JPH11308103A - Pll発振回路のノイズ低減方法とその回路 - Google Patents

Pll発振回路のノイズ低減方法とその回路

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JPH11308103A
JPH11308103A JP10107740A JP10774098A JPH11308103A JP H11308103 A JPH11308103 A JP H11308103A JP 10107740 A JP10107740 A JP 10107740A JP 10774098 A JP10774098 A JP 10774098A JP H11308103 A JPH11308103 A JP H11308103A
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oscillation circuit
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oscillation
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Kenji Yoshioka
健治 吉岡
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振回路の高調波ノイズを低減する方法とそ
の回路の提供である。 【解決手段】 位相比較器5の出力からロック状態を検
出するロック検出器8と、その検出信号であるロック検
出信号Dと、クロックTnQと、PLLの起動制御信号
PSとから高レベル信号を出力するD−フリップフロッ
プ9と、高レベル信号が入力されると発振回路7への電
流を停止する電流源101を有し、発振回路7は起動時
は回路の負性抵抗|−Rn|を、水晶発振器の等価抵抗
Reの3〜10倍として高いgm値とし、電流源101
からの電流が停止されると|−Rn|=Reとしてgm
値を低減することにより高調波の発生を抑圧してノイズ
の低減を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL、およびPL
Lの基準発振用回路に関し、特に高調波に基づくノイズ
の低減方法とその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のPLL発振回路であり、
図11に従来のPLLを局部発振器として用いた無線選
択呼出受信機の構成図を示す。
【0003】受信機が良好な無線特性を得るためには、
PLLを発生源とするさまざまな雑音を低減化すること
が重要である。位相比較器の不感帯特性、比較周波数に
よるリファレンスリーク、LPFの周波数特性等は、V
CO(=局部発振)の搬送波対雑音比C/Nに影響し、
受信機の感度抑圧特性を決定する。
【0004】また、水晶発振回路やVCOの高調波ノイ
ズは、スプリアス妨害を起す。スプリアス妨害を抑える
ためには発振器の発振レベルをむやみに大きくしないよ
うにして、発振器の高調波を少なくし、各部の段間にフ
ィルタを挿入するなどの注意が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
水晶発振回路の高調波ノイズの発生が問題である。この
問題を解決するために、発振出力が正弦波発振に近づけ
ることができれば、高調波のレベルは低減化できる。正
弦波発振に近づけるためには、発振回路の出力振幅が電
源電圧やトランジスタのコレクタ飽和により制限を受け
ないように発振振幅を抑える必要がある。
【0006】しかし、水晶発振回路の振幅を小さくする
と起動特性が悪化し、PLLのロックアップタイムが長
くなる。バッテリーセイビングを行っているシステムに
対応した装置においては、PLLがONしてから受信機
がON(受信動作開始)するまでに立ち上がり余裕という
時間が設定されており、PLLのロックアップはこの時
間内に完了するように設計されている。ロックアップタ
イムが長くなった分立ち上がり余裕を大きくとると、電
池寿命が短くなる。
【0007】そこで、本発明では、起動時と定常時の相
互コンダクタンスgmを発振回路の電流制限により切り
換える構成とした。水晶発振回路の起動特性とgmにつ
いては、岡野正太郎著「水晶周波数デバイス」(テクノ)
に記述されている。
【0008】発振回路のトランジスタで得られる利得に
より、負性抵抗−Rnが与えられることは周知のことで
