーション装置及びナビゲーション用プログラムを記録した記録媒体

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JPH11311527A
JPH11311527A JP11941898A JP11941898A JPH11311527A JP H11311527 A JPH11311527 A JP H11311527A JP 11941898 A JP11941898 A JP 11941898A JP 11941898 A JP11941898 A JP 11941898A JP H11311527 A JPH11311527 A JP H11311527A
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display control
bird
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JP11941898A
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Katsuyoshi Hayashi
勝義 林
Kenichiro Yano
健一郎 矢野
Keisuke Mochizuki
桂輔 望月
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3667Display of a road map
    • G01C21/3673Labelling using text of road map data items, e.g. road names, POI names

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Navigation (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字列等の情報指標が判読できなくなること
を防止して見やすく地図を表示し、有効にナビゲーショ
ン処理を実行し得るナビゲーション装置及びナビゲーシ
ョン用プログラムが記録された記録媒体を提供する。 【解決手段】 複数の情報指標を地図と共にディスプレ
イに表示するときに複数の当該情報指標が相互に重なり
合うことを防止すべく、各情報指標毎に、地図の回転角
に対応して当該情報指標をディスプレイ上に表示させる
か否かを示すテーブルT1を予め設定しておき、当該テ
ーブルT1に基づいて、各情報指標の表示を制御する。
また、鳥瞰図表示する際に、各情報指標毎に、鳥瞰図の
奥行き方向の表示位置に対応して、鳥瞰図の奥になるに
従って表示される情報指標の数を少なくすべく当該情報
指標を表示させるか否かを示すテーブルを予め設定し、
当該テーブルに基づいて、情報指標の表示を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体の
移動における経路や当該経路近辺の著名地物の名称等を
地図と共に表示して当該移動体の移動を補助するナビゲ
ーション装置及びナビゲーション用プログラムが記録さ
れた記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、地図と
共に、当該移動を補助する文字列等の情報指標を表示し
つつ当該ナビゲーション処理を行うナビゲーション装置
及びナビゲーション用プログラムが記録された記録媒体
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、例えば、車両、航空機、船舶等の
各種の移動体のための測位装置として、移動体が現在存
在している地点を含む地図上の当該地点に当該移動体の
位置を示す位置シンボル(指標)を重畳して表示し、こ
れに基づいて目的地までの経路誘導を行うナビゲーショ
ン装置が知られている。
【0003】そして、これらのナビゲーション装置のう
ち、車両に搭載される車両ナビゲーション装置には、大
別して自立型ナビゲーション装置とGPS(Global Pos
itioning System )型ナビゲーション装置がある。
【0004】このうち、前者は、移動体に備えられた速
度センサ及び角速度センサ等の自立センサにより移動体
の移動方向及び移動距離を求め、それを基準地点に順次
加算して現在位置を算出し、算出した現在位置に基づい
て、表示画面上に位置シンボル及び該当する地図を表示
するものである。
【0005】また、後者は、宇宙空間に打ち上げられて
いる複数個のGPS衛星からの測位電波をGPSレシー
バで受信し、受信結果に基づいて3次元測量法又は2次
元測量法により移動体の現在位置を算出し、算出した現
在位置に基づいて、表示画面上に位置シンボル及び該当
する地図を表示するものである。
【0006】更に最近では、上述の自立型とGPS型の
双方の機能を備えたいわゆるハイブリッド型の車両ナビ
ゲーション装置が一般化しつつある。
【0007】上述の各車両ナビゲーション装置によれ
ば、使用者(運転者)は自己の現在位置と当該現在位置
付近の地図とを関連付けて把握することができるため
に、初めて通過する地域であっても、迷うことなく目的
地まで到達することができる。
【0008】一方、上記各車両ナビゲーション装置にお
ける地図表示について、近年、主として一度に表示でき
る範囲を拡大すると共により臨場感のある地図表示を行
うことを目的として、いわゆる鳥瞰図により地図(当該
地図に対応する文字列又は地図記号等の情報指標を含
む。)を表示することが行われている。
【0009】ここで、上記鳥瞰図による地図表示とは、
例えば、道路地図を上空から車両の進行方向に向けて斜
に見下ろしたように地図を表示させる(すなわち、地図
に対応する地形を空中の一点から車両の進行方向に向け
て透視した一点透視投影図を表示させる)ものであり、
一般には、例えばフライトシュミレータ等で広く用いら
れている。 また、上記地図表示において行われている
他の表示態様としては、車両の進行方向の変化に伴っ
て、常に車両の進行方向を地図表示における上方向とし
て表示すべく、当該車両の進行方向の変化に対応して地
図を回転させつつ表示することが一般的に行われてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鳥
瞰図表示について考えると、当該鳥瞰図表示における奥
の方(自車から見てより遠方の方)では、表示される地
形の範囲が手前側に比して広くなる(すなわち、地図の
縮尺が小さくなる)が、従来では、表示される鳥瞰図上
の手前側と奥側で同じ密度及び同じ大きさで文字列等を
表示していたため、鳥瞰図の奥の方では文字列等が錯綜
してその内容の判読が困難となる場合があるという問題
点があった。
【0011】また、上記回転地図表示について考える
と、一般に文字列は、例えば横方向等の一方向に文字を
並べて全ての文字列を表示することが多いが、この場
合、地図が回転した場合でも文字が並べられる方向は変
らないときには、地図回転の角度によっては、一の文字
列の端部と当該一の文字列に隣接する他の文字列の端部
とが相互に重なってしまい、相互にその内容の判読が困
難となる場合があるという問題点があった。
【0012】更に、地図の回転に対応して文字列の表示
方向を変える場合(例えば、地図の回転に伴って文字を
並べる方向を横方向から縦方向に変える場合)でも、そ
の表示方向の変換は全ての文字列について一律に行われ
ていたため、回転後に文字列同士が重なることがあると
いう問題点もあった。
【0013】これらのことは、場合によっては、隣接す
る文字列同士がほぼ完全に重なってしまい、相互に全く
判読できなくなってしまうこととなる場合もあることを
示している。
【0014】従って、上記従来の鳥瞰図表示の場合の問
題点も従来の回転表示の場合の問題点も、いずれも文字
列等の意味が判読困難となって有効にナビゲーション処
理が実行できなくなるという問題点に繋がることとな
る。
【0015】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、文字列等の情報指標が
判読できなくなることを防止して見やすく地図を表示
し、有効にナビゲーション処理を実行し得るナビゲーシ
ョン装置及びナビゲーション用プログラムが記録された
記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数の情報指標を含む
地図を表示するディスプレイ等の表示手段を有すると共
に、当該地図を表示しつつ案内を行うナビゲーション装
置において、前記地図を回転させつつ前記表示手段に表
示するCPU等の地図表示制御手段と、複数の前記情報
指標を前記地図と共に表示するときに複数の前記情報指
標が相互に重なり合うことを防止すべく、前記地図の回
転角に対応して前記情報指標を前記表示手段上に表示さ
せるか否かを示すテーブル等の表示制御情報を各前記情
報指標毎に記憶するDVD−ROMディスク等の記憶手
段と、前記表示制御情報に基づいて、前記情報指標の前
記表示手段上への表示を制御するCPU等の指標表示制
御手段と、を備える。
【0017】請求項1に記載の発明の作用によれば、地
図表示制御手段は、地図を回転させつつ表示手段に表示
する。
【0018】一方、記憶手段は、複数の情報指標を地図
と共に表示するときに複数の情報指標が相互に重なり合
うことを防止すべく、地図の回転角に対応して情報指標
を表示手段上に表示させるか否かを示す表示制御情報を
各情報指標毎に記憶する。
【0019】そして、指標表示制御手段は、表示制御情
報に基づいて、情報指標の表示手段上への表示を制御す
る。
【0020】よって、表示制御情報が、複数の情報指標
が相互に重なり合うことを防止すべく、情報指標毎に地
図の回転角に対応して当該情報指標を表示させるか否か
を示すように設定されているので、地図を回転して表示
する際、複数の情報指標が重なり合うことにより当該情
報指標の視認性が低下することを防止できる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置に
おいて、前記情報指標は、前記地図内における文字列で
あると共に、前記表示制御情報は、複数の前記文字列を
前記地図と共に表示するときに複数の前記文字列が相互
に重なり合うことを防止すべく、各前記文字列毎に、前
記地図の回転角に対応して当該文字列を前記表示手段上
に表示させるか否かを示すように設定されている。
【0022】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、情報指標が文字列
であると共に、表示制御情報は、複数の文字列を地図と
共に表示するときに複数の文字列が相互に重なり合うこ
とを防止すべく、各文字列毎に地図の回転角に対応して
当該文字列を表示手段上に表示させるか否かを示すよう
に設定されている。
【0023】よって、地図の回転表示時に、複数の文字
列が重なり合うことにより当該文字列の示す意味が判読
不能になることを防止できる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置に
おいて、前記情報指標はシンボル等の地図記号であると
共に、前記表示制御情報は、複数の前記地図記号を前記
地図と共に表示するときに複数の前記地図記号が相互に
重なり合うことを防止すべく、各前記地図記号毎に、前
記地図の回転角に対応して当該地図記号を前記表示手段
上に表示させるか否かを示すように設定されている。
【0025】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、情報指標が地図記
号であると共に、表示制御情報は、複数の地図記号を地
図と共に表示するときに複数の地図記号が相互に重なり
合うことを防止すべく、各地図記号毎に、地図の回転角
に対応して当該地図記号を表示手段上に表示させるか否
かを示すように設定されている。
【0026】よって、地図の回転表示時に、複数の地図
記号が重なり合うことにより当該地図記号の示す意味が
判読不能になることを防止できる。
【0027】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置に
おいて、前記情報指標は地図記号及び前記地図内におけ
る文字列であると共に、前記表示制御情報は、複数の前
記地図記号及び前記文字列を前記地図と共に表示すると
きに前記地図記号と前記文字列が相互に重なり合うこと
を防止すべく、各前記地図記号及び前記文字列毎に、前
記地図の回転角に対応して当該地図記号又は当該文字列
を前記表示手段上に表示させるか否かを示すように設定
されている。
【0028】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、情報指標が地図記
号及び文字列であると共に、表示制御情報は、複数の地
図記号及び文字列を地図と共に表示するときに地図記号
と文字列が相互に重なり合うことを防止すべく、各地図
記号及び各文字列毎に、地図の回転角に対応して当該地
図記号又は当該文字列を表示手段上に表示させるか否か
を示すように設定されている。
【0029】よって、地図の回転表示時に、地図記号と
文字列が重なり合うことにより当該地図記号又は当該文
字列の示す意味が判読不能になることを防止できる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、複数の情報指標を含む地図を表示するデ
ィスプレイ等の表示手段を有すると共に、当該地図を表
示しつつ案内を行うナビゲーション装置において、前記
地図に対応する鳥瞰図を前記表示手段に表示するCPU
等の地図表示制御手段と、前記鳥瞰図の奥になるに従っ
て表示される前記情報指標の数を少なくすべく、前記鳥
瞰図の奥行き方向の表示位置に対応して、前記情報指標
を前記表示手段上に表示させるか否かを示す表示制御情
報を各前記情報指標毎に記憶するDVD−ROMディス
ク等の記憶手段と、前記表示制御情報に基づいて、前記
情報指標の前記表示手段上への表示を制御するCPU等
の指標表示制御手段と、を備える。
【0031】請求項5に記載の発明の作用によれば、地
図表示制御手段は、地図に対応する鳥瞰図を表示手段に
表示する。
【0032】一方、記憶手段は、鳥瞰図の奥になるに従
って表示される情報指標の数を少なくすべく、鳥瞰図の
奥行き方向の表示位置に対応して、情報指標を表示手段
上に表示させるか否かを示す表示制御情報を各情報指標
毎に記憶する。
【0033】そして、指標表示制御手段は、表示制御情
報に基づいて、情報指標の表示手段上への表示を制御す
る。
【0034】よって、表示される地形の範囲が広がる鳥
瞰図の奥になるにしたがって表示される情報指標数が少
なくなるので、より見やすく鳥瞰図を表示することがで
きる。
【0035】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項5に記載のナビゲーション装置に
おいて、前記表示制御情報は、前記鳥瞰図を前記奥行き
方向に分割した分割領域毎に前記情報指標を前記表示手
段上に表示させるか否かを示すように設定されていると
共に、各前記分割領域について、前記鳥瞰図の奥になる
に従って表示される前記情報指標の数が少なくなるよう
に設定されている。
【0036】請求項6に記載の発明の作用によれば、請
求項5に記載の発明の作用に加えて、表示制御情報が鳥
瞰図を奥行き方向に分割した分割領域毎に情報指標を表
示手段上に表示させるか否かを示すように設定されてい
ると共に、各分割領域について、鳥瞰図の奥になるに従
って表示される情報指標の数が少なくなるように設定さ
れている。
【0037】よって、各分割領域毎にのみ情報指標の表
示の有無を制御するので、簡易な処理で鳥瞰図を見やす
く表示することができる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項5又は6に記載のナビゲーション
装置において、前記地図表示制御手段は、前記移動体の
移動に従って前記鳥瞰図をスクロールさせつつ表示する
ように構成される。
【0039】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項5又は6に記載の発明の作用に加えて、地図表示制