ある。発振の立ち上がりの小信号時においては、負性抵
抗−Rnは水晶振動子の等価抵抗Reよりも十分大きな
値(3〜10倍)に設計する必要がある。発振回路は、
負性抵抗−Rnが回路抵抗分による損失Rpを相殺して
発振条件を満たし、立ち上がりが完了して定常状態に移
る。発振起動時の振幅条件はRe<|−Rn|である。
【0009】図12のコルビッツ発振回路で、発振立ち
上がりの小信号時の−Rnは、 −Rn=−gm/{ω2C2(C1+C2)} で表示される。gmが大きいと負性抵抗が大きくなり、
起動特性が速くなる。
【0010】起動時と定常時でgmを切り換えるという
手段は、一種のAGC(自動利得制御)と考えることが
できる。水晶発振回路にAGC回路を負荷する設計手法
としては、菅野 誠、張 紀文、都築 泰雄著「水晶発
振回路にAGC付き水晶回路の解析・設計法」(電気学
会,ECT−93−49)等に提案、解析されている。
【0011】この論文の提案する手法は、発振振幅レベ
ルを整流回路で検出し、発振回路トランジスタの直流バ
イアスをアナログ的に制御し、定常状態で発振回路トラ
ンジスタをA級動作させるというものである。そのため
に、定常時の発振段トランジスタの直流バイアスは、回
路の負性抵抗−Rnが小信号時の定常発振に必要な負性
抵抗を生ずるように設定されている。
【0012】本発明ではgmをデジタル的に切り換える
ために必要な制御信号は、PLL内部にある既存回路の
出力を利用しているので、アナログAGCよりも構成を
簡単にすることができる。
【0013】gm切り換えは、発振回路電流を切りかえ
ることにより行っている。切り換えは、制御タイミング
としてPLLのロック検出を利用して、デジタル的に行
っている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL発振回路
のノイズ低減方法は、PLL発振回路の起動後定常状態
になってPLLのロックが検出されると発振起動特性を
損なうこと無く高調波ノイズを抑圧するように相互コン
ダクタンスgmを下げ、基準周波数源の等価抵抗と回路
の負性抵抗とを等しくするステップを有する。
【0015】本発明のPLL発振回路のノイズ低減回路
は、位相比較器からロック状態を検出するとロック状態
検出信号を出力するロック検出器と、起動時、基準周波
数発振回路に高位電流を流し、ロック状態検出信号を受
信すると基準周波数発振制回路に低位電流を流させる電
流源を有している。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0017】図1は本発明のPLL発振回路のノイズ低
減回路を含むPLL発振回路の第1の実施の形態であ
り、点線内は集積化されている。このPLLは、低域通
過濾波器LPF2の出力電圧によって周波数可変な電圧
制御発振器VCO1と、VCO1の出力を1/Mに分周
するシグナルカウンタ3と、基準周波数発振回路(以下
発振回路と称す)7の出力を1/Nに分周するリファレ
ンスカウンタ4と、シグナルカウンタ3とリファレンス
カウンタ4の出力信号の位相差を検出する位相比較器5
と、位相差を直流電圧に変換するチャージポンプ6と、
PLLのロック、アンロックを検出するロック検出器8
と、ロック検出器出力DをD(データ)、PS(PLL
の間欠動作を制御する信号)をR(リセット)、リファ
レンスカウンタ4の分周出力TnQ(ただし、周波数条
件としてfd≫fr)をC(クロック)とするDフリッ
プフロップであるD−FF9と、D−FF9の出力論理
により発振回路の電流を切り換え可能な電流源101に
より構成されている。発振回路7は、外部素子としてコ
ンデンサ、基準周波数発振源水晶振動子XTLが接続さ
れ、基準周波数発振回路である水晶発振回路を構成して
いる。発振回路7には、電流源10により決められた回
路電流が流れる。図2に電流源101と発振回路7の構
成例を示す。電流源101は、端子Mの論理により電流
源をON、OFFするトランジスタQ6と、トランジス
タQ2〜Q5によるカレントミラー回路と、リファレン
ス電流I4を決める抵抗R4により構成されている。
【0018】次に、本発明の動作について説明する。ま
ず、従来の発振回路の動作について説明する。発振振幅
成長過程を図4に示す。発振回路は、発振開始時におい
てはA級動作し正弦波発振である。振幅が成長してくる
と、コレクタ飽和領域に達して振幅制限をうける。コレ
クタ飽和により振幅制限を受けると、トランジスタはC
級動作となり、波形歪みが生じ、高調波雑音のレベルが