御手段は、移動体の移動に従って鳥瞰図をスクロールさ
せつつ表示する。
【0040】よって、移動体に近接するほどより多くの
情報指標が表示されることとなるので、より有効にナビ
ゲーション処理を行うことができる。
【0041】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
ナビゲーション装置において、前記表示制御情報は、前
記情報指標の種類毎に予め設定された優先順位に基づい
て当該情報指標を前記表示手段上に表示させるか否かを
示すように設定されている。
【0042】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項1から7のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、表示制御情報が、情報指標の種類毎に設定された優
先順位に基づいて当該情報指標を表示手段上に表示させ
るか否かを示すように設定されている。
【0043】よって、優先度の高い情報指標を優先的に
表示してより有効にナビゲーション処理を行うことがで
きる。
【0044】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、CPUに対して、複数の情報指標を含む
地図を表示すると共に、当該地図を表示しつつ案内を行
うナビゲーション処理を実行させるためのナビゲーショ
ン用プログラムが前記CPUにおいて読み出し可能に記
録されているDVD−ROMディスク等の記録媒体であ
って、前記CPUを、前記地図を回転させつつ表示する
地図表示制御手段、及び、テーブル等の表示制御情報に
基づいて、前記情報指標の表示を制御する指標表示制御
手段として機能させる前記ナビゲーション用プログラム
を記録すると共に、複数の前記情報指標を前記地図と共
に表示するときに複数の前記情報指標が相互に重なり合
うことを防止すべく、前記地図の回転角に対応して前記
情報指標を表示させるか否かを示すように設定された前
記表示制御情報を各前記情報指標毎に記録するように構
成される。
【0045】請求項9に記載の発明の作用によれば、地
図表示制御手段として機能するCPUは、地図を回転さ
せつつ表示する。
【0046】そして、指標表示制御手段として機能する
CPUは、表示制御情報に基づいて情報指標の表示を制
御する。
【0047】このとき、当該記録媒体は、複数の情報指
標を地図と共に表示するときに複数の情報指標が相互に
重なり合うことを防止すべく、地図の回転角に対応して
情報指標を表示させるか否かを示すように設定された上
記表示制御情報を各情報指標毎に記録する。
【0048】よって、表示制御情報が、複数の情報指標
が相互に重なり合うことを防止すべく、情報指標毎に、
地図の回転角に対応して当該情報指標を表示させるか否
かを示すように設定されているので、地図を回転して表
示する際、複数の情報指標が重なり合うことにより当該
情報指標の視認性が低下することを防止できる。
【0049】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項9に記載の記録媒体において、
前記情報指標は、前記地図内における文字列であると共
に、前記表示制御情報は、複数の前記文字列を前記地図
と共に表示するときに複数の前記文字列が相互に重なり
合うことを防止すべく、各前記文字列毎に、前記地図の
回転角に対応して当該文字列を表示させるか否かを示す
ように設定されている。
【0050】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項9に記載の発明の作用に加えて、情報指標が地図
内における文字列であると共に、表示制御情報は、複数
の文字列を地図と共に表示するときに複数の文字列が相
互に重なり合うことを防止すべく、各文字列毎に地図の
回転角に対応して当該文字列を表示させるか否かを示す
ように設定されている。
【0051】よって、地図の回転表示時に、複数の文字
列が重なり合うことにより当該文字列の示す意味が判読
不能になることを防止できる。
【0052】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、CPUに対して、複数の文字列等の情
報指標を含む地図を表示すると共に、当該地図を表示し
つつ案内を行うナビゲーション処理を実行させるための
ナビゲーション用プログラムが前記CPUにおいて読み
出し可能に記録されているDVD−ROMディスク等の
記録媒体であって、前記CPUを、前記地図に対応する
鳥瞰図を表示する地図表示制御手段、及び、テーブル等
の表示制御情報に基づいて、前記情報指標の表示を制御
する指標表示制御手段として機能させる前記ナビゲーシ
ョン用プログラムを記録すると共に、前記鳥瞰図の奥に
なるに従って表示される前記情報指標の数を少なくすべ
く、前記鳥瞰図の奥行き方向の表示位置に対応して、前
記情報指標を表示させるか否かを示す前記表示制御情報
を各前記情報指標毎に記録するように構成される。
【0053】請求項11に記載の発明の作用によれば、
地図表示制御手段として機能するCPUは、地図に対応
する鳥瞰図を表示する。
【0054】そして、指標表示制御手段として機能する
CPUは、表示制御情報に基づいて、情報指標の表示を
制御する。
【0055】このとき、当該記録媒体は、鳥瞰図の奥に
なるに従って表示される情報指標の数を少なくすべく、
鳥瞰図の奥行き方向の表示位置に対応して、情報指標を
表示させるか否かを示す上記表示制御情報を各情報指標
毎に記録する。
【0056】よって、表示される地形の範囲が広がる鳥
瞰図の奥になるにしたがって表示される情報指標数が少
なくなるので、より見やすく鳥瞰図を表示することがで
きる。
【0057】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項11に記載の記録媒体におい
て、前記表示制御情報は、前記鳥瞰図を前記奥行き方向
に分割した分割領域毎に前記情報指標を表示させるか否
かを示すように設定されていると共に、各前記分割領域
について、前記鳥瞰図の奥になるに従って表示される前
記情報指標の数が少なくなるように設定されている。
【0058】請求項12に記載の発明の作用によれば、
請求項11に記載の発明の作用に加えて、表示制御情報
が鳥瞰図を奥行き方向に分割した分割領域毎に情報指標
を表示させるか否かを示すように設定されていると共
に、各分割領域について、鳥瞰図の奥になるに従って表
示される情報指標の数が少なくなるように設定されてい
る。
【0059】よって、各分割領域毎にのみ情報指標の表
示の有無を制御するので、簡易な処理で鳥瞰図を見やす
く表示することができる。
【0060】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、請求項11又は12に記載の記録媒体
において、前記地図表示制御手段として機能するCPU
を、前記移動体の移動に従って前記鳥瞰図をスクロール
させつつ表示するように機能させる前記ナビゲーション
用プログラムが記録されている。
【0061】請求項13に記載の発明の作用によれば、
請求項11又は12に記載の発明の作用に加えて、地図
表示制御手段として機能するCPUは、移動体の移動に
従って鳥瞰図をスクロールさせつつ表示する。
【0062】よって、移動体に近接するときほどより多
くの情報指標が表示されることとなるので、より有効に
ナビゲーション処理を行うことができる。
【0063】上記の課題を解決するために、請求項14
に記載の発明は、請求項9から13のいずれか一項に記
載の記録媒体において、前記表示制御情報は、前記情報
指標の種類毎に予め設定された優先順位に基づいて当該
情報指標を表示させるか否かを示すように設定されてい
る。
【0064】請求項14に記載の発明の作用によれば、
請求項9から13のいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、表示制御情報が情報指標の種類毎に設定された
優先順位に基づいて当該情報指標を表示させるか否かを
示すように設定されている。
【0065】よって、優先度の高い情報指標を優先的に
表示してより有効にナビゲーション処理を行うことがで
きる。
【0066】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0067】なお、以下に説明する実施の形態は、車両
搭載用のナビゲーション装置に対して本発明を適用した
場合の実施の形態である。
【0068】(I)車両ナビゲーション装置の構成 始めに、本実施形態に係る車両ナビゲーション装置の全
体構成について、図1を用いて説明する。
【0069】図1に示すように、実施形態に係る車両ナ
ビゲーション装置Sは、自車の方向変換時の角速度を検
出し、角速度データ及び相対方位データを出力する角速
度センサ1と、車輪の回転に伴って出力されるパルス信
号におけるパルス数をカウントすることにより車輪一回
転当たりのパルス数を算出し、当該一回転当たりのパル
ス数に基づく走行距離データを出力する走行距離センサ
2と、GPS衛星からの電波を受信してGPS測位デー
タを出力すると共に、自車の進行方向の絶対方位データ
を出力するGPSレシーバ3と、イルミネーションラン
プ(すなわち、車内のスピードメータ等の計器の照明)
が点灯されているか否かを検出するイルミネーションラ
ンプセンサ21と、相対方位データ、角速度データ、走
行距離データ、GPS測位データ及び絶対方位データに
基づいて、ナビゲーション装置全体の制御を行うシステ
ムコントローラ4と、各種データを入力するためのリモ
コン装置等の入力装置10と、システムコントローラ4
の制御の下、記憶手段及び記録媒体としてのDVD−R
OMディスクDKから車線数、道幅等を含む道路データ
等の各種データ及び後述の各実施形態に対応する制御プ
ログラムを読み出し、出力するDVD−ROMドライブ
11と、システムコントローラ4の制御の下、各種表示
データを表示する表示ユニット12と、システムコント
ローラ4の制御の下で各種音声データを再生し、出力す
る音響再生ユニット17と、を備えて構成される。
【0070】また、システムコントローラ4は、GPS
レシーバ3等の外部センサとのインターフェース動作を
行うインターフェース部5と、システムコントローラ4
全体を制御するCPU6と、システムコントローラ4を
制御する基本制御プログラム等が格納されたROM(Re
ad Only Memory)7と、図示しない不揮発性メモリ等を
有し、入力装置10を介して使用者により予め設定され
た経路データ等の各種データを読み出し可能に格納する
RAM(Random Access Memory)8と、特にGPSレ
シーバにおいて受信されたGPS衛星からの時刻データ
に基づいて現在時刻等を計時するクロック発生器22
と、を備えており、入力装置10、DVD−ROMドラ
イブ11、表示ユニット12及び音響再生ユニット17
とは、バスライン9を介して接続されている。
【0071】更に、表示ユニット12は、バスライン9
を介してCPU6から送られる制御データに基づいて表
示ユニット12全体の制御を行うグラフィックコントロ
ーラ13と、VRAM(Video RAM )等のメモリからな
り、即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッフ
ァメモリ14と、グラフィックコントローラ13から出
力される画像データに基づいて、液晶パネル又はCRT
(Cathode Ray Tube)等の表示手段としてのディスプレ
イ16を表示制御する表示制御部15と、を備えて構成
されている。
【0072】また、音響再生ユニット17は、DVD−
ROMドライブ11又はRAM8からバスライン9を介
して送られる音声ディジタルデータのD/A変換を行う
D/Aコンバータ18と、D/Aコンバータ18から出
力される音声アナログ信号を増幅する増幅器19と、増
幅された音声アナログ信号を音声に変換して出力するス
ピーカ20と、を備えて構成されている。
【0073】上記の構成において、システムコントロー
ラ4に含まれるCPU6が、地図表示制御手段及び指標
表示制御手段として機能する。
【0074】次に、本発明に係る上記車両ナビゲーショ
ン装置Sの表示制御動作を、各実施形態毎に説明する。
【0075】なお、以下の各実施形態におけるフローチ
ャートで示される動作は、主としてCPU6において実
行されるものであり、車両ナビゲーション装置S全体を
制御してナビゲーション処理を実行するメインナビゲー
ション用プログラムの一部として実行される。
【0076】従って、メインナビゲーション用プログラ
ムを実行中に所定の指令操作(例えば、地図の回転を指
令する操作や鳥瞰図表示することを指令する操作)が入
力装置10において行われたとき、各実施形態のフロー
チャートで示される動作が実行されることとなる。
【0077】また、以下の各実施形態におけるフローチ
ャートに対応するプログラムは、制御プログラムとして
DVD−ROMディスクDKに予め格納されており、必
要に応じてDVD−ROMドライブ11を介して読み出
されるものである。
【0078】(II)表示制御動作の第1実施形態 始めに、本発明に係る表示制御動作の第1実施形態につ
いて、図2乃至図5を用いて説明する。
【0079】なお、図2は第1実施形態の表示制御動作
を行うためにDVD−ROMディスクDK内に予め記録
されているテーブルの内容を例示する図であり、図3は
第1実施形態の表示制御動作を示すフローチャートであ
り、図4及び図5は第1実施形態の表示制御動作を説明
するディスプレイ16上の表示画面の例である。
【0080】ここで、第1実施形態の表示制御動作の前
提としては、周知の方法により、車両の進行方向が常に
ディスプレイ16における表示上で上方向となるように
当該ディスプレイ16に表示する地図が回転されつつ表
示される。
【0081】先ず、具体的な動作を説明する前に、第1
実施形態の表示制御動作を行うためにDVD−ROMデ
ィスクDKに記録されているテーブルの例について、図
2を用いて説明する。
【0082】図2(a)に示すように、第1実施形態の
表示制御動作のための表示制御情報としてのテーブルT
1には、ディスプレイ16上に地図と共に表示すべく夫
々の文字列(図4の場合は、「パイオニア」という文字
列)毎に、10度毎の上記地図の回転角に対応して、当
該「パイオニア」という文字列を表示するか、又は非表
示とするかが記述されている。
【0083】ここで、このテーブルT1を作成する際
(すなわち、車両ナビゲーション装置Sにおけるナビゲ
ーション処理のためのプログラムを作成してDVD−R
OMディスクDKに記録する際)には、当該「パイオニ
ア」という文字列と、当該「パイオニア」という文字列
に隣接する他の文字列との地図上の位置関係を、表示す
べき地図上に実際に表示しつつ且つ当該地図を回転させ
つつ確認し、ある回転角において当該他の文字列と「パ
イオニア」という文字列とが重なったとき、当該重なっ
た他の文字列の表示上の優先度が当該「パイオニア」と
いう文字列よりも高いときは当該「パイオニア」という
文字列を非表示とし、一方で、当該重なった他の文字列
の表示上の優先度が当該「パイオニア」という文字列よ
りも低いときは当該「パイオニア」という文字列を表示
とするように、各回転角毎に夫々設定される。
【0084】なお、この表示/非表示の設定の際の当該
表示上の優先度については、例えば、
【数1】鉄道関連文字列の優先度>道路関係文字列の優
先度>建物名を示す文字列の優先度>地名を示す文字列
の優先度 …(1) とされて予め設定されている。
【0085】なお、テーブルT1における各回転角の定
義は、予め設定された所定の方向、例えば、地図におけ
る北を地図表示上の上方向にして表示する場合を回転角
0°としており、いわゆるヘッドアップ表示(すなわ
ち、車両の進行方向を地図表示上の上方向とする表示)
を行うときに、地図上の北を地図表示上の上方向とした
回転角0°の地図に対し、どれだけ左(反時計)方向に
回転しているかによって定義されている。その概念を図
2(b)に示す。
【0086】次に、図2(a)に示されるテーブルT1
がDVD−ROMディスクDKに記録されていることを