高くなり、他の回路に影響を与え、特性を悪化させる原
因となる。図6にタイミングt2における周波数スペク
トラム特性を示す。発振周波数f0に対し、2倍、3倍
・・の高調波のレベルが高くなっている。このような基
準発振器を用いたPLLで受信機などを構成した場合、
高調波ノイズはスプリアスとなって、受信機の受信感度
を著しく劣化させる。
【0019】高調波ノイズの低減化対策としては発振出
力の後にLPFを設けることが有効である。LPFを通
した後は高調波が除去された歪みの少ない正弦波を得る
ことができる。しかし、発振出力では高調波ノイズが発
生しているため、LPFの追加によって他の回路への高
調波ノイズ輻射は解決することができない。
【0020】また、発振振幅レベルがコレクタ飽和領域
で振幅制限を受けないよう、gmを小さくすることによ
って正弦波発振を保つことが可能である。
【0021】しかし、gmを小さくすると、振幅成長が
遅くなり、起動特性が悪化する。バッテリーセービング
機能を行うシステムでは、起動特性が悪化した場合、立
ち上がり余裕を大きくとらなくてはならなくなり、装置
の電池寿命を短くする原因になる。
【0022】本発明では、起動特性を損なうことなく高
調波ノイズを低減するために、起動時と定常時で発振回
路のゲインを示すgmを切り換える。gm切り換えは回
路電流制御によって行う。Icを発振回路トランジスタ
のコレクタ電流とすれば、gmは、 gm=Ic/VT (1) ここで VT≒26mV
【0023】図3にタイミングチャートを示す。PSは
発振回路7を含めたPLLの間欠動作を制御する信号、
RXONは受信機の間欠動作を制御する信号、OSCは
発振回路の出力信号、TnQはリファレンスカウンタ4
の分周出力信号、Dはロック検出器8の出力信号、DF
FQはD−FF9のQ出力信号を表している。PSが立
ち上がると(t0)、発振回路が起動し、振幅成長をは
じめ、やがて定常発振状態となる。PLLのロックが完
了しロック検出器8が検出信号を出力すると(t1)、
クロックの立ち上がりとともにDフリップフロップのQ
出力DFFQは低レベルL→高レベルHとなる。DFF
QのL、H信号は、図2に示す電流源の制御を行う。
【0024】まず、端子MにDFFQのL信号が入力さ
れた場合について説明する。このときトランジスタQ6
は活性状態であり、抵抗R4を通して電流I4が流れ
る。このときI4は次式となる。 I4={VCC−VCE(Q6)−VBE(Q5)}/R4 (2) トランジスタQ4とQ5はカレントミラー回路を構成す
るから、 I4≒I3 (3) トランジスタQ3とQ2も同様に I3≒I2 (4) 発振回路を流れる電流I0は抵抗R1を負荷として流れ
る電流I1とトランジスタQ2のコレクタ電流I2の和
である。 I0=I1+I2 (5)
【0025】次に、端子MにDFFQからH信号が入力
された場合について説明する。このとき、トランジスタ
Q6はカットオフ状態であり、 I4=0 (6) 従って、 I2=0 (7) これにより発振回路7を流れる電流I0は、 I0=I1 (8) 従って、DFFQの出力状態がLのときは、Hのときに
比べて発振回路電流がI2分だけ大きい。
【0026】このように、DFFQがLのとき、電流=
H→gm=Hで、DFFQがHのとき、電流=L→gm
=Lとなる。
【0027】次に、DFFQの切り換えについて説明す
る。PSがHになってからRXONがHになるまでの時
間(t2−t0)を立ち上がり余裕という。この時間内
に発振回路7が起動しPLLループのロックアップが完
了していなければならない。
【0028】発振回路7の起動が速ければ、PLLルー
プを速くロックさせることができる。起動時は、発振出
力振幅がカウンタの分周に必要なレベルへできるだけ速
く到達させるため、gmを大きくする。
【0029】発振回路電流Iが大きいとgmは大きくな
るから、DFFQの論理はLにする。定常時は、発振出
力がコレクタ飽和により歪まないレベルにするため、g
mを小さくする。発振回路電流Iが小さいとgmは小さ
くなるから、DFFQの論理はHにする。
【0030】発振回路は、発振スタート時は小信号特性
でありA級動作、発振起動後からPLLロック完了まで
はC級動作、PLLロック完了後はA級動作状態とな
る。定常状態のgmは、発振が持続可能であることが条
件である。PLLロック完了後に発振回路がA級動作す
るためのgmは、小信号動作状態で定常発振に必要な負
性抵抗−Rnが生じるように、変化させる必要がある。