前提とする第1実施形態の表示制御動作の動作につい
て、図3を用いて説明する。
【0087】図3に示すように、第1実施形態の表示制
御動作においては、始めに、現在の地図の回転角を取得
する(ステップS1)。
【0088】このステップS1における取得の方法とし
ては、例えば、入力装置10において運転者が設定した
地図の回転角度を検出する方法や、又はGPSレシーバ
1又は各センサの出力値に基づいて、車両の進行方向を
地図の表示上の上方向とするように当該地図の回転角を
検出する方法がある。
【0089】ステップS1において地図の回転角度が取
得されると、次に、地図に表示すべき全ての文字列につ
いて第1実施形態の表示制御動作が完了しているか否か
が判定され(ステップS2)、完了している場合は(ス
テップS2;yes)そのまま処理を終了してメインナ
ビゲーション用プログラムへ移行し、一方、全ての文字
列について処理が終了していないときは(ステップS
2;no)、次に、未だ処理が終了していない文字列を
一つ取得し(ステップS3)、当該取得した文字列に対
応する上記テーブルT1をDVD−ROMディスクDK
から読み出すと共に現在の地図の回転角及びその回転角
に対応するテーブルT1上の記述に基づいて、当該取得
した文字列を表示するか否かが判定される(ステップS
4)。
【0090】そして、表示する場合には(ステップS
4;yes)そのまま表示して(ステップS5)ステッ
プS2に戻って次の文字列に対して上述した処理を実行
する。
【0091】一方、ステップS4の判定において、表示
しない場合には(ステップS4;no)そのままステッ
プS2へ戻る。
【0092】ここで、上述した処理について図4を用い
て具体的に説明すると、先ず、図4上段に示すように、
ディスプレイ16上に、道路R等に加えて、「山田町」
という文字列25、「パイオニア」という文字列26及
び「工場通り」という文字列27が夫々の地図上の対応
する位置に表示されているとする。
【0093】次に、この地図が右に30度回転され、当
該回転角が検出されて図3に示す処理が実行された場合
を考えると、図4上段に示す地図をそのまま右に30度
回転すると、夫々の文字列25乃至27は横長のままで
あるので、この場合には30度回転後に文字列26と文
字列27が重なって相互に判読できなくなる。
【0094】そこで、図3に示す処理を実行し、図4下
段に示すように、文字列26を消去して文字列27を判
読可能にする。
【0095】この場合には、文字列27に対応するテー
ブルT1においては、回転角30度の位置では文字列2
6との関係で表示すると記述されていたこととなり、一
方文字列26に対応するテーブルT1においては、回転
角30度の位置では文字列27との関係で非表示と記述
されていたこととなる。
【0096】なお、上述の第1実施形態においては、文
字列相互の関係についてのみ説明したが、これ以外に、
本発明は、文字列以外の地図上のシンボル(地図記号)
との関係に対しても適用することができる。
【0097】すなわち、図5上段に示すように、ディス
プレイ16上に、道路R等に加えて、「山田町」という
文字列25、「パイオニア」という文字列26、「工場
通り」という文字列27、銀行を示すシンボル28、ガ
ソリンスタンドを示すシンボル29及び「西町」という
文字列30並びに車両の現在位置を示す自車位置シンボ
ルCが夫々の地図上の対応する位置に表示されていると
する。
【0098】次に、車両がその前方の交差点で右折する
ことによりこの地図が左に90度回転され、当該回転角
が検出されて図3に示す処理が実行された場合を考える
と、図5上段に示す地図を左に90度回転すると共に夫
々の文字列25乃至27及び30の表示態様を例えば縦
長に変換した場合には、90度回転後に文字列26、文
字列27及びシンボル28が重なって相互に判読できな
くなると共に、文字列30とシンボル29が重なって相
互に判読できなくなる。
【0099】そこで、図3に示す処理を文字列及びシン
ボルに対して実行し、図5下段に示すように、文字列2
6を消去して文字列27及びシンボル28を判読可能に
すると共に、シンボル29を消去して文字列30を判読
可能にする。
【0100】この場合には、シンボル28及び文字列2
7に対応するテーブルT1においては、回転角90度の
位置では文字列26との関係で表示すると夫々記述され
ていたこととなり、一方文字列26に対応するテーブル
T1においては、回転角90度の位置では文字列27及
びシンボル28との関係で非表示と記述されていたこと
となる。
【0101】また、文字列30に対応するテーブルT1
においては、回転角90度の位置ではシンボル29との
関係で表示すると記述されていたこととなり、一方シン
ボル29に対応するテーブルT1においては、回転角9
0度の位置では文字列30との関係で非表示と記述され
ていたこととなる。
【0102】なお、図5に示す場合において、図5下段
から地図を右に90度回転させたときは、消去されてい
た文字列26及びシンボル29が再び表示されることと
なる。
【0103】以上説明したように、表示制御動作の第1
実施形態によれば、各文字列又はシンボルに対応するテ
ーブルT1が複数の文字列又はシンボルが相互に重なり
合うことを防止すべく、当該文字列又はシンボル毎に地
図の回転角に対応して当該文字列又はシンボルを表示さ
せるか否かを示すように設定されているので、地図を回
転して表示する際、複数の文字列又はシンボルが重なり
合うことにより当該複数の文字列又はシンボルの視認性
が低下することを防止できる。
【0104】また、テーブルT1が当該文字列又はシン
ボルの種類毎に設定された優先順位に基づいて当該文字
列又はシンボルをディスプレイ16上に表示させるか否
かを示すように設定されているので、優先度の高い文字
列又はシンボルを優先的に表示してより有効にナビゲー
ション処理を行うことができる。
【0105】(III)表示制御動作の第2実施形態 次に、本発明に係る表示制御動作の第2実施形態につい
て、図6乃至図10を用いて説明する。
【0106】なお、図6は第2実施形態の前提としての
鳥瞰図変換を説明する図であり、図7は鳥瞰図変換の処
理を示すフローチャートであり、図8は第2実施形態の
表示制御動作を行うためにDVD−ROMディスクDK
内に予め記録されているテーブルの内容を例示する図で
あり、図9は第2実施形態の表示制御動作を示すフロー
チャートであり、図10は第2実施形態の表示制御動作
を説明するディスプレイ16上の表示画面の例である。
【0107】ここで、第2実施形態の表示制御動作の前
提としては、周知の方法により、平面状(二次元状)の
地図表示を、車両の進行方向に向かう方向に見下ろした
鳥瞰図に変換して表示される共に、当該車両の移動に伴
って、当該車両の進行方向(通常は鳥瞰図の奥行き方
向)にスクロールさせつつ当該鳥瞰図が表示される。
【0108】ここで、上記前提事項としての鳥瞰図(一
点透視投影図)について、図6を用いて詳しく説明す
る。
【0109】鳥瞰図は、図6に示すように、(X,Y,
Z)座標軸における(X,Y)平面を基準として表現さ
れる地図ABCD領域を視点E(Xo ,Yo ,Zo )か
ら(X,Y)平面上の参照点B(Xb ,Yb ,0)に向
けて俯角θで見下ろした映像を、その視線方向に対して
垂直に配置された視平面G(即ち、ディスプレイ16)
に投影させることにより得られる画像である。このと
き、視点Eからの上記視線方向は、XY平面におけるX
軸を基準として角度αを有するものとする。すなわち、
当該角度αは例えば車両の進行方向となる。
【0110】更に、視点Eと視平面Gとの距離をVd と
する。そして、視平面Gにおける中央線(縦線)を基準
線とし、当該基準線上にある所定の点Qを一点透視投影
における基準点とする。すなわち、当該基準点Qは地図
上においてXY平面として考えたときの視点Eと参照点
Bとを結ぶ直線上にある点となる。
【0111】次に、当該鳥瞰図を表示するための鳥瞰地
図データの生成処理の細部を、図7に示すフローチャー
ト及び図6を用いて説明する。なお、鳥瞰地図データの
生成処理においては、車両の現在位置Po を視点Eから
地図上((X,Y)平面上)に下ろした垂線の足の位置
とする方法と、現在位置Po を基準点Qとする方法とが
あるが、両者に基本的な相違はないので、ここでは説明
の明確化のために、現在位置Po が基準点Qであり、更
に当該基準点Qが上記参照点Bと一致している場合につ
いて説明する。
【0112】図7に示すように、鳥瞰地図データの生成
処理においては、始めに、現在位置Po が基準点Q及び
参照点Bとして設定され(ステップS10)、次に、視
点Eの高さhが入力装置10から入力されると、これに
基づいて俯角θが算出され、さらに上記表示方位αが読
み出される(ステップS11)。
【0113】次に、視点E(Xo ,Yo ,Zo )の座標
が参照点B(Xb ,Yb ,0)を基準として以下の式に
より算出される(ステップS12)。
【0114】
【数2】 Xo =Xb −h×cosα/tanθ Yo =Yb −h×sinα/tanθ Zo =h
【0115】次に、地図データに対して、上記算出され
た視点Eの座標に基づいて鳥瞰図変換を施す(ステップ
S13)。このステップS13においては、XY平面上
の任意の点M(Mx ,My ,Mz )を、対応する視平面
Gにおける点S(Sx ,Sy)に座標変換する場合に、
以下の式に示す関係式(行列式)が用いられる。
【0116】
【数3】
【0117】なお、上式において、「Ex 」、「Ey 」
及び「Ez 」は、始点Eから見た点Mの3次元表示(始
点Eからの奥行きをも加味した表示)における座標値で
あり、点Mの座標を、「Ex 」、「Ey 」及び「Ez 」
で示される座標に一旦変換した後に、これらを用いて視
平面G上の点Sへの変換が行われている。
【0118】そして、一つの点Mについて点S(Sx ,
Sy )(Sz については、元々零であるので省略してい
る。)が算出されると、変換すべき地図データ上の全て
の点Mについて、同様に対応する視平面G上の点Sへの
座標変換を行い、全ての点Mについての座標変換が終了
した後、それらをRAM8に格納して元のメインナビゲ
ーション用プログラムに移行する(ステップS14)。
【0119】以上の動作により、平面的な地図データの
鳥瞰図変換が終了する。
【0120】次に、第2実施形態の表示制御動作につい
て説明する。
【0121】先ず、具体的な動作を説明する前に、第2
実施形態の表示制御動作を行うためにDVD−ROMデ
ィスクDKに記録されているテーブルの例について、図
8を用いて説明する。
【0122】図8に示すように、第2実施形態の表示制
御動作のための表示制御情報としてのテーブルT2に
は、ディスプレイ16上に地図と共に表示すべき夫々の
文字列及びシンボル毎に、夫々の表示上の優先度(鳥瞰
図のディスプレイ16上の表示における各領域(図10
参照)に対応して各文字列及びシンボル毎に予め設定さ
れている)を加味しつつ当該各領域の夫々における表示
又は非表示が記述されている。
【0123】ここで、このテーブルT2を作成する際に
は、各文字列又はシンボルを、夫々表示すべき地図上に
実際に表示しつつ且つ当該地図を鳥瞰図変換し、各領域
毎に、当該鳥瞰図の奥の方になるにしたがって優先度の
低い文字列又はシンボルを非表示とするように夫々設定
される。
【0124】次に、図8に示されるテーブルT2がDV
D−ROMディスクDKに記録されていることを前提と
する表示制御動作の第2実施形態の動作について、図9
を用いて説明する。
【0125】図9に示すように、第2実施形態の表示制
御動作においては、始めに、文字列又はシンボルを一つ
取得し(ステップS20)、当該取得した文字列又はシ
ンボルに対応する上記テーブルT2をDVD−ROMデ
ィスクDKから読み出すと共に当該取得した文字列又は
シンボルの現在の鳥瞰図における表示位置(すなわち、
当該取得した文字列又はシンボルが表示される領域)
を、車両の現在位置と当該文字列又はシンボルの地図上
の位置から検出する(ステップS21)。
【0126】そして、当該表示位置とテーブルT2に基
づいて、当該取得した(ステップS20)文字列を表示
するか否かが判定される(ステップS22)。
【0127】そして、表示する文字列又はシンボルであ
る場合には(ステップS22;yes)そのまま表示し
(ステップS23)、次に、地図に表示すべき全ての文
字列又はシンボルについて第2実施形態の表示制御動作
が完了しているか否かが判定され(ステップS24)、
終了している場合は(ステップS24;yes)そのま
ま処理を終了してメインナビゲーション用プログラムへ
移行し、一方、全ての文字列について処理が終了してい
ないときは(ステップS24;no)、次に、未だ処理
が終了していない文字列を取得すべくステップS20に
戻り、新たに取得した文字列又はシンボルに対してこれ
までの動作を繰り返す。
【0128】ここで、上述した処理について図10を用
いて具体的に説明すると、先ず、図10上段に示すよう
に、ディスプレイ16上に、平面図としての地図が、道
路R等に加えて、「山田町」という文字列25、「パイ
オニア」という文字列26、「工場通り」という文字列
27、「川越市」という文字列35、「小江戸通り」と
いう文字列37、コンビニエンスストアを示すシンボル
36、駐車場を示すシンボル38及びガソリンスタンド
を示すシンボル39並びに車両の現在位置を示す自車位
置シンボルCが夫々の地図上の対応する位置に表示され
ているとする。
【0129】次に、この平面図を図7に示す処理により
鳥瞰図に変換した場合を考えると、図10中段に示すよ
うに、鳥瞰図において最も奥に位置する第1領域では文
字列25及びシンボル36が消去され、文字列35のみ
が表示される。
【0130】一方、鳥瞰図において中段に位置する第2
領域では文字列27及び37並びにシンボル39が消去
され、文字列26のみが表示される。
【0131】更に、鳥瞰図において最も手前に位置する
第3領域では自車位置マークC及びシンボル38が表示
され、消去されるものはない。
【0132】この場合には、テーブルT2において、第
1領域で文字列25及びシンボル36が非表示と記述さ
れ、文字列35が表示と記述されていることとなる。
【0133】また、第2領域については、文字列27及
び37並びにシンボル39が非表示と記述され、文字列
26のみが表示と記述されていることとなる。
【0134】更に、第3領域についてはシンボル38が
表示と記述されていることとなる。
【0135】次に、車両が進行し、鳥瞰図としての表示
範囲が図10中段から図10下段に移行した場合を考え
ると、先ず、第2領域においては、今まで消失していた
文字列25及びシンボル36が文字列35と共に表示さ
れるようになり、一方、第3領域においても、今まで消
失していたシンボル39、文字列27及び37が文字列
26及びシンボル38と共に表示されるようになる。
【0136】この場合には、テーブルT2において、第
2領域で文字列25及びシンボル36が文字列35と共
に表示と記述されていることとなる。
【0137】また、第3領域については、文字列27及
び37並びにシンボル39が文字列26及びシンボル3
8と共に表示と記述されていることとなる。
【0138】以上説明したように、第2実施形態の表示
制御動作によれば、表示される地形の範囲が広がる鳥瞰
図の奥になるにしたがって表示される文字列又はシンボ
ルが少なくなるので、より見やすく鳥瞰図を表示するこ
とができる。
【0139】また、各分割領域毎にのみ文字列又はシン
ボルの表示の有無を制御するので、簡易な処理で鳥瞰図
を見やすく表示することができる。
【0140】更に、車両の移動に従って、鳥瞰図を奥行
き方向にスクロールさせつつ表示するので、車両に近接
するときほどより多くの文字列又はシンボルが表示され
ることとなるので、より有効にナビゲーション処理を行
うことができる。
【0141】更にまた、テーブルT2が当該文字列又は
シンボルの種類毎に設定された優先順位に基づいて当該
文字列又はシンボルをディスプレイ16上に表示させる
か否かを示すように設定されているので、優先度の高い
文字列又はシンボルを優先的に表示してより有効にナビ