【0031】水晶振動子の等価抵抗をReとすると発振
起動時および定常発振時の発振条件は、 発振起動時:Re<│−Rn│ (9) 定常発振時:Re=│−Rn│ (10) である。(菅野誠、張紀文、都築泰雄著“AGC付き水
晶発振回路の解析・設計法”電気学会、ECT-94-49。)
【0032】発振起動時は、回路の負性抵抗│−Rn│
は水晶振動子の等価抵抗Reよりも十分大きな値(3〜
10倍)に設定する。定常発振時は、式(10)より、
回路の負性抵抗│−Rn│は水晶振動子の等価抵抗Re
に等しければよい。回路の負性抵抗−Rnは、岡野庄太
郎著“水晶周波数デバイス”(テクノ)などに記述され
ている。
【0033】小信号動作時の負性抵抗−Rnは、 −Rn=−gm/{ω2C2(C1+Cπ)} (11) C1,C2はコルピッツ発振回路の負荷容量、Cπはト
ランジスタ容量Rnとgmは比例関係にあり、式(1
0)を満たすように定常発振時のgmは発振起動時の3
〜10分の1に切り換える。gmは(1)に示すように
発振回路電流に比例するから、 起動時の回路電流/ロック完了後の回路電流=3〜10 (12) とすれば、PLLロック完了後の発振回路をA級動作さ
せるgmを与えることが可能である。
【0034】このようにして、本発明は、立ち上がり余
裕(t0→t2)時間内のPLLロック完了後のt1に
おいて、デジタル的にgmを変化させることが可能であ
る。
【0035】発振回路トランジスタは、t0で立ち上が
り、t0→t1でA級動作からC級動作に移行し、t1
→t2でC級動作からA級動作に戻る。よって、起動特
性を損なわずに定常状態の高調波ノイズ輻射の抑制と消
費電流の低減化を実現できる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態について
図8を参照して説明する。図8に示す電流源は、端子M
の論理によりスイッチとなるトランジスタQ16と、カ
レントミラー回路を構成するトランジスタQ13〜Q1
5と、Q12から成っており、発振回路7の電流を引き
算することによってgmを切り換える構成である。
【0037】電流源102の端子Mが低レベルLのと
き、トランジスタQ16はカットオフ状態で、カレント
ミラーのリファレンス電流I3は流れず、トランジスタ
Q12にも電流は流れない。よって、トランジスタQ1
1を流れる電流I5は、 I5=I6 (13) となる。
【0038】端子Mが高レベルHのときは、トランジス
タQ16は活性状態となり、カレントミラー回路にはリ
ファレンス電流I8が流れ、トランジスタQ12もON
して、コレクタ電流I7が流れる。トランジスタQ11
を流れる電流I5は、トランジスタQ12に流れるI7
により引き算され、 I5=I6−I7 (14) となる。
【0039】このように、図2の電流源101と同様
に、DFFQがLのとき電流=H→gm=Hで、DFF
QがHのとき電流=L→gm=Lとなる。
【0040】次に、本発明のPLL回路のノイズ低減回
路の第3の実施の形態について図9を参照して説明す
る。
【0041】図9は、発振回路の負荷を能動負荷とし、
ONするトランジスタを選択することによって、発振回
路電流と、gmを切り換える構成である。
【0042】電流源103のトランジスタQ25、Q2
7は端子M、M’の論理によりON,OFFするスイッ
チである。端子M、M’はD−FF9のQ、出力を用い
る。M、M’の論理は相補になっているので、トランジ
スタQ25、Q27のどちらかがONし、カレントミラ
ーにより発振回路の能動負荷トランジスタQ22、Q2
3のどちらかがONしている。
【0043】MがLのとき、M’はHであり、トランジ
スタQ27がONし、カレントミラーのリファレンス電
流I11が流れ、Q23にもI11が流れる。トランジ
スタQ21を流れる電流I9は I9=I11 (15) MがHのとき、M’はLであり、トランジスタQ25が
ONし、カレントミラーのリファレンス電流I10が流
れ、トランジスタQ22にもI10が流れる。
【0044】トランジスタQ21を流れる電流I9は、 I9=I10 (16) 抵抗R24>R25に設定しておけば、図2に示す第1
の実施の形態の電流源101および、図8に示す第2の
実施の形態の電流源102と同様の論理でgm切り替え
が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回路電流
を制御し、起動時とPLLロック完了後の定常時でgm
を切り換えることによって、起動時の発振起動特性を損