ゲーション処理を行うことができる。
【0142】なお、上述した第2実施形態においては、
鳥瞰図をディスプレイ16上に表示する際の当該鳥瞰図
を奥行き方向に分割した領域毎に文字列又はシンボルの
表示/非表示を切り換えたが、これ以外に、当該鳥瞰図
における縮尺の変化(当該鳥瞰図においては、奥になる
にしたがって縮尺が小さくなる。)に対応して文字列又
はシンボルの表示/非表示を切り換えるように構成する
こともできる。
【0143】更に、テーブルT1とテーブルT2とを対
応させて管理することにより、各情報指標について、鳥
瞰図上の領域とその回転角度の双方に対応して表示又は
非表示を切り換えて表示することで、更に見やすい地図
を表示するように構成することもできる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、表示制御情報が複数の情報指標が相互に
重なり合うことを防止すべく、情報指標毎に地図の回転
角に対応して当該情報指標を表示させるか否かを示すよ
うに設定されているので、地図を回転して表示する際、
複数の情報指標が重なり合うことにより当該情報指標の
視認性が低下することを防止できる。
【0145】従って、地図をより見やすく表示してナビ
ゲーション処理を実行することができる。
【0146】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、地図の回転表示時に、複
数の文字列が重なり合うことにより当該文字列の示す意
味が判読不能になることを防止できる。
【0147】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、地図の回転表示時に、複
数の地図記号が重なり合うことにより当該地図記号の示
す意味が判読不能になることを防止できる。
【0148】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、地図の回転表示時に、地
図記号と文字列が重なり合うことにより当該地図記号又
は当該文字列の示す意味が判読不能になることを防止で
きる。
【0149】請求項5に記載の発明によれば、表示され
る地形の範囲が広がる鳥瞰図の奥になるにしたがって表
示される情報指標数が少なくなるので、より見やすく鳥
瞰図を表示することができる。
【0150】従って、地図をより見やすく表示してナビ
ゲーション処理を実行することができる。
【0151】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の効果に加えて、各分割領域毎にのみ情報
指標の表示の有無を制御するので、簡易な処理で鳥瞰図
を見やすく表示することができる。
【0152】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
又は6に記載の発明の効果に加えて、移動体の移動に従
って鳥瞰図をスクロールさせつつ表示するので、移動体
に近接するときほどより多くの情報指標が表示されるこ
ととなるので、より有効にナビゲーション処理を行うこ
とができる。
【0153】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、表
示制御情報が当該情報指標の種類毎に設定された優先順
位に基づいて当該情報指標を表示手段上に表示させるか
否かを示すように設定されているので、優先度の高い情
報指標を優先的に表示してより有効にナビゲーション処
理を行うことができる。
【0154】請求項9に記載の発明によれば、表示制御
情報が、複数の情報指標が相互に重なり合うことを防止
すべく、情報指標毎に地図の回転角に対応して当該情報
指標を表示させるか否かを示すように設定されているの
で、地図を回転して表示する際、複数の情報指標が重な
り合うことにより当該情報指標の視認性が低下すること
を防止できる。
【0155】従って、地図をより見やすく表示してナビ
ゲーション処理を実行することができる。
【0156】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明の効果に加えて、地図の回転表示時に、
複数の文字列が重なり合うことにより当該文字列の示す
意味が判読不能になることを防止できる。
【0157】請求項11に記載の発明によれば、表示さ
れる地形の範囲が広がる鳥瞰図の奥になるにしたがって
表示される情報指標数が少なくなるので、より見やすく
鳥瞰図を表示することができる。
【0158】従って、地図をより見やすく表示してナビ
ゲーション処理を実行することができる。
【0159】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の効果に加えて、各分割領域毎にのみ
情報指標の表示の有無を制御するので、簡易な処理で鳥
瞰図を見やすく表示することができる。
【0160】請求項13に記載の発明によれば、請求項
11又は12に記載の発明の効果に加えて、移動体の移
動に従って鳥瞰図をスクロールさせつつ表示するので、
移動体に近接するときほどより多くの情報指標が表示さ
れることとなるので、より有効にナビゲーション処理を
行うことができる。
【0161】請求項14に記載の発明によれば、請求項
9から13のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、表示制御情報が情報指標の種類毎に設定された優先
順位に基づいて当該情報指標を表示させるか否かを示す
ように設定されているので、優先度の高い情報指標を優
先的に表示してより有効にナビゲーション処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る車両ナビゲーション装置の概要
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の表示制御動作に対応するテーブ
ルを例示する図であり、(a)テーブルの内容を例示す
る図であり、(b)はテーブルにおける回転角の定義を
示す図である。
【図3】第1実施形態の表示制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】第1実施形態の表示制御動作を示すディスプレ
イ上の表示画面の例(I)である。
【図5】第1実施形態の表示制御動作を示すディスプレ
イ上の表示画面の例(II)である。
【図6】第2実施形態の鳥瞰図変換を説明する図であ
る。
【図7】鳥瞰図変換の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】第2実施形態の表示制御動作に対応するテーブ
ルの内容を例示する図である。
【図9】第2実施形態の表示制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】第2実施形態の表示制御動作を示すディスプ
レイ上の表示画面の例である。
【符号の説明】
1…角速度センサ 2…走行距離センサ 3…GPSレシーバ 4…システムコントローラ 5…インターフェース 6…CPU 7…ROM 8…RAM 9…バスライン 10…入力装置 11…DVD−ROMドライブ 12…表示ユニット 13…グラフィックコントローラ 14…バッファメモリ 15…表示制御部 16…ディスプレイ 17…音響再生ユニット 18…D/Aコンバータ 19…増幅器 20…スピーカ 21…イルミネーションランプセンサ 22…クロック発生器 25、26、27、35、37…文字列 28、29、36、38、39…シンボル S…車両ナビゲーション装置 R…道路 C…自車位置シンボル T1、T2…テーブル DK…DVD−ROMディスク
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報指標を含む地図を表示する表
    示手段を有すると共に、当該地図を表示しつつ案内を行
    うナビゲーション装置において、 前記地図を回転させつつ前記表示手段に表示する地図表
    示制御手段と、 複数の前記情報指標を前記地図と共に表示するときに複
    数の前記情報指標が相互に重なり合うことを防止すべ