なうことなく、定常時の高調波ノイズの低減する効果が
ある。
【0046】また、定常時は起動時よりも回路電流を小
さくするため、消費電流を低減させる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL発振回路のノイズ低減回路を含
むPLL発振回路の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】図1に示す電流源101と発振回路との詳細ブ
ロック図である。
【図3】本発明のPLL発振回路のノイズ低減回路のタ
イミングチャートである。
【図4】従来のPLL発振回路の発振振幅成長を示す説
明図である。
【図5】本発明のノイズ低減回路による発振振幅成長を
示す説明図である。
【図6】従来の発振出力周波数スペクトラムを示す図で
ある。
【図7】本発明の発振出力周波数スペクトラムを示す図
である。
【図8】本発明のPLL発振回路のノイズ低減回路の第
2の実施の形態のブロック図である。
【図9】本発明のPLL発振回路のノイズ低減回路の第
3の実施の形態のブロック図である。
【図10】従来のPLL発振回路の一実施例のブロック
図である。
【図11】従来のPLL発振回路を用いた無線選択呼出
受信機のブロック図である。
【図12】コルピッツ水晶発振回路を示す図である。
【図13】コルピッツ水晶発振回路の電気的等価回路を
示す図である。
【符号の説明】
1 VCO 2 LPF 3 シグナルカウンタ 4 リファレンスカウンタ 5 位相比較器 6 チャージポンプ 7,72 発振回路 8 ロック検出器 9 D−FF 10,101,102,103 電流源 17 発振回路 51 ANT 52 RFAMP 53 BPF 54 1STMIX 55 BPF 56 2NDMIX 57 BPF 58 DEMOD 59 逓倍回路 60 発振回路 61 カウンタ 62 VCO 63 位相比較器 64 チャージポンプ 65 LPF 66 カウンタ 67 水晶発振回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェーズロックループ発振回路であるP
    LL発振回路のノイズ低減方法において、 定常時に相互コンダクタンスを小さくするステップを有
    することを特徴とするPLL発振回路のノイズ低減方
    法。
  2. 【請求項2】 前記相互コンダクタンスを小さくするス
    テップが、基準周波数発振源の等価抵抗と回路の負性抵
    抗とを等しくするステップを含む請求項1記載のPLL
    発振回路のノイズ低減方法。
  3. 【請求項3】 フェーズロックループ発振回路であるP
    LL発振回路のノイズ低減回路において、 定常時は相互コンダクタンスを起動時より小さくする回
    路を有することを特徴とするPLL発振回路のノイズ低
    減回路。
  4. 【請求項4】 前記相互コンダクタンスを小さくする回
    路が、基準周波数発振源の等価抵抗と回路の負性抵抗と
    を等しくする回路を含む請求項3記載のPLL発振回路
    のノイズ低減回路。
  5. 【請求項5】 電圧制御発振器であるVCOと、低域通
    過濾波器であるLPFと、VCO出力を分周するシグナ
    ルカウンタと、基準周波数発振回路と、基準周波数発振
    回路の出力を分周するリファレンスカウンタと、シグナ
    ルカウンタとリファレンスカウンタとの位相差を検出す
    る位相比較器と、位相差を直流電圧に変換してVCOを
    制御するチャージポンプとを有するPLL発振回路のノ
    イズ低減回路において、 位相差検出器から定常状態を検出するロック検出器と、 該ロック検出出力により基準周波数発振回路の出力を該
    基準周波数発振源の等価抵抗と基準周波数発振回路の負
    性抵抗とを等しくする信号を出力する電流源とを有する
    ことを特徴とするPLL発振回路のノイズ低減回路。
  6. 【請求項6】 前記ロック検出器と前記電流源との間
    に、ロック検出信号を前記電流源に伝達し、ロック検出
    以前は起動状態を示す信号を前記電流源に伝達するDフ
    リップフロップ回路を有する請求項5記載のPLL発振
    回路のノイズ低減回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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