    く、前記地図の回転角に対応して前記情報指標を前記表
    示手段上に表示させるか否かを示す表示制御情報を各前
    記情報指標毎に記憶する記憶手段と、 前記表示制御情報に基づいて、前記情報指標の前記表示
    手段上への表示を制御する指標表示制御手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のナビゲーション装置に
    おいて、 前記情報指標は、前記地図内における文字列であると共
    に、 前記表示制御情報は、複数の前記文字列を前記地図と共
    に表示するときに複数の前記文字列が相互に重なり合う
    ことを防止すべく、各前記文字列毎に、前記地図の回転
    角に対応して当該文字列を前記表示手段上に表示させる
    か否かを示すように設定されていることを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のナビゲーション装置に
    おいて、 前記情報指標は地図記号であると共に、 前記表示制御情報は、複数の前記地図記号を前記地図と
    共に表示するときに複数の前記地図記号が相互に重なり
    合うことを防止すべく、各前記地図記号毎に、前記地図
    の回転角に対応して当該地図記号を前記表示手段上に表
    示させるか否かを示すように設定されていることを特徴
    とするナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のナビゲーション装置に
    おいて、 前記情報指標は地図記号及び前記地図内における文字列
    であると共に、 前記表示制御情報は、複数の前記地図記号及び前記文字
    列を前記地図と共に表示するときに前記地図記号と前記
    文字列が相互に重なり合うことを防止すべく、各前記地
    図記号及び前記文字列毎に、前記地図の回転角に対応し
    て当該地図記号又は当該文字列を前記表示手段上に表示
    させるか否かを示すように設定されていることを特徴と
    するナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 複数の情報指標を含む地図を表示する表
    示手段を有すると共に、当該地図を表示しつつ案内を行
    うナビゲーション装置において、 前記地図に対応する鳥瞰図を前記表示手段に表示する地
    図表示制御手段と、 前記鳥瞰図の奥になるに従って表示される前記情報指標
    の数を少なくすべく、前記鳥瞰図の奥行き方向の表示位
    置に対応して、前記情報指標を前記表示手段上に表示さ
    せるか否かを示す表示制御情報を各前記情報指標毎に記
    憶する記憶手段と、 前記表示制御情報に基づいて、前記情報指標の前記表示
    手段上への表示を制御する指標表示制御手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のナビゲーション装置に
    おいて、 前記表示制御情報は、前記鳥瞰図を前記奥行き方向に分
    割した分割領域毎に前記情報指標を前記表示手段上に表
    示させるか否かを示すように設定されていると共に、 各前記分割領域について、前記鳥瞰図の奥になるに従っ
    て表示される前記情報指標の数が少なくなるように設定
    されていることを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のナビゲーション
    装置において、 前記地図表示制御手段は、移動体の移動に従って前記鳥
    瞰図をスクロールさせつつ表示することを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    ナビゲーション装置において、 前記表示制御情報は、前記情報指標の種類毎に予め設定
    された優先順位に基づいて当該情報指標を前記表示手段
    上に表示させるか否かを示すように設定されていること
    を特徴とするナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 CPUに対して、複数の情報指標を含む
    地図を表示すると共に、当該地図を表示しつつ案内を行
    うナビゲーション処理を実行させるためのナビゲーショ
    ン用プログラムが前記CPUにおいて読み出し可能に記
    録されている記録媒体であって、 前記CPUを、 前記地図を回転させつつ表示する地図表示制御手段、及
    び、 表示制御情報に基づいて、前記情報指標の表示を制御す
    る指標表示制御手段として機能させる前記ナビゲーショ
    ン用プログラムを記録すると共に、 複数の前記情報指標を前記地図と共に表示するときに複
    数の前記情報指標が相互に重なり合うことを防止すべ
    く、前記地図の回転角に対応して前記情報指標を表示さ
    せるか否かを示すように設定された前記表示制御情報を
    各前記情報指標毎に記録することを特徴とする記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記録媒体において、 前記情報指標は、前記地図内における文字列であると共
    に、 前記表示制御情報は、複数の前記文字列を前記地図と共
    に表示するときに複数の前記文字列が相互に重なり合う
    ことを防止すべく、各前記文字列毎に、前記地図の回転
    角に対応して当該文字列を表示させるか否かを示すよう
    に設定されていることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 CPUに対して、複数の情報指標を含
    む地図を表示すると共に、当該地図を表示しつつ案内を
    行うナビゲーション処理を実行させるためのナビゲーシ
    ョン用プログラムが前記CPUにおいて読み出し可能に
    記録されている記録媒体であって、 前記CPUを、 前記地図に対応する鳥瞰図を表示する地図表示制御手
    段、及び、 表示制御情報に基づいて、前記情報指標の表示を制御す
    る指標表示制御手段として機能させる前記ナビゲーショ
    ン用プログラムを記録すると共に、 前記鳥瞰図の奥になるに従って表示される前記情報指標
    の数を少なくすべく、前記鳥瞰図の奥行き方向の表示位
    置に対応して、前記情報指標を表示させるか否かを示す
    前記表示制御情報を各前記情報指標毎に記録することを
    特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の記録媒体におい
    て、 前記表示制御情報は、前記鳥瞰図を前記奥行き方向に分
    割した分割領域毎に前記情報指標を表示させるか否かを
    示すように設定されていると共に、 各前記分割領域について、前記鳥瞰図の奥になるに従っ
    て表示される前記情報指標の数が少なくなるように設定
    されていることを特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載の記録媒体
    において、 前記地図表示制御手段として機能するCPUを、移動体
    の移動に従って前記鳥瞰図をスクロールさせつつ表示す
    るように機能させることを特徴とする前記ナビゲーショ
    ン用プログラムが記録された記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項9から13のいずれか一項に記
    載の記録媒体において、 前記表示制御情報は、前記情報指標の種類毎に予め設定
    された優先順位に基づいて当該情報指標を表示させるか
    否かを示すように設定されていることを特徴とする記録
    媒体。
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EP0953826A2 (en) 1999-11-03

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